JP2022044415A - レベルシフタ - Google Patents

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弘智 斎藤
Hirotomo Saito
淳一 松原
Junichi Matsubara
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Abstract

【課題】レベルシフタにおいて入力電圧の耐圧を向上可能にしたレベルシフタを提供する。【解決手段】レベルシフタ1の高電圧入力部2は、半導体基板にトレンチゲート等の素子分離用ゲートを形成することにより生成した寄生容量Cによって、高電圧の入力電圧Vinに対する耐性を有する。寄生容量Cは、トレンチゲートの素子分離用の絶縁膜を基板上に形成することで生成される容量成分である。レベルシフタ1の電圧変換部3は、高電圧入力部2で入力した入力電圧Vinを、入力電圧Vinよりも低い一定値の低電圧(出力信号Sout)に変換して出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、入力電圧をレベル変換して出力するレベルシフタに関する。
従来、入力電圧を所定の電圧値に変換して出力するレベルシフタが周知である(特許文献1、2等参照)。近年、車両には、エンジン等を制御する電子制御機器等の多くのECUが車載されている。これら電子制御機器は、例えば5[V]の電源で駆動されるものの、一方、車載されたバッテリは、12[V]であることが多い。よって、この種の車両では、12[V]のバッテリ電圧をレベルシフタによって5[V]に変換して、電子制御機器を駆動する。
特開平9-200030号公報 特開2005-269216号公報
この種のレベルシフタでは、例えば前述の12[V]よりも高い入力電圧をレベル変換して出力したいニーズがある。よって、より高い入力電圧を受けることが可能なレベルシフタが必要とされていた。
前記問題点を解決するレベルシフタは、半導体基板に素子分離用ゲートを形成することにより生成した寄生容量によって、高電圧の入力電圧に対する耐性を有する高電圧入力部と、前記高電圧入力部で入力した前記入力電圧を、前記入力電圧よりも低い一定値の低電圧に変換して出力する電圧変換部とを備えた。
本発明によれば、レベルシフタにおいて入力電圧の耐圧を向上できる。
第1実施形態のレベルシフタの回路図。 半導体基板の断面図を使用してコンデンサ構造を示した説明図。 (a)寄生容量のコンデンサ構造図、(b)は等価回路図。 素子分離用ゲートの基板上の配置図。 入力電圧、スイッチ信号、及び出力信号の変化を示す波形図。 スイッチ信号がLoレベル時のレベルシフタの作動状態を示す回路図。 スイッチ信号がHiレベル時のレベルシフタの作動状態を示す回路図。 第2実施形態の素子分離用ゲートの基板上の配置図。 半導体基板の断面図。 第3実施形態の素子分離用ゲートの基板上の配置図。 半導体基板の断面図。
(第1実施形態)
以下、レベルシフタの第1実施形態を説明する。
図1に示すように、レベルシフタ1は、外部から高圧の入力電圧Vinを入力する高電圧入力部2と、高電圧入力部2で入力した電圧を所定の値に変換して出力する電圧変換部3とを備える。高電圧入力部2は、高電圧の入力に対する耐性を確保するコンデンサ部4を備えている。コンデンサ部4の入力は、入力電圧Vinを入力する電圧入力端子5に接続されている。
コンデンサ部4は、レベルシフタ1の回路に発生する寄生容量Cを備えている。寄生容量Cは、レベルシフタ1の回路の中に発生する容量成分(コンデンサ成分)である。本例の場合、寄生容量Cは、例えば、第1寄生容量C1及び第2寄生容量C2の一対設けられている。第1寄生容量C1及び第2寄生容量C2は、並列接続されている。
図2に、半導体基板7のトレンチゲート構造を使用して生成される寄生容量C(第1寄生容量C1及び第2寄生容量C2)の構造を図示する。半導体基板7は、半導体基板7のメイン基板となる第1基板層8を備えている。第1基板層8は、例えばPsub(P substrate:P型基板)であって、片方の面に絶縁層9が形成されている。絶縁層9は、例えば、第1基板層8の全面に形成されている。半導体基板7は、半導体基板7をGNDに接続するグランド層10を備えている。グランド層10は、例えば、Psub(P substrate:P型基板)であることが好ましい。
半導体基板7は、寄生容量Cを発生するために半導体基板7上に設けられた寄生容量生成部11を備えている。寄生容量生成部11は、半導体基板7において寄生容量Cを生成するための領域(以降、寄生容量形成領域12と記す)に設けられている。本例の寄生容量生成部11は、第1寄生容量C1を生成する第1寄生容量生成部11aと、第2寄生容量C2を生成する第2寄生容量生成部11bとを備えている。第1寄生容量生成部11a及び第2寄生容量生成部11bは、近傍に配置されてもよいし、或いは離れて配置されていてもよい。
