JPH075709B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH075709B2 JPH075709B2 JP13840087A JP13840087A JPH075709B2 JP H075709 B2 JPH075709 B2 JP H075709B2 JP 13840087 A JP13840087 A JP 13840087A JP 13840087 A JP13840087 A JP 13840087A JP H075709 B2 JPH075709 B2 JP H075709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- moles
- epoxy
- composition according
- phenolic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた耐湿熱特性、耐衝撃後圧縮特性を与える
プリプレグ用エポキシ樹脂組成物に関するものであり、
当該樹脂組成物から得られる複合材料は航空機を始め自
動車、一般工業用途に使用しうるものである。
プリプレグ用エポキシ樹脂組成物に関するものであり、
当該樹脂組成物から得られる複合材料は航空機を始め自
動車、一般工業用途に使用しうるものである。
従来複合材料用マトリックス樹脂としてはエポキシ樹脂
がその接着性、高剛性の為多用されて来た。中でも高性
能構造用マトリックス樹脂としてはN,N,N′,N′−テト
ラグリシジルジアミノジフエニルメタン、4,4′−ジア
ミノジフエニルスルホンを主成分とする組成物が1972年
来広く使用されて来たところであった。
がその接着性、高剛性の為多用されて来た。中でも高性
能構造用マトリックス樹脂としてはN,N,N′,N′−テト
ラグリシジルジアミノジフエニルメタン、4,4′−ジア
ミノジフエニルスルホンを主成分とする組成物が1972年
来広く使用されて来たところであった。
しかるにこの組成物から得られる複合材料は吸湿後の高
温圧縮度は比較的高いもののマトリックス樹脂の伸びが
小さい為に最近の高伸度補強用繊維、例えば1.5%以上
の破断伸度を有する炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊
維等に追従出来ず引張り伸度が補強用繊維より低い欠点
を有していた。又衝撃後の圧縮強度が極めて低く、一次
構造用素材として用いるには全く不十分な材料であっ
た。
温圧縮度は比較的高いもののマトリックス樹脂の伸びが
小さい為に最近の高伸度補強用繊維、例えば1.5%以上
の破断伸度を有する炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊
維等に追従出来ず引張り伸度が補強用繊維より低い欠点
を有していた。又衝撃後の圧縮強度が極めて低く、一次
構造用素材として用いるには全く不十分な材料であっ
た。
本発明者らは上記に鑑み、優れた耐湿熱特性、高い補強
材利用率、耐衝撃後圧縮特性を有する複合材を与えるプ
リプレグ用エポキシ樹脂組成物に関し、鋭意検討の結
果、本発明に到達したものである。
材利用率、耐衝撃後圧縮特性を有する複合材を与えるプ
リプレグ用エポキシ樹脂組成物に関し、鋭意検討の結
果、本発明に到達したものである。
即ち本発明の要旨とするところは (A) 2官能エポキシ樹脂 (B) 3官能エポキシ樹脂 (C) 下式で示されるフエノール化合物 (但し、X1〜X8はBr,Cl,Hを示し、そのうち4以上はBr
又はCl、R1,R2はH又はCH3を各表す) (D) 4,4′−ジアミノジフエニルスルホン又は3,3′
−ジアミノジフエニルスルホン を必須成分として含有するエポキシ樹脂組成物である。
又はCl、R1,R2はH又はCH3を各表す) (D) 4,4′−ジアミノジフエニルスルホン又は3,3′
−ジアミノジフエニルスルホン を必須成分として含有するエポキシ樹脂組成物である。
これらの組成物のうち、一部もしくはすべての(A)お
よびすべての(B)とすべての(C)とを、予め(C)
のフエノール性OHの80%以上を(A),(B)のエポキ
シ基と予備反応させることは好ましいことである。
よびすべての(B)とすべての(C)とを、予め(C)
のフエノール性OHの80%以上を(A),(B)のエポキ
シ基と予備反応させることは好ましいことである。
更に本発明は上記エポキシ樹脂組成物に強化繊維を含む
エポキシ樹脂組成物にある。
エポキシ樹脂組成物にある。
本発明において用いられる(A)2官能エポキシ樹脂と
しては、ビスフエノールA型エポキシ樹脂、ビスフエノ
ールF型エポキシ樹脂、それらのブロム化エポキシ樹
脂、ビスフエノールS型エポキシ樹脂等が挙げられる。
しては、ビスフエノールA型エポキシ樹脂、ビスフエノ
ールF型エポキシ樹脂、それらのブロム化エポキシ樹
脂、ビスフエノールS型エポキシ樹脂等が挙げられる。
靭性向上の為には、中でもビスフエノールA型エポキシ
樹脂、ビスフエノールF型エポキシ樹脂を主成分として
用いることが望ましい。又これらの成分(A)のその他
エポキシ樹脂(B)とのモル比は(A)/(B)=1/0.
