JPH075860A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH075860A
JPH075860A JP6001313A JP131394A JPH075860A JP H075860 A JPH075860 A JP H075860A JP 6001313 A JP6001313 A JP 6001313A JP 131394 A JP131394 A JP 131394A JP H075860 A JPH075860 A JP H075860A
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JP
Japan
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group
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area
display control
display
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JP6001313A
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Jieemusu Uitsutobii Rodonii
ジェームス ウィットビー ロドニー
Rosu Buraun Deebitsudo
ロス ブラウン デービッド
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Canon Inc
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
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    • G09G2320/0247Flicker reduction other than flicker reduction circuits used for single beam cathode-ray tubes

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、低速のリフレッシュレートでこの
ような画像表示装置を駆動し、実効的に高速のリフレッ
シュレートと同等の視覚品質を得る表示装置制御装置を
提供する。 【構成】 本発明は、この種の表示装置(5)がメモリ
特性を有していることを利用して、この表示装置を低速
のリフレッシュレートで駆動し、画面の動き(15)が
検出された部分を高速度でリフレッシュを行い、画面全
体のリフレッシュは時折行うようにすることによって、
表示装置が高速のリフレッシュレートで動作しているよ
うに見えるようにする図である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータカラー表
示装置やカラープリンタなどのカラー表示装置に画像を
表示する技術に関するものであり、特にカラーラスター
表示装置に、カラー画像を表示する表示制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】画像を表示するための装置として、陰極
線管(CRT)やツイストネマティック液晶表示装置
(LCD)などが知られている。画像表示装置として通
常用いられている高解像度カラーCRTあるいはLCD
は、1ライン当たり1280画素を1024ライン程度
を表示することが可能な解像度を有している。各画素
は、CRT画面上のその画素の赤、緑、および青の各カ
ラーの強度レベルを表す情報からなっている。また、リ
フレッシュレートとしては、25Hz以上、通常は60
Hzが通常の標準として用いられている。
【0003】表示装置への画像を形成する具体的な方法
としては、CRTの蛍光スクリーン上の残光を用いる
か、あるいはLCDの結晶要素の透過率の変化を用いて
行われる。画面から目に入った光の印象はその光が実際
には消失してしまった後も数分の1秒間持続される。毎
秒当たり多数のフレームを目にさらすようにすると、目
はこれらの各フレームとフレームとの間を融合し、あた
かも画像が連続的に表示されているかのような錯覚が生
じる。動きのある画像に対してこのような錯覚を生じる
ようにするには、フレームとフレームとの間を目が連続
的に融合することができるのに十分な数のフレームを毎
秒当たり表示することが必要である。通常は、画像反復
速度を毎秒当たり16フレーム以上とすると、このよう
な効果を得ることができる。
【0004】しかし、フレームとフレームとの間が暗く
なる場合に、ある1つの画像の明るさを次の画像の明る
さに滑らかに混ぜ合わせるには、毎秒16フレームの速
度は十分に高速とはいえない。このような速度では、フ
レームとフレームとの間に十分に長い残光をもたせて画
像を表示させない限り、画面は「フリッカ」を生じてし
まう。通常のCRT型の画面では、残光は、通常はごく
短い時間だけしか持続せず、一般に、次のフレームが表
示される前に残光は急速に消えてしまう。LCD型の表
示装置も、CRTの動作を模擬して比較的短時間の応答
特性が得られるように各要素が選択されている。従っ
て、これらの装置はリフレッシュレートが低いと、しば
しばフリッカを生じる。
【0005】CRT画面に生成される光強度レベルで
は、画像反復速度を毎秒当たり30フレームとしても、
フリッカの問題を克服するには十分ではないということ
が知られている。フリッカの問題を軽減すのに適用でき
る1つの方法は、入力フレームを2つの飛び越し走査グ
ループに分割し、これらの各グループを交互に表示する
ようにして、毎秒60画面が目に提示されるようにする
ことである。例えば、NTSC方式では、フレームの水
平走査ラインがフィールドと呼ばれる2つのグループに
分割され、フレームの奇数番目のラインによって1つの
フィールドが構成され、偶数番目のラインでもう1つの
フィールドが構成される。これらのフィールドを交互に
表示することによって、画面が例えば60Hzのレート
でリフレッシュしているように見せる。このようにする
ことによって、実際上フリッカの問題を低減することが
できるので、このNTSC方式は画像の表示方法として
標準的に用いられている。
【0006】しかし、表示すべき画素数が増えると、1
つの画素を表示するのに使用できる時間が低減してしま
う。1280ライン×1024画素の表示装置の場合で
は、フレーム周波数が30Hz(フィールド周波数60
Hz)であるものすると、1つの画素を表示する時間
は、水平および垂直帰線時間を完全に無視すると、およ
そ 画素時間 = 1/(1280ライン×1024画素×
30Hz)= 25.4 ns である。
【0007】これは特定の画素のカラー値を変えるのに
費やすことが可能な最大時間であるから、画像を意図さ
れたとおりに切り換えて忠実に再現しようとすれば、各
画素要素に表示されるカラーはこの短い時間の間に変化
することができなければならない。
【0008】この時間は非常に短いものであるが、も
し、表示装置の解像度をさらに増大させると、この時間
はさらに短くなる。例えば、解像度を1920ライン×
2560画素まで増大させると、1画素当たりの表示時
