JPH0758534A - 窓ガラスアンテナ - Google Patents

窓ガラスアンテナ

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Publication number
JPH0758534A
JPH0758534A JP5206485A JP20648593A JPH0758534A JP H0758534 A JPH0758534 A JP H0758534A JP 5206485 A JP5206485 A JP 5206485A JP 20648593 A JP20648593 A JP 20648593A JP H0758534 A JPH0758534 A JP H0758534A
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JP
Japan
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wire
antenna
wave
inverted
window glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP5206485A
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English (en)
Inventor
Masaru Maeda
勝 前田
Koji Komoda
浩司 薦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Priority to US08/293,650 priority patent/US5581263A/en
Publication of JPH0758534A publication Critical patent/JPH0758534A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • H01Q1/1278Supports; Mounting means for mounting on windscreens in association with heating wires or layers

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  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波増幅器を設けなくてもAM波及びFM
波を高感度で受信することができる窓ガラスアンテナの
提供。 【構成】 AM波及びFM(サブ)波を受信する熱線兼
用アンテナ3と、FM(メイン)波を受信する逆T字形
アンテナ線条4とをインピーダンス結合線条5で結合し
た。容量素子ではなくインピーダンス素子で両アンテナ
を結合したので、FM波より周波数の低いAM波では低
インピーダンスとなり、熱線兼用アンテナで受信したA
M信号を少ない損失で逆T字型アンテナ線条側に送るこ
とができる。一方、FM波では高インピーダンスとなる
ため、熱線兼用アンテナと逆T字形アンテナ線条とは高
周波的に切り離され、メインFM波、サブFM波ともに
他方の影響を受け難くなる。従って、高感度で受信でき
るため高周波増幅器を設ける必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窓ガラスアンテナの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の窓ガラスアンテナの一例を図13
に示す。この窓ガラスアンテナはAM/FM兼用で、か
つFMダイバーシティ機能を備えたものである。この窓
ガラスアンテナ100は、窓ガラス101の水平方向に
配設された防曇用熱線102と、この防曇用熱線102
の上方の非加熱領域に配設された逆T字形アンテナ線条
103と、この逆T字形アンテナ線条103と防曇用熱
線102とを容量結合させ、AM放送波等の比較的低い
周波数で低インピーダンスとなる容量結合線条104
と、前記防曇用熱線102と熱線用電源110間に接続
された電源供給線111と、この電源給電線111に挿
入されAM放送波等の比較的低い周波数で高インピーダ
ンスとなる第1の高周波阻止用コイル112とからな
り、逆T字形アンテナ線条103の縦方向の線条103
aの一端103bから補助アンテナ線条105、第1の
給電点106及び第1の高周波増幅器113を介してA
M/FM(メイン)放送波を取り出し、前記防曇用熱線
102の右端部の母線107に設けた第2の給電点10
8から第2の高周波増幅器114を介してFM(サブ)
放送波を取り出していた。
【0003】そして、第1の高周波増幅器113を介し
て取り出されたAM/FM(メイン)放送波のうちAM
放送波は、不図示のAM/FM受信機のAM側アンテナ
端子に入力され、FM(メイン)放送波は不図示の切換
スイッチ手段の一方の入力端子に入力されていた。
【0004】一方、第2の高周波増幅器114を介して
取り出されたFM(サブ)放送波は切換スイッチ手段の
他方の入力端子に入力されていた。そして、この切換ス
イッチ手段で2つのFM(メイン及びサブ)放送波の信
号レベルの大きい方が選択され、その選択された信号が
不図示のAM/FM受信機のFM側アンテナ端子に入力
されていた。このように、FM受信の場合は常に信号レ
ベルの大きい方が選択されるため、1本のアンテナで受
信するよりも安定して受信することができた。
【0005】一方、AM放送波は第1の高周波阻止用コ
イル112から防曇用熱線102までの電源供給線11
1の長さL10と、防曇用熱線102の水平方向の長さ
L11とを合わせた長さで得られたAM用等価アンテナ
によって受信され、受信されたAM放送波は容量結合線
条104を介して逆T字形アンテナ線条103に入力さ
れていた。
【0006】しかし、AM放送波は容量結合(以下、C
結合という。)線条104を介して取り出されていたた
め、FM放送波に比べインピーダンスが比較的高くな
り、十分な利得を得ることができなかった。
【0007】又、FM(サブ)放送波は前記AM用等価
アンテナから取り出されるが、このAM用等価アンテナ
の電源供給線111の長さL10は設計の都合等で決定
されるため必ずしもFM受信に最適の長さにできるわけ
ではなく、しかもこの電源供給線111のほぼ先端がA
M放送波用の第1の高周波阻止用コイル112を介して
接地されるため、アンテナのインピーダンスが低下し十
分な利得を得ることができなかった。
【0008】従って、これらの低下した分の利得を補償
するために高周波増幅器113,114を設けていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高周波増幅
器113,114を設けると、利得の補償はできるもの
の、反面、ホワイトノイズが増大し、製造コストが上が
り、更に強電界地域では信号が飽和して感度が却って低
下する場合があった。
【0010】そこで本発明の目的は、高周波増幅器を設
けなくてもAM波及びFM波を高感度で受信することが
できる窓ガラスアンテナの提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、窓ガラスの水平方向に配設された防曇用熱
線と、この防曇用熱線の上方の非加熱領域に配設された
逆T字形アンテナ線条と、前記防曇用熱線と前記逆T字
形アンテナ線条とを結合しAM放送波等の比較的低い周
波数帯域で低インピーダンスとなるインダクタンス結合
線条と、前記防曇用熱線と熱線用電源間に接続された電
源供給線と、この電源供給線に挿入され前記周波数帯域
にて高インピーダンスとなる第1の高周波阻止用コイル
とからなり、前記逆T字形アンテナ線条の一端から第1
の出力を取り出し、前記防曇用熱線の一端から第2の出
力を取り出すよう窓ガラスアンテナを構成したことを特
徴とする。
【0012】前記電源供給線の前記防曇用熱線と前記第
1の高周波阻止用コイル間に、FM放送波等の比較的高
い周波数帯域で高インピーダンスとなる第2の高周波阻
止用コイルを挿入することもできる。
【0013】
【作用】防曇用熱線と逆T字形アンテナ線条とをAM放
送波等の比較的低い周波数帯域で低インピーダンスとな
るインピーダンス結合線条で結合したので、防曇用熱線
に誘起されたAM放送波等をC結合の場合よりも低損失
で逆T字形アンテナ線条から取り出すことができる。
