JPH075784B2 - 熱可塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法Info
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- JPH075784B2 JPH075784B2 JP61188811A JP18881186A JPH075784B2 JP H075784 B2 JPH075784 B2 JP H075784B2 JP 61188811 A JP61188811 A JP 61188811A JP 18881186 A JP18881186 A JP 18881186A JP H075784 B2 JPH075784 B2 JP H075784B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08J9/22—After-treatment of expandable particles; Forming foamed products
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08J9/228—Forming foamed products
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C44/3461—Making or treating expandable particles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、予備発泡粒子を閉鎖しうるが密閉しえない型
内に充填したのち、水蒸気などの加熱媒体を用いて加熱
成形することにより成形体とする方法に適用しうる熱可
塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
内に充填したのち、水蒸気などの加熱媒体を用いて加熱
成形することにより成形体とする方法に適用しうる熱可
塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
熱可塑性樹脂の予備発泡方法のひとつとして、たとえば
特公昭56-1344号公報などに開示されている方法があ
り、かかる方法によって、型内発泡成形に使用しうる熱
可塑性樹脂予備発泡粒子がえられている。
特公昭56-1344号公報などに開示されている方法があ
り、かかる方法によって、型内発泡成形に使用しうる熱
可塑性樹脂予備発泡粒子がえられている。
しかし、前記方法でえられる熱可塑性樹脂予備発泡粒子
の気泡径は、通常200μm以下であり、該気泡径をコン
トロールすることが困難である。特開昭58-199125号公
報には、タルク、シリカなどの無機質微粉末によって気
泡径を小さくする技術に関する記載があるが、気泡径を
大きくする方法については記載されていない。
の気泡径は、通常200μm以下であり、該気泡径をコン
トロールすることが困難である。特開昭58-199125号公
報には、タルク、シリカなどの無機質微粉末によって気
泡径を小さくする技術に関する記載があるが、気泡径を
大きくする方法については記載されていない。
予備発泡粒子の気泡径が小さすぎるばあい、予備発泡粒
子を成形に供する前に、発泡能を付与したり(特開昭59
-187086号公報)、あるいは加圧熟成(特公昭60-10017
号公報)することが必要であるため、工程的に繁雑とな
り経済的に不利であるとともに前記のごとき操作を行な
ったとしても成形加工条件の幅が狭いという問題があっ
た。
子を成形に供する前に、発泡能を付与したり(特開昭59
-187086号公報)、あるいは加圧熟成(特公昭60-10017
号公報)することが必要であるため、工程的に繁雑とな
り経済的に不利であるとともに前記のごとき操作を行な
ったとしても成形加工条件の幅が狭いという問題があっ
た。
本発明者らは、前記従来技術に鑑みて熱可塑性樹脂の予
備発泡において、平均気泡径を大きくする方法について
鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂を耐圧容器内で揮
発性発泡剤とともに水に分散させ、高温・高圧の状態に
したのち、容器内よりも低圧の雰囲気中に放出して発泡
させ、予備発泡粒子をうる際に、特定の低圧雰囲気中に
放出し、発泡することによって予備発泡粒子の平均気泡
径を大きくすることができることを見出し、本発明を完
成するにいたった。
備発泡において、平均気泡径を大きくする方法について
鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性樹脂を耐圧容器内で揮
発性発泡剤とともに水に分散させ、高温・高圧の状態に
したのち、容器内よりも低圧の雰囲気中に放出して発泡
させ、予備発泡粒子をうる際に、特定の低圧雰囲気中に
放出し、発泡することによって予備発泡粒子の平均気泡
径を大きくすることができることを見出し、本発明を完
成するにいたった。
すなわち、本発明は揮発性発泡剤を含有させた熱可塑性
樹脂粒子を耐圧容器内で水中に分散させ、えられた混合
物を、高温高圧の状態にしたのち、前記耐圧容器内より
も低圧であり、かつ温度が40℃以上である、温水を噴射
させた低圧雰囲気または水蒸気を導入させた低圧雰囲気
中に放出させ、発泡させることを特徴とする熱可塑性樹
脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
樹脂粒子を耐圧容器内で水中に分散させ、えられた混合
物を、高温高圧の状態にしたのち、前記耐圧容器内より
も低圧であり、かつ温度が40℃以上である、温水を噴射
させた低圧雰囲気または水蒸気を導入させた低圧雰囲気
中に放出させ、発泡させることを特徴とする熱可塑性樹
脂予備発泡粒子の製造方法に関する。
本発明の製造方法によってえられた熱可塑性樹脂予備発
泡粒子は、その平均気泡径が200μm以上であり、型内
