JPH075927Y2 - トルク調整装置 - Google Patents

トルク調整装置

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JPH075927Y2
JPH075927Y2 JP1991019996U JP1999691U JPH075927Y2 JP H075927 Y2 JPH075927 Y2 JP H075927Y2 JP 1991019996 U JP1991019996 U JP 1991019996U JP 1999691 U JP1999691 U JP 1999691U JP H075927 Y2 JPH075927 Y2 JP H075927Y2
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clutch
torque adjusting
plate
torque
gear
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隆夫 横田
康男 和田
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B45/00Hand-held or like portable drilling machines, e.g. drill guns; Equipment therefor
    • B23B45/008Gear boxes, clutches, bearings, feeding mechanisms or like equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/141Mechanical overload release couplings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/70Tool or tool-support with torque-applying clutch

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトルク調整装置に係り、
特に電動ドリルで使用されるトルク調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に使用されている電動ドリル
のトルク調整装置においては、実開昭59−18376
4号、特公昭57−61554号に記載されているもの
が広く知られている。実開昭59−183764号に記
載のものは、クラッチ調整ハンドルの端面に溝を成形
し、この溝に係合可能な突起を有するクラッチ取付板を
上記クラッチ調整ハンドルの端面に設けたものである。
そして、クラッチ調整ハンドルを回転させて、このクラ
ッチ調整ハンドルを上記突起の高さ分だけ軸方向に移動
させるようにしたものである。
【0003】また、特公昭57−61554号に記載さ
れたものは、支持部材に形成された傾斜面に平坦部を設
けて、傾斜面を階段状にしたものである。そして、この
平坦部にはクラッチ板がはまり込むための凹溝が形成さ
れ、この凹溝にクラッチ板がはまり込むことによって支
持部材の回転角度の位置決めを行なっている。このクラ
ッチ板を押圧するクラッチばねの圧縮量によって、スチ
ールボールを介して内歯歯車の保持力を調節し、出力の
トルクを調節している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した実
開昭59−183764号に係る構成のものでは、クラ
ッチ調整ハンドルが軸方向に移動するために、クラッチ
調整ハンドルとハウジングとの間に隙間を形成しなけれ
ばならず、外観が見苦しいといった問題点がある。ま
た、かかる移動により、ばねの圧縮量が変化するので、
最大トルクの設定が困難であるといった問題点がある。
さらに、クラッチ調整ハンドルは樹脂で、クラッチ取付
板は鋼板で製造されているために、クラッチ調整ハンド
ルの溝が摩耗し、ひいては位置決めできないといった問
題点がある。
【0005】また、上述した特公昭57−61554号
に係る構成のものでは、ロック状態(ばねを圧縮させた
状態)で保持した際には、クラッチ板が平坦部の凹溝に
はまり込んでいるため、クラッチ板がこの凹溝を乗り越
えるためには、保持した状態ではばねを十分に圧縮した
状態とすることができないため、最大トルクの設定が困
難であるといった問題点がある。また、支持部材を回転
させる力はクラッチばねが圧縮されている時と、圧縮さ
れていない時とで大きく異なり、回す力が不均一である
といった問題点がある。さらに、圧縮されている時には
