JPH0756326A - 湿し水不要感光性平版印刷版の処理方法 - Google Patents

湿し水不要感光性平版印刷版の処理方法

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JPH0756326A
JPH0756326A JP20075093A JP20075093A JPH0756326A JP H0756326 A JPH0756326 A JP H0756326A JP 20075093 A JP20075093 A JP 20075093A JP 20075093 A JP20075093 A JP 20075093A JP H0756326 A JPH0756326 A JP H0756326A
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silicone rubber
acid
rubber layer
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JP20075093A
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Yoshihiko Urabe
良彦 占部
Susumu Yoshida
進 吉田
Yuji Tanaka
裕二 田中
Tsumoru Hirano
積 平野
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体上に、感光層およびシリコーンゴム層
をこの順に積層してなる湿し水不要感光性平版印刷版の
画像露光後の処理において、実質的に未露光部のシリコ
ーンゴム層のみを剥離せしめる水系現像液で現像した
後、水難溶性化合物およびヒドロトロープ剤を少なくと
も1種ずつ含有する染色液、又は下記式(1)で表され
る化合物を少なくとも1種含有する染色液で画像部を染
色することを特徴とする湿し水不要感光性平版印刷版の
処理方法。 R1O−(C36O)n−R2 式(1) (式中、R1はいずれについても置換または無置換のア
ルキル基、アリール基、アラルキル基またはアルケニル
基を表す。R2は水素原子、アルキル基、アリール基、
アラルキル基またはアルケニル基を表す。nは2以上の
正数を表す。) 【効果】 処理時にシリコーンゴム層を損傷する事な
く、効率的に非画像部を可塑化し、取扱い時の耐傷性お
よび印刷時の耐刷性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は支持体上に、感光層およ
びシリコーンゴム層をこの順に積層してなる湿し水不要
感光性平版印刷版の処理に関するものであり、シリコー
ンゴム層の耐傷性、および耐刷性を向上させる湿し水不
要感光性平版印刷版の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湿し水を用いないで平版印刷を行うため
の湿し水不要感光性平版印刷版(以下、「水無し平版印
刷版」と称す)に関しては種々のものが提案されてい
る。その中でも、例えば、特公昭54−26923号、
特公昭55−22781号、特公昭56−23150号
および特開平2−236550号公報等に記載されてい
る、支持体上に、感光層およびシリコーンゴム層をこの
順に塗設したものが極めて優れた性能を有している。こ
れらの水無し平版印刷版の現像方法としては、特公昭5
6−23150号、特開昭57−13448号、特開昭
59−146054号および特開昭63−52145号
公報等にシリコーンゴム層のみを膨潤させる炭化水素系
有機溶剤、または炭化水素系有機溶剤に極性溶剤を添加
して現像する方法が開示されている。これらの方法は現
像時間が長くかかり、ハイライト部の微少な網点を再現
性良く得るためには、ある程度版面を刷り込む必要があ
る。したがって、非画像部として残すべきシリコーンゴ
ム層まで損傷しやすいという欠点があった。それに対し
て、特公昭63−46407号公報に画像部の感光層の
少なくとも一部を溶解し得る処理液を用いて、画線部の
感光層の一部または全部を溶出せしめ、しかるのちにシ
リコーンゴム層を膨潤させる作用のない水または水を主
成分とする溶媒の存在下で版面をこすることによって、
シリコーンゴム層を剥離する方法が開示されている。ま
た、特開平1−159644号および特開平3−231
752号公報等に水を主成分とする現像液が開示されて
いる。これらの方法を用いることにより、現像工程にお
ける非画像部シリコーンゴム層の損傷は大幅に改善され
たが、処理終了後の取扱い時、および印刷工程における
シリコーンゴム層の損傷はまだ不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
第一の目的は、耐傷性の良好な水無し平版印刷版を得る
処理方法を提供することである。本発明の第二の目的
は、耐刷性の良好な水無し平版印刷版を得る処理方法を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者の目的は、支持
体上に、感光層およびシリコーンゴム層をこの順に積層
してなる水無し平版印刷版の画像露光後の処理におい
て、実質的に未露光部のシリコーンゴム層のみを剥離せ
しめる水系現像液で現像した後、水難溶性化合物および
ヒドロトロープ剤を少なくとも1種ずつ含有する染色液
または下記式(1)で表される化合物を少なくとも1種
含有する染色液で画像部を染色することを特徴とする水
無し平版印刷版の処理方法によって、達成される。 R1O−(C36O)n−R2 式(1) (式中、R1はいずれについても置換または無置換のア
ルキル基、アリール基、アラルキル基またはアルケニル
基を表す。R2は水素原子、アルキル基、アリール基、
アラルキル基またはアルケニル基を表す。nは2以上の
正数を表す。)本発明においては、実質的に未露光部の
シリコーンゴム層のみを剥離せしめる水系現像液で現像
した後、水難溶性化合物およびヒドロトロープ剤を少な
くとも1種ずつ含有する染色液または式(1)で表され
る化合物を少なくとも1種含有する染色液で画像部を染
色する。このため、染色処理工程中にシリコーンゴム層
を損傷することなく、水難溶性化合物または式(1)の
化合物が効率よく非画像部を可塑化し、これによって、
処理後の耐傷性、印刷時の耐刷性が向上するものであ
る。以下に、本発明を詳しく説明する。
【0005】本発明の水無し平版印刷版は通常の印刷機
にセットできる程度のたわみ性を有し、同時に印刷時に
かかる荷重に耐えるものでなければならない。従って、
代表的な基板としては、コート紙、アルミニウムのよう
な金属板、ポリエチレンテレフタレートのようなプラス
チックフィルム、ゴムあるいはそれらを複合させたもの
を挙げることができる。本発明においては、支持体と感
光層との間にプライマー層を設けてもよい。本発明に用
いられるプライマー層としては、基板と感光層間の接着
性向上、ハレーション防止、画像の染色や印刷特性向上
