JPH0757166A - 警報機能付き酸素濃度検知装置 - Google Patents

警報機能付き酸素濃度検知装置

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JPH0757166A
JPH0757166A JP22516993A JP22516993A JPH0757166A JP H0757166 A JPH0757166 A JP H0757166A JP 22516993 A JP22516993 A JP 22516993A JP 22516993 A JP22516993 A JP 22516993A JP H0757166 A JPH0757166 A JP H0757166A
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alarm
oxygen
alarm device
stopped
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JP22516993A
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Kazuhiro Takahashi
一洋 高橋
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Original Assignee
Riken Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブザーやランプ等の警報装置及び酸欠状態時
に駆動させる換気ファン等の機器を、異なる酸素濃度レ
ベルで起動及び停止させることができる警報機能付き酸
素濃度検知装置を提供する。 【構成】 (a) 酸素濃度を検出する酸素センサ2と、
(b) 酸欠状態を報知する警報装置3と、(c) 酸欠状態時
に作動させる機器の制御装置4と、(d) 酸素センサ2か
らの出力に応じて、警報装置3及び制御装置4を駆動す
るマイコン5と、(e) 警報装置3及び/又は機器の作動
を停止するためのスイッチ6とを有し、警報装置3の起
動及び停止、並びに機器の起動及び停止を行う酸素濃度
レベルをマイコン5で複数のレベルに設定する警報機能
付き酸素濃度検知装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は警報機能付き酸素濃度検
知装置に関し、特に、ブザーやランプ等の警報装置と酸
欠状態時に駆動させる換気ファン等の機器との起動及び
停止を、使用者が設定した異なる酸素濃度レベルを制御
点として、それぞれ独立に行うことができる警報機能付
き酸素濃度検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】密封さ
れた部屋、地下室、トンネル等、大気と隔絶された場所
では、空気中の酸素濃度が低下していわゆる酸欠状態に
なることがあるが、一般に空気中の酸素濃度が18%以
下になると、人体に何らかの影響が現れはじめる。その
ため、酸欠状態を知らせる警報装置においては、従来か
ら警報を起動させる酸素濃度(警報点)は18%に設定
されていた。
【0003】また、酸素濃度レベルが18%以下になる
と、換気ファン等を駆動して酸素濃度レベルを挙げる必
要があるため、換気ファン等の機器を制御する装置を組
み込んだタイプの酸素濃度検知装置が使用されるように
なった。このような酸素濃度検知装置では、一般にリレ
ー等を用い、警報の起動及び停止と機器の起動及び停止
とを連動させる方法が採用されている。このような酸素
濃度検知装置では、通常警報装置及び機器の制御を行う
リレーが同時にオンオフする。したがって、例えば、1
8%の酸素濃度レベルを制御点とする場合、酸素濃度が
18%以下になると警報が発せられるとともに機器が作
動するが、酸素濃度が上昇して18%より高くなると、
酸素センサの出力に応じて警報装置及び機器の両方とも
停止してしまう。しかし、酸素濃度レベルとしては危険
がないレベル(通常20%)にまで上昇しなければなら
ないので、18%で機器が停止するのは問題である。ま
た、一定の制御点(18%)で警報の起動及び停止並び
に機器の起動及び停止を行うので、チャタリングが起き
る可能性もある。なお、警報装置及び機器の停止を使用
者がスイッチを操作することにより行う方式の装置もあ
るが、この場合にも、警報装置と機器とは連動して制御
されていた。
【0004】以上の問題とは別に、誤って警報点となる
