JP3175818U - 手動及び自動変速可能な電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】手動及び自動変速可能な電動工具を提供する。
【解決手段】電動工具は、ケーシング5内に、変速装置10、モータ2、スイッチ装置3が設けられ、ケーシング5の下方に電池4が組み合わされ、該電池4がモータ2に電力を供給する。該スイッチ装置3は、溝孔311を備えたレバー31を包含し、モータ2を制御するのに用いられ、モータ2の駆動軸21にモータ歯車22が設置され、モータ歯車22は変速装置10中の歯車システムに噛み合う。変速装置10中の変速切換えリング106は、出力軸の出力回転速度を制御するのに用いられ、変速装置10の機能切換えリング107により電動工具が自動変速モードと手動変速モードの間で切換えられる。
【選択図】図2

Description

本考案は電動工具に係り該電動工具は手動変速と自動変速の間で変換できる機構を有する。
回転方式で動力を出力する電動工具(たとえば電気ドリル)は通常、多段変速の機能を有する。しかし、二段変速或いは三段変速、或いはさらに多段の変速のいずれであっても、その速度の選択と操作は、いずれも使用者自身が手動で操作して設定しなければならない。このため、もし工具操作が未経験或いは知識のない使用者の場合、正しい設定と操作ができないため、工具を使用する際に、必要とする作業仕様を達成できないことがよくあり、更には工具の損壊も引き起こす可能性がある。
本考案の目的は、周知の多段変速機能を有する電動工具が、その速度の選択と操作のいずれも、使用者自身が手動で変速設定をしなければならないため、使用者が操作設定を熟知しているか否かにより、工具本来の性能を発揮できなくなり、工具の損壊さえ引き起す問題を解決することにある。
本考案の技術手段は、
出力軸を有する出力ユニットと、
筒体であって、内空間を有し、該出力ユニットに組み合わされ、側壁に軸方向に複数の滑り溝が設置された、上記筒体と、
変速歯車セットであって、該筒体の内空間に組み合わされ、第1端から第2端へと順に軸方向に配列された出力端面、第1変速内歯車、第2変速内歯車、回転盤を包含し該出力端面は該出力軸に接続され、該第1変速内歯車の第2端に複数の第1凸歯が設けられ、該第2変速内歯車の外周に複数の第2凸歯が設けられ、該回転盤の第2端に複数の第3凸歯が設けられた、上記変速歯車セットと、
ロック装置であって、該筒体の外周に組み合わされ、並びに該筒体と軸方向に相対移動を形成し、該ロック装置に複数の、第1端と第2端に向けて軸方向に延伸された押しピンと、第2端に向けて延伸された複数のフックが設けられ、該フックは可動に該滑り溝に組み合わされ、該押しピンの第1端にバネが設けられ、該バネの第1端は該出力ユニットに接触する、上記ロック装置と、
変速切換えリングであって、該筒体の第2端に組み合わされ、該変速切換えリングの第1端の端縁に複数の斜面セットが設けられ、該変速切換えリングの第2端に複数の第4凸歯が設けられ、該変速切換えリングの第2端の端縁に複数の歯部が設けられ、該ロック装置の押しピンの第2端は該斜面セットに接触する、上記変速切換えリングと、
機能切換えリングであって、該変速切換えリングの第2端に組み合わされた、上記機能切換えリングと、
移動内歯車であって、該変速切換えリングと該機能切換えリングの内周に組み合わされ、該移動内歯車の外周に環状溝が設けられ、内周に複数の内歯が設けられ、第1端に複数の第5凸歯を具え、第2端に複数の第6凸歯を具えた、上記移動内歯車と、
牽引装置であって、該移動内歯車の環状溝内に可動に組み合わされた、上記牽引装置と、
内歯車であって、該移動内歯車の内周に組み合わされ、該内歯車はその外周に分布する複数の外歯部と、その内周に分布する複数の内歯部を備えている、上記内歯車と、
伝動盤であって、その第1端に伝動歯車が設けられ、その第2端に複数の遊星歯車が枢設され、該複数の遊星歯車が上述の移動内歯車の内周に組み合わされ、且つ該移動内歯車の内歯と該内歯車の外歯部に共に噛み合い、該伝動歯車は該変速歯車セットに噛み合う、上記伝動盤と、
