JPH075554A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH075554A
JPH075554A JP5144743A JP14474393A JPH075554A JP H075554 A JPH075554 A JP H075554A JP 5144743 A JP5144743 A JP 5144743A JP 14474393 A JP14474393 A JP 14474393A JP H075554 A JPH075554 A JP H075554A
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JP
Japan
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photometric
camera
value
film
display
Prior art date
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JP5144743A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsushima
寛 松島
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Canon Inc
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Canon Inc
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、カメラ使用者に撮影画面内
の凡その輝度分布を知らしめるとともにフィルムラチチ
ュードをも提示することにより、カメラ使用者が自己の
意図する多様な陰影表現の写真を撮影できるようなカメ
ラを提供することである。 【構成】 本発明のカメラの外部表示装置11において
は、演算露出値と測光最小値との差を示す指標807
と、演算露出値と測光最大値との差を示す指標808
と、フィルムラチチュードを示す指標806と、が設け
られており、これらの指標からカメラ使用者は撮影画面
内の凡その輝度分布とフィルムの状態とを知ることがで
きるため、露出補正に際してそれらのデータを参考にし
て露出補正を行なえば自己の意図する多様な陰影条件の
写真を撮影することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、更に詳細
には、従来のカメラよりも撮影者の意図に応じた多様な
階調の写真を撮影することができる、改良された表示手
段を具備したカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知のカメラは、該カメラに設けら
れた測光センサにより得られた測光値に基ずいて該カメ
ラ内のマイクロコンピュータが適正なシャッタースピー
ドや絞り値を演算し、その演算により得られたシャッタ
ースピードや絞り値を該カメラの表示装置に表示し、撮
影者は該表示装置に表示されたシャッタースピードや絞
り値を参考にして自己の撮影意図に応じた写真を撮影す
るに適した露出補正段数をマニュアルで設定するように
なっている。
【0003】図10に従来のカメラの外部表示装置の表
示画面を示す。
【0004】同図において、601は測光値に基ずいて
カメラ内のマイクロコンピュータ(以下にはマイコンと
略記する)が決定したシャッタースピードを表示するシ
ャッタースピード表示部、602は該測光値に基ずいて
該マイコンが決定した絞り値を表示する絞り値表示部、
603はフィルムの既撮影駒数を表示するフィルム駒数
表示部、604は露出補正段数表示部、605は露出補
正段数設定用指標、である。なお、図10(a)では、
露出補正段数は0であり(すなわち露出補正は行なわれ
ていない状態)である。
【0005】従来のカメラでは、撮影者が該表示装置の
シャッタースピード表示部601の表示数字と絞り値表
示部602の表示数字とを見て、自己の撮影したい写真
を撮影するためにはどれ位の露出補正を行なえばよいか
を判断し、不図示の操作部材を操作することにより該指
標605の位置を移動させることにより露出補正段数を
決めていた。
【0006】なお、図10(b)は、シャッタースピー
ド(Tv)が350、絞り値(Av)が8.0、露出補
正段数は−1.5Ev、にそれぞれ設定されている場合
を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近のカメラの殆どは
撮影画面内の複数のエリアに対して測光を行なう多点測
光装置を搭載しているため、画面内の一点のみの測光を
行なう一点測光装置が搭載されていた旧来のカメラ(現
在では製造されていない)にくらべれば撮影画面内の輝
度分布についてはるかに精細な情報を得られるので撮影
者は旧来のカメラよりもはるかに多様な陰影表現の写真
を撮影できる筈であるが、前述した従来の(現在製造さ
れ、且つ使用されている)カメラでは、そのような多様
な陰影表現の写真を撮影することはできない。
【0008】すなわち、前述した従来のカメラでは、多
点測光により得られた測光データは撮影者には全く提供