1〜1/1.2であり、好ましくは1/0.2〜1/1.0である。この
範囲より多い場合には耐熱性が低下する他、耐薬品性が
低下する為好ましくない。又この範囲より少ない場合に
は靭性伸びが不足する為好ましくない。
樹脂、ビスフエノールF型エポキシ樹脂を主成分として
用いることが望ましい。又これらの成分(A)のその他
エポキシ樹脂(B)とのモル比は(A)/(B)=1/0.
1〜1/1.2であり、好ましくは1/0.2〜1/1.0である。この
範囲より多い場合には耐熱性が低下する他、耐薬品性が
低下する為好ましくない。又この範囲より少ない場合に
は靭性伸びが不足する為好ましくない。
本発明に用いられる3官能エポキシ樹脂(B)として
は、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、例えばN,N,O−
トリグリシジル−p−又はm−アミノフエノール、N,N,
O−トリグリシジル−4−アミノ−m−又は−5−アミ
ノ−o−クレゾール、1,1,1−(トリグリシジルオキシ
フエニル)メタン等が挙げられる。
は、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、例えばN,N,O−
トリグリシジル−p−又はm−アミノフエノール、N,N,
O−トリグリシジル−4−アミノ−m−又は−5−アミ
ノ−o−クレゾール、1,1,1−(トリグリシジルオキシ
フエニル)メタン等が挙げられる。
中でもN,N,O−トリグリシジル−p−又はm−アミノフ
エノール、N,N,O−トリグリシジル−4−アミノ−m−
又は−5−アミノ−o−クレゾールが好ましく用いられ
る。
エノール、N,N,O−トリグリシジル−4−アミノ−m−
又は−5−アミノ−o−クレゾールが好ましく用いられ
る。
本発明で用いられるフエノール化合物(C)としては、
テトラブロムビスフエノールA、テトラブロムビスフエ
ノールF、オクタクロムビスフエノールA、ヘキサブロ
ムビスフエノールA等が挙げられる。
テトラブロムビスフエノールA、テトラブロムビスフエ
ノールF、オクタクロムビスフエノールA、ヘキサブロ
ムビスフエノールA等が挙げられる。
(D)成分の硬化剤としては、4,4′−ジアミノジフエ
ニルスルホンが好ましく用いられる。
ニルスルホンが好ましく用いられる。
(E)成分の補強用繊維としては、炭素繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維、ボロン繊維、シリコンカーバイド繊
維等が挙げられる。
維、アラミド繊維、ボロン繊維、シリコンカーバイド繊
維等が挙げられる。
エポキシ樹脂(A)(B)に対する(C)は、エポキシ
基/フエノール性OH基の比が1/0.1〜1/0.7であることが
好ましく、フエノール性OH基が1/0.1より大きいと充分
な耐水性と靭性が得られない為適当でなく、1/0.7より
小さいと架橋度が低下して耐熱性、耐溶剤性が低下する
為好ましくない。より好ましくは1/0.3〜1/0.6である。
基/フエノール性OH基の比が1/0.1〜1/0.7であることが
好ましく、フエノール性OH基が1/0.1より大きいと充分
な耐水性と靭性が得られない為適当でなく、1/0.7より
小さいと架橋度が低下して耐熱性、耐溶剤性が低下する
為好ましくない。より好ましくは1/0.3〜1/0.6である。
又、エポキシ樹脂(A)のすべてもしくは一部と(B)
のすべてとすべての(C)とを、予め(C)のフエノー
ル性OHの80%以上、より好ましくは90%以上とを反応さ
せることが好ましい。これより低い反応率では樹脂組成
物の耐衝撃性が低下する為、上記の程度予備反応させる
ことが好ましい。
のすべてとすべての(C)とを、予め(C)のフエノー
ル性OHの80%以上、より好ましくは90%以上とを反応さ
せることが好ましい。これより低い反応率では樹脂組成
物の耐衝撃性が低下する為、上記の程度予備反応させる
ことが好ましい。
(C)との予備反応に使用する一部もしくはすべての
(A)、すべての(B)とのエポキシ基のモル比は
(A)/(B)=1/0.2〜1/1.4、より好ましくは1/0.4
〜1/1.2である。1/0.2より大きいと充分な耐熱性、耐水
