JPH0757642B2 - 回転ハンガを備えた搬送装置におけるハンガ回転速度変更装置 - Google Patents
回転ハンガを備えた搬送装置におけるハンガ回転速度変更装置Info
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- JPH0757642B2 JPH0757642B2 JP32591988A JP32591988A JPH0757642B2 JP H0757642 B2 JPH0757642 B2 JP H0757642B2 JP 32591988 A JP32591988 A JP 32591988A JP 32591988 A JP32591988 A JP 32591988A JP H0757642 B2 JPH0757642 B2 JP H0757642B2
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- conveyor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転するハンガを備えた搬送装置において、
ハンガの回転速度を変更するようにした搬送装置に関す
る。
ハンガの回転速度を変更するようにした搬送装置に関す
る。
回転するハンガにワークを取着して搬送しながら複数の
作業を行う場合、作業によっては、ワークを取着したハ
ンガの回転数を変える必要がある。しかしながら、ハン
ガの回転数を変えるために、搬送コンベヤに軸支された
大径のスプロケット及び小径のスプロケットを利用し
て、前記の大又は小径のスプロケットと噛合して前記の
ハンガに回転を与える回転用コンベヤチェーンに乗継部
を設けて、大径のスプロケットと噛合する回転用コンベ
ヤチェーンから小径のスプロケットと噛合する回転用コ
ンベヤチェーンへと乗継がせる必要があるが、この乗継
ぎに際して特別の装置を設けなければ、ハンガの回転が
停止したり、あるいは、ハンガに取着されたワークの偏
心荷重によってハンガが揺動することがある。
作業を行う場合、作業によっては、ワークを取着したハ
ンガの回転数を変える必要がある。しかしながら、ハン
ガの回転数を変えるために、搬送コンベヤに軸支された
大径のスプロケット及び小径のスプロケットを利用し
て、前記の大又は小径のスプロケットと噛合して前記の
ハンガに回転を与える回転用コンベヤチェーンに乗継部
を設けて、大径のスプロケットと噛合する回転用コンベ
ヤチェーンから小径のスプロケットと噛合する回転用コ
ンベヤチェーンへと乗継がせる必要があるが、この乗継
ぎに際して特別の装置を設けなければ、ハンガの回転が
停止したり、あるいは、ハンガに取着されたワークの偏
心荷重によってハンガが揺動することがある。
従来は、このような点に特に考慮を払ったハンガの回転
数変更装置は見当らなかった。
数変更装置は見当らなかった。
本発明は、前記した乗継部において、ハンガの回転が停
止したり、あるいはハンガに取着されたワークの偏心荷
重による影響を全く受けないハンガの回転数変更装置の
提供を目的とするものである。
止したり、あるいはハンガに取着されたワークの偏心荷
重による影響を全く受けないハンガの回転数変更装置の
提供を目的とするものである。
本発明に係るハンガ回転数速度変更装置は、左右2条の
搬送用コンベヤの一定ピッチ毎に軸受を設け、該軸受に
ハンガを固定したハンガ用軸を回転自在に軸支し、前記
ハンガ用軸に所定の間隔を設けて大径のスプロケットと
小径のスプロケットを軸止し、前記小径のスプロケット
と噛合するハンガ回転用第1コンベヤチェーンと大径の
スプロケットと噛合するハンガ回転用第1及び第2コン
ベヤチェーンとを乗継部を介して直列状に配設するとと
もに、前記ハンガ回転用第2コンベヤチェーンを単一の
駆動源により同一速度で駆動し、前記乗継部の上方に上
下動自在とされたサブコンベヤを配設し、前記ハンガ回
転用第2コンベヤチェーンに噛合して移動する大径のス
プロケットを乗継部において前記サブコンベヤに噛合せ
しめ、前記大径のスプロケットと同軸に軸止される小径
のスプロケットが、前記ハンガ回転用第1コンベヤチェ
ーンに噛合する位置まで前記大径のスプロケットをサブ
コンベヤにて移送せしめ、前記ハンガ用軸に固定された
ハンガを小径のスプロケットを介してハンガ回転用第1
コンベヤに乗継ぎせしめ、前記ハンガの回転速度を変更
することをその特徴とするものである。
搬送用コンベヤの一定ピッチ毎に軸受を設け、該軸受に
ハンガを固定したハンガ用軸を回転自在に軸支し、前記
ハンガ用軸に所定の間隔を設けて大径のスプロケットと
小径のスプロケットを軸止し、前記小径のスプロケット
と噛合するハンガ回転用第1コンベヤチェーンと大径の
スプロケットと噛合するハンガ回転用第1及び第2コン
ベヤチェーンとを乗継部を介して直列状に配設するとと
もに、前記ハンガ回転用第2コンベヤチェーンを単一の
駆動源により同一速度で駆動し、前記乗継部の上方に上
下動自在とされたサブコンベヤを配設し、前記ハンガ回
転用第2コンベヤチェーンに噛合して移動する大径のス
プロケットを乗継部において前記サブコンベヤに噛合せ
しめ、前記大径のスプロケットと同軸に軸止される小径
のスプロケットが、前記ハンガ回転用第1コンベヤチェ
ーンに噛合する位置まで前記大径のスプロケットをサブ
コンベヤにて移送せしめ、前記ハンガ用軸に固定された
ハンガを小径のスプロケットを介してハンガ回転用第1
コンベヤに乗継ぎせしめ、前記ハンガの回転速度を変更
することをその特徴とするものである。
本発明に係るハンガ回転速度変更装置は、ハンガを固定
したハンガ用軸を、搬送用コンベヤの一定ピッチ毎に設
けた軸受に回転自在に軸支し、前記のハンガ軸に所定の
間隔を設けて大径スプロケットと小径のスプロケットを
軸止し、前記の小径のスプロケットが噛合するハンガ回
転用第1コンベヤチェーンと、大径のスプロケットと噛
合するハンガ回転用第2コンベヤチェーンとを乗継部を
介して直列状に設け、これらハンガ回転用第1及び第2
コンベヤチェーンを単一駆動源により同一速度で駆動
し、前記の乗継部の上方に上下動自在としたサブコンベ
ヤを配設し、搬送装置の上流側にある前記のハンガ回転
用第2コンベヤチェーンと噛合してハンガに低回転を与
えながら移動する大径のスプロケットが、前記の乗継部
に到達し、前記の大径のスプロケットがハンガ回転用第
2コンベヤチェーンと離れる寸前に、上方に配設された
サブコンベヤに噛合し回転を与えられながら乗継部を介
して配設されるハンガ回転用第1コンベヤチェーンに向
って移送される。そして、前記のハンガ回転用第2コン
ベヤチェーンとハンガ回転用第1コンベヤチェーンと
は、大径及び小径のスプロケットが有する間隔と同一間
隔で配設されているので、前記のサブコンベヤによって
回転せしめられながら移送される大径のスプロケット
が、前記のハンガ回転用第1コンベヤチェーンに到達す
る寸前に、前記の大径のスプロケットと同軸に軸止され
ている小径のスプロケットが前記のハンガ回転用第1コ
ンベヤチェーンと噛合する。このとき、前記のサブコン
ベヤを上昇せしめて、サブコンベヤと大径のスプロケッ
トとの噛合を解くようにする。そして、このことによ
り、小径のスプロケットがハンガ回転用第1コンベヤチ
ェーンと噛み合うことによる速度の違いに基づくサブコ
ンベヤとの引っ張り合いをなくするようにしている。上
記したようにして小径のスプロケットがハンガ回転用第
1コンベヤチェーンと噛合してハンガに大径のスプロケ
ットが噛合していたときよりも高速の回転を与えること
ができるものである。
したハンガ用軸を、搬送用コンベヤの一定ピッチ毎に設
けた軸受に回転自在に軸支し、前記のハンガ軸に所定の
間隔を設けて大径スプロケットと小径のスプロケットを
軸止し、前記の小径のスプロケットが噛合するハンガ回
転用第1コンベヤチェーンと、大径のスプロケットと噛
合するハンガ回転用第2コンベヤチェーンとを乗継部を
介して直列状に設け、これらハンガ回転用第1及び第2
コンベヤチェーンを単一駆動源により同一速度で駆動
し、前記の乗継部の上方に上下動自在としたサブコンベ
ヤを配設し、搬送装置の上流側にある前記のハンガ回転
用第2コンベヤチェーンと噛合してハンガに低回転を与
えながら移動する大径のスプロケットが、前記の乗継部
に到達し、前記の大径のスプロケットがハンガ回転用第
2コンベヤチェーンと離れる寸前に、上方に配設された
サブコンベヤに噛合し回転を与えられながら乗継部を介
して配設されるハンガ回転用第1コンベヤチェーンに向
って移送される。そして、前記のハンガ回転用第2コン
ベヤチェーンとハンガ回転用第1コンベヤチェーンと
は、大径及び小径のスプロケットが有する間隔と同一間
隔で配設されているので、前記のサブコンベヤによって
回転せしめられながら移送される大径のスプロケット
が、前記のハンガ回転用第1コンベヤチェーンに到達す
る寸前に、前記の大径のスプロケットと同軸に軸止され
ている小径のスプロケットが前記のハンガ回転用第1コ
ンベヤチェーンと噛合する。このとき、前記のサブコン
ベヤを上昇せしめて、サブコンベヤと大径のスプロケッ
トとの噛合を解くようにする。そして、このことによ
り、小径のスプロケットがハンガ回転用第1コンベヤチ
ェーンと噛み合うことによる速度の違いに基づくサブコ
ンベヤとの引っ張り合いをなくするようにしている。上
記したようにして小径のスプロケットがハンガ回転用第
1コンベヤチェーンと噛合してハンガに大径のスプロケ
ットが噛合していたときよりも高速の回転を与えること
ができるものである。
本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は、本発明の搬送装置の全体の側面図を示し、搬
送装置は、搬送コンベヤ及びハンガ回転用コンベヤを駆
動するための駆動部Aと、ハンガのピッチ当りの回転数
を変更するためのスプロケットの乗継部D及び噛み合い
開始部Eとよりなるものである。
送装置は、搬送コンベヤ及びハンガ回転用コンベヤを駆
動するための駆動部Aと、ハンガのピッチ当りの回転数
を変更するためのスプロケットの乗継部D及び噛み合い
開始部Eとよりなるものである。
そして、ハンガの回転は、例えばハンガに取着したワー
クにロボットでクリア塗装する箇所ではハンガは低速で
回転させ、塗装工程終了後焼付炉にて焼き付けるときに
は前記より高速で回転せしめるようにしてある。
クにロボットでクリア塗装する箇所ではハンガは低速で
回転させ、塗装工程終了後焼付炉にて焼き付けるときに
は前記より高速で回転せしめるようにしてある。
このような搬送装置について、先ず、ハンガの取着部に
ついて第2図に基づいて説明するに、1,1′は所定の間
隔を隔てて平行に設けられた左右の搬送用コンベヤであ
り、該搬送用コンベヤ1,1′の一定ピッチ毎に、それぞ
れのコンベヤ1,1′のチェーンに互に相対向するように
軸受2,2,……と軸受2′,2′,2′……が設けられる。3,
3,3,……及び3′,3′,3′,……は前記軸受2及び2′
に回転自在に軸支されたハンガ用軸であり、その一方の
ハンガ用軸3の軸受2の外側に小径のスプロケット4
と、該小径のスプロケット4と所定の距離lを隔てて大
径のスプロケット5が固装されている。6は、前記した
ハンガ用軸3,3′のそれぞれの内側端部に着脱自在に固
定されたクランク状のハンガである。
ついて第2図に基づいて説明するに、1,1′は所定の間
隔を隔てて平行に設けられた左右の搬送用コンベヤであ
り、該搬送用コンベヤ1,1′の一定ピッチ毎に、それぞ
れのコンベヤ1,1′のチェーンに互に相対向するように
軸受2,2,……と軸受2′,2′,2′……が設けられる。3,
3,3,……及び3′,3′,3′,……は前記軸受2及び2′
に回転自在に軸支されたハンガ用軸であり、その一方の
ハンガ用軸3の軸受2の外側に小径のスプロケット4
と、該小径のスプロケット4と所定の距離lを隔てて大
径のスプロケット5が固装されている。6は、前記した
ハンガ用軸3,3′のそれぞれの内側端部に着脱自在に固
定されたクランク状のハンガである。
また、7,7′は前記した大径のスプロケット又は小径の
スプロケット4を噛合して、ハンガ用軸3及び該ハンガ
用軸3に固定されるハンガを回転せしめるハンガ回転用
第1及び第2コンベヤチェーンであり、8,8′は前記し
