JP5991669B2 - 動力工具 - Google Patents
動力工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5991669B2 JP5991669B2 JP2012214888A JP2012214888A JP5991669B2 JP 5991669 B2 JP5991669 B2 JP 5991669B2 JP 2012214888 A JP2012214888 A JP 2012214888A JP 2012214888 A JP2012214888 A JP 2012214888A JP 5991669 B2 JP5991669 B2 JP 5991669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- thrust
- switching
- thrust axis
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25F—COMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B25F5/00—Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
- B25F5/001—Gearings, speed selectors, clutches or the like specially adapted for rotary tools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Portable Power Tools In General (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
以下、第1実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。なお、図1は、電動工具の本体ハウジングの一部を取り除いた状態を示している。
図4に示すように、変速機構部17内に収容された変速歯車機構30は、4段の遊星歯車機構33〜36を有している。初段(1段目)の遊星歯車機構33は、モーター15の出力軸16と一体回転可能に取り付けられた太陽ギア41、内歯車の一例としてのリングギア42(アウターギア)、複数(本例では3個)の遊星ギア43及び各遊星ギア43を保持するキャリア44で構成されている。2段目の遊星歯車機構34は、太陽ギア41と一体回転可能に設けられた太陽ギア45と、スラスト軸方向に移動可能なリングギア42、内歯車の一例としてのリングギア46(アウターギア)、複数(本例では3個)の遊星ギア47及びキャリア48で構成される。3段目の遊星歯車機構35は、キャリア48に一体に設けられた太陽ギア49、リングギア46、複数(本例では6個)の遊星ギア50及びキャリア51で構成される。さらに4段目の遊星歯車機構36は、キャリア51に一体に設けられた太陽ギア52、リングギア53、リングギア54、複数(本例では6個)の遊星ギア55及びキャリア56で構成されている。
図8に示すように、各変速切替機構部31は、操作部25,26の裏面部と係合するとともに、ギアケース29の外周面上に周方向(スラスト軸周り方向)にスライド可能な状態で取り付けられた半リング板状の変速切換え板32を備えている。変速切換え板32の長手方向(周方向)両端部にはスラスト軸方向及びスラスト軸周り方向に位置が連続的に変化する傾斜した経路で延びるガイド孔32a(但し、図8では一端部側のみ図示)がそれぞれ形成されている。各変速切換え板32のガイド孔32aには、ギアケース29内から外側へ延出する切換えばね63の両端部63a(但し、図8では一方のみ図示)が内側から外側へ向かって係入されている。また、操作部25,26とギアケース29との間には、操作部25,26を操作位置に保持するための板バネからなるクリックばね62(但し、図8では一方のみ図示)が介装されている。本実施形態では、クリックばね62により、操作部25,26を操作位置に保持するための保持ばねの一例が構成される。
図9に示すように、変速切替機構部31は、操作部25,26を係止により操作位置に保持するクリックばね62と、操作部25,26を操作位置に操作したときの回動量に応じて弾性変形するコイルばね65と、操作部25,26とコイルばね65を介して係合する半リング板状の変速切換え板32とを備えている。
トリガーレバー22を操作することで、電動工具11が駆動されて駆動軸20が回転し、これにより駆動軸20に装着された先端工具21が回転することで、先端工具21に応じた作業が行われる。例えば先端工具21がドライバービットであればドライバーによるコンクリート用ネジの締め付けが行われ、ドリルビットであればドリルによるコンクリートの穿孔などが行われる。
(1)操作部25,26を操作したときにはクリックばね62によりその操作位置に保持され、その操作位置において圧縮されたコイルばね65により変速切換え板32がスラスト軸周り方向に付勢される。つまり、変速切換え板32が周方向に弾圧され、リングギア42,46が噛み合わせ先の歯車に対して各々の歯部の山部と山部とが当たった状態でスラスト軸方向に弾圧された状態で保持される。このため、その後、トリガースイッチ23を操作してモーター15の駆動が開始された際の変速機構部17の回転発生時には、リングギア42,46がスラスト軸方向に弾圧されているので、リングギア42,46の各歯部が、噛み合うべき歯車の歯部とスムーズに噛合でき、これにより変速機構部17をスムーズに変速させることができる。また、操作部25,26の変速時における操作性も改善できる。
次に図13〜図17を用いて第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、変速切替機構部の構成が異なる例である。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明は省略し、特に異なる部分のみ説明する。なお、図13、図16及び図17では、変速歯車機構30は変速の際に移動させるリングギア42,46のみを示し、その他の歯車群は省略している。
操作部25又は26のノブ部25a又は26aをスラスト軸周り方向に移動させて所望の操作位置に操作すると、ガイド部材73の凸部73aがガイド溝25d,26dの傾斜経路に沿って案内されることで、ガイド部材73がスラスト軸方向に移動する。このとき、リングギア42,46の歯部42a,42b,46aが変速するために噛合すべき歯車の歯部に対して互いの歯部の山部と山部とが一致していると、歯部同士が当たってリングギア42,46はスラスト軸方向に移動できない。このため、例えば図14に示す状態でリングギア42又は46の周溝42c又は46bに係入された切換えばね72の端部の位置はほぼそのままで、ガイド部材73と固定された上端部がスラスト軸方向(図14では左右方向)へ移動する。これにより切換えばね72は図14の側面視において傾斜して延びるように変形し、この切換えばね72の変形により、リングギア42は、ガイド部材73が移動した方向へ付勢される。つまり、切換えばね72の上部がスラスト軸方向に移動することで、切換えばね72の弾性によりリングギア42又は46がスラスト軸方向に付勢される。
