JPH0757616A - 回路保護素子 - Google Patents
回路保護素子Info
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- JPH0757616A JPH0757616A JP20428893A JP20428893A JPH0757616A JP H0757616 A JPH0757616 A JP H0757616A JP 20428893 A JP20428893 A JP 20428893A JP 20428893 A JP20428893 A JP 20428893A JP H0757616 A JPH0757616 A JP H0757616A
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Abstract
レメント3,3は複数本を並列に接続する。 【効果】 電流容量を大きくするために、同一のボンデ
ィングマシンを用いてヒューズエレメントを電極間に並
列に接続でき、電流容量の大きい回路保護素子が簡単に
かつ安価に得ることができる。
Description
止する回路保護素子に関する。
す電極間に1本のヒューズエレメント素子を接続した構
造が採られている。
ングマシンにてヒューズエレメントの両端を電極に溶接
しているため、例えば、50μmφより線径の大きいヒュ
ーズエレメントを用いて電流容量の大きい回路保護素子
を得る場合には、同一のボンディングマシンを用いるこ
とができず、線径の大きいヒューズエレメントを用いて
電流容量を大きくすることが簡単にできなかった。
素子では、線径の異なるヒューズエレメントは同一のボ
ンディングマシンにて接続できないため、ヒューズエレ
メントの線径を変化させて電流容量を大きくすることが
簡単にできない問題があった。
で、簡単に電流容量を大きくできる回路保護素子を提供
するものである。
は、対をなす電極と、この対をなす電極間に接続したヒ
ューズエレメントとからなり、前記ヒューズエレメント
は複数本を並列に接続したものである。
ヒューズエレメントを複数本を並列に接続することによ
り電流容量を大きくすることができ、また、同一のボン
ディングマシンを用いてヒューズエレメントを電極間に
接続できる。
成を図1および図2を参照して説明する。
の回路保護素子体1は、過電流より保護すべき回路に装
着するために半田付する、例えば導電性金属板材にて成
形した対をなす電極2,2が相対して設けられている。
示すように、電極2,2の所定位置、例えば間隙を介し
て対向する先端間に、中間部を円弧状に彎曲して両端部
が接続された複数の、例えば2本のヒューズエレメント
3,3が並列に張設されている。このヒューズエレメン
ト3,3は、所定の電流で溶断する金属細線であり、線
径10μmφ〜500 μmφ、例えば45μmφの微量のシリ
コン(Si)を含有するアルミニウム線、または、溶断電
流に対応して金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)などのワイ
ヤボンディング可能な金属細線を、図示しない超音波ボ
ンダマシンによりワイヤボンディングして電極2,2に
接続されている。
周および電極2,2のヒューズエレメント3,3との接
続部には、低融点無機質粉末および合成樹脂からなる混
合層5が被覆形成されている。そして、低融点無機質粉
末は、例えば鉛主成分系低融点ガラス粉末およびアルミ
ナ粉末を主要成分とし、合成樹脂は、例えば粘性の低い
液状のシリコーン樹脂(JIS-3181)が用いられ、混合層
5は、体積比でシリコーン樹脂を1に対して低融点無機
質粉末を3以上となるように混合して、低融点無機質粉
末の粒子同志を連結するように粒子接点間にシリコーン
樹脂が存在する多孔質でゲル状に形成されている。
状に張設されて膨出した混合層5の外周には、例えば弾
力質のゼリー状の合成樹脂層6が膜状に被覆形成されて
いる。そして、この合成樹脂層6は、例えば無溶剤のポ
リエステル樹脂が用いられる。また、この合成樹脂層6
は、混合層5を保護する目的を達成するものであれば、
無溶剤型エポキシ樹脂、無溶剤型シリコーン樹脂などが
用いられる。
低融点無機質粉末の粒子間などの気孔に浸透しない非浸
透性に調整する必要がある。なお、合成樹脂層6は、膜
状に限らず層状に設けてもよい。
3,3、混合層5および合成樹脂層6は、エポキシ樹脂
などの熱硬化性樹脂によるモールド樹脂体7で被覆され
ている。なお、このモールド樹脂体7は、耐熱性が230
℃程度以上ある実装時の半田付け温度に耐えるものであ
れば、熱硬化性樹脂に限られず、熱可塑性樹脂など任意
の樹脂で構成することができる。
近傍から突出した両電極2,2が、モールド樹脂体7の
両端面に沿って折曲され、この折曲した先端をモールド
樹脂体7の底面にて互いに対向して配設されている。
造方法を説明する。
ば打ち抜きなどにより形成された板状の対をなす電極
2,2の間隙を介して対向する先端間に、ヒューズエレ
メント3,3の両端を超音波ボンディングにより溶着す
る。次に、混合層5をヒューズエレメント3,3の全外
周および電極2,2のヒューズエレメント3,3との接
続部に塗布する。さらに、この混合層5の外周を無溶剤
型ポリエステル樹脂などの合成樹脂を被覆して合成樹脂
層6を形成する。
加温して、混合層5および合成樹脂層6を乾燥する。
化性樹脂により、両電極2,2の各他端部が外側に導出
されるようにモールド成形して、モールド樹脂体7を形
成する。この場合、乾燥された合成樹脂層6が、モール
ド樹脂体7を注入成形する際に生じる圧力を吸収するた
め、混合層5およびヒューズエレメント3,3などに影
響を及ぼすことはない。
突出した電極2,2のリードフレーム側の基端部を切離
し、電極2,2の切断された側の端部をモールド樹脂体
7の両端面に沿って折り曲げて配設し、この先端部分を
モールド樹脂体7の底面にて互いに対向させ、面実装型
のチップ構成の回路保護素子体1を形成する。
板に、モールド樹脂体7の底面に対向する電極2,2を
半田付けして、回路保護素子体1を面実装する。
2,2に当接したり、回路保護素子体1の挟持による搬
送により、電極2,2に外的な応力が掛かった場合や、
半田付けの熱により電極2,2が熱膨脹した場合など、
混合層5およびヒューズエレメント3,3に応力が掛か
る。この際、混合層5を覆う合成樹脂層6が弾性変形し
て混合層5およびヒューズエレメント3,3を緩衝保護
するとともに、混合層5が弾性変形して、ヒューズエレ
メント3,3の断線が防止できる。
には、複数本のヒューズエレメント3,3が発熱溶解し
て切断される。この際、ヒューズエレメント3,3の外
周および電極2,2の少なくともヒューズエレメント
3,3の接続部には、混合層5が存在する。したがっ
て、ヒューズエレメント3,3の溶断時の発熱により、
このヒューズエレメント3,3の略周辺部の混合層5の
低融点無機質粉末が溶解する。そして、ヒューズエレメ
ント3,3の溶断による先端間に発生する空間部へ、溶
解した低融点無機質のガラスが侵入していくとともに、
溶融したヒューズエレメント3,3は表面張力により球
状に丸まりつつ低融点無機質粉末の粒子間の気孔および
低融点無機質粉末の溶融により生じた隙間に流れ込む。
の発熱によって、低融点無機質粉末の粒子間のシリコー
ン樹脂が燃焼し、一部炭化するが、この炭素分は少量で
あるため、溶断したヒューズエレメント3,3の先端間
で導通を示すことがない。
3,3が互いに接触せず導通しないことにより、溶断後
の絶縁を完全に保証することができ、しかも、ヒューズ
エレメント3,3が複数本が並列に接続されているた
め、電流容量が増し、回路保護素子体1を、例えば半導
体装置の電源ラインや、大きな電流の流れるドライバラ
インなどに装着することにより、この装置での過電流に
より確実かつ的確に反応して、その電流供給を遮断で
き、その遮断状態がより確実に保持できる。
ヒューズエレメント3,3を電極2,2に接続できる。
びヒューズエレメント3,3の保護の目的で合成樹脂層
6を形成した構造について説明したが、この合成樹脂層
6は必ずしも必要でない。
れるものではなく、絶縁素子基板に金属蒸着などにて形
成した電極など適宜の電極とすることもできる。
の実験結果について説明する。
2,2に線径が45μmφで長さが約1mmの1本のヒュー
ズエレメント3の両端部を接合した素子体では、図3に
iで示すように、印加電流が約5Aで0.1 秒程度で溶断
し、長さが約0.3 mmないし0.4mmの1本のヒューズエレ
メント3の両端部を接合した素子体では、図3にii特性
線で示す範囲で溶断した。
電極2,2に線径が45μmφで長さが約1mmの2本のヒ
ューズエレメント3,3の両端部を接合した素子体で
は、図3にiii 特性線で示す範囲で溶断し、長さが約0.
3 mmないし0.4 mmの2本のヒューズエレメント3,3の
両端部を接合した素子体では、図3にiv特性線で示す範
囲で溶断した。
の1本のヒューズエレメント3の場合は、溶断電流が9.
5 A程度であるが、2本のヒューズエレメント3,3で
は、溶断電流が18A程度で2倍程度に大きくなることが
確認できた。
ューズエレメントを複数本を並列に接続することにより
電流容量を大きくすることができ、また、同一のボンデ
ィングマシンを用いてヒューズエレメントを電極間に接
続でき、電流容量の大きい回路保護素子が簡単にかつ安
価に得られる。
ズエレメントと電極間の接続部の平面図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 対をなす電極と、 この対をなす電極間に接続したヒューズエレメントとか
らなり、 前記ヒューズエレメントは複数本を並列に接続したこと
を特徴とする回路保護素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20428893A JP3305824B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 回路保護素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20428893A JP3305824B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 回路保護素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0757616A true JPH0757616A (ja) | 1995-03-03 |
JP3305824B2 JP3305824B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=16488002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20428893A Expired - Fee Related JP3305824B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 回路保護素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305824B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6380837B1 (en) * | 2000-06-20 | 2002-04-30 | San-O-Industrial Corporation | Slow acting fuse with wide range of current ratings |
US6462925B2 (en) | 1998-06-02 | 2002-10-08 | Omron Corporation | Excess current interrupting structure |
US7119653B2 (en) | 2001-05-18 | 2006-10-10 | Yazaki Corporation | Fuse element |
WO2016005093A1 (de) * | 2014-07-09 | 2016-01-14 | Siemens Aktiengesellschaft | Schmelzsicherung zum unterbrechen eines elektrischen stromes und eine schaltungsanordnung mit der schmelzsicherung |
JP2016143643A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 内橋エステック株式会社 | 保護素子 |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP20428893A patent/JP3305824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6462925B2 (en) | 1998-06-02 | 2002-10-08 | Omron Corporation | Excess current interrupting structure |
US6563684B2 (en) | 1998-06-02 | 2003-05-13 | Omron Corporation | Method of manufacturing excess current interrupting structure |
US6380837B1 (en) * | 2000-06-20 | 2002-04-30 | San-O-Industrial Corporation | Slow acting fuse with wide range of current ratings |
US7119653B2 (en) | 2001-05-18 | 2006-10-10 | Yazaki Corporation | Fuse element |
WO2016005093A1 (de) * | 2014-07-09 | 2016-01-14 | Siemens Aktiengesellschaft | Schmelzsicherung zum unterbrechen eines elektrischen stromes und eine schaltungsanordnung mit der schmelzsicherung |
JP2016143643A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 内橋エステック株式会社 | 保護素子 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3305824B2 (ja) | 2002-07-24 |
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