た搬送コンベヤ1,1′の案内用レールである。
スプロケット4を噛合して、ハンガ用軸3及び該ハンガ
用軸3に固定されるハンガを回転せしめるハンガ回転用
第1及び第2コンベヤチェーンであり、8,8′は前記し
た搬送コンベヤ1,1′の案内用レールである。
したがって、ハンガ6は、搬送用コンベヤ1,1′の一定
ピッチ毎に設けられた軸受2,2′に回転自在に軸支され
たハンガ用軸3,3′に固定され、前記ハンガ用軸3,3′の
一方のハンガ用軸3に固定されたハンガー回転用第1,第
2コンベヤチェーン7,7′と噛合する大径又は小径のス
プロケットによって回転が与えられるものである。
ピッチ毎に設けられた軸受2,2′に回転自在に軸支され
たハンガ用軸3,3′に固定され、前記ハンガ用軸3,3′の
一方のハンガ用軸3に固定されたハンガー回転用第1,第
2コンベヤチェーン7,7′と噛合する大径又は小径のス
プロケットによって回転が与えられるものである。
また、第2図において9は前記した小径のスプロケット
4の内側に設けた回転開始補助コンベヤチェーン用ドッ
クと係合するピンであり、10は、前記した大スプロケッ
ト5の外側面に固定された姿勢制御用ローラである。
4の内側に設けた回転開始補助コンベヤチェーン用ドッ
クと係合するピンであり、10は、前記した大スプロケッ
ト5の外側面に固定された姿勢制御用ローラである。
上記した搬送用コンベヤ1,1′及びハンガ回転用コンベ
ヤチェーン7の駆動について説明すると、第3図,第4
図において,11はモータで該モータ11の軸には歯数が同
一とされた減速用スプロケット12,13が軸止される。14
はクラッチで、該クラッチ14の軸にスプロケット15,16
を軸止し、スプロケット16と前記した搬送用コンベヤ1,
1′のチェーンを噛合する搬送用コンベヤ駆動用スプロ
ケット17,17′の軸に軸止されるスプロケット18と連結
し、また、前記したモータ軸に軸止した減速用スプロケ
ット13と、ハンガ回転用第1コンベヤチェーン7と噛合
して、該コンベヤチェーン7と駆動するハンガ回転用コ
ンベヤチェーン駆動用スプロケット19の軸に軸止したス
プロケット20とを連結し、また、前記クラッチ軸に軸止
したスプロケット15とモータ軸に軸止したスプロケット
12を連結してある。したがって、モータ11の駆動によっ
て、該モータ軸に軸止された減速スプロケット12とチェ
ーンを介して連結したクラッチ14軸に軸止したスプロケ
ット15及び同軸固定のスプロケット16を介してスプロケ
ット18を回転し、該スプロケット18の軸に軸止されてい
る搬送用コンベヤチェーン駆動用スプロケット17,17′
を回転し、該駆動用スプロケット17,17′に噛合する搬
送用コンベヤチェーン1,1′を駆動するようにする。ま
た、前記のクラッチ14を作動することによって、搬送コ
ンベヤチェーン1,1′を停止あるいは起動する。
ヤチェーン7の駆動について説明すると、第3図,第4
図において,11はモータで該モータ11の軸には歯数が同
一とされた減速用スプロケット12,13が軸止される。14
はクラッチで、該クラッチ14の軸にスプロケット15,16
を軸止し、スプロケット16と前記した搬送用コンベヤ1,
1′のチェーンを噛合する搬送用コンベヤ駆動用スプロ
ケット17,17′の軸に軸止されるスプロケット18と連結
し、また、前記したモータ軸に軸止した減速用スプロケ
ット13と、ハンガ回転用第1コンベヤチェーン7と噛合
して、該コンベヤチェーン7と駆動するハンガ回転用コ
ンベヤチェーン駆動用スプロケット19の軸に軸止したス
プロケット20とを連結し、また、前記クラッチ軸に軸止
したスプロケット15とモータ軸に軸止したスプロケット
12を連結してある。したがって、モータ11の駆動によっ
て、該モータ軸に軸止された減速スプロケット12とチェ
ーンを介して連結したクラッチ14軸に軸止したスプロケ
ット15及び同軸固定のスプロケット16を介してスプロケ
ット18を回転し、該スプロケット18の軸に軸止されてい
る搬送用コンベヤチェーン駆動用スプロケット17,17′
を回転し、該駆動用スプロケット17,17′に噛合する搬
送用コンベヤチェーン1,1′を駆動するようにする。ま
た、前記のクラッチ14を作動することによって、搬送コ
ンベヤチェーン1,1′を停止あるいは起動する。
一方、前記したモータ11の駆動によって、該モータ軸に
軸止されるスプロケット13とチェーンを介して連結され
るハンガ回転用コンベヤチェーン駆動用スプロケット19
の軸に固定されるスプロケット20を回転し、この回転に
よって、前記ハンガ回転用コンベヤチェーン駆動用スプ
ロケット19と噛合するハンガ回転用第1コンベヤチェー
ン7を駆動するものであり、前記したクラッチ14を作動
して搬送用コンベヤ1,1′を停止せしめても、ハンガ回
転用第1コンベヤチェーン7は停止することなく駆動さ
れている。したがって、搬送用コンベヤ1,1′が停止し
ても搬送コンベヤ1,1′に一定のピッチで回転自在とさ
れたハンガ6,6,6,……は回転を続けるものである。
軸止されるスプロケット13とチェーンを介して連結され
るハンガ回転用コンベヤチェーン駆動用スプロケット19
の軸に固定されるスプロケット20を回転し、この回転に
よって、前記ハンガ回転用コンベヤチェーン駆動用スプ
ロケット19と噛合するハンガ回転用第1コンベヤチェー
ン7を駆動するものであり、前記したクラッチ14を作動
して搬送用コンベヤ1,1′を停止せしめても、ハンガ回
転用第1コンベヤチェーン7は停止することなく駆動さ
れている。したがって、搬送用コンベヤ1,1′が停止し
ても搬送コンベヤ1,1′に一定のピッチで回転自在とさ
れたハンガ6,6,6,……は回転を続けるものである。
上記した搬送用コンベヤ1,1′及びハンガ回転用第1コ
ンベヤチェーン7の駆動機構において、本実施例では、
前記したように、モータ11の軸に軸止されるスプロケッ
ト12の歯数mと同軸に固定スプロケット13の歯数m′は
m=m′とされ、また、前記クラッチ14の軸に軸止のス
プロケット15の歯数m1と前記したハンガ回転用第1コン
ベヤチェーン駆動用スプロケット19の軸に固定のスプロ
ケット20の歯数m1′とはm1=m1′とし、更に前記のハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン駆動用スプロケット19の
歯数Mを前記のm(及びm′)の整数倍としてある。
ンベヤチェーン7の駆動機構において、本実施例では、
前記したように、モータ11の軸に軸止されるスプロケッ
ト12の歯数mと同軸に固定スプロケット13の歯数m′は
m=m′とされ、また、前記クラッチ14の軸に軸止のス
プロケット15の歯数m1と前記したハンガ回転用第1コン
ベヤチェーン駆動用スプロケット19の軸に固定のスプロ
ケット20の歯数m1′とはm1=m1′とし、更に前記のハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン駆動用スプロケット19の
歯数Mを前記のm(及びm′)の整数倍としてある。
以上のように構成すると、クラッチ14の軸とハンガ回転
用第1コンベヤチェーン7の駆動軸の回転数が同一とな
る。そこで、前記したクラッチ14を1回転につき、噛み
合いの位置が1ヵ所の所謂シングルポジションクラッチ
とすれば、クラッチをON,OFFして搬送用コンベヤ1,1′
を任意の位置で停止せしめ、更に再起動させたとき、該
搬送用コンベヤ1,1′は直ちに移送を開始することな
く、前記のコンベヤ1,1′の停止中も回転を続けていた
ハンガ6,6,6,……が、前記の搬送用コンベヤ1,1′が停
止したときの位相と同一の位相となったときに、前記の
再起動された搬送用コンベヤ1,1′が移送を開始するよ
うにすることが可能となるものである。
用第1コンベヤチェーン7の駆動軸の回転数が同一とな
る。そこで、前記したクラッチ14を1回転につき、噛み
合いの位置が1ヵ所の所謂シングルポジションクラッチ
とすれば、クラッチをON,OFFして搬送用コンベヤ1,1′
を任意の位置で停止せしめ、更に再起動させたとき、該
搬送用コンベヤ1,1′は直ちに移送を開始することな
く、前記のコンベヤ1,1′の停止中も回転を続けていた
ハンガ6,6,6,……が、前記の搬送用コンベヤ1,1′が停
止したときの位相と同一の位相となったときに、前記の
再起動された搬送用コンベヤ1,1′が移送を開始するよ
うにすることが可能となるものである。
また、前記した構成とすると、搬送用コンベヤ1,1′の
速度のいかんにかゝわらず、ハンガピッチ(ハンガとハ
ンガとの間隔)におけるハンガの回転数は一定となるの
で例えば塗装設備等に用いるのに好適である。
速度のいかんにかゝわらず、ハンガピッチ(ハンガとハ
ンガとの間隔)におけるハンガの回転数は一定となるの
で例えば塗装設備等に用いるのに好適である。
上記したハンガ回転用第1コンベヤチェーン7には搬送
用コンベヤ1,1′に一定ピッチで設けられた軸受2,2,2,
……に軸支されたハンガ用軸3に固定される小径のスプ
ロケット4が噛合して、ハンガを比較的高速で回転(1
ピッチ当り4回転)し、例えば焼付炉等においてハンガ
6に取着されたワークの焼付けを行っているものである
が、この焼付工程の上流側においては、ハンガ6に取付
けられたワークに塗装を施す工程を有しているものであ
り、この塗装を施す工程においては、ワークの回転すな
わちハンガ6の回転は、その作業の性質上低速で回転さ
せる必要があり、そのため長い搬送用コンベヤ1,1′の
上流側においては、前記した軸受2,2,2,……に軸支され
るハンガ用軸3,3,3,……に固定される大径のスプロケッ
ト5をハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と噛合す
るようにしている。
用コンベヤ1,1′に一定ピッチで設けられた軸受2,2,2,
……に軸支されたハンガ用軸3に固定される小径のスプ
ロケット4が噛合して、ハンガを比較的高速で回転(1
ピッチ当り4回転)し、例えば焼付炉等においてハンガ
6に取着されたワークの焼付けを行っているものである
が、この焼付工程の上流側においては、ハンガ6に取付
けられたワークに塗装を施す工程を有しているものであ
り、この塗装を施す工程においては、ワークの回転すな
わちハンガ6の回転は、その作業の性質上低速で回転さ
せる必要があり、そのため長い搬送用コンベヤ1,1′の
上流側においては、前記した軸受2,2,2,……に軸支され
るハンガ用軸3,3,3,……に固定される大径のスプロケッ
ト5をハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と噛合す
るようにしている。
ところで、前記したようにハンガ回転用第1コンベヤチ
ェーン7とハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と
は、前記第1コンベヤチェーン7が巻回される上流側ス
プロケット21と前記第2コンベヤチェーン7′が巻回さ
れる下流側スプロケット22との歯数と同一とし、これら
両スプロケット21,22をチェーン23で連結したので、前
記の第1及び第2コンベヤチェーン7,7′は単一の駆動
源によって同一速度で駆動されているものである。そし
て、前述した、ハンガ用軸3,3,3,……に装着されるハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン7に噛合する小径のスプ
ロケット4と、ハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′
と噛み合う大径のスプロケット5とは距離l隔てて設け
られており、また、上記の大・小のスプロケット5,4と
噛合するハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′とハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン7も当然前記lだけ離し
て設置されている。(第5図,第8図参照)。
ェーン7とハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と
は、前記第1コンベヤチェーン7が巻回される上流側ス