間はおよそ6.789nsまで短くなる。表示装置の各
画素の応答時間はこのような短い時間に対しても応答で
きるように維持されていなければならない。1つの画素
を処理するのに必要な時間を増大させる1つの方法は、
1本のライン上の画素をすべて一度に処理するようにす
ることである。この方法を用いることはCRT型の表示
装置に対しては通常は不可能であるが、1本のライン上
の画素を同時にセット可能な液晶型の表示装置の場合で
は容易に実現可能である。
【0009】最近、クラークとレイガウォールは、高速
応答特性とメモリ特性を有する強誘電体装置(FLC
D)の提案を行っている。また、「表示装置」と題され
た米国特許第4,964,699(井上)に、強誘電体
液晶素子表示装置(FLCD)の提案がなされている。
しかし、実際には、現代のコンピュータおよびテレビ表
示装置において要求されている、さらに高解像度を得る
には強誘電体素子の応答時間は十分ではなく、例えばN
TSC方式規格の速度と解像度で画像を表示できる高速
強誘電体表示装置を得ることができないということが判
明している。しかも、NTSC方式よりもさらに遅い速
度であっても困難である。このことは、仮にラインの画
素を同時に駆動するようにした場合でも同じである。容
易に予想されるように、表示装置の解像度を増大させる
と、この問題はより深刻なものとなる。
【0010】さらに、強誘電体型の表示装置のメモリ特
性に関しては、画素要素がある状態にセットされてから
後のかなりの時間の間、その状態を維持することがわか
っている。この維持時間は実際にはばらつきがあるが、
数時間まで維持できることが実測されており、数分間程
度の残光レベルを維持する表示装置を作成することが可
能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
なフレームレートで表示しようとしている画像を、ずっ
と低いフレームレートで記憶特性を有する表示装置に表
示させることを可能とする手段を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1のリフレッシュレートを有する入力
画像を、メモリ機能を有する表示装置上に第1のリフレ
ッシュレートよりも遅い第2のリフレッシュレートで表
示し、実質上第1のリフレッシュレートで表示した場合
と同等の動画像特性を維持するようになした表示制御装
置を提供するものである。
【0013】上記目的を達成するため、本発明は、第1
のリフレッシュレートを有する入力画像を、メモリ機能
と第2のリフレッシュレートを有する表示装置上に表示
するための表示制御装置において、上記第2のリフレッ
シュレートが上記第1のリフレッシュレートよりも低
く、上記制御装置が、画像の上記第1のリフレッシュレ
ートにおける動き特性を実質的に維持するように適合さ
れている表示制御装置を提供するものである。
【0014】上記目的を達成するため、本発明は、上記
制御装置が:入力画像のラインの変化の量に関する情報
を受け取るように適合された受信手段と;上記受信手段
から上記情報を受け取り、変化があった画像領域のライ
ンをグループにまとめるように適合されたグループ化手
段と;上記グループ化手段から出力された領域を上記表
示装置に表示させるように適合されたディスパッチ手段
と;上記ディスパッチ手段に対して、その他の変化のな
かった領域をあらかじめ定められた間隔でディスパッチ
させるように適合されたタイミング手段;とを具備して
いる表示制御装置を提供するものである。
【0015】上記目的を達成するため、本発明は、上記
制御手段の上記グループ化手段が、入力画像のラインを
あかかじめ定められた長さのグループにまとめ、各グル
ープの動き量の測度を導出するようにさらに適合されて
おり、また上記制御装置が、上記グループを連続したグ
ループにグループ化するように適合された領域手段をさ
らに具備している表示制御装置を提供するものである。
【0016】上記目的を達成するため、本発明は、上記
制御手段の上記グループ化手段が、各グループに対して
該グループの動き属性を記憶する記憶手段を有している
表示制御装置を提供するものである。
【0017】上記目的を達成するため、本発明は、上記
の動き属性が1つあるいはそれ以上のムービー属性、生
存時間属性、およびデッド時間属性を含み、上記ムービ
ー属性が現在のディスパッチサイクルにおいてまたは以
前のディスパッチサイクルにおいて現在のグループ内に
動きがあったかどうかを表す測度であり、上記生存時間
属性がグループ内に動きがあったディスパッチサイクル
の数を表す測度であり、デッド時間属性が現在のグルー
プに動きがなかったディスパッチサイクルの数を表す測
度である表示制御装置を提供するものである。
【0018】上記目的を達成するため、本発明は、上記
領域手段が、形成された各領域に対して、領域開始アド
レス、領域終了アドレス、および領域優先値を決定する
ようになされている表示制御装置を提供するものであ
る。
【0019】上記目的を達成するため、本発明は、上記
のあらかじめ定められた長さが4、8、16、32のう
ちのいずれかである表示制御装置を提供するものであ
る。
【0020】上記目的を達成するため、本発明は、上記
受信手段によって受け取られる上記情報が、画像の各ラ
インの動き値を含み、上記グループ化手段が、各ライン
グループに対して1つのグループ動き値を割り当て、該
グループ動き値が零であるかあるいはあらかじめ定めら
れたスレッショールドよりも大きいグループ動き値の最
大値のどちらかである表示制御装置を提供するものであ
る。
【0021】上記目的を達成するため、本発明は、領域
のラインがインターリーブ的にディスパッチされるよう
になされている表示制御装置を提供するものである。
【0022】上記目的を達成するため、本発明は、領域
のラインが分離してインターリーブ的にディスパッチさ
れるようになされている表示制御装置するものである。
【0023】上記目的を達成するため、本発明は、領域
のラインが分布的にインターリーブされてディスパッチ
されるようになされている表示制御装置を提供するもの
である。
【0024】上記目的を達成するため、本発明は、第2
のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートより
も実質的に低い表示制御装置を提供するものである。
【0025】上記目的を達成するため、本発明は、第1
のリフレッシュレートが陰極線管表示装置の表示装置標
準に準じている表示制御装置を提供する。
【0026】上記目的を達成するため、本発明は、 第
2のリフレッシュレートが強誘電体液晶表示装置の動作
に必要なリフレッシュレートに関連している表示制御装
置を提供する。
【0027】上記目的を達成するため、本発明は、第1
のリフレッシュレートが25Hzと60Hzの間であ
り、上記第2のリフレッシュレートが6Hzと15の間
であること表示制御装置を提供する。
【0028】
【実施例】本発明の好適な実施例について、図面を参照
しながら以下に説明する。
【0029】本発明の好適な実施例においては、強誘電
体液晶表示素子が長い残光特性を有することを利用し
て、通常必要とされるよりもずっと低い表示速度で画像
表示を行うものである。その際、画面の変化が検出され
