JPH0759254A - モータの過電流検出装置および方法 - Google Patents

モータの過電流検出装置および方法

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JPH0759254A
JPH0759254A JP5200600A JP20060093A JPH0759254A JP H0759254 A JPH0759254 A JP H0759254A JP 5200600 A JP5200600 A JP 5200600A JP 20060093 A JP20060093 A JP 20060093A JP H0759254 A JPH0759254 A JP H0759254A
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JP
Japan
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motor
temperature
overcurrent detection
overcurrent
detection level
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Application number
JP5200600A
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English (en)
Inventor
Satoshi Miyamoto
悟司 宮本
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの温度上昇による巻線抵抗の変化の影
響を受けることなく安定な過電流保護を可能にすると共
に、広い温度範囲にわたってモータの特性を十分に活用
できるようにすること。 【構成】 電流検出手段は、モータの巻線を流れる電流
の大きさを検出する。温度検出手段は、モータ温度を検
出する。過電流検出レベル作成手段は、温度検出手段に
よって検出されたモータ温度が低い場合には高い過電流
検出レベルを出力し、モータ温度が高い場合には低い過
電流検出レベルを出力する。電流検出手段によって検出
された電流値および過電流検出レベル作成手段から出力
された過電流検出レベルは、比較手段に入力される。比
較手段は、入力される電流値と過電流検出レベルとを比
較して、過電流状態が発生しているか否かを示す信号を
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電流検出レベルをモ
ータの温度に応じて変化させるようにしたモータの過電
流検出装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はモータの過電流保護の従来例を示
す図である。同図において、1ないし4はトランジス
タ、5は直流モータ、6は直流電源、Fはヒューズをそ
れぞれ示している。直流モータ5を正方向回転する場合
にはトランジスタ1とトランジスタ4をオンし、直流モ
ータ5を逆方向回転する場合にはトランジスタ2とトラ
ンジスタ3をオンする。直流モータの巻線電流が過電流
検出レベルを越えると、ヒューズFが溶断される。
【0003】図8はモータの過電流保護の他の従来例を
示す図である。同図において、7は比較器、8は電流検
出抵抗、R1とR2は抵抗をそれぞれ示している。電流
検出抵抗8の両端電圧の大きさは、巻線を流れる電流の
大きさに比例する。比較器7の+入力端子には電圧Vcc
を抵抗R1とR2で分圧した電圧が入力される。比較器
7の−入力端子には電流検出抵抗8の電圧が入力され
る。比較器7の−入力端子に入力される電圧が+入力端
子に入力される電圧を越えると、比較器7の出力は低レ
ベルになる。比較器7の出力が低レベルになったこと
は、モータの巻線を流れる電流が過電流検出レベルを越
えたことを意味している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
モータの過電流検出方式では、過電流検出レベルが固定
となり、モータ昇温時の巻線抵抗の増加を考慮すると、
過電流検出レベルを低く設定する必要があった。すなわ
ち、過電流検出レベルは、使用温度の上限値における巻
線抵抗値に基づいて定められていた。しかし、常温時お
よび低温時においてモータの性能を十分に活用するため
には、過電流検出レベルを高めに設定するのが好まし
い。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて創作されたも
のであって、モータの温度上昇による巻線抵抗の変化に