酸素濃度レベルが18%より低く設定されると、人命に
係わるような事故が生じる可能性がある。そこで、警報
点となる酸素濃度レベル、及び機器の起動及び停止の酸
素濃度レベルが誤った値に設定されるのを完全に防止で
きるような機能を装置に付与するのが好ましい。
【0005】したがって、本発明の目的は、ブザーやラ
ンプ等の警報装置及び酸欠状態時に駆動させる換気ファ
ン等の機器を、異なる酸素濃度レベルで起動及び停止さ
せることができる警報機能付き酸素濃度検知装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく鋭
意研究の結果、本発明者は、警報機能付き酸素濃度検知
装置において、警報装置及び酸欠時に作動させる機器の
起動及び停止を行う酸素濃度レベルをマイコンにより異
なるレベルに設定すれば、警報装置の起動及び停止と機
器の起動及び停止とを、所望の酸素濃度レベルにおいて
それぞれ独立に行うことができ、もって確実で安全な警
報を与えることができることを発見し、本発明を完成し
た。
【0007】すなわち、本発明の警報機能付き酸素濃度
検知装置は、(a) 酸素濃度を検出する酸素センサと、
(b) 酸欠状態を報知する警報装置と、(c) 酸欠状態時に
作動させる機器の制御装置と、(d) 前記酸素センサから
の出力に応じて、前記警報装置及び前記制御装置を駆動
するマイコンと、(e) 前記警報装置及び/又は前記機器
の作動を停止するためのスイッチとを有し、前記警報装
置の起動及び停止、並びに前記機器の起動及び停止を行
う酸素濃度レベルを前記マイコンで異なるレベルに設定
することを特徴とする。
【0008】
【実施例】まず、本発明の警報機能付き酸素濃度検知装
置の概略を図1を参照して説明する。警報機能付き酸素
濃度検知装置1は、酸素濃度を検知するための酸素セン
サ2と、酸欠状態時に警報を発する警報装置3と、酸欠
状態時に作動させる機器の制御装置4と、上記酸素セン
サ2、上記警報装置3及び上記制御装置4に接続するマ
イコン5と、警報装置3及び/又は機器を手動により停
止させるためのスイッチ6とを有する。
【0009】このような構成の警報機能付き酸素濃度検
知装置1において、マイコン5を動作させるソフトウェ
アに、警報装置3及び/又は機器の起動及び停止を行う
複数の酸素濃度レベルを設定する。マイコン5は、酸素
センサ2から出力される酸素濃度信号と、ソフトウェア
上で設定された(警報装置及び機器の制御点となる)各
酸素濃度レベルとを比較し、その結果に応じて警報装置
及び機器の起動・停止の制御を行う。
【0010】本発明の装置においては、制御点となる複
数の酸素濃度レベルの組み合わせをあらかじめ何通りか
設定しておき、これらをスイッチにより適宜切替えるこ
とができる。
【0011】次に、図面を参照して本発明の警報機能付
き酸素濃度検知装置の具体例を説明する。 図2は図1
に示す警報機能付き酸素濃度検知装置の詳細を示すブロ
ック図である。図2において、酸素センサ2、警報装置
3、制御装置4、マイコン5及び手動スイッチ6はいず
れも図1に示すものと同じである。
【0012】酸素センサ2は、空気中の酸素濃度を検出
するセンサ素子21と、前記センサ素子21に接続され、前
記センサ素子21の出力を電圧信号に変換する駆動検出装
置20とを有する。駆動検出装置20の出力はマイコン5に
入力される。
【0013】警報装置3は、本実施例では警報ブザー32
及びブザー駆動回路34からなり、ブザー駆動回路34はマ
イコン5に接続している。
【0014】機器制御装置4は酸欠状態時に作動させる
機器(図示せず)とマイコン5との間に設けられてい
る。機器制御装置4には、作動させる機器に適合するソ
リッドステートリレー41が組み込まれており、ソリッド
ステートリレー41はマイコン5からの出力信号により制
御される。なお本実施例では、機器の動作確認ランプ42
及びこのランプの駆動回路43が取り付けられており、機
器の作動状態(動作中か停止中か)を視覚的に確認でき
るようになっている。ランプ駆動回路43に入力される信
号としては、ソリッドステートリレー41に入力されるマ
イコン5からの出力信号をそのまま利用することができ
る。
【0015】酸素濃度検知装置1のマイコン5としては
一般的なものを用いることができるが、図2に示すよう
に、CPU50及び記憶装置51の他に、A/D変換器52を
設けるのが好ましい。
【0016】CPU50は、A/D変換器52を経てデジタ
ル化された酸素センサ2の出力を入力し、この入力値と
記憶装置51にストアされた各酸素濃度レベルの基準値と