プロケット21と前記第2コンベヤチェーン7′が巻回さ
れる下流側スプロケット22との歯数と同一とし、これら
両スプロケット21,22をチェーン23で連結したので、前
記の第1及び第2コンベヤチェーン7,7′は単一の駆動
源によって同一速度で駆動されているものである。そし
て、前述した、ハンガ用軸3,3,3,……に装着されるハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン7に噛合する小径のスプ
ロケット4と、ハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′
と噛み合う大径のスプロケット5とは距離l隔てて設け
られており、また、上記の大・小のスプロケット5,4と
噛合するハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′とハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン7も当然前記lだけ離し
て設置されている。(第5図,第8図参照)。
今、搬送装置の上流側より搬送用コンベヤ1,1′に一定
ピッチで設けられた軸受2,2′,2,2′に軸支されたハン
ガ用軸3,3,3,……に装着された大径のスプロケット5が
ハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と噛合してハン
ガ6を低速で回転しながら搬送されてきて、ハンガ回転
用第2コンベヤチェーン7′の下流側のスプロケット22
の近傍に到達して、前述した小径のスプロケット4をハ
ンガ回転用第1コベヤチェーン7に噛合せしめるための
乗継部Dについて、第6図,第7図及び第8図を用いて
説明すると、25は、前記した乗継部Dの上方に配設した
スプロケット26と26′とに巻回されたサブコンベヤであ
り、該サブコンベヤ25のチェーンは、前記したハンガ回
転用第2コンベヤチェーン7′のチェーンピッチと同一
とされるとともに、前記した第2コンベヤチェーン7′
の下流側スプロケット22と同軸のスプロケット22′と前
記のサブコンベヤ25の駆動用スプロケット26とは回転が
同一となるように両者のスプロケット22′,26の減速比
を定めてある。27は、前記したサブコンベヤ25を駆動側
スプロケット26側を支点として傾動せしめるシリンダで
ある。
ピッチで設けられた軸受2,2′,2,2′に軸支されたハン
ガ用軸3,3,3,……に装着された大径のスプロケット5が
ハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と噛合してハン
ガ6を低速で回転しながら搬送されてきて、ハンガ回転
用第2コンベヤチェーン7′の下流側のスプロケット22
の近傍に到達して、前述した小径のスプロケット4をハ
ンガ回転用第1コベヤチェーン7に噛合せしめるための
乗継部Dについて、第6図,第7図及び第8図を用いて
説明すると、25は、前記した乗継部Dの上方に配設した
スプロケット26と26′とに巻回されたサブコンベヤであ
り、該サブコンベヤ25のチェーンは、前記したハンガ回
転用第2コンベヤチェーン7′のチェーンピッチと同一
とされるとともに、前記した第2コンベヤチェーン7′
の下流側スプロケット22と同軸のスプロケット22′と前
記のサブコンベヤ25の駆動用スプロケット26とは回転が
同一となるように両者のスプロケット22′,26の減速比
を定めてある。27は、前記したサブコンベヤ25を駆動側
スプロケット26側を支点として傾動せしめるシリンダで
ある。
乗継部Dは以上のように構成されるので、今、ハンガ回
転用第2コンベヤチェーン7′と噛合して搬送用コンベ
ヤ1,1′にて搬送してきた、ハンガ用軸3に装着された
大径のスプロケット5は、乗継部Dにて、前記のハンガ
回転用第2コンベヤチェーン7′と離れる寸前に、サブ
コンベヤ25のチェーンに噛み合い、サブコンベヤ25で回
転を与えられながら搬送用コンベヤ1,1′にて搬送され
る。そして、前記の大径のスプロケット5と同軸で、か
つ所定の距離lだけ離れた小径のスプロケット4がハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン7に噛み合うところまで
到達すると、前記したサブコンベヤ25はシリンダ27で上
昇せしめられ、サブコンベヤ25のチェーンと噛合してい
る大径のスプロケット5がサブコンベヤ25のチェーンと
の噛合から解放される。この作動によりハンガ回転用第
1コンベヤチェーン7の速度と該第1コンベヤチェーン
7と小径のスプロケット4とが噛合したことによるサブ
コンベヤ25との速度との違いによる引張り合いもなくす
ことが可能となるものである。
転用第2コンベヤチェーン7′と噛合して搬送用コンベ
ヤ1,1′にて搬送してきた、ハンガ用軸3に装着された
大径のスプロケット5は、乗継部Dにて、前記のハンガ
回転用第2コンベヤチェーン7′と離れる寸前に、サブ
コンベヤ25のチェーンに噛み合い、サブコンベヤ25で回
転を与えられながら搬送用コンベヤ1,1′にて搬送され
る。そして、前記の大径のスプロケット5と同軸で、か
つ所定の距離lだけ離れた小径のスプロケット4がハン
ガ回転用第1コンベヤチェーン7に噛み合うところまで
到達すると、前記したサブコンベヤ25はシリンダ27で上
昇せしめられ、サブコンベヤ25のチェーンと噛合してい
る大径のスプロケット5がサブコンベヤ25のチェーンと
の噛合から解放される。この作動によりハンガ回転用第
1コンベヤチェーン7の速度と該第1コンベヤチェーン
7と小径のスプロケット4とが噛合したことによるサブ
コンベヤ25との速度との違いによる引張り合いもなくす
ことが可能となるものである。
上昇されたサブコンベヤ25は、ハンガ6が所定の干渉外
まで進むと元に復帰されるものである。
まで進むと元に復帰されるものである。
このようにして、大径のスプロケット5より小径のスプ
ロケット4に乗継がれ、小径のスプロケット4がハンガ
回転用第1コンベヤチェーン7に噛合して、前述の大径
のスプロケット5により回転せしめられるハンガ6の回
転より高速に回転することとなるものである。
