JPH0759374A - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

電動機の速度制御装置

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JPH0759374A
JPH0759374A JP5196063A JP19606393A JPH0759374A JP H0759374 A JPH0759374 A JP H0759374A JP 5196063 A JP5196063 A JP 5196063A JP 19606393 A JP19606393 A JP 19606393A JP H0759374 A JPH0759374 A JP H0759374A
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speed
model
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torque
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JP5196063A
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Masaru Toyoda
勝 豊田
Atsushi Takagi
敦史 高木
Makoto Yoshimura
誠 吉村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械モデルを制御対象とするモデル速度制御
系を併設して基準トルクを補正する方式の速度制御装置
において、常に適正な補正効果が得られ高速度な制御応
答特性を確実に実現することを目的とする。 【構成】 速度基準信号ωM *と実速度帰還信号ωMとの
偏差を基にモデル速度制御比例演算器26、モデルトル
ク演算器27およびモデル速度演算器28によりモデル
速度ωAを求め、更にこのモデル速度ωAと実速度帰還信
号ωMとの偏差を基に電流基準補正演算器35が電流基
準補正信号Iq2 *を作成する。速度制御比例積分演算器
13からの電流基準信号Iq1 *に電流基準補正信号Iq
2 *を加算しトルク分電流基準Iq*として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば鉄鋼プラント
における圧延ローラのような負荷機械を駆動する誘導電
動機の速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば三菱電機技報Vol.64
NO.12,1990 P19〜26に開示された従来
の圧延ロール駆動用電動機速度制御系の概略構成を示す
図である。図において、50は電動機の速度制御装置
で、加算器51、速度制御系52および電流制御系53
から構成されている。また、60は制御対象機械系で、
速度制御装置50からの電力で駆動される電動機61、
負荷となる圧延ロール62およびこれら両者間のトルク
伝達機構である結合ギア63から構成されている。70
は電動機61の回転速度を検出する速度検出器である。
【0003】電動機の速度制御装置50の動作として
は、先ず、加算器51は速度基準信号ωM *と速度検出器
70からの実速度帰還信号ωMとの偏差を演算し、速度
制御系52はその速度偏差を比例積分(PI)増幅して
トルク基準を出力し、電流制御系53は実電流帰還制御
を行って電動機61に所望の電力を供給する。
【0004】ところで、制御対象機械系60をブロック
線図で示すと図9のようになっている。図において、ω
Mは電動機実速度、ωLはロール速度、τMは電動機の発
生トルク、τFは軸トルク、τLは負荷トルク、JMは電
動機のイナーシャ、JLはロールのイナーシャ、KFはト
ルク伝達機構のばね定数、CFはトルク伝達機構の粘性
摩擦係数である。
【0005】図9のブロック線図から制御対象機械系6
0の共振周波数ωSは次式で表わされる。 ωS={KF・(1/JM+1/JL)}1/2 従来の速度制御系では、速度制御の応答性を上げようと
して制御ゲインの値を大きくすると、制御系の応答周波
数が上記共振周波数ωSに近づき大きな軸振動を生じる
場合があり、結果として速度制御の応答を共振周波数よ
り低くせざるを得なかった。
【0006】図10のブロック線図に示すものは、上記
した不具合の解決策の一つとして、また特にプロレスラ
インのように、圧延ロールの電動機に対するイナーシャ
比が大きく、更に結合ギアのバックラッシュが大きい場
合の速度制御系の応答性向上を追求したもので、同じく
前掲文献に紹介されている。
【0007】これは、従来からの(第1の)PI速度制
御系52に加え、制御対象機械系を1つの積分要素で近
似した機械系モデル61、この機械系モデル61を制御
対象とする新たな第2のPI速度制御系54および機械
系モデル61から出力されるモデル速度ωAと電動機速
度ωMとの偏差を入力してモデルの入力を補正するため
の補正トルクτTを演算する補正トルク演算部62を備
えている。そして、電動機の基準トルクτM *は、PI速
度制御系52から出力される第1の基準トルクτ1 *とP
I速度制御系54から出力される第2の基準トルクτ2 *
との和として与えられる。
【0008】この制御方式は第2の速度制御系54の働
きによって基準速度ωM *の変化に対する速度制御の応答
性が改善され安定性の高い制御特性が得られる。この機
械系モデルを設定して制御特性の改善を図る方法は前掲
文献の他、例えば特開平2−290178号公報等にも
紹介されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機の速度制
御装置は以上のように機械系モデルを制御対象とする速
度制御系を併設して基準トルクを補正し制御応答を改善
する方策が種々採用されているが、いずれもその補正が
過度となったり不安定な作用となって却って制御の安定
性を阻害する場合が生じ得るという問題点があった。
【0010】以上の点を、図10を参照して説明する
と、第2の速度制御系54が、PI動作型であること、
また速度基準ωM *と機械系モデルの演算速度ωAとの偏
差を入力して動作することから、速度基準ωM *と実速度
ωMとの偏差が存在しないときも補正のための基準トル
クτ2 *が出力され得ることになり、時としてこのトルク
基準τ2 *と第1の速度制御52からのトルク基準τ1 *
がハンチング状態となって制御系の安定を乱すことが考
えられるからである。
【0011】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、機械系モデルを制御対象とする
モデル速度制御系を併設して基準トルクを補正する方式
の速度制御装置において、常に適正な補正効果が得られ
高速度な制御応答特性を確実に実現することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電動機の速度制御装置は、電動機、その負荷機械およ
び両者間を結合するトルク伝達機構を1つの積分要素で
近似した機械系モデルを想定し速度基準信号と実速度帰
還信号との偏差を比例増幅して上記機械系モデルのモデ
ル電動機に発生させるトルクに対応するモデル電流基準
信号を出力するモデル速度制御比例演算器、上記モデル
電流基準信号をモデル電動機の発生トルクに変換するモ
デルトルク演算器、上記モデル電動機発生トルクにより
上記モデル電動機の回転速度を演算するモデル速度演算
器、上記モデル速度と実速度帰還信号との偏差に基づき
補正トルクに対応する電流基準補正信号を出力する電流
基準補正演算器、および速度制御比例積分演算器からの
電流基準信号と上記電流基準補正信号とを加算し補正後
の電流基準信号として電流制御演算器へ出力する加算器
を備えたものである。
【0013】また、この発明の請求項2に係る電動機の
速度制御装置は、上記モデル速度演算器の出力側に、モ
デル速度の出力絶対値を所定の設定値内に制限するリミ
ッタを挿入したものである。
【0014】更に、この発明の請求項3に係る電動機の
速度制御装置は、上記電流基準補正演算器を、モデル速
度と実速度帰還信号との偏差を比例増幅する比例演算
器、上記偏差を微分増幅する微分演算器、および上記比
例演算器と微分演算器とからの出力を加算する加算器か
ら構成したものである。
【0015】
【作用】請求項1に係る電動機の速度制御装置において
は、速度制御比例積分演算器およびモデル速度制御比例
演算器は共に電動機の速度基準信号と実速度帰還信号と
の偏差を入力して動作し、それぞれ電流基準信号および
モデル電流基準信号を出力する。そしてモデル電流基準
信号は更にモデルトルク演算器、モデル速度演算器を経
てモデル速度に変換され、このモデル速度と実速度帰還
信号との偏差に基づき電流基準補正演算器が電流基準補
正信号を作成する。そして、この電流基準補正信号を加
算することにより、電流基準信号を補正し、補正後の電
流基準信号に基づき電流制御演算器が電動機の駆動電流
を制御する。
【0016】また請求項2に係る電動機の速度制御装置
においては、リミッタがモデル速度の過度な増大を抑制
し、電流基準補正信号が有害な外乱要因となることを防
止する。
【0017】更に、請求項3に係る電動機の速度制御装
置においては、特にその微分演算器の働きで電流基準補
正信号の応答性が高まる。
【0018】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
電動機の速度制御装置を示す回路図で、ここでは、いわ
ゆるベクトル制御によるPWMインバータ方式を採用し
たものとしている。図において、1は直流電源、2は平
滑用コンデンサ、3は電力用トランジスタで、これら電
力用トランジスタ3をブリッジで接続してインバータ主
回路4を構成する。5は制御対象機械系構成機器で、イ
ンバータ主回路4からの交流電力で駆動される誘導電動
機6、負荷となる圧延ロール7およびこれら両者間のト
ルク伝達機構である結合ギア8から構成されている。9
は電動機6への3相交流電流を検出する電流検出器、1
0は電動機6の回転速度を検出する速度検出器である。
【0019】11は電動機6の速度基準信号ωM *を発生
する速度基準信号発生器、12は速度基準信号ωM *と速
度検出器10からの実速度帰還信号ωMとの偏差を演算
する加算器、13は加算器12からの偏差信号を比例積
分増幅してトルクに対応する電流基準信号Iq1 *を出力
する速度制御比例積分演算器、14は電流基準信号Iq
1 *と後述する電流基準補正信号Iq2 *とを加算して補正
した電流基準信号であるトルク分電流基準τq*として
出力する加算器、15は電流検出器9からの3相電流と
実速度帰還信号ωMを積分して得られる位相角とから実
トルク分電流Iqおよび実磁束分電流Idを演算出力す
る3相/2相変換回路、16はトルク分電流基準Iq*
と実トルク分電流Iqとの偏差を演算する加算器、17
はこの偏差信号を増幅するトルク分電流制御演算器、1
8は磁束分電流基準信号Id*を発生する磁束分電流基
準信号発生器で、この磁束分電流基準信号Id*は基底
速度内では一定値に設定しているが基底速度を越えると
速度に反比例させる弱め界磁制御を採用している。19
は磁束分電流基準信号Id*と3相/2相変換回路15
からの実磁束分電流Idとの偏差を演算する加算器、2
0はこの偏差信号を増幅する磁束分電流制御演算器であ
る。21はトルク分電流制御演算器17および磁束分電
流制御演算器20からのトルク分電流および磁束分電流
を3相電流基準Iu*,Iv*,Iw*に変換する2相/
3相変換回路、22〜24はインバータ主回路4の各相
電力用トランジスタ3のベース駆動回路である。
【0020】次に電流基準補正信号Iq2 *を作成する回
路の構成について説明する。25は速度基準信号発生器
11からの速度基準信号ωM *と速度検出器10からの実
速度帰還信号ωMとの偏差を演算する加算器、26は電
動機6、圧延ロール7および両者を結合する結合ギア8
を1つの積分要素で近似した機械系モデルを想定し加算
器25からの偏差信号を比例増幅してその機械系モデル
の電動機に発生させるトルクに対応するモデル電流基準
信号を出力するモデル速度制御比例演算器で、その具体
的な定数は、機械系モデルの速度制御応答ωCを設定し
そのボード線図から決定する。27はモデル速度制御比
例演算器26からのモデル電流基準信号をモデル電動機
の発生トルクに変換するモデルトルク演算器で、その具
体的な定数はモデル電動機の時定数を基に設定する。2
8はモデルトルク演算器27からの発生トルクからモデ
ル電動機の回転速度ωAを演算するモデル速度演算器
で、その具体的な定数は機械系モデルのイナーシャから
求める。
【0021】29はモデル電動機の回転速度ωAと速度
検出器10からの実速度帰還信号ωMとの偏差を演算す
る加算器、30は加算器29からの偏差信号を比例増幅
する比例演算器、31は同偏差信号を微分増幅する微分
演算器、32は微分演算器31からの出力信号を増幅す
る増幅器、33は比例演算器30と増幅器32とからの
出力信号を加算する加算器、34は加算器33からの出
力信号を増幅し電流基準補正信号Iq2 *として出力する
増幅器である。そして、29〜34により電流基準補正
演算器35を構成する。
【0022】次に動作について説明する。まず、ベクト
ル制御におけるトルク分電流制御系を説明すると、速度
基準信号ωM *と実速度帰還信号ωMとの偏差を加算器1
2および加算器25で演算する。前者の加算器12から
の偏差信号は速度制御比例積分演算器13により比例積
分増幅されて電流基準信号Iq1 *として出力される。後
者の加算器25からの偏差信号はモデル速度制御比例演
算器26により比例増幅され更にモデルトルク演算器2
7、モデル速度演算器28を経てモデル電動機の回転速
度ωAとして出力される。電流基準補正演算器35はこ
の回転速度ωAと実速度帰還信号ωMとの偏差を比例微分
増幅し電流基準補正信号Iq2 *として出力する。電流基
準信号Iq1 *と電流基準補正信号Iq2 *とは加算器14
で加算されてトルク分電流基準Iq*となり、トルク分
電流制御演算器17は3相/2相変換回路15からの実
トルク分電流Iqをこのトルク分電流基準Iq*に追随
させる制御を行う。
【0023】一方、磁束分電流制御系は、3相/2相変
換回路15からの実磁束分電流Idが磁束分電流基準信
号発生器18からの磁束分電流基準信号Id*に追随す
るよう磁束分電流制御演算器20が制御を行う。
【0024】トルク分電流基準および磁束分電流基準は
2相/3相変換回路21により3相電流基準Iu*,I
*,Iw*に変換されこれを基準にベース駆動回路22
〜24が各電力用トランジスタ3にベース駆動電流を供
給する。インバータ主回路4はこのベース駆動電流によ
りスイッチング動作を行い直流電源1からの直流電力を
交流電力に変換し、所望の各相交流電流Iu,Iv,I
wを電動機6へ供給する。
【0025】図2は以上の電流制御系を、従来の図10
の表現方式に合わせて示したブロック線図である。これ
からも判る通り、モデル速度制御系は、従来、速度基準
信号ωM *とモデル速度ωAとの偏差を入力とし、しかも
比例積分(PI)動作型としていたため最終的な偏差
(ωM *−ωM)が零のときにもその補正トルク分を出力
し、時としてその値が過大となって制御が不安定に乱れ
る恐れがあったが、この発明におけるモデル速度制御系
は、速度基準信号ωM *と実速度帰還信号ωMとの偏差を
入力とし、比例(P)動作型としているので、トルク補
正が適正な範囲にとどまり、高速応答でしかも乱れのな
い安定した制御特性が得られる。
【0026】図3、図4は、電動機の速度制御装置の速
度ステップ応答および負荷インパクト時の制御特性を示
すもので、両図とも(a)は機械系モデルによる補正制
御回路をもたない従来の速度制御装置の場合、(b)は
この発明の実施例1による速度制御装置の場合を示す。
安定した補正制御効果により、応答性が改善されている
ことが判る。
【0027】実施例2.図5はこの発明の実施例2によ
る電動機の速度制御装置を示す回路構成図で、図1と異
なるのは、モデルトルク演算器27の出力側にトルク係
数掛算器36を追加挿入した点のみである。これによ
り、機械系モデルのモデル電動機の発生トルクを簡単に
調整することができるので、個々のケースに応じて電流
基準補正信号Iq2 *を最適な値に設定することができ、
電動機の速度制御装置としてその適用性が向上する。
【0028】実施例3.図6はこの発明の実施例3によ
る電動機の速度制御装置を示す回路構成図で、図1と異
なるのはモデル速度演算器28の出力を所定の設定値内
に制限するリミッタ37を追加挿入した点のみである。
このリミッタ37はモデル速度演算器28から出力され
るモデル速度ωAが過大となって、このモデル速度ωA
実速度帰還信号ωMとの偏差に基づき作成される電流基
準補正信号Iq2 *が有害な外乱要因になることを未然に
防止する。
【0029】実施例4.図7はこの発明の実施例4によ
る電動機の速度制御装置を示す回路構成図で、ここでは
電流基準補正演算器35を増幅器34のみで構成してい
る。即ち、上記各実施例においては、電流基準補正演算
器35内に微分演算器31を設けているので、この部分
の高い制御応答が得られるが、反面、その調整を慎重に
行う必要がある。この実施例4では、単なる増幅機能の
みとしてこの調整を特に簡便にしたもので、このように
しても適用条件を適宜選定することにより、適度な制御
効果が得られ速度制御装置として安定した高い制御応答
が得られる。
【0030】実施例5.なお、上記各実施例では、電動
機駆動用電力変換器としてトランジスタインバータを用
いて誘導電動機を駆動する場合について説明したが、サ
イクロコンバータ等の変換器を用いた場合や、サイリス
タレオナード方式で直流電動機を駆動する場合等にもこ
の発明は同様に適用することができ、同等の効果を奏す
る。また、誘導電動機の制御方式としても上記各実施例
で説明したベクトル制御に限られるものではない。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上のように、そのモデル速
度制御系を、速度基準信号と実速度帰還信号との偏差を
入力として比例増幅する演算器で構成し、得られたモデ
ル速度と実速度帰還信号との偏差から電流基準補正信号
