JPH0756984A - 半導体集積回路のレイアウト設計方法 - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト設計方法

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JPH0756984A
JPH0756984A JP5202431A JP20243193A JPH0756984A JP H0756984 A JPH0756984 A JP H0756984A JP 5202431 A JP5202431 A JP 5202431A JP 20243193 A JP20243193 A JP 20243193A JP H0756984 A JPH0756984 A JP H0756984A
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JP
Japan
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basic cell
clock
semiconductor integrated
integrated circuit
basic
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JP5202431A
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Inventor
Atsunobu Nakamura
厚信 中村
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路内部でのクロック信号のスキ
ューの低減を図りながら、レイアウアト設計の能率を向
上する。 【構成】 クロック信号を入力する基本セル18の個数
から、クロックドライバとして用いるクロックドライバ
用基本セル列16a の列数を見積る。他の基本セル列1
6を用いて、クロック信号に関するもの以外の配置配線
設計を行った後、前記クロックドライバ用基本セル列1
6a を挿入配置し、クロックラインの配線設計を行う。
クロックドライバ用基本セル列16a 中の多数の基本セ
ルを用いるので、又、該基本セル列を適所へと挿入配置
するので、クロック信号のにスキューが低減される。
又、特殊な基本セルを用いず、又基本セル列単位にクロ
ックドライバの配置配線を行うので、設計能率が向上さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路を構成するた
めの複数個の基本セルを配列した基本セル列が複数列設
けられ、各基本セル間を配線接続することで、所望の論
理回路を作り込むようにした半導体集積回路のレイアウ
ト設計方法に係り、特に、半導体集積回路の内部の各部
で用いるクロック信号のスキューの低減を図りながら、
より能率良く設計することができる半導体集積回路のレ
イアウト設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路に作り込まれるもの等、
論理回路は、非同期式順序回路と、同期式順序回路とに
分類することがある。この非同期式順序回路は、出力を
現在の入力のみでは定めず、その時点での入力や該順序
回路の過去の履歴に依存して定めると共に、その入力や
その順序回路の状態が変化した場合には、逐次その出力
を変化するというものである。このような非同期式順序
回路の設計時においては、競合条件やハザードに関して
注意が必要である。
【0003】一方、前述の同期式順序回路は、その出力
の状態変化や、場合によってはその内部の状態変化を、
所定のクロック信号を用いて同期させている。このた
め、前述の非同期式順序回路の場合に比べて、同期式順
序回路とした場合の方が、論理回路の設計は一般的に容
易である。しかしながら、このような同期式順序回路に
おいて、クロック信号の分配時に、スキューが問題とな
るような場合がある。このような場合には、分配される
クロック信号の一部を遅延させて、スキュー調整が行わ
れる。又、前記クロック信号は、このような同期式順序
回路内部で多く用いられるものである。従って、論理回
路内の各部へと、前記クロック信号を出力し供給するた
めに、クロックバッファ等の出力の駆動能力を大きくす
る必要がある。
【0004】図5は、従来の半導体集積回路チップの模
式的なレイアウト図である。
【0005】この図5に示される従来の半導体集積回路
チップ1a においては、そのチップ周辺には、多数の入
力用基本セル24や図示されない多数の出力用基本セル
が配置されている。又、それぞれの前記入力用基本セル
24には、入力用ボンディングパッド22及び図示され
