JPH0758410B2 - トナー像の定着方法 - Google Patents

トナー像の定着方法

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JPH0758410B2
JPH0758410B2 JP61222109A JP22210986A JPH0758410B2 JP H0758410 B2 JPH0758410 B2 JP H0758410B2 JP 61222109 A JP61222109 A JP 61222109A JP 22210986 A JP22210986 A JP 22210986A JP H0758410 B2 JPH0758410 B2 JP H0758410B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記録紙上に付着したトナーを加熱して定着させ
る電子写真加熱定着方法に関する。
[従来の技術] 電子写真方式においては、記録紙上に所望の静電潜像を
形成し、その静電潜像にトナーを電気的に付着させて現
像した後、トナーを加熱して記録紙に定着させる方式が
ある。従来、このトナーを加熱して記録紙に定着させる
電子写真加熱定着方法は、静電潜像の形成された記録紙
を一対のローラーの間に通し、このローラーを加熱して
トナーを溶融させることにより、記録紙にトナーを定着
させる方法を採っている。
しかしながら、このような電子写真加熱定着方法では、
溶融したトナーがローラーに付着するいわゆるオフセッ
トを生じ、それが次の定着を行う記録紙に定着して地汚
れを生じる。
そこで、ローラーにトナーの付着しにくい被覆層を設け
たり、またはトナーの付着しにくい液をローラーに塗布
したりしているが、複雑かつ高価な装置を使用すること
になり経済的ではない。
一方、加熱定着の問題を除く目的で、圧力による定着方
法も知られているが、この方法も加熱なしでは極めて大
きな圧力を必要として、しかも充分には定着できず、ま
た定着性を一応の水準で我慢したとしても、高圧力を負
荷するためにトナー像の微細な部分が崩れたり記録紙に
光沢が生じたりし、さらには装置も重量が増して価格が
高くつき、記録コストも高くなるなどの多くの問題点を
有する。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記のような問題点を除去し、簡単かつ安価な
装置を使用して、オフセットの生じない定着を行なうこ
とができるトナー定着方法を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段および作用] 具体的には、本発明は、トナーで形成されているトナー
像を記録紙に2回以上定着する定着工程を有するトナー
像の定着方法において、トナーは軟化温度の異なる2種
以上のバインダー樹脂を含有し、軟化温度が最も低いバ
インダー樹脂の安価温度をTLとし、前定着の前定着圧力
及び前定着温度をP1及びT1とし、後定着の後定着圧力及
び後定着温度をP2及びT2とすると、後定着温度T2よりも
軟化温度が低いバインダー樹脂が全バインダー樹脂100
重量部当り20〜90重量部含有されており、下記条件下 P1>P2,T1<T2,TL<T2 で前定着及び後定着をおこなってトナー像を記録紙に定
着することを特徴とするトナー像の定着方法に関する。
電子写真方式に使用されるトナーは、熱可塑性樹脂から
なるバインダーと着色剤を主として構成される。そして
トナーは約60〜95%がバインダーであり、その熱的挙動
はバインダーによる性質が支配的である。また、後述の
比較例2に示す如く、軟化温度が最も低いバインダー樹
脂の軟化温度TLよりも後定着温度T2が低いと、トナー像
の記録紙への定着性が低下する。
本発明は、軟化温度の異なる2種以上のバインダー樹脂
を使用したトナーに、より好ましくは、通常の熱定着で
の圧力である7kg/cm2程度より高圧力で、通常の圧力定
着での圧力である200kg/cm2以上より小さい圧力、好ま
しくは20〜100kg/cm2の圧力をかけた後、各バインダー
樹脂の軟化温度のうち、最低の軟化温度以上、最高の軟
化温度以下の温度で熱定着することにより、バインダー
全体の溶融を防ぎ、トナーがローラーに付着するいわゆ
るオフセットの発生をより良好に防止し得るものであ
る。またこれにより、圧力定着の問題点である画質の低
下や紙の光沢の発生を良好に防止し得る。
もし、上記圧力および温度を同一ローラーを用いて同時
にかけようとすると、使用するローラーとして通常の熱
定着用ローラーでは圧力に弱く耐久性がないため実際に
は使用できず、通常の圧力定着用ローラーでは表面離型
性が悪く、充分な耐オフセット特性が得られにくい。す
なわち本発明は、第1図に例を示すように別々の軽圧ロ
ーラー3と熱ローラー4を用いて定着を2段階に分けて
行なうことにより前記目的を達成するものである。
後定着温度T2より軟化点の低いバインダー樹脂の量は、
全バインダー量100重量部に対して20〜90重量部が好ま
しく、より好ましくは40〜70重量部である。20重量部未
満では充分な定着性が得られにくく、また90重量部を越
えると充分な耐オフセット特性が得られにくい。
[実施例] 以下、実施例を挙げて説明する。なお、軟化温度の測定
は環球法で行なった。
トナー製造例1 上記成分を混練、粉砕、分級して体積平均粒径8.0μm
のトナーを得た。
トナー製造例2 上記成分をアトライターにより温度80℃で4時間混合し
て単量体組成物を調製した。
得られた単量体組成物254重量部を、アミノ変性シリカ
(100重量部のアエロジル200をアミノプロピリトリエト
キシシラン5重量部で処理したもの)20重量部および0.