発泡成形に用いたばあい、成形前に予備発泡粒子に発泡
能を付与したり、加圧熱成することなく、成形後の収縮
が小さく、その表面が平滑な成形品がえられる。
泡粒子は、その平均気泡径が200μm以上であり、型内
発泡成形に用いたばあい、成形前に予備発泡粒子に発泡
能を付与したり、加圧熱成することなく、成形後の収縮
が小さく、その表面が平滑な成形品がえられる。
本発明に使用される熱可塑性樹脂としては、たとえばポ
リスチレン、ポリα−メチルスチレン、スチレン−無水
マレイン酸コポリマー、ポリフェニレンオキサイドとポ
リスチレンとのブレンドまたはグラフトコポリマー、ア
クリロニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレンターポリマー、スチレン−ブ
タジエンコポリマー、ハイインパクトポリスチレンなど
のスチレン系重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニルコポリマー、塩素化ポリ塩化ビニル、エチレン
またはプロピレンと塩化ビニルコポリマーなどの塩化ビ
ニル系重合体、ポリアミド、ポリエステル系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂などがあげられる。
リスチレン、ポリα−メチルスチレン、スチレン−無水
マレイン酸コポリマー、ポリフェニレンオキサイドとポ
リスチレンとのブレンドまたはグラフトコポリマー、ア
クリロニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレンターポリマー、スチレン−ブ
タジエンコポリマー、ハイインパクトポリスチレンなど
のスチレン系重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニルコポリマー、塩素化ポリ塩化ビニル、エチレン
またはプロピレンと塩化ビニルコポリマーなどの塩化ビ
ニル系重合体、ポリアミド、ポリエステル系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂などがあげられる。
これらのなかでも気体透過性が大きく、しかもガラス転
移温度が室温以下であり、型内発泡成形したばあいにえ
られた成形品が収縮したり、形状が歪んだりしやすい、
ポリオレフィン系樹脂を用いるばあいに、本発明の製造
方法はとくに有用である。
移温度が室温以下であり、型内発泡成形したばあいにえ
られた成形品が収縮したり、形状が歪んだりしやすい、
ポリオレフィン系樹脂を用いるばあいに、本発明の製造
方法はとくに有用である。
前記ポリオレフィン系樹脂としては、たとえばエチレン
−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−プロピレ
ン−ブテンランダムターポリマー、エチレン−プロピレ
ンブロックコポリマー、ホモポリプロピレンなどのポリ
プロピレン系樹脂、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−メチ
ルメタクリレートコポリマー、エチレン−メタクリル酸
コポリマーの分子間を金属イオンで架橋したアイオノマ
ー系樹脂などのポリエチレン系樹脂やポリブテン−1、
ポリペンテン、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸
ターポリマーなどがあげられるが、これらのポリマーは
通常どおり単独で用いてもよく、2種以上を混合して併
用してもよい。また該ポリオレフィン系樹脂は、無架橋
の状態で用いてもよいが、パーオキサイドや放射線など
により架橋させて用いてもよい。
−プロピレンランダムコポリマー、エチレン−プロピレ
ン−ブテンランダムターポリマー、エチレン−プロピレ
ンブロックコポリマー、ホモポリプロピレンなどのポリ
プロピレン系樹脂、低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−メチ
ルメタクリレートコポリマー、エチレン−メタクリル酸
コポリマーの分子間を金属イオンで架橋したアイオノマ
ー系樹脂などのポリエチレン系樹脂やポリブテン−1、
ポリペンテン、エチレン−アクリル酸−無水マレイン酸
ターポリマーなどがあげられるが、これらのポリマーは
通常どおり単独で用いてもよく、2種以上を混合して併
用してもよい。また該ポリオレフィン系樹脂は、無架橋
の状態で用いてもよいが、パーオキサイドや放射線など
により架橋させて用いてもよい。
本発明に使用される揮発性発泡剤としては、沸点が−50
〜120℃の炭化水素またはハロゲン化炭化水素、たとえ
ばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ペプタン、
シクロペンタン、シクロヘキサン、モノクロロメタン、
ジクロロメタン、モノクロロエタン、トリクロロモノフ
ルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモ
ノフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタン、ジ
クロロテトラフルオロエタンなどがあげられる。これら
は単独で用いてもよく、2種以上を混合して併用しても
よい。これらの揮発性発泡剤は、熱可塑性樹脂100部
(重量部、以下同様)に対して5〜40部となるように含
浸せしめて発泡に供せられる。
〜120℃の炭化水素またはハロゲン化炭化水素、たとえ
ばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ペプタン、
シクロペンタン、シクロヘキサン、モノクロロメタン、
ジクロロメタン、モノクロロエタン、トリクロロモノフ
ルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモ
ノフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタン、ジ