のために種々のものを使用することができる。例えば、
特開昭60−229031号公報に開示されているよう
な種々の感光性ポリマーを感光性樹脂層を積層する前に
露光して硬化せしめたもの、特開昭62−50760号
公報に開示されているエポキシ樹脂を熱硬化せしめたも
の、特開昭63−133151号公報に開示されている
ゼラチンを硬膜せしめたもの、更に特開平3−2009
65号公報に開示されているウレタン樹脂とシランカッ
プリング剤を用いたものや特開平3−273248号公
報に開示されているウレタン樹脂を用いたもの等を挙げ
ることができる。この他、ゼラチンまたはカゼインを硬
膜させたものも有効である。更に、プライマー層を柔軟
化させる目的で、前記のプライマー層中に、ガラス転移
温度が室温以下であるポリウレタン、ポリアミド、スチ
レン/ブタジエンゴム、カルボキシ変性スチレン/ブタ
ジエンゴム、アクリロニトリル/ブタジエンゴム、カル
ボキシ変性アクリロニトリル/ブタジエンゴム、ポリイ
ソプレン、アクリレートゴム、ポリエチレン、塩素化ポ
リエチレン、塩素化ポリプロピレン等のポリマーを添加
しても良い。その添加割合は任意であり、フィルム層を
形成できる範囲内であれば、添加剤だけでプライマー層
を形成しても良い。また、これらのプライマー層には前
記の目的に沿って、染料、pH指示薬、焼き出し剤、光重
合開始剤、接着助剤(例えば、重合性モノマー、ジアゾ
樹脂、シランカップリング剤、チタネートカップリング
剤やアルミニウムカップリング剤)、顔料やシリカ粉末
等の添加物を含有させることもできる。また、塗布後、
露光によって硬化させることもできる。一般に、プライ
マー層の塗布量は乾燥重量で0.1 〜20g/m2の範囲が適
当であり、好ましくは1〜10g/m2である
【0006】本発明に用いる感光層としては、光重合性
感光層、光架橋型感光層およびジアゾ樹脂とバインダー
樹脂等からなる感光層が挙げられる。光重合性感光層
は、(1)少なくとも1個の光重合可能なエチレン性不
飽和基を有するモノマー、オリゴマーまたはマクロモノ
マー、(2)フィルム形成能を有する高分子化合物およ
び、(3)光重合開始剤を含む。 成分(1):少なくとも1個の光重合可能なエチレン性
不飽和基を有するモノマー、オリゴマーまたはマクロモ
ノマー 本発明に用いることのできる上記モノマー、オリゴマー
またはマクロモノマーとしては、例えば、 (A)アルコール類(例えば、エタノール、プロパノー
ル、ヘキサノール、2−エチルヘキサノール、シクルヘ
キサノール、グリセリン、ヘキサンジオール、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ω−メトキシポリエチ
レングリコール等)のアクリル酸またはメタクリル酸エ
ステル; (B)アミン類(例えば、エチルアミン、ブチルアミ
ン、ベンジルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ジエチレントリアミン、キシリレンジアミ
ン、エタノールアミン、アニリン等)とアクリル酸グリ
シジル、メタクリル酸グリシジルまたはアリルグリシジ
ルとの反応生成物; (C)カルボン酸類(例えば、酢酸、プロピオン酸、安
息香酸、アクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、マレイ
ン酸、フタル酸、酒石酸、クエン酸等)とアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジルまたはアリルグリシ
ジルとの反応生成物; (D)アミド誘導体(例えば、アクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド、
メチレンビスアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミ
ド等) などを挙げることができる。
【0007】また、特公昭48−41708号、特公昭
50−6034号、特開昭51−37193号公報に記
載されているようなウレタンアクリレート類、特開昭4
8−64183号、特公昭49−43191号、特公昭
52−30490号公報に記載されているポリエステル
アクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を
反応させたエポキシアクリレート類等の多官能のアクリ
レートやメタクリレート、米国特許第4,540,64
9号明細書に記載のN−メチロールアクリルアミド誘導
体を挙げることができる。さらに、日本接着剤協会Vol.
20、No.7、300〜308ページ(1984年)等
に光硬化性モノマーおよびオリゴマーとして記載されて
いるもの、P.Dreyfuss & R.P.Quirk, Encycl.Polym.Sc
i.Eng., 7, 551 (1987);化学工業、38,56(19
87);高分子加工、35,262(1986)等に記
載されているマクロモノマーも使用することができる。
ただし、これらに限定されるものではなく、多官能モノ
マーにおいて、不飽和基はアクリル、メタクリル、アリ
ル、ビニル基等が混合して存在していてもよい。また、
これらは単独で用いてもよく、組み合わせて用いてもよ
い。
【0008】本発明において用いられる有用なモノマー
としては、次のような例を挙げることができる。 CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)nCH3(n=
9、14、23) CH2=CHCOO(CH2CH2O)nCOCH=CH
2(n=4、9、14、23) CH2=C(CH3)COO(CH2CH2O)nCOC(CH3)
=CH2(n=4、9、14、23) CH2=CHCOO(CH2CH(CH3)O)nCOCH=C
2(n=4、9、14、23)
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】 その使用量は光重合性感光層の総固形分重量に対して、
5重量%〜80重量%、好ましくは30重量%〜70重
量%である。
【0011】成分(2):フィルム形成能を有する高分
子化合物 本発明に用いられるフィルム形成能を有する高分子化合
物としては、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、エポキシ樹脂、(メタ)アクリレート系共重合
体、(メタ)アクリルアミド系共重合体、ポリウレタン
樹脂、ポリエステルウレタン樹脂および酢酸ビニル系共
重合体、ポリスチレン、フェノキシ樹脂、酸性セルロー
ス誘導体、アルコール可溶性ポリアミド、(メタ)アク
リル酸共重合体、マレイン酸共重合体、ポリビニルアル
コール、水溶性ポリアミド、水溶性ウレタン、水溶性セ
ルロース、ポリビニルピロリドン等を挙げることかでき
る。これらのうち、特開平2−236550号、特開平
3−155553号公報に記載されているポリウレタン
