JPH0758294A - 半導体集積回路チップ - Google Patents

半導体集積回路チップ

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JPH0758294A
JPH0758294A JP20484593A JP20484593A JPH0758294A JP H0758294 A JPH0758294 A JP H0758294A JP 20484593 A JP20484593 A JP 20484593A JP 20484593 A JP20484593 A JP 20484593A JP H0758294 A JPH0758294 A JP H0758294A
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JP
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capacitor
semiconductor integrated
integrated circuit
wiring
substrate
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JP20484593A
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Inventor
Shinya Yoshida
慎也 吉田
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズの悪影響を受け易いキャパシタへのノ
イズの混入を減少する。 【構成】 対向するポリシリコン配線46a の電極とア
ルミニウム配線48a の電極とによってキャパシタが形
成されている。該キャパシタは、該キャパシタに蓄えら
れた電荷量に依存した動作をする内部回路に用いられて
いる。ウェル42a は、前記キャパシタを作り込んだキ
ャパシタレイヤでの、該キャパシタの電極部と基板との
間に形成されている。又、パッド10は、前記ウェル4
2に接続され、又、当該半導体集積回路チップの外部と
の接続に用いられる。又、該パッド10は、前記ウェル
42の電位バイアス専用に設けられた定電位供給パッド
として用いられている。前記ウェル42a によって、ノ
イズが混入されている基板40からの前記キャパシタへ
の悪影響を減少することができている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その内部に作り込んだ
キャパシタに蓄えられた電荷量に依存した動作をする内
部回路を備えた半導体集積回路に係り、特に、集積度の
低下を抑えながら、又製造プロセスの増加を抑えなが
ら、内部回路間でのノイズの悪影響を低減することがで
きる半導体集積回路チップに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、周知の通り、例えば
所定のマスクを用いながら酸化膜を形成し、又種々の不
純物原子を導入(拡散)等しながら、例えばpn接合を形
成することでダイオードやトランジスタ等を作り込んだ
り、あるいは抵抗やキャパシタ等を作り込みながら、所
望の回路が集積されている。
【0003】例えば、半導体集積回路チップ上に作り込
まれるキャパシタは、主として、異なる2つのアルミニ
ウム配線層それぞれに作り込まれた配線パターン間の容
量や、ポリシリコン層に作り込まれた配線パターンとア
ルミニウム配線層に作り込まれた配線パターンとの間の
容量、更には、2つの異なるポリシリコン層それぞれに
作り込まれた配線パターン間の容量(2層ポリシリコン
プロセス)等を用いたものとなっている。このようなキ
ャパシタは、例えばA/D(analog to digital )コン
バータの入力側に用いられるホールド回路に用いられ
る。該ホールド回路は、A/D変換される入力電圧の大
きさを、これに応じてキャパシタ(ホールドコンデン
サ)に蓄えられる電荷量として保持するというものであ
る。
【0004】図6は、従来から用いられているホールド
回路を備えたチョッパ型コンパレータの回路図である。
【0005】この図6において、チョッパ型コンパレー
タは、A/D変換対象となる入力電圧Vinの入力側に設
けられたスイッチSW1a と、該入力電圧Vinと比較さ
れる参照電圧Vref の入力側に設けられたスイッチSW
1b と、ホールドコンデンサCs と、インバータを構成
するPチャネルMOSトランジスタTP及びNチャネル
MOSトランジスタTNと、該インバータの入力と出力
との間に接続されるスイッチSW2とにより構成されて
いる。なお、キャパシタCx は、配線Lb 及びその周辺
に係る寄生容量である。
【0006】この図6に示されるチョッパ型コンパレー
タは、前記入力電圧Vinと前記参照電圧Vref との間の
電圧の大きさの大小関係に従って、電圧Vout を出力す
るというものである。
【0007】該チョッパ型コンパレータは、その動作に