クロロテトラフルオロエタンなどがあげられる。これら
は単独で用いてもよく、2種以上を混合して併用しても
よい。これらの揮発性発泡剤は、熱可塑性樹脂100部
(重量部、以下同様)に対して5〜40部となるように含
浸せしめて発泡に供せられる。
耐圧容器中で熱可塑性樹脂と揮発性発泡剤とを分散剤の
存在下で水に分散させ、高温・高圧の状態にしたのち、
低圧域に放出することにより該粒子を予備発泡する際に
は、揮発性発泡剤の使用量は、発泡剤の種類、所望する
発泡倍率、容器内の樹脂量と容器内空間との比率などを
考慮して樹脂中の発泡剤の含有量が前記範囲となるよう
に決められる。
存在下で水に分散させ、高温・高圧の状態にしたのち、
低圧域に放出することにより該粒子を予備発泡する際に
は、揮発性発泡剤の使用量は、発泡剤の種類、所望する
発泡倍率、容器内の樹脂量と容器内空間との比率などを
考慮して樹脂中の発泡剤の含有量が前記範囲となるよう
に決められる。
分散剤は、加熱時の樹脂粒子同士の凝集を防止するため
に使用されるものであり、たとえばポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、N−ポリビニルピロリドンなど
の水溶性高分子化合物、リン酸カルシウム、ピロリン酸
マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウ
ムなどの難水溶性の無機物質の微粉末が用いられる。前
記無機物質を使用するばあいには、分散助剤として少量
のアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、α−オレフィン
スルホン酸ソーダ、アルキルスルホン酸ソーダなどの界
面活性剤を併用して無機物質の使用量を少なくすること
が、成形時の予備発泡粒子同士の融着をよくするために
好ましい。このばあい、樹脂粒子100部に対して難水溶
性無機物質微粉末0.1〜3部、アニオン性界面活性剤0.0
01〜0.5部程度を用いる。また水溶性高分子化合物を用
いるばあいには、該水溶性高分子化合物を樹脂粒子100
部に対して0.1〜5部程度用いる。
に使用されるものであり、たとえばポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、N−ポリビニルピロリドンなど
の水溶性高分子化合物、リン酸カルシウム、ピロリン酸
マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウ
ムなどの難水溶性の無機物質の微粉末が用いられる。前
記無機物質を使用するばあいには、分散助剤として少量
のアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、α−オレフィン
スルホン酸ソーダ、アルキルスルホン酸ソーダなどの界
面活性剤を併用して無機物質の使用量を少なくすること
が、成形時の予備発泡粒子同士の融着をよくするために
好ましい。このばあい、樹脂粒子100部に対して難水溶
性無機物質微粉末0.1〜3部、アニオン性界面活性剤0.0
01〜0.5部程度を用いる。また水溶性高分子化合物を用
いるばあいには、該水溶性高分子化合物を樹脂粒子100
部に対して0.1〜5部程度用いる。
水に分散せしめられる熱可塑性樹脂粒子の量は、水100
部に対して10〜100部であることが生産性および分散安
定性をよくし、ユーティリティコスト低減などの点から
好ましい。
部に対して10〜100部であることが生産性および分散安
定性をよくし、ユーティリティコスト低減などの点から
好ましい。
加熱温度は、用いる熱可塑性樹脂の種類、揮発性発泡剤
の種類、所望する発泡倍率などによって異なり、用いる
熱可塑性樹脂のガラス転移温度や融点(結晶性高分子化
合物のばあい)の−25〜+10℃の範囲の温度、好ましく
は−20〜+5℃の範囲の温度である。たとえば融点が12
0℃のポリエチレンのばあい、加熱温度は95〜130℃の範
囲内から選ばれる。加熱温度がこの範囲よりも低いと発
泡倍率の低下が著しく、この範囲よりも高いと予備発泡
粒子の独立気泡率が低くなって好ましくない。
の種類、所望する発泡倍率などによって異なり、用いる
熱可塑性樹脂のガラス転移温度や融点(結晶性高分子化
合物のばあい)の−25〜+10℃の範囲の温度、好ましく
は−20〜+5℃の範囲の温度である。たとえば融点が12
0℃のポリエチレンのばあい、加熱温度は95〜130℃の範
囲内から選ばれる。加熱温度がこの範囲よりも低いと発
泡倍率の低下が著しく、この範囲よりも高いと予備発泡
粒子の独立気泡率が低くなって好ましくない。
前記熱可塑性樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸せしめる方
法としては、耐圧容器中の分散物を前記温度範囲で攪拌
しながら揮発性発泡剤と接触せしめるなどの通常の方法
を採用することができる。この際の容器内圧力は、揮発
性発泡剤の示す蒸気圧以上の圧力である。
法としては、耐圧容器中の分散物を前記温度範囲で攪拌
しながら揮発性発泡剤と接触せしめるなどの通常の方法
を採用することができる。この際の容器内圧力は、揮発
性発泡剤の示す蒸気圧以上の圧力である。
かくしてえられた混合物を耐圧容器内よりも低圧であ
り、かつ温度が40℃以上である所定の低圧雰囲気中に放
出することによって平均気泡径が大きい予備発泡粒子が
えられる。低圧雰囲気の温度を40℃以上とする際には、
40〜90℃の温水を複数個の小孔ノズルから噴射させるこ
とにより加温したり、低圧雰囲気中に水蒸気を導入して
加温する方法が採用される。
り、かつ温度が40℃以上である所定の低圧雰囲気中に放
出することによって平均気泡径が大きい予備発泡粒子が
えられる。低圧雰囲気の温度を40℃以上とする際には、
40〜90℃の温水を複数個の小孔ノズルから噴射させるこ
とにより加温したり、低圧雰囲気中に水蒸気を導入して
加温する方法が採用される。
またこれらを組合せ、水蒸気を導入した雰囲気と接触さ