されず(すなわち表示装置には全く表示されず)にカメ
ラ内のマイコンに露出演算データとして供給されるため
該カメラの表示装置に表示されるシャッタースピードや
絞り値の表示値は撮影画面全体に対する測光結果に基ず
いて決定されたものとなるので該表示値を参考データと
して露出補正段数を決定しても、撮影者の撮影意図に合
った多様な陰影表現の写真が撮影できるとは限らないか
らである。
【0009】また、多様な陰影表現の写真を撮影するた
めの露出補正を行なうためにはフィルム感度検出値も重
要な参考データとなるが、従来のカメラではフィルム感
度検出値も撮影者には提供されないので、撮影者は露出
補正段数の決定に際してフィルム感度やフィルムラチチ
ュード等の値を知らずに露出補正段数を決定していた。
【0010】本発明の目的は、前述した従来のカメラに
内在する問題点(すなわち、露出補正操作により多様な
陰影表現の写真を撮影できる機能を有しながら実際には
それが不可能である点)を解決し、多様な陰影表現の写
真を撮影できるように(多様な露出補正ができるよう
に)改良された表示装置を具備したカメラを提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のカメラでは、撮影者に測光結果のうちで露出
補正のために最も役立つ測光情報を提供するとともにフ
ィルムの感度情報を提供することにより多様な露出補正
が可能なカメラを実現した。具体的には、本発明のカメ
ラでは、フィルムのDXコードの検出により得られるフ
ィルムのラチチュードの値を表示するための点燈指標、
複数の測光結果のうちの最小値と演算露出値との差を示
す指標、複数の測光結果のうちの最大値と演算露出値と
の差を示す指標、を表示装置に設け、該指標の位置や点
燈或いは点滅を制御する制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明のカメラでは、表示装置の画面に撮影画
面内の輝度のばらつき状態とフィルム感度情報とが表示
されるので撮影者は多様な露出補正を行なうことがで
き、従来のカメラでは複雑であった写真表現を簡単にす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下に図1乃至図9を参照しつつ本発明の実
施例について説明する。
【0014】〈実施例1〉図1及び図2は本発明の第一
実施例のカメラの外部表示装置11の画面を示した図で
ある。同図において、801は測光値に基ずいてカメラ
内のマイコン(後に説明する)が決定したシャッタース
ピードを表示するシャッタースピード表示部、802は
該測光値に基ずいて該マイコンが決定した絞り値を表示
する絞り値表示部、803はフィルムの既撮影駒数を表
示するフィルム駒数表示部、804は露出補正値及び輝
度表示部、805は露出補正段数設定用指標、806は
フィルムのDXコードの検出により得られたフィルムの
ラチチュードを表示するためのフィルムラチチュード表
示指標、807は多点測光装置により得られる複数の測
光出力のうちの最小値とマイコンで演算された演算露出
値との差を表示する第一の輝度差表示指標(図1におい
ては、シャッタースピードTvが1/125、絞り値A
vがf8.0、演算露出値Evが13、測光値の最小値
がEv11であることを示している)、808は多点測
光装置により得られる複数の測光出力のうちの最大値と
マイコンで演算された演算露出値との差を示す第二の輝
度差表示指標(図1においては、シャッタースピードT
vが1/125、絞り値Avがf8.0、演算露出値が
Ev13、測光値の最大値がEv14、であることを示
している)、である。なお、前記指標806は位置を移
動せずに点燈または点滅して表示を行ない、指標807
及び808は位置を移動するとともに点燈もしくは点滅
して表示を行なう指標、である。また、露出補正段数設
定用指標805を除いて、他の指標及び表示部はいずれ
もカメラ内のマイコンの制御により自動的に表示及び動
作するものであって該表示装置の駆動回路を介して該マ
イコンにより制御されている。
【0015】図2は図1に示された測光状態においてカ
メラ使用者が露出補正操作を行った状態を示している。
すなわち、カメラ使用者が不図示の操作部材を操作する
ことにより指標805がプラス側に移動され、露出補正
がプラス側に一段かけられている状態を示している。
【0016】本実施例のカメラの表示装置では、多点測
光装置の最大出力値及び最小出力値と演算露出値との
差、フィルムのラチチュード、等がシャッタースピード
や絞り値とともに表示されるので、カメラ使用者は撮影
画面全体に対する凡その輝度分布を知ることができると
ともに、露光すべきフィルムの状態をも知ることができ
るため、従来のカメラを用いる場合よりもはるかに多様
な陰影表現の写真を撮影することができる。
【0017】図3に本発明のカメラの電子制御系の構成
図を示す。
【0018】1はカメラの各部の動きを制御するための
マイクロコンピューターである。
【0019】2はレンズ制御回路で、不図示の撮影レン
ズの焦点調節用モーターと絞り羽根制御用モーターを駆
動制御する。レンズ制御回路2はマイクロコンピュータ
ー1からLCOM信号を受けている間、DBUSを介し
てマイクロコンピュータ1とシリアル通信を行う。シリ
