JPH0757479A - 連想記憶装置 - Google Patents

連想記憶装置

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JPH0757479A
JPH0757479A JP19717293A JP19717293A JPH0757479A JP H0757479 A JPH0757479 A JP H0757479A JP 19717293 A JP19717293 A JP 19717293A JP 19717293 A JP19717293 A JP 19717293A JP H0757479 A JPH0757479 A JP H0757479A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】可変長データを扱え、記憶内容を不揮発にし、
大容量化を図る。 【構成】2個一対の直列に接続した不揮発性のメモリト
ランジスタTM1,TM2に互いに正反の記憶データを
格納させ、それら一対のメモリトランジスタTM1,T
M2に正反の検索データを与えることで検索データと記
憶データとを並列に照合を行う。このため、極めて少な
い素子数で連想記憶素子を実現でき、低電力大容量な連
想記憶装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連想記憶装置に関し、特
に与えられた検索データに一致するデータを記憶してい
るアドレスを出力する機能を有する連想記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連想記憶回路に関しては、既に多数の提
案が論文や特許公報に公表されている。例えば、“アイ
イーイーイー ジャーナル オブ ソリッドステート
サーキッツ(IEEE JOURNAL OF SOL
ID−STATE CIRCUITS),VOL.SC
−20,NO.5,1985の「アン 8キロビットコ
ンテントアドレサブル アンド リエントラント メモ
リ(An 8−kbit Content−Addre
ssable and ReentrantMemor
y)」や米国特許第4,538,243号、または特開
昭56−71886号公報、特開昭62−165794
号公報、特開昭62−293596号公報、特開昭63
−266697号公報もしくは特開平1−184790
号公報に記載されている従来の連想記憶装置は、データ
を格納する記憶素子毎に一致検出回路を設けた構成をと
っている。
【0003】図5は従来のこの種の連想記憶装置の一例
を示す回路図である。
【0004】この連想記憶装置は、対をなす第1及び第
2のビット線BL1a,BL2aと、ソースを共に基準
電位点(接地電位点)に接続しゲートを互いに相手方の
ドレインに接続するN型のトランジスタTN7,TN
8、ソースを共に電源電位点に接続しドレインをトラン
ジスタTN7,TN8のドレインにゲートをトランジス
タTN7,TN8のゲートにそれぞれ対応して接続する
P型のトランジスタTP7,TP8、並びにソース,ド
レインの一方をトランジスタTN7,TN8のドレイン
に他方を第1及び第2のビット線BL1a,BL2aに
それぞれ対応して接続するN型のトランジスタTN9,
TN10を備えたフリップフロップ型のメモリセルMC
aのトランジスタTN9,TN10をオンにしてメモリ
セルMCaの記憶接点(N1,N2、トランジスタTN
7,TN8のドレイン)をビット線BL1a,BL2a
に接続するワード線WLaと、一致検出線EDLaと、
ソースを共通に基準電位点に接続しゲートをビット線B
L1a,BL2aにそれぞれ対応して接続するN型のト
ランジスタTN13,TN14、並びにソースをトラン
ジスタTN13,TN14のドレインにそれぞれ対応し
て接続しゲートをメモリセルMCaの記憶接点N1,N
2にそれぞれ対応して接続しドレインを共に一致検出線
EDLaに接続するN型のトランジスタTN11,TN
12とを備えビット線BL1a,BL2aに伝達された
検索データがメモリセルMCaに記憶されているデータ
と一致したとき一致検出線EDLaを基準電位点と切離
し不一致のとき基準電位点に接続する一致検出回路6a
とを有する構成となっている。すなわち、メモリセルM
Caと一致検出回路6aとは1対1で設けられている。
【0005】このメモリセルMCa及び一致検出回路6
aは、メモリ容量と見合った数だけ行方向、列方向にマ
トリクス状に配列されてメモリセルアレイを形成し、こ
れらメモリセルMCaは各行と対応して設けられたワー
ド線WLaにより行単位で選択され、選択されたメモリ
セルへのデータ及びこのメモリセルからのデータは、各