を比較し、その結果に応じて、警報装置3及び機器制御
装置4を制御する信号を出力する。
【0017】記憶装置51は、後述するソフトウェア及び
警報装置3と機器の制御点となる複数の酸素濃度レベル
を記憶する。
【0018】A/D変換器52は、酸素センサ2からの電
圧信号をディジタル信号に変換する。また本実施例で
は、A/D変換器52は警報装置3及び機器の制御点とな
る複数の酸素濃度レベルを設定するための装置8(2つ
の可変抵抗器81、82を有する)と接続しているが、この
酸素濃度レベル設定装置8からのアナログ信号もディジ
タル信号に変換する。これらのディジタル化された信号
は、すべてCPU50に送られる。
【0019】なお、警報装置3及び機器の起動及び停止
の制御点を設定する装置8として、本実施例では2個の
可変抵抗器を用いているが、本発明はこれに限定されな
い。たとえば、多くの制御点が必要である場合には、そ
れに応じて可変抵抗器を増設することができる。また制
御点の設定装置8として、可変抵抗器の代わりにディジ
タルスイッチ等を用いることもできる。なお、警報装置
3及び機器の起動及び停止の制御点となる酸素濃度レベ
ル値をあらかじめマイコン5の記憶装置51にインプット
しておくこともできるが、この場合には、酸素濃度レベ
ルの設定装置8としてキーボード等を使用することがで
きる。
【0020】装置1は、手動スイッチ6を操作すること
により警報装置3及び/又は機器を強制的に停止させる
機能も有するが、この手動スイッチ6は、マイコン5内
に設けた割り込みポート56を介してCPU50に接続して
いる。
【0021】本実施例の装置1においては、制御点とな
る複数の酸素濃度レベルの組み合わせから1つを選択す
るための機能切替えスイッチ72が設けられている。この
機能切替えスイッチ72は、ポート55を介してCPU50に
接続している。
【0022】また、装置1は、検知された酸素濃度や、
警報装置3及び機器の制御点となる酸素濃度レベルを表
示する数値表示ユニット73を有する。数値表示ユニット
73はポート57を介してCPU50に接続している。数値表
示ユニット73における表示の切り替えは表示切り替え用
スイッチ74の操作により行う。
【0023】上記機能切替えスイッチ72を用いて、例え
ば、あらかじめ設定された4通りの制御法(4通りの酸
素濃度レベルの組み合わせ)の中から1つを選択しよう
とする場合、機能切替えスイッチ72を2つのスイッチに
より構成する。これにより2ビット信号が得られるの
で、警報装置3及び機器を起動及び停止するための4通
りの制御法を以下の通りに設定することができる。
【0024】表1 機能切り替えスイッチ制御法 第一ビット 第二ビット L L L H H L H H
【0025】制御法 警報装置3及び機器の起動及び停止を、いずれもソフト
ウェア上で設定した同一の酸素濃度レベルL1 (例えば
18%)で行う。
【0026】制御法 警報装置3及び機器の起動をソフトウェア上で設定した
同一の酸素濃度レベル(例えば上記L1 )で行い、それ
らの停止は手動スイッチ6の操作により行う。
【0027】制御法 警報装置3の起動及び停止並びに機器の起動を、上記L
1 より高いレベルL2で行い、機器の停止は上記L2
り高いレベルL3 で行う。
【0028】制御法 警報装置3の起動及び停止並びに機器の起動をソフトウ
ェア上で設定したL2で行い、機器の停止を手動スイッ
チ6の操作で行う。
【0029】上記制御法〜における警報装置3及び
機器の制御点は、まとめると以下の表2に示す通りであ
る。
【0030】 表2 制御点 制御法 起動 停止 警報装置 L1 1 機器 1 1 警報装置 L1 スイッチ切替え 機器 1 スイッチ切替え 警報装置 L2 2 機器 2 3 警報装置 L2 2 機器 2 スイッチ切替え
【0031】上記制御法〜を、酸素濃度の時間的変
化を示す図3のグラフにより説明する。
【0032】制御法 検知対象空間内の空気中の酸素濃度が減少してL1 に到
達した時点(t2 )で警報装置3及び機器を作動させ
る。その後、機器の作動により酸素濃度が上昇して再び
1 に到達した時点(t3 )で、警報装置3及び機器を
停止する。
【0033】制御法 酸素濃度が減少してL1 に到達した時刻(t2 )で、警
報装置3及び機器を作動させる。その後、機器の作動に
より酸素濃度が上昇するが、警報装置3及び機器の停止
は、たとえば時刻(t)において手動スイッチ6を操作
することにより行う。なお、時刻(t3 )以前にスイッ
