JPH0756372Y2 - バケットツース取付装置 - Google Patents
バケットツース取付装置Info
- Publication number
- JPH0756372Y2 JPH0756372Y2 JP11025989U JP11025989U JPH0756372Y2 JP H0756372 Y2 JPH0756372 Y2 JP H0756372Y2 JP 11025989 U JP11025989 U JP 11025989U JP 11025989 U JP11025989 U JP 11025989U JP H0756372 Y2 JPH0756372 Y2 JP H0756372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adapter
- tooth
- pin
- attachment device
- bucket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shovels (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はツースを取付けるアダプタの強度向上を図り、
かつツースの交換を容易にした掘削機のバケットツース
取付装置に関する。
かつツースの交換を容易にした掘削機のバケットツース
取付装置に関する。
（従来の技術） 従来の掘削機バケット（20）は第５図および第６図に示
すように、先端部に、アダプタ（22）が短い間隔で多数
溶接され、ツース（21）は、ツース（21）とアダプタ
（22）とを貫通するピン孔（23），（24）に挿入された
ピン（25）でアダプタ（22）に保持されている。ピン
（25）は第６図の斜視図で示すように、中央の段付部に
一部開口し、アダプタ（22）に穿設したピン孔（23）の
内径より大きな外径を有する弾性リング（26）が設けら
れており、ピン孔（23）に打込まれると、弾性リング
（26）はピン孔（23）の内壁に強く押しつけられ摩擦に
より、ピン（25）をアダプタ（22）に固定し、ツース
（21）をアダプタ（22）に保持するようになっている。
第５図および第６図ではピン孔（23），（24）はツース
（21）、アダプタ（22）の横に穿設されているが、縦に
穿設される場合もある。ピン孔（23），（24）が横に穿
設された場合は稼働中にピン（25）が脱落しにくい点有
利である。
すように、先端部に、アダプタ（22）が短い間隔で多数
溶接され、ツース（21）は、ツース（21）とアダプタ
（22）とを貫通するピン孔（23），（24）に挿入された
ピン（25）でアダプタ（22）に保持されている。ピン
（25）は第６図の斜視図で示すように、中央の段付部に
一部開口し、アダプタ（22）に穿設したピン孔（23）の
内径より大きな外径を有する弾性リング（26）が設けら
れており、ピン孔（23）に打込まれると、弾性リング
（26）はピン孔（23）の内壁に強く押しつけられ摩擦に
より、ピン（25）をアダプタ（22）に固定し、ツース
（21）をアダプタ（22）に保持するようになっている。
第５図および第６図ではピン孔（23），（24）はツース
（21）、アダプタ（22）の横に穿設されているが、縦に
穿設される場合もある。ピン孔（23），（24）が横に穿
設された場合は稼働中にピン（25）が脱落しにくい点有
利である。
（考案が解決しようとする課題） しかし、第５図および第６図に示すピン孔（23），（2
4）か横に穿設されている場合、第５図に示すように、
アダプタ（22）は短い間隔でバケット（20）先端に多数
溶接されているため、ピン（25）の取付け、取外しは、
両端のアダプタ（22）以外は第８図に示すように、何本
かのピン（25）を抜き取って、そのピン孔（23），（2
4）を利用し、治具（27）を通しハンマ（28）で打撃し
なければならず、一本のツース（21）を交換するにして
も煩雑になる欠点がある。また、ピン孔（23），（24）
が縦孔の場合は、隣接するツース（21）に関係なくピン
（25）の取付け、取外しができるが、稼働中脱落しやす
く、アダプタ（22）の断面係数が高くとれないなどの欠
点がある。
4）か横に穿設されている場合、第５図に示すように、
アダプタ（22）は短い間隔でバケット（20）先端に多数
溶接されているため、ピン（25）の取付け、取外しは、
両端のアダプタ（22）以外は第８図に示すように、何本
かのピン（25）を抜き取って、そのピン孔（23），（2
4）を利用し、治具（27）を通しハンマ（28）で打撃し
なければならず、一本のツース（21）を交換するにして
も煩雑になる欠点がある。また、ピン孔（23），（24）
が縦孔の場合は、隣接するツース（21）に関係なくピン
（25）の取付け、取外しができるが、稼働中脱落しやす
く、アダプタ（22）の断面係数が高くとれないなどの欠
点がある。
本考案はかかる問題点を解消することを目的としてい
る。
る。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本考案は、アダプタにツースを
嵌入し、前記アダプタと、前記ツースとを貫通するピン
孔にピンを挿通してなるツース取付装置において、六角
形のアダプタの二辺と平行な中立軸をバケット先端に、
底板の軸線と一致するように取付け、前記ピン孔は中立
軸に対し、隣のツースに当らない程度の最小角度から最
大30度とし、六角形の一面に垂直に穿設したことを特徴
とするものである。
嵌入し、前記アダプタと、前記ツースとを貫通するピン
孔にピンを挿通してなるツース取付装置において、六角
形のアダプタの二辺と平行な中立軸をバケット先端に、
底板の軸線と一致するように取付け、前記ピン孔は中立
軸に対し、隣のツースに当らない程度の最小角度から最
大30度とし、六角形の一面に垂直に穿設したことを特徴
とするものである。
（作用） 上記構成により、各アダプタのピン孔は隣のツースに当
らぬ最小角度であけられているので、どの位置のツース
も、容易にピンの着脱ができる。また、ピン孔は最大30
度であけられているため、稼働中に脱落しにくい。
らぬ最小角度であけられているので、どの位置のツース
も、容易にピンの着脱ができる。また、ピン孔は最大30
度であけられているため、稼働中に脱落しにくい。
（実施例） 本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第１図はアダプタ（１）にツース（２）を挿入し、ピン
（３）で固定した断面図である。第２図は第１図のＡ−
Ａ断面図で、六角形のアダプタ（１）の中立軸（５）は
バケット（20）の底板軸線に合致するように溶接されて
いる。アダプタ（１）はピン孔とツース（２）とのピン
孔（３）は共に六角形の１面に直角に、かつ中立軸
（５）に対し隣のツース（２）に当らない最小角度
（α）から最大30度で穿設されている。従って第３図に
示すように１本のツース（２）でも容易に交換すること
ができて、しかも水平に近いため、稼働中脱落しにく
い。
（３）で固定した断面図である。第２図は第１図のＡ−
Ａ断面図で、六角形のアダプタ（１）の中立軸（５）は
バケット（20）の底板軸線に合致するように溶接されて
いる。アダプタ（１）はピン孔とツース（２）とのピン
孔（３）は共に六角形の１面に直角に、かつ中立軸
（５）に対し隣のツース（２）に当らない最小角度
（α）から最大30度で穿設されている。従って第３図に
示すように１本のツース（２）でも容易に交換すること
ができて、しかも水平に近いため、稼働中脱落しにく
い。
アダプタ（１）の断面係数は、α＝30°の場合を例にと
ると、正六角形となり、１辺をａとすると第４図に示す
寸法関係となる。α＝０°，α＝90°，α＝30°につい
て断面係数Ｚを求めると、 となり、ｂ≪ａであるから、断面係数Ｚの高さの順は、
式（１），式（３），式（２）となる。
ると、正六角形となり、１辺をａとすると第４図に示す
寸法関係となる。α＝０°，α＝90°，α＝30°につい
て断面係数Ｚを求めると、 となり、ｂ≪ａであるから、断面係数Ｚの高さの順は、
式（１），式（３），式（２）となる。
（考案の効果） 本考案は、以上説明したように構成されているので、ア
ダプタの断面係数が高くとれ、どの位置のピンも打込
み、或は抜取りが簡単となりツースの交換が容易で、か
つ稼働中のピンの脱落を防止できる効果がある。
ダプタの断面係数が高くとれ、どの位置のピンも打込
み、或は抜取りが簡単となりツースの交換が容易で、か
つ稼働中のピンの脱落を防止できる効果がある。
第１図は本考案実施例のツースを取付けたアダプタの断
面図，第２図は第１図の横断面図，第３図は隣のツース
とピン孔の関係を示す図。第４図は断面係数計算の参考
図，第５図は従来のピン孔を有するバケットの斜視図，
第６図は従来のピン孔が水平の場合の横断面図，第７図
はピンの拡大斜視図，第８図は従来のピン打込みの説明
図である。 １……アダプタ,2……ツース、3,4……ピン孔,5……中
立軸,20……バケット,25……ピン,26……弾性リング
面図，第２図は第１図の横断面図，第３図は隣のツース
とピン孔の関係を示す図。第４図は断面係数計算の参考
図，第５図は従来のピン孔を有するバケットの斜視図，
第６図は従来のピン孔が水平の場合の横断面図，第７図
はピンの拡大斜視図，第８図は従来のピン打込みの説明
図である。 １……アダプタ,2……ツース、3,4……ピン孔,5……中
立軸,20……バケット,25……ピン,26……弾性リング
Claims (1)
- 【請求項１】アダプタにツースを嵌入し、前記アダプタ
と、前記ツースとを貫通するピン孔にピンを挿通してな
るツース取付装置において、六角形のアダプタの二辺と
平行な中立軸をバケット先端に底板の軸線と一致するよ
うに取付け、前記ピン孔は中立軸に対し、隣のソースに
当らない程度の最小角度から最大30度とし、六角形の一
面に垂直に穿設したことを特徴とするバケットツース取
付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11025989U JPH0756372Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | バケットツース取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11025989U JPH0756372Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | バケットツース取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0350651U JPH0350651U (ja) | 1991-05-16 |
| JPH0756372Y2 true JPH0756372Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31658806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11025989U Expired - Lifetime JPH0756372Y2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | バケットツース取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756372Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006028906A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 掘削爪付きバケットの掘削爪の取り付け及び取り外し方法 |
| JP2007151698A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Kazuyoshi Imai | 指圧具 |
| JP2013002151A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Echigo Shoji Kk | 作業機械バケットの横ピン抜き工具及び横ピン抜き工具セット |
| JP2013227741A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Echigo Shoji Kk | 作業機械バケットの横ピンずらし工具 |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP11025989U patent/JPH0756372Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0350651U (ja) | 1991-05-16 |
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