JPH0756522B2 - 光干渉膜 - Google Patents

光干渉膜

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JPH0756522B2
JPH0756522B2 JP61018200A JP1820086A JPH0756522B2 JP H0756522 B2 JPH0756522 B2 JP H0756522B2 JP 61018200 A JP61018200 A JP 61018200A JP 1820086 A JP1820086 A JP 1820086A JP H0756522 B2 JPH0756522 B2 JP H0756522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明、は耐熱性基板上に、TiO2−GeO2系複合酸化物薄
膜を高屈折率膜とし低屈折率酸化物薄膜と交互に複数層
形成した多層膜からなる光干渉膜に関する。
ガラス、金属、セラミックス等の耐熱性基板上に形成し
たTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜は、高い透明性および屈
折率を有し、かつ、耐蝕性、耐摩耗性、装飾性等に優れ
ているため、広範な分野に利用可能である。特にTiO2
GeO2系複合酸化物薄膜と、酸化ケイ素(SiO2)等の低屈
折率の薄膜とを交互に積層した多層膜は光干渉性を示
し、その積層の態様により、光反射膜あるいは光反射防
止膜として鏡、太陽熱集熱鏡、光学フイルター、コール
ドミラー、太陽電池等に利用される。
〔従来の技術〕
耐熱性基板上に、金属酸化物の薄膜を形成する方法とし
て、溶剤溶解性の金属化合物を含有する溶液を、基板に
塗布し、加熱焼成する方法が、大面積基板の大量処理に
採用されている。
また、光干渉膜の高屈折率層には、TiO2薄膜が高屈折率
を有しかつ透明度が高いことから一般に使用されてい
る。
TiO2薄膜の形成には、塗布液としてチタンアルコキシド
の有機溶剤溶液が採用されている。また、TiO2薄膜形成
用組成物として、チタンアルコキシドを部分加水分解縮
合したポリマーを、アセチルアセトン等のキレート化剤
を含有する混合溶剤に溶解した組成物が特開昭54−4324
1号公報に開示されている。
一方、本発明者等は、光干渉膜の高屈折率層としてのTi
O2薄膜層形成用の組成物として、チタンアルコキシド
と、そのポリマーのそれぞれをキレート化剤を用いて安
定化し、混合した組成物を特開昭60−40171号公報に提
案した。
高屈折率を有する複合酸化物薄膜、特に光干渉膜の高屈
折率膜として、TiO2−GeO2系複合酸化物薄膜は知られて
いない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
光干渉膜は、前記したように低屈折率層と高屈折率層と
を、交互に積層した多層膜とすることにより製造され
る。一般に、低屈折率層として酸化ケイ素(SiO2)薄膜
層が、高屈折率層としてTiO2、酸化ジルコニウム(Zr
O2)、酸化タンタル(Ta2O5)等およびこれらの複合物
の薄膜層が採用される。良好な光干渉膜には、低屈折率
層および高屈折率層の屈折率差が大きく、かつ、両層共
に透明度が高く、均質でかつ均一な膜厚を有し、さらに
両層間の密着性が優れることが要求される。
チタンアルコキシドの有機溶剤溶液は、チタンアルコキ
シド自体加水分解され易いため、大気中の水分を吸収し
て容易にゲル化し極めて安定性に欠けている。
前記特開昭54−43241号公報に開示されたチタンアルコ
キシド・ポリマーをキレート化剤を含有する混合溶剤に
溶解した組成物は、安定性に優れ、かつ、耐熱性基板に
TiO2の単独膜を形成する場合の成膜性に優れている。し
かしながら、この組成物を用いて、光干渉膜の高屈折率
層であるTiO2薄膜層を形成すると、低屈折率層である。
SiO2薄膜層との層間密着性が不足し、良好な光干渉膜を
得ることができない。
一方、前記、特開昭60−40171号公報に提案した組成物
は、安定性およびTiO2単独膜の成膜性が優れ、かつ、低
屈折率膜との層間密着性にも優れており、光干渉膜のTi
O2薄膜層の形成用として好適なものであった。しかしな
がら、この組成物では、欠陥のないTiO2薄膜を、一回の
塗布焼成で形成可能な膜厚が約800オングストロームと
限界があり、それ以上の膜厚が要求される場合には、塗
布焼成を繰り返す必要がある。また、この組成物を用い
て形成したTiO2薄膜は、高温、たとえば900℃以上の温
度における熱安定性が不足し、薄膜形成後の再加熱によ
り可視光の透過率が著しく低下する場合があった。
本発明は、可視光の透過率が大きく、高屈折率を有し、
かつ、熱安定性および異種金属酸化物薄膜、特にSiO2
