JPH10216654A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JPH10216654A JPH10216654A JP7872693A JP7872693A JPH10216654A JP H10216654 A JPH10216654 A JP H10216654A JP 7872693 A JP7872693 A JP 7872693A JP 7872693 A JP7872693 A JP 7872693A JP H10216654 A JPH10216654 A JP H10216654A
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- Japan
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- cleaning
- cleaned
- chamber
- rinsing
- work
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単かつ小型の装置で、少量の洗浄液、すす
ぎ液、圧縮空気などにより確実な洗浄を行う。 【構成】 作業室1を隔壁2により洗浄室3、エアブロ
ー室4、すすぎ室5、エアブロー室6に区画し、エアシ
リンダ9により往復駆動される送り竿7を各室を貫通し
て設け、送り竿上にワーク8を載置する。また昇降部材
21に植設されたピン22によりワーク8を上昇させ
る。この2つの位置でノズル23,24から洗浄液、す
すぎ液、圧縮空気を噴射して、洗浄、すすぎ、水きりを
行う。
ぎ液、圧縮空気などにより確実な洗浄を行う。 【構成】 作業室1を隔壁2により洗浄室3、エアブロ
ー室4、すすぎ室5、エアブロー室6に区画し、エアシ
リンダ9により往復駆動される送り竿7を各室を貫通し
て設け、送り竿上にワーク8を載置する。また昇降部材
21に植設されたピン22によりワーク8を上昇させ
る。この2つの位置でノズル23,24から洗浄液、す
すぎ液、圧縮空気を噴射して、洗浄、すすぎ、水きりを
行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属部品、ガラス部
品、樹脂部品などの被洗浄物(以下「ワーク」と称す
る)の洗浄を行う洗浄装置に係り、特に水溶性洗浄剤を
用いて洗浄を行う洗浄装置に関する。
品、樹脂部品などの被洗浄物(以下「ワーク」と称す
る)の洗浄を行う洗浄装置に係り、特に水溶性洗浄剤を
用いて洗浄を行う洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを洗浄する装置としては、従来は
塩素系有機溶剤を使用する洗浄装置が主流であったが、
近年オゾンホールの発生、拡大、地球温暖化などの環境
問題が重要視されてきており、従来多量に使用されてい
た、塩素系有機溶剤の内、特にオゾン層破壊につながる
フロンやトリクロロエタンなどの製造、使用が規制され
つつある。このためそれに替る水洗浄液や水洗浄装置が
数多く開発されているが、従来の塩素系有機溶剤に取っ
て代わる高性能のものは見当たらない。しかし塩素系有
機溶剤による洗浄が不可能になるのは必至で、その場合
は水系の洗浄液および洗浄装置が主流になると思われ
る。
塩素系有機溶剤を使用する洗浄装置が主流であったが、
近年オゾンホールの発生、拡大、地球温暖化などの環境
問題が重要視されてきており、従来多量に使用されてい
た、塩素系有機溶剤の内、特にオゾン層破壊につながる
フロンやトリクロロエタンなどの製造、使用が規制され
つつある。このためそれに替る水洗浄液や水洗浄装置が
数多く開発されているが、従来の塩素系有機溶剤に取っ
て代わる高性能のものは見当たらない。しかし塩素系有
機溶剤による洗浄が不可能になるのは必至で、その場合
は水系の洗浄液および洗浄装置が主流になると思われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら水系洗浄
剤を使用する場合、従来はワークをコンベア上に載置し
て洗浄剤を噴射するか、バケット内に入れて洗浄剤中に