エンドカバーであって、該移動内歯車の第2端に組み合わされ、該エンドカバーの外周に、複数の第7凸歯が設けられ、該エンドカバーの側壁に斜滑り溝が設けられ、上述の牽引装置が該斜滑り溝に可動に接続され、該エンドカバーの側壁に、複数のその内周より突出する歯車が設けられ、該歯車が上述の移動内歯車の内歯と該内歯車の外歯部と噛み合い、該エンドカバーは手動で第1方向或いは第2方向に回転させられる時、該牽引装置を駆動して第1端或いは第2端に向けて移動させ、これにより、該移動内歯車の第6凸歯を該エンドカバーの第7凸歯と噛み合わせるか否かを制御する、上記エンドカバーと、
自動切換えスイッチであって、該筒体に設けられ、該自動切換えスイッチが該牽引装置に接続され、該牽引装置を制御して第1端或いは第2端に向けて移動させることで、作業負荷の状況により、該ロック装置のフックを自動制御して移動させ、該変速歯車セットの第1凸歯、第2凸歯或いは第3凸歯と組み合わせる、上記自動切換えスイッチと、
を包含する。
本考案の提供する手動及び自動変速可能な電動工具は、自動変速モードでは使用者は自身で速度レベルを設定する必要がなく、電動工具は起動時に高速状態となり、作業負荷が増加した時に、低回転速度に自動変換して作業出力のトルクを高め、最良の作業効率を達成し、電動工具を作業に最適な状態にする。本考案の電動工具はまた手動変速モードに設定され、単一形態の作業状況下で(たとえば大量の単一孔径のさん孔を開口する等)、最も効率的に作業を達成できる。
本考案の電動工具の全体外観の実施例立体図である。 本考案の主要な部品の組合せ関係を示す立体分解図である。 本考案の変速装置の主要な部品の組合せ関係を示す立体分解図である。 本考案の変速切換えリングの構造を異なる角度から表示する実施例立体図である。 本考案の変速切換えリングの構造を異なる角度から表示する実施例立体図である。 本考案のエンドカバーの構造を異なる角度から表示する実施例立体図である。 本考案のエンドカバーの構造を異なる角度から表示する実施例立体図である。 本考案の機能切換えリングの構造を異なる角度から表示する実施例立体図である。 本考案の機能切換えリングの構造を異なる角度から表示する実施例立体図である。 本考案のスイッチ装置の構造の立体図である。 本考案の自動変速モードで低回転高トルクの形態の出力を発生する構造の表示図である。 本考案の自動変速モードで作業負荷が漸増する時、ロック装置が第2端方向に移動する表示図である。 本考案の自動変速モードで、ロック装置のフックが第2変速内歯車の第2凸歯との噛み合い状態となり、第2変速内歯車が回転不能となる表示図である。 本考案の手動変速モードで、移動内歯車の第6凸歯とエンドカバーの第7凸歯が噛み合い、これにより移動内歯車と内歯車がいずれも固定されて回転不能となった表示図である。 本考案の自動変速モードで、移動内歯車の第5凸歯と変速切換えリングの第4凸歯が噛み合い、移動内歯車が変速切換えリングを駆動して同期に回転させる表示図である。 本考案の自動切換えスイッチの切換え歯車が変速切換えリングの歯部に噛み合う実施例表示図である。
本考案の技術内容、構造特徴、達成する目的を詳細に説明するため、以下に実施例を挙げ並びに図面を組み合わせて説明する。
図1及び図2に示されるように、本考案の提供する手動及び自動変速可能な電動工具は、ケーシング5内に、変速装置10、モータ2、スイッチ装置3が設けられ、ケーシング5の下方に電池4が組み合わされ、該電池4がモータ2に電力を供給する。該スイッチ装置3は、溝孔311を備えたレバー31を包含し、モータ2が動作するか否かを制御するのに用いられ、モータ2の駆動軸21にモータ歯車22が設置され、モータ歯車22は変速装置10中の歯車システムに噛み合う。変速装置10中に包含される変速切換えリング106は、出力軸1011の出力回転速度を制御するのに用いられ、変速装置10中に包含される機能切換えリング107により電動工具が自動変速モードと手動変速モードの間で切換えられる。
本考案の電動工具は相対する第1端と第2端を備え、そのうち、第1端は工作物に対向する一端であり、第2端は工作物に背向する他端である。これにより、以下に述べる第1端は、いずれも同じ方向を指し、第2端は別の同じ方向を指す。