ぬ入力バッファゲートが作り込まれている。
【0006】又、前記半導体集積回路チップ1a の内部
には、内部ゲート領域3が設けられている。主として、
該内部ゲート領域3へと、組み込もうとする論理回路が
作り込まれる。例えばこの図5においては、該内部ゲー
ト領域3へと、合計7個のバッファゲート42による所
定の論理回路、即ち、クロックツリーが作り込まれてい
る。
【0007】このようなクロックツリーによれば、例え
ば最終的にクロック信号を入力する基本セルまでの前記
バッファゲート42の段数を揃えることで、前述のよう
なクロックスキューの問題を低減することができる。
又、このようなクロックツリーでは、このように多数の
前記バッファゲート42を用いることで、対象となる論
理回路各部のクロック信号を入力する多数の基本セルに
対して、安定してクロック信号を供給することができ
る。即ち、クロック信号を供給するための出力駆動能力
の不足を避けることができる。
【0008】一方、特開昭62−150844では、ゲ
ートアレイのようなマスタスライス方式の論理LSI
(large scale integrated circuit )等におい
て、その内部の一般的な基本セルとは別個に、これより
も大きな駆動能力を有する回路を構成可能な第2の基本
セルを配設した特殊基本セル列を設けるという技術が開
示されている。この特開昭62−150844によれ
ば、クロックバッファを構成する際、特殊基本セル内の
MOS(metal oxide semiconductor )トランジス
タを複数個並列に使うことで、チップサイズが必要以上
に大きくなってしまったり、所望の動作速度が得られな
くなってしまうという問題を解決することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
5に示されるもの等、前述のクロックツリーを用いるも
のでは、クロックツリーを設計する必要があるため、設
計者の負担を増加させてしまうという問題がある。例え
ば、このようなクロックツリーを構成する多数のバッフ
ァゲートの半導体集積回路上での配置設計や、このよう
なクロックツリーに係る配線設計等の負担が生じてしま
う。
【0010】又、前述の特開昭62−150844にお
いても、一般的な基本セルより大きな駆動力を有する基
本セルを開発しておかなければならず、設計上の負担が
増加してしまうという問題がある。
【0011】又、このような駆動能力を増加させた基本
セルが配設された前記特殊基本セル列は、当該特開昭6
2−150844では、定まった列数のものが、その半
導体集積回路中央部に予め配設されているものとされて
いる。このため、その半導体集積回路に作り込もうとす
る論理回路で多くのクロック信号を必要とする場合に
は、このような予め定められた列数の前記特殊基本セル
列だけでは、駆動能力が不足してしまう恐れがある。
【0012】又、半導体集積回路に作り込む論理回路に
よっては、クロック信号を入力する基本セルの半導体集
積回路上での分布が偏ってしまう場合も少なくない。こ
の場合には、前記特殊基本セル列がその半導体集積回路
上の略中央に配設されてしまっていると、能率良くクロ
ック信号を分配することはできなくなってしまったり、
スキューが低減できなくなってしまう。
【0013】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、半導体集積回路の内部の各部で用い
るクロック信号のスキューの低減を図りながら、より能
率良く設計することができる半導体集積回路のレイアウ
ト設計方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、論理回路を構
成するための複数個の基本セルを配列した基本セル列が
複数列設けられ、各基本セル間を配線接続することで、
所望の論理回路を作り込むようにした半導体集積回路の
レイアウト設計方法において、クロックドライバからク
ロック信号を入力する負荷の大きさから、該クロックド
ライバとして用いるクロックドライバ用基本セル列とさ
れる、前記基本セル列の列数を見積り、前記クロックド
ライバ用基本セル列以外の、論理生成基本セル列とされ
る前記基本セル列を用いて、作り込む所望の論理回路の
うち、前記クロックドライバ以外及びこの出力に接続さ
れる各基本セルへのクロックライン以外の配置配線設計
を行い、前記クロック信号を入力する基本セルの半導体
集積回路上での分布を配慮しながら、複数の前記論理生
成基本セル列の列間に、前記クロックドライバ用基本セ
ル列を挿入配置し、挿入配置された該クロックドライバ
用基本セル列に対して、前記クロックラインの配線設計
を行うことにより、前記課題を達成したものである。