浸漬するかして洗浄を行っていたため、次のような多く
の問題点が発生する。すなわち、 (1)洗浄液や油分や切り粉、ゴミなどの汚れが、コン
ベアやバスケットなどに付着し、次工程へ持ち込まれ易
い。 (2)乾燥工程で水分を蒸発させるために大量の熱源、
エアブローが必要となる。 (3)ワークの形状やエアブローの効率により水滴が完
全に無くならないため、乾燥後シミが出易く、また残水
分による発錆も問題となる。 (4)洗浄液廃液やすすぎ液廃液などの廃液処理のため
排水処理装置が必要となり、廃液を産業廃棄物として処
理する場合、処理コストが多大となり、また公害問題が
発生する恐れがある。
剤を使用する場合、従来はワークをコンベア上に載置し
て洗浄剤を噴射するか、バケット内に入れて洗浄剤中に
浸漬するかして洗浄を行っていたため、次のような多く
の問題点が発生する。すなわち、 (1)洗浄液や油分や切り粉、ゴミなどの汚れが、コン
ベアやバスケットなどに付着し、次工程へ持ち込まれ易
い。 (2)乾燥工程で水分を蒸発させるために大量の熱源、
エアブローが必要となる。 (3)ワークの形状やエアブローの効率により水滴が完
全に無くならないため、乾燥後シミが出易く、また残水
分による発錆も問題となる。 (4)洗浄液廃液やすすぎ液廃液などの廃液処理のため
排水処理装置が必要となり、廃液を産業廃棄物として処
理する場合、処理コストが多大となり、また公害問題が
発生する恐れがある。
【0004】これらの問題を解決するためには、洗浄機
の多槽化、油水分離装置や瀘過装置の設置などを行わな
ければならず、装置の大型化につながり、ランニングコ
ストも増大するという問題も発生している。また瀘過装
置では活性炭やイオン交換樹脂などを使用しているが、
大量の汚れが持ち込まれるため寿命が短くなり、さらに
コストが増大する欠点があった。すなわち、従来の塩素
系有機溶剤を用いた場合には乾燥性がよいため必要でな
かった複雑な補助装置が必要となる。本発明の目的は、
簡単かつ小型の装置で、少量の洗浄液、すすぎ液、圧縮
空気などにより確実な洗浄を行うことができ、コストの
低減と省スペース化を図ることのできる洗浄装置を提供
することにある。
の多槽化、油水分離装置や瀘過装置の設置などを行わな
ければならず、装置の大型化につながり、ランニングコ
ストも増大するという問題も発生している。また瀘過装
置では活性炭やイオン交換樹脂などを使用しているが、
大量の汚れが持ち込まれるため寿命が短くなり、さらに
コストが増大する欠点があった。すなわち、従来の塩素
系有機溶剤を用いた場合には乾燥性がよいため必要でな
かった複雑な補助装置が必要となる。本発明の目的は、
簡単かつ小型の装置で、少量の洗浄液、すすぎ液、圧縮
空気などにより確実な洗浄を行うことができ、コストの
低減と省スペース化を図ることのできる洗浄装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、被洗浄物の洗浄、すす
ぎを行う洗浄装置において、前記被洗浄物をほぼ密閉し
て収納すると共に、予め定められた洗浄、エアブロー、
すすぎ、エアブローからなる一連の工程を行わせるため
に隣接して配置された、洗浄液を噴射するノズルを有す
る洗浄室、すすぎ液を噴射するノズルを有するすすぎ室
および洗浄後またはすすぎ後の被洗浄物に付着する液体
を除去するための圧縮空気を噴射するノズルを有するエ
アブロー室とから成る作業室と、前記各室を貫通して配
備された被洗浄物の載せる送り体を有し、該送り体が洗
浄前の被洗浄物を投入する第1の位置と洗浄後の被洗浄
物を排出する第2の位置を往復動し、前記一連の工程に
従って被洗浄物を次の室に順次送る搬送装置と、前記各
室に配備され、前工程から送られてきた被洗浄物を支持
し、該被洗浄物を一連の工程の動作時に前記搬送装置の
送り体から離し、該工程の終了後に再び前記送り体に載
せる支持装置と、前記一連の工程の動作時に被洗浄物を
各室で前記送り体から離し、該送り体を空の状態で第1
の位置に移動させ、その後投入される被洗浄物および各
室にある被洗浄物を前記送り体に載せ、第2の位置に移
動させて各工程の室に搬送するための制御装置と、を具