ロケット4に乗継がれ、小径のスプロケット4がハンガ
回転用第1コンベヤチェーン7に噛合して、前述の大径
のスプロケット5により回転せしめられるハンガ6の回
転より高速に回転することとなるものである。
また、第9図,第10図は、ハンガ用軸3に装着した大径
のスプロケット5をハンガ回転用第2コンベヤチェーン
7′に噛合せしめる装置であり、これを説明すると、30
はハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′が巻回される
上流側のスプロケットで、該スプロケット30により回転
開始補助コンベヤチェーン31をチェーン32を介して回転
せしめている。
のスプロケット5をハンガ回転用第2コンベヤチェーン
7′に噛合せしめる装置であり、これを説明すると、30
はハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′が巻回される
上流側のスプロケットで、該スプロケット30により回転
開始補助コンベヤチェーン31をチェーン32を介して回転
せしめている。
ワークを取着したハンガ6は回転されないで、大径のス
プロケット5の外側面に設けた姿勢制御ローラ10,10を
ガイドレールで規制しながら、回転開始地点までハンガ
6の姿勢を一定に保持しながれ搬送されてくる。
プロケット5の外側面に設けた姿勢制御ローラ10,10を
ガイドレールで規制しながら、回転開始地点までハンガ
6の姿勢を一定に保持しながれ搬送されてくる。
ところで、ハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′と噛
合するスプロケットは、大径のスプロケット5であるの
で、先ず、小径のスプロケット4を回転開始補助コンベ
ヤチャーン31のチェーンドック33に小径のスプロケット
4に設けたピン9を係合してガイドとして、回転開始補
助コンベヤチェーン31と小径のスプロケット4とを噛合
させる。このとき、前記した回転開始補助コンベヤチェ
ーン31は、クラッチ34によって切りの状態とされている
ので、回転開始補助コンベヤチェーン31は自由に動くこ
とができ、前記の小径のスプロケット4の移動につれて
動くことができ、前記の小径のスプロケット4が回転開
始地点に到達すると、クラッチ34が入りの状態に入り、
回転開始補助コンベヤチェーン31が駆動され、前記大径
のスプロケット5の周速は、ハンガ回転用第2コンベヤ
チェーン7′のチェーン速度と同速度で回転するように
してある。これは、回転開始補助コンベヤチェーン31の
駆動をハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′のスプロ
ケット30で行い、歯数比を適宜選択することにより可能
である。
合するスプロケットは、大径のスプロケット5であるの
で、先ず、小径のスプロケット4を回転開始補助コンベ
ヤチャーン31のチェーンドック33に小径のスプロケット
4に設けたピン9を係合してガイドとして、回転開始補
助コンベヤチェーン31と小径のスプロケット4とを噛合
させる。このとき、前記した回転開始補助コンベヤチェ
ーン31は、クラッチ34によって切りの状態とされている
ので、回転開始補助コンベヤチェーン31は自由に動くこ
とができ、前記の小径のスプロケット4の移動につれて
動くことができ、前記の小径のスプロケット4が回転開
始地点に到達すると、クラッチ34が入りの状態に入り、
回転開始補助コンベヤチェーン31が駆動され、前記大径
のスプロケット5の周速は、ハンガ回転用第2コンベヤ
チェーン7′のチェーン速度と同速度で回転するように
してある。これは、回転開始補助コンベヤチェーン31の
駆動をハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′のスプロ
ケット30で行い、歯数比を適宜選択することにより可能
である。
上記したように、大径のスプロケット5が回転を開始す
るときは、小径のスプロケット4が回転開始補助コンベ
ヤ31のチェーンと噛み合っているので、ワークの偏荷重
によって、急激に回転し始めることがなく、かつ、スプ
ロケットの周速をハンガ回転用第2コンベヤチェーン
7′の速度に等しくなるように機械的に決められるの
で、安定した動作が可能となるものである。
るときは、小径のスプロケット4が回転開始補助コンベ
ヤ31のチェーンと噛み合っているので、ワークの偏荷重
によって、急激に回転し始めることがなく、かつ、スプ
ロケットの周速をハンガ回転用第2コンベヤチェーン
7′の速度に等しくなるように機械的に決められるの
で、安定した動作が可能となるものである。
以上説明した本実施例のハンガ回転速度変更装置は、ハ
ンガを固定したハンガ用軸に所定の距離lを隔てて軸止
された大径のスプロケット5と小径のスプロケットと噛
合するハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′とハンガ
回転用第1コンベヤチェーン7も前記の距離lを隔てて
配設されるとともに、前記のハンガ回転用第2コンベヤ
チェーン7′に噛合する前記の大径のスプロケット5の
前記噛合を解放してハンガ回転用第1コンベヤチェーン
7に小径のスプロケット4を噛合させるための乗継部を
介して前記の回転用第1及び第2コンベヤチェーン7、
7′を直列状に設けてある。そして、前記した乗継部の
上方に一方を上下動自在とされたサブコンベヤ25を配設
し、搬送装置の上流側にある前記のハンガ回転用第2コ
ンベヤチェーン7′と噛合して、ハンガに低回転(本実
施例ではハンガピッチ当たり2回転)を与えながら搬送
される大径のスプロケット5が前記の乗継部に至り、大
径のスプロケット5が、ハンガ回転用第2コンベヤチェ
ーン7′と離れる寸前に、上方に配設されたハンガ回転
用第2コンベヤチェーン7′とピッチ及び速度が同一の
サブコンベヤチェーン25に噛合し、該サブコンベヤ25で
回転を与えられながら、大径のスプロケット5は乗継部
を介して設けられるハンガ回転用第1コンベヤチェーン
7に向って搬送される。そして、前記の搬送により前記