【0014】FM放送波等の比較的高い周波数帯域でイ
ンピーダンス結合線条が高インピーダンスとなるため、
逆T字形アンテナ線条と防曇用熱線とを高周波的に切り
離したのと殆ど同様となる。従って、FM放送波に対し
ては逆T字形アンテナ線条と防曇用熱線とが互いに影響
し合うことが殆どなくなるため、ダイバーシティアンテ
ナとしての性能を十分発揮することができる。
【0015】電源供給線の防曇用熱線と第1の高周波阻
止用コイル間に、FM放送波等の比較的高い周波数帯域
で高インピーダンスとなる第2の高周波阻止用コイルを
挿入することにより、このコイルの挿入位置を調整して
FM(サブ)放送波のインピーダンスを高くし、かつそ
のFM放送波の波長に対して最適な長さのアンテナを得
ることができる。
【0016】このように、C結合に比べAM放送波、F
M放送波ともに損失を低減させることができるため、逆
T字形アンテナ線条又は防曇用熱線の何れの出力側にも
高周波増幅器を設ける必要がない。従って、ホワイトノ
イズを低減し、製造コストを下げ、更に強電界地域にお
ける感度低下を防ぐことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る窓ガラスアン
テナの第1実施例の模式構成図である。窓ガラスアンテ
ナ1は、自動車の後部窓ガラス2の水平方向に配設され
た防曇用熱線3と、この防曇用熱線3の上方の非加熱領
域に配設された逆T字形アンテナ線条4と、前記防曇用
熱線3と前記逆T字形アンテナ線条4間とを結合し、A
M放送波等の比較的低い周波数帯域で低インピーダンス
となるインダクタンス結合線条5と、前記防曇用熱線3
のうち上段側熱線の左端部3aに接続された母線6及び
下段側熱線の左端部3bに接続された母線7と、この母
線6,7に夫々設けられた電源入力端子6a,7aと、
これらの電源入力端子6a,7aと熱線用電源21間に
接続された電源供給線22と、この電源供給線22の一
部に挿入された第1の高周波阻止用コイル23及び第2
の高周波阻止用コイル24とからなる。又、前記防曇用
熱線3の右端部3d,3eには上下の熱線3に共通の折
り返し用母線8が接続される。
【0018】尚、前記防曇用熱線3の本数は、上段側、
下段側ともに9本ずつ、合計18本で構成したが、夫々
の段の最上部3f,3g及び最下部3h,3iの熱線の
みを図示しその他は省略した。又、この本数に限定され
るものではない。
【0019】前記インダクタンス結合線条5は、前記防
曇用熱線3の最上部の熱線3fの左端部3aを起点とし
て左右に屈折しながら上方に伸長し、その先端が前記逆
T字形アンテナ線条4の水平方向の線条4cに結合され
るよう形成されている。そして、この線条5は屈折部が
インダクタンスを形成するが、FM放送波より周波数の
低いAM放送波において十分インピーダンスが低くなる
ようインダクタンスの値が決められている。
【0020】一方、前記第1及び第2の高周波阻止用コ
イル23,24は第1の高周波阻止用コイル23が前記
電源21側に、第2の高周波阻止用コイル24が前記電
源入力端子6a,7a側に接続される。
【0021】前記第1の高周波阻止用コイル23はAM
放送波等の低い周波数帯域で高インピーダンスとなるコ
イルで、従来より用いられてきたものである。このコイ
ルとして本実施例ではトロイダルコア型を用いたが、こ
のコイルに限定するものではなくAM放送波阻止用コイ
ルであれば他の型のものを用いてもよい。
【0022】前記第2の高周波阻止用コイル24はAM
放送波等より周波数が高いFM放送波等で高インピーダ
ンスとなるコイルで、これは本発明で新たに採用したコ
イルである。本実施例では所謂バイファイラ巻のトロイ
ダルコイルを用い低損失及び小型化を図った。勿論、こ
のコイルもバイファイラ巻のトロイダルコイルに限定す
るものではなくFM放送波阻止用コイルであれば他の型
のものでもよい。又、コイルのインダクタンスは3.6
μH程度以上で、かつFM帯域で損失の少ないコアを用
いることが好ましい。
【0023】即ち、前記コイル23と前記電源入力端子
6a,7a間の長さL1と前記熱線3の水平方向の長さ
L2とを合わせた長さでAM放送用等価アンテナが形成
され、前記コイル24と前記電源入力端子6a,7a間