チ6が操作されたときには、停止動作を行わないのが好
ましい。
【0034】制御法 酸素濃度が減少してL2 に到達した時刻(t1 )で、警
報装置3及び機器を作動させる。その後、機器の作動に
より酸素濃度が上昇してL2 になった時刻(t4 )で警
報装置3を停止する。しかし、機器は時刻(t4 )では
停止せず、さらに酸素濃度が上昇してL3 に到達した時
刻(t5 )において始めて停止する。
【0035】作動させる機器として換気ファンを用いる
場合、この制御法を適用するのが好ましい。というの
は、警報装置3の停止よりも換気ファンの停止を遅ら
せ、検知対象空間内の酸素濃度を十分に高くするのが安
全だからである。
【0036】制御法 酸素濃度が減少してL2 に到達した時刻(t1 )で、警
報装置3及び機器を作動させる。その後、機器の作動に
より酸素濃度が上昇し、L2 になった時刻(t4 )で警
報装置3を停止する。しかし、機器は時刻(t4 )では
停止せず、さらに酸素濃度が上昇したとき(たとえば時
刻t)に、手動スイッチ6を操作することにより停止す
る。なお、時刻(t4 )以前にスイッチ6が操作された
ときには、停止動作を行わないのが好ましい。
【0037】なお、上記の制御法及びにおいては、
警報装置3及び機器の起動並びに警報装置3の停止を、
2 ではなく上述したL1 で行うように設定することが
できるが、安全性を考慮してL1 より高酸素濃度のL2
を制御点とするのが好ましい。
【0038】以上の制御法において、L3 ≧L2 ≧L1
の関係が成り立つ必要があるが、各酸素濃度レベル
1 、L2 、L3 の入力ミスにより事故が発生するのを
防止するために、L1 、L2 及びL3 の入力値をソフト
ウェア上でチェックし、L2 がL 1 未満のときには、ソ
フトウェア上でL2 をL1 と同一となるように修正し、
また、L3 がL2 未満のときに、L3 をL2 と同一とな
るように修正する機能を付与するのが好ましい。
【0039】次に、上記制御法〜を実施する具体的
手順を、図4〜図7に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0040】4通りの制御法〜の何れかを選択し、
選択された制御法にしたがって警報装置3及び機器を制
御するために、0又は1の値をとる4つのフラグを用い
るのが便利である。各フラグ1〜4の機能は以下の表3
に示す通りである。 表3 フラグ1:警報装置3及び機器の停止操作の認識用フラ
グ フラグ1が0のとき、手動スイッチ6で停止を行い、フ
ラグ1が1のとき、マイコン5で自動的に停止を行う。 フラグ2:警報発生中の認識用フラグであり、フラグ2
が0のとき、警報は停止中であり、フラグ2が1のと
き、警報は発生中である。 フラグ3:機器動作中の認識用フラグであり、フラグ3
が0のとき、機器は停止中であり、フラグ3が1のと
き、機器は動作中である。 フラグ4:警報装置及び機器の停止操作の認識用補助フ
ラグであり、フラグ4が0のとき、警報装置及び機器は
起動及び停止について連動し、フラグ4が1のとき、警
報装置及び機器は起動については連動し、停止について
は単動する。または、警報装置及び機器の手動停止操作
の認識用補助フラグであり、フラグ4が0のとき、警報
装置及び機器ともにスイッチ6により停止し、フラグ4
が1のとき、警報装置をマイコン5で自動的に停止さ
せ、機器を手動スイッチ6により停止させる。
【0041】図4において、まず実行モードになってい
るか否かを判定する(ステップ101)。実行モードで
ない場合には、酸素濃度の表示のみを行う(ステップ2
00)。一方、実行モードになっている場合には、機能
の選択、すなわち制御法〜のいずれかの選択をす
る。このためには、機能切替スイッチ72の第2ビットが
HかLかを判定する(ステップ102)。第2ビットが
Lの場合には、手動スイッチ6の信号の割り込みを許可
する(ステップ103)。これにより、制御法又は
が選択されることになる。一方、機能切替スイッチ72の
第2ビットがHの場合、フラグ1を1に設定する。これ
により、制御法又はが選択される。
【0042】次に、機能切替スイッチ72の第1ビットが
HかLかを判定する(ステップ105)。表1から明ら
かなように、第1ビットがHの場合には制御法又は
が選択され、Lの場合には制御法又はが選択される
ことになる。したがって、上述のステップ102〜10
5の流れに応じて、以下の通り制御法〜のいずれか
1つが選択される。
【0043】ステップ102:H─割り込み禁止─ステップ
