JPH0631069Y2 - 自走式立体駐車場の床板構造 - Google Patents

自走式立体駐車場の床板構造

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JPH0631069Y2
JPH0631069Y2 JP1991069549U JP6954991U JPH0631069Y2 JP H0631069 Y2 JPH0631069 Y2 JP H0631069Y2 JP 1991069549 U JP1991069549 U JP 1991069549U JP 6954991 U JP6954991 U JP 6954991U JP H0631069 Y2 JPH0631069 Y2 JP H0631069Y2
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JP
Japan
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road
self
parking lot
straight
trapezoidal
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JP1991069549U
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JPH0495954U (ja
Inventor
茂 平木
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富士車輌株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この考案は、PC床板あるいは現
場打ちコンクリートスラブと鉄骨梁とをもって、平面が
矩形もしくはこれに近い形状となり、かつ螺旋状の車路
に沿って駐車スペースを設けた自走式、すなわち、自動
車が自走して駐車スペースに達し得るようにした立体駐
車場に関する。 【0002】 【従来技術】従来より平面が矩形や矩形に近い形状、あ
るいは平面が正方形となった螺旋状の傾斜車路をもち、
この傾斜車路に沿って駐車スペースをもった立体駐車場
は種々の形式のものが知られている。 【0003】第11図に示す従来例は、この立体駐車場
をより狭い敷地でも建設できるようにしたものであり、
4つの直進車路P、P、Q、Qとこれらを4隅で連接す
る各直角屈曲車路Tから成る立体駐車場であって、対向
する一対の直進車路P、Pをその内外両路縁の勾配が等
しい平面の傾斜車路とし、他の対向する一対の直進車路
Q、Qをその外側路縁の勾配を緩く、内側路縁の勾配を
急にしたねじれ面の傾斜車路として、これらの平面の傾
斜車路Pとねじれた傾斜車路Qとの内外両路縁の異なっ
た勾配を直角屈曲車路Tの曲面で整合している(特公昭
57−35348号公報参照)。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】元来、平面が矩形の立
体駐車場は、その直進車路、特にその進行方向中央部
内外各路縁に沿った駐車スペースは駐車し易いが、直
角屈曲車路の外側路縁に沿った駐車スペースは駐車しに
くい。 【0005】上記の従来例は、平坦面の直進車路Pとね
じれた面の直進車路Qとの内外各路縁の異なった勾配を
直角屈曲車路Tの曲面で整合するものであるから、ねじ
れた面の直進車路Qは、その走行方向中央部の内外両路
同一水平線上の高さとなり、直進車路Qの進行方向
中央部の内外各路縁に沿った駐車スペースの駐車のし易
さはねじれのない平坦な直進車路とほぼ同様であって実
用上支障がない。しかし、直角屈曲車路Tではその曲面
のねじれが極めて大きいから、直角屈曲車路Tの外側路
に沿った駐車スペースは、その車路Tの曲面によって
一層駐車しにくくなっている。 【0006】 【0007】そこで、本願考案は、この直角屈曲車路T
に沿った駐車スペースの駐車のしにくさを緩和すること
を課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、上下方向に螺旋状に旋回する傾斜車
路の所要路縁に沿って外側に駐車スペースを設けた、平
面がほぼ矩形の自走式立体駐車場であって、前記傾斜車
の直進車路として、その外側路縁の勾配が内側路縁の
勾配より緩く形成したねじれ面を用い、前記ねじれ面
を、外周の隅部を結ぶ外側路縁をなす長辺と、内周の隅
を結ぶ内側路縁をなす短辺と、両端の内外の隅部を結
ぶ各斜辺とにより台形状に形成し、前記各斜辺を水平線
上に配して、自走式立体駐車場の床板構造を構成した。 【0009】 【0010】 【作用】このように構成する本願考案は、傾斜車路とな
るねじれ面は、その各斜辺が各水平線上にあり、この斜
辺付近、すなわち直角屈曲車路のねじれ角度は緩やかと
なる 【0011】 【実施例】図1〜4において、A、B、C、Dは傾斜車
路、E、F、G、Hは四隅の水平車路で、実施例ではい
ずれもPC床板より成り、これにより直角屈曲部を形成
する。 【0012】前記傾斜車路Aは、この考案の特徴とする
もので、その両端の車路E、Hは三角状であり、この車
路E、Hと車路Aの接続部が斜辺2、3となって台形の
床板1となる。 【0013】上記の床板1は、三角平面の集合体で構成
されたねじれ面で形成され、その詳細は次の通りであ
る。 【0014】すなわち、設置時において、両斜辺2、3
を図7のように水平としたとき、内側の短辺4の勾配は
外側の長辺5の勾配よりも急であり、外側長辺5の勾配