列と対応して設けられた互いに対をなすビット線BL1
a,BL2aにより列ごとに伝達される。当然、一致検
出線EDLaは各行ごとに設けられ、図示されていない
が負荷抵抗を介して電源線に接続されている。検索デー
タがメモリセルMCaに記憶されているデータと不一致
のときに、負荷抵抗、一致検出線EDLa、一致検出回
路6a、基準電位点へと検出電流が流れ、一致検出線E
DLaの電位を電源電位から基準電位に下げる。
【0006】すなわち、検索データに一致するデータを
メモリセルMCaが記憶している行の一致検出線EDL
aのみ電源電位に保持され、メモリセルMCaに記憶さ
れたデータと検索データとが1ビットでも異なる殆どの
行の一致検出線EDLには検出電流が流れる。
【0007】図6は従来の他の連想記憶装置の一例を示
す回路図である。
【0008】この連想記憶装置は、メモリセルMCbに
書込み消去可能な不揮発性の第1及び第2のメモリトラ
ンジスタTM1b、TM2bを有し、第1及び第2のメ
モリトランジスタTM1b、TM2bのゲートがワード
線WLbで接続され、第1及び第2のメモリトランジス
タTM1b、TM2bの拡散層で形成されたドレインが
それぞれ金属配線で形成された第1及び第2のビット線
BL1b、BL2bと2個のコンタクトで接続され、第
1及び第2のメモリトランジスタTM1b、TM2bの
ソースが一致検出線EDLbで接続された構成をとって
いる。
【0009】データ”1”の書き込みは第1のメモリト
ランジスタTM1bにのみ”H”の書き込みをすること
により行い、データ”0”の書き込みは第2のメモリト
ランジスタTM2bにのみ”H”の書き込みをすること
により行う。データ”1”の検索データは第1のビット
線BL1bのみ、データ”0”の検索データは第2のビ
ット線BL2bのみ”H”を印加する。
【0010】検索データと記憶データが一致すると、第
1あるいは第2のビット線BL1b,BL2bから一致
検出線EDLbに一致電流が流れず、不一致の時に一致
電流が流れる。この一致電流を検出することで検査動作
が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の連想記
憶装置は、データを記憶するメモリセルMCaごとに一
致検出回路6aを設けた構成となっており、1ビットの
ために10個のトランジスタが必要であるため、大容量
化が困難であるという欠点を有している。
【0012】また、検索時に、検索データと記憶内容と
の一致または不一致のいずれかの検索結果しか発生しな
い構成となっているので、“ドントケア(Don’tc
are)”の記憶状態、例えば検索データにかかわらず
一致を示すような情報を格納することができない欠点を
有している。
【0013】このため、メモリマトリクスで決まる所定
のビットサイズにより規定された固定長のデータしか取
り扱うことができず、可変長データを取り扱うバタンマ
ッチング処理や文字列照合処理の分野には適用できなか
った。さらに、メモリセルMCaは、揮発性となってい
るため、電源を切断すると、記憶内容が失われるという
欠点を有している。
【0014】また、メモリセルMCbは、検索時に、検
索データと不一致のデータをメモリセルMCbが記憶し
ている殆どの行の一致検出線に検出電流が流れるため、
消費電力が大きいという欠点を有している。また、メモ
リセルごとに2個のコンタクトが必要であるため、メモ
リセルサイズが大きくなる欠点を有している。
【0015】このように、従来の連想記憶装置は、大容
量化が困難、ドントケアの記憶状態を実現できない、揮
発性である、消費電力が大きい等の欠点を有している。
【0016】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決して、より柔軟な使用が可能な新規な連想
記憶装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の連想記憶装置
は、行・列両方向にアレイ状に配置された複数のメモリ
セルとこれらメモリセルを行ごとに共通にそれぞれ接続
する複数のデータ線とを含むメモリセルアレイと、外部
入力データおよびこの外部データの相補データのそれぞ
れを前記データ線に印加するデータ駆動回路とを有する
連想記憶装置において、前記メモリセルは電気的に書き
込みおよび消去の可能な不揮発性の第1のトランジスタ
のソースと電気的に書き込みおよび消去の可能な不揮発
性の第2のトランジスタのドレインとを直列に接続して
成り、前記データ線は前記行の同一行に配置された複数
の前記第1のトランジスタのゲートに共通に接続された
複数の正データ線と前記同一行に配置された複数の前記
