JPH0755335A - 水切り装置と方法 - Google Patents

水切り装置と方法

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JPH0755335A
JPH0755335A JP20383093A JP20383093A JPH0755335A JP H0755335 A JPH0755335 A JP H0755335A JP 20383093 A JP20383093 A JP 20383093A JP 20383093 A JP20383093 A JP 20383093A JP H0755335 A JPH0755335 A JP H0755335A
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JP
Japan
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vibration
draining
drying
plate
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP20383093A
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English (en)
Inventor
Hideo Nagamitsu
秀夫 長光
Tsuneo Tomihara
常生 冨原
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TOUSEI KK
Original Assignee
TOUSEI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水洗浄処理後の処理部品の水切り乾燥を迅速
におこなうための水切り装置と方法を提供する。 【構成】 本発明は水切りをおこなう被処理物を保持す
る振動板53と、該振動板53を支承する防振スプリン
グ54とを設け、該振動板53に複合振動を与える手段
を設けたことを特徴とする水切り装置5と、水切りをお
こなう被処理物に対し、複合振動を繰返し与えながら、
エアブローをおこなうことを特徴とする水切り方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の機械部品,電子部
品,装身具,文具,雑貨等々の構成部品を洗浄する工業
用の洗浄乾燥装置において、該装置の乾燥工程に用いる
水切り装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フロンやトリクロロエタンなどの有機溶
剤は、ガラス,プラスチック,金属などの工業用洗浄に
多量に使用されていた。近年、オゾン層の破壊,地球環
境汚染等の関係から、これら溶剤の使用が制限されるこ
とになり、これに代る洗浄剤の開発が要望されている。
また、前記の各種部品等を洗浄乾燥する工程に、水切り
の工程が組込まれたものがあるが、この工程では洗浄後
の部品に対して、これを自然放置するか、あるいはエア
ブローによって水切り,乾燥をおこなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置における
乾燥装置は、自然放置やエアブローによるため、水切り
が不充分であるとともに、能率的ではなく、乾燥に長時
間を要するという問題点があった。特に部品に存在する
ネジ穴,止り穴,袋ネジ等々のように一部に水溜りので
きる部品の場合には、この傾向が著しい。一方、前記の
ように有機溶剤の使用が制限され、これに代る同等の性
能と取扱のできる安全な洗浄剤の開発がおこなわれれば
ともかく、代替された洗浄剤の洗浄工程において、洗浄
に水を使用する場合には、同様に、乾燥に長時間を要す
るという問題点があり、能率上、大きな欠点となる。本
発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、前記問題点
を解消し、効率のよい乾燥を行いうる水切り装置と方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に添い、本発明
は水切りをおこなう被処理物を保持する振動板と、該振
動板を支承する防振スプリングとを設け、該振動板に複
合振動を与える手段を設けた水切り装置とすることによ
って前記課題を解消した。また本発明は水切りをおこな
う被処理物に対し、複合振動を繰返し与えながら、エア
ブローをおこなう水切り方法とすることによって前記課
題を解消した。その結果、迅速に水切りがおこなえる。
【0005】
【実施例】図1は本発明に係る水切り装置を含む洗浄乾
燥装置の一例を概念的に示したものである。図におい
て、1,2は連続して設けたアルカリ洗浄液槽、3,4
はアルカリ洗浄液を洗い流す他の洗浄槽、5は水切り装
置である。6は被処理部品を移動させるコンベアーなど
から構成された搬送装置で、装置の上下四隅に設けた複
数のローラー7によって前記各洗浄液槽,洗浄槽及び水
切り装置の上部を経て移動循環するように構成してあ
る。8は前記各槽及び装置上面に覆うフレーム、9は処
理室、10は処理室9への入口、11はその出口、12
は乾燥室である。15は処理する部品などを収容する網
容器で前記搬送装置6上に載置されて移動する。
【0006】図2は図1のA方向からみた前記水切り装
置の説明図である。図において、51は四隅に配置した
昇降作動をするピストンシリンダー、52はピストンシ
リンダー51で四隅を支承された保持板、53は前記網
容器15を載置する振動板、54は保持板52と振動板
53とを連絡支承する複数の防振スプリング、56は搬
送装置6の移動方向に対し、ほぼ直交する位置に設けた
側板で、振動板53の上面両側に突設してある。57,
58はバイブレーションモータ(以下、モータと略記す
る)で、前記振動板53の裏面にあって、振動板53に
対し、上下振動と水平振動とを、それぞれ与える位置に
設けてある。たとえば振動板53の下面に直角方向に延
設した取付板57aに、モータ57を図示のように固定
し、一方、モータ58は振動板53の裏面に直接に固定
する。すなわち、モータの回転軸の軸線が互に直交する