性、耐溶剤性が得られず好ましくない。又、1/1.4より
小さいと予備反応下にゲル化を起こす為好ましくない。
(A)、すべての(B)とのエポキシ基のモル比は
(A)/(B)=1/0.2〜1/1.4、より好ましくは1/0.4
〜1/1.2である。1/0.2より大きいと充分な耐熱性、耐水
性、耐溶剤性が得られず好ましくない。又、1/1.4より
小さいと予備反応下にゲル化を起こす為好ましくない。
更に予備反応に使用するエポキシ総モル数と(C)フエ
ノール性OHモル数の比、即ち は1/0.2〜1/1とすることが好ましく、より好ましくは1/
0.3〜1/0.8である。1/0.2より大きいと充分な耐水性や
靭性が得られず好ましくない。又、1/1より小さいと予
備反応時粘度が高くなり扱い性に難がある。
ノール性OHモル数の比、即ち は1/0.2〜1/1とすることが好ましく、より好ましくは1/
0.3〜1/0.8である。1/0.2より大きいと充分な耐水性や
靭性が得られず好ましくない。又、1/1より小さいと予
備反応時粘度が高くなり扱い性に難がある。
一方(A)(B)(C)に対する(D)の使用量は全エ
ポキシ基のモル数から(C)のフエノール性OHのモル数
を差し引いたものと(D)のNH基のモル数の比を1/0.5
〜1/1.2として用いることが好ましい。1/0.5より大きい
と硬化が不十分となり、耐溶剤性、耐熱性に難があり、
1/1.2より小であると耐水性が低下すると共に耐溶剤性
が低下するので難がある。
ポキシ基のモル数から(C)のフエノール性OHのモル数
を差し引いたものと(D)のNH基のモル数の比を1/0.5
〜1/1.2として用いることが好ましい。1/0.5より大きい
と硬化が不十分となり、耐溶剤性、耐熱性に難があり、
1/1.2より小であると耐水性が低下すると共に耐溶剤性
が低下するので難がある。
本発明の樹脂組成物には、他の成分として無機充てん
剤、例えばシリカ粉末、アエロジル、マイクロバルーン
や難燃剤としての三酸化アンチモン等の他、流れ性制御
の目的で末端フエノールのポリエーテルスルホン、ポリ
スルホン、ポリビニルブチラート、ポリエーテルイミド
等を併用することもさしつかえない。
剤、例えばシリカ粉末、アエロジル、マイクロバルーン
や難燃剤としての三酸化アンチモン等の他、流れ性制御
の目的で末端フエノールのポリエーテルスルホン、ポリ
スルホン、ポリビニルブチラート、ポリエーテルイミド
等を併用することもさしつかえない。
又、補強用繊維はミルドフアイバー、チヨツブドフアイ
バー、一方向シート状、織物状の形態で用いることも可
能である。
バー、一方向シート状、織物状の形態で用いることも可
能である。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。部は重量
部を表す。
部を表す。
実施例1 ビスフエノールFジグリシジルエーテル(商品名) エ
ピコート807、エポキシ当量170、油化シエルエポキシ
(株)製)100部、N,N,O−トリグリシジル−p−アミノ
フエノール(エポキシ当量106)18.7部、2,2−ビス(3,
5−ジブロモ−4−ヒドロキシフエニル)プロパン41.6
部を120℃で混合溶解した後、60℃として4,4′−ジアミ
ノジフエニルスルホン37.9部と酸化珪素微粉末(Aerosi
l 380、日本アエロジル(株)2.4部を加えニーダーに
よりよく混合して樹脂組成物(I)を得た。この組成物
(I)を2mm板となる様ガラス板にはさみ、180℃で2時
間硬化し樹脂板を得た。又この樹脂組成物(I)を60℃
に加熱下ドクターナイフで離型紙上に流延し、78g/m2の
ホツトメルトトフイルムを作製した。このフイルム上に
一方向に引き揃えた炭素繊維(パイロフイルM−1、三
菱レイヨン(株)製商標)を当て、温度と圧力により樹
脂を繊維に含浸せしめ、糸目付145g/m2、樹脂含有率35
重量%の一方向プリプレグを作成した。このプリプレグ
を〔0゜〕16及び〔+45゜/0゜/−45゜/90゜〕4Sの擬
等方性に積層し、180℃で2時間、圧力5kgG/cm2のオー
トクレーブ中で硬化せしめ複合材料パネルを得た。それ
らについての試験結果を表1に示した。
ピコート807、エポキシ当量170、油化シエルエポキシ