の長さL3と前記熱線3の水平方向の長さL2とを合わ
せた長さでFM放送用等価アンテナが形成される。
【0024】しかし、前記熱線3の等価アンテナ長を理
論的に決めることは難しいため、実際にはコイル23,
24の位置(即ち、L1及びL3の長さ)を調整して等
価アンテナ長を決める。L1の長さは従来通りでよい
が、L3の長さは、車種によっても異なるが、実験では
約30cmが適当であった。
【0025】又、前記逆T字形アンテナ線条4の縦方向
の線条4aの上端4bから第1の補助線条9及び第1の
給電点10を介してAM/FM(メイン)放送波出力が
取り出され、前記防曇用熱線3の右端部3dから前記母
線8及び第2の給電点11を介してFM(サブ)放送波
が取り出される。
【0026】又、AM放送波出力は不図示の信号ケーブ
ルを介して不図示の受信機のAMアンテナ端子に入力さ
れ、かつFM(メイン及びサブ)放送波出力は夫々不図
示の信号ケーブル及び不図示の切換スイッチ手段を介し
て不図示の受信機のFMアンテナ端子に入力される。
【0027】又、本実施例では更に前記防曇用熱線3h
の中央より上方に伸長し、前記逆T字形アンテナ線条4
の水平方向の線条4cにその先端が近接したところで右
方に屈折し、かつ前記線条4cと平行に伸長した第2の
補助線条12と、前記防曇用熱線3gの中央より下方に
僅か伸長し、その先端からこの熱線3gと平行に、かつ
左右の母線7,8と接続するまで伸長した第3の補助線
条13とが前記窓ガラス2に配設されている。これらの
補助線条12,13はインピーダンス調整のため必要に
応じて設けられるものであり、このパターンに限定され
るものではない。
【0028】次に、この窓ガラスアンテナ1の動作につ
いて説明する。まず、前記逆T字形アンテナ線条4でF
M(メイン)放送波が受信され、この受信信号が前記第
1の給電点10から取り出される。
【0029】一方、前記電源供給線22の長さL1と前
記防曇用熱線3の長さL2を合せた長さで形成されたA
M放送用等価アンテナでAM放送波が受信され、この受
信信号が前記インダクタンス結合線条5、前記逆T字形
アンテナ線条4、及び前記補助線9を介して前記第1の
給電点10から取り出される。
【0030】即ち、従来のようにC結合ではなく、イン
ダクタンス結合線条でAM放送波を取り出したので、A
M放送波等の比較的低い周波数でインピーダンスを十分
低くすることができる。従って、AM信号を低損失で逆
T字形アンテナ線条4側に取り出すことが可能となる。
【0031】尚、AM放送波の受信については、前記第
1の高周波阻止用コイル23の位置を調整すること、即
ち、前記電源供給線22の長さL1を調整することによ
り最適なアンテナ長を得ることができる点は従来と同様
である。
【0032】又、前記第2の高周波阻止用コイル24と
前記電源入力端子6a,7a間の長さL3と前記防曇用
熱線3の長さL2を合せた長さで形成されたFM放送用
等価アンテナでFM(サブ)放送波が受信され、この受
信信号が前記母線8を介して前記第2の給電点11から
取り出される。
【0033】即ち、高周波阻止用コイルをAM放送波と
FM放送波の受信に兼用させるのではなく、AM用コイ
ル23とFM用コイル24とに分離したので、AM放送
波、FM放送波に対し最適な等価アンテナ長を実現する
ことができる。従って、AM放送波、FM放送波ともに
低損失で取り出すことができる。
【0034】又、前記インダクタンス結合線条5がFM
放送波に対しては高インピーダンスとなるため、FM放
送波の受信に対しては前記逆T字形アンテナ線条4と前
記防曇用熱線3が高周波的に殆ど切り離された状態とな
る。従って、互いに他方のアンテナの影響を殆ど受ける
ことなく、夫々のアンテナは十分な性能を発揮すること
ができる。
【0035】即ち、前記給電点10,11と受信機間に
夫々高周波増幅器を設けなくとも、AM/FM(メイ
ン)及びFM(サブ)放送波を実用上十分な感度で受信
することができる。
【0036】図2は第1実施例における窓ガラスアンテ
ナの寸法図である。この寸法は海外向けFM放送波帯に
対応させたが、アンテナ線条の長さを変えて国内向けに
対応させることも勿論可能である。