図3に示されるように、本考案の変速装置10の好ましい実施例は、出力ユニット100、変速歯車セット102、筒体103、ロック装置104、変速切換えリング106、伝動盤110、内歯車108、機能切換えリング107、牽引装置111、移動内歯車112及びエンドカバー113を包含する。
そのうち、出力ユニット100は上ケース101を包含し、上ケース101内に二つの軸受1013が設置され、並びに軸受1013に出力軸1011が組み合わされ、出力軸1011の第1端は刃物(たとえばドリル)或いはその他の工具(たとえばネジ回し)を組み合わせる部分であり、出力軸1011の第2端には多角軸1012が設けられている。出力軸1011の第1端は上ケース101の第1端より突出する。
図3に示されるように、本考案の筒体103の好ましい実施例は、内空間を備えた円筒体とされ、筒体103の側壁に、軸方向に複数の滑り溝1031が設置され、筒体103の第2端の外側壁に凸耳が設けられ、該凸耳に第1ピン孔1032と第2ピン孔1033が設けられ、ネジを利用して、筒体103の第1端が上ケース101の第2端に固定されて、出力ユニット100に組み合わされる。
図3に示されるように、本考案の変速歯車セット102は、筒体103の内空間に組み合わされ、その好ましい実施例は、第1端から第2端に、順に軸方向に配列された、出力端面1021、第1変速内歯車1022、第2変速内歯車1023、及び回転盤1024を包含する。該出力端面1021の中央に多角孔10211が設けられ、出力端面1021が回転する時に同期して出力軸1011を駆動し回転させられる。該第1変速内歯車1022の第2端に複数の第1凸歯10221が設けられ、第2変速内歯車1023の外周に複数の第2凸歯10231が設けられ、回転盤1024の第2端に複数の第3凸歯10241が設けられる。上述の出力端面1021、第1変速内歯車1022、第2変速内歯車1023、及び回転盤1024は、一種の歯車系装置をなし、相互間の組合せは周知の技術に属するため、これ以上の詳細な説明は省略する。
図3に示されるように、本考案のロック装置104の好ましい実施例は、円形リングとされ、その内周は筒体103の外周よりやや大きく、これによりロック装置104は筒体103の外周に嵌合され、並びに筒体103と軸方向に相対移動を形成できる。該ロック装置104の周辺に複数の孔が設けられ、並びに各孔に押しピン1042が圧迫設置され、これにより押しピン1042の両端はロック装置104の第1端と第2端に向けて軸方向に突出するよう延伸される。各押しピン1042の第1端はそれぞれバネ105に挿入される。ロック装置104の第2端に、第2端に向けて延伸された複数のフック1041が設けられ、該ロック装置104が筒体103の外周に嵌合される時に、フック1041が可動に、筒体103の外周の各滑り溝1031に組み合わされ、各バネ105の第1端は上ケース101の第2端の適宜位置に接触し、これにより、ロック装置104は筒体103と相対軸方向移動を形成できるが、相対回転は形成できない。
本考案の変速切換えリング106は可動に筒体103外周に嵌合される円筒形態とされ、図4Aに示されるように、その第1端の周縁に複数組の押しピン1042数量に対応する斜面セット1062が設けられ、該斜面セット1062は複数の、連続して曲折する斜辺を包含する。図4Bに示されるように、変速切換えリング106の第2端の周縁には複数の第4凸歯1063が設けられ、及び、第2端の外周の局部位置に複数の歯部1064が設けられる。変速切換えリング106の外周には少なくとも一つの変速パドル1061が設けられる。変速切換えリング106が筒体103の外周に嵌合された後に、ロック装置104に設けられた各押しピン1042の第2端はそれぞれ各斜面セット1062に接触する。変速切換えリング106が第1方向に回転する時、その斜面セット1062はロック装置104上の押しピン1042を押動し、これによりロック装置104を押動して第1端の方向に移動させ、変速切換えリング106が反対の第2方向に回転する時、斜面セット1062はバネ105の弾力が組み合わされて、ロック装置104を第2端の方向に押動する。
図6Aと図6Bに示されるように、本考案の機能切換えリング107の好ましい実施例は一種の円形リング体とされ、その外周に機能パドル1071が設けられ、機能パドル1071の位置に対応する内周壁面に軸方向に延伸された溝1072が設けられている。機能切換えリング107は変速切換えリング106の第2端に設けられる。