クリック感があるものの、圧縮されていない時にはクリ
ック感がないため、所定のポジションに位置したか否か
の判断が困難であるといった問題点がある。さらに、ク
ラッチ板の支持爪が傾斜面の平坦部にクラッチばねで強
く押しつけられており、この状態で支持部材を回転させ
ると、支持爪は平坦部に強く押しつけられた状態で平坦
部を乗り越えることになる。ここで、一般には、支持部
材は樹脂で、クラッチ板は鋼板で製造されているため
に、傾斜角の平坦部は摩耗、変形を起こし、耐久性に欠
けるといった問題点がある。
【0006】本考案は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、耐久性を向上させ、最大トルクの設定
および微調整を容易に行なうことができ、トルク調整筒
の回転力を常時一定に保つことができるトルク調整装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、駆動源の回転
力をスピンドルに伝達するためのクラッチ機構の動作を
調節するトルク調整装置において、ハウジングの開口部
に筒状のトルク調整筒の一端側が回動可能に設けられ、
このトルク調整筒内に上記スピンドルを軸支する軸受ク
ラッチケースが収納され、上記トルク調整筒の内周部に
は軸方向に対して高さが異なる複数個の傾斜面が形成さ
れ、この傾斜面にはトルク調整板が支持され、このトル
ク調整板と上記クラッチ機構との間に弾性部材が介在せ
しめられ、上記トルク調整筒の他端側には上記軸受クラ
ッチケースの端面に設けられた位置決め板が当接してお
り、この位置決め板と上記トルク調整筒の他端部とには
クリック機構が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】トルク調整を行なおうとする際には、まず、ト
ルク調整筒を回転させ、位置決め板の係合部とトルク調
整筒の係合部との係合位置を変更する。すると、トルク
調整板が傾斜面上を移動するため、弾性部材の弾性力が
変化し、ひいてはクラッチ機構を押圧する押圧力が変化
するのでトルク調整を行なうことができる。また、回転
位置の調節は位置決め板の係合部と、トルク調整筒の係
合部との係合位置によってなされるので、傾斜面が摩
耗、変形するといったことを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の一実施例
について説明する。図1は本考案におけるトルク調整装
置を備えた電動ドリルの断面図である。この電動ドリル
は工具を回転させ、作業させる作動機構部Aと、本体を
把持し、スイッチのON、OFFを行なうための把持部
Bとで構成されている。図中符号1はピストル型の工具
本体であり、この工具本体1の内部には、駆動モータ2
が配設されており、上記工具本体1の内部であって上記
駆動モータ2の出力端部側には、ほぼ円筒状のギアケー
ス3が工具本体1の内面に対して所定間隙を有するよう
にして配設されている。また、上記工具本体1の内部の
前記駆動モータ2の図中下方には、スイッチ本体30が
収納されており、上記工具本体1の図中下端部には、上
記駆動モータ2に電源を供給するバッテリ31が着脱自
在に装着されている。さらに、上記工具本体1には、上
記スイッチ本体30のON、OFF操作を行なうトリガ
スイッチ32が取付けられており、上記工具本体1のト
リガスイッチ32の上方には、正逆回転切換レバー33
が配設されている。この正逆回転切換レバー33は、そ
のほぼ中央部の軸支ピン34を中心として回動自在とさ
れており、上記正逆回転切換レバー33の先端部両側に
は、上記工具本体1の両側部から突出された操作突起3
5が一体に形成されている。本実施例においては、上記
工具本体1を操作する者が工具本体1を把持した状態
で、その指により上記操作突起35部分を前方(図中右
方)に押圧操作することにより、上記正逆回転切換レバ
ー33を回動動作させて前記スイッチ本体30の図示し
ない正逆回転切換ピンを動作させることができるように
なされている。
【0010】図2は駆動モータ2からの回転力を伝達す
るための歯車機構、クラッチ機構の詳細を示す電動工具
の部分拡大断面図である。上記駆動モータ2の出力ピニ
オン4には、第1段目の遊星減速機構を構成する複数の
遊星歯車5が噛合されており、これら各遊星歯車5は遊
星保持板6の一面側に突出形成された軸7に回転自在に
軸支されている。この遊星保持板6の他面側には第2段
目の遊星減速機構の太陽歯車8が一体に形成されてお
り、上記各遊星歯車5には上記ギアケース3の内面に形
成された内歯歯車9が噛合されている。
【0011】また、前記第2段の太陽歯車8には、第2