備する構成にある。請求項2に記載の本発明は、前記一
連の工程後に、被洗浄物を乾燥する乾燥室が設けられて
いる構成にある。請求項3に記載の本発明は、前記各室
の支持装置が被洗浄物を回転自在に支持し、該被洗浄物
に圧縮空気を吹き付けて回転させるノズルが設けられて
いる構成にある。請求項4に記載の本発明は、各室にお
いて、支持装置は各工程の動作時に被洗浄物がノズルか
ら噴射される洗浄液、すすぎ液、エアブロー用圧縮空気
との相対運動を行う駆動機構を備えている構成にある。
に、請求項1に記載の本発明は、被洗浄物の洗浄、すす
ぎを行う洗浄装置において、前記被洗浄物をほぼ密閉し
て収納すると共に、予め定められた洗浄、エアブロー、
すすぎ、エアブローからなる一連の工程を行わせるため
に隣接して配置された、洗浄液を噴射するノズルを有す
る洗浄室、すすぎ液を噴射するノズルを有するすすぎ室
および洗浄後またはすすぎ後の被洗浄物に付着する液体
を除去するための圧縮空気を噴射するノズルを有するエ
アブロー室とから成る作業室と、前記各室を貫通して配
備された被洗浄物の載せる送り体を有し、該送り体が洗
浄前の被洗浄物を投入する第1の位置と洗浄後の被洗浄
物を排出する第2の位置を往復動し、前記一連の工程に
従って被洗浄物を次の室に順次送る搬送装置と、前記各
室に配備され、前工程から送られてきた被洗浄物を支持
し、該被洗浄物を一連の工程の動作時に前記搬送装置の
送り体から離し、該工程の終了後に再び前記送り体に載
せる支持装置と、前記一連の工程の動作時に被洗浄物を
各室で前記送り体から離し、該送り体を空の状態で第1
の位置に移動させ、その後投入される被洗浄物および各
室にある被洗浄物を前記送り体に載せ、第2の位置に移
動させて各工程の室に搬送するための制御装置と、を具
備する構成にある。請求項2に記載の本発明は、前記一
連の工程後に、被洗浄物を乾燥する乾燥室が設けられて
いる構成にある。請求項3に記載の本発明は、前記各室
の支持装置が被洗浄物を回転自在に支持し、該被洗浄物
に圧縮空気を吹き付けて回転させるノズルが設けられて
いる構成にある。請求項4に記載の本発明は、各室にお
いて、支持装置は各工程の動作時に被洗浄物がノズルか
ら噴射される洗浄液、すすぎ液、エアブロー用圧縮空気
との相対運動を行う駆動機構を備えている構成にある。
【0006】
【作用】請求項1に記載の洗浄装置においては、洗浄ま
たはすすぎを行う作業室がそれぞれほぼ密閉構造となっ
ており、各作業室内で1または複数個のワークの洗浄、
エアブロー、すすぎ、エアブローを行う。また各エアブ
ローを行う作業室では、被洗浄物に圧縮空気を噴射し水
切りを行うので、被洗浄物に付着した洗浄液、すすぎ液
などの汚れ液の次工程への持ち込みを大幅に抑えること
ができる。この結果、洗浄液およびすすぎ液の消費量を
少なくすることができ、洗浄システムの構成を簡略化
し、装置の小型化を図ると共に、併せて装置のランニン
グコストを低減することができる。請求項2の記載の洗
浄装置においては、上記一連の洗浄工程終了後、乾燥室
を設けて被洗浄物の乾燥を行うため、被洗浄物表面に残
った微量の残液も確実に乾燥することができる。またエ
アブローの効果により乾燥室内への残液の持ち込みもご
く微量となり、乾燥に要するエネルギーを最小に抑えら
れ、乾燥システムの構成を簡略化し装置の小型化、省ス
ペース化を図ることができ、併せて装置のランニングコ
ストを低減することができる。請求項3に記載の洗浄装
置においては、各作業室に設けられた圧縮空気ノズルか
ら噴射した圧縮空気を被洗浄物の外周または/および内
周に向けて吹き付けことにより、複雑な回転駆動機構を
用いることなく被洗浄物を回転させ、遠心力を併用して
水切りを行うので、エアブローの効果が上がり、洗浄乾
燥システムの効率をさらに高めることができる。請求項
4に記載の洗浄装置においては、支持装置が被洗浄物の
駆動機構を備え、また洗浄液、すすぎ液、圧縮空気を噴
射するノズルの駆動機構を備え、被洗浄物と噴射される
洗浄液、すすぎ液、圧縮空気との間で相対運動を行わせ
ることにより、被洗浄物の洗浄、すすぎ、エアブロー、
乾燥の効率を更に向上させることができる。