図3に示されるように、本考案の移動内歯車112の好ましい実施例によると、その外周に、その円周を囲む環状溝1124が設けられ、その第1端に複数の第5凸歯1122が設けられ、その第2端に複数の第6凸歯1123が設けられ、その内周に複数の内歯1121が設けられる。上述の牽引装置111の好ましい実施例は金属ロッドが連続折り曲げ加工されてなるC形本体が形成され、該C形本体の一端に横棒1110が接続され、該横棒1110に直棒1111が接続され、牽引装置111のC形本体が移動内歯車112の環状溝1124に嵌め込まれた後、さらに横棒1110が機能切換えリング107の溝1072内に挿入され、移動内歯車112が機能切換えリング107の内周中に位置づけられる。これにより、機能切換えリング107が回転させられる時、牽引装置111が駆動されて環状溝1124中で移動する。移動内歯車112と牽引装置111がいずれも機能切換えリング107に組み合わされた後、すなわち、機能切換えリング107が変速切換えリング106の第2端に組み合わされ、その後、さらに該伝動盤110が組み合わされる。上述の伝動盤110の第1端に伝動歯車1101が設けられ、第2端に複数のピン1102が設けられ、各ピン1102はいずれも遊星歯車109に通され、伝動歯車1101は変速歯車セット102の第2端より変速歯車セット102内の歯車系に噛み合わされる。その後、さらに、内歯車108が伝動盤110に組み合わされ、該内歯車108の内周に複数の内歯部1081が設けられ、外周に複数の外歯部1082が設けられ、内歯車108が伝動盤110に組み合わされる時、その内歯部1081は上述の各遊星歯車109に噛み合わされ、外歯部1082は移動内歯車112の各内歯1121に噛み合う。
図3、図5A、図5Bに示されるように、本考案のエンドカバー113は移動内歯車112の第2端に組み合わされ、並びにエンドカバー113内のワッシャー119により内歯車108と遊星歯車109が隔離され、内歯車108と遊星歯車109がエンドカバー113の内部壁面と過度の摩擦を発生しないものとされる。該エンドカバー113の外周に複数の第7凸歯1133が設けられ、エンドカバー113の側壁に斜滑り溝1134が設けられ、上述の牽引装置111の直棒1111が可動に該斜滑り溝1134に組み合わされる。該エンドカバー113の側壁にさらに複数の凹溝1131が設けられ、各凹溝1131内の垂直壁面それぞれに軸孔1132が設けられ、さらに複数の軸ピン115に対応する歯車114が組み合わされた後に、該軸ピン115が該軸孔1132に枢設されて、歯車114がエンドカバー113の内周より突出し、これにより歯車114が移動内歯車112の内歯1121に噛み合い、及び、内歯車108の外歯部1082に噛み合う。エンドカバー113の下方より壁が突出し、該壁に第3ピン孔1135と第4ピン孔1136が設けられている。
図3に示されるように、本考案の自動切換えスイッチ116は、その好ましい実施例が、連接シート1161、雌ネジ11621と穿孔11622を具えたスライドブロック1162、ウォーム1164、引き棒1163、第1長ピン117、第2長ピン118と切換え歯車1165を包含する。
上述の連接シート1161の相対する両端に、凸壁が設けられ、この両凸壁に対応する孔11612が設けられ、連接シート1161の四つの角部にそれぞれ切欠き11611が設けられ、連接シート1161の相対する両側の二つの切欠き11611は直線対応を呈し、連接シート1161の下方には下向きに突出する湾曲フック11613が設けられている。上述の引き棒1163は金属棒が連続して折り曲げられてフック11631を有し、該引き棒1163は連接シート1161に設けられ、連接シート1161の各切欠き11611の係止を受けて制限される。ウォーム1164はスライドブロック1162の雌ネジ11621に螺合され、且つウォーム1164の一端にスイングロッド11641が形成され、該スイングロッド11641は切換え歯車1165に設けられたキー溝11651に挿入されて接続が完成し、切換え歯車1165は変速切換えリング106の歯部1064に噛み合う(図13に示されるとおり)。