105:L=制御法 ステップ102:H─割り込み禁止─ステップ105:H=制御
法 ステップ102:L─ステップ105:L=制御法 ステップ102:L─ステップ105:H=制御法
【0044】第1ビットがHの場合(制御法又は)
はステップ106及びステップ107により、また第1
ビットがLの場合(制御法又は)はステップ109
及びステップ110により、それぞれ警報装置3及び機
器の制御点を読み込む。具体的には、表2に示すよう
に、ステップ109及びステップ110において酸素濃
度レベルL1 を読み込み、ステップ106において酸素
濃度レベルL2 を読み込み、ステップ107において酸
素濃度レベルL2 、L3 を読み込む。また、制御法又
はが選択されているので、ステップ108においてフ
ラグ4を1に設定する。
【0045】ステップ111〜ステップ114におい
て、各制御点の入力が正しいか否かをチェックし、正し
くないときには所定の最低値に修正する。具体的には、
まず警報制御点がL1 以上に設定されているか否かを判
定し(ステップ111)、警報制御点がL1 未満の場合
には、ステップ112で警報制御点をL1 に修正する。
次に、機器制御点が警報制御点以上か否かを判定し(ス
テップ113)、機器制御点が警報制御点未満であれ
ば、ステップ114で機器制御点を警報制御点と同一に
なるように修正する。
【0046】なお、ステップ200の酸素濃度表示工程
では、図5に示すように、表示切替えスイッチ74の状態
を判定し(ステップ201)、A/D変換器52のチャン
ネルAから酸素濃度の検知データの読み込み(ステップ
202)、チャンネルBから制御点L2 の読み込み(ス
テップ203)及びチャンネルCから制御点L3 の読み
込み(ステップ204)のいずれかを行い、入力値を酸
素濃度値に変換し(ステップ205)、それを数値表示
ユニット73に表示する(ステップ206)。ステップ2
02によってセンサ出力の校正用の表示を行い、ステッ
プ203によって警報制御点設定用の表示を行い、ステ
ップ204によって機器制御点設定用の表示を行う。
【0047】図4に示したステップが終了すると、図6
に示すように、警報装置3及び機器の制御を行う。
【0048】A/D変換器52のチャンネルAに入力され
た酸素センサ2の信号を読み込み(ステップ301)、
この信号を酸素濃度値に変換し(ステップ302)、酸
素濃度値を数値表示ユニット73に表示する(ステップ3
03)。
【0049】フラグ2が1か0かを判定する(ステップ
304)。フラグ2が0であれば警報装置は作動してい
ないので、酸素濃度の検出値が警報制御点より高いか否
かを判定する(ステップ305)。酸素濃度の検出値が
警報制御点以下の場合には酸欠状態に達したと判定し、
警報装置3を起動させる(ステップ306)とともに、
機器を起動させる(ステップ308)。警報装置3が起
動したのでフラグ2を1にし(ステップ309)。また
機器も作動したのでフラグ3を1にする(ステップ31
0)。
【0050】続いて、フラグ4が1か0かを判定する
(ステップ311)。フラグ4が1の場合(制御法が
選択されている場合)、警報装置3の停止はマイコン5
により行う。そこで、酸素濃度の検出値が警報制御点よ
り高いか否かを判定し(ステップ313)、酸素濃度の
検出値が警報制御点より高い場合には警報を停止する
(ステップ314)とともに、フラグ2を0にする(ス
テップ315)。
【0051】さらに、フラグ1が1か0かを判定する
(ステップ316)。フラグ1が0の場合には手動スイ
ッチ6による機器の停止はないので、酸素濃度の検出値
が機器制御点より高いか否かを判定する(ステップ31
7)。酸素濃度の検出値が機器制御点より高い場合には
機器を停止し(ステップ318)、フラグ3を0にする
(ステップ319)。ステップ319により警報装置3
の停止及び機器の停止を行ったら、ステップ301に戻
る。
【0052】上記ステップ304においてフラグ2が1
と判定された場合は警報が発生中であるので、ステップ
305〜310をスキップしてステップ311に進む。
ステップ311では、上述のようにフラグ4が1か0か
を判定するので、警報装置3及び機器の停止をマイコン
5により自動的に行うか、手動スイッチ6により行うか
を判定する。
【0053】ステップ311において、フラグ4が0の
場合には、機器の停止は手動であるので、制御法又は
が選択され、ステップ312においてフラグ1が1か
0かを判定する。フラグ1が1の場合には、警報装置3
及び機器をマイコン5により自動的に停止するために、