【0015】
【作用】論理回路を構成するための複数個の基本セルを
配列した基本セル列が複数列設けられ、各基本セル間を
配線接続することで、所望の論理回路を作り込むように
した半導体集積回路(以降、マスタスライス半導体集積
回路と総称する)には、例えばゲートアレイがある。該
ゲートアレイは、配線層よりも下層は共通化され、一方
配線層以降の工程をカスタム化することで、半導体集積
回路のTAT(turn around time)の短縮や、設計又
製造に要するコストの低減等を図ったものである。この
ようなゲートアレイを含め、前記マスタスライス半導体
集積回路においては、このようにTATの短縮やコスト
の低減が可能とされており、比較的少量の生産しかされ
ない半導体集積回路に多く用いられている。
【0016】本発明は、このような特徴を有するマスタ
スライス半導体集積回路において、前述の特開昭62−
150844等のように特殊基本セル、又該特殊基本セ
ルが配列された前記特殊基本セル列を備えることが、設
計能率を低下させてしまう等の点で問題を有しているこ
とに着目してなされたものである。即ち、本発明は、前
記マスタスライス半導体集積回路が備える基本セルのみ
を用いながら、その半導体集積回路の内部の各部へクロ
ック信号を供給する際に、該クロック信号のスキューの
低減を図りながら、その設計能率をより向上できるレイ
アウト設計方法を見出してなされたものである。
【0017】本発明の半導体集積回路のレイアウト設計
方法においては、特に、半導体集積回路の内部の各部で
用いるクロック信号を出力する回路(以降、クロックド
ライバと称する)として、そのマスタスライス半導体集
積回路が従来から有する基本セルをその基本セル列単位
で用いるようにしている。このように基本セルをその基
本セル列単位で用いることで、その駆動能力を増加させ
ることができる。又、このように基本セル列単位で用い
ることで、前述のようなクロックツリーを用いる場合の
ような、バッファゲートの配置に関する設計上の繁雑さ
をより低減することが可能となっている。例えば、基本
セル単位で用いることに比べ、設計上の繁雑さをより低
減することができる。
【0018】更に、本発明においては、前記クロックド
ライバ用基本セル列の配置を、該クロックドライバ用基
本セル列以外の他の基本セル列(以降、論理生成基本セ
ルと称する)を用いて、その半導体集積回路に作り込も
うとする所望の論理回路のうち、前記クロックドライバ
及びこの出力に接続される各基本セルへのクロックライ
ン以外の配置配線設計を行うようにしている。
【0019】又、このような前記論理生成基本セルを用
いた配置配線設計の後に、まず、複数の前記論理生成基
本セル列の列間へと、前記クロックドライバ用基本セル
列を挿入配置するようにしている。このような挿入配置
によって、該クロックドライバ用基本セル列の配置が定
まる。
【0020】又、該クロックドライバ用基本セル列の挿
入配置の際には、前記クロック信号を入力基本セルの半
導体集積回路上での分布を配慮するようにする。例え
ば、前記クロック信号を入力する基本セルが半導体集積
回路上で偏った分布がされている場合、このような前記
クロック信号を入力する基本セルが集中している場所等
を配慮しながら、前記クロックドライバ用基本セル列を
挿入配置するようにする。
【0021】このように挿入配置された後に、前記クロ
ックラインの配線設計等を行う。
【0022】本発明においては、このように前記論理生
成基本セルを用いた配置配線設計の後に、前記クロック
ドライバ用基本セル列の挿入配置やこれに係る前記クロ
ックラインの配線設計を行うようにしているため、その
半導体集積回路の内部の各部への前記クロック信号の供
給という点で、より優れたより能率の良い設計を行うこ
とができる。
【0023】即ち、前記クロックドライバ用基本セル列
の挿入配置の際には、前記クロック信号の供給先の多数
の基本セルの配置が既に定められているため、これら前
記クロック信号の供給先の基本セルの分布をより正確に
把握することが可能である。又、このような前記クロッ
ク信号の供給先の基本セルの分布を配慮しながら、前記
クロックドライバ用基本セル列を挿入配置することで、
スキューの低減等の点で、より優れた設計を行うことが
可能である。
【0024】又、本発明においては、その設計が基本セ
ル列を単位として行われているため、例えば基本セル列
単位に設計する場合に比べても、より能率良く設計する
ことが可能となっている。
【0025】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0026】図1は、本発明が適用された半導体集積回
路のレイアウト設計方法の実施例にて設計される一例の