せたのち、40〜90℃の温水を複数個の小孔ノズルから噴
射させた雰囲気と接触させることによって、平均気泡径
の大きい予備発泡粒子を形成せしめると同時に、予備発
泡粒子の表面に付着した分散剤の洗浄を施すことが好ま
しい。
せたのち、40〜90℃の温水を複数個の小孔ノズルから噴
射させた雰囲気と接触させることによって、平均気泡径
の大きい予備発泡粒子を形成せしめると同時に、予備発
泡粒子の表面に付着した分散剤の洗浄を施すことが好ま
しい。
ここでいう「容器内よりも低圧である」とは、揮発性発
泡剤の示す蒸気圧以上である容器内圧力よりも低い圧力
であるが、通常は大気圧付近の圧力がえらばれる。また
雰囲気とは、放出された樹脂粒子と水の混合物の飛散軌
跡を包含する空間を意味する。
泡剤の示す蒸気圧以上である容器内圧力よりも低い圧力
であるが、通常は大気圧付近の圧力がえらばれる。また
雰囲気とは、放出された樹脂粒子と水の混合物の飛散軌
跡を包含する空間を意味する。
低圧雰囲気の温度が40℃未満であるばあい、平均気泡径
の大きい予備発泡粒子がえられにくくなる。
の大きい予備発泡粒子がえられにくくなる。
なお、低圧雰囲気の温度が高すぎるばあい、樹脂のガラ
ス転移温度または融点(結晶性高分子化合物のばあい)
付近になると予備発泡粒子の気泡た破包したり、粒子が
収縮する。
ス転移温度または融点(結晶性高分子化合物のばあい)
付近になると予備発泡粒子の気泡た破包したり、粒子が
収縮する。
したがって、加熱する温度の好ましい範囲は40〜120℃
である。
である。
なお、平均気泡径が大きい予備発泡粒子がえられる理由
は、40℃以上の温度にある特定の低圧雰囲気中で発泡が
行なわれるので、該樹脂粒子が急冷されないために予備
発泡粒子の発泡倍率が高くなり、したがって所望の発泡
倍率をうるために必要な発泡剤の使用量を減少させるこ
とができるので、気泡径の大きい予備発泡粒子がえられ
るものと考えられる。
は、40℃以上の温度にある特定の低圧雰囲気中で発泡が
行なわれるので、該樹脂粒子が急冷されないために予備
発泡粒子の発泡倍率が高くなり、したがって所望の発泡
倍率をうるために必要な発泡剤の使用量を減少させるこ
とができるので、気泡径の大きい予備発泡粒子がえられ
るものと考えられる。
そしてこのように平均気泡径を大きくさせることによっ
て気泡膜が厚くなり、成形加熱中の気泡内の空気の逸散
が少なくなり、気泡内が減圧になることによる成形品の
収縮を防止することができるものと考えられる。
て気泡膜が厚くなり、成形加熱中の気泡内の空気の逸散
が少なくなり、気泡内が減圧になることによる成形品の
収縮を防止することができるものと考えられる。
以上に述べた本発明の製造方法によってえられた熱可塑
性樹脂予備発泡粒子は、該粒子をただちにまたは適当な
時間養成し、ついで乾燥させたのち、成形前に予備発泡
粒子に発泡能を付与したり加圧熟成することなく、その
まま閉鎖しうるが密閉しえない成形型内に充填し、水蒸
気を加熱媒体として105〜140℃程度の加熱温度、3秒〜
2分間程度の加熱時間で成形することができる。
性樹脂予備発泡粒子は、該粒子をただちにまたは適当な
時間養成し、ついで乾燥させたのち、成形前に予備発泡
粒子に発泡能を付与したり加圧熟成することなく、その
まま閉鎖しうるが密閉しえない成形型内に充填し、水蒸
気を加熱媒体として105〜140℃程度の加熱温度、3秒〜
2分間程度の加熱時間で成形することができる。
さらに要すれば、予備発泡粒子に発泡機能を付与または
加圧熟成したのち、前記と同様にして通常の方法により
成形してもよい。
加圧熟成したのち、前記と同様にして通常の方法により
成形してもよい。
すなわち、本発明の予備発泡粒子は、型内成形におい
て、加熱条件幅が広く、しかも容易に成形することがで
き、成形後の収縮が小さく表面が平滑でヒケや変形がな
く、融着性のよい成形体がえられる。
て、加熱条件幅が広く、しかも容易に成形することがで
き、成形後の収縮が小さく表面が平滑でヒケや変形がな
く、融着性のよい成形体がえられる。
つぎに本発明の製造方法を実施に基づいて説明する。
実施例1〜3および比較例1 エチレンおよび1−ブテンを共重合させた融点120℃、
メルトインデックス1.1g/10分、密度0.920g/cm3、重量
平均分子量/数平均分子量(以下、▲▼/▲▼
という)が5.1であり、かつ重量平均分子量(以下、▲
▼という)が8.9×104である無架橋直鎖状低密度ポ
リエチエンに対してタルク0.008重量%を添加して造粒
した。なお、▲▲および数平均分子量(以下、▲
▼という)はゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーにより測定した。
メルトインデックス1.1g/10分、密度0.920g/cm3、重量
平均分子量/数平均分子量(以下、▲▼/▲▼
という)が5.1であり、かつ重量平均分子量(以下、▲
▼という)が8.9×104である無架橋直鎖状低密度ポ
リエチエンに対してタルク0.008重量%を添加して造粒
した。なお、▲▲および数平均分子量(以下、▲
▼という)はゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーにより測定した。
つぎに、4.5mg/粒のペレット100部(225kg)を内容積10
00lの撹拌機を有する耐圧容器中に注入し、ついで分散
剤としてパウダー状の塩基性第三リン酸カルシウム1.0
部とC14〜C16のn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.006
部とを用いて300部の水に分散させたものを前記耐圧容
器中に注入したのち、撹拌しながらジクロロジフルオロ
メタン40〜45部加え、116℃まで昇温した。このとき耐
圧容器の内圧を27〜29kg/cm2(ゲージ圧)にして発泡倍
率を調整した。
00lの撹拌機を有する耐圧容器中に注入し、ついで分散
剤としてパウダー状の塩基性第三リン酸カルシウム1.0