アル通信によりマイクロコンピュータ1からモーター駆
動情報を受け取り、その情報により該モーターを駆動制
御する。また、同時にレンズの各種の情報(焦点距離e
tc.)をシリアル通信によりマイクロコンピューター
1に送る。
【0020】3は表示装置駆動回路で、カメラの各撮影
情報(例えば、シャッタースピード、絞り値、ISO感
度、フィルム枚数、など)を撮影者に知らせるための液
晶表示装置11及び12を駆動する駆動回路である。図
1及び図2に示した液晶表示装置11はカメラボディー
の側面に位置する外部表示用の表示装置であり、液晶表
示装置12はファインダー内表示用の液晶表示装置であ
る。
【0021】表示装置駆動回路3はマイクロコンピュー
ター1からDPCOM信号を受けている間、DBUSを
介してマイクロコンピューター1とシリアル通信を行
う。シリアル通信により表示データをマイクロコンピュ
ーター1から受け取り、そのデータに従って前記表示装
置11及び12の液晶を駆動する。
【0022】4はスイッチセンス回路であり、撮影者が
各撮影条件を設定するためのスイッチやカメラの状態を
示すスイッチの状態を読み取ってマイクロコンピュータ
ー1に送る回路であり、マイクロコンピューターからS
WCOM信号を受けている間、DBUSを介しシリアル
通信によりマイクロコンピューター1にスイッチデータ
を送る。
【0023】5はストロボ発光調光制御回路であり、ス
トロボの発光とTTL調光による発光停止機能を制御す
る回路である。ストロボ発光調光制御回路5はマイクロ
コンピューターからSTCOM信号を受けてる間、DB
USを介してマイクロコンピューター1とシリアル通信
を行い、ストロボ制御に関するデータを受け取り各種の
制御を行う。
【0024】6は焦点検出回路で、公知の位相差検出方
式により測距を行うラインセンサーと、該センサーの蓄
積電荷読み出しのための回路ユニットと、から成り、マ
イクロコンピューター1により制御される。
【0025】7は測光回路であり、公知の多点測光方式
により構成された分割測光センサー14により撮影画面
上の複数点の測光を行い、マイクロコンピューター1の
制御により該センサー14の複数の測光出力をマイクロ
コンピューターに送る。マイクロコンピューター1は送
られた複数の測光出力をA/D変換して取込み、該測光
出力から露出条件(絞り、シャッタースピード)を演算
し、その演算結果を表示装置駆動回路3を介して表示装
置11及び12に表示させる。
【0026】8はシャッター制御回路で、マイクロコン
ピューター1の制御信号に従って不図示のシャッター先
幕及び後幕の走行制御を行う。
【0027】9は給送回路で、マイクロコンピューター
1からの制御信号に従ってフィルムの給送(巻き上げ、
巻戻し)を行う。
【0028】スイッチSW1はカメラの動作を開始させ
る釦に連動するスイッチであり、スイッチSW1がON
されたことをマイクロコンピューター1が認識すると測
光・測距・表示をスタートさせる。
【0029】スイッチSW2はカメラのレリーズ釦と連
動しており、スイッチSW2がONされたことをマイク
ロコンピューター1が認識すると露光動作をスタートさ
せる。
【0030】X接点はシャッターの先幕の走行完のタイ
ミングでONし、ストロボ発光のタイミングをストロボ
発光調光制御回路5に知らせる役目をするスイッチであ
る。
【0031】スイッチSW3はカメラのモード(TV優
先、AV優先、マニアル、プログラム等)を設定するた
めのモード設定スイッチである。
【0032】スイッチSW4は露出補正を設定するモー
ドに切換えるための露出補正設定モード選択スイッチで
あり、該スイッチSW4がONになると露出補正設定状
態において電子ダイアル10を操作することにより撮影
者の希望する露出補正値をセットできる。
【0033】13はデート写し込み回路であり、該回路
13はマイクロコンピュータ1から送られてきた日時の
信号に従って不図示のデートランプを点燈してデート写
し込みを行なう。
【0034】10はTV値、AV値、モード等を変更す
るための電子ダイアルである。例えば、スイッチSW3
に連動するモード設定釦を押しながら電子ダイアル10
を回転させると、TV(シャッター速度)優先→AV
(絞り)優先→マニアル→プログラム→TV優先→AV
優先→マニアル→プログラム‥‥とモードが変更され、
撮影者の意図するモードに設定することができる。ま
た、電子ダイアル10を逆回転させた時は、プログラム
→マニアル→AV優先→TV優先→プログラム→‥‥の
順にモードが変更される。また、モード変更スイッチ3
と電子ダイアル10によりTV優先モードが設定されて
いる場合には、電子ダイアル10を回転させることによ
り撮影者の希望するTV値を設定することができる。ま
た、モード変更スイッチ3と電子ダイアル10によりA
V優先モードが設定されている場合には、電子ダイアル
10を回転させることにより撮影者の希望するAV値を
設定することができる。
【0035】図4は本実施例のカメラの背蓋を開いた状
態を示した図である。図4において、201〜212は
フィルムのDX情報を読み取るためのDX接片であり、
接片201は図6に示す1〜12の数字のうち1に対応
し、接片202は図6の数字2に対応し、......