該第1長ピン117はウォーム1164と切換え歯車1165を通った後、第1長ピン117の両端はそれぞれ筒体103に設けられた第1ピン孔1032とエンドカバー113に設けられた第3ピン孔1135に挿入される。該第2長ピン118は該スライドブロック1162の穿孔11622、該連接シート1161の孔11612を通った後、該第2長ピン118の両端はそれぞれ筒体103に設けられた第2ピン孔1033とエンドカバー113に設けられた第4ピン孔1136に挿入され、その後、連接シート1161の湾曲フック11613がレバー31の上方に設けられた溝孔311に挿入される。これにより、レバー31が操作されて連接シート1161、引き棒1163とスライドブロック1162が駆動されて同時に移動する時、ウォーム1164と切換え歯車1165が駆動されて同時に回転し、これにより、変速切換えリング106が駆動されて回転する。前述の自動切換えスイッチ116の各部品の組合せ後の構造は図7に示されるとおりである。
本考案の電動工具の、自動変速と手動変速の操作方式は以下のとおりである。
[自動変速モード]
図12に示されるように、自動変速モードを使用する時、使用者が、機能切換えリング107の機能パドル1071を第1方向に向けて動かし、機能切換えリング107を回転させると、牽引装置111が駆動されて同時に回転し、牽引装置111の直棒1111がエンドカバー113の上方の斜滑り溝1134の案内を受けて第1端方向に移動し、これにより移動内歯車112を駆動して第1端方向に移動させ、その第1端の第5凸歯1122と変速切換えリング106の第2端の第4凸歯1063が噛み合い、これにより、移動内歯車112が駆動されて回転する時、変速切換えリング106もまた同期して回転する。
さらに、図7に示されるように、使用者が自動切換えスイッチ116のレバー31を押圧する時、レバー31は連接シート1161を駆動してスライドさせ、連接シート1161に取り付けられた引き棒1163がスライドブロック1162を引張り同期してスライドさせ、スライドブロック1162中の雌ネジ11621がウォーム1164を駆動して回転させ、これにより切換え歯車1165を駆動して回転させ、切換え歯車1165は変速切換えリング106を回転させ、変速切換えリング106の第1端の斜面セット1062が斜面作用により、ロック装置104を押動して第1端方向に移動させ、ロック装置104はレバー31と同期してシフト位置により前進し、レバー31が全部の行程を移動すると、ロック装置104のフック1041が変速歯車セット102中の第1変速内歯車1022の第1凸歯10221に噛み合い、移動内歯車112を回転不能とし、変速歯車セット102の高回転低トルクの出力を形成する。
作業負荷が徐々に大きくなる時、内歯車108の受ける反対方向の作用力も大きくなり、力がバネ105の弾力より大きくなると、内歯車108は反転開始し、その外歯部1082が歯車114を駆動して回転させ、これにより内歯車108を駆動し回転させ、同期して変速切換えリング106を駆動して回転させる。このとき、変速切換えリング106の前端の斜面セット1062は制限位置の変動により、バネ105の推力の下で、ロック装置104が第2端方向に移動し(図9のとおり)、ロック装置104のフック1041も第1変速内歯車1022の第1凸歯10221と噛み合った状態から第2変速内歯車1023の第2凸歯10231と噛み合う状態に変わり、これにより第2変速内歯車1023が回転不能となり、中回転中トルクの出力を形成し、出力軸1011の作業負荷を上回り、継続して作業できるようにする(図10のとおり)。
作業負荷がさらに続いて増加する場合、電動工具は上述の動作を続け、ロック装置104のフック1041がさらに回転盤1024の第3凸歯10241に噛み合う状態に変わり、これにより低回転高トルクの出力を形成し、続けて作業を完成する(図8に示されるとおり)。
[手動変速モード]