第2のトランジスタのゲートに共通に接続された複数の
負データ線とから成り、前記外部入力データを前記正デ
ータ線に前記外部入力データの相補データを前記負デー
タ線にそれぞれ印加する構成である。
【0018】また、本発明の連想記憶装置は、前記メモ
リセルアレイの前記列方向に接続されたメモリセルに流
れる電流を検出して一致検出信号を発生する一致検出回
路を有する構成とすることもできる。
【0019】
【作用】本発明の連想記憶装置は、2個一対の不揮発性
のメモリトランジスタに互いに正反のデータを記憶さ
せ、それら一対のメモリトランジスタを正反の検索デー
タで駆動することにより検索データと記憶データとを並
列に照合しているため、極めて少ない素子数で連想メモ
リセルを実現でき、大容量な連想記憶装置の実現が可能
となる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例の連想記憶装置を
示す回路図である。
【0022】この実施例の連想記憶装置は、ソースとド
レインが直列に接続され、浮遊ゲートを有する電界効果
トランジスタによる電気的に書き込み消去可能な不揮発
性の第1および第2のトランジスタTM1、TM2を備
えたメモリセルMCが行方向と列方向にマトリスク状に
配列され、同一行に配置された第1のトランジスタTM
1のゲートが正データ線PDLで共通に接続され、同一
行に配置された第2のトランジスタTM2のゲートが負
データ線NDLで共通に接続されたメモリセルアレイ2
と、トランジスタTN21,TP21,TN22および
TP22ならびにNANDゲートG1およびG2ならび
にインバータG3を備え登録データや検索データなどの
入力データに対応する電圧を正データ線PDLに印加
し、入力データの相補データに対応する電圧を負データ
線NDLに印加するゲート駆動回路3と、トランジスタ
(TN23〜TN27)およびインバータG4を備えメ
モリセルアレイ2内の各列のメモリセルMCに流れる電
流を検出して一致検出信号を発生する一致検出回路4
と、トランジスタTP23およびTP24を備えメモリ
セルアレイ2内の最上位に配置されたメモリセルMC内
のメモリトランジスタTM1およびTM2のドレインに
登録モード(書き込み動作W)時に約0.3V、検索モ
ード(読み出し動作R)時に約5Vを印加するためのド
レイン電圧を発生するドレイン電圧発生回路5と、ドレ
イン電圧発生回路5とメモリセルアレイ2の各列の間に
設けられた第1の選択トランジスタTW1と、一致検出
回路4とメモリセルアレイ2の各列との間に設けられた
第2の選択トランジスタTS2と、トランジスタTP2
5,TP26およびTP27を備え登録モード時に約7
V、消去モード時約20V、検索モード時にほぼ5V程
度を第1の選択トランジスタTS1のゲートに印加する
第1のゲート駆動回路6と、トランジスタTP28,T
P29およびTN28ならびにインバータG5を備え消
去モード時に約20Vを、検索モード時に約5Vを、登
録モード時に0Vをそれぞれ第2の選択トランジスタT
S2に約20Vを印加する第2のゲート駆動回路7と、
トランジスタTP30,TP31を備え検索モード時に
約5Vを、登録モード時に約18Vをデータ線駆動回路
3のドレインに供給するデータ線電圧発生回路8とを有
する構成となっている。
【0023】次に、本発明一実施例の連想記憶装置の動
作について説明する。
【0024】ドレイン電圧発生回路5は第1の選択トラ
ンジスタTS1を介してメモリトランジスタTM1,T
M2のドレインに登録モード(書き込み動作W)時に約
0.3Vを、検索モード(読み出し動作R)時に約5V
を印加するためのドレイン電圧を発生する。
【0025】登録モード時にW=0となり、トランジス
タTP3が導通し、約0.3Vが第1の選択トランジス
タTS1のドレインに供給される。検索モード時にR=
0となり、トランジスタTP24が導通し、約5Vが第
1の選択トランジスタTS1のドレインに供給される。
【0026】第1のゲート駆動回路6は登録モード(W
=0)時にトランジスタTP25を導通させ約7Vを発
生し、消去モード(E=0)時にトランジスタTP26
を導通させ約20Vを発生し、検索モード(R=0)時
にトランジスタTP27を導通させ5Vを発生し、第1
の選択トランジスタTS1のゲートに供給する。
【0027】第2のゲート駆動回路7は消去モード(E
=0)時にトランジスタTP28を導通させ20Vを発
生し、検索モード(R=0)時にトランジスタTP29
を導通させ5Vを発生し、登録モード(W=0)時にト
ランジスタTN28を導通させ0Vを発生し、第2の選
択トランジスタTS2のゲートに供給する。
【0028】データ線電圧発生回路8は検索モード(R
