JPH0235961Y2 - - Google Patents

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JPH0235961Y2
JPH0235961Y2 JP11964985U JP11964985U JPH0235961Y2 JP H0235961 Y2 JPH0235961 Y2 JP H0235961Y2 JP 11964985 U JP11964985 U JP 11964985U JP 11964985 U JP11964985 U JP 11964985U JP H0235961 Y2 JPH0235961 Y2 JP H0235961Y2
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roadway
long side
slope
parts
floor plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はPC床板あるいは現場打ちコンクリ
ートスラブと鉄骨梁とをもつて、平面が矩形もし
くはこれに近い形状となり、かつ螺旋状の走路に
沿つて駐車スペースを設けた自走式、すなわち、
自動車が自走して駐車スペースに達し得るように
した立体駐車場に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より平面が矩形や矩形に近い形状、あるい
は平面が正方形となつた螺旋状の傾斜車路をも
ち、この傾斜車路に沿つて駐車スペースをもつた
立体駐車場は種々の形式のものが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記何れの形式のものでも駐車スペースには車
路の方向の勾配がついているから駐車の危険度や
難易度の点から、駐車スペースの勾配はtan6%
(高さを長さで除して100を乗じた値。なすわち、
この場合、10mの水平距離で60cm上る勾配をい
う。以下同じ)以内であることが望ましいとされ
ている。
このため、駐車場を設置するために要する敷地
の面積が上記tan6%以内の勾配をとれる大きさ以
上に限定されるという問題がある。
この考案は従来の構造では不可能なような狭い
敷地でも設置できるようにすることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は車路
の直角屈曲部の内側の角と外側の角を結ぶ両端斜
辺と、内側の短辺と外側の長辺とで平面台形とな
り、長辺の勾配が短辺の勾配より緩くなる部分
を、前記短辺と長辺と平行し、かつ前記両端斜辺
に達する複数の直線と、この直線と直交する複数
の直線により、複数の矩形部分と台形部分に分割
し、この分割された各部分と対角線により屈曲し
た三角平面の集合による曲面を構成して車路と
し、この曲面車路の長辺の勾配に沿つて駐車スペ
ースとなる床板を設けるようにしたものである。
〔実施例〕
第1図ないし第4図において、A,B,C,D
は傾斜車路、E,F,G,Hは四隅の水平車路
で、実施例では何れもPC床板よりなり、これに
より直角屈曲部を形成する。
前記傾斜車路Aは、この考案の特徴とするもの
で、その両端の車路E,Hは三角状であり、この
車路E,Hと車路Aの接続部が斜辺2,3となつ
て台形の床板1となる。
上記の床板1は三角平面の集合体で構成された
ねじれ曲面を有しており、その詳細はつぎの通り
である。
すなわち、設置時において、斜辺2を第7図の
ように僅かに外側へ向けて下り勾配とし、他の斜
辺3を水平としたとき、内側の短辺4の勾配は外
側の長辺5の勾配よりも急であり、外側長辺5の
勾配はtan6%以下とする。
また、短辺4と長辺5に平面図において平行す
る長手方向の2本の直線a,bからなる分割線に
より、床板1を三つに分割し、短辺4側の分割さ
れた部分をさらに半分に分割して一端が斜辺とな
つた2枚の台形部分6を設け、長辺5側と、それ
より内側の部分は四つに分割して、4枚の矩形部
分7と、一端が斜辺となつた2枚の短かい台形部
分8と、同じく一端が斜辺となつた2枚の長い台
形部分9を設ける。
上記の各部分6〜9はそれぞれ第6図に鎖線で
示す対角線c,d,e,fで折り、四辺がそれぞ
れ異なる勾配となるようにし、これらの各部分6
〜9をそれぞれ別個のPCコンクリート版とする。
他の各傾斜車路B,C,Dは何れも矩形のPC
床板であつて、その勾配はtan6%以下とし、かつ
横断方向の断面は水平とするが、これらの床板は
何れも多数の矩形PCコンクリート版を結合した
ものである。
また、図示の場合、車路A,F,C,G,D,
Hの外側および車路B,Dの内側に沿つて駐車ス
ペースとなる床板11,12,13,14,15
を設ける。床板11は前記台形の床板1の長辺5
と同じ辺の勾配であり、駐車スペースとなる床板
12,13は車路F,C,G,D,Hと同一面で
あるから、車路C,Dに沿う部分はtan6%以下の
勾配とし、車路F,G,Hに沿う部分は水平面で
あり、駐車スペースとなる床板14,15も車路
B,Dと同じ勾配であるから、床板14と車路B
とは同一面の勾配、床板15と車路Dとは同一面
の勾配となつている。
上記各床板11〜15も多数の矩形PCコンク
リート版を結合して構成するものである。
図示例では車路E,B,Fの外側には駐車スペ
ースを設けてないが、敷地に余裕があれば設けれ
ばよい。
第9図ないし第10図は前記傾斜車路Aの床板
1を構成する第6図の台形の部分6のPCコンク
リート版の詳細を示すもので、縦筋21と横筋2
2を格子状に溶接した網状の上部鉄筋23と、縦
筋24と横筋25とを格子状に溶接した下部鉄筋