1N塩酸25重量部を含有する85℃に加温された蒸留水1200
重量部の水性媒体へTKホモミキサーの撹拌下に投入し、
投入後15分間10,000r.p.mで撹拌して、分散造粒した。
造粒後液温を60℃に下げ、重合開始剤として2,2′−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)3重量部お
よび2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1.5重量部を水
性媒体へ添加し、30分間撹拌した。さらに、撹拌をバド
ル刃撹拌に変えて60℃で10時間撹拌し、重合を完結させ
た。
得られた重合トナー含有の水性媒体を冷却し、脱水し、
水酸化ナトリウム溶液で洗浄してアミノ変性シリカを溶
解除去し、水洗し、脱水し、乾燥して(必要に応じて分
級して微粒子状の不用成分粒子を除去し)体積平均粒径
6.5μm(100μmのアパーチャーを使用してコールター
カウンターで測定)の重合トナーを得た。得られた重合
トナーは、ポリスチレン100重量部に対してパラフィン
ワックス約100重量部を含有していた。また、得られた
トナーは、50℃の環境に一日放置してもブロッキングは
発生しなかった。このことから、パラフィンワックスは
重合トナー粒子内部に内包化していることが知見され
た。
パラフィンワックスを用いない以外はトナー製造例2と
同様の方法で重合したトナーを溶融混練して得られたト
ナーの軟化温度(ポリスチレンの軟化温度)は155℃で
あった。
実施例1,2、比較例1,2,3 トナー製造例1,2で得られたトナーを通常の2成分現像
方式により現像を行ない、下記の定着試験を行なった。
なお、紙の進行スピードは300mm/秒で行なった。結果を
第1表に示す。
[発明の効果] 以上のように、本発明の定着方法により、オフセットが
生じにくく、良好な定着性を得ることが可能となった。
また、通常の熱定着方法により定着温度の低下が可能と
なり、省エネルギー化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用する定着装置の一例を示す模式
図である。 1……紙、2……トナー 3……軽圧ローラー、4……熱ローラー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−11450(JP,A) 特開 昭51−16031(JP,A) 特開 昭60−150072(JP,A) 特開 昭50−120635(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーで形成されているトナー像を記録紙
    に2回以上定着する定着工程を有するトナー像の定着方
    法において、トナーは軟化温度の異なる2種以上のバイ
    ンダー樹脂を含有し、軟化温度が最も低いバインダー樹
    脂の軟化温度をTLとし、前定着の前定着圧力及び前定着
    温度をP1及びT1とし、後定着の後定着圧力及び後定着温
    度をP2及びT2とすると、後定着温度T2よりも軟化温度が
    低いバインダー樹脂が全バインダー樹脂100重量部当り2
    0〜90重量部含有されており、下記条件下 P1>P2,T1<T2,TL<T2 で前定着及び後定着をおこなってトナー像を記録紙に定
    着することを特徴とするトナー像の定着方法。
  2. 【請求項2】前定着圧力P1が20〜100kg/cm2である特許
    請求の範囲第1項に記載のトナー像の定着方法。
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JP2007004051A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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JPS50120635A (ja) * 1974-03-07 1975-09-22
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