酸素濃度の検出値と警報制御点とを比較するステップ3
13に進む。一方、フラグ1が1の場合には、警報装置
3及び機器を手動スイッチ6により停止することにな
る。この場合は、酸素濃度の検出値と制御点との比較を
するためにステップ301に戻る。
【0054】上記ステップ305において、酸素濃度の
検出値が警報制御点より高いと判定された場合には警報
装置3は起動しないので、フラグ3が1か0かを判定し
(ステップ307)、機器が作動しているか否かを判定
する。フラグ3が1の場合、機器は作動中であるので、
機器の停止を自動で行うか手動で行うかを判定する(ス
テップ316)。ステップ316でフラグ1が1と判定
された場合、警報装置3及び機器を手動スイッチ6によ
り停止するので、酸素濃度の検出値と制御点との比較を
するためにステップ301に戻る。
【0055】一方、ステップ307においてフラグ3が
0の場合には機器は停止中であるので、ステップ301
に戻る。
【0056】なお、フラグ1が1の場合に手動スイッチ
6により警報装置3及び機器を停止するときには、図6
に示すフローチャート中の所定の箇所で割り込みを行
う。このとき図6に示すルーチンは中断し、図7に示す
割り込み処理のルーチンを行う。この割り込み処理のル
ーチンでは、まず酸素濃度の検出値が警報制御点より高
いか否かを判定し(ステップ401)、酸素濃度の検出
値が警報制御点より高い場合には、警報装置3を停止さ
せ(ステップ402)、さらに機器を停止させる(ステ
ップ403)。警報装置3が停止したのでフラグ2を0
にし(ステップ404)、また機器が停止したのでフラ
グ3を0にする(ステップ405)。
【0057】以上の処理により警報装置3及び機器が停
止したら、割り込み処理ルーチンを終了し、再びルーチ
ンを実行する。
【0058】なお、ステップ401において酸素濃度の
検出値が警報制御点以下と判定された場合には、警報装
置3及び機器を停止することはできないので、図6に示
すルーチンに戻る。
【0059】以上、本発明の警報機能付き酸素濃度検知
装置を具体例を参照して説明したが、本発明の装置は上
述した制御法〜に限定されず、種々の制御点の組み
合わせからなる制御法を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、警報装置3及び機器の起動及び停止をそれぞれ異な
る制御点(酸素濃度レベル)を用いて行うことができ
る。したがって、同じ酸素濃度レベルで警報装置3及び
機器を制御する場合に起こるチャタリング等の問題を防
止できる。その上、マイコンにより制御しているので、
入力値を変更することにより、制御点(酸素濃度レベ
ル)を簡単に所望のレベルに設定することができる。
【0061】さらに、警報装置及び機器を起動及び停止
する制御点をソフトウェア上でチェックし、警報装置や
機器の制御点が許容最低限であるレベル(例えば18
%)よりも低くならないように修正する機能を付与する
ことができるので、入力ミス等による事故を防止するこ
とができる。
【0062】このような特徴を有する本発明の警報機能
付き酸素濃度検知装置は、換気ファンのみならず種々の
機器を同時に制御する種々の用途に用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の警報機能付き酸素濃度検知装置を示
す概略図である。
【図2】 本発明の一実施例による警報機能付き酸素濃
度検知装置の構造を示すブロック図である。
【図3】 酸素濃度と、警報装置及び機器の起動及び停
止のタイミングとの関係を説明するためのグラフであ
る。
【図4】 本発明の警報機能付き酸素濃度検知装置の作
動を示すフローチャートの一部で、装置の制御条件を設
定する工程を示す。
【図5】 本発明の警報機能付き酸素濃度検知装置の作
動を示すフローチャートの一部で、警報装置及び機器の
制御点並びに酸素濃度の検出値を表示するサブルーチン
を示す。
【図6】 本発明の警報機能付き酸素濃度検知装置の作
動を示すフローチャートの一部で、警報装置と機器の起
動及び停止を行う工程を示す。
【図7】 本発明の警報機能付き酸素濃度検知装置の作
動を示すフローチャートに割り込む処理ルーチンを示
す。
【符号の説明】