位置に配置してある。そしてモータ57によって上下振
動を、モータ58によって水平振動をそれぞれ与えるよ
うにしてある。
【0007】この洗浄乾燥装置は次の要領で作業をおこ
なう。まず、網容器15内に洗浄すべき部品を収容した
あと、この網容器15を搬送装置6上に載置し、処理室
9の入口10を開放して図1に示すようにアルカリ洗浄
液槽1の上部に移動する。次に図示を省略した昇降手段
により、網容器15をアルカリ洗浄液槽1内に沈めて、
網容器15に揺動を与えて内部の部品の洗浄作業(脱脂
作業)をおこなう。次に、この網容器15を搬送装置6
上に再び取り出して、次のアルカリ洗浄液槽2内に同じ
要領で沈めて洗浄作業(たとえば超音波洗浄)をおこな
う。次に同じ要領で洗浄槽3,4へ移動し、そこで付
着,残留しているアルカリ洗浄液を洗い流す。このよう
にして洗浄作業を終了したあと、水切り装置5の上部に
網容器15を移動させる。
【0008】水切り装置5では、まずピストンシリンダ
ー51を作動させて保持板52及びその上部の振動板5
3などを図2に示す状態から上昇させ、振動板53上の
網容器15を持ち上げる。そして次におこなう振動作業
によって網容器15が振動板53から外れないようにす
るために設けた両側の側板 56の間に網容器15が位
置するようにして、振動板53で網容器15を持ち上げ
た状態とする。すなわち搬送装置6によって、その下面
両側が支えられた状態となっている網容器15を搬送装
置6から分離し、網容器15を浮かせた状態で支持す
る。次に予め設定してあるタイマー制御により振動を開
始し、網容器15に振動を与える。振動板53上の網容
器15にはモータ57,58による上下及び水平方向の
複合振動による全方向の振動が与えられる。その結果、
多様な位置にある部品内のネジ穴,止り穴,袋ネジ穴等
の水溜りのある部分から、水が強制的に振り出される。
同時に処理室9の上部に設置してある複数のノズル5a
からのエアブローによる吹付けがおこなわれ、振り出さ
れた水滴を吹き飛ばす。このようにして所定時間の水切
り作業が終了したあと、再びピストンシリンダー51を
作動させ、網容器15を下降させ振動板53上から搬送
装置6上に移載する。次に、処理室9の出口11を開い
て、次の乾燥室12へ網容器15を移動させ、そこで所
定時間乾燥処理をおこなえばよい。以上によって一ロッ
トの洗浄乾燥作業が終了する。なお、本発明に係る前記
水切り装置は、前記実施例で示したような洗浄乾燥装置
に組込んで使用するばかりでなく、前記のような搬送装
置を用いず、直接に振動板上に水切りをおこなう部品を
載置してもよい。また、この水切り装置は、前記のよう
な洗浄乾燥装置とは全く別個に単独で使用することもで
きる。この場合は前記実施例におけるピストンシリンダ
ーなどの昇降手段は不要となる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る水切り装置と方法によれ
ば、各種被洗浄物品の洗浄乾燥処理において、洗浄に水
を使用した場合において、ネジ穴,止り穴,袋ネジなど
のように水溜りのできる部品に対して、全方向に振動を
与えて水を強制的に振り出すことができるとともに、こ
れをエアブローと併用することにより、乾燥時間を著し
く短縮することができる。具体的には、乾燥時間を約1
/3に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水切り装置の一実施例を、洗浄乾
燥装置に組込んだ場合の概要を説明する図である。
【図2】本発明に係る水切り装置の図1におけるA矢視
図を示す。
【符号の説明】
5 水切り装置 53 振動板 54 防振スプリング 57,58 バイブレーションモータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水切りをおこなう被処理物を保持する振
    動板と、該振動板を支承する防振スプリングとを設け、
    該振動板に複合振動を与える手段を設けたことを特徴と
    する水切り装置。
  2. 【請求項2】 前記複合振動の手段に、複数のバイブレ
    ーションモータを用い、これらバイブレーションモータ
    の回転軸の軸線が互に直交する位置に配置してあること
    を特徴とする請求項1に記載の水切り装置。
  3. 【請求項3】 エアブロー装置を併設したことを特徴と
    する請求項1に記載の水切り装置。
  4. 【請求項4】 前記防振スプリングを支承する保持板
    と、該保持板を昇降する手段とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の水切り装置。
  5. 【請求項5】 洗浄乾燥装置における乾燥工程の前段に
    水切り工程を設け、該水切り工程に配置したことを特徴
    とする請求項1に記載の水切り装置。
  6. 【請求項6】 水切りをおこなう被処理物に対し、複合
    振動を繰返し与えながら、エアブローをおこなうことを
    特徴とする水切り方法。
JP20383093A 1993-08-18 1993-08-18 水切り装置と方法 Pending JPH0755335A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019005384A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 株式会社中西製作所 コンテナ洗浄除滴乾燥方法およびコンテナ洗浄除滴乾燥機
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JPS5997481A (ja) * 1982-11-29 1984-06-05 晃栄産業株式会社 粉粒体熱風乾燥装置
JPH04222384A (ja) * 1990-12-20 1992-08-12 Shinko Electric Co Ltd 振動減圧乾燥機
JPH04343225A (ja) * 1991-03-11 1992-11-30 Howard M Layton 部品乾燥システムおよび部品乾燥方法

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