接片212は数字12に対応している。
【0036】図7に各DX接片の機能を示す。フィルム
感度は接片2〜6のON/OFFの状態をマイクロコン
ピュータ1が判別することにより検出される。フィルム
枚数は接片8〜10のON/OFFの状態をマイクロコ
ンピュータ1が判別することにより検出される。また、
フィルムの露光域(ラチチュード)は接片11及び12
のON/OFFの状態をマイクロコンピュータが判別す
ることにより検出される。
【0037】前記構成を有する本発明のカメラを使用す
る場合、図5のようにフィルムが装填されている状態で
背蓋を閉めることによりマイクロコンピュータ1が動作
してマイクロコンピュータ1はDX接片201〜212
の状態を読み取り、その結果を外部表示装置11のフィ
ルムラチチュード表示指標806のいずれか一方を点燈
させるべく表示装置駆動回路3を駆動させる。
【0038】一方、マイクロコンピュータ1からの指令
により分割測光センサー14が動作して撮影画面内の複
数の点の測光が行なわれ、該センサー14の複数の測光
出力が測光回路7を介してマイクロコンピュータ1に取
込まれ、該測光出力に基ずいてシャッタースピードと絞
り値とが演算される。そして、演算により求められたシ
ャッタースピードと絞り値とが外部表示装置11のシャ
ッタースピード表示部801と絞り値表示部802に表
示装置駆動回路3により表示されると同時に、複数の測
光出力のうちの最大値と演算露出値との差、及び複数の
測光出力のうちの最小値と演算露出値との差が外部表示
装置11の第一及び第二の輝度差表示指標807及び8
08に表示装置駆動回路3を介して表示される。
【0039】従って、カメラ使用者には、撮影画面内の
凡その輝度分布と、演算により決定された露出条件と、
フィルムのラチチュードと、が提供されるため、カメラ
使用者は撮影を開始するに際してどのような露出補正を
すれば自己の意図している陰影分布の写真を撮影できる
かを推定することができる。
【0040】そして、カメラ使用者がスイッチSW4並
びに電子ダイアル10を操作することにより自己の意図
する撮影条件を設定することにより、外部表示装置11
の露出補正段数設定用指標805が該装置11の画面上
で動かされ、これにより露出補正段数が決定される。
【0041】〈実施例2〉図8及び図9に本発明の第二
実施例のカメラの外部表示装置21の画面を示す。な
お、本実施例のカメラの他の構成(外部表示装置以外の
構成)は第一実施例のカメラのそれと同じであるから図
示及び説明を省略する。
【0042】本実施例のカメラでは、分割測光センサー
の複数の出力のうちの最大値及び最小値がフィルムのラ
チチュードより大きいかあるいは小さい場合にはフィル
ムラチチュード表示指標を点滅させるようにしたことが
第一実施例と異なっている点である。
【0043】図8及び図9において、1001はマイク
ロコンピュータによる演算により得られたシャッタース
ピードを表示するシャッタースピード表示部、1002
は同じく演算により得られた絞り値を表示する絞り値表
示部、1003は既撮影のフィルム駒数を表示するフィ
ルム駒数表示部、1004は露出補正値及び輝度表示
部、1005は露出補正段数設定用指標、1006及び
1007はフィルムラチチュード表示指標、1008は
多点測光装置で得られた測光出力のうちの最小値と演算
露出値との差を表示する第一の輝度差表示指標、100
9は多点測光装置により得られた複数の測光出力のうち
の最大値と演算露出値との輝度差を表示する第二の輝度
差表示指標、である。
【0044】図8の状態では、フィルムラチチュードの
露出オーバー側の値はプラス1.0Evであり、また、
フィルムラチチュードの露出アンダー側の値はマイナス
1.0である。また、測光出力の最小値と演算露出値と
の差はマイナス1.5Evであり、測光出力のうちの最
大値と演算露出値との差はプラス1.0Evとなってい
る。そして、測光値の最大値と演算露出値との差はフィ
ルムラチチュードのオーバー側の値より大きくないので
フィルムラチチュード表示指標1007は点滅せずに点
燈状態にあり、他方、測光値の最小値と演算露出値との
差はフィルムラチチュードのアンダー側の値より小さい
のでフィルムラチチュード表示指標1006は点滅して
いる。
【0045】図9は図8に示された状態をカメラ使用者
が見て、露出補正操作を行った状態である。すなわち、
カメラ使用者は電子ダイアル10等を操作することによ
り露出補正段数設定指標1005をプラス0.5Evに
移動させて露出補正段数を設定し、これによりシャッタ
ースピードが変更され、また、露出補正をかけたことに