図11に示されるように、手動変速モードを使用する時、使用者が機能切換えリング107の機能パドル1071を第2方向に向けてはじくことで、機能切換えリング107を回転させて、牽引装置111を駆動して第2方向に向けて回転させると、牽引装置111の直棒1111はエンドカバー113の斜滑り溝1134の案内を受けて第2方向に移動し、これにより移動内歯車112が駆動されて第2方向に移動し、移動内歯車112の第2端の第6凸歯1123がエンドカバー113の外周の第7凸歯1133と噛み合い、これにより、移動内歯車112が固定されて回転不能となり、相互に噛み合った歯車114もまた固定され回転不能となり、歯車114と噛み合った内歯車108も同様に固定されて回転不能となる。このとき、作業負荷がどのように変化しても、移動内歯車112を回転させることはできず、変速装置自身は自動変速を発生させる機構がなく、手動変速状態となる。このとき、変速を実行するには、手動で変速切換えリング106の変速パドル1061を操作すれば回転速度を変換できる。
以上述べたことは、本考案の実施例にすぎず、本考案の実施の範囲を限定するものではなく、本考案の権利請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本考案の権利のカバーする範囲内に属するものとする。
10 変速装置
100 出力ユニット
101 上ケース
1011 出力軸
1012 多角軸
1013 軸受
102 変速歯車セット
1021 出力端面
10211 多角孔
1022 第1変速内歯車
10221 第1凸歯
1023 第2変速内歯車
10231 第2凸歯
1024 回転盤
10241 第3凸歯
103 筒体
1031 滑り溝
1032 第1ピン孔
1033 第2ピン孔
104 ロック装置
1041 フック
1042 押しピン
105 バネ
106 変速切換えリング
1061 変速パドル
1062 斜面セット
1063 第4凸歯
1064 歯部
107 機能切換えリング
1071 機能パドル
1072 溝
108 内歯車
1081 内歯部
1082 外歯部
109 遊星歯車
110 伝動盤
1101 伝動歯車
1102 ピン
111 牽引装置
1110 横棒
1111 直棒
112 移動内歯車
1121 内歯
1122 第5凸歯
1123 第6凸歯
1124 環状溝
113 エンドカバー
1131 凹溝
1132 軸孔
1133 第7凸歯
1134 斜滑り溝
1135 第3ピン孔
1136 第4ピン孔
114 歯車
115 軸ピン
116 自動切換えスイッチ
1161 連接シート
11611 切欠き
11612 孔
11613 湾曲フック
1162 スライドブロック
11621 雌ネジ
11622 穿孔
1163 引き棒
11631 フック
1164 ウォーム
11641 スイングロッド
1165 切換え歯車
11651 キー溝
2 モータ
21 駆動軸
3 スイッチ装置
31 レバー
311 溝孔
4 電池
5 ケーシング

Claims (6)

  1. 手動及び自動変速可能な電動工具において、
    出力軸を有する出力ユニットと、
    筒体であって、内空間を有し、側壁に軸方向に複数の滑り溝が設置され、該出力ユニットに組み合わさる、上記筒体と、
    変速歯車セットであって、該筒体の内空間に組み合わされ、第1端から第2端へと順に軸方向に配列された出力端面、第1変速内歯車、第2変速内歯車、回転盤を包含し、該出力端面は該出力軸に接続され、該第1変速内歯車の第2端に複数の第1凸歯が設けられ、該第2変速内歯車の外周に複数の第2凸歯が設けられ、該回転盤の第2端に複数の第3凸歯が設けられた、上記変速歯車セットと、
    ロック装置であって、該筒体の外周に組み合わされ、並びに該筒体と軸方向に相対移動を形成し、該ロック装置に複数の、第1端と第2端に向けて軸方向に延伸された押しピンと、第2端に向けて延伸された複数のフックが設けられ、該フックは可動に該滑り溝に組み合わされ、該押しピンの第1端にバネが設けられ、該バネの第1端は該出力ユニットに接触する、上記ロック装置と、
    変速切換えリングであって、該筒体の第2端に組み合わされ、該変速切換えリングの第1端の端縁に複数の斜面セットが設けられ、該変速切換えリングの第2端に複数の第4凸歯が設けられ、該変速切換えリングの第2端の端縁に複数の歯部が設けられ、該ロック装置の押しピンの第2端は該斜面セットに接触する、上記変速切換えリングと、