膜との層間密着性の優れた複合酸化物薄膜を提供するこ
とを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究した結
果、TiO2−GeO2系複合酸化物薄膜が、可視光透過率が大
きく、高屈折率を有し、かつ、熱安定性および異種金属
酸化物薄膜との層間密着性の優れることを見出し、本発
明を完成した。
本発明は耐熱性基板上に、酸化チタンおよび酸化ゲルマ
ニウムを主成分とする高屈折率複合酸化物薄膜と低屈折
率酸化物薄膜とを、交互に複数層形成した多層膜からな
る光干渉膜である。
本発明の高屈折率複合酸化物薄膜において、GeO2含有量
には特に制限はないが、GeO2/(TiO2+GeO2)として、
0.5〜30重量パーセントの範囲が、高屈折率を有するた
めに好ましい。
本発明において、高屈折率複合酸化物薄膜は、ガラス質
形成剤、たとえば、リン酸化物,ホウ素酸化物等を、酸
化物として(TiO2+GeO2)に対し0.5〜5重量パーセン
トの範囲で含有していてもよい。
本発明の高屈折率複合酸化物薄膜は、可視光の最大透過
率(Tm max)が85パーセント以上、屈折率が1.9以上の薄
膜である。
本発明において、低屈折率酸化物薄膜は、高屈折率との
屈折率差の大きい酸化物薄膜が好ましく、通常、SiO2
膜を使用する。
積層数には特に制限はなく、積層数が多くなる程透過波
長および反射波長の選択性が向上する。
たとえば、ガラス基材上に形成したTiO2−GeO2/SiO2/Ti
O2−GeO2三層膜、TiO2−GeO2/SiO2/TiO2−GeO2/SiO2/Ti
O2−GeO2五層膜は良好な光反射膜となる。
本発明において、前記高屈折率複合酸化物薄膜の耐熱性
基板上への形成方法には特に制限はないが、複合系であ
ることを考慮すると、塗布焼成法の採用が好ましい。
塗布焼成法に使用する薄膜形成用組成物として、有機溶
剤可溶性のチタン化合物およびゲルマニウム化合物をGe
O2/(GeO2+TiO2)として、0.5〜30重量%の比率で配合
して有機溶剤に溶解した、酸化物(GeO2+TiO2)に換算
した濃度が1〜30重量%の溶液が使用できる。
この組成物に使用するチタン化合物は有機溶剤可溶性で
あれば特に制限なく使用でき、たとえば、一般式:Ti(O
R4)で表され、式中のRが炭素数1〜18の1価の炭化水
素基の同種または異種であるチタンアルコキシド・モノ
マー、具体的には、テトラメトキシチタン、テトラエト
キシチタン、テトライソプロポキシチタン、テトラブト
キシチタン、ジエトキシジイソプロポキシチタン、ジメ
トキシジブトキシチタン、テトラ(2−エチルヘキソキ
シ)チタン、テトラフェノキシチタン等、これらのモノ
マーを部分加水分解縮重合して得られるポリマーおよび
モノマーとポリマーとの混合物が使用される。
ゲルマニウム化合物もチタン化合物と同様に有機溶剤可
溶性の化合物が特に制限はなく使用でき、たとえば、前
記チタンアルコキシドと同様の置換基を有するゲルマニ
ウムアルキコシド・モノマー、モノマーを部分加水分解
縮重合して得られるポリマーおよびモノマーとポリマー
との混合物を使用する。
有機溶剤は、前記チタン化合物とゲルマニウム化合物と
を溶解し得るものであれば特に制限はないが、沸点が18
0℃以下の低級アルコール、エステル、ケトン、脂肪族
炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素などの
1種または2種以上との混合溶剤を使用する。好ましく
は、これらの溶剤と有機カルボン酸等のアシル化剤およ
び/またはTiならびにGeとキレート環を形成し得るキレ
ート化剤との混合溶剤を使用する。
アシル化剤の具体例として、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、高級脂肪酸等の有機カルボン酸類が挙げられる。ま
た、キレート化剤の具体例として、アセチルアセトン、
ベンゾイルアセトン等のβ−ジケトン類、アセト酢酸、
プロピオニル酪酸等ののα−またはβ−ケト酸およびそ
れらの低級アルキルエステル類、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレグリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、オクチレン
グリコール等のジオール類、グリコール酸、乳酸等のオ
キシ酸類およびそれらの低級アルキルエステル類、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等のアミノアル
コール類が挙げられる。
前記組成物には、ガラス質形成剤として有機溶剤可溶性
の無機または有機のリン化合物、ホウ素化合物、ヒ素化
合物、アンチモン化合物などを添加することができる。
これらのガラス質形成剤の添加量は、酸化物に換算し