た部分の近傍領域は高速度で更新するようにし、表示画
面のその他の部分はあらかじめ定められた時間が経過し
たときに周期的にリフレッシュするようにし、これによ
って、表示装置がずっと速いリフレッシュ速度で更新さ
れているように見えるようにするものである。
【0030】図1を参照する。好適な実施例は、赤、
緑、青、および白の原色画素カラーを有するFLCD型
表示装置5に表示制御装置4を用いて駆動することによ
ってRGB入力を表示する表示装置システム3の一部を
構成するように適合されたものである。また、好適な実
施例は、コンピュータあるいはテレビジョン装置1が想
定している駆動速度よりも実質的に遅い速度で駆動する
ことが望ましいような他の型の表示装置5に対して適用
することも可能である。典型的には、FLCD表示装置
5は、6Hzから15Hzの速度で、一般には約8Hz
の速度で、リフレッシュされる。
【0031】図2は、表示システム3をさらに詳細に示
したものである。表示システム3全体についての完全な
説明は、1993年1月11日に出願されたオーストラ
リア特許出願PL6765に基づいて優先権を主張して
いる「カラー表示システム」と題されたオーストラリア
特許出願においてなされており、この内容を相互参照と
してここに併合するものである。
【0032】表示システム3の動作は、上記の特許出願
に概説されているように、入力ケーブル2を介して供給
された入力ラスター画像データにおいて、フレームから
フレームごとに変化している画素を判別し、これによっ
てFLCD表示装置5のメモリ特性を用いてこれらの変
化した画素だけを更新するようにするものである。一般
に、これはアナログ・ディジタル変換器(ADC)11
を用いてアナログデータをディジタイズし、次いでこれ
を翻訳ユニット16を用いて翻訳することによって達成
される。翻訳された画素はフレーム記憶装置6に記憶さ
れる。
【0033】また、カラー表示システム3は、動き検出
ユニット15を有している。好適な実施例の動作におい
ては、動き検出ユニット15は入力のカレントラインご
とに2つの6ビットの優先値(平均優先値およびエッジ
優先値)を測定する。この優先測定値のレベルは、入力
画像が以前の入力画像と比較してどの程度変化を生じて
いるかに依存する。この優先値は、ラインディスパッチ
ャーユニット14に転送される。各ラインごとに、符号
なしのエッジ優先値と平均優先値とが生成され、この値
が大きいほど、対応するラインの動きが大きいことを表
す。
【0034】図3を参照すると、動き検出ユニット16
が更に詳細に説明される。動き検出ユニット16は動き
検出入力バス24から入力を受ける。このバスは1度に
2画素を運ぶ1チャネルと関連する制御情報チャンネル
50を有する。
【0035】処理速度条件を緩和するために、ピクセル
情報24は、更に入力複合ユニット148により複合さ
れる。2つのピクセルの2つのグル−プが動き検出ユニ
ット16の残りが4画素のグル−プで作動するように一
緒にグル−プ化される。動き検出ユニット16が動作す
るところで速度条件が減少する。さらなる経済的な技術
の適用が可能である。だから4画素のグル−プ、24ビ
ット毎がバス25上に出力される。
【0036】各ピクセルの赤、緑、及び青の種カラ−の
部分、及び関連する制御情報に川得手、平均シグネチュ
ア発生ユニットに導かれる。平均シグネチュア発生器4
1はイメ−ジの各主カラ−の部分上で画面の与えられた
ラインの更新のためのプライオリティを決める平均シグ
ネチュア方法と便宜上第1の動き検知方法と呼ばれるこ
の方法は、以後記述されるように、ラインのピクセル値
の平均領域の指定の和を決定し、さらにラインの各々の
領域に対してシグネチュアシ−ケンサ91に平均シグネ
チュア値を出力する。
【0037】入力されたピクセルはエッジシグネチュア
ユニットに導かれて以後記述される”エッジ検知方法”
により1セットのエッジ値を決定するのに使用される。
エッジ値の1セットは各々予め定められたエッジ領域に
対してシグネチュアシ−ケンサに出力される。
【0038】エリア値とエッジ値は共にシグネチュアシ
−ケンサに出力される。それはこれらの値を48ビット
づつのサンプルにパックして、そのサンプルをシグネチ
ュア比較ユニットにサンプルを出力する。シグネチュア
比較ユニットは平均シグネチュアシ−ケンサからサンプ
ルを受け取りまた前のフレ−ムのサンプルもシグネチュ
アメモリに記憶される。
【0039】動き検出ユニット15の全体の動作につい
ての完全な説明は、1993年1月11日に出願された
オーストラリア特許出願PL6760に基づいて優先権
主張をしている「動き検出方法と装置」と題されたオー
ストラリア特許出願になされており、この内容を相互参
照としてここに併合するものである。
【0040】フレーム記憶装置6は、FLCD表示装置
5の各画素位置ごとに2組の4ビットデータを記憶す
る。従って、1024×1280の表示サイズの場合に
は、全記憶量は約2×5Mビットとなる。フレーム記憶
装置6は、好適には「ダブルバッファ」として知られて
いる2つのフレーム記憶装置から構成される。翻訳ユニ
ット16から入力される中間調画素は「書き込み」フレ
ーム記憶装置と呼ばれる半分の記憶装置に記憶され、一
方、残りの半分の「読み出し」記憶装置と呼ばれる記憶
装置の部分には、以前のフレームが記憶されており、こ
のデータが表示制御装置4を介してラインディスパッチ
ャーユニット14の指示によってFLCD表示装置5に
転送される。任意の特定の時刻における現在の「読み出
し」または「書き込み」フレーム記憶に対応するダブル
バッファフレーム記憶装置の実際の物理的部分は、グル
ープごとにラインディスパッチャーユニット14によっ
て決定される。1つのグループは、4ラインごとにとら
れる。次に、読み出しおよび書き込みフレーム記憶の判
定処理についてさらに説明する。
【0041】ラインディスパッチャーユニット14は、
「ディスパッチサイクル」ごとに動作し、フレーム記憶
装置6のどの部分を入力されるフレームの各ラインの記
憶に用いるようにするのかの選択と、フレーム記憶装置
6のどの部分を用いてFLCD表示装置5の各ラインの
更新を行うかの選択を行う役割を果たす。フレーム記憶
装置6のどちらの半分が読み出しに対応し、どちらが書
き出しに対応するかの判定は、4ラインからなるグルー
プごとに行われる。従って、隣接するグループに属する
ラインは異なるバッファに記憶されてしまうかもしれ
ず、従って、同じバッファに対して読み出しと書き込み
が混合して行われることがないようにすることが必要で
ある。これを実行するプロトコールは、スワップビット
を各グループごとに指定し、これによってビデオデータ
の入力ラインをどちらのバッファに記憶すべきかが判定
され、従って、これによってビデオデータの各出力ライ
ンをどちらのバッファから読み出すかも決定される。各
スワップビットは1つのライングループに対応する。ス
ワップビットの組は、データがバッファから書き込まれ
ているとき、あるいはバッファから読み出されていると
きに変更されてはならない。これを確実にするために、
場合によっては、入力ビデオデータをフレーム記憶装置
に書き込むのを禁止することが必要である。
【0042】ラインディスパッチャーユニット14とフ
ォーマッタ8との間のインターフェース45は、FLC
D表示装置5のディスパッチすべきラインを表すデータ
と、関連するハンドシェーク制御信号とで構成される。
FLCD表示装置5のラインをディスパッチできる速度
は、ADC11からラインを受け取る速度よりもずっと
遅い。説明のため、ラインディスパッチの最高の速度が
入力ライン速度のおよそ1/4であるものと仮定しよ
う。すると、選択されたディスパッチサイクルを形成す
るライン数によっては、ディスパッチサイクル時間が入
力フレーム時間よりもずっと長くなってしまうことが起
こり得る。
【0043】ディスパッチすべき1組のラインを選択す
るには、その前に入力データの1フレーム全体について
検査が行われている必要がある。従って、最も短いディ
スパッチサイクルは入力フレーム時間に等しい。フレー
ムバッファへの書き込みをあらかじめ禁止しておくこと
によって論理フレームと指定バッファとをフレームが入
力されている途中にスワップできる能力があるので、デ
ィスパッチサイクルは必ずしもフレーム時間の整数倍の
時間となっている必要がない。
【0044】ディスパッチャーユニット14が直線のデ
ィスパッチサイクルにおけるラインのディスパッチを終
了し、フレームの全てのラインの優先値を動き検出ユニ
ット15から受け取り終わると、新たなディスパッチサ
イクルを開始することが可能となる。
【0045】図14は、ディスパッチャーユニット14
をさらに詳細に示したものである。ディスパッチャーユ
ニット14は、優先値スレショールドモジュール(PT
M)46、グループ併合モジュール(GMM)48、領
域制御モジュール(RCM)51、およびディスパッチ
モジュール(DM)54とからから構成されている。
【0046】優先値スレッショールドモジュール46
は、動き検出器15からライン優先値43を受け取り、
これらのライン優先値を、優先値があらかじめ定められ
た雑音スレッショールドよりも大きいすべてのグループ
のグループ優先値と結合してグループ併合モジュール4
8に送る。GMM48は、グループ優先値をPTM46
から受け取り、新たなグループ優先値と記憶されている
従前のグループ優先値のヒストリーとを用いて領域の形
成を行う。次に、GMM48は、どのグループをディス
パッチすべきかを決定して、これらの領域を領域制御モ
ジュール51に送る。RCM51はGMM48から領域
を受け取り、これらの領域を初期化および制御マイクロ
プロセッサ12に転送して、動きリストの中に記憶す
る。ディスパッチサイクルの最初に、マイクロプロセッ
サ12は、動きリストの内容をディスパッチリストに転
送する。RCMはディスパッチサイクル中にマイクロプ
ロセッサから領域を受け取り、これらの領域をディスパ
ッチモジュール(DM)54に転送する。DMはディス
パッチリストから領域を受け取り、FLCD表示装置5
の更新すべき各領域のラインの組をラインフォーマッタ
8に送出する。ある領域の構成ラインがラインフォーマ
ッタに送られる順序は、マイクロプロセッサ12によっ
て決定される。また、DMはマイクロプロセッサが直接
に生成した、FLCD表示装置5をリフレッシュするた
めの1組のラインに対応する領域も受け取る。
【0047】次に、図4を参照しながら、グループ併合
処理について説明する。A/D変換器11の出力に雑音
が存在すると、動き検出ユニット15から受け取るライ
ン優先値にわずかな変動が生る。ラインディスパッチャ
ーユニット14は、動き検出ユニット15からのライン
優先値に対して一定のスレッショールドを設けて足切り
を行ってから、このライン優先値を用いてディスパッチ
すべきラインの選択を行うようにするのに用いられるも
のである。
【0048】動き検出ユニット15からのライン優先値
は、プログラム可能な長さ(4、8、16、32の各ラ
インが可能である)のグループ25を「グループ」単位
として検査される。説明の便宜上、ここでは各グループ
の長さは4ラインであるものとする。各ラインのエッジ
優先値および平均優先値に対応する値が、対応するプロ
グラム可能な1組のスレッショールド26と比較され
る。その結果、検出グループ優先値27は、ゼロ(対応
するスレッショールドよりも大きなライン優先値が存在
しない場合)であるか、または、その検出グループのラ
インの最大優先値のどちらかとなる。もし、検出グルー
プ優先値27がゼロよりも大きい場合には、その検出領
域に動きが生じたものと見なされる。
【0049】ラインディスパッチャーユニット14の第
2の機能は、長く生きている領域(すなわちムービー領
域)を検出して、個々の動き領域のそれぞの全体を原子
ユニットとしてディスパッチを行い動き領域の一部分が
更新されて分断されてしまうことがないようにすること
である。この第2の機能は、各ライングループの属性を
配列に記憶し、隣接する(あるは近くの)グループを、
ある属性によって併合することで達成される。
【0050】各グループは3つの属性、すなわち、動き
属性、ムービー属性、静止属性を有する。
【0051】グループの動き属性は、現在のディスパッ
チサイクルにおいてそのグループに動きが発生した場合
にセットされる。
【0052】グループのムービー属性は、現在のディス
パッチサイクルあるいは前のディスパッチサイクルにお
いて、そのグループに動きが発生した場合にセットされ
る。ムービー属性はこれに付随する「生存時間」と呼ば
れる数を有しており、これはそのグループに動きが存在
したディスパッチサイクル(必ずしも連続している必要
はない)の数の倍数を記録したものである。生存時間属
性はプログラム可能な最大値で飽和する。
【0053】グループの静止属性は、そのグループが連
続した多数回のディスパッチサイクルにおいて動きが存
在しなかった場合にセットされる。静止属性はこれに付
随する「デッド時間」と呼ばれる数を有しており、これ
は、連続してそのグループに動きが存在しなかったディ
スパッチサイクル数の倍数を記録したものである。
【0054】もし、あるグループがムービー属性と静止
属性の両方がセットされており、そのグループのデッド
時間が生存時間と等しいかあるいはそれよりも長い場合
には、そのグループのムービー属性はリセットされ、生
存時間はゼロにセットされる。そのグループの静止属性
とデッド時間はそのままで変更されないが、ただし、そ
のグループに次に動きが検出された際にはリセットされ
る。
【0055】プログラム設定可能な間隔内に存在し、ム
ービー属性がセットされており、また動き属性がセット
されているか、あるいは生存時間とデッド時間との差が
プログラム設定可能なスレッショールドよりも大きいす
べてのグループが併合されてグループが形成される。さ
らにこのグループにグループの開始と終了を形成するプ
ログラム設定可能な数のグループがさらに追加されて拡
張される。
【0056】図5は、領域形成過程の例を示したもので
あり、グループ内の動きが複数のフレーム28、29・
・・にわたって解析され、領域30、31が形成され、
さらに実際の領域があらかじめ定められたプログラム設
定可能なパラメータの値に従って形成される様子を示し
たものである。
【0057】これら領域はマイクロプロセッサ55の動
きリストに記憶される。新たなディスパッチサイクルが
開始されるときに、領域は動きリストからディスパッチ
リストに転送されて、ラインフォーマッタ8のディスパ