    機能切換えリングであって、該変速切換えリングの第2端に組み合わされた、上記機能切換えリングと、
    移動内歯車であって、該変速切換えリングと該機能切換えリングの内周に組み合わされ、該移動内歯車の外周に環状溝が設けられ、内周に複数の内歯が設けられ、第1端に複数の第5凸歯を具え、第2端に複数の第6凸歯を備えた、上記移動内歯車と、
    牽引装置であって、該移動内歯車の環状溝内に可動に組み合わされた、上記牽引装置と、
    内歯車であって、該移動内歯車の内周に組み合わされ、該内歯車はその外周に分布する複数の外歯部と、その内周に分布する複数の内歯部を備えている、上記内歯車と、
    伝動盤であって、その第1端に伝動歯車が設けられ、その第2端に複数の遊星歯車が枢設され、該複数の遊星歯車が上述の移動内歯車の内周に組み合わされ、且つ該移動内歯車の内歯と該内歯車の外歯部に共に噛み合い、該伝動歯車は該変速歯車セットに噛み合う、上記伝動盤と、
    エンドカバーであって、該移動内歯車の第2端に組み合わされ、該エンドカバーの外周に、複数の第7凸歯が設けられ、該エンドカバーの側壁に斜滑り溝が設けられ、上述の牽引装置が該斜滑り溝に可動に接続され、該エンドカバーの側壁に、複数のその内周より突出する歯車が設けられ、該歯車が上述の移動内歯車の内歯と該内歯車の外歯部と噛み合い、該エンドカバーは手動で第1方向或いは第2方向に回転させられる時、該牽引装置を駆動して第1端或いは第2端に向けて移動させ、これにより、該移動内歯車の第6凸歯を該エンドカバーの第7凸歯と噛み合わせるか否かを制御する、上記エンドカバーと、
    自動切換えスイッチであって、該筒体に設けられ、該自動切換えスイッチが該牽引装置に接続され、該牽引装置を制御して第1端或いは第2端に向けて移動させることで、作業負荷の状況により、該ロック装置のフックを自動制御して移動させ、該変速歯車セットの第1凸歯、第2凸歯或いは第3凸歯と組み合わせる、上記自動切換えスイッチと、
    を包含することを特徴とする、手動及び自動変速可能な電動工具。
  2. 請求項1記載の手動及び自動変速可能な電動工具において、該自動切換えスイッチは、孔が設けられた連接シート、雌ネジと穿孔を備えたスライドブロック、ウォーム、引き棒、第1長ピン、第2長ピンと切換え歯車を包含し、該引き棒は該連接シートに設けられ、並びに該連接シートの制限を受け、該ウォームは該スライドブロックの雌ネジに螺合され、且つ該ウォームの一端は該切換え歯車に接続され、該第1長ピンは該ウォームと該切換え歯車に通された後に該筒体と該エンドカバーに固定され、該第2長ピンは該スライドブロックの穿孔と該連接シートの孔に通された後、該筒体と該エンドカバーに固定され、該連接シートにレバーが接続され、該レバーが操作されることで、該連接シート、該引き棒、該スライドブロックが駆動されて移動し、これにより該ウォームと該切換え歯車が回転し、これにより該変速切換えリングが駆動されて回転することを特徴とする、手動及び自動変速可能な電動工具。
  3. 請求項2記載の手動及び自動変速可能な電動工具において、該切換え歯車にキー溝が設けられ、該ウォームの一端が該キー溝に挿入されて、該切換え歯車との接続が完成することを特徴とする、手動及び自動変速可能な電動工具。
  4. 請求項1記載の手動及び自動変速可能な電動工具において、該牽引装置は金属ロッドが、連続折り曲げ加工されて形成されて横棒と該横棒に接続された直棒を備え、該直棒が可動に該移動内歯車の環状溝内に組み合わされることを特徴とする、手動及び自動変速可能な電動工具。
  5. 請求項2記載の手動及び自動変速可能な電動工具において、該レバーに溝孔が設けられ、該連接シートに湾曲フックが設けられ、該湾曲フックが該溝孔に組み合わされることで、該連接シートと該レバーの接続が完成することを特徴とする、手動及び自動変速可能な電動工具。
  6. 請求項1記載の手動及び自動変速可能な電動工具において、該出力軸の第2端は多角軸を具え、該変速歯車セットの出力端面に多角孔が設けられ、該多角軸が該多角孔内に組み合わされることを特徴とする、手動及び自動変速可能な電動工具。
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