JPH0756347Y2 - 捨石マウンド用の敷設ブロック - Google Patents

捨石マウンド用の敷設ブロック

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JPH0756347Y2
JPH0756347Y2 JP2764890U JP2764890U JPH0756347Y2 JP H0756347 Y2 JPH0756347 Y2 JP H0756347Y2 JP 2764890 U JP2764890 U JP 2764890U JP 2764890 U JP2764890 U JP 2764890U JP H0756347 Y2 JPH0756347 Y2 JP H0756347Y2
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JP
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rubble mound
slope
laying
laying block
rubble
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JP2764890U
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JPH03119040U (ja
Inventor
修 谷内
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海洋土木株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、特に防波堤本体を据え付けるための基礎とし
て海底に構築される、底面が方形で、先端部の正面斜面
と両側部の側面斜面の傾斜が等しい台形で、上面が方形
である捨石マウンドに於て、その表面を被覆するための
捨石マウンド用の敷設ブロックに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、長方形等、幾種類かの捨石マウンド用の敷設ブロ
ックが看られる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の捨石マウンド用の敷設ブロックは防波堤の基礎と
なる、底面が方形で、先端部の正面斜面と両側部の側面
斜面の傾斜が等しい台形で、上面が方形である捨石マウ
ンドの被覆に当り、特に、正面斜面と側面斜面の曲角付
近を被覆ことができず、ブロック間に空隙が生じてい
た。
防波堤が波浪等によって崩壊してしまい、災害につなが
るケースが見られるが、これは捨石マウンドを構成して
いる石材が波力で飛散してしまう為である。
敷設ブロックは、捨石マウンドを構成している石材の飛
散を防止することを目的にしており、その為に波力に設
計上十分に耐え得る重量の敷設ブロックを敷設するので
あるが、並べた敷設ブロックの間に空隙があったのでは
そこから石材が飛散してしまい大変に危険である。
そこで、従来は、空隙用にその都度寸法を計測した数種
類の敷設ブロックを使っている。手間も掛かり、また重
量不足で飛散する場合も多く、問題になっている。
また最近では、捨石マウンドを完全に被覆する為に、4
〜5種類の敷設ブロックを組合わせて使用する方法も看
られる。これらの敷設ブロックの製造と敷設には多くの
設備と時間と費用を必要とする。実際、4〜5種類の敷
設ブロックを組合わせて、特に、正面斜面と側面斜面の
曲角付近を完全に被覆するには、非常に複雑な配置図を
基に注意深く敷設してゆかなければならない。
本考案は、従来の種々の問題点を解決した極めて優れた
捨石マウンド用敷設ブロックを提案するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 而して、本考案は、底面が方形で、先端部の正面斜面と
両側部の側面斜面は傾斜の等しい台形で、上面が方形で
ある捨石マウンドを被覆する為の敷設ブロックにおい
て、二等辺三角形をした敷設ブロックの底辺と斜辺が、
捨石マウンドの正面斜面の台形の底辺と左右両側辺を延
長した2本の線とでできる二等辺三角形を縮小した相似
形であることを特徴とする捨石マウンド用の敷設ブロッ
クに関するものである。
(ホ)作用 上述の如く構成される本考案に係る捨石マウンド用の敷
設ブロックの底辺を下向きと上向きに交互に密着され、
捨石マウンドの正面斜面と側面斜面の全面に敷設する。
この考案に係る敷設ブロックのみの組合せで、正面斜面
と側面斜面の曲角を含めて、捨石マウンドの斜面を完全
に被覆することができる。
また、捨石マウンドの上面の方形面は、本考案の敷設ブ
ロックを敷設すると共に、端部に生じる空隙を被覆する
為の台形敷設ブロックを用いることにより完全に被覆す
ることができる。
つまり、斜面だけなら本考案に係る敷設ブロック1種類
で、捨石マウンド上面等の方形面なら僅か2種類の敷設
ブロックで完全に被覆することができる。
敷設ブロックの間に空隙が生じないのは、二等辺三角形
をした敷設ブロックが、捨石マウンドの正面斜面の台形
の底辺と左右両側辺を延長した2本の線とでできる二等
辺三角形を縮小した相似形のためである。
この二等辺三角形は捨石マウンドを構築する以前の設計
段階で、具体的な形を算出しておく必要がある。その場
合、捨石マウンドの高さ(a)と斜面の奥行き(b)か
ら、斜面の縦の長さ(c):斜面側辺の傾斜の巾
(d)、即ち、二等辺三角形の高さ:底辺の2分の1を
求めることができる。正面斜面の側辺と斜面側辺の傾斜
の巾(d)×2を結んでできる二等辺三角形は、捨石マ
ウンドの正面斜面の台形の底辺と左右両側辺を延長した
2本の線とでできる二等辺三角形と敷設ブロックの二等
辺三角形の中間の大きさに相似形である。よって、この
二等辺三角形を用いて、敷設ブロックの高さと底辺の2
分の1の解を、以下のようにして求めることができる。
ここで、c=1とおくと 従って、 eは敷設ブロックの高さであり、fは敷設ブロックの底
辺の2分の1であるから、 ・・・となる。
(ヘ)実施例 添付図面に基づいて本願考案に係る捨石マウンド用の敷
設ブロックの実施例を説明する。
第1図,第3図,第4図,第6図は、夫々、捨石マウン
ド5の先端部分の平面図,正面図,側面図,斜視図であ
る。捨石マウンド5は海底に据え付けられている。捨石
マウンド5の底面1は方形であり、先端部の正面斜面2
と両側部の側面斜面3・3は傾斜の等しい台形であり、
上面4が方形に構築されている。図中9は正面斜面2の
台形の底辺であり、図中10・10は正面斜面2の台形の左
右の側辺を表す。図中(a)は捨石マウンド5の高さ、
図中(b)は斜面の奥行き、図中(c)は斜面の縦の長
さ、図中(d)は側辺10の傾斜の巾を表す。第6図は、
上面4の先端の一角から底面1まで垂線を引いて捨石マ
ウンド5の高さ(a)とし、これを中心に、斜面の奥行
き(b)、斜面の縦の長さ(c)、側辺の傾斜の巾
(d)を示した。
捨石マウンド5の斜面の傾斜は、捨石マウンド5の高さ
(a):斜面の奥行き(b)で表す。一般的な捨石マウ
ンドの傾斜(a:b)には、1:1.5、又は1:2.0、稀に1:3.0
が用いられる。本実施例では1:1.5の捨石マウンド5を
図示した。
第2図は、敷設ブロック6で捨石マウンド5の表面を被
覆した状態を表す。二等辺三角形をした敷設ブロック6
の底辺7を下向きと上向きに交互に密着させて敷設す
る。捨石マウンド5の上面4の防波堤設置スペース11を
除いて全面に敷設する。斜面は、本願考案に係る敷設ブ
ロック6を1種類で正面斜面と側面斜面の曲角付近も空
隙なく完全に被覆される。捨石マウンド上面4等の方形
面は、本願考案に係る敷設ブロックと他の台形敷設ブロ
ック12を組合わせて四辺四隅も空隙なく完全に被覆する
ことができる。
第5図は、敷設ブロックの一実施例を表す。コンクリー
トで成型された二等辺三角形の平板型である。本考案は
平面だが、中央部に貫通孔を設けてもよい。図示しない
が底部の3箇所には脚が設けられている。図中(e)と
(f)は、それぞれ敷設ブロック6の底辺7と斜辺8・
8の3辺で形成される二等辺三角形の高さと底辺7の2
分の1を表す。高さ(e):底辺7の2分の1(f)
で、敷設ブロック6の左右に形成される斜辺8・8の割
合を表すことができる。
具体的には、実施例の場合、傾斜が1:1.5の捨石マウン
ド5用の敷設ブロック6の高さ(e):底辺の2分の1
(f)の割合は、前記した式に数値を当てはめれば、1:
0.832である。因みに、傾斜が1:2.0の捨石マウンド用の
敷設ブロックの高さ(e):底辺の2分の1(f)の割
合は1:0.894であり、傾斜が1:3.0の捨石マウンド用の敷
設ブロックの高さ(e):底辺の2分の1(f)の割合
は1:0.949である。本実施例の敷設ブロック6は、高さ
が1のとき、底辺は1.664(0.832の2倍)となる。本実
施例の敷設ブロック6の具体的な二等辺三角形の高さ
(e)が、捨石マウンド5の斜面の縦の長さ(c)の2
分の1であることは、第2図からも明らかである。
(ト)考案の効果 上述のごとき本考案によれば、正面斜面と側面斜面の曲
角付近も空隙なしに完全に被覆するので、石材の飛散を
防ぐことができる。
又、捨石マウンドの斜面を、正面斜面と側面斜面の曲角
を含めて本考案に係る敷設ブロック1種類だけで完全に
被覆してしまうことができる。
又、捨石マウンド上面等の方形面も、本考案に係る敷設
ブロックを含めて僅か2種類で完全に被覆することがで
きる。
上述の様に、本考案に係る敷設ブロックによれば、現場
では能率の良い施工ができ、製造のための設備と時間と
労力が大きく節約でき、経済的であり、産業上の利用価
値は大変に大きいものと云わざるを得ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る捨石マウンド用の敷設ブロックの実
施例を表し、第1図は捨石マウンドの平面図、第2図は
敷設ブロックを被覆した捨石マウンドの平面図、第3図
は捨石マウンドの正面図、第4図は捨石マウンドの側面
図、第5図は敷設ブロックの一実施例を表す平面図、第
6図は捨石マウンドの斜視図である。 図中の主な符号 1……底面、2……正面斜面、3……側面斜面、4……
上面、5……捨石マウンド、6……敷設ブロック、7…
…底辺、8……斜辺、9……底辺、10……側辺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面(1)が方形で、先端部の正面斜面
    (2)と両側部の側面斜面(3)(3)は傾斜の等しい
    台形で、上面(4)が方形である捨石マウンド(5)を
    被覆する為の敷設ブロック(6)において、二等辺三角
    形をした敷設ブロック(6)の底辺(7)と斜辺(8)
    が、捨石マウンド(5)の正面斜面(2)の台形の底辺
    (9)と左右両側辺(10)(10)を延長した2本の線と
    でできる二等辺三角形を縮小した相似形であることを特
    徴とする捨石マウンド用の敷設ブロック
JP2764890U 1990-03-20 1990-03-20 捨石マウンド用の敷設ブロック Expired - Lifetime JPH0756347Y2 (ja)

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JPH03119040U JPH03119040U (ja) 1991-12-09
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