JPH0757705B2 - 低温硬化用セメント組成物 - Google Patents

低温硬化用セメント組成物

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JPH0757705B2
JPH0757705B2 JP13007986A JP13007986A JPH0757705B2 JP H0757705 B2 JPH0757705 B2 JP H0757705B2 JP 13007986 A JP13007986 A JP 13007986A JP 13007986 A JP13007986 A JP 13007986A JP H0757705 B2 JPH0757705 B2 JP H0757705B2
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cement
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丈太郎 森本
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/14Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
    • C04B28/16Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements containing anhydrite, e.g. Keene's cement

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、0℃以下の低温度においても、良好な強度発
現を示す水硬性セメント組成物に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、水硬性セメント組成物として種々のものがあるが
0℃以下の温度では硬化不良又は硬化しないという欠点
があるため、コンクリートが凍害に対する抵抗性を確保
できる圧縮強さ(一般に30〜50kgf/cm2)に達するまで
の初期養生期間中に凍害を受けないように現場で加温養
生または保温養生を行う必要があつた。
しかしながら、現場において加温養生や保温養生を実施
することは作業の手間や設備の関係で容易なことではな
く、実施した場合に消費するエネルギーも極めて大きい
ものであつた。
そこで、ポルトランドセメントに対し、硝酸塩、亜硝酸
塩及び尿素から選ばれる1種ないし2種以上を添加して
寒中コンクリートの施工を行つている場合もあるが、温
度的には−10℃が限度である(特公昭58−20896号公
報)。
本発明者らは、以上の問題点を解決するため、鋭意検討
を行つた結果、特定の無機塩とセメント組成物との併用
によつて、水の凝固点を降下させると共にセメント組成
物の水和による硬化を促進させて、0℃以下の低温にお
いても、凍害を受けることなく良好な強度発現を示し、
且つ、−20℃の温度領域においても加温養生又は保温養
生を必要としない低温硬化用セメント組成物となる知見
を得て本発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ポルトランドセメント、CaO−Al2O3系化合物
及び無水石膏からなる水硬性セメント組成物とアルカリ
金属の炭酸塩、硫酸塩、アルミン酸塩及び塩化物からな
る群より選ばれた1種以上の無機塩とを含有することを
特徴とする低温硬化用セメント組成物である。
以下、さらに詳しく本発明を説明する。
本発明に使用されるポルトランドセメントは、JISR5210
「ポルトランドセメント」に規定されるものを使用でき
る。そして、ポルトランドセメントに対し、ポゾラン物
質としては高炉水砕スラグ、フライアツシユ、シリカ、
火山灰、珪酸白土類又は珪藻土類、などを混入すること
もできるが、高炉水砕スラグ、フライアツシユ又はシリ
カが好ましい。その粒度は、JISで規定されている混合
セメント用として使用されるものが好ましい。
ポゾラン物質の混合割合は、ポルトランドセメントに対
し、内割で高炉水砕スラグでは10〜60重量%、フライア
ツシユ及びシリカでは10〜30重量%が好ましい。
本発明に使用されるCaO−Al2O3系の化合物とは、Al2O3
をA、CaOをCで表わすものとすると、C3A、C12A7、C
A、CA2、CA6、C11A7CaF2、C3A3CaF2、C3A3CaSO4などの
結晶質又は非晶質のカルシウムアルミネートであつて、
C/Aのモル比は0.1〜3.0のものである。結晶質のものよ
り非晶質のものの方が反応性が高く、好ましい。
ポルトランドセメントとCaO−Al2O3系の化合物と無水石
膏の混合割合はポルトランドセメント60〜98重量部に対
してCaO−Al2O3系の化合物(以下CAという)と無水石膏
(以下CaSO4という)の混合比がCaSO4/CA=0.5〜3.0
(重量比)である混合物2〜40重量部が好ましい。温度
が低い程上記混合物の混入量が多い方が好ましい。
本発明に使用される無機塩とは、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、アルミン酸
ナトリウム、アルミン酸カリウム、塩化ナトリウム、塩
化カリウム等の水溶性塩のことをいう。
無機塩の添加量は、セメント組成物100重量部に対して
0.1〜10重量%の範囲が好ましい。無機塩の添加量は養
生温度が低い程、その使用量を多くすることが好まし
く、養生温度に対する使用量の目安は、セメント組成物
に対し、0℃以上では0.1〜0.5重量%、0〜−5℃では
0.5〜1.5重量%、−5〜−10℃では1.5〜3.0重量%、−
10〜−15℃では3〜5重量%、−15〜−20℃では5〜10
重量%である。
低温度において流動性が悪い場合には、高性能減水剤又
は高流動化剤を使用して流動性を上げる必要があり、例
えば、ナフタリンスルホン酸塩ホルマリン縮合物(花王
(株) 商品名「マイテイ 100」)又はメラミンスル
ホン酸塩のホルマリン縮合物(昭和電工(株) 商品名
「メルメントF−10」)などが使用される。
無機塩は、セメント組成物と粉状で混合又は水に溶解さ
せてから混合して使用するが、その反応性の面から、水
に溶解させてから混合することが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
実施例 普通ポルトランドセメント80重量部、CaO−Al2O3系の化
合物として、C12A7の非晶質化合物)C/Aのモル比1.6)
8重量部、無水石膏12重量部のセメント組成物に対し
て、無機塩は第1表に示す種類のものを用い、水セメン
ト比65%、セメント砂比50%を一定として、約5℃の室
内でモルタルミキサーを用いて練りまぜを行つた。尚、
%はすべて重量基準で示した。
JISR5201「セメントの物理試験方法」に準じて、4×4
×16cmの供試体を成型し、20℃、−10℃及び−20℃の各
温度で所定期間養生した。養生が終了した供試体は20℃
の恒温室内で約2時間放置して解凍を行つた後、圧縮強
さ試験を行つた。
使用した材料は次の通りである。
セメント:普通ポルトランドセメント(アンデスセメン
ト社製) 細骨材 :標準砂 (豊浦産) 無機塩 :炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム、硫酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム、塩化ナト
リウム、(試薬一級品) 比較例として、本発明の無機塩を使用しなかつた例、無
機塩として塩化カルシウムを使用した例、及びセメント
組成物として普通ポルトランドセメント単独を使用した
例を示す。
第1表に示すように、本発明の実施例では、−20℃にお
いても凍害を受けることなく、3日、7日及び28日の各
材令に応じて優れた強度発現を示した。
〔発明の効果〕 本発明の低温硬化用セメント組成物は、普通ポルトラン
ドセメントと比較して、0℃以下で優れた強度発現を示
す。
本発明によれば−20℃の温度領域においても凍害の悪影
響もなく使用可能で、加温養生または保温養生すること
なく強度発現の良好なセメント組成物を提供することが
できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 22:12) 111:76

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポルトランドセメント、CaO−Al2O3系化合
    物及び無水石膏からなる水硬性セメント組成物とアルカ
    リ金属の炭酸塩、硫酸塩、アルミン酸塩及び塩化物から
    なる群より選ばれた1種以上の無機塩とを含有すること
    を特徴とする低温硬化用セメント組成物。
JP13007986A 1986-06-06 1986-06-06 低温硬化用セメント組成物 Expired - Fee Related JPH0757705B2 (ja)

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JP4860278B2 (ja) * 2006-01-27 2012-01-25 電気化学工業株式会社 超速硬・高流動セメント組成物及びそれを用いたモルタル又はコンクリート
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