部とC14〜C16のn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.006
部とを用いて300部の水に分散させたものを前記耐圧容
器中に注入したのち、撹拌しながらジクロロジフルオロ
メタン40〜45部加え、116℃まで昇温した。このとき耐
圧容器の内圧を27〜29kg/cm2(ゲージ圧)にして発泡倍
率を調整した。
ついで第1図に示すごとく発泡槽の前室(9)、後室
(10)に温水配管(4)および(5)よりスプレーノズ
ル(6)を通して第1表に示す温度を有する温水を発泡
槽(7)内へ噴射させて槽内前室(9)の雰囲気温度
(11)を第1表に示すごとく調整したのち、耐圧容器下
部の放出バルブ(2)後に取付けた、円形孔(内径4m
m)を1個有するオリフィス板(3)を通して混合物
(1)を放出した。
(10)に温水配管(4)および(5)よりスプレーノズ
ル(6)を通して第1表に示す温度を有する温水を発泡
槽(7)内へ噴射させて槽内前室(9)の雰囲気温度
(11)を第1表に示すごとく調整したのち、耐圧容器下
部の放出バルブ(2)後に取付けた、円形孔(内径4m
m)を1個有するオリフィス板(3)を通して混合物
(1)を放出した。
えられた予備発泡粒子(8)の発泡倍率は21〜23倍であ
った。
った。
これらの予備発泡粒子(8)を35℃で6時間乾燥後、成
形機に取り付けた900mm×600mm×60mmの長方形1枚取り
の金型内に充填し、0.6〜2.0kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸
気で15〜20秒間加熱し、粒子同士を相互に融着させたの
ち冷却して型から取り出した。この成形品を80℃で20時
間養生し、乾燥した。
形機に取り付けた900mm×600mm×60mmの長方形1枚取り
の金型内に充填し、0.6〜2.0kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸
気で15〜20秒間加熱し、粒子同士を相互に融着させたの
ち冷却して型から取り出した。この成形品を80℃で20時
間養生し、乾燥した。
えられた成形品を室温で24時間放置させたのち、これら
の成形の物性として以下の方法により予備発泡粒子の平
均気泡径、成形品の寸法安定性、平滑性、ヒケおよび変
形、融着性および成形加工幅を調べた。その結果を第1
表に示す。
の成形の物性として以下の方法により予備発泡粒子の平
均気泡径、成形品の寸法安定性、平滑性、ヒケおよび変
形、融着性および成形加工幅を調べた。その結果を第1
表に示す。
(平均気泡径の測定) えられた予備発泡粒子のなかから、任意に30個の予備発
泡粒子を取出し、JIS K 6402に準拠して気泡数を測定し
て平均気泡径を算出した。
泡粒子を取出し、JIS K 6402に準拠して気泡数を測定し
て平均気泡径を算出した。
(成形品の寸法安定性) 成形品寸法および金型寸法を測定して成形品の寸法収縮
率を求め、下記の判定基準に基づいて寸法安定性を評価
した。
率を求め、下記の判定基準に基づいて寸法安定性を評価
した。
○:4%以下 △:4〜6% ×:6%以上 (成形品の平滑性) 成形品表面の平滑性を肉眼で観察し、下記の判定基準に
基づいて評価した。
基づいて評価した。
○:成形品の表面凹凸なし △:成形品の表面凹凸ほとんどなし ×:成形品の表面凹凸激しい (成形品のヒケおよび変形) 成形品のヒケおよび変形を肉眼で観察し、下記の判定基
準に基づいて評価した。
準に基づいて評価した。
○:ヒケおよび変形なし △:ヒケおよび変形ほとんどなし ×:ヒケおよび変形激しい (成形品の融着性) 成形品内部の粒子同士の融着度を調べ、下記の判定基準
に基づいて評価した。
に基づいて評価した。
○:60%以上 △:40〜60% ×:40%以下 (成形加工幅) 0.6〜2.0kg/cm2(ゲージ圧)の水蒸気で加熱成形し、成
形品の寸法収縮性、成形品の平滑性、成形品のヒケおよ
び変形、成形品の融着性がいずれも△以上のばあいを成
形時の適正水蒸気圧範囲とし、これを成形加工幅の指標
とし、下記の判定基準に基づいて評価した。
形品の寸法収縮性、成形品の平滑性、成形品のヒケおよ
び変形、成形品の融着性がいずれも△以上のばあいを成
形時の適正水蒸気圧範囲とし、これを成形加工幅の指標
とし、下記の判定基準に基づいて評価した。
○:0.15kg/cm2(ゲージ圧)以上 △:0.05〜0.15kg/cm2(ゲージ圧) ×:0.05kg/cm2(ゲージ圧)以下 比較例2 実施例1において、温水の噴射を行なわずに、発泡槽前
室(9)にバンドヒーターを巻き、加熱して発泡槽
(7)内の雰囲気温度を60℃に調整したほかは、実施例
1と同様にして予備発泡粒子を作製し、成形を行なっ
た。その結果を第1表に示す。
室(9)にバンドヒーターを巻き、加熱して発泡槽
(7)内の雰囲気温度を60℃に調整したほかは、実施例
1と同様にして予備発泡粒子を作製し、成形を行なっ
た。その結果を第1表に示す。
実施例4 第1図に示す発泡槽内の前室(9)へ蒸気配管(4)よ
りスプレーノズル(6)を通して105℃の水蒸気を噴射
させて槽内前室(9)の雰囲気温度(11)を105℃に
し、後室(10)には配管(5)よりスプレーノズル
(6)を通して20℃の水を噴射させたのち、実施例1と
同様にして予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。そ
の結果を第2表に示す。
りスプレーノズル(6)を通して105℃の水蒸気を噴射
させて槽内前室(9)の雰囲気温度(11)を105℃に
し、後室(10)には配管(5)よりスプレーノズル
(6)を通して20℃の水を噴射させたのち、実施例1と
同様にして予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。そ
の結果を第2表に示す。
成形品の物性は、実施例1〜3と同様に満足しうるもの
であった。
であった。
実施例5 第1図に示す発泡槽内の前室(9)へ蒸気配管(4)よ