て、チタン化合物とゲルマニウム化合物とを酸化物に換
算した合計(GeO2+TiO2)に対し10重量パーセント以
下、好ましくは1〜5重量パーセントである。
本発明の高屈折率複合酸化物薄膜は、前記組成物を、ガ
ラス、金属、セラミックス等の耐熱性基材に、一様な厚
さに塗布し、450℃以上の温度に1秒間〜3時間保持
し、加熱分解処理することにより、800オングストロー
ム以上の均一な膜厚の均質透明な高屈折率を有するTiO2
−GeO2系複合酸化物薄膜として形成される。
塗布液の耐熱性基剤への塗布法は、浸漬引上げ法、スプ
レー法、スピンナー法、印刷法、はけ刷り法等公知のい
ずれの方法をも採用できるが、均一な膜厚の高屈折率複
合酸化物薄膜を形成する場合には、浸漬引上げ法が好ま
しい。また、450℃以上の温度に加熱した耐熱性基材に
塗布液をスプレーして熱分解することによっても高屈折
率複合酸化物薄膜を形成することができる。
本発明の光干渉膜は、前記高屈折率複合酸化物薄膜と低
屈折率の金属酸化物薄膜たとえばSiO2薄膜とを交互にそ
れぞれ所定の厚さに積層し多層膜とすることにより得ら
れる。
SiO2薄膜は、有機ケイ素化合物、たとえば、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポ
キシシラン、テトラブトキシシラン、ジエトキシジイソ
プロポキシシラン、ジクロルジメトキシシラン等のアル
コキシシランおよびその縮合体を含有する有機溶剤溶液
を塗布液として、耐熱性基材または、高屈折率複合酸化
物薄膜を形成した耐熱性基材に塗布し、加熱焼成するこ
とにより形成することができる。
〔作用〕
チタン化合物の高温熱分解によりTiO2の結晶系として、
アナターゼとルチルが一般に生成するが、アナターゼは
高温長時間の加熱により高温安定形のルチルに相変換す
る。したがって、ルチルの薄膜はアナターゼの薄膜に比
較して熱的に安定であるが、可視光の透過率が低く高透
過率の要求される系には使用できない。さらに成膜直後
はアナターゼであっても加熱により大部分がルチルに変
化する系では、薄膜が白濁化して可視光の透過率低下が
著しい。
本発明のTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜においては、GeO2
を含有することにより、TiO2相はアナターゼまたはアナ
ターゼと微量のルチルを含む混合相で安定化され、高温
加熱によっても可視光透過率の低下が極めて小さい。
また、本発明の光干渉膜においては、TiO2−GeO2系複合
酸化物薄膜を高屈折率膜としたことにより、低屈折率膜
たとえばSiO2薄膜上に形成した場合の層間密着性が優れ
る。
薄膜の熱安定性および層間密着性の向上のためには、Ge
O2の含有量が多い程有効であるが、過剰となると複合酸
化物薄膜の屈折率が低下するので、GeO2の含有率は、0.
5〜30重量%の範囲とするのが好ましい。
ガラス質形成剤は、複合酸化物薄膜の可視光透過率の向
上に有効であり、リン酸化物および/またはホウ素酸化
物が好ましく添加使用される。
〔実施例〕
本発明を、実施例によりさらに詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は、下記実施例により何等限定さ
れるものではない。
(1) TiO2−GeO2系複合酸化物薄膜形成用組成物の調
製組成物(A−1)〜(A−6) テトライソプロポキシチタン113.6g(0.4モル)および
テトラn−ブトキシゲルマニウム5.8g(0.016モル)を
エタノール509gおよびジエチレングリコール110.3gから
なる混合溶剤に均一に混合、 溶解し、加温して還流下に1時間保持して均一な溶液
(A−1)を得た。
(A−1)は、GeO2に換算したゲルマニウム化合物濃度
(GeO2/TiO2+GeO2)5.0重量%、酸化物換算濃度(TiO2
+GeO2)4.5重量%であった。
組成物(A−1)の500gに4.5重量%P2O5のエチルアル
コール溶液2.5gを添加しし、P2O5含有量0.5重量%(対:
TiO2+GeO2)の組成物(A−2)を得た。
また、チタンアルコキシド、ゲルマニウムアルコキシ
ド、溶剤およびガラス質形成剤および溶剤の種類を変え
て、前記と同様に処理し組成物(A−3)〜(A−6)
を調製した。
なお、(A−6)は、比較用のゲルマニウム化合物を含
有しないTiO2薄膜形成用組成物である。
調製した複合酸化物薄膜形成用組成物の諸仕様を第1表
に示す。
第1表中、下記の略号を使用した。
iPr:イソプロピル基 nBu:ノルマルブチル基 DEG:ジエチレグリコール Bu:ブチル基 AA:アセチルアセトン TEA:トリエタノールアミン LA:乳酸 (2) 複合酸化物薄膜の形成 20mm×50mm×1mmの石英ガラス基板を良く洗浄乾燥し、