あたって、まず、前記スイッチSW1a 及びSW2が共
にオンとなり、前記スイッチSW1b がオフとなる。こ
れによって、前記ホールドコンデンサCs には、前記入
力電圧Vinの大きさに応じた電荷量の電荷が蓄えられ
る。
【0008】この後、前記スイッチSW1b をオンと
し、前記スイッチSW1a 及びSW2をオフとする。こ
の時、前記参照電圧Vref と、前記ホールドコンデンサ
に蓄えられた電荷量に従った電圧とが比較され、その比
較結果が前記インバータから出力電圧Vout として出力
される。
【0009】しかしながら、従来から、半導体集積回路
に作り込まれた回路においては、ノイズの問題があっ
た。例えば、単一の半導体集積回路において、デジタル
回路からアナログ回路へとノイズが混入してしまうとい
う問題である。特に、その内部に作り込んだキャパシタ
に蓄えられた電荷量に依存した動作をする内部回路を備
えた半導体集積回路チップにおいては、ノイズによる悪
影響の問題が大きい。例えば、前記図6に示されるよう
なチョッパ型コンパレータに用いられるホールド回路等
で問題となる。
【0010】これは、その動作の中心となるキャパシタ
に蓄えられる電荷量がノイズによって影響を受け易いた
めである。例えば、前記図6に示されるチョッパ型コン
パレータの後段はデジタル回路であるので、その動作に
従って出力がH状態やL状態に切り替わる度にノイズが
発生してしまう。このノイズは、電源線やグランド線に
よって伝えられ、種々の寄生容量によって混入してしま
うものである。
【0011】図7は、前記図6に示したチョッパ型コン
パレータのホールド回路部分の回路図である。又、この
図7に示される回路部分の半導体集積回路チップ上での
断面は、図8に示す通りである。
【0012】例えばこの図8において、前記ホールドコ
ンデンサCs は、基板40上に形成されるポリシリコン
層に作り込まれるポリシリコン配線46c と、前記基板
40上に形成されるアルミニウム配線層に作り込まれる
アルミニウム配線48c とによって構成されている。該
ホールドコンデンサCs は、酸化絶縁膜50c を介して
対向する、前記ポリシリコン配線46c と前記アルミニ
ウム配線48c との間のキャパシタによるものである。
【0013】このような前記ホールドコンデンサCs に
おいては、例えば前記基板40に対して寄生容量を有す
るものである。あるいは、該基板40上に前記図8に破
線で図示されるようなウェル42が形成される場合(該
ウェル42は形成しない場合もある)、該ウェル42に
対して、前記ホールドコンデンサCs に係る浮遊容量が
形成されるものである。これは、前記図8の断面図に示
される通り、前記ポリシリコン配線46c 及び前記アル
ミニウム配線48c による前記ホールドコンデンサCs
は、前記基板40や前記ウェル42に対しても、所定の
距離で対向する面積を有し、これによって寄生容量が生
じるためである。
【0014】このような寄生容量は、前記ホールドコン
デンサCs に係る動作に悪影響を与えてしまうノイズを
混入させてしまう。例えば、デジタル回路で発生してし
まったノイズが電源線やグランド線にて伝えられ、前記
基板40や前記ウェル42に係る寄生容量によって混入
してしまう。
【0015】このため、特開昭59−193046で
は、アナログ回路とデジタル回路とを備えた半導体集積
回路において、アナログ回路を動作させるための電源配
線と、デジタル回路を動作させるための電源配線とを独
立させると共に、これら電源配線を、それぞれ独立させ
て外部接続用端子に接続するという技術が開示されてい
る。該特開昭59−193046で開示されている技術
によれば、デジタル回路部分で発生してしまったノイズ
が、電源線やグランド線を介してアナログ回路へと混入
してしまうことを防止することができる。
【0016】更に、特開平3−222467では、半導
体集積回路の基板と同一導電型の第1及び第2ウェルに
設けられたノイズを受け易い回路について、前記第1の
ウェルをこれと同一導電型の高不純物濃度層にて包被す
るように形成するという技術が開示されている。該特開
平3−222467によれば、前述のような高不純物濃
度層によって、基板やウェル側からノイズを受け易い回
路へと混入してしまうノイズを低減することができる。
【0017】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭59−193046では、電源線やグランド線を介
して伝えられるノイズを低減することができるものの、
寄生容量によって混入してしまうノイズを低減すること
はできない。例えば、デジタル回路とアナログ回路とが
電源線やグランド線に関して互いに独立していたとして
も、デジタル回路で発生し、デジタル回路用の電源線や
グランド線によって伝えられているノイズが、種々の寄
生容量によってアナログ回路へと混入してしまうことに
ついては、該特開昭59−193046では低減するこ
とはできない。
【0018】又、前記特開平2−238657では、特