りスプレーノズル(6)を通して105℃の水蒸気を噴射
させて槽内前室(9)の雰囲気温度(11)を105℃に
し、後室(10)には配管(5)よりスプレーノズル
(6)を通して60℃の温水を噴射させたのち、実施例1
と同様にして予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。
その結果を第2表に示す。
りスプレーノズル(6)を通して105℃の水蒸気を噴射
させて槽内前室(9)の雰囲気温度(11)を105℃に
し、後室(10)には配管(5)よりスプレーノズル
(6)を通して60℃の温水を噴射させたのち、実施例1
と同様にして予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。
その結果を第2表に示す。
成形品の物性は、実施例1〜3と同様に満足しうるもの
であった。
であった。
比較例3 第1図に示す発泡槽内の前室(9)へ蒸気配管(4)よ
りスプレーノズル(6)を通して125℃の水蒸気を噴射
させて槽内前室(9)の雰囲気温度を125℃にし、後室
(10)には配管(5)よりスプレーノズル(6)を通し
て20℃の水を噴射させたのち、実施例1と同様にして予
備発泡粒を作製したが、破泡、収縮した予備発泡粒しか
えられず、成形に供しえなかった。
りスプレーノズル(6)を通して125℃の水蒸気を噴射
させて槽内前室(9)の雰囲気温度を125℃にし、後室
(10)には配管(5)よりスプレーノズル(6)を通し
て20℃の水を噴射させたのち、実施例1と同様にして予
備発泡粒を作製したが、破泡、収縮した予備発泡粒しか
えられず、成形に供しえなかった。
実施例6〜8 密度0.93g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンをベースに
α−オレフィンの種類を第3表に示すようにかえた無架
橋直鎖状密度ポリエチレンを用いて実施例5と同様にし
て予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。その結果を
第3表に示す。
α−オレフィンの種類を第3表に示すようにかえた無架
橋直鎖状密度ポリエチレンを用いて実施例5と同様にし
て予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。その結果を
第3表に示す。
比較例4〜6 密度0.93g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンをベースに
α−オレフィンの種類を第3表に示すようにかえた無架
橋直鎖状低密度ポリエチレンを用いて比較例1と同様に
して予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。その結果
を第3表に示す。
α−オレフィンの種類を第3表に示すようにかえた無架
橋直鎖状低密度ポリエチレンを用いて比較例1と同様に
して予備発泡粒子を作製し、成形を行なった。その結果
を第3表に示す。
実施例9および比較例7 エチレン−プロピレンランダムコポリマー(住友化学工
業(株)製ノーブレン、エチレン含有量4.5重量%)の
ペレット(1粒重量1.3mg)100部(225kg)を内容積100
0lの攪拌機を有する耐圧容器中に注入し、ついで分散剤
としてパウダー状の塩基性第三リン酸カルシウム1.0部
とn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.006部とを用いて3
00部の水に分散させたものを前記耐圧容器中に注入した
のち、攪拌しながらジクロロジフルオロメタン24〜26部
加え、136℃まで昇温した。このとき耐圧容器の内圧を2
4〜26kg/cm3(ゲージ圧)にして発泡倍率を調整した。
業(株)製ノーブレン、エチレン含有量4.5重量%)の
ペレット(1粒重量1.3mg)100部(225kg)を内容積100
0lの攪拌機を有する耐圧容器中に注入し、ついで分散剤
としてパウダー状の塩基性第三リン酸カルシウム1.0部
とn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.006部とを用いて3
00部の水に分散させたものを前記耐圧容器中に注入した
のち、攪拌しながらジクロロジフルオロメタン24〜26部
加え、136℃まで昇温した。このとき耐圧容器の内圧を2
4〜26kg/cm3(ゲージ圧)にして発泡倍率を調整した。
ついで実施例5および比較例1と同じ方法で予備発泡粒
子を作製し、成形を行なった。その結果を第4表に示
す。
子を作製し、成形を行なった。その結果を第4表に示
す。
〔発明の効果〕 本発明の製造方法によれば、気泡径が200μm以上の熱
可塑性樹脂予備発泡粒子がえられるので、成形前に予備
発泡粒子に発泡能を付与したり加圧熟成したりすること
なく成形後の収縮率が小さく、しかも見ばえなどの外観
面に優れた成形品をうることができるという効果を奏す
る。
可塑性樹脂予備発泡粒子がえられるので、成形前に予備
発泡粒子に発泡能を付与したり加圧熟成したりすること
なく成形後の収縮率が小さく、しかも見ばえなどの外観
面に優れた成形品をうることができるという効果を奏す
る。
第1図は本発明の実施例で用いた予備発泡粒子の製造装
置の概略説明図である。 (図面の符号) (1):混合物 (2):放出バルブ (3):オリフィス板 (4):温水または蒸気排管 (5):温水排管 (6):スプレーノズル (7):発泡槽 (8):予備発泡粒子 (9):発泡槽前室 (10):発泡槽後室 (11):温度記録計
置の概略説明図である。 (図面の符号) (1):混合物 (2):放出バルブ (3):オリフィス板 (4):温水または蒸気排管 (5):温水排管 (6):スプレーノズル (7):発泡槽 (8):予備発泡粒子 (9):発泡槽前室 (10):発泡槽後室 (11):温度記録計
Claims (3)
- 【請求項1】揮発性発泡剤を含有させた熱可塑性樹脂粒