たはすすぎを行う作業室がそれぞれほぼ密閉構造となっ
ており、各作業室内で1または複数個のワークの洗浄、
エアブロー、すすぎ、エアブローを行う。また各エアブ
ローを行う作業室では、被洗浄物に圧縮空気を噴射し水
切りを行うので、被洗浄物に付着した洗浄液、すすぎ液
などの汚れ液の次工程への持ち込みを大幅に抑えること
ができる。この結果、洗浄液およびすすぎ液の消費量を
少なくすることができ、洗浄システムの構成を簡略化
し、装置の小型化を図ると共に、併せて装置のランニン
グコストを低減することができる。請求項2の記載の洗
浄装置においては、上記一連の洗浄工程終了後、乾燥室
を設けて被洗浄物の乾燥を行うため、被洗浄物表面に残
った微量の残液も確実に乾燥することができる。またエ
アブローの効果により乾燥室内への残液の持ち込みもご
く微量となり、乾燥に要するエネルギーを最小に抑えら
れ、乾燥システムの構成を簡略化し装置の小型化、省ス
ペース化を図ることができ、併せて装置のランニングコ
ストを低減することができる。請求項3に記載の洗浄装
置においては、各作業室に設けられた圧縮空気ノズルか
ら噴射した圧縮空気を被洗浄物の外周または/および内
周に向けて吹き付けことにより、複雑な回転駆動機構を
用いることなく被洗浄物を回転させ、遠心力を併用して
水切りを行うので、エアブローの効果が上がり、洗浄乾
燥システムの効率をさらに高めることができる。請求項
4に記載の洗浄装置においては、支持装置が被洗浄物の
駆動機構を備え、また洗浄液、すすぎ液、圧縮空気を噴
射するノズルの駆動機構を備え、被洗浄物と噴射される
洗浄液、すすぎ液、圧縮空気との間で相対運動を行わせ
ることにより、被洗浄物の洗浄、すすぎ、エアブロー、
乾燥の効率を更に向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の洗浄装置の一実施例を図面を
参照して説明する。図1ないし図3に本発明の一実施例
の構成を示す。これらの図において、作業室1の両端面
はそれぞれ端板1a、1bによってほぼ密閉されてお
り、作業室1は隔壁2a、2b、2cにより仕切られ、
端板1a側から順次洗浄室3、エアブロー室4、すすぎ
室5及びエアブロー室6を構成している。作業室1には
端板1a、1b及び隔壁2a、2b、2cを貫通して、
送り体としての1対の送り竿7が矢印A−B方向に移動
自在に設けられている。また送り竿7の上面には被洗浄
物であるワーク8を載置する8個の凹部7aが等間隔で
形成されている。
参照して説明する。図1ないし図3に本発明の一実施例
の構成を示す。これらの図において、作業室1の両端面
はそれぞれ端板1a、1bによってほぼ密閉されてお
り、作業室1は隔壁2a、2b、2cにより仕切られ、
端板1a側から順次洗浄室3、エアブロー室4、すすぎ
室5及びエアブロー室6を構成している。作業室1には
端板1a、1b及び隔壁2a、2b、2cを貫通して、
送り体としての1対の送り竿7が矢印A−B方向に移動
自在に設けられている。また送り竿7の上面には被洗浄
物であるワーク8を載置する8個の凹部7aが等間隔で
形成されている。
【0008】端板1bの外側にはシリンダ9が設けられ
ており、シリンダ9のロッド9aはアーム10を介して
送り竿7の端板1bから突出する一端に連結されてい
る。そしてシリンダ9を駆動することにより、送り竿7
が凹部7aの1ピッチ分だけ矢印A−B方向に往復移動
するようになっている。また送り竿7には各室3、4、
5、6のピッチに等しい間隔で、5枚の仕切板11が直
角に固定されており、送り竿7の移動により端板1a、
1b及び隔壁2a、2b、2cにそれぞれ形成された開
口部1c,1d及び2d、2e、2fを開閉するように
なっている。
ており、シリンダ9のロッド9aはアーム10を介して
送り竿7の端板1bから突出する一端に連結されてい
る。そしてシリンダ9を駆動することにより、送り竿7
が凹部7aの1ピッチ分だけ矢印A−B方向に往復移動
するようになっている。また送り竿7には各室3、4、
5、6のピッチに等しい間隔で、5枚の仕切板11が直
角に固定されており、送り竿7の移動により端板1a、