(株)製)100部、N,N,O−トリグリシジル−p−アミノ
フエノール(エポキシ当量106)18.7部、2,2−ビス(3,
5−ジブロモ−4−ヒドロキシフエニル)プロパン41.6
部を120℃で混合溶解した後、60℃として4,4′−ジアミ
ノジフエニルスルホン37.9部と酸化珪素微粉末(Aerosi
l 380、日本アエロジル(株)2.4部を加えニーダーに
よりよく混合して樹脂組成物(I)を得た。この組成物
(I)を2mm板となる様ガラス板にはさみ、180℃で2時
間硬化し樹脂板を得た。又この樹脂組成物(I)を60℃
に加熱下ドクターナイフで離型紙上に流延し、78g/m2の
ホツトメルトトフイルムを作製した。このフイルム上に
一方向に引き揃えた炭素繊維(パイロフイルM−1、三
菱レイヨン(株)製商標)を当て、温度と圧力により樹
脂を繊維に含浸せしめ、糸目付145g/m2、樹脂含有率35
重量%の一方向プリプレグを作成した。このプリプレグ
を〔0゜〕16及び〔+45゜/0゜/−45゜/90゜〕4Sの擬
等方性に積層し、180℃で2時間、圧力5kgG/cm2のオー
トクレーブ中で硬化せしめ複合材料パネルを得た。それ
らについての試験結果を表1に示した。
複合材の耐熱水性は0゜16層の積層材コンポジツトを71
℃の水中に14日間放置した後ASTM695に従って82℃で0
゜方向の圧縮試験をすることにより求めた。
℃の水中に14日間放置した後ASTM695に従って82℃で0
゜方向の圧縮試験をすることにより求めた。
また、耐衝撃性はNASA RP1092に準拠してパネル寸法
4″×6″の板を3″×5″の穴のあいた台上に固定し
て、その中心に1/2″Rのノーズをつけた4.9kgの分銅を
落下せしめ、板厚1インチ当り1500lb・inの衝撃を加え
た後そのパネルを圧縮試験することにより求めた。
4″×6″の板を3″×5″の穴のあいた台上に固定し
て、その中心に1/2″Rのノーズをつけた4.9kgの分銅を
落下せしめ、板厚1インチ当り1500lb・inの衝撃を加え
た後そのパネルを圧縮試験することにより求めた。
樹脂の扱い性は樹脂組成物(I)の室温での柔らかさに
より判定した。耐メチルエチルケトン性(耐MEK性)は
樹脂硬化物の室温下7日メチルエチルケトン浸漬後の外
観変化により判定し、変化のないものを○、大のものを
×とした。
より判定した。耐メチルエチルケトン性(耐MEK性)は
樹脂硬化物の室温下7日メチルエチルケトン浸漬後の外
観変化により判定し、変化のないものを○、大のものを
×とした。
実施例2〜6、比較例1〜6 実施例1のエピコート807、N,N,O−トリグリシジルr−
p−アミノフエノール、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフエニル)プロパン、4,4′−ジアミノジ
フエニルスルホンの配合比を変えて実施例1と同様の実
験をして併せて表1に示した。
p−アミノフエノール、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフエニル)プロパン、4,4′−ジアミノジ
フエニルスルホンの配合比を変えて実施例1と同様の実
験をして併せて表1に示した。
本結果よりA/Bエポキシモル比に適正域のあること、A
+B/C(AとBの全エポキシモル数とCのフエノール性O
Hモル数との比)、A+B−C/D(A,B全エポキシモル数
からCのフエノール性OHモル数を引いたものとDのアミ
ンのNH官能基モル数の比)に適正域のあることがわか
る。
+B/C(AとBの全エポキシモル数とCのフエノール性O
Hモル数との比)、A+B−C/D(A,B全エポキシモル数
からCのフエノール性OHモル数を引いたものとDのアミ
ンのNH官能基モル数の比)に適正域のあることがわか
る。
実施例7 実施例1において、エピコート807の代りにエピコート8
28(ビスフエノールAジグリシジルエーテル型エポキ
シ、油化シエルエポキシ(株)製商品名、エポキシ当量
188)とエピコート807の1:2重量比の混合物を用いる他
は同様にして試験した結果を表1に示した。
28(ビスフエノールAジグリシジルエーテル型エポキ
シ、油化シエルエポキシ(株)製商品名、エポキシ当量