に、寄生容量等によって半導体集積回路の基板やウェル
を介して混入してしまうノイズを低減することができる
ものの、その半導体集積回路に作り込まれるウェルは複
数の領域へと分割される必要があり、集積度の低下等の
問題がある。
【0019】又、前記特開平3−222467では、前
述のような高不純物濃度層を半導体集積回路チップ上に
作り込むためには新たなプロセスの増加を必要とし、生
産性が低下してしまったり、製造コストが上昇してしま
う等の問題がある。
【0020】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、集積度の低下を抑えながら、又、製
造プロセスを増加を抑えながら、内部回路間でのノイズ
の悪影響を低減することができる、半導体集積回路チッ
プを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を達成するための手段】本発明は、その内部に作
り込んだキャパシタに蓄えられた電荷量に依存した動作
をする内部回路を備えた半導体集積回路チップにおい
て、前記キャパシタを作り込んだキャパシタレイヤで
の、該キャパシタの電極部と基板との間に形成された分
離電極と、該分離電極に接続され、又、当該半導体集積
回路チップの外部との接続に用いられる、前記分離電極
の電位バイアス専用に設けられた定電位供給パッドとを
備えたことにより、前記課題を達成したものである。
【0022】
【作用】本発明は、その内部に作り込んだキャパシタに
蓄えられた電荷量に依存した動作をする半導体集積回路
の内部回路が、特にノイズの影響を受け易いことに着目
してなされたものである。又、このような内部回路へと
悪影響を与えてしまうノイズの混入経路について、特
に、このような内部回路中の前記キャパシタの下層の基
板やウェルを経由したノイズの混入経路に着目したもの
である。
【0023】このため、本発明においては、ノイズの影
響を受け易い前記内部回路の前記キャパシタを作り込ん
だキャパシタレイヤでの、該キャパシタの電極部と基板
との間に形成された分離電極を備えるようにしている。
この分離電極は、従来からある半導体集積回路の製造プ
ロセスにて作り込むことも可能なものであり、例えば、
後述する第1実施例ではウェルが用いられている。又、
後述する第2実施例ではこの分離電極として、ポリシリ
コン層に作り込まれた配線が用いられている。
【0024】更に、本発明においては、前記分離電極に
接続され、又、当該半導体集積回路チップの外部との接
続に用いられる、前記分離電極の電位バイアス専用に設
けられた定電位供給パッドを備えるようにしている。
【0025】前記分離電極を前記キャパシタへと寄生容
量によって混入されるノイズ低減に用いることでは、該
分離電極を比較的電位の安定した、例えば半導体集積回
路チップ中のアナログ回路の電源線やグランド線に接続
することも考えられる。しかしながら、発明者によれ
ば、このような半導体集積回路チップ内での接続では十
分な効果が得られないことが見出されている。
【0026】このため、本発明においては、前述のよう
な定電位供給パッドを設け、前記分離電極を直接当該半
導体集積回路チップの外部へと接続するようにしてい
る。これは、該定電位供給パッドを、前記分離電極を半
導体集積回路チップ外部の定電位供給源へと接続するた
めに、専用に用いるというものである。即ち、このよう
な定電位供給源への接続は、デジタル回路やアナログ回
路への電源供給等に関して、少なくともその半導体集積
回路中では独立されている。
【0027】なお、前述の如く、前記分離電極について
は、ウェルやポリシリコン層に作り込まれた配線、ある
いはアルミニウム配線層に作り込まれた配線であっても
よく、又、何らかの導電体によるものであればよく、本
発明はこれを限定するものではない。しかしながら、C
MOS(complementary metal oxide semiconductor)
半導体集積回路等については、ラッチアップ現象につい
ても配慮しなければならない。例えば、前記分離電極に
どのような配線層のものを用いるか、又該分離電極をど
のような電圧の定電位に接続するかについては、ラッチ
アップ現象が発生し難くするように配慮しなければなら
ない。
【0028】例えば、前記分離電極としてウェルを用い
るようにした場合には、CMOS半導体集積回路にあっ
ては、該ウェルの分離電極をゼロボルトないしはその近
傍の電圧の定電位となるようにすることが好ましい。一
方、例えばポリシリコン層に作り込まれた配線やアルミ
ニウム配線層に作り込まれた配線を前記分離電極とした
場合には、該分離電極のラッチアップ現象を配慮した定
電位の電圧については、比較的自由となり、例えばCM
OS半導体集積回路にあっては、ゼロボルトないしは電
源電圧の範囲の定電位とすることも考えられる。
【0029】このように、本発明においては、半導体集
積回路の他の回路、例えば電源線やグランド線とは独立
して、前記定電位供給パッドを経由して当該半導体集積