=0)時にトランジスタTP30を導通させ5Vを発生
し、登録動作時に(W=0)時にトランジスタTP31
を導通させ18Vを発生し、データ線駆動回路3内のト
ランジスタTP21,TP22のドレインに供給する。
【0029】データ線駆動回路3は消去モード(E=
0)時に、トランジスタTN21,TN22を導通さ
せ、正データ線PDL及び負データ線NDLを共に接地
電圧0Vにする。消去モード以外(E=1)では、デー
タDTが論理値”1”の場合にトランジスタTP21と
トランジスタTN22を導通させ、正データ線PDLに
データ線電圧発生回路8で発生された電圧を印加させ、
負データ線NDLを0Vにする。
【0030】一方、データDTが論理値”0”の場合に
トランジスタTN21とトランジスタTP22を導通さ
せ、負データ線NDLにデータ線電圧発生回路8で発生
された電圧を印加させ、正データ線PDLを0Vにす
る。
【0031】検索モードで検索データとして入力したデ
ータDTがメモリセルアレイ2内の何れかの列のメモリ
セルMCの記憶データと一致すると、一致した列のメモ
リセルMC内の直列に接続された全てのメモリトランジ
スタTM1,TM2は導通する。その結果、ドレイン電
圧発生回路5、第1の選択トランジスタTS1、メモリ
セルアレイ2および第2の選択トランジスタTS2を介
して一致検出回路4にセンス電流が流れ込む。
【0032】一致検出回路4はセンス電流がトランジス
タTN24に流れ込むときにトランジスタTN24,T
N25およびTN26による電流増幅回路でインバータ
G4の入力に低レベルを供給し、センス電流が流れない
ときに光レベルをインバータG4に供給する。
【0033】インバータG4は一致の時に”1”の一致
ワード信号Ei(i=1〜n)を出力する。同時に、ト
ランジスタTN27を導通させ、一致信号Eを”0”に
する。”0”の一致信号Eはメモリセルアレイ2内に検
索データDTに一致するデータが登録されていることを
示し、登録されている列は一致ワード信号Eiで示され
る。なお、抵抗Rは不一致時に一致信号Eを5Vにする
ために設けられている。
【0034】次に、第1及び第2のトランジスタTM
1,TM2を形成する浮遊ゲートを有する電界効果トラ
ンジスタについて図2を参照して説明する。
【0035】この電界効果トランジスタの詳細な構成
は、電子情報通信学会技術研究報告(ICD91−13
4)に述べられている。書き込みはドレインDに低電圧
(例えば、約0.3V)、ソースSと基盤Bに0Vを印
加し、ゲートGに高電圧(例えば、約18V)を印加し
て、チャネル全面から電子を注入することにより行う。
電子が蓄積されるとゲートGからみたしきい電圧は高く
なる(例えば、2V程度)。この記憶状態が記憶値”
0”を格納している状態(書き込み状態)である。消去
はゲートGを低電位(例えば、0V)にし、基盤Bに高
電圧(例えば、20V)を印加することにより、浮遊ゲ
ート内の電子をトンネル現象によりチャネル全面から電
子を基盤に引き抜くことで行う。電子が浮遊ゲートから
引き抜かれるとゲートGからみたしきい電圧は低くなり
(例えば、−2V程度)、論理値”1”を記憶している
状態となる。消去されている状態は、”1”を記憶して
いる状態である(未書き込みの状態もほぼ同じ)。
【0036】読み出しはゲートGに低電圧(例えば、0
V)を印加し、ドレインに約1Vを印加して行う。この
ときソースSから流れ出す電流の大小が、記憶値の”
1”、”0”に対応する。この電流をソースSに接続し
たセンスアンプで検出する。すなわち、論理値”1”を
記憶しているときのしきい電圧は−2V程度であるの
で、ゲートGに0Vを印加したときに大きな電流がソー
スSから流れ出る。一方、論理値”0”を記憶している
ときのしきい電圧は2V程度であるので、ゲートGに0
Vを印加したときにトランジスタは導通せず、ドレイン
Sから電流が流れない。
【0037】次に、直列に接続され複数個のメモリセル
MCからなるメモリセルアレイの1列すなわち1ワード
の消去と登録動作について図3を参照して説明する。同
図(a)が1ワードの回路図であり、同図(b)が動作
方法を示す。
【0038】消去は複数個のメモリセルMCに対し一斉
に行う。このため、各メモリセルMC内の全てのトラン
ジスタTM1、TM2のゲートGを0Vにし、第1及び
第2の選択トランジスタTS1,TS2のゲートGと基
盤Bに高電圧(例えば、20V)を印加する。これによ
り、浮遊ゲート内の電子がトンネル現象によりチャネル
全面から基盤Bに引き抜かれ、消去される。その結果、
全てのトランジスタTM1,TM2のしきい電圧は約−
2V程度に低くなり、論理値”1”を記憶している状態