【0037】この第1実施例のアンテナの実験データが
図3乃至図8に示されている。
【0038】図3は第1実施例のアンテナのAM放送波
帯における周波数対利得の実測データ表で、長さ920
mmの平均的なポールアンテナの利得を0dBμVとし
て第1実施例のアンテナ(インダクタンス結合線条付
き)の利得を測定したものである。この実測データをグ
ラフに表わしたのが図4である。
【0039】図4によれば、第1実施例のアンテナはA
M周波数帯全域に亘り平均的なポールアンテナ以上の利
得を得られることが分る。尚、図示しないが、C結合の
アンテナの場合は平均的なポールアンテナより利得が同
等か、又はやや下がることが実験により知られている。
【0040】図5は同アンテナのFM放送波帯における
周波数対利得の実測データ表で、この表におけるIMP
素子(インダクタンス結合線条)有りと無しの利得の差
をグラフに表わしたのが図6である。
【0041】この図6のグラフによれば、前記インダク
タンス結合線条5を接続した場合(IMP素子有りの場
合)でも、FM(メイン)放送波、FM(サブ)放送波
ともに利得の低下は少なく、実用上十分な感度が得られ
ることが分る。
【0042】図7は同アンテナのFM放送波帯における
周波数対利得の実測データ表で、この表におけるメイ
ン、サブ、ダイバーアンテナのリヤポール型アンテナと
の差をグラフに表わしたのが図8である。
【0043】この図8のグラフによれば、前記インダク
タンス結合線条5を接続した場合(IMP素子有りの場
合)でも、メイン、サブ、ダイバーの利得はリヤポール
型に近い特性が得られることが分る。
【0044】次に、他の実施例について説明する。図9
乃至図12は本発明に係る窓ガラスアンテナの第2乃至
第5実施例のアンテナパターン図である。尚、前記高周
波阻止用コイル23,24、電源供給線22及び熱線用
電源21は第1実施例と同様に接続されるため図示は省
略する。
【0045】図9の第2実施例の窓ガラスアンテナ31
は、前記逆T字形アンテナ線条4の水平方向の線条4c
と平行に第2の線条4dを追加した点と、前記インダク
タンス結合線条5の下端を前記母線6の電源入力端子6
aに接続した点と、前記補助線条13の垂直方向の線条
13aを更に長くした点が第1実施例と異なる。
【0046】図10の第3実施例の窓ガラスアンテナ4
1は、第1実施例の前記逆T字形アンテナ線条4の水平
方向の線条4cと平行に第2の線条4dを追加した点
と、前記インダクタンス線条5、補助線条9、第1の給
電点10、補助線条12の水平部12aを窓ガラス2中
央の縦軸(前記逆T字形アンテナ線条4の縦方向の線条
4aを上下に伸ばした線)に対し線対称に配設した点
と、前記補助線条13の垂直方向の線条13aを更に長
くした点が第1実施例と異なる。
【0047】図11の第4実施例の窓ガラスアンテナ5
1は、第1実施例の前記逆T字形アンテナ線条4の水平
方向の線条4cと平行に第2の線条4dを追加した点
と、第1実施例の補助線条9及び第1の給電点10を窓
ガラス2中央の縦軸に対し線対称に配設した点と、前記
補助線条13の垂直方向の線条13aを更に長くした点
が第1実施例と異なる。
【0048】図12の第5実施例の窓ガラスアンテナ6
1は、第1実施例の前記逆T字形アンテナ線条4の水平
方向の線条4cと平行に第2の線条4dを追加した点
と、第1実施例の前記インダクタンス線条5を窓ガラス
2の右側に配設した点と、前記補助線条12を窓ガラス
2の左側に配設し、その下端部と前記防曇用熱線3の左
端部3aとを接続した点と、前記補助線条13の垂直方
向の線条13aを更に長くした点が第1実施例と異な
る。
【0049】
【発明の効果】防曇用熱線と逆T字形アンテナ線条とを
AM放送波等の比較的低い周波数帯域で低インピーダン
スとなるインピーダンス結合線条で結合したので、防曇
用熱線に誘起されたAM放送波等をC結合の場合よりも
低損失で逆T字形アンテナ線条から取り出すことができ
る。
【0050】FM放送波等の比較的高い周波数帯域でイ
ンピーダンス結合線条が高インピーダンスとなるため、
逆T字形アンテナ線条と防曇用熱線とを高周波的に切り
離したのと殆ど同様になる。従って、FM放送波に対し
ては逆T字形アンテナ線条と防曇用熱線とが互いに影響
