JPH0755707Y2 - カセット用スタビライザー - Google Patents

カセット用スタビライザー

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JPH0755707Y2
JPH0755707Y2 JP1100190U JP1100190U JPH0755707Y2 JP H0755707 Y2 JPH0755707 Y2 JP H0755707Y2 JP 1100190 U JP1100190 U JP 1100190U JP 1100190 U JP1100190 U JP 1100190U JP H0755707 Y2 JPH0755707 Y2 JP H0755707Y2
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JP
Japan
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cassette
cam
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stabilizer
lever
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Inventor
哲 新藤
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アイワ株式会社
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、ビデオテープレコーダ、カセットプレー
ヤ、カセットテープレコーダ等のカセットテープが使用
される機器におけるカセット用スタビライザーに関し、
特に、録音および再生時にスタビライザーが有効に働く
ように高荷重となり、停止状態ではカセットや荷重機構
に負担がかからないよう低荷重となるカセット用スタビ
ライザーに関する。
「従来の技術」 磁気テープが内蔵されたカセットを使用するものとし
て、ビデオテープレコーダ、カセットプレーヤ、カセッ
トテープレコーダ等が普及している。
このカセットテープレコーダ等で磁気テープを再生して
音楽や音声を聞くときに、その再生音に重なってノイズ
が聞こえる場合が多い。
ノイズの発生は、カセット再生時に駆動されるモータ等
の振動がカセットホルダ内のカセットまで伝達された
り、テープ駆動に伴うカセット自体の振動のためであ
る。
このような振動によるノイズを除去するために、例えば
第8図で示すような高荷重タイプのカセット用スタビラ
イザーが使用されていた。
このカセット用スタビライザーは、プレイに際して基準
ピン3,3および受片4,4(一方のみ図示する)に装着され
たカセット1の正面をクッション材6が貼着されたスタ
ビライザー5で押圧(荷重約1Kg)する。
そして、カセット1がメカシャーシ2の基準ピン3、3
および受片4、4に装着されているときは、プランジャ
ー60で荷重が加えられていた。
「考案が解決しようとする課題」 カセットがメカシャーシの基準ピンや受片に長時間装着
されていると、スタビライザーの荷重によってカセット
ハーフが変形あるいは劣化したりすることがあった。
一方、再生する音声、音楽を向上させるためには、より
強力な荷重を加えて制振性を高めればよいことが実験に
よって証明されている。
この考案は、上記のような点に鑑みてなされたもので、
録音や再生モード時のみにカセットを高荷重で押圧し、
他のモードのときはカセットを装着保持するのに必要な
低荷重で押圧する2段階荷重のカセット用スタビライザ
ーの提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上述の課題を解決するため、この考案においては、カセ
ットテープが使用されるビデオテープレコーダ、カセッ
トテープレコーダ等の機器におけるカセット用スタビラ
イザーにおいて、 停止時にカセットを装着保持できる低荷重作動手段と、 再生、録音時にカセットを高荷重で押圧する高荷重手段
とを設けたことを特徴とするものである。
「作用」 第1図で示すように、カセット1が基準ピン3,3および
受片4,4に正しく装着されると、図示しないスイッチに
よって駆動用のモータ9が回転する。
そして、モータ9の回転が駆動プーリ10(第2図参照)
→動力伝達用のベルト12→プーリギヤ11→ピニオン14
(第2図参照)と順次伝達され、このピニオン14から駆
動用のカム13に減速して伝達され、カム13が第1図で示
す矢印方向(時計方向)に回転する。
カム13が時計方向に回転すると、第2図で示すようにカ