半導体集積回路チップ全体のレイアウト前の平面図であ
る。
【0027】この図1において、半導体集積回路チップ
1は、前記マスタスライス半導体集積回路の一種である
ゲーアレイである。前記半導体集積回路チップ1は、論
理回路を構成するための複数個の基本セルを配列した基
本セル列16が合計14列設けられ、各基本セル間を配
線接続することで、所望の論理回路を作り込むものであ
る。又、該半導体集積回路チップ1は、各基本セルが備
えるMOSトランジスタ等の、配線層より下層のパター
ンが共通化され、一方、配線層はカスタム化されてい
る。
【0028】又、この図1では、前記半導体集積回路チ
ップ1の4辺それぞれには、合計14個のボンディング
パッド12が設けられている。即ち、該ボンディングパ
ッド12は合計(14×4)個となっている。又、これ
らボンディングパッド12の内側には、合計(14×
4)個の入出力用基本セル14が配列されている。
【0029】該入出力用基本セル14は、前記基本セル
列16にて構成される論理回路が前記ボンディングパッ
ド12を用いて当該半導体集積回路チップ1の外部に対
して信号を入力あるいは出力する際に用いられる。該入
出力用基本セル14は、図示されない入力バッファゲー
トと、図示されない出力バッファゲートとにより構成さ
れている。
【0030】本実施例の半導体集積回路のレイアウト設
計方法においては、次に示すような手順にて順次設計を
行う。
【0031】ステップ1:クロックドライバからクロッ
ク信号を入力する負荷の大きさを見積る。本実施例にお
いては、これは、クロックドライバからクロック信号を
入力する基本セルのセル数から、負荷の大きさを見積る
というものである。本実施例においては全ての基本セル
のファン・インが同一となっているので、基本セルのセ
ル数から、クロック信号の負荷の大きさを見積ることが
できる。
【0032】ステップ2:求められた前記クロック信号
の負荷の大きさから、前記クロックドライバとして用い
る前記基本セル列16、即ち、クロックドライバ用基本
セル列(図2〜図4で符号16a で示されるもの)の列
数を見積る。この際、前記クロックドライバ用基本セル
列の列数は、当然ながら、自然数となる。
【0033】ステップ3:前記クロックドライバ以外及
びこの出力に接続される各基本セルへのクロックライン
以外の配置配線設計を行う。この設計の際には、前記ク
ロックドライバ用基本セル列以外の基本セル列(以降、
論理生成基本セル列と称する)を用いて設計する。即
ち、前記半導体集積回路チップ1上の全基本セル列16
のうち、前記クロックドライバ用基本セル列として用い
られる列数だけ除いた列数の、前記基本セル列16にて
設計を行う。前記クロックドライバ用基本セル列と前記
論理生成基本セルとは、その設計用途のみ異なるもので
あって、前記基本セル16である点では同一物である。
【0034】ステップ4:前記クロックドライバ用基本
セル列の挿入配置を行う。この時点では、前記クロック
ドライバ及びこの出力に接続される各基本セルへのクロ
ックライン以外の配置配線設計は終了している。従っ
て、この前記クロックドライバ用基本セル列の挿入配置
にあたっては、前記クロック信号を入力する基本セルの
前記半導体集積回路チップ1上での分布を配慮するよう
にする。
【0035】ステップ5:挿入配置された前記クロック
ドライバ用基本セル列に対して、使用されていない配線
領域を用いてクロックラインの配線を行う。
【0036】以下、図1〜図4を用いながら、前述のス
テップ1〜ステップ5を、より具体的に説明する。
【0037】なお、ここで、前記半導体集積回路チップ
1に組み込まれる論理回路において、前記クロック信号
を入力する前記基本セルの個数が、合計41個であるも
のとする。又、このような合計41個の前記基本セルに
対して該クロック信号を出力するためには、少なくとも
合計2列の前記クロックドイラバ用基本セル列が必要と
されるものと仮定する。
【0038】図2は、前記クロックドライバ及び前記ク
ロックライン以外の配置配線設計後の本実施例の半導体
集積回路チップの平面図である。
【0039】この図2においては、前記ステップ3の終
了後に相当するものが示されている。又、この図2にお
いて、符号18で示される網かけ部分は、それぞれ、前
記クロック信号を入力する基本セルである。該基本セル
18は、合計41個となっている。又、この図2におい
て、合計14列の前記基本セル列16のうち、破線で示
される下側の合計2列については、前記クロックドライ
バ用基本セル列16aとされている。従って、上から合
計12列が前記論理生成基本セル列とされている。
【0040】これら論理生成基本セル列のみを用いて、