影響を受けることなく安定な過電流保護を可能にすると
ともに、モータの特性を十分に活用できるようになった
モータの過電流検出装置および方法を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。請求項1のモータの過電流検出装置は、モー
タの巻線を流れる電流の大きさを検出する電流検出手段
と、モータの温度を検出する温度検出手段と、上記温度
検出手段の検出温度が低い場合には高い過電流検出レベ
ルを出力し、上記温度検出手段の検出温度が高い場合に
は低い過電流検出レベルを出力する過電流検出レベル作
成手段と、上記電流検出手段によって検出された電流値
と上記過電流検出レベル作成手段から出力された過電流
検出レベルとを比較する比較手段とを具備することを特
徴とするものである。
【0007】請求項2のモータの過電流検出方法は、モ
ータの温度が低い場合には過電流検出レベルを高く設定
し、モータの温度が高い場合には過電流検出レベルを低
く設定し、モータの巻線を流れる電流の値と設定された
過電流検出レベルを比較することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】温度検出手段は、サーミスタや温度開閉器であ
る。過電流検出レベル作成手段は、モータの温度が低い
場合には高い過電流検出レベルを出力し、モータの温度
が高い場合には低い過電流検出レベルを出力する。電流
検出手段によって検出された電流値と過電流検出レベル
作成手段から出力された過電流検出レベルは比較手段に
入力される。電流検出手段によって検出された電流値が
過電流検出レベル作成手段から出力される過電流検出レ
ベルよりも大きい場合には、過電流が発生したとされ
る。
【0009】
【実施例】図2は本発明の第1実施例の電気回路を示す
図である。同図において、1ないし4はトランジスタ、
5は直流モータ、6は直流電源、7は比較器、8は電流
検出抵抗、9はサーミスタ、10は抵抗をそれぞれ示し
ている。
【0010】直流モータ5を正方向回転する場合にはト
ランジスタ1とトランジスタ4をオンし、直流モータ5
を逆方向回転する場合にはトランジスタ2とトランジス
タ3をオンする。サーミスタ9は、正特性のものであ
り、例えばモータ5のケースに取り付けられている。正
特性のサーミスタ9と抵抗10は直列接続され、サーミ
スタ5の上端は電圧Vccに接続され、抵抗10の下端
はアースされている。
【0011】サーミスタ9と抵抗10の接合点の電圧
は、比較器7の+入力端子に印加される。サーミスタ9
は正特性のものであるから、モータ5の温度が上昇する
と、これに従ってサーミスタ5の抵抗値は増加し、モー
タ温度の上昇に従ってサーミスタ9と抵抗10の接合点
の電圧は減少する。電流検出抵抗8の電圧の大きさは、
モータ5の巻線電流の大きさに比例する。電流検出抵抗
8の上端の電圧は、比較器7の−入力端子に入力され
る。
【0012】比較器7の−入力端子に印加される電圧が
+入力端子に印加される電圧を越えると、比較器7の出
力は低レベルになる。比較器7の出力が低レベルになっ
たことは、モータの巻線を流れる電流が過電流検出レベ
ルを越えたことを意味している。比較器7の+入力端子
に印加される電圧,すなわちサーミスタ9と抵抗10の
接合点電圧が過電流検出レベルを示す。
【0013】図3は本発明の第1実施例の特性を説明す
る図である。図3に示すように、モータ巻線の抵抗値
は、モータ温度が上昇すると増加する。モータの巻線抵
抗値は、0〜100°Cで約40%変化する。過電流検
出レベルは、モータ温度が上昇すると、低下する。すな
わち、モータの低温時には過電流検出レベルは高く、モ
ータの高温時には過電流検出レベルは低くなる。
【0014】図4は本発明の第2実施例の電気回路を示
す図である。同図において、1ないし4はトランジス
タ、5は直流モータ、6は直流電源、7は比較器、8は
電流検出抵抗、11は温度開閉器、12ないし14は抵
抗をそれぞれ示している。
【0015】温度開閉器11は、例えばモータ5のケー
スに取り付けられており、モータ温度が所定値になるま
では開状態を保ち、モータ温度が所定値を越えると閉状
態になる。電源Vccには抵抗12の上端が接続され、抵
抗12の下端には抵抗13の上端が接続されると共に抵
抗14の上端が接続され、抵抗13の下端はアースさ
れ、抵抗14の下端は温度開閉器11を介してアースさ
れている。
【0016】抵抗12の下端電圧は比較器7の+入力端
子に印加され,電流検出抵抗8の上端電圧は比較器7の
−入力端子に印加される。比較器7の−入力端子に印加
される電圧が+入力端子に印加される電圧を越えると、
比較器7の出力は低レベルになる。比較器7の出力が低