寄生容量生成部11は、寄生容量Cを生成する要素となる第1電極部15及び第2電極部16を備えている。寄生容量生成部11は、グランド層10と第1電極部15とを分離するとともに第2電極部16を生成する素子分離用ゲート17を備えている。本例の場合、第1寄生容量生成部11aの第1電極部15を「15a」とし、第2電極部16を「16b」とし、素子分離用ゲート17を「第1素子分離用ゲート17a」とする。また、第2寄生容量生成部11bの第1電極部15を「15b」とし、第2電極部16を「16b」とし、素子分離用ゲート17を「第2素子分離用ゲート17b」とする。
第1電極部15は、第1基板層8及び絶縁層9の盤面上の所定領域にスポット形成されている。第1電極部15は、第2基板層18、活性層19、及び、P型領域20を備えている。第2基板層18は、例えばPsub(P substrate:P型基板)である。第2基板層18は、第1基板層8よりも小さく形成され、第1基板層8とで絶縁層9を挟み込むように設けられている。活性層19は、例えば、PW(Pwell)であって、第2基板層18の片方の面上の全域に形成されている。寄生容量Cは、半導体基板7に形成された活性層19と素子分離用ゲート17との間に生じる容量である。P型領域20は、例えばP+ドレインであって、活性層19の表面の中央部に配置されている。
素子分離用ゲート17(第1素子分離用ゲート17a、第2素子分離用ゲート17b)は、例えば、半導体基板7にトレンチ23を形成することで素子分離されたトレンチゲート24である。トレンチゲート24は、表面に形成した溝部分にゲートを埋め込むことで形成されたFETの一種である。
素子分離用ゲート17は、第1基板層8上において環状に形成され、具体的には、四角状に形成されている。素子分離用ゲート17は、立設された第1絶縁膜25と、第1絶縁膜25と対をなすように設けられた第2絶縁膜26と、第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26の間に設けられた凹部27とを備えている。寄生容量Cは、半導体基板7に形成された絶縁膜(第1絶縁膜25、第2絶縁膜26)によって生成される。第1絶縁膜25は、半導体基板7において径方向内側に配置されている。第2絶縁膜26は、半導体基板7において径方向外側に配置されている。第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26は、互いに対向するように第1基板層8の上面に立設されている。第2電極部16は、凹部27(トレンチ24)の内部に配置されている。第2電極部16は、例えばドープト層である。第2電極部16は、例えば、PolySi(ポリシリコン)であることが好ましい。
第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bは、同様の構造をとる。すなわち、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの各々は、第2基板層18、活性層19、P型領域20、トレンチ23、第1絶縁膜25、第2絶縁膜26、及び、凹部27を備えている。
図1に示す通り、電圧変換部3は、複数(複数段)のインバータ30を備えている。本例のインバータ30は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバータである。本例のインバータ30は、第1インバータ30a、第2インバータ30b、第3インバータ30c、及び第4インバータ30dを備えている。第1インバータ30a、第2インバータ30b、第3インバータ30c、及び第4インバータ30dは、素子分離用ゲート17とともに第1基板層8に形成されている。第1インバータ30a、第2インバータ30b、第3インバータ30c、及び第4インバータ30dは、半導体基板7において寄生容量形成領域12以外の箇所に形成されている。
第1インバータ30aは、互いのドレイン端子が接続された一対のFET31、32を備えている。FET31のソース端子は、入力電圧Vinとは別の電源電圧を入力する低電源入力端子33に接続されている。低電源入力端子33には、入力電圧Vinの最大値Vmaxよりも低い電圧に設定された電源Vccが入力される。FET32のソース端子は、グランドに接続されている。FET31、32のゲート端子は、レベルシフタ1の作動を設定するスイッチ信号Sswを入力するスイッチ信号入力端子34に接続されている。
第2インバータ30bは、互いのドレイン端子が接続された一対のFET38、39を備えている。FET38のソース端子は、低電源入力端子33に接続されている。FET39のソース端子は、グランドに接続されている。FET38、39のドレイン端子は、第1寄生容量C1のオンオフを切り換える第1スイッチ40に接続されている。FET38、39のゲート端子は、FET31、32のドレイン端子に接続されるとともに、第2寄生容量C2のオンオフを切り換える第2スイッチ41に接続されている。
コンデンサ部4は、第2スイッチ41を介して基準電圧入力端子42に接続されている。このように、第2スイッチ41は、基準電圧入力端子42に接続されている。基準電圧入力端子42には、第2電極部16に印加される基準電圧Vrefが入力される。
電圧変換部3は、第3インバータ30cへの電圧入力の状態を設定するスイッチング素子43を備えている。スイッチング素子43は、例えば、NMOSFET44である。NMOSFET44のゲート端子は、第2インバータ30bのFET38、39のゲート端子に接続されている。NMOSFET44のドレイン端子は、第1寄生容量C1及び第1スイッチ40の中点45に接続されるとともに、第3インバータ30cに接続されている。NMOSFET44のソース端子は、グランドに接続されている。
第3インバータ30cは、互いのドレイン端子が接続された一対のFET46、47を備えている。FET46のソース端子は、低電源入力端子33に接続されている。FET47のソース端子は、グランドに接続されている。FET46、47のゲート端子は、NMOSFET44のドレイン端子に接続されている。
第4インバータ30dは、互いのドレイン端子が接続された一対のFET48、49を備えている。FET48のソース端子は、低電源入力端子33に接続されている。FET49のソース端子は、グランドに接続されている。FET48、49のゲート端子は、FET46、47のドレイン端子に接続されている。FET48、49のドレイン端子は、レベルシフタ1の出力信号Soutを出力する出力端子50に接続されている。
図3(a)に、寄生容量生成部11により生じる半導体基板7のコンデンサ構造を示する。また、図3(b)に、その等価回路を示す。第1電極部15に入力電圧Vin印加され、第2電極部16に基準電圧Vrefが印加されると、第1電極部15及び第2電極部16の間に寄生容量C(第1寄生容量C1、第2寄生容量C2)が発生する。なお、このとき、グランド層10にも寄生容量C’が発生する。この寄生容量C’は、高電圧入力に対する耐性には特に寄与しない。
図4に示すように、半導体基板7は、基板上の実装箇所としてボンディングパッド52を備えている。本例のボンディングパッド52は、電圧入力端子5に接続されるパッドとして設けられている。第1素子分離用ゲート17a、第2素子分離用ゲート17b、及び、電圧入力端子5のボンディングパッド52の各々は、半導体基板7上において異なる位置に配置されている。すなわち、電圧入力端子5、第1素子分離用ゲート17a、及び、第2素子分離用ゲート17bの各々は、基板上のパッド部が重ならないように配置されている。
次に、本実施形態のレベルシフタ1の作用について説明する。
図5に示すように、レベルシフタ1をLo出力の状態とする場合、スイッチ信号入力端子34には、例えばスイッチ信号SswとしてLoレベル信号が入力される。このLoレベル信号は、例えば0[V]の信号である。なお、基準電圧入力端子42には、所定レベルの基準電圧Vrefが常時印加された状態をとることとする。
図6に示すように、スイッチ信号SswとしてLoレベル信号がスイッチ信号入力端子34に入力された場合、第1スイッチ40がオフとなり、第2スイッチ41がオンとなる。このとき、第2寄生容量生成部11b(第2寄生容量C2)の第2電極部16bには、第2スイッチ41を介して基準電圧Vrefが印加される。また、第1寄生容量生成部11aの第2電極部16aは、NMOSFET44を介して第3インバータ30cに0[V]を印加する。以上により、出力端子50からは、例えば、Loレベル(0[V])の出力信号Soutが出力される。
図7に示すように、レベルシフタ1をHi出力の状態とする場合、スイッチ信号入力端子34には、例えばスイッチ信号SswとしてHiレベル信号が入力される(図5に示す時刻t1)。このHiレベル信号は、例えば5[V]等の所定の電圧値を有する信号である。スイッチ信号SswとしてHiレベル信号がスイッチ信号入力端子34に入力された場合、第1スイッチ40がオンとなり、第2スイッチ41がオフとなる。第1スイッチ40がオンとなり、第2スイッチ41がオフとなると、電圧入力端子5の入力電圧VinがNMOSFET44で検出される。
図5に示す通り、スイッチ信号SswがLo→Hiに切り換わると、入力電圧Vinが上昇を開始する。本例の場合、入力電圧Vinの入力初期段階(0[V]~Va[V])では、出力端子50から0[V]の出力信号Soutが出力され、入力電圧VinがVaを超えたタイミングで、電源Vccに基づく電圧値の出力信号Soutが出力端子50から出力される。このように、入力電圧Vinが0[V]→Vmax[V]に変化する場合に、出力端子50からは、0[V]→5[V]の出力信号Soutが出力される。
本例の場合、入力電圧Vinが0→Vmax(例えば、24[V]など)に上昇しても、レベルシフタ1の出力端子50からは、0→Vcc(例えば、5[V]など)の出力信号Soutが出力される。このように、レベルシフタ1に入力電圧Vinが高い電圧値で入力される構成であっても、レベルシフタ1の出力端子50からは、低い電圧値の「Vcc」を出力することが可能となる。また、高耐圧の素子として寄生容量Cを使用したので、例えば、PNPトランジスタ等を用いた構成に比べて、より高電圧な入力電圧Vinを受けることも可能となる。
上記実施形態のレベルシフタ1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)レベルシフタ1の高電圧入力部2は、半導体基板7に素子分離用ゲート17を形成することにより生成した寄生容量Cによって、高電圧の入力電圧Vinに対する耐性を有する。レベルシフタ1の電圧変換部3は、高電圧入力部2で入力した入力電圧Vinを、入力電圧Vinよりも低い一定値の低電圧(出力信号Sout)に変換して出力する。
本例の構成によれば、素子分離用ゲート17を形成することで生成される寄生容量Cによって入力電圧Vinを受けるようにしたので、例えばトランジスタ等の部材によって入力電圧Vinを受ける場合に比べて、高い入力電圧Vinを受けることが可能となる。よって、レベルシフタにおいて入力電圧Vinの耐圧を向上できる。
(2)高電圧入力部2は、一対の寄生容量Cが並列接続されるように設けられている。この構成によれば、並列接続された一対の寄生容量Cを用いて、高い入力電圧Vinを受けるようにすることができる。
(3)素子分離用ゲート17は、半導体基板7にトレンチ23を形成することで素子分離されたトレンチゲート24である。寄生容量Cは、トレンチ23に形成された絶縁膜(第1絶縁膜25、第2絶縁膜26)によって生成される。この構成によれば、トレンチゲート24を用いた簡易的な構成によって、寄生容量Cからなる高耐圧な高電圧入力部2を設けることができる。
(4)寄生容量Cは、半導体基板7に形成された活性層19と素子分離用ゲート17との間に生じる容量である。この構成によれば、半導体の活性層19によって十分な容量値の寄生容量Cを生成することができる。
(5)素子分離用ゲート17は、半導体基板7において環状に形成されている。この構成によれば、素子分離用ゲート17を環状という簡素な形状で形成することができ、ひいてはレベルシフタ1の製造の簡素化にも寄与する。
(6)電圧変換部3は、電圧変換部3に設けられたスイッチ信号入力端子34で入力するスイッチ信号Sswのレベル状態が切り換わった場合に、高電圧の入力電圧Vinを低電圧に変換して出力する動作を開始する。この構成によれば、スイッチ信号Sswのレベル状態の変化によって、レベルシフタ1の作動状態を切り換えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の寄生容量生成部11の構成を変更した実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図8に示すように、第1寄生容量生成部11a及び第2寄生容量生成部11bは、一方を他方の枠内に配置した2重構造をとっている。本例の場合、第2寄生容量生成部11bの第2素子分離用ゲート17bの内部に、第1寄生容量生成部11aの第1素子分離用ゲート17aが配置されている。この場合、第2寄生容量生成部11bの第2素子分離用ゲート17bの径は、第1寄生容量生成部11aの第1素子分離用ゲート17aの径よりも大きく形成されている。
本例の場合、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの組は、半導体基板7のボンディングパッド52を周囲から囲むように配置されている。また、第1素子分離用ゲート17a、第2素子分離用ゲート17b、及びボンディングパッド52は、同一軸心上に配置されている。なお、本例のボンディングパッド52の用途は、特に限定しない。
図9に示すように、半導体基板7の寄生容量形成領域12のうち、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bに囲まれた領域が、電圧入力端子5が接続される第1電極部15となっている。このように、第1素子分離用ゲート17aと第2素子分離用ゲート17bとの間に介在された第1電極部15に、入力電圧Vinが入力される。本例の場合、第1電極部15は、第1寄生容量生成部11a及び第2寄生容量生成部11bで共用されている。なお、第1素子分離用ゲート17aの内側部分の電極部53は、任意に使用することができる。
さて、本開示の構成の場合、レベルシフタ1の駆動時には、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの間に介在された第1電極部15に、第1寄生容量C1及び第2寄生容量C2が発生する。このように、本例の場合、第1素子分離用ゲート17aの径方向外側に位置する第1電極部15に第1寄生容量C1が生成される。また、第2素子分離用ゲート17bの径方向内側に位置する第1電極部15に第2寄生容量C2が生成される。従って、これら第1寄生容量C1及び第2寄生容量C2によって、入力電圧Vinの高耐圧が実現される。
上記実施形態のレベルシフタ1によれば、第1実施形態に記載の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
(7)素子分離用ゲート17は、一対設けられた寄生容量Cの一方を生成する第1素子分離用ゲート17aと、一対設けられた寄生容量Cの他方を生成する第2素子分離用ゲート17bとを備えている。第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bは、第2素子分離用ゲート17bよりも径が小さく形成された第1素子分離用ゲート17aを、第2素子分離用ゲート17bの内部に収めるように配置した2重構造をとる。この構成によれば、素子分離用ゲート17の配置に必要なスペースが小さく済むので、装置サイズの小型化に寄与する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態も、第1実施形態及び第2実施形態に対して異なる部分についてのみ説明する。
図10に示すように、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bは、各々が非環状(本例は、直線状)に形成されるとともに、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの配列方向(幅方向:図10の紙面左右方向)に沿って交互に配置されている。本例の場合、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの各々は、7つずつ形成されている。第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bは、ボンディングパッド52の下面に配置されている。
図11に示すように、半導体基板7の寄生容量形成領域12のうち、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bが配置されていない領域が、電圧入力端子5が接続される第1電極部15となっている。具体的には、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの間の領域や、第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの群の周囲の領域などに、入力電圧Vinが入力される。
さて、本開示の構成の場合、レベルシフタ1の駆動時には、第1素子分離用ゲート17aの両側の第1電極部15に第1寄生容量C1が生成され、第2素子分離用ゲート17bの両側の第1電極部15に第2寄生容量C2が生成される。従って、これら第1寄生容量C1及び第2寄生容量C2によって、入力電圧Vinの高耐圧が実現される。
上記実施形態のレベルシフタ1によれば、第1実施形態に記載の効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
(8)素子分離用ゲート17は、一対設けられた寄生容量Cの一方を生成する第1素子分離用ゲート17aと、一対設けられた寄生容量Cの他方を生成する第2素子分離用ゲート17bとを備えている。第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bは、非環状の形状で複数並べられた配列をとり、かつ第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bの配列方向において第1素子分離用ゲート17a及び第2素子分離用ゲート17bが交互に並ぶように配置されている。この構成によれば、寄生容量Cの電極を多くとることが可能となるので、高い値の寄生容量Cを生成することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・各実施形態において、例えば電圧変換部3を複数設けて、出力信号Soutとして異なる複数の電圧値を出力可能としてもよい。
・各実施形態において、高電圧入力部2の寄生容量Cは、寄生容量Cが1つでもよいし、或いは3つ以上でもよい。
・各実施形態において、素子分離用ゲート17は、トレンチゲート24に限定されず、素子分離用の絶縁膜(参加層)を備えたものであればよい。
・第1及び第2実施形態において、素子分離用ゲート17は、四角の環状に限定されず、例えば円環状としてもよい。
・第2実施形態において、素子分離用ゲート17は、2重構造に限定されず、3重以上の構造としてもよい。
・第3実施形態において、素子分離用ゲート17は、非環状の場合、直線状に限定されず、曲線状や屈曲状など、他の形状に変更してもよい。
・各実施形態において、複数の寄生容量Cは、並列接続されたものに限定されず、直列接続のものや、直列及び並列を組み合わせたものでもよい。
・各実施形態において、電圧変換部3は、FET以外の種々のスイッチング素子を用いた構成としてもよい。
・各実施形態において、電圧変換部3は、実施例以外の他の回路構成に適宜変更できる。
・各実施形態において、レベルシフタ1は、車両に適用されることに限らず、他の機器や装置に使用してもよい。
・各実施形態において、本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1…レベルシフタ、2…高電圧入力部、3…電圧変換部、7…半導体基板、17…素子分離用ゲート、17a…第1素子分離用ゲート、17b…第2素子分離用ゲート、19…活性層、23…トレンチ、24…トレンチゲート、25…第1絶縁膜、26…第2絶縁膜、32…スイッチ信号入力端子、C…寄生容量、C1…第1寄生容量、C2…第2寄生容量、Vin…入力電圧、Sout…出力信号、Sout…スイッチ信号。

Claims (8)

  1. 半導体基板に素子分離用ゲートを形成することにより生成した寄生容量によって、高電圧の入力電圧に対する耐性を有する高電圧入力部と、
    前記高電圧入力部で入力した前記入力電圧を、前記入力電圧よりも低い一定値の低電圧に変換して出力する電圧変換部と
    を備えたレベルシフタ。
  2. 前記高電圧入力部は、一対の前記寄生容量が並列接続されるように設けられている
    請求項1に記載のレベルシフタ。
  3. 前記素子分離用ゲートは、前記半導体基板にトレンチを形成することで素子分離されたトレンチゲートであり、
    前記寄生容量は、前記トレンチに形成された絶縁膜によって生成される
    請求項1又は2に記載のレベルシフタ。
  4. 前記寄生容量は、前記半導体基板に形成された活性層と前記素子分離用ゲートとの間に生じる容量である
    請求項1~3のうちいずれか一項に記載のレベルシフタ。
  5. 前記素子分離用ゲートは、前記半導体基板において環状に形成されている
    請求項1~4のうちいずれか一項に記載のレベルシフタ。
  6. 前記素子分離用ゲートは、一対設けられた前記寄生容量の一方を生成する第1素子分離用ゲートと、一対設けられた前記寄生容量の他方を生成する第2素子分離用ゲートとを備え、
    前記第1素子分離用ゲート及び前記第2素子分離用ゲートは、前記第2素子分離用ゲートよりも径が小さく形成された前記第1素子分離用ゲートを、前記第2素子分離用ゲートの内部に収めるように配置した2重構造をとる
    請求項5に記載のレベルシフタ。
  7. 前記素子分離用ゲートは、一対設けられた前記寄生容量の一方を生成する第1素子分離用ゲートと、一対設けられた前記寄生容量の他方を生成する第2素子分離用ゲートとを備え、
    前記第1素子分離用ゲート及び前記第2素子分離用ゲートは、非環状の形状で複数並べられた配列をとり、かつ前記第1素子分離用ゲート及び前記第2素子分離用ゲートの配列方向において前記第1素子分離用ゲート及び前記第2素子分離用ゲートが交互に並ぶように配置されている
    請求項1~4のうちいずれか一項に記載のレベルシフタ。
  8. 前記電圧変換部は、前記電圧変換部に設けられたスイッチ信号入力端子で入力するスイッチ信号のレベル状態が切り換わった場合に、高電圧の前記入力電圧を前記低電圧に変換して出力する動作を開始する
    請求項1~7のうちいずれか一項に記載のレベルシフタ。
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