大径のスプロケット5と距離lを隔てて同軸に軸止され
ている小径のスプロケット4がハンガ回転用第1コンベ
ヤチェーン7の噛合する位置に至る。ハンガ回転用第1
及び第2コンベヤ7,7′は単一の駆動源により同一速度
で駆動されているので、小径のスプロケット4がハンガ
回転用第1コンベヤチェーン7に噛合するときに、前記
のサブコンベヤ25をシリンダ27を作動して傾動上昇せし
め、サブコンベヤ25と大径のスプロケット5との噛合を
解除する。この噛合の解除により、ハンガ回転用第1コ
ンベヤチェーン7とサブコンベヤ25との速度の違いによ
る引張り合いをなくすことができる。
ンガを固定したハンガ用軸に所定の距離lを隔てて軸止
された大径のスプロケット5と小径のスプロケットと噛
合するハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′とハンガ
回転用第1コンベヤチェーン7も前記の距離lを隔てて
配設されるとともに、前記のハンガ回転用第2コンベヤ
チェーン7′に噛合する前記の大径のスプロケット5の
前記噛合を解放してハンガ回転用第1コンベヤチェーン
7に小径のスプロケット4を噛合させるための乗継部を
介して前記の回転用第1及び第2コンベヤチェーン7、
7′を直列状に設けてある。そして、前記した乗継部の
上方に一方を上下動自在とされたサブコンベヤ25を配設
し、搬送装置の上流側にある前記のハンガ回転用第2コ
ンベヤチェーン7′と噛合して、ハンガに低回転(本実
施例ではハンガピッチ当たり2回転)を与えながら搬送
される大径のスプロケット5が前記の乗継部に至り、大
径のスプロケット5が、ハンガ回転用第2コンベヤチェ
ーン7′と離れる寸前に、上方に配設されたハンガ回転
用第2コンベヤチェーン7′とピッチ及び速度が同一の
サブコンベヤチェーン25に噛合し、該サブコンベヤ25で
回転を与えられながら、大径のスプロケット5は乗継部
を介して設けられるハンガ回転用第1コンベヤチェーン
7に向って搬送される。そして、前記の搬送により前記
大径のスプロケット5と距離lを隔てて同軸に軸止され
ている小径のスプロケット4がハンガ回転用第1コンベ
ヤチェーン7の噛合する位置に至る。ハンガ回転用第1
及び第2コンベヤ7,7′は単一の駆動源により同一速度
で駆動されているので、小径のスプロケット4がハンガ
回転用第1コンベヤチェーン7に噛合するときに、前記
のサブコンベヤ25をシリンダ27を作動して傾動上昇せし
め、サブコンベヤ25と大径のスプロケット5との噛合を
解除する。この噛合の解除により、ハンガ回転用第1コ
ンベヤチェーン7とサブコンベヤ25との速度の違いによ
る引張り合いをなくすことができる。
上記したように、小径のスプロケットがハンガ回転用第
1コンベヤチェーン7と噛合することにより、大径のス
プロケット5がハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′
と噛合してハンガ6に与えていた回転より高速の回転
(本実施例ではハンガピッチ当り4回転)を与えること
が可能となるもので、前記の乗継部により、本実施例で
は搬送用コンベヤ1,1′及びハンガ回転用第1及び第2
コンベヤチェーン7,7′を停止させることなく極めて容
易に乗継ぎを行い、ハンガを低速回転より高速回転へと
変更することができるものである。また、前記の乗継ぎ
に際しては、ハンガの回転が停止しないので、ハンガに
取着されたワークの偏心荷重によりハンガが揺動するこ
ともない。
1コンベヤチェーン7と噛合することにより、大径のス
プロケット5がハンガ回転用第2コンベヤチェーン7′
と噛合してハンガ6に与えていた回転より高速の回転
(本実施例ではハンガピッチ当り4回転)を与えること
が可能となるもので、前記の乗継部により、本実施例で
は搬送用コンベヤ1,1′及びハンガ回転用第1及び第2
コンベヤチェーン7,7′を停止させることなく極めて容
易に乗継ぎを行い、ハンガを低速回転より高速回転へと
変更することができるものである。また、前記の乗継ぎ
に際しては、ハンガの回転が停止しないので、ハンガに
取着されたワークの偏心荷重によりハンガが揺動するこ
ともない。
そして、大径のスプロケット5がハンガ回転用第2コン
ベヤチェーン7′と噛合してハンガに低速の回転を与え
る搬送区域にて、前記のハンガに取着したワークに塗装
ロボット等によって塗装を施し、前記した乗継部によっ
て前記の大径のスプロケット5とハンガ回転用第2コン
ベヤチェーン7′との噛合を解き、新たに小径のスプロ
ケット4とハンガ回転第1コンベヤチェーン7と噛合し
て、ハンガに前記よりやゝ速い回転を与えるようにし、
該ハンガが遅い回転をする搬送区域を塗装後の焼付け等
に用いることができ、これらの行程を一貫した搬送装置
によって該装置を停止させることなく行うことができる
ものである。
ベヤチェーン7′と噛合してハンガに低速の回転を与え
る搬送区域にて、前記のハンガに取着したワークに塗装
ロボット等によって塗装を施し、前記した乗継部によっ
て前記の大径のスプロケット5とハンガ回転用第2コン
ベヤチェーン7′との噛合を解き、新たに小径のスプロ
ケット4とハンガ回転第1コンベヤチェーン7と噛合し
て、ハンガに前記よりやゝ速い回転を与えるようにし、
該ハンガが遅い回転をする搬送区域を塗装後の焼付け等
に用いることができ、これらの行程を一貫した搬送装置
によって該装置を停止させることなく行うことができる
ものである。
本発明に係るハンガ回転速度変更装置は、ハンガ回転用
第2コンベヤチェーンと噛合して、ハンガに低速の回転
を与えている大径のスプロケットを、前記のハンガ回転
用第2コンベヤチェーンとの噛合を解き、前記の大径の
スプロケットと同軸で、かつ距離を隔てて軸止される小
径のスプロケットをハンガ回転用第1コンベヤチェーン
と噛合させてハンガの回転を前記より速くするために、
大径のスプロケットより小径のスプロケットに移し替え
るための乗継部を設け、該乗継部の上方にサブコンベヤ
を傾動自在に配設し、該サブコンベヤに大径のスプロケ
ットを噛合せしめて搬送し、前記の小径のスプロケット
とハンガ回転用第1コンベヤチェーンとを噛合させてハ