し合うことが殆どなくなるため、ダイバーシティアンテ
ナとしての性能を十分発揮することができる。
【0051】電源供給線の防曇用熱線と第1の高周波阻
止用コイル間に、FM放送波等の比較的高い周波数帯域
で高インピーダンスとなる第2の高周波阻止用コイルを
挿入することにより、このコイルの挿入位置を調整して
FM(サブ)放送波のインピーダンスを高くし、かつそ
のFM放送波の波長に対して最適な長さのアンテナを得
ることができる。
【0052】このように、C結合に比べAM放送波、F
M放送波ともに損失を低減させることができるため、逆
T字形アンテナ線条又は防曇用熱線の何れの出力側にも
高周波増幅器を設ける必要がない。従って、ホワイトノ
イズを低減し、製造コストを下げ、更に強電界地域にお
ける感度低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窓ガラスアンテナの第1実施例の
模式構成図
【図2】同窓ガラスアンテナの寸法図
【図3】同窓ガラスアンテナのAM放送波帯における周
波数対利得の実測データ表
【図4】同窓ガラスアンテナのAM放送波帯における周
波数対利得の実測データグラフ
【図5】同窓ガラスアンテナのFM放送波帯における周
波数対利得の実測データ表
【図6】同窓ガラスアンテナのFM放送波帯における周
波数対利得の実測データグラフ
【図7】同窓ガラスアンテナのFM放送波帯における周
波数対利得の実測データ表
【図8】同窓ガラスアンテナのFM放送波帯における周
波数対利得の実測データグラフ
【図9】同窓ガラスアンテナの第2実施例のアンテナパ
ターン図
【図10】同窓ガラスアンテナの第3実施例のアンテナ
パターン図
【図11】同窓ガラスアンテナの第4実施例のアンテナ
パターン図
【図12】同窓ガラスアンテナの第5実施例のアンテナ
パターン図
【図13】従来の窓ガラスアンテナの模式構成図
【符号の説明】
1 窓ガラスアンテナ 2 後部窓ガラス 3 防曇用熱線 4 逆T字形アンテナ線条 5 インダクタンス結合線条 10 第1の給電点 11 第2の給電点 21 熱線用電源 22 電源供給線 23 第1の高周波阻止用コイル 24 第2の高周波阻止用コイル 31 窓ガラスアンテナ 41 窓ガラスアンテナ 51 窓ガラスアンテナ 61 窓ガラスアンテナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの水平方向に配設された防曇用
    熱線と、この防曇用熱線の上方の非加熱領域に配設され
    た逆T字形アンテナ線条と、前記防曇用熱線と前記逆T
    字形アンテナ線条とを結合しAM放送波等の比較的低い
    周波数帯域で低インピーダンスとなるインダクタンス結
    合線条と、前記防曇用熱線と熱線用電源間に接続された
    電源供給線と、この電源供給線に挿入され前記周波数帯
    域で高インピーダンスとなる第1の高周波阻止用コイル
    とからなり、前記逆T字形アンテナ線条の一端から第1
    の出力を取り出し、前記防曇用熱線の一端から第2の出
    力を取り出すよう構成されたことを特徴とする窓ガラス
    アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記電源供給線の前記防曇用熱線と前記
    第1の高周波阻止用コイル間には、FM放送波等の比較
    的高い周波数帯域で高インピーダンスとなる第2の高周
    波阻止用コイルが挿入されたことを特徴とする請求項1
    記載の窓ガラスアンテナ。
JP5206485A 1993-08-20 1993-08-20 窓ガラスアンテナ Pending JPH0758534A (ja)

Priority Applications (2)

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JP5206485A JPH0758534A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 窓ガラスアンテナ
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