前記調製したTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜形成用組成物
に浸漬した後、約40cm/minの一定速度で引上げ室温で乾
燥した。ついで、900℃の電気炉中で10分間焼成し、石
英ガラス基板上にTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜を形成し
た。
得られたTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜を形成した石英ガ
ラス基板の透過率Tm(%)を自記分光光度計で測定し、
透過率Tm(%)の極小値から求めた反射率R(%)より
混合酸化物薄膜の屈折率nおよび膜厚t(Å)算出し
た。
また、得られたTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜を形成した
石英ガラス基板を、900℃の温度で1時間再加熱し、上
記同様の測定を行った。
上記の測定結果および再加熱処理後の膜状態(白濁、ピ
ンホール、微細のクラック等の有無)を第1表に示す。
さらに、比較として前記調製したTiO2薄膜形成用組成物
(A−6)を用い、前記と同様に処理し、石英ガラス基
板上にTiO2薄膜を形成した。
得られたTiO2薄膜について、TiO2−GeO2系複合酸化物薄
膜と同様の測定および観察の結果を第1表に示す。
(3) 光干渉膜の製造 20mm×50mm×1mmの石英ガラス基板を良く洗浄乾燥し、
前記組成物(A−2)中に浸漬した後、約40cm/minの一
定速度で引上げ室温で乾燥した。ついで、電気炉中で90
0℃の温度に10分間加熱保持して焼成し、石英ガラス基
板上に膜厚980Å、屈折率2.10、可視部最大透過率Tm90.
8のTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜を得た。ついで、SiO2
に換算した濃度が5.0重量%の有機ケイ素化合物の含有
する有機溶剤溶液(アトロンNSi−500,主成分:シリケ
ートポリマー、主溶剤:酢酸エステル,日本曹達(株)
・商品名)に、上記TiO2−GeO2系複合酸化物薄膜を形成
した石英ガラス基板を浸漬して引上げ、電気炉中で900
℃の温度に10分間加熱保持して焼成し、TiO2−GeO2系複
合酸化物薄膜上に膜厚1800Å、屈折率1.46のSiO2薄膜を
形成した。
さらに、上記SiO2薄膜を形成した石英ガラス基板上に、
前記と同様にしてTiO2−GeO2系複合酸化物薄膜、SiO2
膜、TiO2−GeO2系複合酸化物薄膜を形成し、TiO2−GeO2
/SiO2/TiO2−GeO2/SiO2/TiO2−GeO2の五層膜を得た。
得られた五層膜の可視光の最大透過率Tmは90%以上あ
り、さらに近赤外部の反射率も高く、クラック、剥離の
ない良好な光干渉膜であった。
上記五層膜を、900℃に1時間再加熱した結果、可視光
最大透過率89%以上とその低下率は小さく、またクラッ
ク、剥離、白濁等の欠陥の発生も認められなかった。
また、同様な操作を第1表に記載の組成物(A−1)お
よび(A−3)〜(A−6)についても行い、いずれも
クラック、剥離等のない良好な五層膜を得た。比較用の
(A−6)を使用した系では、再加熱処理により、クラ
ックおよび剥離は認められなかたが膜が白濁し可視光透
過率が低下した。
〔発明の効果〕
本発明の高屈折率複合酸化物薄膜は、前記実施例に示し
たように、可視光の透過率の大きく、熱安定性の極めて
優れた薄膜である。
また、この高屈折率複合酸化物薄膜は、異種金属酸化物
薄膜たとえばSiO2薄膜との層間密着性にも優れているた
め、光干渉膜の高屈折率層として好適である。
本発明の光干渉膜は、本発明の高屈折率複合酸化物薄膜
を高屈折率膜層としたことにより、低屈折率膜層との密
着性が優れ、かつ、熱安定性も優れる。
さらに、本発明の光干渉膜を製造する場合には、比較的
に厚膜の高屈折率複合酸化物薄膜が、一回の塗布焼成で
形成できることにより、塗布焼成の繰り返し回数を大幅
に低減することができる。
本発明は、高屈折率薄膜としてTiO2−GeO2系複合酸化物
薄膜を使用する光干渉膜を提供するものであり、その産
業的意義は極めて大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性基板の上に酸化チタンおよび酸化ゲ
    ルマニウムを主成分とする高屈折率酸化物薄膜と低屈折
    率酸化物薄膜とを、交互に複数層形成した多層膜からか
    る光干渉膜。
JP61018200A 1986-01-31 1986-01-31 光干渉膜 Expired - Lifetime JPH0756522B2 (ja)

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