はtan6%以下とする。 【0015】また、図6に示すように、短辺4と長辺5
に平面図において平行する長手方向の2本の直線a、b
から成る分割線により、床板1を分割し、短辺4側の分
割された部分をさらに半分に分割して一端が斜辺となっ
た2枚の台形部分6を設け、長辺5側と、それより内側
の部分は、4つに分割して、4枚の矩形部分7と、一端
が斜辺となった2枚の短い台形部分8と、同じく一端が
斜辺となった2枚の長い台形部分を設ける。 【0016】上記の各部分6〜9はそれぞれ図6に鎖線
で示す対角線c、d、e、fで折り、四辺がそれぞれ異
なる勾配となるようにし、これらの各部分6〜9をそれ
ぞれ別個のPCコンクリート版とする。 【0017】他の各傾斜車路B、C、Dは、何れも矩形
のPC床板であって、その勾配はtan6%以下とし、
かつ横断方向の断面は水平とするが、これらの床板は何
れも多数の矩形のPCコンクリート版を結合したもので
ある。 【0018】また、図示の場合、車路A、F、C、G、
D、Hの外側、及び車路B、Dの内側に沿って駐車スペ
ースとなる床板11、12、13、14、15を設け
る。床板11は、前記台形の床板1の長辺5と同じ辺の
勾配であり、駐車スペースとなる床板12、13は、車
路F、C、G,D、Hと同一面であるから、車路C、D
に沿う部分はtan6%以下の勾配とし、車路F,G、
Hに沿う部分は水平面であり、駐車スペースとなる床板
14、15も車路B,Dと同じ勾配であるから、床板1
4と車路Bとは同一面の勾配、床板15と車路Dとは同
一面の勾配となっている。 【0019】上記各床板11〜15も多数の矩形PCコ
ンクリート版を結合して構成するものである。 【0020】図示例では車路E、B、Fの外側には駐車
スペースを設けてないが、敷地に余裕があれば設ければ
よい。 【0021】図9、図10は、前記傾斜車路Aの床板1
を構成する図6の台形の部分6のPCコンクリート版の
詳細を示すもので、縦筋21と横筋22を格子状に溶接
した網状の上部鉄筋23と、縦筋24と横筋25とを格
子状に溶接した下部鉄筋26を上下に並べて型枠に入
れ、コンクリートにより形成したものである。上記の各
鉄筋23、26は、対角線Cに沿って屈曲し、同様に屈
曲した型枠に一致せしめる。また図示例では、上部鉄筋
23は筋21、横筋22の径を6mmとし、縦筋21
及び横筋22は何れも250mmのピッチで配置し、下
部鉄筋26は縦筋24、横筋25の両方の径を10mm
とし、縦筋24のピッチは250mm、横筋25のピッ
チを125mmとしているが、これらは勿論一例にすぎ
ない。 【0022】また、実施例では、この考案の床板を用い
た車路Aは1個所だけで、他の傾斜車路B、C、Dは普
通の平板状の床板を傾斜させただけのものである。 【0023】しかし、傾斜車路Cにもこの考案の床板を
用い、あるいはすべての傾斜車路A、B、C、Dにこの
考案の床板を用いると、さらに狭い敷地で勾配がtan
6%以下の駐車スペースを有する自走式立体駐車場が得
られる。 【0024】なお、前記平面台形部のねじれた傾斜車路
は実施例のようなPCコンクリート版のみならず、現場
打ちコンクリートスラブについても適用できる。 【0025】この実施例によれば、直進するねじれ面の
傾斜車路Aはその各斜辺2、3が水平線上にあり、この
斜辺付近、すなわち直角屈曲車路のねじれ角度は緩やか
となる。したがって、直角屈曲車路のねじれ角度が急な
ためにこの車路の外側路縁に沿った駐車スペースに駐車
しにくかった従来のものと比べて、この駐車スペースへ
自動車の出し入れのしにくさが緩和され、容易とな
る。なお、この実施例では斜辺付近のねじれ角度は緩や
かとなる反面、外側路縁の勾配は従来のものよりも急に
なる。しかし、直進車路の進行方向中央部の内外各路縁
に沿った駐車スペースはもともと駐車し易く、このよう
に外側路線の勾配が急になってもこの中央部の内外各路
縁に沿った駐車スペースでの駐車のし易さにほとんど変
わりはないから、実用上の支障はない。 【0026】また、ねじれ面の傾斜車路Aは、三角平面
の集合によって構成したので、設計や施工が困難な連続
曲面を用いる必要はないから、その設計や施工は容易で
ある。 【0027】 【効果】本願考案は、上記の通り構成したから、直進す
る傾斜車路となるねじれ面の各斜辺は水平線上にあり、
この斜辺付近、すなわち直角屈曲車路のねじれ角度は緩
やかとなる。したがって、直角屈曲車路のねじれ角度が
急なために直角屈曲車路の外側路縁に沿った駐車スペー
スに駐車しにくかった従来のものと比べて、この駐車ス
ペースへの自動車の出し入れのしにくさが緩和され、容
易となる。 【0028】 【0029】傾斜車路となるねじれ面は、三角平面の集
合によって構成すれば、設計や施工が困難な連続曲面を
用いる必要はないから、その設計や施工は容易となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この考案の実施例を示す平面図 【図2】同上の高さを誇張して描いた一部切欠斜視図 【図3】同上の高さを誇張して描いた一部切欠側面図 【図4】同上の高さを誇張して描いた一部切欠斜視図 【図5】床板の斜視図 【図6】同上の平面図 【図7】同上の正面図 【図8】同上の側面図 【図9】床板を構成するPCコンクリート版の1つを示
す拡大平面図 【図10】同上の鉄筋埋め込み状態を示す拡大縦断面図 【図11】従来例の一部断面斜視図 【符号の説明】 1 床板 2、3 斜辺 4 短辺 5 長辺 6、7、8、9 PCコンクリート版を構成する部分 c、d、e、f 対角線 A、B、C、D 傾斜車路 E、F、G、H 水平車路

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】(1) 上下方向に螺旋状
    に旋回する傾斜車路の所要路縁に沿って外側に駐車スペ
    ースを設けた、平面がほぼ矩形の自走式立体駐車場であ
    って、前記傾斜車路の直進車路として、その外側路縁の
    勾配が内側路縁の勾配より緩く形成したねじれ面を用
    い、前記ねじれ面を、外周の隅部を結ぶ外側路縁をなす
    長辺と、内周の隅部を結ぶ内側路縁をなす短辺と、両端
    の内外の隅部を結ぶ各斜辺とにより台形状に形成し、前
    記各斜辺を水平線上に配したことを特徴とする自走式立
    体駐車場の床板構造。 (2) 上記台形状のねじれ面を、平面視して上記長辺
    及び上記短辺と平行し、かつ上記各斜辺に達する相互に
    平行な複数の直線と、この直線と直交する複数の直線に
    より、平面視して複数の矩形部分と台形部分に分割し、
    この分割した各部分を対角線により屈曲して、三角平面
    の集合により形成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲(1)記載の自走式立体駐車場の床板構造。
JP1991069549U 1991-08-30 1991-08-30 自走式立体駐車場の床板構造 Expired - Lifetime JPH0631069Y2 (ja)

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JPH0495954U JPH0495954U (ja) 1992-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5735348A (en) * 1980-08-13 1982-02-25 Nec Corp Manufacturing method of semiconductor device
JPS59150866A (ja) * 1984-01-17 1984-08-29 大井建興株式会社 連続傾床型自走式立体駐車場

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JPH0495954U (ja) 1992-08-19

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