を作成するようにしたので、この電流基準補正信号が本
来の速度制御比例積分演算器から出力される電流基準信
号に比較して過度に増大したり不安定な変動を起こす可
能性が抑制され、上記補正の効果が適正な範囲にとどま
り、高速応答でしかも乱れのない安定した制御特性が得
られる。
【0032】また、所定のリミッタを設けた場合は、モ
デル速度の過度な増大が抑制され、電流基準補正信号が
有害な外乱要因になることを確実に防止する。
【0033】更に電流基準補正演算器を微分演算器を含
む構成とした場合は、同電流基準補正演算器の動作応答
性が高まり、速度制御装置としての応答速度も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による電動機の速度制御装
置を示す回路構成図である。
【図2】図1の制御系のブロック線図である。
【図3】図1の電動機の速度制御装置を用いたときの速
度ステップ応答を示すタイムチャートである。
【図4】図1の電動機の速度制御装置を用いたときの負
荷インパクト時の制御特性を示すタイムチャートであ
る。
【図5】この発明の実施例2による電動機の速度制御装
置を示す回路構成図である。
【図6】この発明の実施例3による電動機の速度制御装
置を示す回路構成図である。
【図7】この発明の実施例4による電動機の速度制御装
置を示す回路構成図である。
【図8】従来の電動機の速度制御系の概略構成図であ
る。
【図9】図8の制御系のブロック線図である。
【図10】機械系モデルによりトルク指令を補正する方
式を採用した従来装置の速度制御系のブロック線図であ
る。
【符号の説明】
6 電動機 7 負荷機械としての圧延ロール 8 トルク伝達機構としての結合ギア 10 速度検出器 12,14,25,29,33 加算器 13 速度制御比例積分演算器 26 モデル速度制御比例演算器 27 モデルトルク演算器 28 モデル速度演算器 30 比例演算器 31 微分演算器 35 電流基準補正演算器 37 リミッタ ωM * 速度基準信号 ωM 実速度帰還信号 ωA モデル速度 Iq1 * 電流基準信号 Iq2 * 電流基準補正信号 Iq* トルク分電流基準 Iq 実トルク分電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 21/00 5/41 302 Q 9178−5H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の速度基準信号と実速度帰還信号
    との偏差を比例積分増幅してトルクに対応する電流基準
    信号を出力する速度制御比例積分演算器および上記電流
    基準信号と実電流帰還信号との偏差に基づき上記電動機
    の駆動電流を制御する電流制御演算器を備えた電動機の
    速度制御装置において、 上記電動機、その負荷機械および両者間を結合するトル
    ク伝達機構を1つの積分要素で近似した機械系モデルを
    想定し上記速度基準信号と実速度帰還信号との偏差を比
    例増幅して上記機械系モデルのモデル電動機に発生させ
    るトルクに対応するモデル電流基準信号を出力するモデ
    ル速度制御比例演算器、上記モデル電流基準信号をモデ
    ル電動機の発生トルクに変換するモデルトルク演算器、
    上記モデル電動機発生トルクにより上記モデル電動機の
    回転速度を演算するモデル速度演算器、上記モデル速度
    と実速度帰還信号との偏差に基づき補正トルクに対応す
    る電流基準補正信号を出力する電流基準補正演算器、お
    よび上記速度制御比例積分演算器からの電流基準信号と
    上記電流基準補正信号とを加算し補正後の電流基準信号
    として上記電流制御演算器へ出力する加算器を備えたこ
    とを特徴とする電動機の速度制御装置。
  2. 【請求項2】 モデル速度演算器の出力側に、モデル速
    度の出力絶対値を所定の設定値内に制限するリミッタを
    挿入したことを特徴とする請求項1記載の電動機の速度
    制御装置。
  3. 【請求項3】 電流基準補正演算器を、モデル速度と実
    速度帰還信号との偏差を比例増幅する比例演算器、上記
    偏差を微分増幅する微分演算器、および上記比例演算器
    と微分演算器とからの出力を加算する加算器から構成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の電動機の速
    度制御装置。
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