ンガの回転を前記よりやゝ速くなるようにしたので、ハ
ンガに取着されたワークに対する作業工程によっては、
前記のワークを低速で回転させたり、また、それよりも
速く回転させながら搬送する必要があるが、本発明にお
いては、上記のようなときに、搬送を停止することなく
円滑に実施することができるものである。
第2コンベヤチェーンと噛合して、ハンガに低速の回転
を与えている大径のスプロケットを、前記のハンガ回転
用第2コンベヤチェーンとの噛合を解き、前記の大径の
スプロケットと同軸で、かつ距離を隔てて軸止される小
径のスプロケットをハンガ回転用第1コンベヤチェーン
と噛合させてハンガの回転を前記より速くするために、
大径のスプロケットより小径のスプロケットに移し替え
るための乗継部を設け、該乗継部の上方にサブコンベヤ
を傾動自在に配設し、該サブコンベヤに大径のスプロケ
ットを噛合せしめて搬送し、前記の小径のスプロケット
とハンガ回転用第1コンベヤチェーンとを噛合させてハ
ンガの回転を前記よりやゝ速くなるようにしたので、ハ
ンガに取着されたワークに対する作業工程によっては、
前記のワークを低速で回転させたり、また、それよりも
速く回転させながら搬送する必要があるが、本発明にお
いては、上記のようなときに、搬送を停止することなく
円滑に実施することができるものである。
図面は、本発明の実施例を示し、第1図は搬送装置全体
の概略説明図、第2図はハンガ取付部の側面図、第3図
は搬送用コンベヤ及びハンガ回転用コンベヤチェーンの
駆動部の平面図、第4図は第2図の側面図、第5図は搬
送装置の平面図、第6図は大径スプロケットと小径スプ
ロケット乗継部の側面図、第7図は第6図の平面図、第
8図は第7図のX−Y断面図、第9図は回転開始部の平
面図、第10図は第9図の側面図である。 1,1′:搬送用コンベヤ 4:小径のスプロケット 5:大径のスプロケット 6:ハンガ 7,7′:ハンガ回転用第1,第2コンベヤチェーン 25:サブコンベヤ、27:シリンダ
の概略説明図、第2図はハンガ取付部の側面図、第3図
は搬送用コンベヤ及びハンガ回転用コンベヤチェーンの
駆動部の平面図、第4図は第2図の側面図、第5図は搬
送装置の平面図、第6図は大径スプロケットと小径スプ
ロケット乗継部の側面図、第7図は第6図の平面図、第
8図は第7図のX−Y断面図、第9図は回転開始部の平
面図、第10図は第9図の側面図である。 1,1′:搬送用コンベヤ 4:小径のスプロケット 5:大径のスプロケット 6:ハンガ 7,7′:ハンガ回転用第1,第2コンベヤチェーン 25:サブコンベヤ、27:シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】左右2条の搬送用コンベヤの一定ピッチ毎
に軸受を設け、該軸受にハンガを固定したハンガ用軸を
回転自在に軸支し、前記ハンガ用軸に所定の間隔を設け
て大径のスプロケットと小径のスプロケットを軸止し、
前記小径のスプロケットと噛合するハンガ回転用第1コ
ンベヤチェーンと大径のスプロケットと噛合するハンガ
回転用第2コンベヤチェーンとを乗継部を介して直列状
に配設するとともに、前記ハンガ回転用第1コンベヤチ
ェーン及びハンガ回転用第2コンベヤチェーンを同一速
度で駆動し、前記乗継部の上方に一方を上下動自在とし
たサブコンベヤを配設し、前記ハンガ回転用第2コンベ
ヤチェーンに噛合して移動する大径のスプロケットを乗
継部において前記サブコンベヤに噛合せしめ、前記大径
のスプロケットと同軸に軸止される小径のスプロケット
が、前記ハンガ回転用第1コンベヤチェーンに噛合する
位置まで前記大径のスプロケットをサブコンベヤにて移
送せしめ、前記ハンガ用軸に固定されたハンガを小径の
スプロケットを介してハンガ回転用第1コンベヤに乗継
ぎさせ、前記ハンガの回転速度を変更することを特徴と
する搬送装置におけるハンガ回転速度変更装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32591988A JPH0757642B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 回転ハンガを備えた搬送装置におけるハンガ回転速度変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32591988A JPH0757642B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 回転ハンガを備えた搬送装置におけるハンガ回転速度変更装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02175506A JPH02175506A (ja) | 1990-07-06 |
JPH0757642B2 true JPH0757642B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=18182062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32591988A Expired - Fee Related JPH0757642B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 回転ハンガを備えた搬送装置におけるハンガ回転速度変更装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757642B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-26 JP JP32591988A patent/JPH0757642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02175506A (ja) | 1990-07-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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