188)とエピコート807の1:2重量比の混合物を用いる他
は同様にして試験した結果を表1に示した。
実施例8 実施例7において、硬化剤として4,4′−ジアミノジフ
エニルスルホンの代りに4,4′−ジアミノジフエニルス
ルホンとジシアンジアミドの10/1重量比混合物を用いる
他は同様にして試験した結果を表1に示した。
エニルスルホンの代りに4,4′−ジアミノジフエニルス
ルホンとジシアンジアミドの10/1重量比混合物を用いる
他は同様にして試験した結果を表1に示した。
実施例9〜15 実施例7のN,N,O−トリグリシジル−p−アミノフエノ
ールの代りにN,N,,O−トリグリシジル−m−アミノフエ
ノール、N,N,O−トリグリシジル−4−アミノ−m−ク
レゾール、N,N,O−トリグリシジル−5−アミノ−o−
クレゾール、1,1,1−(トリグリシジルオキシフエニ
ル)メタンを用いて配合比を変えて同様の実験をし表2
に示した。
ールの代りにN,N,,O−トリグリシジル−m−アミノフエ
ノール、N,N,O−トリグリシジル−4−アミノ−m−ク
レゾール、N,N,O−トリグリシジル−5−アミノ−o−
クレゾール、1,1,1−(トリグリシジルオキシフエニ
ル)メタンを用いて配合比を変えて同様の実験をし表2
に示した。
実施例16,17 実施例1の系のフエノール化合物(C)、硬化剤(D)
を変えて実験した結果を表2に示した。
を変えて実験した結果を表2に示した。
実施例18 実施例1の組成を用いるが、エピコート807を2つに分
けて一部を予備重合せしめて使用した。即ち、エピコー
ト807 30部、N,N,O−−トリグリシジル−p−アミノフ
エノール18.7部、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4ヒヒド
ロキシフエニル)プロパン41.6部を130℃で2時間反応
せしめて後、60℃迄冷却し、のこりのエピコート807 7
0部、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン37.9部を加
え、更にAerosil 380 2.4部を加えてニーダー(60℃
に保温)中でよく混合して樹脂組成物(II)を得た。こ
の組成物(II)を実施例1の組成物(I)の代りに用い
る他は同様にして樹脂板及びコンポジツトの試験に供し
た。結果を表3に示した。
けて一部を予備重合せしめて使用した。即ち、エピコー
ト807 30部、N,N,O−−トリグリシジル−p−アミノフ
エノール18.7部、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4ヒヒド
ロキシフエニル)プロパン41.6部を130℃で2時間反応
せしめて後、60℃迄冷却し、のこりのエピコート807 7
0部、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン37.9部を加
え、更にAerosil 380 2.4部を加えてニーダー(60℃
に保温)中でよく混合して樹脂組成物(II)を得た。こ
の組成物(II)を実施例1の組成物(I)の代りに用い
る他は同様にして樹脂板及びコンポジツトの試験に供し
た。結果を表3に示した。
実施例19〜26、比較例7〜11 実施例18の系のエピコート807、N,N,O−トリグリシジル
−p−アミノフエノール、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフエニル)プロパン、4,4′−ジアミノ
ジフエニルスルホンの混合比を変えて実施例18と同様の
実験をして併せて表3に示した。
−p−アミノフエノール、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−
4−ヒドロキシフエニル)プロパン、4,4′−ジアミノ
ジフエニルスルホンの混合比を変えて実施例18と同様の
実験をして併せて表3に示した。
実施例1と実施例18,23,24,25の対比より、同様の系で
は予備反応反応率を80%以上とすることが衝撃後の圧縮
強度の向上に有効であることがわかる。
は予備反応反応率を80%以上とすることが衝撃後の圧縮
強度の向上に有効であることがわかる。
又、予備反応して使用する場合にもA/Bエポキシモル