レベルになったことは、モータの巻線を流れる電流が過
電流検出レベルを越えたことを意味している。
【0017】温度開閉器11が開状態のときの抵抗12
の下端電圧をVo 、温度開閉器11が閉状態のときの抵
抗12の下端電圧をVsとすると、Vo およびVsはそ
れぞれ一定であり、Vo >Vsとなる。
【0018】図5は本発明の第2実施例の特性を説明す
る図である。図5に示すように、モータ巻線抵抗値は、
モータ温度が上昇すると増加する。過電流検出レベル
は、モータ温度が所定値に達するまでは高レベル(Vo
に対応)であり、モータ温度が所定値を越えると低レベ
ル(Vs に対応)になる。
【0019】図6は本発明の第3実施例の電気回路を示
す図である。同図において、1ないし4はトランジス
タ、5は直流モータ、6は直流電源、8は電流検出抵
抗、15は温度検出器、16はA/D変換器、17はマ
イクロプロセッサをそれぞれ示している。
【0020】温度検出器15は、例えばサーミスタであ
る。温度検出器15によって検出されるアナログ温度信
号はA/D変換器16によってディジタル温度信号に変
換される。マイクロプロセッサ17は、A/D変換器1
6から出力されるディジタル温度信号を取り込む。電流
検出抵抗8によって検出されたアナログ電流信号もA/
D変換器16によってディジタル電流信号に変換され
る。マイクロプロセッサ17は、A/D変換器16から
出力されるディジタル電流信号を取り込む。図示されて
いないが、A/D変換器16の前段にはセレクタが設け
られており、このセレクタはアナログ温度信号またはア
ナログ電流信号の中の何れか一方を出力する。このセレ
クタは、マイクロプロセッサ17によって制御される。
【0021】マイクロプロセッサ17は、取り込んだ温
度信号に基づいて過電流検出レベルを作成し、作成した
過電流検出レベルと取り込んだ電流信号とを比較し、巻
線電流が過電流検出レベルを越えてているか否かを調べ
る。なお、温度検出器15は、温度開閉器であっても良
い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、モータの温度上昇による巻線抵抗の変化の影
響を受けることなく、安定な過電流保護が可能となる。
また、本発明によれば、広い温度範囲にわたってモータ
の特性を十分に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の電気回路を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の特性を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例の電気回路を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例の特性を示す図である。
【図6】本発明の第3実施例の電気回路を示す図であ
る。
【図7】モータの過電流保護の従来例を示す図である。
【図8】モータの過電流保護の他の従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】 1ないし4 トランジスタ 5 直流モータ 6 直流電源 7 比較器 8 電流検出抵抗 9 サーミスタ 10 抵抗 11 温度開閉器 12ないし14 抵抗 15 温度検出器 16 A/D変換器 17 マイクロプロセッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの巻線を流れる電流の大きさを検
    出する電流検出手段と、 モータの温度を検出する温度検出手段と、 上記温度検出手段の検出温度が低い場合には高い過電流
    検出レベルを出力し、上記温度検出手段の検出温度が高
    い場合には低い過電流検出レベルを出力する過電流検出
    レベル作成手段と、 上記電流検出手段によって検出された電流値と上記過電
    流検出レベル作成手段から出力された過電流検出レベル
    とを比較する比較手段とを具備することを特徴とするモ
    ータの過電流検出装置。
  2. 【請求項2】 モータの温度が低い場合には過電流検出
    レベルを高く設定し、モータの温度が高い場合には過電
    流検出レベルを低く設定し、 モータの巻線を流れる電流の値と設定された過電流検出
    レベルを比較することを特徴とするモータの過電流検出
    方法。
JP5200600A 1993-08-12 1993-08-12 モータの過電流検出装置および方法 Pending JPH0759254A (ja)

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