となる。
【0039】メモリセルMCに論理値”1”を記憶させ
るには、第1のトランジスタTM1に”0”を書き込
み、第2のトランジスタTM2に”1”を書き込む。ま
た、メモリセルMCに論理値”0”を記憶させるには、
第1のトランジスタTM1に”1”を書き込み、第2の
トランジスタTM2に”0”を書き込む。”ドントケ
ア”(Don’t care)の記憶状態は、第1及び
第2のトランジスタTM1,TM2共に論理値”1”を
記憶させることで表現する。
【0040】したがって、メモリセルMCへの論理値”
1”の登録は、第1の選択トランジスタTS1のドレイ
ンDに低電圧い(例えば、0.3V)を印加し、そのゲ
ートに7Vを印加し、第2の選択トランジスタTS2の
ゲートGとソースS及び基盤に0Vを印加し、論理値”
1”を登録したいメモリセルMC内の第1のトランジス
タTM1のゲートにのみ高電圧(例えば、18V)を印
加することにより行う。この動作で第1のトランジスタ
TM1が”0”を記憶し、第2のトランジスタTM2が
引き続き”1”を記憶することになり、このメモリセル
MCには”1”が登録されたことになる。
【0041】一方、メモリセルMCに論理値”0”の登
録は、第1の選択トランジスタTS1のドレインDに低
電圧(例えば、0.3V)を印加し、そのゲートに7V
を印加し、第2の選択トラジスタ2のゲートGとソース
S及び基盤に0Vを印加し、論理値”0”を登録したい
メモリセルMC内の第1のトランジスタTM2のゲート
にのみ高電圧(例えば、18V)を印加することにより
行う。この動作で第1のトランジスタTM1が”1”を
記憶したままで、第2のトランジスタTM2が”0”を
記憶することになり、このメモリセルMCには”0”が
登録されたことになる。
【0042】ドントケア(図3(b)では”X”で表現
している)の登録は、第1及び第2のトランジスタTM
1,TM2共に”1”を記憶させた消去状態に対応す
る。したがって、ドントケアの登録は第1および第2の
トランジスタTM1,TM2に書き込みをさせないため
に、ゲートGに約7Vを印加させることにより行う。図
3(b)では”1”の登録、”0”の登録および”ドン
トケア”の登録を各々独立に説明したが、同図(a)の
ように立て積みされたメモリセルMCごとに異なるデー
タを一度に登録できる。1個のメモリセルMCが1ビッ
トを記憶でき、立て積みされたN個のメモリセルMCで
1ワードNビットのメモリを形成する。
【0043】次に、メモリセルMCの検索動作について
図4(a)および図4(b)を参照して説明する。
【0044】図4(a)は浮遊ゲートを有する電界効果
トランジスタである第1及び第2のトランジスタTM
1,TM2からなるメモリセルMCの構成を示す。同図
(b)は第1及び第2のトランジスタTM1,TM2の
動作状態を示す。図3で説明したように、メモリセルM
Cが”1”(”0”)のデータを記憶している状態で
は、第1のトランジスタTM1のしきい電圧VT1は約
2V(−2V)程度であり、第2のトランジスタTM2
のしきい電圧VT2は−2V(2V)程度になる。ま
た、メモリセルMCが”ドントケア”を記憶している状
態では、第1及び第2のトランジスタTM1,TM2の
しきい電圧VT1,VT2は共に約−2V程度になる。
【0045】検索データは正データ線PDLに供給さ
れ、検索データを反転させたデータが負データ線に供給
される。正データ線PDLは第1のトランジスタTM1
のゲートに接続され、負データ線NDLは第2のトラン
ジスタTM2のゲートに接続されている。論理値”1”
(”0”)の検索データが与えられると、正データ線P
DLには約5V(0V)が供給され、負データ線NDL
には接地電圧0V(5V)が供給される。
【0046】検索データをマスクする場合には、正負デ
ータ線PDL,NDL共に5Vが供給される。記憶デー
タと検索データとが一致する場合には、第1及び第2の
トランジスタTM1,TM2が共に導通(ON)する。
一方、記憶データと検索データとが不一致の場合には、
第1のトランジスタが開放(OFF)となる。
【0047】また、”ドントケア”の記憶状態では検索
データに関わらず、トランジスタTM1,TM2が共に
導通する。検索データがマスクされると、記憶データに
関わらずトランジスタTM1,TM2が共に導通する。
第1および第2のトランジスタTM1およびTM2は直
列に接続されているので、第1のトランジスタTM1の
ドレインDと第2のトランジスタTM2のソースSとの
間に電圧差を与えると、両トランジスタTM1,TM2
が共に導通したときにはドレインDからソースSにセル
電流は流れない。
【0048】このように、メモリセルMCの記憶データ