1b及び隔壁2a、2b、2cにそれぞれ形成された開
口部1c,1d及び2d、2e、2fを開閉するように
なっている。
【0009】作業室1の下部には端板1a、1b及び隔
壁2a,2b,2cにそれぞれ回転自在に支持されたカ
ム軸12が、送り竿7に平行に設けられている。端板1
aの外側に突出するカム軸12の一端には第1のギア1
3が固定されている。また第1のギア13はモータ14
の駆動軸14aに固定された第2のギア15に噛合して
いる。さらにカム軸12には複数個、例えば3個の円板
状の偏心カム16、17、18が同じ位相で取り付けら
れている。
壁2a,2b,2cにそれぞれ回転自在に支持されたカ
ム軸12が、送り竿7に平行に設けられている。端板1
aの外側に突出するカム軸12の一端には第1のギア1
3が固定されている。また第1のギア13はモータ14
の駆動軸14aに固定された第2のギア15に噛合して
いる。さらにカム軸12には複数個、例えば3個の円板
状の偏心カム16、17、18が同じ位相で取り付けら
れている。
【0010】端板1a、1bの内面にはそれぞれ垂直方
向にガイド板19、20が設けられている。このガイド
板19、20には隔壁2a、2b、2cにそれぞれ形成
された開口部2d、2e、2fを貫通して送り竿7に平
行に設けられた昇降部材21の両端が、矢印C−D方向
に昇降自在に案内されている。また昇降部材21には送
り竿7に形成された各凹部7aに整合する位置におい
て、それぞれ垂直方向にワーク押し上げピン22が立設
されている。そしてピン22は1対の送り竿7間から上
方に突出自在と支持されており、モータ14の回転によ
り偏心カム16、17、18を介して昇降部材21が押
し上げられることにより、ピン22はワーク8を送り竿
7の上方に移動させるようになっている。
向にガイド板19、20が設けられている。このガイド
板19、20には隔壁2a、2b、2cにそれぞれ形成
された開口部2d、2e、2fを貫通して送り竿7に平
行に設けられた昇降部材21の両端が、矢印C−D方向
に昇降自在に案内されている。また昇降部材21には送
り竿7に形成された各凹部7aに整合する位置におい
て、それぞれ垂直方向にワーク押し上げピン22が立設
されている。そしてピン22は1対の送り竿7間から上
方に突出自在と支持されており、モータ14の回転によ
り偏心カム16、17、18を介して昇降部材21が押
し上げられることにより、ピン22はワーク8を送り竿
7の上方に移動させるようになっている。
【0011】一方、各室3ないし6には送り竿7が矢印
A方向に移動したときの各凹部7aに対向する位置に、
それぞれノズル23a、23b、23c、23dが垂直
に配備されている。各ノズル23の下部には凹部7aに
載置されたワーク8の外周の切線方向に向って開口する
ノズル24a,24b,24c、24dが配備されてい
る。そしてノズル23a,24aから洗浄液を、ノズル
23c、24cからすすぎ液を、ノズル23b,23
d,24b,24dからは圧縮空気をそれぞ噴射するよ
うになっている。
A方向に移動したときの各凹部7aに対向する位置に、
それぞれノズル23a、23b、23c、23dが垂直
に配備されている。各ノズル23の下部には凹部7aに
載置されたワーク8の外周の切線方向に向って開口する
ノズル24a,24b,24c、24dが配備されてい
る。そしてノズル23a,24aから洗浄液を、ノズル
23c、24cからすすぎ液を、ノズル23b,23
d,24b,24dからは圧縮空気をそれぞ噴射するよ
うになっている。
【0012】また端板1aの外側にはワーク8を投入す
る投入装置25が設けられている。投入装置25は垂直
方向に設置されたシリンダ26と、シリンダ26のロッ
ド26aの先端にアーム27を介して取り付けられたチ
ャック28とから構成されている。コンベア29上を搬
送されてくるワーク8をロッド26aの昇降及び回転に
よりチャック28により把持し、送り竿7上に投入する
ようになっている。
る投入装置25が設けられている。投入装置25は垂直
方向に設置されたシリンダ26と、シリンダ26のロッ
ド26aの先端にアーム27を介して取り付けられたチ
ャック28とから構成されている。コンベア29上を搬
送されてくるワーク8をロッド26aの昇降及び回転に
よりチャック28により把持し、送り竿7上に投入する
ようになっている。
【0013】ここで、符号30は各室にそれぞれ設けら
れたドレン抜きである。またシリンダ9及びモータ14
の駆動制御及び各ノズル23、24からの洗浄液、すす
ぎ液、圧縮空気の噴射制御は図示ない制御装置により行
なわれる。なお、本実施例の洗浄装置には付属設備とし
て、洗浄液及びすすぎ液をそれぞれ貯留する加熱部が設
けられた洗浄液槽及びすすぎ液槽、洗浄室で発生するミ
ストを吸引しフィルタに吸着させて空気を清浄化するミ
スト吸引装置、各槽に混入する油分を機械的、電気的ま
たは化学的に分離させる油水分離装置、水分中に含まれ
る微量油分、溶解イオン分、金属粉などを除去する吸着
濾過装置、洗浄液やすすぎ液の循環、給液、排液を行う
ポンプ、液体及び気体の加熱を行う加熱装置、上記各装
置を制御する制御盤などの適用が可能である。
れたドレン抜きである。またシリンダ9及びモータ14
の駆動制御及び各ノズル23、24からの洗浄液、すす
ぎ液、圧縮空気の噴射制御は図示ない制御装置により行
なわれる。なお、本実施例の洗浄装置には付属設備とし
て、洗浄液及びすすぎ液をそれぞれ貯留する加熱部が設
けられた洗浄液槽及びすすぎ液槽、洗浄室で発生するミ
ストを吸引しフィルタに吸着させて空気を清浄化するミ
スト吸引装置、各槽に混入する油分を機械的、電気的ま
たは化学的に分離させる油水分離装置、水分中に含まれ
る微量油分、溶解イオン分、金属粉などを除去する吸着
濾過装置、洗浄液やすすぎ液の循環、給液、排液を行う
ポンプ、液体及び気体の加熱を行う加熱装置、上記各装
置を制御する制御盤などの適用が可能である。
【0014】次に本実施例の作用を説明する。まず図4
に示すように、モータ14よりカム軸12を介して偏心
カム16、17、18を回転し、昇降部材21を介して
ワーク押上げピン22を矢印D方向に下降させる。次に
シリンダ9により竿7を矢印B方向に1ピッチ移動さ
せ、送り竿7の一端を端板1aから外側に突出させる。
この状態では仕切板11はそれぞれ端板1a,1b及び
隔壁2a,2b,2cから離れ、開口部1c,2d、2
e,2f,1dは開放される。そしてワーク投入装置2
5によりコンベア29上のワーク8を送り竿7の端板1
aの外側に突出した部分の凹部7aに投入する。
に示すように、モータ14よりカム軸12を介して偏心
カム16、17、18を回転し、昇降部材21を介して
ワーク押上げピン22を矢印D方向に下降させる。次に
シリンダ9により竿7を矢印B方向に1ピッチ移動さ
せ、送り竿7の一端を端板1aから外側に突出させる。
この状態では仕切板11はそれぞれ端板1a,1b及び
隔壁2a,2b,2cから離れ、開口部1c,2d、2
e,2f,1dは開放される。そしてワーク投入装置2
5によりコンベア29上のワーク8を送り竿7の端板1
aの外側に突出した部分の凹部7aに投入する。
【0015】次に図5及び図6に示すように送り竿7を
矢印A方向に1ピッチ移動させ、仕切板11により各開
口部を閉じる。上記の動作をくり返して洗浄室3内に2
個のワーク8を収納し、ノズル23a,24aから洗浄
液を噴射してワーク8を洗浄する。このときノズル24
aからワーク8の外周の切線方向に噴射される洗浄液に
よって、ワーク8は回転され、ワーク8の内周及び上端
面を効果的に洗浄することができる。
矢印A方向に1ピッチ移動させ、仕切板11により各開
口部を閉じる。上記の動作をくり返して洗浄室3内に2
個のワーク8を収納し、ノズル23a,24aから洗浄
液を噴射してワーク8を洗浄する。このときノズル24
aからワーク8の外周の切線方向に噴射される洗浄液に
よって、ワーク8は回転され、ワーク8の内周及び上端
面を効果的に洗浄することができる。
【0016】次に図1及び図3に示すように、モータ1
4により偏心カムを回転し、昇降部材21を介してワー
ク押上げピン22を上昇させてワーク8を矢印C方向に
突き上げ、同様にノズル23a、24aから洗浄液を噴
射してワーク8の両端面を洗浄する。洗浄が終わると図