比、A+B/C(予備反応に用いるAとBの全エポキシモ
ル数とCのフエノール性OHモル数との比)A+B+A′
/C(予備反応及び予備反応をしないエポキシ全モル数と
Cのフエノール性OHモル数との比)、A+B+A′−C/
D(全エポキシモル数からCのフエノール性OHモル数を
差し引いたモル数とDのアミンのNH官能基モル数の比)
に適正域のあることがわかる。
比、A+B/C(予備反応に用いるAとBの全エポキシモ
ル数とCのフエノール性OHモル数との比)A+B+A′
/C(予備反応及び予備反応をしないエポキシ全モル数と
Cのフエノール性OHモル数との比)、A+B+A′−C/
D(全エポキシモル数からCのフエノール性OHモル数を
差し引いたモル数とDのアミンのNH官能基モル数の比)
に適正域のあることがわかる。
実施例27 実施例18において、予備反応に使用する2官能エポキシ
樹脂、エピコート807の代りにエピコート828を用いる他
は同様にして試験し結果を表3に併せて示した。
樹脂、エピコート807の代りにエピコート828を用いる他
は同様にして試験し結果を表3に併せて示した。
比較例12 実施例1において、樹脂組成物(I)の代りにN,N,N′,
N′−テトラグリシジルジアミノジフエニルメタン100
部、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン55部を130℃で
30分混合撹拌したものを用いる他は実施例1同様にして
実験した結果を表2に示した。
N′−テトラグリシジルジアミノジフエニルメタン100
部、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン55部を130℃で
30分混合撹拌したものを用いる他は実施例1同様にして
実験した結果を表2に示した。
フロントページの続き (72)発明者 久保 隆俊 広島県大竹市御幸町20−1 三菱レイヨン 株式会社内 審査官 冨士 良宏 (56)参考文献 特開 昭59−217721(JP,A) 特開 昭61−163926(JP,A) 特開 昭62−265277(JP,A) 特開 昭60−38421(JP,A) 特開 昭61−19621(JP,A) 特開 昭60−53524(JP,A) 特開 昭58−122927(JP,A) 特開 昭58−74726(JP,A)
Claims (11)
- 【請求項1】下記成分(A)(B)(C)(D)を必須
成分として含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成
物 (A) 2官能エポキシ樹脂 (B) 3官能エポキシ樹脂 (C) 下式で示されるフエノール化合物 (但し、X1〜X8はBr,Cl,Hを示し、そのうち4以上はBr
又はCl、R1,R2はH又はCH3を各表す) (D) 4,4′−ジアミノジフエニルスルホン又は3,3′
−ジアミノジフエニルスルホン - 【請求項2】(A)2官能エポキシ樹脂がビスフエノー
ルA型およびもしくはビスフエノールF型のエポキシ樹
脂であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
組成物 - 【請求項3】(B)3官能エポキシ樹脂がN,N,O−トリ
グリシジル−p−又はm−アミノフエノール、1,1,1−
(トリグリシジルオキシフエニル)メタン、N,N,O−ト
リグリシジル−4−アミノ−m−又は5−アミノ−o−
クレゾールの一種もしくは二種以上の混合物であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の組成物 - 【請求項4】(C)成分としてテトラブロムビスフエノ
ールAを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の組成物 - 【請求項5】(A)/(B)のエポキシ基のモル比が1/
0.1〜1/1.2、好ましくは1/0.2〜1/1.0であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の組成物 - 【請求項6】(C)の使用量は(A)と(B)のエポキ
シ基に対する(C)のフエノール性OHに対する比が1/0.