作り込む所望の論理回路のうち、この図2の段階では、
前記クロックドライバ及びこの出力に接続される各基本
セル18へのクロックライン以外の配置配線設計が行わ
れている。このような配置配線設計に従って、前記クロ
ック信号を入力する前記基本セル18も、前記半導体集
積回路1上に配置されている。
【0041】なお、この図2においては、特に図示され
ていないが、このような前記論理生成基本セル列を用い
た配置配線設計によって、各基本セル間は、作り込む論
理回路に従った配線接続がなされている。
【0042】図3は、前記クロックドライバ用基本セル
列の挿入配置後の本実施例の半導体集積回路チップの平
面図である。
【0043】この図3においては、前記ステップ4の終
了後に相当するものが示されている。又、この図3にお
いて、斜線及び符号16a で示される合計2列の前記ク
ロックドライバ用基本セル列が、それぞれ、上から第3
列目と、上から第11列目とに挿入配置されている。こ
の挿入配置は、前記クロック信号を入力する前記基本セ
ル18の前記半導体集積回路チップ1上での分布を配慮
し決定されたものである。
【0044】例えば、上から第1列目から第5列目まで
の前記基本セル列16については、それぞれ、1列中に
前記クロック信号を入力する前記基本セル18を合計3
個から合計5個備えている。一方、第6列目から第8列
目までは、前記基本セル18がゼロ個乃至1個となって
いる。従って、上から第3列目の前記クロックドライバ
用基本セル列16a は、当該半導体集積回路チップ1の
上側において、前記基本セル18が分布するその略中心
に挿入配置されている。
【0045】同様に、第9列目から第14列目までの前
記基本セル列16は、いずれも、前記クロック信号を入
力する前記基本セル16を合計3個から合計7個有して
いる。従って、上から第11列目の前記クロックドライ
バ用基本セル列16a についても、前記半導体集積回路
チップ1の下側で前記基本セル18の分布の略中心に挿
入配置されている。
【0046】なお、このような前記クロックドイラバ用
基本セル列16の挿入配置において、前記クロック信号
を入力する前記基本セル18の前記半導体集積回路チッ
プ1上での分布を配慮すると共に、他の条件をも配慮す
るようにしていもよい。本実施例においては、この点に
ついても、前記ステップ4中において更に配慮されてい
る。例えば、前記基本セル18のうち、特に前記クロッ
ク信号の遅延が問題となるものについては、該基本セル
18を含む前記基本セル列16へとより接近するよう
に、前記クロックドライバ用基本セル列16a を挿入配
置するようにされている。
【0047】図4は、本実施例によるクロックライン設
計後の半導体集積回路チップの平面図である。
【0048】この図4においては、前記ステップ5の終
了後に相当するものが示されている。又、この図4にお
いては、前記図3に示されるものに対して、合計2個の
前記クロックドライバ用基本セル列16a に関して、ク
ロックラインの配線がなされている。これによって、多
数の前記ボンディングパッド12のうち、符号12aが
付されたものは、当該半導体集積回路チップ1へと外部
から前記クロック信号を入力するものとなっている。更
に、多数の前記入出力用基本セル14のうち、符号14
a が付されたものは、前記ボンディングパッド12a か
ら入力される前記クロック信号に用いられている。又、
該入出力用基本セル14a 中の入力バッファ14b が、
このような前記クロック信号の入力に用いられている。
【0049】該入力バッファ14b の出力は、配線60
を経て、合計2個の前記クロックドライバ用基本セル列
16a が有する全ての前記基本セルへと入力される。即
ち、これらクロックドライバ用基本セル列16a が備え
る全ての基本セルはクロックバッファとされ、これら全
てのクロックバッファの入力へは、前記配線60を経て
前記入力バッファ14b からのクロック信号が入力され
ている。又、これら多数のクロックバッファからは、符
号62で示されるもの等、それぞれの配線にて前記基本
セル18へと前記クロック信号が出力されている。
【0050】以上説明したとおり、本実施例において
は、合計41個の、前記クロック信号を入力する前記基
本セル18に対して、合計2個の前記クロックドライバ
用基本セル列16a が備える多数の前記基本セルを用い
て、スキューの低減を図りながら前記クロック信号の供
給を行うことが可能となっている。本実施例において
は、このような合計2個の前記クロックドライバ用基本
セル列16a を主として前記クロックドライバが構成さ
れているが、このような基本セル列単位での設計及び挿
入配置によって、該クロックドライバ及びこれに関する