に一致する検索データが供給された場合にはセル電流が
流れ、記憶データが入力されるとセル電流が流れる。す
なわち、セル電流の大きさにより検索データに一致する
記憶データが格納されているか否かを判断できる。
【0049】
【発明の効果】このように、本発明によれば、2個のメ
モリトランジスタを用いて1ビットの連想記憶セルを実
現できる。従来の連想記憶装置のメモリセルは10個の
トランジスタを必要とし、一個のメモリトランジスタの
サイズはDRAMセルの約50%の面積である。このた
め、本発明による連想記憶装置は、LSI化した場合、
同じチップサイズで従来より約20倍大きい記憶容量の
連想記憶装置を実現できる。
【0050】また、不揮発性のメモリトランジスタを用
いているため、電子辞書などに利用した場合、電源断に
より記憶内容が破壊されることはない。このため、検索
システムを構築する場合、他の不揮発メモリが不要であ
り、システムを小型化できる。
【0051】また、可変長データの登録、検索が可能で
あり、文字列検索等に幅広く応用できる。さらに、検索
データと記憶データとが一致しないワードに検出電流が
流れないので、消費電力が小さくなる。また、メモリセ
ルにコンタクトが不要であるため、メモリセルサイズを
小さくできる。例えば、16MbのフラッシュEEPR
OMの技術を用いて8Mbの連想記憶装置を実現できる
ので、1単が平均4文字、1文字が16ビットで実現さ
れるとすると、1チップに12万単語を格納できる事に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の連想記憶装置の回路図であ
る。
【図2】図1に示した実施例のメモリトランジスタの動
作説明図で、(a)はメモリトランジスタの回路図で
(b)は各節点の電位を示す図である。
【図3】図1に示した実施例のメモリセルの消去モード
と登録モードの動作説明図で、(a)はメモリセルの回
路図で(b)は各節点の電位を示す図である。
【図4】図1に示した実施例のメモリセルの検索モード
の動作説明図で、(a)はメモリセルの回路図で(b)
は各節点のON/OFF状態を示す図である。
【図5】従来の連想記憶装置の一例を示す回路図であ
る。
【図6】従来の連想記憶装置の他の一例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
2 メモリセルアレイ 3 ゲート駆動回路 4,6a 一致検出回路 5 ドレイン電圧発生回路 6 第1のゲート駆動回路 7 第2のゲート駆動回路 8 データ線電圧発生回路 TP1〜TP31 P型MOSトランジスタ TN1〜TN28 N型MOSトランジスタ MC,MCa,MCb メモリセル BL1a,BL2a,BL1b,BL2b ビット線 EDLa,EDLb 一致検出線 PDL 正データ線 NDL 負データ線 TM1,TM1a 第1のメモリトランジスタ TM2,TM2a 第2のメモリトランジスタ TS1 第1の選択トランジスタ TS2 第2の選択トランジスタ WLa,WLb ワード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行・列両方向にアレイ状に配置された複
    数のメモリセルとこれらメモリセルを行ごとに共通にそ
    れぞれ接続する複数のデータ線とを含むメモリセルアレ
    イと、外部入力データおよびこの外部データの相補デー
    タのそれぞれを前記データ線に印加するデータ駆動回路
    とを有する連想記憶装置において、前記メモリセルは電
    気的に書き込みおよび消去の可能な不揮発性の第1のト
    ランジスタのソースと電気的に書き込みおよび消去の可
    能な不揮発性の第2のトランジスタのドレインとを直列
    に接続して成り、前記データ線は前記行の同一行に配置
    された複数の前記第1のトランジスタのゲートに共通に
    接続された複数の正データ線と前記同一行に配置された
    複数の前記第2のトランジスタのゲートに共通に接続さ
    れた複数の負データ線とから成り、前記外部入力データ
    を前記正データ線に前記外部入力データの相補データを
    前記負データ線にそれぞれ印加することを特徴とする連
    想記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルアレイの前記列方向に接
    続されたメモリセルに流れる電流を検出して一致検出信
    号を発生する一致検出回路を有することを特徴とする請
    求項1記載の連想記憶装置。
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