子を耐圧容器内で水中に分散させ、えられた混合物を、
高温高圧の状態にしたのち、前記耐圧容器内よりも低圧
であり、かつ温度が40℃以上である、温水を噴射させた
低圧雰囲気または水蒸気を導入させた低圧雰囲気中に放
出させ、発泡させることを特徴とする熱可塑性樹脂予備
発泡粒子の製造方法。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂で
ある特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂予備発泡
粒子の製造方法。 - 【請求項3】混合物を低圧雰囲気中に放出する際に、水
蒸気を導入した雰囲気と接触させたのち、温水を複数個
の小孔ノズルから噴射させた雰囲気と接触させる特許請
求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂予備発泡粒子の製造
方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61188811A JPH075784B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 熱可塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
CA000544140A CA1280566C (en) | 1986-08-12 | 1987-08-10 | Process for preparing pre-expanded particles of thermoplastic resin |
EP87111595A EP0256489B2 (en) | 1986-08-12 | 1987-08-11 | Process for preparing pre-expanded particles of thermoplastic resin |
DE8787111595T DE3763199D1 (de) | 1986-08-12 | 1987-08-11 | Verfahren zur herstellung von vorverschaeumten thermoplastischen kunstharzteilchen. |
US07/084,058 US4778829A (en) | 1985-07-12 | 1987-08-11 | Process for preparing pre-expanded particles of thermoplastic resin |
KR1019870008862A KR950010983B1 (ko) | 1986-08-12 | 1987-08-12 | 열가소성 수지 예비발포입자의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61188811A JPH075784B2 (ja) | 1986-08-12 | 1986-08-12 | 熱可塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6343935A JPS6343935A (ja) | 1988-02-25 |
JPH075784B2 true JPH075784B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=16230225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61188811A Expired - Lifetime JPH075784B2 (ja) | 1985-07-12 | 1986-08-12 | 熱可塑性樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPH075784B2 (ja) |
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DE (1) | DE3763199D1 (ja) |
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EP0790275A4 (en) * | 1994-10-31 | 1998-10-07 | Kanegafuchi Chemical Ind | PRE-MOUSED POLYPROPYLENE RESIN PARTICLES AND PROCESS FOR THEIR MANUFACTURE |
DE19545098A1 (de) * | 1995-12-04 | 1997-06-05 | Basf Ag | Polyolefin-Partikelschaumstoff |
JP4863542B2 (ja) * | 2000-08-24 | 2012-01-25 | 株式会社カネカ | ポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子の製造方法 |
JP4672207B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-04-20 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
US7683101B2 (en) | 2003-08-29 | 2010-03-23 | Sekisui Plastics Co., Ltd. | Pre-expanded particle of olefin-modified polystyrene resin, process for producing the same, and molded foam |
GB0500985D0 (en) * | 2005-01-18 | 2005-02-23 | Zotefoams Plc | Polyamide foams, process to make them and applications thereof |