クロックラインの設計がより容易なものとなっている。
【0051】又、本実施例においては、前記クロックド
ライバ用基本セル列16a とされたものも、あるいは、
前記論理生成基本セル列とされたものにつても、いずれ
も同一の基本セル列であり、不必要な設計作業の増加が
避けられている。即ち、前記特開昭62−150844
のような駆動能力を大きくされた特種基本セルの設計等
が不要となっている。
【0052】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
半導体集積回路の内部の各部で用いるクロック信号のス
キューの低減を図りながら、より能率良く設計すること
ができる半導体集積回路のレイアウト設計方法を提供す
ることができるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された半導体集積回路のレイアウ
ト設計方法の対象となる半導体集積回路チップ全体のレ
イアウト設計前の平面図
【図2】前記半導体集積回路チップのクロックドライバ
以外及びクロックライン以外の配置配線設計後の平面図
【図3】前記半導体集積回路チップのクロックドライバ
用基本セル列の挿入配置後の平面図
【図4】前記半導体集積回路チップのクロックライン設
計後の平面図
【図5】従来のクロックツリーを備えた半導体集積回路
チップの模式的な平面図
【符号の説明】
1、1a …半導体集積回路チップ 3…内部ゲート領域 12…ボンディングパッド 12a …ボンディングパッド(クロック信号の入力用) 14…入出力用基本セル 14a …入出力用基本セル(クロック信号の入力用) 14b …入力バッファゲート(クロック信号の入力用) 16…基本セル列 16a …クロックドライバ用基本セル列 18…クロック信号を入力する基本セル 22、22a …入力用ボンディングパッド 24、24a …入力用基本セル 42…バッファゲート 60、62…クロックラインの配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】論理回路を構成するための複数個の基本セ
    ルを配列した基本セル列が複数列設けられ、各基本セル
    間を配線接続することで、所望の論理回路を作り込むよ
    うにした半導体集積回路のレイアウト設計方法におい
    て、 クロックドライバからクロック信号を入力する負荷の大
    きさから、該クロックドライバとして用いるクロックド
    ライバ用基本セル列とされる、前記基本セル列の列数を
    見積り、 前記クロックドライバ用基本セル列以外の、論理生成基
    本セル列とされる前記基本セル列を用いて、作り込む所
    望の論理回路のうち、前記クロックドライバ以外及びこ
    の出力に接続される各基本セルへのクロックライン以外
    の配置配線設計を行い、 前記クロック信号を入力する基本セルの半導体集積回路
    上での分布を配慮しながら、複数の前記論理生成基本セ
    ル列の列間に、前記クロックドライバ用基本セル列を挿
    入配置し、 挿入配置された該クロックドライバ用基本セル列に対し
    て、前記クロックラインの配線設計を行うことを特徴と
    する半導体集積回路のレイアウト設計方法。
JP5202431A 1993-08-17 1993-08-17 半導体集積回路のレイアウト設計方法 Pending JPH0756984A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6917557B2 (en) 2002-12-05 2005-07-12 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit having unit cells
KR20220163515A (ko) * 2020-06-02 2022-12-09 퀄컴 인코포레이티드 자체 정정 능력을 갖는 폴리-페이즈 필터를 사용하는 클록 생성 아키텍처

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US6917557B2 (en) 2002-12-05 2005-07-12 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit having unit cells
KR20220163515A (ko) * 2020-06-02 2022-12-09 퀄컴 인코포레이티드 자체 정정 능력을 갖는 폴리-페이즈 필터를 사용하는 클록 생성 아키텍처

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