JPH0759718B2 - 造粒洗剤の製造方法 - Google Patents

造粒洗剤の製造方法

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JPH0759718B2
JPH0759718B2 JP24643186A JP24643186A JPH0759718B2 JP H0759718 B2 JPH0759718 B2 JP H0759718B2 JP 24643186 A JP24643186 A JP 24643186A JP 24643186 A JP24643186 A JP 24643186A JP H0759718 B2 JPH0759718 B2 JP H0759718B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、粉粒体洗剤ベースを原料として造粒する造粒
洗剤の製造方法に関する。
従来技術 洗剤は、使い勝手を良くするために粒状物として取扱う
ことが好ましく、従来は、溶解性を良好にすることを目
的として、噴霧乾燥によりビーズ状中空粒子としてい
た。
しかし、嵩密度が0.3g/cc程度と小さいため、輸送コス
トがかさむばかりか、保管、陳列にもかなりのスペース
をさかなければならず、また、一般家庭においても置き
場所に困ったり、計量しにくいなどの問題点があった。
本出願人は、粒状洗剤の高嵩密度化を目的として、洗浄
剤組成物を緊密捏和、混合して得た捏和物を解砕し、水
溶性微粉体でコーティングする方法を提案した(特開昭
60−96698号公報)。この方法によれば洗剤の高嵩密度
化は実現するが、設備コストが高いため、安価な装置で
できる方法がまたれていた。
粉粒状洗剤をさらに造粒して造粒洗剤とする際に用いら
れるバインダーとしては、水が用いられている。しか
し、水の添加量がある量に達するまでは殆ど造粒が行な
われず、その量を越えると急激に造粒が起こるため、制
御が困難で粗大粒子が多量に発生しやすく、粒度の揃っ
た造粒物を得ることが困難であった。
ノニオン界面活性剤を粒状洗剤に噴霧することも行なわ
れているが、ノニオン界面活性剤はバインダー効果が小
さく、多量に、例えば20%程度しても殆ど造粒は行なわ
れず、通常はノニオン含浸洗剤として用いられるのが実
状である。
特公昭59−41680号公報には、噴霧乾燥粉粒体にノニオ
ン界面活性剤を添加、混合してノニオン含有洗剤を製造
するに際し、粉砕直後のゼオライト等の微粉体を添加す
ることが開示されている。しかしこの方法は、ノニオン
界面活性剤の耐硬水性に着目し、粘着物質であるノニオ
ン界面活性剤を粉体物性を損なうことなく粒状洗剤中に
配合する技術であり、本発明とは技術的に異質のもので
ある。
発明の目的 本発明は、粗粒の生成を制御して、粒度の均一な造粒洗
剤を製造する方法を提供するものである。
発明の構成 本発明の造粒洗剤の製造方法は、粉粒状の洗剤ベースを
造粒して造粒洗剤を製造するに際して、(a)水および
(b)ノニオン界面活性剤を、下記の比率および噴霧量
で、該洗剤ベースに同時噴霧するか、あるいは水噴霧直
後にノニオン界面活性剤を噴霧し、ついで、水不溶性粉
体を添加、混合することを特徴とする。
(a)/(b)=7/3〜3/7(重量比) (a)+(b)=7〜15重量%(対造粒洗剤) 以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明は、造粒バインダーとして、水とノニオン界面活
性剤とを特定の条件で併用して噴霧することを骨子とす
るものである。(a)水と(b)ノニオン界面活性剤と
の噴霧比率は(a)/(b)=7/3〜3/7である。
7/3より水の比率が大きくなると、水の挙動に近づき、
従来技術の欄でも述べたように良好な造粒物が得られな
い。一方、3/7より水の比率が少なくなるとノニオン界
面活性剤の挙動に近づき、殆ど造粒が行なわれない。
水およびノニオン界面活性剤は、得られる造粒洗剤の7
〜15重量%の量で噴霧される。この量が7重量%より少
ないと造粒が不十分となり、一方、15重量%より多くな
ると粗粒が増加する。
ノニオン界面活性剤としては、洗浄剤に用いられる通常
のものを使用することができ、例えば、炭素数8〜18の
一級または二級アルコールにエチレンオキシド(EO)を
平均3〜20モル付加させたEO付加型ノニオン界面活性
剤;炭素数8〜18の一級または二級アルコールにEOを平
均3〜15モル、およびプロピレンオキシド(PO)を平均
2〜10モル付加させたEO−PO付加型ノニオン界面活性剤
が挙げられる。
本発明で造粒対象とする粉粒状の乾燥洗剤ベースは、ア
ニオン界面活性剤、ゼオライト、アルカリビルダーなど
の通常の洗剤成分からなり、噴霧乾燥法などによって得
られる。
洗剤ベースに対して、バインダーとしての水およびノニ
オン界面活性剤が同時に、あるいは水の噴霧直後にノニ
オン界面活性剤が噴霧される。水噴霧してから、ノニオ
ン界面活性剤を噴霧するまでの時間が長くなると、造粒
が十分に行なわれない。
また、バインダーの噴霧の前あるいは後に、水溶性の洗
剤ビルダーを洗剤ベースに添加することもできる。これ
ら水溶性ビルダーとしては、例えば、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウ
ム、過ホウ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム等の無機ビ
ルダー;あるいはクエン酸等のカルボン酸およびその塩
などの有機ビルダーが挙げられる。
さらに、バインダーの噴霧に際して、洗剤ベースあるい
は洗剤ベースと水溶性洗剤ビルダーとの混合系に、膨潤
性微粉末を0.5〜5重量%(対造粒洗剤中)、好ましく
は1〜3重量%添加することが好適である。膨潤性微粉
末を添加することにより、造粒物の粒度がよりいっそう
均一となる。添加量が0.5重量%より少ないと十分な効
果が得られず、一方、5重量%を超えて添加しても効果
が向上しない。
膨潤性微粉末としては、例えば、カルボキシメチルセル
ロース(CMC)、ベントナイト、高分子凝集剤などが挙
げられる。
バインダーを噴霧したのち、水不溶性微粉体が添加され
る。水不溶性微粉体の添加量は、10〜25重量%(対造粒
洗剤)、好ましくは12〜20重量%が適当である。水不溶
性微粉体の具体例としては、ゼオライト、炭酸カルシウ
ムなどが挙げられる。水不溶性微粉体を添加することに
より、得られる造粒洗剤の流動性が向上する。
造粒は、ドラム型造粒機などを用い、一般的な方法によ
り行なうことができる。
本発明におけるバインダー系の作用機構は必ずしも明確
ではないが、次のように考える。水はノニオン界面活性
剤に比較して洗剤粒子内に浸み込みにくく、一方、ノニ
オン界面活性剤は水と混合した場合に所定比率でゲルを
生成する。このことから、水とノニオン界面活性剤とを
同時、もしくは水噴霧直後にノニオン界面活性剤を噴霧
することにより、洗剤粒子表面にゲルが生成し、強固な
バインダーとなって良好な造粒物が得られる。
発明の効果 本発明によれば、バインダーとして水およびノニオン界
面活性剤を、特定比率および特定の噴霧条件で添加して
造粒することにより、粗粒および微粉が少なく、比較的
粒度の均一な造粒洗剤を得ることができる。
実施例1 以下の組成および性状の噴霧乾燥洗剤を洗剤ベースとし
て用い、下記の造粒条件により、ドラム型造粒機を用い
て転動造粒し、造粒洗剤を調製した。得られた造粒品
(造粒洗剤)の性状を評価し、以上の結果を後記表−1
にまとめた。
ここで、各添加量は、得られる造粒品を100とした量で
あり、洗剤ベースの使用量でバランスした。
また、造粒条件Cは本発明の範囲外のものである。
(1)洗剤ベース 組成:C14〜18α−オレフィンスルホン酸Na 20wt% 直鎖アルキル(C10〜14)ベンゼンスルホン酸Na30wt% ゼオライト(内3%は粉体混合) 23wt% ケイ酸ナトリウム 11wt% 炭酸カリウム 11wt% 水 5wt% 性状:粒径300〜400μm、嵩密度0.25〜0.30g/cc (2)造粒条件 造粒条件A:洗剤ベースに水噴霧直後にノニオン界面活性
剤を噴霧し、次いでソーダ灰を15wt%添加し、最後にゼ
オライト15wt%を添加して、造粒洗剤を得た。洗剤ベー
スの添加量はバランスとした。
造粒条件B:洗剤ベースにソーダ灰15wt%を添加混合し、
この混合物に水とノニオン界面活性剤と同時に噴霧し、
次いでゼオライト15wt%を添加して造粒洗剤を得た。洗
剤ベースの添加量はバランスとした。
造粒条件C:洗剤ベースに水を噴霧し、5分後にノニオン
界面活性剤を噴霧し、次いでソーダ灰15wt%添加し、最
後にゼオライト粉末15wt%添加して造粒洗剤を得た。洗
剤ベースの添加量はバランスとした。
造粒条件D:洗剤ベースに膨潤性微粉末としてCMCを添加
混合し、水噴霧直後にノニオン界面活性剤を噴霧し、次
いで、ソーダ灰を15wt%添加し、最後にゼオライト粉末
15wt%添加して造粒洗剤を得た。洗剤ベースの添加量は
バランスとした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒状の洗剤ベースを造粒して造粒洗剤を
    製造するに際し、(a)水および(b)ノニオン界面活
    性剤の比率が(a)/(b)=7/3〜3/7(重量比)の範
    囲にあり、また、両者の合計量が前記造粒洗剤の7〜15
    重量%となる量で、該洗剤ベースに水およびノニオン界
    面活性剤を同時噴霧するか、もしくは水噴霧直後にノニ
    オン界面活性剤を噴霧し、ついで、水不溶性微粉体を添
    加、混合することを特徴とする造粒洗剤の製造方法。
JP24643186A 1986-10-16 1986-10-16 造粒洗剤の製造方法 Expired - Fee Related JPH0759718B2 (ja)

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