JP5410080B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2014-02-05 | 株式会社カネカ | ポリオレフィン系樹脂発泡粒子表面に付着した難水溶性無機化合物を低減させる方法 |
PL2336225T3 (pl) | 2009-12-17 | 2017-01-31 | Basf Se | Sposób wytwarzania cząstek poliolefinowego tworzywa piankowego |
JP5851850B2 (ja) * | 2012-01-13 | 2016-02-03 | 株式会社カネカ | 通い箱 |
JP5909368B2 (ja) * | 2012-01-13 | 2016-04-26 | 株式会社カネカ | ポリプロピレン系樹脂型内発泡成形体およびその製造方法 |
DE102014216992A1 (de) | 2014-08-26 | 2016-03-03 | Adidas Ag | Expandierte Polymerpellets |
JP6288142B2 (ja) | 2016-03-31 | 2018-03-07 | トヨタ紡織株式会社 | 分散径の調整方法及び熱可塑性樹脂組成物 |
JPWO2021106354A1 (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | ||
WO2023162962A1 (ja) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 株式会社カネカ | 熱可塑性樹脂発泡粒子の製造方法および製造装置、並びに熱可塑性樹脂発泡粒子 |
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---|---|---|---|---|
NL283474A (ja) * | 1961-09-27 | |||
FR1561173A (ja) * | 1967-12-12 | 1969-03-28 | ||
FR1600486A (ja) * | 1968-11-28 | 1970-07-27 | ||
DE2107683A1 (en) | 1971-02-18 | 1972-08-31 | Basf Ag | Particulate foamed polyolefin prodn - by expansion with opt halogenated hydrocarbons in presence of water |
JPS492183A (ja) * | 1972-04-20 | 1974-01-10 | ||
JPS5277174A (en) | 1975-12-24 | 1977-06-29 | Japan Styrene Paper Corp | Process for foaming of polymer particle |
FR2491460A1 (fr) | 1980-10-03 | 1982-04-09 | Rhone Poulenc Ind | Procede de preparation d'esters par carbonylation de composes monoolefiniques |
JPS58199125A (ja) | 1982-05-14 | 1983-11-19 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 発泡性熱可塑性樹脂粒子の予備発泡方法 |
JPS59187086A (ja) | 1983-04-07 | 1984-10-24 | Tsusho Sangyo Daijin | 炭化水素含有固体物の乾留法 |
BE900530A (fr) * | 1983-09-08 | 1985-03-07 | Kanegafuchi Chemical Ind | Procede de preparation de particules pre-expansees et appareil pour sa mise en oeuvre. |
-
1986
- 1986-08-12 JP JP61188811A patent/JPH075784B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-08-10 CA CA000544140A patent/CA1280566C/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-08-11 EP EP87111595A patent/EP0256489B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-08-11 DE DE8787111595T patent/DE3763199D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1987-08-12 KR KR1019870008862A patent/KR950010983B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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EP0256489A1 (en) | 1988-02-24 |
EP0256489B1 (en) | 1990-06-13 |
JPS6343935A (ja) | 1988-02-25 |
EP0256489B2 (en) | 1995-07-05 |
DE3763199D1 (de) | 1990-07-19 |
KR950010983B1 (ko) | 1995-09-26 |
CA1280566C (en) | 1991-02-26 |
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