樹脂が好ましい。更に、フィルム形成能を有する高分子
化合物として、側鎖に光重合可能な又は光架橋可能なオ
レフィン性不飽和二重結合基を有する高分子化合物を使
用することができるが、これに限定されるものではな
い。
【0012】成分(3):光重合開始剤 本発明に用いられる光重合開始剤の代表的な例としては
次のようなものをあげることができる。 a)ベンゾフェノン誘導体、例えば、ベンゾフェノン、
ミヒラー氏ケトン、キサントン、アンスロン、チオキサ
ントン、アクリドン、2−クロロアクリドン、2−クロ
ロ−N−n−ブチルアクリドン、2,4−ジエチルチオ
キサントン、フルオレノン等 b)ベンゾイン誘導体、例えば、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル等 c)キノン類、例えば、p−ベンゾキノン、β−ナフト
キノン、β−メチルアントラキノン等 d)イオウ化合物、例えば、ジベンジルジサルファイ
ド、ジ−n−ブチルジサルファイド等 e)アゾあるいはジアゾ化合物、例えば、2−アゾビス
イソブチロニトリル、1−アゾビス−1−シクロヘキサ
ンカルボニトリル、p−ジアゾベンジルエチルアニリ
ン、コンゴーレッド等 f)ハロゲン化合物、例えば、四臭化炭素、臭化銀、α
−クロロメチルナフタリン、トリハロメチル−s−トリ
アジン系化合物等 g)過酸化物、例えば、過酸化ベンゾイル等 これらは単独で用いてもよく、組み合わせて用いてもよ
い。これらの光重合開始剤の添加量は全感光層組成物に
対して0.1〜25重量%、好ましくは3〜20重量%
である。
【0013】その他の成分 以上の他に更に熱重合防止剤を加えておくことが好まし
く、例えばハイドロキノン、p−メトキシフェノール、
ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−
ブチルカテコール、4,4’−チオビス(3−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2−メル
カプトベンゾイミダゾール等が有用であり、場合によっ
ては感光層の着色を目的として染料もしくは顔料および
焼きだし剤としてpH指示薬やロイコ染料を添加するこ
ともできる。目的によっては更に感光層中に少量のポリ
ジメチルシロキサン、メチルスチレン変性ポリジメチル
シロキサン、オレフィン変性ポリジメチルシロキサン、
ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、シランカッ
プリン剤、シリコーンジアクリレート、シリコーンジメ
タクリレート等のシリコーン化合物を添加してもよい。
塗布性向上のためにシリコーン系界面活性剤、フッ素系
界面活性剤を添加してもよい。更に感光層とプライマー
層との接着性を改善させるためにジアゾ樹脂を添加して
もよい。その他、塗膜に柔軟性を付与するための可塑剤
(例えば、ポリエチレングリコール、燐酸トリクレジル
等)、安定剤(例えば、燐酸等)を添加してもよい。こ
れらの添加剤の添加量は通常全感光層組成物に対して1
0重量%以下である。場合によっては(メタ)アクリロ
イル基やアリル基含有シランカップリング剤で処理した
疎水性シリカ粉末を全感光層組成物に対して50重量%
以下の量添加してもよい。
【0014】さらに、ジアゾ樹脂とバインダー樹脂等か
らなる感光層に用いられるジアゾ樹脂として好ましいも
のは、芳香族ジアゾニウム塩とホルムアルデヒドとの縮
合物であり、このうち特に好ましいものとして、p−ジ
アゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドまたはアセト
アルデヒドとの縮合物の塩、例えば、ヘキサフルオロ燐
酸塩、テトラフルオロほう酸塩、過塩素酸塩または過ヨ
ウ素酸塩と前記縮合物との反応生成物であるジアゾ樹脂
無機塩や、米国特許第3,200,309号明細書中に記
載されているような、前記縮合物とスルホン酸類の反応
生成物であるジアゾ樹脂有機塩等が挙げられる。これら
のジアゾ樹脂の感光層中に占める割合は20〜95重量
%が適当であり、好ましくは35〜80重量%である。
バインダー樹脂としては種々の高分子化合物が使用でき
るが、好ましくは特開昭54−98613号に記載され
ているような芳香族性の水酸基を有する単量体、例え
ば、N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、
N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o
−、m−またはp−ヒドロキシスチレン、o−、m−ま
たはp−ヒドロキシフェニルメタクリレート等と他の単
量体との共重合体、米国特許第4,123,276号明細
書中に記載されているようなヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート単位を主たる繰り返し単位として含むポリ
マー、特開平3−158853号に記載されているよう
なフェノール性水酸基を有するモノマー単位とアルコー
ル性水酸基を有するモノマー単位とを有する共重合樹
脂、シェラックまたはロジン等の天然樹脂、ポリビニル
アルコール、米国特許第3,751,257号明細書中に
記載されているようなポリアミド樹脂、米国特許第3,
660,097号明細書中に記載されているような線状
ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート
化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとから
縮合されたエポキシ樹脂、セルロースブチレートおよび
セルロースアセテート等のセルロース類が用いられる。
【0015】また、重合体の主鎖または側鎖に感光性基
として−CH=CH−CO−を含むポリエステル類、ポ
リアミド類、ポリカーボネート類のような感光性重合体
を主成分とするものも挙げられる。このようなものとし
ては、例えば、特開昭55−40415号に記載されて
いるようなフェニレンジエチルアクリレートと水添加さ
れたビスフェノールAおよびトリエチレングリコールと
の縮合物で得られる感光性ポリエステル、米国特許第
2,956,878号明細書中に記載されているようなシ
ンナミリデンマロン酸等の(2−プロペニリデン)マロ
ン酸化合物および二官能性グリコール類から誘導される
感光性ポリエステル類等がある。上記のジアゾ樹脂を用
いた感光層においても、染料、界面活性剤、可塑剤、安
定剤等を添加することができる。本発明に用いる上述の
感光層組成物は、例えば、2−メトキシエタノール、2
−メトキシエチルアセテート、プロピレングリコールメ
チルエチルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、エタノール、メ
チルエチルケトン、N,N−ジメチルアセトアミド等の
適当な溶剤の単独又はこれらの混合溶媒に溶解して、基
板上に塗布される。その塗布重量は乾燥後の重量で0.
1〜20g/m2の範囲が適当であり、好ましくは0.5〜
10g/m2の範囲である。
【0016】本発明において用いられる架橋を行ったシ
リコーンゴム層は、下記組成物A、またはBを硬化して
形成した皮膜である。 組成物A (a)ジオルガノポリシロキサン (数平均分子量が3,000〜40,000) 100重量部 (b)縮合型架橋剤 3〜70重量部 (c)触媒 0.01〜40重量部 前記成分(a)のジオルガノポリシロキサンは、下記一
般式で示されるような繰り返し単位を有するポリマー
で、RおよびR’は炭素数1〜10のアルキル基、ビニ
ル基、アリール基であり、またその他の適当な置換基を
有していても良い。一般的にはRおよびR’の60%以
上がメチル基、あるいはハロゲン化ビニル基、ハロゲン
化フェニル基等であるものが好ましい。 −Si(R)(R')O− このようなジオルガノポリシロキサンは両末端に水酸基
を有するものを用いるのが好ましい。また、前記成分
(a)の数平均分子量は3,000〜40,000であ
り、より好ましくは、5,000〜36,000であ
る。成分(b)の縮合型架橋剤は縮合型のものであれば
いずれであってもよいが、次の一般式で示されるような
ものが好ましい。 Rm・Si・Xn(m+n=4、nは2以上) ここでRはさきに説明したRと同じ意味であり、Xは、
Cl、Br,Iなどのハロゲン、HまたはOH、−O−
COR、−OR、−O−N=CR34、−NR56など
の有機置換基(ここでR3、R4、R5、R6は炭素数1〜
10のアルキル基を示す。)である。成分(c)の触媒
としては、錫、亜鉛、鉛、カルシウム、マンガンなどの
金属カルボン酸塩、例えば、ラウリン酸ジブチル錫、オ
クチル酸鉛、ナフテン酸鉛など、あるいは塩化白金酸等
のような公知の触媒があげられる。
【0017】 組成物B (d)付加反応性官能基を有するジオルガノポリシロキサン (数平均分子量が3,000〜40,000) 100重量部 (e)オルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜10重量部 (f)付加触媒 0.00001〜1重量部 上記成分(d)の付加反応性官能基を有するジオルガノ
ポリシロキサンとは、1分子中にケイ素原子に直接結合
したアルケニル基(より好ましくはビニル基)を少なく
とも2個有するオルガノポリシロキサン(数平均分子量
が3,000〜40,000)で、アルケニル基は分子
の末端、中間いずれにあってもよく、アルケニル基以外
の有機基としては、置換もしくは非置換の炭素数1〜1
0のアルキル基、アリール基である。また、成分(d)
は水酸基を微量有することも任意である。成分(d)
は、数平均分子量が3,000〜40,000であり、
より好ましくは、5,000〜36,000である。成
分(e)としては、両末端水素基のポリジメチルシロキ
サン、α、ω−ジメチルポリシロキサン、両末端メチル
基の(メチルシロキサン)(ジメチルシロキサン)共重
合体、環状ポリメチルシロキサン、両末端トリメチルシ
リル基のポリメチルシロキサン、両末端トリメチルシリ
ル基の(ジメチルシロキサン)(メチルシロキサン)共
重合体などが例示される。成分(f)としては、公知の
ものの中から任意に選ばれるが、特に白金系の化合物が
望ましく、白金単体、塩化白金、塩化白金酸、オレフィ
ン配位白金などが例示される。これらの組成物の硬化速
度を制御する目的で、テトラシクロ(メチルビニル)シ
ロキサンなどのビニル基含有のオルガノポリシロキサ
ン、炭素−炭素三重結合含有のアルコール、アセトン、
メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルなどの架橋抑制剤を
添加することも可能である。
【0018】なお、シリコーンゴム層には必要に応じ
て、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタンなどの無機物
の微粉末、シランカップリング剤、チタネート系カップ
リング剤やアルミニウム系カップリング剤などの接着助
剤や光重合開始剤を添加しても良い。本発明におけるシ
リコーンゴム層は、厚さが小さいとインキ反撥性が低下
し、傷が入りやすい等の問題点があり、厚さが大きい場
合、現像性が悪くなるという点から、厚みとしては0.5
〜5g/m2が好ましく、より好ましくは1〜3g/m2であ
る。ここに説明した水無し平版印刷版において、シリコ
ーンゴム層の上に更に種々のシリコーンゴム層を塗工し
ても良い。また、光重合性感光層とシリコーンゴム層と
の間の接着力を上げる目的、もしくはシリコーンゴム層
組成物中の触媒の被毒を防止する目的で、光重合性感光
層とシリコーンゴム層との間に接着層を設けても良い。
更に、シリコーンゴム層の表面保護のために、シリコー
ンゴム層上に透明なフィルム、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビリニデン、
ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレフタレート、
セロファン等をラミネートしたり、ポリマーのコーティ
ングを施しても良い。これらのフィルムは延伸して用い
ても良い。更に、このフィルムには画像露光時の焼き枠
における真空密着性を改良するため、マットを施しても
良い。
【0019】本発明による水無し平版印刷版は透明原画
を通して露光した後、画像部(未露光部)の感光層の一
部を溶解あるいは膨潤しうる現像液で現像される。本発
明において用いられる現像液としては、水または有機溶
剤の水溶液が用いられる。安全性および引火性等を考慮
すると水溶性溶剤の濃度は40重量%未満が好ましい。
本発明に用いられる現像液の具体例としては、以下のも
のが挙げられる。 ・アルコール類(メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、ベンジルアルコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、2−エトキシエタノー
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチル
エーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコ
ール等) ・ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等) ・エステル類(酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸ブチル、
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、
ジエチレングリコールアセテート、ジエチルフタレート
等) ・その他(トリエチルフォスフェート、トリクレジルフ
ォスフェート等) ・上記有機溶剤に水を添加したもの、上記有機溶剤を界
面活性剤等を用いて水に可溶化したもの ・水(水道水、純水、蒸留水等) 現像は、例えば上記のような現像液を含む現像用パッド
で版面をこすったり、現像液を版面に注ぎつつ、または
後に現像ブラシでこするなど、公知の方法で行うことが
できる。現像液温は任意の温度でよいが、好ましくは1
0℃〜50℃である。これにより未露光部のシリコーン
ゴム層のみが除かれ、その部分がインキ受容部となる。
【0020】このようにして得られた刷版は、その画像
形成性を確認するため露出画像部を染色液で染色し、検
知しうるようにできる。染色液を柔らかいパッドにしみ
こませ、画像部を軽くこすることにより、感光層の露出
した画像部のみが染色され、これによりハイライト部ま
で現像が十分に行われていることを確認できる。本発明
の水無し平版印刷版の製版方法に於いて用いられる染色
液は、水難溶性化合物を少なくとも一種含有する水無し
平版印刷版用染色液である。本発明の染色液に使用され
る水難溶性化合物は、20℃における水に対する溶解度
が10%未満の有機溶剤であり、具体例としては、ジイ
ソブチルケトン、アセトフェノン、イソホロン、コハク
酸ジエチル、安息香酸メチル、蓚酸ジエチル、フタル酸
ジメチル、酢酸イソブチル、安息香酸ベンジル、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコー
ルジブチルエーテル、エチレングリコールベンジルエー
テル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジ
エチレングリコールジブチルエーテル、ジメチルベンジ
ルカルビトール、ジエチレングリコールジアセテート、
2−エチルヘキシルアルコール、ベンジルアルコール、
シクロヘキサノール、1,3−オクタンジール、シクロ
ヘキサノン、N−ベンジルエタノールアミン、アニシル
アルコール、2−N−エチルアニリノエタノール、N−
フェニルエタノールアミン、トリアセチン、トリブチ
ン、プロピレングリコールモノフェニルエーテルおよび
式(1)で表される化合物(例えば、ジプロピレングリ
コールモノヘキシルエーテル、トリプロピレングリコー
ルモノブチルエーテル、およびポリプロピレングリコー
ルモノプロピルエーテル(MW=400)等)が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。 R1O−(C36O)n−R2 式(1) (式中、R1はいずれについても置換または無置換のア
ルキル基、アリール基、アラルキル基またはアルケニル
基を表す。R2は水素原子、アルキル基、アリール基、
アラルキル基またはアルケニル基を表す。nは2以上の
正数を表す。)これらの中でも式(1)で表される化合
物、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチ
レングリコールモノヘキシルエーテル、ベンジルアルコ
ール、1,3−オクタンジオール、シクロヘキサノン、
N−フェニルエタノールアミン、トリアセチン、プロピ
レングリコールモノフェニルエーテルが好ましい。染色
液中のこれらの化合物の濃度は0.1重量%〜80重量
%が好ましく、より好ましくは2重量%〜60重量%で
あり、最も好ましくは5重量%〜40重量%である。
【0021】本発明に用いられるヒドロトロープ剤はハ
ード酸−ソフト塩基もしくはソフト酸−ハード塩基型の
塩であり、一般に無機イオンと有機イオンからなる一種
の電解質である。ハードおよびソフト酸ならびに塩基に
関しては、A. Scootの「Survey of Progress in Chemis
try 」(51-52 (1969) Academic Press社)に記載されて
いる。このようなヒドロトロープ剤として有効な化合物
は、下記一般式(2)〜(8)で示される化合物を挙げ
ることができる。
【化3】
【0022】(式中、R7〜R10は各々独立に水素原
子、炭素原子数1〜4のアルキル基(直鎖及び分枝のも
のを含む。)、炭素原子数1〜4のヒドロキシアルキル
基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子(例えば塩素原子、
臭素原子など)、メルカプト基、−SO3 4または−
COOM5を示す。R10〜R17は各々独立に炭素原子数
1〜12のアルキル基(直鎖、分枝および環状のものを
含む。)、炭素原子数1〜4のヒドロキシアルキル基、
ベンジル基、または置換(例えばメチル基などの炭素原
子数1〜4のアルキル、ヒドロキシル、ハロゲンなど)
もしくは無置換のフェニル基を示す。R18〜R22は各々
独立に水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基(直鎖
及び分枝のものを含む。)、ヒドロキシル基、−SO3
6、炭素原子数1〜6のヒドロキシアルキル基を示
す。R23は水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基
(直鎖及び分枝のものを含む。)、または炭素原子数1
〜12のヒドロキシアルキル基を示す。M1〜M6は各々
水素原子、アルカリ金属(Na、Kなど)またはNH4
を示す。ZはN、PまたはBを示す。X1 は対イオンを
示し、ZがNまたはPのときはアニオン(例えば、塩素
イオン、臭素イオン、沃素イオンなどのハロゲンイオ
ン、硝酸イオン、硫酸イオン、燐酸イオン、水酸イオ
ン、 PF6 - 、 BF4 - など)を示し、ZがBのときはカチ
オン(例えば、Li+ 、Na+ 、K+ などのアルカリ金属イ
オン又は NH4 + など)を示し、X2 はアニオン(例えば
前記のような例が含まれる。)を示す。nは1〜5の整
数を示す。)
【0023】本発明に用いられる一般式(2)〜(8)
で示される化合物の具体例としては、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ク
メンスルホン酸、安息香酸、サリチル酸、イソフタリル
スルホン酸、没食子酸、フェノールスルホン酸、チオサ
リチル酸、テトラフェニルホスホニウムヨーダイド、テ
トラフェニルホスホニウムブロマイド、テトラフェニル
ホスホニウムクロライド、テトラフェニルホスホニウム
硫酸塩、テトラフェニルホスホニウム硝酸塩、テトラフ
ェニルホウ素ナトリウム、テトラn−ブチルホスホニウ
ムヨーダイド、テトラn−ブチルホスホニウムブロマイ
ド、テトラn−ブチルホスホニウムクロライド、テトラ
n−ブチルホスホニウム硫酸塩、テトラn−ブチルホス
ホニウム硝酸塩、テトラブチルアンモニウム硫酸塩、テ
トラブチルアンモニウム硝酸塩、エチルトリフェニルホ
スホニウムブロマイド、ベンジルトリフェニルホスホニ
ウムクロライド、テトラブチルホスホニウムハイドロオ
キサイド、テトラブチルホスホニウムリン酸塩、エチル
トリフェニルホスホニウムブロマイド、ブチルトリフェ
ニルホスホニウムブロマイド、ジフェニルホスホニウム
クロライド、ベンジルトリフェニルホスホニウムクロラ
イド、テトラトリルホスホニウムブロマイド、ビス
〔(ベンジル)(ジフェニル)ホスホランジイル〕アン
モニウムクロライド、1,2−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)エタンブロマイド、4−(ブチルフェニル)−2
−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4−(ブチルフェニ
ル)ベンゼンスルホン酸、ジフェニルエーテルスルホン
酸等が挙げられる。又、これらのアルカリ金属塩(Na、
K、Li塩)、アンモニウム塩、ブチルイソキノリニウム
ブロマイド、メチルイソキノリニウムクロライド等が挙
げられる。本発明に用いられる特に好ましいヒドロトロ
ープ剤としては、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、
メタキシレンスルホン酸ナトリウム、p−エチルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウ
ム、ナフタレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホ
ン酸アンモニウム、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。これらの中でもp−トルエンスルホン酸ナトリウ
ム、メタキシレンスルホン酸ナトリウム、p−エチルベ
ンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸ナトリウムが
好ましい。染色液中のヒドロトロープ剤の濃度は0.0
5%〜50%が好ましく、より好ましくは0.5%〜3
0%である。
【0024】本発明の染色液に用いられる染料は、水溶
性の分散染料、酸性染料、塩基性染料の中から選ばれる
が、特に好ましくは、トリアリールメタン系酸性染料及
びトリアリールメタン系塩基性染料である。これらの具
体例としては、酸性染料として、ACID VIOLET 5B(保土
ヶ谷化学製)、KITON BLUE A(CIBA製)、PATENT BLUE
AF(BASF製)、RAKUTO BRILLIANT BLUE FCF(洛東化学
工業製)、BRILLIANT ACID BLUE R(GEIGY製)、KAYANO
L CYANINE 6B(日本化薬製)、SUPRANOL CYANINE G(FA
RBENFABRIKEN BAYER 製)、ORIENT SOLUBLE BLUE OBB
(オリエント化学工業製)、ACID BRILLIANT BLUE 5G
(中外化成製)、ACID BRILLIANT BLUEFFR(中外化成
製)、ACID GREEN GBH(高岡化学工業製)、ACID BRILL
IANT MILLING GREEN B(保土ヶ谷化学工業製)、塩基性
染料として、クリスタルバイオレット、エチルバイオレ
ット、ビクトリアピュアブルー、ビクトリアブルー、メ
チルバイオレット、DIABASIC MAGENTA(三菱化学製)、
AIZEN BASIC CYANINE 6GH(保土ヶ谷化学製)、PRIMOCY
ANINE BX CONC.(住友化学製)、ASTRAZON BLUE G(FAR
BENFABRIKEN BAYER製)、DIACRYL SUPRA BRILLIANT 2B
(三菱化学製)、AIZEN CATHILON TURQUOISE BLUE LH
(保土ヶ谷化学製)、AIZEN DIAMOND GREEN GH(保土ヶ
谷化学製)、AIZEN MALACHITE GREEN(保土ヶ谷化学
製)等が挙げられるが、これらのなかでも特に好ましく
用いられるものとしては、クリスタルバイオレット、エ
チルバイオレット、ビクトリアピュアブルーが挙げられ
る。染色液中の染料の濃度は、0.01重量%〜10重
量%が好ましく、さらに好ましくは0.05重量%〜5
重量%である。
【0025】また、本発明においては染色液安定性の向
上のために、界面活性剤および20℃における水に対す
る溶解度が10重量%以上の有機溶剤を添加しても良
い。界面活性剤としては、通常使用される公知のものが
使用できるが、アニオン界面活性剤およびノニオン界面
活性剤が好ましい。アニオン界面活性剤としては、高級
アルコール(C8〜C22)硫酸エステル塩類(例えば、
ラウリルアルコールサルフェートのナトリウム塩、オク
チルアルコールサルフェートのナトリウム塩、ラウリル
アルコールサルフェートのアンモニウム塩等)、脂肪族
アルコール燐酸エステル塩類(例えば、セチルアルコー
ル燐酸エステルのナトリウム塩等)、炭素数8〜22の
アルキルスルホン酸塩類(例えば、オクチルスルホン酸
のナトリウム塩、ドデシルスルホンサン酸のナトリウム
塩等)、炭素数12〜30のアルキルアリールスルホン
酸塩類(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウム塩、ジナフタレンジスルホン酸のナトリウム塩
等)、炭素数8〜22の脂肪族カルボン酸塩類(ステア
リン酸のナトリウム塩、オレイン酸のナトリウム塩
等)、アルキルアミドのスルホン酸塩類(例えば、メチ
ルオレイルタウレイド等)、二塩基性脂肪族エステルの
スルホン酸塩類(例えば、ナトリウムコハク酸ジオクチ
ルエステル、ナトリウムスルホコハク酸ジヘキシル等)
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ノ
ニオン界面活性剤としては、ポリエチレングリコール、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンベヘニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、オキシエチ
レンオキシプロピレンブロックポリマー、トリベンジル
フェノールポリエチレンオキシド付加物、オクチルフェ
ノールポリオキシエチレンオキシプロピレン付加物等が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。染色
液中の界面活性剤の濃度は0.1重量%〜30重量%が
好ましく、より好ましくは1重量%〜20重量%であ
る。
【0026】20℃における水に対する溶解度が10重
量%以上の有機溶剤としては、アルコール類(例えば、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、2−エチ
ルヘキサノール、テトラヒドロフルフリルアルコール
等)、エーテル類(例えば、1,4−ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等)、ケトン類(例えば、メチルエチル
ケトン、アセトニルアセトン、ジアセトンアルコール
等)、エステル類(例えば、ギ酸メチル、酢酸メチル、
乳酸メチル、乳酸エチル等)、多価アルコールおよびそ
の誘導体(例えば、エチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールジエチル
エーテル、メトキシメトキシエタノール、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチル
エーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコール、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、ブタンジオー
ル、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサント
リオール等)、窒素化合物(例えば、メチルアミン、ジ
メチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
イソプロピルアミン、シクロヘキシルアミン、トリエタ
ノールアミン、アセトアミド、アセトニトリル、キノリ
ン、モルホリン等)、酸類(蟻酸、酢酸、酪酸、カプロ
ン酸、シクロプロパンカルボン酸、安息香酸、2−アミ
ノプロパン酸、コハク酸、フタル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、酒石酸、リンゴ酸、シュウ酸、アセト酢酸、マロ
ン酸、クエン酸等)が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。染色液中のこれら20℃における水に
対する溶解度が10重量%以上の有機溶剤の濃度は好ま
しくは0.5重量%〜30重量%であるが、より好まし
くは1重量%〜20重量%である。その他、本発明の染
色液には消泡剤、キレート剤、防腐剤を添加することが
できる。本発明の染色液は、上記のような成分を水に溶
解して調製される。染色液中に占める水の量は1〜99
重量%が好ましく、更に好ましくは40〜90重量%で
ある。
【0027】染色工程に於いて水無し平版印刷版は染色
液中に浸漬されるが、染色斑を防止する目的で版面をブ
ラシ等でこすってもよく、またこのとき現像工程に於い
て現像が不完全であった部分を更に現像することも可能
である。本発明の水無し平版印刷版の製版方法では染色
または現像後に水道水で版面を洗うことが望ましく、更
に水洗後、40℃以上100℃以下の温風で乾燥させる
ことが好ましい。本発明の水無し平版印刷版の製版方法
を自動現像機で行う場合、全ての処理液は、温調機構に
より、一定温度に保たれることが望ましい。全ての処理
液温度は、通常15℃から60℃の範囲で温度センサー
と連動したヒーターで温調がなされる。現像液が水道水
である場合は、自動現像機を水道に直結し、水道水を供
給しながらオーバーフロー機構により現像液を排出する
ことにより、現像液の腐敗を防止したり、シリコーンゴ
ムの現像滓を排出させることができる。水洗液も同様に
水道水を供給させて、腐敗を防止することができる。
【0028】このように水道と自動現像機を直結させて
水道水を自動現像機内に供給する方法としては、水道の
蛇口の開閉により自動現像機使用時に水道水を供給する
方法と、版センサーやマイコンと連動して作動する電磁
弁を用いて、通版時や一定時間毎に水道水を供給させる
方法とがある。また、全ての処理液は液レベルセンサー
やマイコンと連動して作動する送液システムによって、
処理液の補充を自動的に行うことが望ましい。この場
合、補充液は処理液と組成が同じであっても良いし異な
っていても良い。例えば、染色液中の任意の成分の濃度
(C1)と、補充液中の同じ成分の濃度(C2)との関係
は、全く任意であるが、10≧C2/C1≧0のものがよ
く使用される。また、当初染色液中に含まれない成分を
補充液に含ませることもできる。このような成分として
は、消泡剤、キレート剤、防腐剤、染料、溶剤、界面活
性剤等が挙げられる。これらの水無し平版印刷版は、原
画フィルムを密着させてUVランプで画像状に露光、も
しくはレーザー光を走査させて画像状に露光される。こ
の後本発明の製版方法により現像及び染色されるが、前
処理として加熱処理を行うことにより増感させることが
できる。また、露光から現像処理までを自動搬送機構を
用いて自動的に行うことにより、作業性を著しく向上さ
せることができ、レーザー光を走査させて露光を行う水
無し平版印刷版では特に好ましく用いられる。
【0029】
【発明の効果】本発明の処理方法によって、処理時にシ
リコーンゴム層を損傷する事なく、効率的に非画像部を
可塑化し、取扱い時の耐傷性および印刷時の耐刷性を向
上させることができる。
【0030】
【実施例】以下実施例により、本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 実施例1 (プライマー層)通常の方法で脱脂した0.3mm厚のJ
IS A 1050材アルミニウム板をアミノシランカ
ップリング剤であるKBM613(信越化学工業株式会
社製)1重量%水溶液に浸漬させた後、室温で乾燥させ
た。このアルミニウム板上に乾燥重量で4g/m2となるよ
うに、下記組成のプライマー塗布液を塗布し、140
℃、2分間加熱し乾燥させた。 ・サンプレンIB1700D(三洋化成工業株式会社製) 10重量部 ・p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドとの 縮重合物のヘキサフルオロリン酸塩 0.1重量部 ・TiO2 0.1重量部 ・ディフェンサーMCF323 0.03重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製) ・プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 50重量部 ・乳酸メチル 20重量部 ・純水 1重量部 その後、ヌアーク社製 FT261V UDNS UL
TRA−PLUS FLIPTOP PLATE MA
KER 真空露光機を用いて、20カウント露光した。
【0031】(感光層)上記プライマーを塗設したアル
ミニウム板上に、下記組成の光重合性感光層塗布液を、
乾燥重量4g/m2となるように塗布し、100℃、1分間
乾燥した。 ・ポリウレタン樹脂(イソホロンジイソシアネート/ ポリエステル(アジピン酸/1,6−ブタンジオール/ エチレングリコール)/2,2−ジメチルプロパン− 1,3−ジオール/イソホロンジアミン) 1.5重量部 ・A−600(新中村化学株式会社製 ポリエチレングリコールジアクリレート) 0.5重量部 ・キシリレンジアミン1モル/グリシジルジメタクリレート 4モルの付加物 1.0重量部 ・エチルミヒラーズケトン 0.35重量部 ・2−クロロチオキサントン 0.10重量部 ・ビクトリアピュアブルーBOHのナフタレンスルホン酸塩 0.01重量部 ・ディフェンサーMCF323 0.03重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製) ・メチルエチルケトン 10重量部 ・プロピレングリコールメチルエーテル 25重量部
【0032】(インキ反撥層)上記光重合性感光層上
に、下記のシリコーンゴム層塗布液を乾燥重量2g/m2
なるように塗布し、140℃、2分間乾燥した。 ・α,ω−ジビニルポリシロキサン(重合度 約700) 9重量部 ・(CH3)3SiO(SiH(CH3)O)8Si(CH3)3 0.4重量部 ・ポリジメチルシロキサン(重合度8,000) 0.3重量部 ・オレフィン−塩化白金酸 0.2重量部 ・HC≡CC(CH32OSi(CH33 0.1重量部 ・アイソパーG(エッソ化学株式会社製) 140重量部 上記のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に厚
さ6μmの片面マット化ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムをマット化されていない面がシリコーンゴム層と
接するようにラミネートし、水無し平版印刷版を得た。
この印刷版に光学濃度差0.15であるグレースケール
(G/S)を重ね、ヌアーク社製 FT261V UD
NS ULTRA−PLUS FLIPTOPPLAT
E MAKER 真空露光機を用いて、30カウント露
光した後、ラミネートフィルムを剥離し、水道水をしみ
込ませたパッドで版面をこすり、画線部のシリコーンゴ
ム層を除去した後、表−1に記載された染色液をパッド
にしみ込ませて、30秒間軽く版面を拭いてシリコーン
ゴム層が除去された画線部を染色した。画線部の染色濃
度はマクベス反射濃度計(ビジュアルモード)で測定し
た。
【0033】
【表−1】 成 分 ─────────────────────────────────── ・トリプロピレングリコールモノブチルエーテル 12重量部 実施例1 ・4−メタキシレンスルホン酸ナトリウム 16重量部 ・水 72重量部 ─────────────────────────────────── ・トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル 9重量部 実施例2 ・p−トルエンスルホン酸ナトリウム 12重量部 ・水 79重量部 ─────────────────────────────────── ・トリアセチン 10重量部 実施例3 ・p−エチルベンゼンスルホン酸 10重量部 ・水 80重量部 ─────────────────────────────────── ・ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル 15重量部 実施例4 ・p−エチルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10重量部 ・水 75重量部 ─────────────────────────────────── ・テトラプロピレングリコールモノエチルエーテル 10重量部 実施例5 ・ニューコールB4SN(日本乳化剤社製) 20重量部 ・水 70重量部 ─────────────────────────────────── ・トリプロピレングリコールモノブチルエーテル 15重量部 実施例6 ・ノイゲンHC(第一工業製薬社製) 25重量部 ・水 60重量部 ─────────────────────────────────── 比較例1 ・ジエチレングリコールモノエチルエーテル 10重量部 ・水 90重量部 ─────────────────────────────────── ・ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル 15重量部 比較例2 ・ニューコールB4SN(日本乳化剤社製) 20重量部 ・水 65重量部 ─────────────────────────────────── ・ベンジルアルコール 10重量部 比較例3 ・ノイゲンHC(第一工業製薬社製) 15重量部 ・水 75重量部 ─────────────────────────────────── * 各実施例および比較例はそれぞれエチルバイオレッ
ト(保土ヶ谷化学工業株式会社製)を0.4重量部含有
する。
【0034】このようにして得られた水無し平版印刷版
の非画像部をHEIDON(新東化学社製)を用い、
0.25mmのサファイア針で100gの荷重をかけてシ
リコーンゴム層の耐傷性を評価した。また、水無し平版
印刷版を湿し水供給装置を外したハイデルベルグGTO
印刷機にて東洋インキ製 TOYO KING ULT
RA TUK アクワレスG墨インキにより10万枚印
刷したときの耐刷性(紙粉等により、非画像部に斑点状
の汚れがでた枚数を刷了枚数とする)を評価した。その
結果を表−2に示した。表−2より、本発明の処理方法
は水無し平版印刷版の耐傷性および耐刷性を向上させる
ことが判る。
【0035】
【表−2】 染色濃度 耐傷性 耐刷性(刷了枚数) ─────────────────────────────── 実施例1 1.38 ○ 10万枚以上 実施例2 1.31 ○ 10万枚以上 実施例3 1.27 ○ 10万枚以上 実施例4 1.34 ○ 10万枚以上 実施例5 1.35 ○ 10万枚以上 実施例6 1.38 ○ 10万枚以上 比較例1 1.05 × 6万枚 比較例2 1.29 × 8万枚 比較例3 1.31 × 8万枚 ─────────────────────────────── 耐傷性:○ 印刷時引っかき跡にインキ着肉無し × 印刷時引っかき跡にインキ着肉有り
フロントページの続き (72)発明者 平野 積 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、感光層およびシリコーンゴ
    ム層をこの順に積層してなる湿し水不要感光性平版印刷
    版の画像露光後の処理において、実質的に未露光部のシ
    リコーンゴム層のみを剥離せしめる水系現像液で現像し
    た後、水難溶性化合物およびヒドロトロープ剤を少なく
    とも1種ずつ含有する染色液で画像部を染色することを
    特徴とする湿し水不要感光性平版印刷版の処理方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に、感光層およびシリコーンゴ
    ム層をこの順に積層してなる湿し水不要感光性平版印刷
    版の画像露光後の処理において、実質的に未露光部のシ
    リコーンゴム層のみを剥離せしめる水系現像液で現像し
    た後、下記式(1)で表される化合物を少なくとも1種
    含有する染色液で画像部を染色することを特徴とする湿
    し水不要感光性平版印刷版の処理方法。 R1O−(C36O)n−R2 式(1) (式中、R1はいずれについても置換または無置換のア
    ルキル基、アリール基、アラルキル基またはアルケニル
    基を表す。R2は水素原子、アルキル基、アリール基、
    アラルキル基またはアルケニル基を表す。nは2以上の
    正数を表す。)
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