1 警報機能付き酸素濃度検知装置 2 酸素センサ 20 酸素センサ素子の駆動検出装置 21 酸素センサ素子 3 警報装置 32 警報ブザー 34 警報ブザーの駆動回路 4 機器制御装置 5 マイコン 50 CPU 51 記憶装置 52 A/D変換器 6 手動スイッチ 72 機能切替えスイッチ 73 数値表示ユニット 74 表示切替えスイッチ 8 酸素濃度レベル設定装置 81、82 可変抵抗器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 酸素濃度を検出する酸素センサと、
    (b) 酸欠状態を報知する警報装置と、(c) 酸欠状態時に
    作動させる機器の制御装置と、(d) 前記酸素センサから
    の出力に応じて、前記警報装置及び前記制御装置を駆動
    するマイコンと、(e) 前記警報装置及び/又は前記機器
    の作動を停止するためのスイッチとを有し、前記警報装
    置の起動及び停止、並びに前記機器の起動及び停止を行
    う酸素濃度レベルを前記マイコンで複数のレベルに設定
    することを特徴とする警報機能付き酸素濃度検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の警報機能付き酸素濃度検
    知装置において、さらに、(f) 酸素濃度レベルの複数の
    組み合わせから1つの組み合わせを選択する手段を有す
    ることを特徴とする警報機能付き酸素濃度検知装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の警報機能付き酸素濃度検
    知装置において、前記手段(f) は複数の切替えスイッチ
    からなることを特徴とする警報機能付き酸素濃度検知装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3に記載の警報機能付き酸素
    濃度検知装置において、前記手段(f) により3通りの酸
    素濃度レベルを設定し、前記警報装置及び前記機器の
    起動及び停止を第一の酸素濃度レベルで行う場合、前
    記警報装置及び前記機器の起動を第一の酸素濃度レベル
    で行うとともに、前記警報装置及び前記機器の停止を手
    動スイッチにより行う場合、前記警報装置の起動及び
    停止並びに前記機器の起動を、前記第一の酸素濃度レベ
    ルより高い第二の酸素濃度レベルで行うとともに、前記
    機器の停止を前記第二の酸素濃度レベルより高い第三の
    酸素濃度レベルで行う場合、及び前記警報装置の起動
    及び停止並びに前記機器の起動を、前記第二の酸素濃度
    レベルで行うとともに、前記機器の停止を手動スイッチ
    により行う場合のいずれかを選択する手段を有すること
    を特徴とする警報機能付き酸素濃度検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の警報機能付き酸
    素濃度検知装置において、異なる酸素濃度レベルのう
    ち、高く設定すべき酸素濃度レベルが低く入力された場
    合には、少なくとも前記高く設定すべき酸素濃度レベル
    に次ぐ高さに設定すべき酸素濃度レベルの値に修正する
    手段を有することを特徴とする警報機能付き酸素濃度検
    知装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10101968C1 (de) * 2001-01-17 2002-08-08 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Detektieren eines lebensbedrohlichen Zustandes der Umgebungsluft
JP2003272847A (ja) * 2002-03-20 2003-09-26 Seiko Epson Corp チャンバ装置、これを備えた電気光学装置および有機el装置
JP2007068569A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Ngk Spark Plug Co Ltd 酸素濃縮器
JP2017067389A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 リンナイ株式会社 換気システム
JP2021043553A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 エスペック株式会社 低酸素環境用警報システム及び低酸素環境形成装置

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