ム13の裏側のピン18と接触しているガイドカム131によ
って低荷重用レバー15がシャフト21を支点として時計方
向に回転し、レバー8の張り出し下辺82を押す。
押されたレバー8は、第1図で示す回転軸81を中心とし
て反時計方向に回転して、スタビライザー5をメカシャ
ーシ2側へ押圧する。
そして、モータ9は、低荷重がかかる位置をカム13の周
面カム133と接した位置検出用のスイッチ17が検出し、
この検出により回転が停止させられる。このときの荷重
の調整は、低荷重用スプリング23で行なわれる。
この状態において、再生、録音のボタン操作を行なう
と、モータ9が再び回転し、低荷重用の動作と同じく、
モータ9の回転が駆動プーリ10→動力伝達用のベルト12
→プーリギヤ11→ピニオン14と順次伝達され、このピニ
オン14から駆動用のカム13に減速して伝達し、カム13を
第1図で示す矢印方向(時計方向)に回転させる。
カム13が時計方向に回転すると、カム13の裏側のガイド
カム132と接触しているピン19によって高荷重用レバー1
6がシャフト21を支点として時計方向に回転する。
高荷重用レバー16が回転すると、高荷重用コイルスプリ
ング24が前方に引っ張られ、低荷重用レバー15のフック
152と高荷重用レバー16のフック161が係合し、両者の荷
重が合成される。そして、レバー8の張り出し下辺82を
高荷重で押し出す。
「実施例」 続いて、この考案に係るカセット用スタビライザーの実
施の一例について、第1図〜第7図を参照して詳細に説
明する。
第1図において、磁気テープが内蔵されたカセット1
は、メカシャーシ2の上下に定着された基準ピン3,3お
よび受片4,4に正しく装着され、スタビライザー5でメ
カシャーシ2側に付勢されている。
スタビライザー5は、前面に無反発ゴム等のクッション
材6を介してカセット1の正面を押圧するもので、ブラ
ケット7で枠型のレバー8に回転軸81で連結されてい
る。
9は駆動用のモータで、第2図で示すように、出力軸91
に楔着した駆動プーリ10と隣接したプーリギヤ11間に動
力伝達用のベルト12を張装し、プーリギヤ11に回転を伝
達する。
ベルト12で回転が伝達されるプーリギヤ11は、同じく第
2図で示すように、カム13と噛み合うピニオン14が同軸
上の下面に併設され、プーリギヤ11の回転を減速してカ
ム13に伝達する。
回転が減速して伝達されるカム13は、第7図で示すよう
に低荷重用レバー15の作動用ガイドカム131と、高荷重
用レバー16の作動用ガイドカム132と、位置検出用のス
イッチ17作動用の周面カム133とが設けられた多用途の
カムである。
低荷重用レバー15作動用のガイドカム131は、カム13の
裏面の中心側に突設され、低荷重用レバー15に立設され
たピン18と第2図で示すように接触し、低荷重用レバー
15を時計方向に回転させる。
高荷重用レバー16の作動用のガイドカム132は、カム13
の裏面のガイドカム131の外側に突設され、第3図で示
すように高荷重用レバー16に立設されたピン19と接触
し、高荷重用レバー16を回転させる。
位置検出用のスイッチ17の作動用の周面カム133は、カ
ム13の周面に低荷重がかかっている位置に切欠きが設け
られている。そして、スタビライザー5に低荷重をかけ
た時点(位置)でモータ9の回転を停止させる構造にな
っている。
第3図で示すように、低荷重用レバー15は、メカデッキ
(図示せず)に立設されたシャフト21に軸支され、前述
のようにカム13のガイドカム131に接触するピン18が立
設されている。また、この低荷重用レバー15は、側方に
低荷重用コイルスプリング23の一端を掛止する立ち上が
ったフック151と、その前方に高荷重用スプリング24掛
止用のフック152が形成されている。さらに低荷重用レ
バー15は高荷重用レバー16を掛止するフック153が形成
されると共に、張り出した先方に立ち上がった押し出し
爪154が形成されている。押し出し爪154は第1図に示し
たレバー8の張り出し下辺82を押し出すことによりスタ
ビライザー5を作動させる。
一端がフック151に掛止された低荷重用コイルスプリン
グ23は、他端が第1図で示すようにメカシャーシ2に掛
止され、低荷重時の荷重調整を行なう。
高荷重用レバー16は、第2図に示すように、低荷重用レ
バー15と同じシャフト21に重合して揺動自在に軸支さ
れ、前述のようにカム13のガイドカム132に接触するピ
ン19が立設されている。また、この高荷重用レバー16
は、第3図で示すように前側方に高荷重用コイルスプリ
ング24の一端を掛止するフック161が形成されると共
に、中間側方に張り出し片162が形成されている。
一端がフック161に掛止された高荷重用コイルスプリン
グ24は、第3図で示すように他端が低荷重用レバー15の
フック152に掛止され、高荷重時の荷重調整を行なう。
図示しないドアがオープンした状態の第2図において、
第1図で示すカセット1が基準ピン3,3および受片4,4に
正しく装着されると、図示しないスイッチによって駆動
用のモータ9が回転する。
そして、モータ9の回転が駆動プーリ10→動力伝達用の
ベルト12→プーリギヤ11→ピニオン14と順次伝達され、
このピニオン14から駆動用のカム13に減速して伝達さ
れ、カム13が第1図で示す矢印方向(時計方向)に回転
する。
カム13が時計方向に回転すると、第2図で示すようにカ
ム13の裏側のピン18と接触しているガイドカム131によ
って低荷重用レバー15がシャフト21を支点として時計方
向に回転し、レバー8の張り出し下辺82を押す。
このときのカム13と低荷重レバー15は、第2図で示す状
態から第3図で示す状態を経て第4図で示す状態に移行
する。
押されたレバー8は、第1図で示す回転軸81を中心とし
て反時計方向に回転して、スタビライザー5をメカシャ
ーシ2側へ押圧する。
そして、モータ9は、低荷重がかかる位置をカム13の周
面カム133と接した位置検出用のスイッチ17が検出し、
この検出により回転が停止させられる。このときの荷重
の調整は、低荷重用スプリング23で行なわれる。
この状態において、再生、録音のボタン操作を行なう
と、モータ9が再び回転し、低荷重用の動作と同じく、
モータの回転が駆動プーリ10→動力伝達用のベルト12→
プーリギヤ11→ピニオン14と順次伝達され、このピニオ
ン14から駆動用のカム13に減速して伝達し、カム13を第
1図で示す矢印方向(時計方向)に回転させる。
カム13が時計方向に回転すると、カム13の裏側のガイド
カム132と接触しているピン19によって高荷重用レバー1
6がシャフト21を支点として時計方向に回転し、第4図
で示す状態から第5図で示す状態を経て第6図で示す状
態に移行する。
高荷重用レバー16が回転すると、高荷重用コイルスプリ
ング24が前方に引っ張られ、低荷重用レバー15のフック
152と高荷重用レバー16のフック161が係合し、両者の荷
重が合成される。そして、レバー8の張り出し下辺82を
高荷重で押し出す。
モータ9の回転は、カム13の周面カム133によって高荷
重がかかる位置でスイッチ17が押され、停止する。この
ときのカム13、低荷重用レバー15および高荷重用レバー
16の位置は、第6図で示す状態になる。
再生、録音をボタン操作で停止させると、モータ9が逆
回転し、低荷重がかかる位置まで復帰する。
「考案の効果」 以上のように、この考案に係るカセット用スタビライザ
ーは、カセットにかける制振用の荷重が、カセットを保
持するのに十分な低荷重と、より強力な押圧力でカセッ
トを押圧して制振させる高荷重の2段階となっている。
したがって、長期間の放置によって生じるカセットやス
タビライザーの変形を防止することができると共に、カ
セットハーフに高荷重をかけてモータの振動や外部から
の音圧等による振動を大幅に低減させることができ、そ
の結果、より一層の音質の向上が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るカセット用スタビライザーの実
施の一例を示す概略斜視図、第2図はドアがオープンし
た状態の平面図、第3図はスタビライザーがオフ状態の
部分平面図、第4図はスタビライザーに低荷重がかかり
始めた状態の部分平面図、第5図はプレイスタート状態
の部分平面図、第6図はプレイ状態の部分平面図、第7
図はカムの拡大平面図、第8図は従来例の斜視図であ
る。 1……カセット 3……基準ピン 4……受片 5……スタビライザー 6……クッション材 13……カム 15……低荷重用レバー 16……高荷重用レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットテープが使用されるビデオテープ
    レコーダ、カセットテープレコーダ等の機器におけるカ
    セット用スタビライザーにおいて、 停止時にカセットを装着保持できる低荷重作動手段と、 再生、録音時にカセットを高荷重で押圧する高荷重手段
    とを設けたことを特徴とするカセット用スタビライザー
JP1100190U 1990-02-06 1990-02-06 カセット用スタビライザー Expired - Fee Related JPH0755707Y2 (ja)

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