26を上下に並べて型枠へ入れコンクリートによ
り形成したものである。上記の各鉄筋23,26
は対角線Cに沿つて屈曲し、同様に屈曲した型枠
に一致せしめる。また、図示例では上部鉄筋23
は縦筋21、横筋22の径を6mmとし、縦筋21
および横筋22は何れも250mmのピツチで配置し、
下部鉄筋26は縦筋24、横筋25の両方の径を
10mmとし、縦筋24のピツチは250mm、横筋25
のピツチを125mmとしてあるが、これらは勿論一
例にすぎない。
また、実施例ではこの考案の床板を用いた車路
Aは1個所だけで他の傾斜車路B,C,Dは普通
の平板状の床板を傾斜させただけのものである。
しかし、傾斜車路Cにもこの考案の床板を用い
ると、さらに狭い敷地で勾配がtan6%以下の駐車
スペースを有する自走式立体駐車場が得られる。
なお、前記平面台形部のねじれた傾斜車路は実
施例のようなPCコンクリート版のみならず、現
場打コンクリートスラブについても適用できる。
〔効果〕
この考案の立体駐車場の傾斜車路に用いる床板
は上記のように自走式立体駐車場の車路の直角屈
曲部の内側と角と外側の角を結ぶ両端斜辺と、内
側の短辺と外側の長辺とで平面台形となり、この
台形を長手方向と巾方向の複数の直線状分割線で
分割して矩形と台形の複数の部分とし、この各部
分の四辺がそれぞれ異なる勾配となるように対角
線で折つた状態とした複数のPCコンクリート版
とし、この各PCコンクリート版により三角平面
の集合による曲面を構成して、ねじれた傾斜車路
とすることにより、長辺の勾配を短辺の勾配より
緩くしてこの長辺の勾配に沿つて駐車スペースと
なる床板を設けるようにしたものであるから短い
距離の車路においても、それに沿う駐車スペース
の勾配を緩くすることができる。又、このような
ねじれた車路を連続曲線でつないだ形状にする
と、鉄筋の形状やコンクリート成形用の型枠の形
状が複雑となり製作に手数がかかるが、この考案
のように対角線に沿つて直線状に屈曲した形状の
多数のPCコンクリート版で構成すれば鉄筋や型
枠の形状が単純化し、製作が容易であるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した駐車場の一例を示
す平面図、第2図は同上の高さを誇張して画いた
一部切欠正面図、第3図は同じく高さを誇張して
画いた一部切欠側面図、第4図は同じく一部切欠
斜視図、第5図は床板の斜視図、第6図は同上の
平面図、第7図は同じく正面図、第8図は同じく
側面図、第9図は同上床板を構成するPCコンク
リート版の一つを示す拡大平面図、第10図は同
上の鉄筋埋込状態を示す拡大縦断面図である。 1……床板、2,3……斜辺、4……短辺、5
……長辺、6,7,8,9……PCコンクリート
版を構成する部分、c,d,e,f……対角線、
A,B,C,D……傾斜車路、E,F,G,H…
…水平車路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺旋状に旋回する傾斜車路の所要部に沿つて駐
    車スペースを設け、傾斜車路および駐車スペース
    を構成する各床板を複数のコンクリート床板によ
    つて形成した、平面がほぼ矩形の自走式立体駐車
    場において、車路の屈曲部の内側の角と外側の角
    を結ぶ両端斜辺と、内側の短辺と外側の長辺とで
    平面台形となり、長辺の勾配が短辺の勾配より緩
    くなる部分を、前記短辺と長辺と平行し、かつ前
    記両端斜辺に達する複数の直線と、この直線と直
    交する複数の直線により、複数の矩形部分と台形
    部分に分割し、この分割された各部分を対角線に
    より屈曲した三角平面の集合による曲面を構成し
    て、ねじれた傾斜車路とし、この傾斜車路の長辺
    の勾配に沿つて駐車スペースとなる床板を設ける
    ようにした自走式立体駐車場の三角構成による床
    板構造。
JP11964985U 1985-08-01 1985-08-01 Expired JPH0235961Y2 (ja)

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JP11964985U JPH0235961Y2 (ja) 1985-08-01 1985-08-01

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JP11964985U JPH0235961Y2 (ja) 1985-08-01 1985-08-01

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Publication Number Publication Date
JPS6227950U JPS6227950U (ja) 1987-02-20
JPH0235961Y2 true JPH0235961Y2 (ja) 1990-10-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0670344B2 (ja) * 1990-03-02 1994-09-07 豊田総建株式会社 自走式立体駐車場における駐車帯付昇降車路

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Publication number Publication date
JPS6227950U (ja) 1987-02-20

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