より測光出力の最小値と演算露出値との差を表示する第
一の輝度差表示指標1008が図8の状態よりもプラス
側へ寄って−1.0Evの所にきており、測光出力の最
大値と演算露出値との差を示す第二の輝度差表示指標1
009はプラス側へ寄って+1.5Evの所にくる。そ
して、該指標1009の位置がフィルムラチチュード表
示指標1007よりもプラス側に位置するようになった
ため該指標1007が点滅している。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による改
良されたカメラにおいては、多点測光装置及びフィルム
感度検出装置のそれぞれの検出結果をカメラ使用者に提
供することにより、従来のカメラでは不可能であった多
様な陰影表現の写真を撮影することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のカメラの外部表示装置の
画面を示した図で、カメラ使用者による露出補正操作が
まだ行なわれていない状態を示した図。
【図2】図1に示した状態から露出補正が行なわれた状
態を示した図。
【図3】本発明のカメラの電子制御系の構成を示す概略
図。
【図4】本発明のカメラの背蓋を外した状態の後面図。
【図5】該カメラにフィルムが装填されている状態を示
した図。
【図6】該カメラにおけるフィルムのDXコード検出用
電気接点の配置を示した図。
【図7】該電気接点の機能を示した図。
【図8】本発明の第二実施例のカメラの外部表示装置の
画面を示した図で、露出補正操作が行なわれていない状
態を示した図。
【図9】図8の状態から露出補正操作が行なわれた状態
を示す図。
【図10】従来のカメラの外部表示装置の画面を示した
図。
【符号の説明】
1…マイクロコンピューター 2…レンズ制御
回路 3…表示装置駆動回路 4…スイッチセ
ンス回路 5…ストロボ発光調光制御回路 6…焦点検出回
路 7…測光回路 8…シャッター
制御回路 9…給送制御回路 10…電子ダイ
アル 11,21…外部表示装置 12…内部表示
装置 13…デート写し込み回路 14…分割測光
センサー 801,1001…シャッタースピード表示部 802,1002…絞り値表示部 803,1003…フィルム駒数表示部 804,1004…露出補正値及び輝度表示部 805,1005…露出補正値設定用指標 フィルムラ
チチュード表示指標 807,1007,808,1008…輝度差表示指標

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内の複数の点の測光を行なう測
    光手段と、該測光手段の複数の測光出力に基ずいて適正
    露出条件を演算する演算手段と、該演算手段の演算結果
    であるシャッター速度や絞り値を表示する表示手段と、
    フィルム感度を検出するフィルム感度検出手段と、を有
    しているカメラにおいて、 該測光手段の複数の出力のうちの最大値及び最小値を表
    示する第一及び第二の測光値表示手段と、該フィルム感
    度検出手段の出力から得られるフィルムラチチュードを
    表示するフィルムラチチュード表示手段と、該第一及び
    第二の測光値表示手段及び該フィルムラチチュード表示
    手段を制御する表示制御手段と、を有していることを特
    徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 該測光手段の出力の最大値または最小値
    がフィルムラチチュードの範囲外の値であった場合には
    該フィルムラチチュード表示手段を点滅表示させること
    を特徴とする請求項1のカメラ。
  3. 【請求項3】 該第一及び第二の測光値表示手段はドッ
    トであり、該ドットを点滅させることにより表示がなさ
    れることを特徴とする請求項1のカメラ。
JP5144743A 1993-06-16 1993-06-16 カメラ Pending JPH075554A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160664A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Hitachi Kokusai Electric Inc 表示装置
JP2011059499A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置及び制御方法

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