(8)線ばねからなる切換えばね72の弾性力を利用してリングギア42,46をスラスト軸方向へ移動させる構成なので、第1実施形態のように変速切換え板32が要らず、部品点数を少なくして変速切替機構部31を比較的簡単な構成で済ませることができる。
・第1実施形態において、変速切替え板32のガイド孔32aに替えて、ガイド用の切欠、あるいは変速切替え板の長手方向両端面に形成したガイド用のカム面としてもよい。これらの切欠又はカム面であっても、操作部25,26の操作に応じて切換えばね63の両端部63aをスラスト軸方向にガイドできる。
・第1実施形態において、切換えばねに替え、リングギア42,46と一体成形又は螺着等の公知の固定方法で固定された円柱状の突起を、ガイド孔に係入させる構成でもよい。
・変速機構部は、減速機構であることに限定されず、増速機構でもよいし、減速と増速との両方が可能な変速機構でもよい。
・さらに、電動工具はコンクリート用電動式ドライバーに限られず、モーターを駆動源にする他の電動工具にも同様に適用できる。例えば、電動式のインパクトドライバー、ハンマードリル、インパクトレンチ、丸鋸、ジグソー、スクリュードライバー、振動ドライバー、グラインダ、釘打機などに適用することができる。この場合、電動工具は、コンクリート用に限定されず、対象の材質は、木、プラスチック、金属、セラミックなどでもよい。
Claims (4)
- スラスト軸周りに出力軸を回転させる動力源と、
前記出力軸の回転出力を、複数の変速比に可変させる歯車列を有し、当該歯車列の噛み合わせを切り替えて変速する変速機構部と、を有する動力工具において、
前記スラスト軸周り方向に回動し、前記歯車列の噛み合わせを切り替えるために操作される変速切替え操作部と、
前記変速切替え操作部を操作位置に保持する保持ばねと、
前記変速切替え操作部の回動に合わせて、所定の変速比となるよう前記歯車列を構成する変速用の歯車を前記スラスト軸方向に動かす歯車作動機構部と、
前記変速切替え操作部の回動に合わせて前記歯車作動機構部を、前記変速用の歯車を前記スラスト軸方向に動かして噛み合う歯車を切り換える方向に付勢させる付勢機構部と、を備え、
前記付勢機構部は、前記変速切替え操作部に係合し、前記スラスト軸周り方向に付勢する回動付勢機構であって、当該スラスト軸周り方向の付勢力によって、前記歯車作動機構部をスラスト軸方向に動かし、前記変速用の歯車が噛み合う方向に付勢させることを特徴とする動力工具。 - 前記付勢機構部は、前記変速切替え操作部に係合し、前記スラスト軸周り方向の回動をスラスト軸方向の動作に変更すると共に、当該スラスト軸方向に付勢するスラスト付勢機構であって、当該スラスト軸方向の付勢力によって、前記歯車作動機構部をスラスト軸方向に動かし、前記変速用の歯車を噛み合う方向に付勢させることを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
- 前記変速用の歯車は内歯車であり、
前記スラスト付勢機構は、
前記変速切替え操作部と係合するとともに前記スラスト軸周り方向に弾性変形可能なばねと、
前記変速切替え操作部と前記ばねを介して係合する状態で前記内歯車の外周側に配置された変速切換え部材と、
前記変速切換え部材の回動を前記歯車作動機構の前記スラスト軸方向の移動に変換可能な変換機構と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の動力工具。 - 前記変速用の歯車は内歯車であり、
前記スラスト付勢機構は、
前記変速切替え操作部と係合する移動部材と、
前記変速切替え操作部のスラスト軸周り方向の操作を前記移動部材の前記スラスト軸方向への移動に変換する変換部と、
前記移動部材に固定された状態で前記内歯車の外周側に配置された線ばねと、
前記線ばねの前記移動部材と反対側の部分が前記内歯車の外周部に係止されていることを特徴とする請求項2に記載の動力工具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012214888A JP5991669B2 (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 動力工具 |
EP13185646.0A EP2724824B1 (en) | 2012-09-27 | 2013-09-24 | Power tool |
CN201310439423.9A CN103692397B (zh) | 2012-09-27 | 2013-09-24 | 动力工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012214888A JP5991669B2 (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 動力工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014069244A JP2014069244A (ja) | 2014-04-21 |
JP5991669B2 true JP5991669B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=49253123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012214888A Active JP5991669B2 (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 動力工具 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2724824B1 (ja) |
JP (1) | JP5991669B2 (ja) |
CN (1) | CN103692397B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106312957B (zh) * | 2015-07-06 | 2018-12-28 | 浙江格致工具有限公司 | 动力工具 |
JP6604536B2 (ja) * | 2015-08-04 | 2019-11-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電動工具 |