段目の遊星保持板10の軸11に回転自在に軸支された
複数の遊星歯車12が噛合されており、上記遊星保持板
10の外周部には外歯10aが形成されている。また、
この遊星保持板10の他面側には、第3段目の遊星減速
機構の太陽歯車13が一体に形成されている。さらに、
この第3段の太陽歯車13には、複数の遊星歯車14が
噛合されており、これら各遊星歯車14の外側には、内
歯歯車15が噛合されている。また、上記各遊星歯車1
4には、この各遊星歯車14と一体に回転駆動される遊
星保持板16が軸17により接続されており、この遊星
保持板16の内側には、スピンドルであるスプライン軸
18に形成されたスプライン歯が係合されている。さら
に、このスプライン軸18の先端部には、所望の工具を
装着するためのチャック20が接続されている(図
1)。
【0012】また、上記工具本体1とギアケース3との
間には、ばね性を有する樹脂材料からなる環状の保持リ
ング21が軸方向に移動自在に配設されており、この保
持リング21の図2中上部には、上記工具本体1の上面
から外部に露出されたスライドレバー22が一体に形成
されている。また、上記保持リング21の両側部内側に
は、ガイドピン25が突出形成されており、このガイド
ピン25は上記ギアケース3の両側部に形成された軸方
向に延在するガイド孔(図示せず)を貫通してギアケー
ス3の内側に嵌挿されるようになされている。
【0013】また、上記ギアケース3の内側であって、
上記第2段の太陽歯車8に噛合された遊星歯車12の外
側部分に対応する位置には、上記遊星歯車12に噛合さ
れる内歯27aが形成されたスライドギア27が軸方向
に移動自在に配設されており、このスライドギア27に
は上記保持リング21のガイドピン25が接続されてい
る。さらに、上記ギアケース3の内歯の近傍には、係止
突起28が形成されており、上記スライドギア27の外
周には、上記係止突起28に係合される係止凹部29が
形成されている。そして、上記スライドレバー22をそ
の係合突部が工具本体1の係合凹部に係合するように前
後に操作することにより、上記保持リング21が軸方向
に移動され、この保持リング21の移動により、ガイド
ピン25がギアケース3のガイド孔(図示せず)に沿っ
て移動され、上記スライドギア27が移動されるように
なされている。そして、上記スライドギア27の移動に
より、上記スライドギア27の係止凹部29がギアケー
ス3の係止突起28に係合されると、上記スライドギア
27が回転されなくなり、その遊星歯車12が減速され
スプライン軸18は低速で回転駆動されることになる。
スライドギア27の係止凹部29と係止突起28の係合
が解除され、スライドギア27の内歯27aと遊星保持
板10の外歯10aとがかみ合い、上記スライドギア2
7が太陽歯車8、遊星保持板10、遊星歯車12と共に
一体化して回転すると、減速が行なわれず、スプライン
軸18が高速で回転されることになる。
【0014】一方、上記内歯歯車15の図2中右端側部
にはクラッチ面15aが形成されている(図3参照)。
また、この内歯歯車15は図4に示すようなクラッチケ
ース42内に挿入されており、このクラッチケース42
に形成された穴42a内にスチールボール41が保持さ
れている。さらに、このスチールボール41は上記クラ
ッチ面15aにはまり込んでいる。また、図2におい
て、工具本体1のハウジング43の開口部側端部には図
5および図6に示すようなクラッチ調整ハンドル44が
回動可能に設けられている。このクラッチ調整ハンドル
44の内周壁部には軸方向に高さを有する傾斜面44b
が形成されている。さらに、この傾斜面44bに当接可
能な爪部45aを備えたクラッチ板45が上記クラッチ
ケース42に移動可能に挿通されている(図7参照)。
そして、このクラッチ板45とスチールボール41に当
接した当接板46との間にはばね47が介在せしめられ
ており、このばね47によって、上記クラッチ板45と
当接板46とは互いに離間する方向に付勢されている。
また、クラッチケース42の端部には位置決め板50と
押え板48とがねじ49によって固定され、上記位置決
め板50がクラッチ調整ハンドル44の内周面であっ
て、図2中右端側近傍に向心方向に突出成形されたフラ
ンジ部44dに当接されており、クラッチ板45とクラ
ッチ調整カバー44が外方(図2中右側)に押し出され
るのを抑止している。ここで、上記クラッチ調整ハンド
ル44は図5および図6に示すように形成されており、
このクラッチ調整ハンドル44のフランジ部44dの図
5(b)中右端側には半径方向に長い凹部44aが複数
形成されている。また、この凹部44aの断面形状は図
6に示すように円弧形状を呈している。一方、上記位置
決め板50は図8に示すような形状を呈する鋼板であ
り、3箇所に等間隔を有して半径方向および周方向に連
続的に切欠き50aが形成されることにより、弾性部5
0bが形成される(図8(a))。さらに、この弾性部
50bには半径方向に長く、上記クラッチ調整ハンドル
44の凹部44aに係合可能な凸部50cが形成されて
おり、取付時には常時凸部50cが凹部44aに係合し
ている。また、上記弾性部50bは図8(b)に示すよ
うに、一側面側(図中左方)に常時湾曲しており、図中
右方に移動可能な構成となっている。なお、この弾性部
50bの移動に対応して押え板48には適所に凹部48
aが形成されている(図2)。また、図7に示すように
クラッチ板45の内周部には凸部45bが形成されてお
り、この凸部45bが図4に示すクラッチケース42の
凹部42bにはまり込むことにより、クラッチ板45の
回動を抑止している。さらに、クラッチ調整ハンドル4
4の回動は、図5に示すクラッチ調整ハンドル44の凸
部44cと、図4に示すクラッチケース42の凸部42
cとによって回転角度が規制されている。
【0015】上述のように構成された電動ドリルの作用
について以下に説明する。まず、操作者が工具本体1の
把持部Bを把持して指を上記トリガスイッチ32に掛
け、このトリガスイッチ32を引き操作することによ
り、上記スイッチ本体30がONされ、上記駆動モータ
2が回転駆動される。そして、上記駆動モータ2の回転
力を出力ピニオン4、各遊星歯車5,12,14、太陽
歯車8,13等を介してスプライン軸18に減速して伝
達させることにより、上記チャック20に装着された工
具を回転させ、所望の加工を行なうようになっている。
【0016】ところで、この加工の途中で、工具に対す
る負荷が大きくなると、内歯歯車15に、反力が負荷さ
れるので、この内歯歯車15が回転させられるようにな
る。ところが、内歯歯車15のクラッチ面15aにはス
チールボール41がはまり込んでいるため回転が抑止さ
れる。しかし、この内歯歯車15に負荷される力が大き
くなると、スチールボール41を図2中右方に移動させ
る力が働き、ひいてはばね47の付勢力に抗して、スチ
ールボール41を図2中右方に移動させ、クラッチ面1
5aからスチールボール41が外れ、内歯歯車15が回
転する。この内歯歯車15が回転することによって、駆
動モータ2からの回転力はスプライン軸18には伝わら
ず、スプライン軸18の回転は停止する。
【0017】以下に、スプライン軸18の回転トルクを
調整する場合について説明する。まず、クラッチ調整ハ
ンドル44を回動させ、位置決め板50の凸部50cが
係合するクラッチ調整ハンドル44の凹部44aの位置
を変える。これによって、傾斜面44bに当接するクラ
ッチ板45の爪部45aが、傾斜面44bに沿って軸方
向に移動するために、ひいてはばね47を介在せしめる
間隙の大きさが変わる。このため、このばね47が当接
板46を介してスチールボール41を内歯歯車15のク
ラッチ面15aに押圧する付勢力も変わり、内歯歯車1
5の回動を抑止する力の大きさが変わることとなる。こ
のようにして回転トルクの調整をすることができる。
【0018】なお、図2上部に示すように、クラッチ板
45が最左端に位置した場合には(ばねが最大に圧縮さ
れた状態の時)、スチールボール41は図中右方に移動
させる力が働いたとしても、軸方向に移動することがで
きず、クラッチ面15aから外れなくなり、トルクの調
整ができなくなり、駆動モータ2がロックするまで回転
を伝達することとなる。
【0019】また、クラッチ調整ハンドル44のフラン
ジ部44dに形成された凹部44aを複数個適所に設け
たことによって、クラッチ調整ハンドル44の回転角度
を多段階に設定することができ、しかも、この回転角度
の設定がクラッチ調整ハンドル44と鋼板で形成した位
置決め板50との間で行なわれるので、位置決め板50
の凸部50cを半径方向に長く形成したことにより、凹
部44aとの接触状態を線接触とすることができ、凹部
44a、凸部50cの摩耗、変形等を防止することがで
きるとともに、耐摩耗性を向上させることができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は上述のようにトルク調整筒に形
成された傾斜面が直線状であるので、トルク調整板が傾
斜面を押し付ける力は穏やかに変化し、弾性部材の密着
高さを管理することが容易になるので、最大トルクの設
定を容易にすることができる。また、トルク調整板が衝
撃を受けないので、傾斜面の摩耗、変形を防止すること
ができ、ひいては耐久性を向上させることができる。さ