ッチの準備がなされる。
【0058】ディスパッチリストに選択された領域のす
べてのラインが連続的にまたはインターリーブ的にライ
ンフォーマッタ8に送られる。各領域は、次の領域に移
る前にそれぞれを分離してインターリーブすることもで
きるし、また領域の全体を連続的にインターリーブする
ようにもできる。各領域のインターリーブ係数は1から
127までの間の数に設定することが可能である。
【0059】図6は、ラインをラインフォーマッタ8に
ディスパッチする別の方法を示したものである。1組の
領域32が与えられたとき、対応するラインをインター
リーブ33することなしに、ラインからラインごとにデ
ィスパッチすることができる。あるいは、分離した2つ
の別々のインターリーブパターン34でディスパッチす
ることもできるし、また分布インターリーブパターン3
5でディスパッチするようにもできる。分離インターリ
ーブ34では、各領域のディスパッチは、第1の領域の
すべてが、これに後続する領域がディスパッチされる前
にインターリーブ的にディスパッチされるようにして行
われる。一方、分布インターリーブ35では、各領域が
部分的にインターリーブされてディスパッチされる。
【0060】バッファの書き込み、および読み出しはグ
ループごとにラインディスパッチャ14によって制御さ
れる。先に説明したように、古いデータを用いてフレー
ムのラインをディスパッチし、一方、新しいラインデー
タは記憶しておくようにするために、2つのバッファが
用いられる。読み出し、および書き込みフレームバッフ
ァからの読み出しと書き込みはラインディスパッチャ1
4によるグループごとの制御のもとに実施される。
【0061】図7は、1から4までの番号が付された4
つの入力フレームの組に対しての読み出しおよび書き込
みバッファへのラインの割り当てを示したものである。
図には、動き表示36、入力ラインの内容表示37、フ
レームバッファの内容すなわち現在の書き込みバッファ
の内容38と現在の読み出しバッファの内容39、現在
のFLCDパネルの内容40、およびスワップビット表
示41とが示されている。なお、図を明解にするため
に、各フレームとも3つのラインだけを図示してある。
【0062】フレーム#1の入力されるラインはスワッ
プビットの設定に応じてバッファに書き込まれる。すな
わち、入力されるラインはバッファ0(38)に書き込
まれ、出力されるラインはバッファ1(39)から読み
出される。次のディスパッチサイクルにおいて、フレー
ム#1の第2のラインが選択されてディスパッチされ、
これによってフレーム#1の終わりのディスパッチサイ
クルの境界において第2のスワップビットが再びトグル
する。
【0063】フレーム#2の入力ラインがスワップビッ
トの設定に応じてバッファに書き込まれる。ファイン1
と3はバッファ0に書き込まれ、ライン2はバッファ1
に書き込まれる。同時に、前のフレームからラインが選
択され(フレーム#1からライン2が選択される)、こ
れがバッファ0から読み出されてFLCD表示装置5に
ディスパッチされる。フレーム#2の第1のラインは次
のディスパッチサイクルにおいて選択されてディスパッ
チされ、これによって第1のスワップビットがフレーム
#2の最後のディスパチサイクル境界においてトグルす
る。
【0064】第3フレームにおいては、ライン3がバッ
ファ0に書き込まれ、ライン1と2はバッファ1に書き
込まれる。同時に前のフレームからラインが選択され
(フレーム#2からライン1が選択される)、これがバ
ッファ0から読み出されてFLCD表示装置5にディス
パッチされる。フレーム#3の第3のラインは、次のデ
ィスパッチサイクルにおいて選択されてディスパッチさ
れ、これによって、第3のスワップビットがフレーム#
3の終わりのディスパッチサイクル境界においてトグル
される。
【0065】第4のフレームにおいては、3つのライン
すべてがバッファ1に書き込まれる。同時に、前のフレ
ームからラインが選択されて(フレーム#3からライン
3が選択される)、これがバッファ0から読み出され
て、FLCD表示装置5にディスパッチされる。
【0066】図8は、優先値スレッショールドモジュー
ル(PTM)46を示したもので、このPTM46は、
優先値入力ユニット61、優先値比較ユニット62、お
よび優先値併合ユニット63を有している。
【0067】優先値入力ユニット61は、動き検出器か
ら入力されるライン優先値(LP_DATA)をラッチ
して、これらのライン優先値を結合してグループ優先値
を生成する。入力ライン優先値は、エッジ優先値(EP
_DATA)と平均優先値(AP_DATA)の形で、
優先値比較ユニット62に転送される。
【0068】優先値比較ユニット62は、これらの入力
を取り込み、TP_DATAに優先値併合ユニット63
への出力として次のうちの最大のものを出力する。
【0069】(1)0 (2)エッジ優先値がエッジスレッショールドレジスタ
64に記憶されている値よりも大きい場合のエッジ優先
値 (3)平均優先値が平均スレッショールドレジスタ65
に記憶されている値よりも大きい場合の平均優先値 (4)現在のグループ優先値(PP_DATA)
【0070】図9は、優先値併合ユニット63について
さらに詳細に示したものである。優先値併合ユニット6
3は、まず最初にそのPP_DATA出力67を0に設
定してグループの最初のラインに対する準備を整える。
優先値比較ユニット62によって判定された値をラッチ
68(TP_DATA)で受け取り、そのグループの各
ラインのPP_DATAとGP_DATAに転送する。
各グループの終わりに、GP_VALIDおよびGP_
FINAL信号をが生成されて現在のグループデータ
(GP_DATA)とともに出力されてグループ併合モ
ジュール48(図3)に転送される。
【0071】図10は、グループ併合モジュール(GM
M)48をさらに詳細に示したものである。GMM48
は、現在のグループ優先値とアドレスとをPTM46か
ら受け取り、これと前のグループ優先値とからそのグル
ープを領域に結合してRCM51に転送する必要がある
かどうかを判定する。グループ併合モジュール48はグ
ループ選択コントローラ78、グループ選択テーブル7
9、グループ演算ユニット80、およびグループ結合ユ
ニット81とからなっている。
【0072】上記のように、各グループは3つの属性を
有しているが、これらの属性はグループ選択テーブル7
9に記憶されており、領域の生成に用いられる。グルー
プ選択テーブル79は1ワードが156ビットからなる
256ワードのRAMからなっており、以下のような各
グループの属性を記憶するのに用いられる。 (1)動き:現在のディスパッチサイクルにおいてその
グループに動きがあった場合にセットされる; (2)ムービー:現在あるいは前のディスパッチサイク
ルにおいて、そのグループに動きがあった場合にセット
される; (3)生存時間:そのグループに動きがあったディスパ
ッチサイクル数(必ずしも連続している必要はない)の
倍数を表す6ビットの数; (4)静止:連続した多数のディスパッチサイクルにお
いてそのグループに動きがなかった場合に設定される; (5)デッド時間:連続したディスパッチサイクルにお
いてそのグループに動きがなかった場合のそのディスパ
ッチサイクル数の倍数を表す6ビットの数; (6)予備:未定義
【0073】グループ演算ユニット80は、グループ選
択テーブル79の収録内容と入力されたグループの優先
値とを用いてNEW_ENTRY情報を算出し、これを
グループ選択テーブル79に記憶する。この新しい収録
内容は、以下の疑似コードに従って算出される。
【0074】 if(GP_DATA > 0) { MOTION = 1; MOVIE = 1; TIME_ALIVE = MIN(MovieMaximum, TIME_ALIVE[5:0] + MovieIncrement); STILL = O; TIME_DEAD[5:0] =0; } else { MOTION = O; STILL = 1; TIME_DEAD = MIN(StillMaximum, TIME_DEAD + StillIncrement); } if(MOVIE && STILL) { if (TIME_DEAD >= TIME_ALIVE){ MOVIE = 0; TIME_ALIVE = 0; } }
【0075】また、グループ演算ユニット80は以下に
示す判定基準に従ってグループを更新すべき必要がある
グループとして選択する必要があるのかどうかを判定し
て選択信号を生成し、グループ結合ユニット81に送
る。
【0076】 if(MOVIE && (MOTION‖((TIME_ALIVE − TIME_DEAD) > SelectThreshold))) { SELECTED = 1; } else { SELECTED= O; }
【0077】図11に示すように、グループ結合ユニッ
ト81は、選択されたグループを領域に結合して、これ
らの領域を領域制御モジュール51に転送する。グルー
プ結合ユニット81は、多数の内部レジスタ(図示せ
ず)を用いて所望の「領域間グループ」と「領域周辺グ
ループ」の値を記憶する。選択されたグループは、も
し、これらのグループが互いに(BroupsBetw
eenRegions +2 × GroupsAro
undRegions)内にある場合に結合される。も
し、領域間グループがゼロである場合には、グループの
併合は行われない(すなわち、各領域とも1つのグルー
プしか含まない)。1つのグループに対して、結合の可
能性のあるすべてのグループの結合が終了すると、次に
この領域の初めと終わりに領域周辺グループが加えられ
て領域の拡張が行われる。
【0078】領域(RG_DATA、CR_DATA)
は以下のような情報からなっている: SATRT:領域開始グループアドレス; END:領域終了グループアドレス; PRIORITY:領域内の各グループの各GP_DA
TAの最大値; MOTION:領域の選択されたグループのどれかが動
き属性がセットされている場合にセットされる; TIME_DIFF:領域の選択されたグループの生存
時間とデッド時間の差の絶対値の最大値; MOVIE:領域の選択されたグループのどれかがムー
ビー属性がセットされている場合にセットされる; STILL:領域の選択されたグループのどれかが静止
属性がセットされている場合にセットされる。
【0079】グループ結合ユニット81は多数の内部信
号グループを用いる。これらの内部信号グループは以下
のようなものである:NEW_STARTは、減算ユニ
ット69によってまず、GP_ADDRESSからGr
oupsAroundRegionsを減算し、この結
果とゼロとの大きい方をとることによって生成される。
【0080】NEW_ENDは可算ユニット70によっ
て、GP_ADDRESSとGroupsAround
Regionsとの和をとり、次いでこれをMaxGr
oupInFrameの値と比較することによって生成
される。
【0081】NEW_START、NEW_END、お
よびNEW_ENTRYの値は、前の領域の情報(RG
_DATA)とともに演算装置(ALU)71に供給さ
れる。これらの値から新しく現在の領域(CR_DAT
A)が生成される。この領域には、領域(Groups
AroundRegionsによって拡張がなされる前
の領域)を構成している選択されたグループのグループ
属性から算出された属性が含まれる。以後のRG_EN
ABLEが発生した際に、古い領域(RG_DATA)
を新しい現在の領域で置き換えることができ、またMR
_ENABLEが発生したときにデータ(MR_DAT
A)は領域制御モジュール51へ駆逐される。
【0082】再び図10を参照する。グループ選択コン
トローラ78は、グループ演算ユニット80、グループ
選択テーブル79、およびグループ結合ユニット81の
動作を統合する。グループ併合モジュール48が、領域
の形成を終了すると、領域は領域制御モジュール51を
介してマイクロプロセッサ55に出力される。
【0083】マイクロプロセッサ55は、2つのリス
ト、すなわち、現在の入力領域リストと、現在の出力領
域リストとを有している。マイクロプロセッサ55は、
GMM48から領域を受け取り、これらの領域を現在の
入力領域リストに保存する。受け取った領域が、すでに
前に受け取って現在の領域リストに保存されている領域
と重複するときには、マイクロプロセッサ55は、重複
している2つの領域を融合して重複のない1つの領域を
形成し、これを現在の入力領域リストに保存する。領域
は、ラインの増分順序に従って保存される。また、マイ
クロプロセッサ55は、DM54へのディスパッチ領域
を表す現在の出力領域リストを有している。
【0084】図12は、領域制御モジュール51の概略
ブロック図である。領域制御モジュール51は、マイク
ロプロセッサインターフェースとしての役割を担ってお
り、グループ併合モジュール48から領域を受け取り、
これをマイクロプロセッサ55に転送し、また、マイク
ロプロセッサ55から領域を受け取って、これをディス
パッチのためにディスパッチモジュール54に送る。領
域制御モジュール51は、グループインターフェースユ
ニット82、マイクロプロセッサインターフェースユニ
ット83、ディスパッチインターフェースユニット8
4、およびフレーム記憶装置インターフェースユニット
85とで構成されている。
【0085】グループインターフェースユニット82
は、グループ併合モジュール48から受け取った領域の
ためのダブルバッファとして働く。これは、マクイロプ
ロセッサ55の割り込み待機時間のためにグループ併合
モジュール48にオーバランエラーが発生しないように
するためのものである。
【0086】フレーム記憶装置インターフェースユニッ
ト85は、フレーム記憶装置コントローラ7とラインデ
ィスパッチャ14との間のインターフェースの処理を行
うものである。
【0087】マイクロプロセッサインターフェースユニ
ット83によって、マイクロプロセッサ55はグループ
併合モジュール48から領域を受け取り、またディスパ
ッチモジュール54に領域をディスパッチすることが可
能となる。また、マイクロプロセッサインターフェース
ユニット83は、マイクロプロセッサ55がグループ併
合モジュール48、ディスパッチモジュール54、動き
検出ユニット15、およびフレーム記憶装置コントロー
ラ7に多数の信号のアクセスを行ってこれらを制御する
ことが可能となる。
【0088】再び図3を参照する。ディスパッチモジュ
ール54は、領域制御モジュール51から領域を受け取
って、ラインフォーマッタ8のディスパッチアドレスの
生成を行う。これはマイクロプロセッサ55から転送さ
れて各領域に記憶されている、ディスパッチすべき領域
の開始アドレスおよび終了アドレスとインターリーブ係
数とを用いて、領域の一連のラインアドレスを生成する
ことによって達成される。ディスパッチモジュール54
は、マイクロプロセッサの制御のもとに動作し、その動
作は、現在のディスパチサイクルの特質に依存する。デ
ィスパッチリスト中に選択されている領域のすべてのラ
インがラインフォーマッタ8に連続的にあるいはインタ
ーリーブ的に送られる。各領域は次の領域に移る前に分
離してインターリーブするようにもできるし、あるい
は、領域全体を1つのグループとしてインターリーブす
るようにもできる。各領域のインターリーブ係数は、1
から127の間の数に設定できる。ディスパッチリスト
中の選択された領域のすべてのラインはラインフォーマ
ッタ8に連続的にまたはインターリーブ的に送られる。
各領域は次の領域に移る前に分離してインターリーブす
るようにもできるし、あるいは、領域全体を1つのグル
ープとしてインターリーブするようにもできる。各領域
のインターリーブ係数は、1から127の間の数に設定
できる。
【0089】領域はマイクロプロセッサ55の動きリス
ト中に記憶される。新たなディスパッチサイクルの開始
の際に、動きリストからディスパッチリストへ領域が転
送されて、ラインフォーマッタ8のディスパッチの準備
がなされる。また、ディスパッチリストはマイクロプロ
セッサ55の中にも記憶される。
【0090】従って、画面のラインをディスパチするの
に用いる実際の方法は、マイクロプロセッサ55によっ
て全体的にプログラム可能であり、これによって、最大
のシステムの融通性が得られるようになされている。最
も単純な場合では、ディスパッチリストに転送される領
域は、これらを導出した動きリストの領域と同一であ
る。さらに複雑な場合が存在し得るが、その1つの例を
図13を参照しながら以下に説明する。
【0091】このディスパッチ方法では、マイクロプセ
ッサ55は、通常はいろいろなモードに従って動作する
が、そのモードは以下のようなものである:更新なしモ
ード:更新すべきラインが全く選択されていない場合に
は、マイクロプロセッサ55はFLCD表示装置5のど
のラインもディスパッチを行う必要がない。
【0092】部分的更新モード:更新領域が選択されて
いる場合には、マイクロプロセッサ55はディスパッチ
サイクルにおいてFLCD表示装置5の選択されたライ
ンの組のディスパッチを実行させる。
【0093】バックグランドリフレッシュモード:特定
のラインがFLCD表示装置に書き込まれると、そのラ
インへの書き込み動作のために、FLCD表示装置5の
その他のラインの記憶能力が低下してしまう。従って、
記憶能力の低下による表示ラインの品質の劣化が視覚的
に認識される前に、以前にFLCD表示装置5に書き込
まれていたその他のすべてラインの周期的な再書き込み
(すなわちリフレッシュ)を行う。
【0094】さらに、ディスパッチ方法は、図13に示
したような状態マシーンの形に実現可能である。
【0095】垂直帰線期間の開始において、「垂直帰線
期間更新無し」状態に入り、これは、マイクロプロセッ
サ55と翻訳待ち行列および指定待ち行列のいずれもが
待機状態となっていることを示す。
【0096】ディスパッチすべきラインが選択されてお
らず、かつ、翻訳あるいは指定行列のいずれかが、作動
状態となると(垂直帰線期間の終わりに信号が発せられ
る)、「もし、更新が無いならば」状態に入る。もし、
次の垂直帰線期間の初めにおいて、ラインのグループが
ディスパッチに選択されると、次の垂直帰線期間の初め
において、「垂直帰線期間部分的更新」状態に入る。も
し、次の垂直帰線期間の初めにおいて、ディスパッチす
べきラインが何も選択されていない場合には、次の垂直
帰線期間の初めにおいて、「垂直帰線期間更新無し」状
態に入る。
【0097】ディスパッチすべきラインのグループが選
択されると「垂直帰線期間更新」状態に入る。フレーム
バッファあるいは指定バッファへのデータの書き込みは
垂直帰線期間中には行われないことに注意のこと。垂直
帰線期間の終了時には、常に必ず「もし、部分的更新な
らば」状態に入る。
【0098】ディスパッチすべきラインのグループが選
択されると「もし、部分的更新ならば」状態に入る。次
の垂直帰線期間の開始前にディスパッチが終了した場合
には、次の垂直帰線期間の開始時点において、「垂直帰
線期間更新無し」状態に入るか、あるいは、「垂直帰線
期間部分的更新」状態に入る。もし、次の垂直帰線期間
の開始までにディスパッチが終了しなかった場合には、
次の垂直帰線期間の開始時点において「垂直帰線期間更
新継続」状態に入る。
【0099】ディスパッチが開始されたけれども、終了
しなかった場合には、垂直帰線期間の開始時点において
「垂直帰線期間部分的更新継続」状態に入る。もし、垂
直帰線期間の終わり以前にディスパッチが終了した場合
には、垂直帰線期間の終わり時点において「垂直帰線期
間更新無し」状態に入る。もし、垂直帰線期間の終わり
までにディスパッチが終了しなかった場合には、垂直帰
線期間の終わり時点において「もし、部分的更新継続な
らば」状態に入る。
【0100】前のフレームにおいてディスパッチが開始
されたけれども、終了しなかった場合には、垂直帰線期
間の終わりに「もし、部分的更新継続ならば」状態に入
る。もし、次の垂直帰線期間の開始前にディスパッチが
終了した場合には、ディスパッチ終了時点において「も
し、更新無しならば」状態か、あるいは「もし、部分的
更新準備ならば」状態に入る。もし、次の垂直帰線期間
の開始までにディスパッチが終了しなかった場合には、
次の垂直帰線期間の開始時点において「垂直帰線期間更
新継続」状態に入る。
【0101】フレームの途中でディスパッチが終了した
とき、ディスパッチすべきラインのグループが選択され
ている場合には、「もし、部分的更新準備ならば」状態
に入る。もし、次の垂直帰線期間の開始前にディスパッ
チが終了した場合には、次の垂直帰線期間の開始時点に
おいて「垂直帰線期間更新無し」状態に入る。もし、次
の帰線期間の開始までにディスパッチが終了しなかった
場合には、次の垂直帰線期間の開始時点において「垂直
帰線期間更新」状態に入る。
【0102】
【発明の効果】以上、低速更新速度を有する表示装置
に、通常はずっと高速のリフレッシュレートを有する表
示装置に表示させることが必要な入力画像を表示させる
ための表示装置制御装置、およびラインディスパッチャ
ーユニットとについて述べた。これは、ラインディスパ
ッチャーにどのラインを優先的に更新すべきかを判定さ
せるようにし、画像のその他のラインについては、周期
的に更新を行うようにすることで実現される。
【0103】また、以上には、本発明を、RGBW強誘
電体液晶表示装置とともに用いるRGBモデルへ適用し
た実施例の1つについて示したに過ぎないが、その他の
モデル、あるいは変形が本発明の範囲を逸脱することな
く可能であることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好適な実施例とともに用いて
コンピュータ装置からの出力を表示するように適合され
た表示装置の構成を示した概略ブロック図である。
【図2】図2は、図1の表示システムを示した概略ブロ
ック図である。
【図3】図3は、図1の表示システム内の動き検知の詳
細を説明するブロック図である。
【図4】図4は、入力画像のラインのグループ内の動き
を判別する処理について表した図である。
【図5】図5はラインのグループをグループに併合する
処理を示した図である。
【図6】図6は、ラインをディスパッチして表示するい
ろいろな方法を示した図である。
【図7】図7は、ラインディスパッチャーユニットとダ
ブルバッファフレームバッファとの相互作用を示した図
である。
【図8】図8は、図14の優先値スレッショールドモジ
ュールについて示した概略ブロック図である。
【図9】図9は、図14の優先値併合ユニットについて
示した概略ブロック図である。
【図10】図10は、図14のグループ併合モジュール
について示した概略ブロック図である。
【図11】図11は、図10のグループ結合ユニットに
ついて示した概略ブロック図である。
【図12】図12は、図14の領域制御モジュールにつ
いて示した概略ブロック図である。
【図13】図13は、マイクロプロセッサによって実現
された表示の更新制御をするための状態マシーンについ
て示した図である。
【図14】図14は、好適な実施例を示した概略ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
4 表示制御装置 5 画像表示装置 46 優先値スレッショールドモジュール 48 グループ併合モジュール 51 領域制御モジュール 54 ディスパッチモジュール

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリフレッシュレートを有する入力
    画像を、メモリ機能と第2のリフレッシュレートを有す
    る表示装置上に表示するための表示制御装置において、
    上記第2のリフレッシュレートが上記第1のリフレッシ
    ュレートよりも低く、上記制御装置が、画像の上記第1
    のリフレッシュレートにおける動き特性を実質的に維持
    するように適合されていることを特徴とする表示制御装
    置。
  2. 【請求項2】 上記制御装置が:入力画像のラインの変
    化の量に関する情報を受け取るように適合された受信手
    段と;上記受信手段から上記情報を受け取り、変化があ
    った画像領域のラインをグループにまとめるように適合
    されたグループ化手段と;上記グループ化手段から出力
    された領域を上記表示装置に表示させるように適合され
    たディスパッチ手段と;上記ディスパッチ手段に対し
    て、その他の変化のなかった領域をあらかじめ定められ
    た間隔でディスパッチさせるように適合されたタイミン
    グ手段;とを具備していることを特徴とする、請求項第
    1項に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 上記グループ化手段が、入力画像のライ
    ンをあかかじめ定められた長さのグループにまとめ、各
    グループの動き量の測度を導出するようにさらに適合さ
    れており、また上記制御装置が、上記グループを連続し
    たグループにグループ化するように適合された領域手段
    をさらに具備していることを特徴とする、請求項第2項
    に記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 上記グループ化手段が、各グループに対
    して該グループの動き属性を記憶する記憶手段を有して
    いることを特徴とする、請求項第3項に記載の表示制御
    装置。
  5. 【請求項5】 上記の動き属性が1つあるいはそれ以上
    のムービー属性、生存時間属性、およびデッド時間属性
    を含み、上記ムービー属性が現在のディスパッチサイク
    ルにおいてまたは以前のディスパッチサイクルにおいて
    現在のグループ内に動きがあったかどうかを表す測度で
    あり、上記生存時間属性がグループ内に動きがあったデ
    ィスパッチサイクルの数を表す測度であり、デッド時間
    属性が現在のグループに動きがなかったディスパッチサ
    イクルの数を表す測度であることを特徴とする、請求項
    第4項に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 上記領域手段が、形成された各領域に対
    して、領域開始アドレス、領域終了アドレス、および領
    域優先値を決定するようになされていることを特徴とす
    る、請求項第3項に記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 上記のあらかじめ定められた長さが4、
    8、16、32のうちのいずれかであることを特徴とす
    る、請求項第3項に記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 上記受信手段によって受け取られる上記
    情報が、画像の各ラインの動き値を含み、上記グループ
    化手段が、各ライングループに対して1つのグループ動
    き値を割り当て、該グループ動き値が零であるかあるい
    はあらかじめ定められたスレッショールドよりも大きい
    グループ動き値の最大値のどちらかであることを特徴と
    する、請求項第3項に記載の表示制御装置。
  9. 【請求項9】 領域のラインがインターリーブ的にディ
    スパッチされるようになされていることを特徴とする、
    請求項第1項に記載の表示制御装置。
  10. 【請求項10】 領域のラインが分離してインターリー
    ブ的にディスパッチされるようになされていることを特
    徴とする、請求項第9項に記載の表示制御装置。
  11. 【請求項11】 領域のラインが分布的にインターリー
    ブされてディスパッチされるようになされていることを
    特徴とする、請求項第9項に記載の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 第2のリフレッシュレートが第1のリ
    フレッシュレートよりも実質的に低いことを特徴とす
    る、請求項第1項に記載の表示制御装置。
  13. 【請求項13】 第1のリフレッシュレートが陰極線管
    表示装置の表示装置標準に準じていることを特徴とす
    る、請求項第1項に記載の表示制御装置。
  14. 【請求項14】 第2のリフレッシュレートが強誘電体
    液晶表示装置の動作に必要なリフレッシュレートに関連
    していることを特徴とする、請求項第1項に記載の表示
    制御装置。
  15. 【請求項15】 第1のリフレッシュレートが25Hz
    と60Hzの間であり、上記第2のリフレッシュレート
    が6Hzと15Hzの間であることを特徴とする、上記
    請求項のいずれかに記載の表示制御装置。
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