US10744632B2 (en) * | 2017-11-29 | 2020-08-18 | Nanjing Chervon Industry Co., Ltd. | Power tool |
EP4054802A4 (en) * | 2019-11-06 | 2023-08-16 | Techtronic Cordless GP | POWER TOOL AND GEAR MECHANISM FOR A POWER TOOL |
CN111643152A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-09-11 | 王伟 | 一种多功能电动骨凿 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265175U (ja) * | 1985-05-31 | 1987-04-22 | ||
JPH075927Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1995-02-15 | リョービ株式会社 | トルク調整装置 |
US6431289B1 (en) * | 2001-01-23 | 2002-08-13 | Black & Decker Inc. | Multi-speed power tool transmission |
JP4053865B2 (ja) * | 2002-11-12 | 2008-02-27 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
US7134367B2 (en) * | 2002-12-09 | 2006-11-14 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Fastener feeding system |
JP5032956B2 (ja) * | 2007-11-27 | 2012-09-26 | パナソニック株式会社 | 電動工具 |
JP5275117B2 (ja) * | 2008-10-10 | 2013-08-28 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
US8251158B2 (en) * | 2008-11-08 | 2012-08-28 | Black & Decker Inc. | Multi-speed power tool transmission with alternative ring gear configuration |
JP4824812B2 (ja) * | 2009-12-24 | 2011-11-30 | 株式会社マキタ | インパクト工具 |
JP3175818U (ja) * | 2012-03-09 | 2012-05-31 | 慶騰精密科技股▲ふん▼有限公司 | 手動及び自動変速可能な電動工具 |
-
2012
- 2012-09-27 JP JP2012214888A patent/JP5991669B2/ja active Active
-
2013
- 2013-09-24 CN CN201310439423.9A patent/CN103692397B/zh active Active
- 2013-09-24 EP EP13185646.0A patent/EP2724824B1/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2724824B1 (en) | 2017-08-09 |
CN103692397B (zh) | 2016-01-20 |
JP2014069244A (ja) | 2014-04-21 |
EP2724824A1 (en) | 2014-04-30 |
CN103692397A (zh) | 2014-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8760102B2 (en) | Electric power tool | |
JP5991669B2 (ja) | 動力工具 | |
AU2002237814B2 (en) | Multispeed power tool transmission | |
EP2448714B1 (en) | Ratchet wrench with collar-actuated reversing mechanism | |
US6805207B2 (en) | Housing with functional overmold | |
US7410441B2 (en) | Multispeed power tool transmission | |
US20030171185A1 (en) | Multispeed power tool transmission | |
WO2006020592A2 (en) | Housing with functional overmold | |
CN104646724A (zh) | 多速摆线传动 | |
JP2005297183A (ja) | ハンマドリル装置 | |
JP2014148000A (ja) | 動力工具 | |
CN115194693A (zh) | 作业工具及冲击工具 | |
EP1365890B1 (en) | Housing with functional overmold | |
JP2011073087A (ja) | 締め付け工具 | |
JP2022158637A (ja) | 電動工具 | |
JP2022158639A (ja) | 電動工具 | |
CN211709215U (zh) | 一种手持式动力工具 | |
CN105500293B (zh) | 手持式动力工具 | |
CN118019618A (zh) | 棘轮旋转工具 | |
WO2023053855A1 (ja) | 電動式ラチェット回転工具 | |
JP5283231B2 (ja) | 回転工具 | |
JP2022158636A (ja) | 電動工具及びインパクト工具 | |
CN112936191A (zh) | 一种手持式动力工具 | |
JP2006255838A (ja) | 電動工具 | |
CN105729411B (zh) | 手持式工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20141003 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160426 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160808 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5991669 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |