JPH07202127A - 半導体のコンデンサ構造 - Google Patents

半導体のコンデンサ構造

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JPH07202127A
JPH07202127A JP35377193A JP35377193A JPH07202127A JP H07202127 A JPH07202127 A JP H07202127A JP 35377193 A JP35377193 A JP 35377193A JP 35377193 A JP35377193 A JP 35377193A JP H07202127 A JPH07202127 A JP H07202127A
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JP
Japan
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diffusion layer
gate electrode
type diffusion
layer
well region
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JP35377193A
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English (en)
Inventor
Koji Tanaka
幸次 田中
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、拡散層側電極の寄生抵抗を低減す
るとともに小型化を図ることを目的とする。 【構成】 コンタクト領域となる第1導電型拡散層16
と第2導電型拡散層15を、それぞれ少なくとも1箇所
でゲート電極14の端縁部に接するようにウェル領域2
上に形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両極性タイプの半導体
のコンデンサ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】両極性タイプの半導体のコンデンサ構造
の第1の従来例として、図7に示すようなものがある。
N型半導体基板1上にP型ウェル領域2が形成され、P
型ウェル領域2の表面にゲート酸化膜(絶縁膜)10を
介してゲート電極4が形成されている。ゲート電極4の
外周部に対応したP型ウェル領域2上には、コンタクト
領域となる高濃度のN型拡散層6とP型拡散層5とが二
重の角型リング状に並設されている。N型拡散層6とP
型拡散層5には絶縁膜7に穿設されたコンタクト孔8を
介して金属配線9が接続されている。3はLOCOS酸
化膜である。ゲート電極4とP型ウェル領域2とがコン
デンサ電極として機能し、極性はP型ウェル領域2に対
しゲート電極4の電位がプラスでもマイナスでも作用す
る両極性のコンデンサが形成される。両極性のコンデン
サの用途は演算増幅回路の位相補償用やCR発振回路等
に使われ、ICの構成上の不可欠な素子である。なお、
本発明の例ではN型半導体基板上にP型ウェル領域を形
成したシリコンゲートMOSの構造が前提であるが、P
型半導体基板上にN型ウェル領域を形成した構成やアル
ミゲートMOSの構造でも考え方は同じである。
【0003】次に、上記両極性コンデンサの作用を、図
8、図9を用いて説明する。まずゲート電極4側にプラ
スの電圧が印加された場合、図8に示すようにP型ウェ
ル領域2内の電子がゲート電極4の直下に引き寄せられ
て反転層20ができる。この反転層20は、N型拡散層
6と同型なのでこのN型拡散層6に電気的に接続され、
拡散層側の実質的な電極となる。ゲート電極4側がマイ
ナス電位の場合は、図9に示すように、ゲート電極4の
直下にホールが集まり蓄積層21ができる。この蓄積層
21はN型拡散層6とは半導体極性が異なるため電気的
には接続されず、P型ウェル領域2の一部を介してP型
拡散層5に電気的に接続される。この場合、P型ウェル
領域2にはウェル抵抗Rがあるため、拡散層側電極には
数百Ωの寄生抵抗が接続されたことになり、回路動作に
悪影響を及ぼすおそれがある。このように、第1の従来
例は、拡散層側電極に寄生抵抗が発生するという問題が
あり、これに加えてさらに、ゲート電極4の外周部に対
応したP型ウェル領域2上にP型拡散層5とN型拡散層
6とが角型リング状に二重に並設されているため、この
部分の面積が大きく、コンデンサが大型化してしまうと
いう問題がある。
【0004】P型ウェル領域の寄生抵抗を無くし、C−
V特性も改善するようにした第2の従来例として、図1
0に示すようなものがある。この従来例では、ゲート電
極4直下の反転層又は蓄積層が形成される領域に高濃度
のN型電極拡散22を形成してこれを拡散層側の電極と
している。この構造では、ゲート電極4の電位がプラス
又はマイナスの何れにおいても反転層が形成されないた
め、容量変化が少なく、またP型ウェル領域2の寄生抵
抗も発生しない。しかし、第2の従来例は、N型電極拡
散22を形成する工程が新たに必要であり、製造コスト
がアップする。またコンデンサ面積も小型にはならず十
分な改善構造ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例は、拡散
層側電極に数百Ωの寄生抵抗が発生し、回路動作に悪影
響を及ぼすおそれがあり、これに加えてさらに、ゲート
電極の外周部に対応したP型ウェル領域上にP型拡散層
とN型拡散層とが角型リング状に二重に並設されている
ため、コンデンサの形成面積が大きくなってICチップ
のコストが上るという問題があった。
【0006】また、第2の従来例は、ゲート電極直下の
P型ウェル領域に高濃度のN型電極拡散を形成した構造
となっていたため、N型電極拡散を形成する工程が新た
に必要となって製造コストが上るという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題に着目し
てなされたもので、拡散層側電極の寄生抵抗を低減する
ことができるとともに、小型化が可能な半導体のコンデ
ンサ構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1導電型の半導体基板上に第2導電型の
ウェル領域を形成し、該ウェル領域の表面にゲート絶縁
膜を介してゲート電極を形成し、前記ゲート電極直下の
領域以外の前記ウェル領域上にコンタクト領域となる高
濃度の第1導電型拡散層と第2導電型拡散層を形成し、
前記ゲート電極直下の前記ウェル領域に反転層又は蓄積
層を発生させるとともに該反転層は前記第1導電型拡散
層に電気的に接続させ、該蓄積層は前記第2導電型拡散
層に電気的に接続させ、前記ゲート電極と前記反転層又
は蓄積層との間で容量を形成してなる両極性の半導体の
コンデンサ構造において、前記第1導電型拡散層と第2
導電型拡散層とは、それぞれ少なくとも1箇所で前記ゲ
ート電極の端縁部に接するように前記ウェル領域上に形
成してなることを要旨とする。
【0009】
【作用】上記構成において、ゲート電極直下のウェル領
域に発生する反転層又は蓄積層は、それぞれコンタクト
領域である第1導電型拡散層又は第2導電型拡散層に直
接電気的に接続される。したがって拡散層側電極の寄生
抵抗を極めて小さくすることが可能となる。また第1導
電型拡散層、第2導電型拡散層をゲート電極の外周部に
対応したウェル領域上に形成する場合においても、これ
らの拡散層は一重のリング状等に形成されるので、コン
デンサの小型化が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は、本発明の第1実施例を示す図で
ある。図1(a)は同図(b)のA−A線断面図であ
る。なお、図1乃至図3及び後述の各実施例を示す図に
おいて前記図7における部材及び部位と同一ないし均等
のものは、前記と同一符号を以って示し、重複した説明
を省略する。
【0011】まず、図1を用いて本実施例の構成を説明
すると、本実施例では、ゲート電極14が角型リング状
に形成され、P型拡散層15はゲート電極14の外周端
に接するようなP型ウェル領域2上の位置に形成され、
N型拡散層16はゲート電極14の内周端に接するよう
なP型ウェル領域2上の位置に形成されている。このよ
うに、ゲート電極14の外周部にはP型拡散層15のみ
が一重のリング状に形成され、N型拡散層16はゲート
電極14の内側に形成された構造となっている。
【0012】次に、上述のように構成されたコンデンサ
の作用を説明する。まず、ゲート電極14側にプラスの
電圧が印加された場合、図2に示すように、ゲート電極
14の直下に電子が集まり反転層20ができる。反転層
20はN型拡散層16に直接電気的に接続され、拡散層
側電極となる。ゲート電極14がマイナス電位の場合
は、図3に示すように、ゲート電極14の直下にホール
が集まり蓄積層21ができる。蓄積層21はP型拡散層
15に直接電気的に接続され、拡散層側電極となる。即
ち、拡散層側電極が反転層20、蓄積層21何れの場合
にも寄生抵抗を介さずに直接N型拡散層16又はP型拡
散層15に接続されて理想的なコンデンサが実現され
る。
【0013】また、ゲート電極14の外周部にはP型拡
散層15(又はN型拡散層16)のみを一重のリング状
に形成すればよいのでコンデンサ面積を小さくできる。
例えばいま、5pFのコンデンサを2μCMOSルール
で実現した場合のコンデンサ面積を算出してみる。単位
面積当りのゲート容量を0.62×10-3(pF/μm
2 )とすると、ゲート電極14の面積は約8100(μ
2 )となり、コンデンサ形状を正方形とすると、一辺
が90(μm)の電極サイズとなる。この外周に、前記
図7に示したように、P型拡散層とN型拡散層を5(μ
m)幅で二重に形成すると、ゲート電極外周端に接した
N型拡散層が1900(μm2 )、P型拡散層が210
0(μm2 )となり、従来例の場合、ゲート電極面積と
同程度の拡散層領域が必要となる。これに対し、本実施
例では、N型拡散層16がゲート電極14の内周部に形
成され、25〜50(μm2 )程度の面積で形成可能な
ので、従来のコンデンササイズに比べて約15%の面積
縮小化が実現できる。
【0014】次いで、図4には、本発明の第2実施例を
示す。本実施例は、ゲート電極14の外周端に接するよ
うなP型ウェル領域2上の位置に、P型拡散層15とN
型拡散層16とを交互に形成したものである。ゲート電
極14の内周部にはN型拡散層は形成されていない。外
周部に形成されたP型/N型交互の拡散領域15,16
の面積は、前記第1実施例の場合と同面積で形成できる
ので、内周部に形成される拡散層がない分だけコンデン
サ面積が若干小さくなるメリットがある。
【0015】図5には、本発明の第3実施例を示す。本
実施例は、ゲート電極14の外周部に対応した拡散層を
P型拡散層15とN型拡散層16とで2分割した構成と
したものであり、第2実施例の発展型である。
【0016】図6には、本発明の第4実施例を示す。本
実施例は、ゲート電極14の外周部に対応した位置には
拡散層を形成せずに、P型拡散層15とN型拡散層16
とをゲート電極14の内側に対応した位置のみに点在し
て形成したものである。本実施例ではコンデンサ面積を
最も小さくすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、コンタクト領域となる高濃度の第1導電型拡散層と
第2導電型拡散層とは、それぞれ少なくとも1箇所でゲ
ート電極の端縁部に接するようにウェル領域上に形成し
たため、ゲート電極直下のウェル領域に発生する反転層
又は蓄積層が、それぞれ第1導電型拡散層又は第2導電
型拡散層に直接電気的に接続されて拡散層側電極の寄生
抵抗を極めて小さくすることができる。したがって確実
な回路動作が特殊な技術や製造方法を用いることなく安
価に実現できる。また、第1導電型拡散層、第2導電型
拡散層をゲート電極の外周部に対応したウェル領域上に
形成する場合においても、これらの拡散層は一重のリン
グ状等に形成されるので、コンデンサを小型化すること
ができる。したがってICチップのコストを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体のコンデンサ構造の第1実
施例を示す断面図及び平面図である。
【図2】上記第1実施例の作用を説明するためのもので
ゲート電極側がプラスの場合の図である。
【図3】上記第1実施例の作用を説明するためのもので
ゲート電極側がマイナスの場合の図である。
【図4】本発明の第2実施例を一部省略して示す平面図
である。
【図5】本発明の第3実施例を一部省略して示す平面図
である。
【図6】本発明の第4実施例を一部省略して示す平面図
である。
【図7】半導体のコンデンサ構造の第1の従来例を示す
断面図及び平面図である。
【図8】上記第1の従来例の作用を説明するためのもの
でゲート電極側がプラスの場合の図である。
【図9】上記第1の従来例の作用を説明するためのもの
でゲート電極側がマイナスの場合の図である。
【図10】第2の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ウェル領域 10 ゲート酸化膜(絶縁膜) 14 ゲート電極 15 P型拡散層 16 N型拡散層 20 反転層 21 蓄積層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に第2導電型
    のウェル領域を形成し、該ウェル領域の表面にゲート絶
    縁膜を介してゲート電極を形成し、前記ゲート電極直下
    の領域以外の前記ウェル領域上にコンタクト領域となる
    高濃度の第1導電型拡散層と第2導電型拡散層を形成
    し、前記ゲート電極直下の前記ウェル領域に反転層又は
    蓄積層を発生させるとともに該反転層は前記第1導電型
    拡散層に電気的に接続させ、該蓄積層は前記第2導電型
    拡散層に電気的に接続させ、前記ゲート電極と前記反転
    層又は蓄積層との間で容量を形成してなる両極性の半導
    体のコンデンサ構造において、前記第1導電型拡散層と
    第2導電型拡散層とは、それぞれ少なくとも1箇所で前
    記ゲート電極の端縁部に接するように前記ウェル領域上
    に形成してなることを特徴とする半導体のコンデンサ構
    造。
JP35377193A 1993-12-29 1993-12-29 半導体のコンデンサ構造 Pending JPH07202127A (ja)

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JP (1) JPH07202127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290897B1 (ko) * 1998-06-30 2001-07-12 김영환 모스 커패시터
JP2008021847A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Toshiba Corp 半導体装置のesd保護回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290897B1 (ko) * 1998-06-30 2001-07-12 김영환 모스 커패시터
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