1〜1/0.7であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の組成物 - 【請求項7】(D)の使用量は(A),(B)のエポキ
シ基モル数から(C)のフエノール性OH基モル数を差し
引いたものと(D)のNH基のモル数の比を1/0.5〜1/1.2
として用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の組成物 - 【請求項8】(A)のすべてもしくは一部と(B)のす
べてとを混合し、これと(C)のすべてとを予備反応せ
しめ、少なくとも(C)のフエノール性OHの80%を予備
反応せしめて使用することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の組成物 - 【請求項9】予備反応して使用する(A)/(B)のエ
ポキシ基のモル比は1/0.2〜1/1.4とし、(C)の使用量
を(A),(B)のエポキシ基のモル数の和と(C)の
フエノール性OHとのモル比を1/0.2〜1/1とすることを特
徴とする特許請求の範囲第8項記載の組成物 - 【請求項10】(D)の使用量がすべての(A)および
(B)のエポキシ基モル数から(C)のフエノール性OH
基モル数を差し引いたものと(D)のNH基のモル数の比
を1/0.5〜1/1.2として用いることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の組成物 - 【請求項11】下記成分(A)(B)(C)(D)
(E)を必須成分として含有することを特徴とするエポ
キシ樹脂組成物 (A) 2官能エポキシ樹脂 (B) 3官能エポキシ樹脂 (C) 下式で示されるフエノール化合物 (但し、X1〜X8はBr,Cl,Hを示し、そのうち4以上はBr
又はCl、R1,R2はH又はCH3を各表す) (D) 4,4′−ジアミノジフエニルスルホン又は3,3′
−ジアミノジフエニルスルホン (E) 補強用繊維
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13840087A JPH075709B2 (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | エポキシ樹脂組成物 |
PCT/JP1988/001212 WO1990006334A1 (en) | 1987-06-02 | 1988-11-30 | Epoxy resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13840087A JPH075709B2 (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63301221A JPS63301221A (ja) | 1988-12-08 |
JPH075709B2 true JPH075709B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=15221068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13840087A Expired - Fee Related JPH075709B2 (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075709B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000039188A1 (fr) | 1998-12-25 | 2000-07-06 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Composition de resine epoxyde, preimpregne, et rouleau a base de resine renforcee avec des fibres de renforcement |
-
1987
- 1987-06-02 JP JP13840087A patent/JPH075709B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63301221A (ja) | 1988-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4500660A (en) | Epoxy resin composition | |
US4482660A (en) | Prepreg for making a composite having high elongation and heat resistance and process for making such composite with the prepreg | |
JPWO2008133054A1 (ja) | 樹脂組成物、及びプリプレグ | |
WO2006046534A1 (ja) | 耐熱複合材料 | |
KR970006672B1 (ko) | 에폭시 수지 조성물 및 이를 사용하는 복합재료용 프리프레그 | |
EP0256130B1 (en) | Prepreg and its composite | |
JP2829369B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP3026372B2 (ja) | 複合材料中間体 | |
KR940001169B1 (ko) | 에폭시 수지 조성물 | |
JPH075709B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP2676390B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP2004292594A (ja) | エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 | |
JPH075710B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPH075711B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPH075712B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPH0751615B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPH0751616B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPH02124919A (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPH0610249B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
US5179139A (en) | Dihydroxybiphenyl-advanced epoxy resin blends | |
WO1990006334A1 (en) | Epoxy resin composition | |
JP2696953B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物およびプリプレグ | |
JP3400881B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JPS59217721A (ja) | 炭素繊維プリプレグ用エポキシ樹脂組成物 | |
JPS6346100B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |