JPH0756159Y2 - 機械プレスにおけるブレーキ装置 - Google Patents

機械プレスにおけるブレーキ装置

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JPH0756159Y2
JPH0756159Y2 JP5684392U JP5684392U JPH0756159Y2 JP H0756159 Y2 JPH0756159 Y2 JP H0756159Y2 JP 5684392 U JP5684392 U JP 5684392U JP 5684392 U JP5684392 U JP 5684392U JP H0756159 Y2 JPH0756159 Y2 JP H0756159Y2
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JP
Japan
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spacer
cylinder member
push
pin
plate
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JP5684392U
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JPH069798U (ja
Inventor
一博 山口
詔三 今西
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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  • Control Of Presses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機械プレスにおけるブ
レーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械プレスのブレーキ装置は、実開昭5
6−16999号公報及び実開昭59−1500号公報
により知られている。
【0003】これら従来技術のうち、前者はストローク
調整ネジと押しピンを各別に設けているので、調整ネジ
及び押しピンは何れも複数本が必要であるにもかかわら
ず、取付スペースの問題により本数が少なくなってお
り、このためレリース時に押し板の変形が大きくなり、
このことが原因となってライニングの摩耗が早くなると
いう問題がある。
【0004】又、従来技術の後者は、押し板のガイドが
押し板の外周に設けられた外歯と、ブレーキ装置のハウ
ジングの内歯とによって行われている。このため押し板
は歯の一部でしかガイドされず、ガイド機能がよくない
といった問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、ブレーキのストローク調整を容易にすると
共に押しピンの本数を増やしてレリース時の押し板の変
形を小さくしたブレーキ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案において課題を解
決するための手段は、プレス機械の機体に軸架されたプ
レス駆動軸と、上記機体に固定され上記プレス駆動軸が
挿通されているシリンダ部材と、該シリンダ部材と対向
して設けられスペーサピンによって当該シリンダ部材に
連結された押し板と、該押し板と上記シリンダ部材との
間に装着されかつ上記プレス駆動軸と連動して回転する
ブレーキ板と、上記押し板をシリンダ部材に向って圧着
する圧着機構とからなるブレーキ装置において、上記ス
ペーサピンが、シリンダ部材と押し板とに嵌合されたス
ペーススリーブと、該スペーススリーブ内に挿通されか
つ該押し板から突出する部分に形成したネジ部にキャッ
プがねじ結合されたスペーサ押しピンとからなり、該ス
ペーサ押しピンは上記シリンダ部材内に設けられたピス
トンに接合し、該キャップは上記押し板に固定されると
共に、当該スペーサ押しピンのネジ部にロックナットが
結合されていることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】図1は断面図、図2は正面図、図3はスペー
サピンの断面図、図4は押しピンの断面図である。
【0008】図において、プレス駆動軸1がプレス機械
の機体2にベアリング3を介して軸架されており、ブレ
ーキ装置4は該機体2から突出させた当該プレス駆動軸
1に装着されている。なお、プレス駆動軸1の図示しな
い他端部にクラッチ装置が装着され、当該プレス駆動軸
1はブレーキ装置4及びクラッチ装置の操作によって運
転される。
【0009】上記機体2には、該機体2の外側部にリン
グ状のシリンダ部材5が設けられており、該シリンダ部
材5は、底板6、ピストン7、蓋板8の順に重合されて
ボルト9によって当該機体2に固定されている。又、ブ
レーキ板10が上記プレス駆動軸1の突出部に、かつ上
記シリンダ部材5の蓋板8の前面に設けられており、該
ブレーキ板10はボス部11に設けた内歯12とプレス
駆動軸1にキーを介して固定した歯車部材13の外歯1
4とが噛合しており、プレス駆動軸1と共に回転するも
のである。
【0010】又、上記ブレーキ板10の前方にリング状
の押し板15が設けられており、該押し板15は当該ブ
レーキ板10の周縁部の外方位置で上記シリンダ部材5
との間に回転止めのスペーサピン16を嵌合し、該スペ
ーサピン16によって押し板15とシリンダ部材5とが
結合されている。実施例において、スペーサピン16は
同一円周上に120度の間隔で3本設けられている。な
お、押し板15とシリンダ部材5を連結する回転止めを
かねた押しピン17が上記スペーサピン16の間に12
0度の間隔で3本設けられている。
【0011】さらに又、上記押し板15をシリンダ部材
5に向って圧接する圧着装置18が上記スペーサピン1
6及び押しピン17との間に各2個ずつ設けられてい
る。圧着装置18は、シリンダ部材5に固定したボルト
19が押し板15の前方に突出していて、該押し板15
に設けたバネ受け20とボルト19の頭部に設けた座金
21との間にコイルバネ22が装着されていて、当該シ
リンダ部材5のピストン7が押し板15に向う方向(左
側)に移動すると、当該コイルバネ22が圧縮されて押
し板15が後退してブレーキが開放され、逆に、ピスト
ン7が押し板15から離れる方向(右側)に移動する
と、コイルバネ22が伸長してブレーキを作動する。
【0012】上記のようなプレスのブレーキ装置におい
て、本考案は上記スペーサピン16の構造に特徴があ
る。図3において、スペーサピン16は、スペーススリ
ーブ30にフランジ部30aを設けてシリンダ部材5の
蓋板8に係合させて固定し、シリンダ部材側の端部は蓋
板8と同じ面になるようにし、又、押し板側は押し板1
5内に設けたガイドスリーブ31内に挿入している。な
お、該ガイドスリーブ31の端部でシリンダ部材側に向
う端部に設けられたフランジ部31aが上記スペースス
リーブ30のフランジ部30aと対向しており、これら
2つのフランジ部30a,31aとの間に隙間が形成さ
れている。
【0013】上記スペーススリーブ30内にはスペーサ
押しピン32が摺動可能に挿入されており、該スペーサ
押しピン32は上記押し板15から突出部分にネジ部3
3が設けられており、さらに該ネジ部33にキャップ3
4がねじ結合されている。なお、該キャップ34は押し
板15にボルト35によって固定されている。又、上記
スペーサ押しピン32のネジ部33はキャップ34から
突出しており該部分にロックナット36が締結されてい
る。この他、スペーサ押しピン32の基端部(ネジを設
けた部分)端面には回転工具を装着する六角穴37が設
けられており、先端部はシリンダ部材5のピストン7に
接合している。
【0014】実施例は上記の構造であり、シリンダ部材
5のシリンダ室に圧力エアを供給してピストン7を前進
(図1において左方へ移動)させると、スペーサピン1
6及び押しピン17の作用で押し板15が蓋板8から離
れる。その結果、ブレーキ板10が押し板15並びに蓋
板8から解放されてブレーキはオフ、即ちプレス運転可
の状態となる。
【0015】他方、シリンダ室の圧力エアを排出させる
とピストン7は後退し、圧着装置18(コイルバネ2
2、ボルト19)の作用により押し板15は蓋板8に近
づき、ブレーキ板10が両者によって挟持され、ブレー
キオン、即ちプレスは停止する。
【0016】ここで、押し板15のストロークを調整す
るには、スペーサ押しピン32のロックナット36を緩
め、スペーサ押しピン32を回転して当該スペーサ押し
ピン32がスペーススリーブ30から突出している量を
調整する。調整後は再びロックナット36を締め付けて
おく。
【0017】
【考案の効果】本考案は、ブレーキのストローク調整と
ガイドピンとしての機能を備えた複数のスペーサピンを
設けたものであって、ブレーキのストローク調整を容易
に行うことが出来ると共に、スペーサピンの本数を増や
すことによりレリース時の押し板の変形を小さくし、か
つライニングの摩耗を少なくし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の断面図。
【図2】正面図。
【図3】スペーサピン取付部の断面図。
【図4】押しピン取付部の断面図。
【符号の説明】
1 プレス駆動軸 2 機体 3 ベアリング 4 ブレーキ装置 5 シリンダ部材 6 底板 7 ピストン 8 蓋板 9 ボルト 10 ブレーキ板 11 ボス部 12 内歯 13 歯車部材 14 外歯 15 押し板 16 スペーサピン 17 押しピン 18 圧着装置 19 ボルト 20 バネ受け 21 座金 22 コイルバネ 30 スペーススリーブ 31 ガイドスリーブ 32 スペーサ押しピン 33 ネジ部 34 キャップ 35 ボルト 36 ロックナット 37 六角穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械の機体に軸架されたプレス駆
    動軸と、上記機体に固定され上記プレス駆動軸が挿通さ
    れているシリンダ部材と、該シリンダ部材と対向して設
    けられスペーサピンによって当該シリンダ部材に連結さ
    れた押し板と、該押し板と上記シリンダ部材との間に装
    着されかつ上記プレス駆動軸と連動して回転するブレー
    キ板と、上記押し板をシリンダ部材に向って圧着する圧
    着機構とからなるブレーキ装置において、上記スペーサ
    ピンが、シリンダ部材と押し板とに嵌合されたスペース
    スリーブと、該スペーススリーブ内に挿通されかつ該押
    し板から突出する部分に形成したネジ部にキャップがね
    じ結合されたスペーサ押しピンとからなり、該スペーサ
    押しピンは上記シリンダ部材内に設けられたピストンに
    接合し、該キャップは上記押し板に固定されると共に、
    当該スペーサ押しピンのネジ部にロックナットが結合さ
    れていることを特徴とする機械プレスにおけるブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 スペーサピンが、同一円周上に120度
    の間隔で3本設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の機械プレスにおけるブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 スペーサピンが取り付けられた同一円周
    上に、120度の間隔でかつ当該各スペーサピンの間に
    押しピンが設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の機械プレスにおけるブレーキ装置。
JP5684392U 1992-07-21 1992-07-21 機械プレスにおけるブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0756159Y2 (ja)

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JPH069798U JPH069798U (ja) 1994-02-08
JPH0756159Y2 true JPH0756159Y2 (ja) 1995-12-25

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