回路外部から定電位を供給することで、前記分離電極を
用いて効果的にノイズの混入を防止することができる。
即ち、寄生容量によって混入してしまうノイズを効果的
に低減することが可能である。
【0030】この際、前記分離電極や前記定電位供給パ
ッド、又これら分離電極と定電位供給パッドとを接続す
る配線は、従来からその半導体集積回路の製造に用いら
れているプロセスのみで作り込むことも可能であり、製
造プロセスを増加させてしまうという問題も少ない。
【0031】又、本発明において集積度の低下の原因と
して考えられるものは、前記定電位供給パッドを新たに
設けること、又該定電位供給パッドとそれぞれの前記分
離電極とを接続する配線等を新たに設けることが考えら
れる。しかしながら、このような本発明における集積度
の低下は、前述した特開平2−238657におけるウ
ェル領域の分割に比べれば小さなものである。例えば、
本発明における前記定電位供給パッドについては、その
半導体集積回路チップ上に1個あるいは比較的少数のみ
備えたとしても、その半導体集積回路チップ上の全ての
前記分離電極に有効に定電位を供給することが可能であ
る。従って、該定電位供給パッドによる集積度の低下は
僅かなものである。
【0032】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0033】図1は、本発明が適用された半導体集積回
路チップの第1実施例及び第2実施例へと作り込まれる
チョッパ型コンパレータの回路図である。
【0034】この図1に示されるチョッパ型コンパレー
タは、前記図6に示した従来のものに対応するものであ
り、寄生容量Cx に関する部分だけが異なっている。
【0035】本実施例の該寄生容量Cx は、本発明の特
徴である前記分離電極と前記定電位供給パッドとに関す
るものである。即ち、本実施例においては、前記分離電
極によって、前記配線Lb の、前記PチャネルMOSト
ランジスタTP及び前記NチャネルMOSトランジスタ
TNによる前記インバータのグランドGb に対する寄生
容量は極僅かとなっている。又、このような分離電極
は、本発明が適用された定電位供給パッドに相当するパ
ッドによって当該半導体集積回路チップ外部と直接に接
続されるよう、前記インバータの前記グランドGb とは
独立した、専用のグランドGa へと接続されている。
【0036】従って、前記インバータの動作やあるいは
他のデジタル回路の動作に伴って、前記グランドGb へ
とノイズが混入されたとしても、前記グランドGa に対
して悪影響を与えることはない。これは、前記グランド
Ga と前記グランドGb とが、少なくとも半導体集積回
路中で独立しているためである。
【0037】図2は、前記第1実施例の、特に本発明の
適用部分である前記ホールドコンデンサCs の部分の断
面図である。
【0038】この図2に示される如く、前記ホールドコ
ンデンサCs は、前記基板40上に形成されるポリシリ
コン層に作り込まれるポリシリコン配線46a と、前記
基板40上に形成されるアルミニウム配線層に作り込ま
れるアルミニウム配線48aとの対向部分による容量と
なっている。前記ポリシリコン配線46a は前記配線L
a を含み、前記アルミニウム配線48a は前記配線Lb
を含んでいる。又、このようなホールドコンデンサCs
について、前記寄生容量Cx は、前記ポリシリコン配線
46a や前記アルミニウム配線48a の、ウェル42a
に対する容量となっている。
【0039】本第1実施例においては、該ウェル42a
が、本発明が適用された分離電極となっている。該ウェ
ル42a は、当該半導体集積回路チップの外部との接続
に用いられる、本発明の定電位供給パッドとされたパッ
ド10へと接続されている(図2の二点鎖線)。
【0040】このようなウェル42a を作り込むことに
よって、又、該ウェル42a を前記パッド10へと直接
接続することによって、前記ポリシリコン配線46a と
前記基板40との寄生容量は極僅かなものとされ、前記
アルミニウム配線48a と前記基板40との間の寄生容
量も極僅かなものとされている。
【0041】図3は、前記第1実施例の前記ホールドコ
ンデンサ部分の平面図である。
【0042】この図3に示されるI−I断面は、前記図
2の断面図に示されたものである。又、この図3に示さ
れる如く、本発明が適用された分離電極として用いられ
る前記ウェル42a は、コンタクト62a にて、前記ア
ルミニウム配線48a と同一のアルミニウム配線層に作
り込んだアルミニウム配線48b に接続され、前記パッ
ド10へと接続されている。
【0043】図4は、前記第2実施例の前記ホールドコ
ンデンサCs の部分の断面図である。
【0044】本第2実施例においては、前記ホールドコ
ンデンサCs は、前記基板40上に形成される第1アル
ミニウム配線層に作り込まれる第1アルミニウム配線5
2aと、前記基板40上に形成される第2アルミニウム
配線層に作り込まれる第2アルミニウム配線54a との
間の容量となっている。又、前記第1アルミニウム配線
52a は、前記配線La をも含んでいる。前記第2アル
ミニウム配線54a は、前記配線Lb をも含んでいる。
【0045】更に、本第2実施例においては、本発明が
適用された分離電極は、前記基板40上に形成されるポ
リシリコン層に作り込まれるポリシリコン配線46b と
なっている。該ポリシリコン配線46b は、前記ホール
ドコンデンサCs を作り込んだキャパシタレイヤ、即ち
該ホールドコンデンサCs の電極部と前記基板40との
間に形成されている。又、該ポリシリコン配線46b
は、本発明が適用された定電位供給パッドとして用いら
れているパッド10へと接続されている(図4の二点鎖
線)。
【0046】図5は、前記第2実施例の前記ホールドコ
ンデンサCs の部分の平面図である。
【0047】この図5におけるII−II断面が前記図4の
断面図となっている。この図5に示されるように、本発
明が適用された分離電極となっている前記ポリシリコン
配線46b は、コンタクト62b によって前記基板40
上に形成される第2アルミニウム配線層に作り込まれた
第2アルミニウム配線54b へと接続されており、本発
明が適用された前記定電位供給パッドとして用いられて
いる前記パッド10へと接続されている。
【0048】本第2実施例においては、前記ポリシリコ
ン配線46b によって、前記第1アルミニウム配線52
a と前記基板40との間の寄生容量は極僅かなものとさ
れており、又、前記第2アルミニウム配線54a と前記
基板40との間の寄生容量も極僅かなものとされてい
る。従って、該基板40を伝わるノイズが静電誘導され
て混入されてしまうことが低減されている。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、集
積度の低下を抑えながら、又、製造プロセスの増加を抑
えながら、内部回路間でのノイズの悪影響を低減するこ
とができるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された半導体集積回路チップの第
1実施例及び第2実施例に作り込まれるチョッパ型コン
パレータの回路図
【図2】前記第1実施例のホールドコンデンサ部分の断
面図
【図3】前記第1実施例の前記ホールドコンデンサ部分
の平面図
【図4】前記第2実施例のホールドコンデンサ部分の断
面図
【図5】前記第2実施例の前記ホールドコンデンサ部分
の平面図
【図6】従来から用いられている半導体集積回路チップ
に作り込まれるチョッパ型コンパレータの回路図
【図7】従来から用いられる前記チョッパ型コンパレー
タのホールドコンデンサ周辺の等価回路図
【図8】従来から用いられている前記チョッパ型コンパ
レータのホールドコンデンサ部分の断面図
【符号の説明】
10…パッド(本発明の定電位供給パッドに対応するも
の) 40…基板 42a 〜42c …ウェル 44…LOCOS(local oxidation of silicon) 46a 〜46c …ポリシリコン配線 48a 〜48c …アルミニウム配線 50a 〜50c …酸化絶縁膜 52a …第1アルミニウム配線 54a 、54b …第2アルミニウム配線 Vin…入力電圧 Vref …参照電圧 Vout …出力電圧 G…グランド Ga …グランド(本発明が適用された分離電極に定電位
を供給するもの) Gb …グランド(前記グランドGa とは独立された、デ
ジタル回路のもの) SW1a 、SW1b 、SW2…スイッチ Cs …ホールドコンデンサ Cx …寄生容量 La 、Lb …配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8832−4M H01L 27/04 E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その内部に作り込んだキャパシタに蓄えら
    れた電荷量に依存した動作をする内部回路を備えた半導
    体集積回路チップにおいて、 前記キャパシタを作り込んだキャパシタレイヤでの、該
    キャパシタの電極部と基板との間に形成された分離電極
    と、 該分離電極に接続され、又、当該半導体集積回路チップ
    の外部との接続に用いられる、前記分離電極の電位バイ
    アス専用に設けられた定電位供給パッドとを備えたこと
    を特徴とする半導体集積回路チップ。
JP20484593A 1993-08-19 1993-08-19 半導体集積回路チップ Pending JPH0758294A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0771033A3 (en) * 1995-10-25 1997-12-29 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit with differential circuit
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