らに、トルク調整筒の回転位置決めは、トルク調整筒と
位置決め板とに形成された係合部によって行なわれるの
で、それぞれの係合部に係る押圧力は、弾性部材の圧縮
量とは関係なく一定であり、弾性部材の圧縮力に比べて
非常に小さいので、係合部の耐久性を向上させることが
でき、ひいては常時クリック感を付与することができ
る。さらに、トルク調整筒を回転した際、このトルク調
整筒の軸方向の移動が生じないために、ハウジングとト
ルク調整筒の間には隙間が生じず、外観上すっきりした
設計とすることができる。さらに、トルク調整筒の傾斜
面はなめらかに変化するので、トルク調整筒の回動時に
おいて、トルク調整筒の回転力は弾性部材の圧縮力には
大きく左右されず、さほどの力をかけなくてもよいの
で、握力が弱い作業者にとっても容易にトルク調整筒の
回動を行なうことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案におけるトルク調整装置を備えた電動ド
リルの全体断面図である。
【図2】本考案におけるトルク調整装置の部分拡大断面
図である。
【図3】内歯歯車の正面図および断面図である。
【図4】クラッチケースの正面図および断面図である。
【図5】クラッチ調整ハンドルの正面図および断面図で
ある。
【図6】クラッチ調整ハンドルの凹部の断面図である。
【図7】クラッチ板の正面図および側面図である。
【図8】位置決め板の正面図および側面図である。
【符号の説明】
18 スプライン軸(スピンドル) 42 クラッチケース(軸受クラッチケース) 43 ハウジング 44 クラッチ調整ハンドル(トルク調整筒) 44a 凹部(クリック機構) 44b 傾斜面 44d フランジ部 45 クラッチ板(トルク調整板) 47 ばね(弾性部材) 50 位置決め板 50c 凸部(クリック機構)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源の回転力をスピンドルに伝達する
    ためのクラッチ機構の動作を調節するトルク調整装置に
    おいて、 ハウジングの開口部に筒状のトルク調整筒の一端側が回
    動可能に設けられ、このトルク調整筒内に上記スピンド
    ルを軸支する軸受クラッチケースが収納され、上記トル
    ク調整筒の内周部には周方向に高さが異なる複数個の傾
    斜面が形成され、この傾斜面にはトルク調整板が支持さ
    れ、このトルク調整板と上記クラッチ機構との間に弾性
    部材が介在せしめられ、上記トルク調整筒の他端側には
    上記軸受クラッチケースの端面に設けられた位置決め板
    が当接しており、この位置決め板と上記トルク調整筒の
    他端部とにはクリック機構が形成されていることを特徴
    とするトルク調整装置。
JP1991019996U 1991-03-29 1991-03-29 トルク調整装置 Expired - Lifetime JPH075927Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991019996U JPH075927Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 トルク調整装置
US07/856,533 US5277527A (en) 1991-03-29 1992-03-24 Torque adjustment device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991019996U JPH075927Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 トルク調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH0580611U JPH0580611U (ja) 1993-11-02
JPH075927Y2 true JPH075927Y2 (ja) 1995-02-15

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991019996U Expired - Lifetime JPH075927Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 トルク調整装置

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JP (1) JPH075927Y2 (ja)

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