7に示すように送り竿7を矢印B方向に1ピッチ移動さ
せた後、図8に示すように偏心カムを回転して昇降部材
21を介してワーク押上げピン22を下降させ、1ピッ
チ隣りの凹部7aにワーク8を載置し、図4に示す状態
となる。
4により偏心カムを回転し、昇降部材21を介してワー
ク押上げピン22を上昇させてワーク8を矢印C方向に
突き上げ、同様にノズル23a、24aから洗浄液を噴
射してワーク8の両端面を洗浄する。洗浄が終わると図
7に示すように送り竿7を矢印B方向に1ピッチ移動さ
せた後、図8に示すように偏心カムを回転して昇降部材
21を介してワーク押上げピン22を下降させ、1ピッ
チ隣りの凹部7aにワーク8を載置し、図4に示す状態
となる。
【0017】上記の各動作を繰り返すことにより、ワー
ク8は順次エアブロー室4、すすぎ室5、エアブロー室
6に搬送される。エアブロー室4、6内に搬送されたワ
ーク8は、ノズル23b,24b及び23d、24dか
ら噴射される圧縮空気により水切りが行なわれる。すす
ぎ室5内に搬送されたワーク8は、ノズル23c、24
cから噴射されるすすぎ液により洗浄液のすすぎが行な
われる。各室3、4、5、6、において洗浄、すすぎ、
水切りが行なわれたワーク8は送り竿7が端板1bから
突出した一端上から排出される。
ク8は順次エアブロー室4、すすぎ室5、エアブロー室
6に搬送される。エアブロー室4、6内に搬送されたワ
ーク8は、ノズル23b,24b及び23d、24dか
ら噴射される圧縮空気により水切りが行なわれる。すす
ぎ室5内に搬送されたワーク8は、ノズル23c、24
cから噴射されるすすぎ液により洗浄液のすすぎが行な
われる。各室3、4、5、6、において洗浄、すすぎ、
水切りが行なわれたワーク8は送り竿7が端板1bから
突出した一端上から排出される。
【0018】本実施例によれば、洗浄室3、すすぎ室
5、エアブロー室4、6が隔壁2及び仕切板11によっ
て隔壁され、それぞれ独立した構造となっているため、
すすぎ液への汚れの流出や装置外への液漏れなどを防止
すことができる。また洗浄室3及びすすぎ室5の後にそ
れぞれエアブロー室4、6を設けて水切りを行うように
したので、次工程への液の持出しを非常に少なくするこ
とができる。
5、エアブロー室4、6が隔壁2及び仕切板11によっ
て隔壁され、それぞれ独立した構造となっているため、
すすぎ液への汚れの流出や装置外への液漏れなどを防止
すことができる。また洗浄室3及びすすぎ室5の後にそ
れぞれエアブロー室4、6を設けて水切りを行うように
したので、次工程への液の持出しを非常に少なくするこ
とができる。
【0019】またワーク8を昇降させて内径、外径を交
互に処理することにより、洗浄残りやすすぎ残りを防止
できる。さらに送り竿7を往復運動させることにより汚
れや洗浄液、すすぎ液を次工程へ持込むことを防止で
き、各室の液の汚れを防止できる。またワーク8の洗
浄、すすぎ及びエアブロー時に送り竿7などの治具も同
時に洗浄、すすぎ及びエアブローされるため、常に清浄
に保たれる。しかも洗浄液、すすぎ液、圧縮空気の噴射
圧力を利用してワーク8を回転されることにより、さら
に洗浄脱水効果を向上させることができる。
互に処理することにより、洗浄残りやすすぎ残りを防止
できる。さらに送り竿7を往復運動させることにより汚
れや洗浄液、すすぎ液を次工程へ持込むことを防止で
き、各室の液の汚れを防止できる。またワーク8の洗
浄、すすぎ及びエアブロー時に送り竿7などの治具も同
時に洗浄、すすぎ及びエアブローされるため、常に清浄
に保たれる。しかも洗浄液、すすぎ液、圧縮空気の噴射
圧力を利用してワーク8を回転されることにより、さら
に洗浄脱水効果を向上させることができる。
【0020】上記実施例では偏心カム16、17、18
の回転により昇降部材21及びワーク押し上げピン22
を介してワーク8を昇降させる場合について説明した
が、図9ないし図12に示すようにモータ14、カム軸
12、偏心カム16、17、18及び昇降部材21を取
り除き、ピン22を送り竿7に固定し、ワーク8及びノ
ズル23、24を昇降させるようにしてもよい。すなわ
ち、作業室1の天井に複数個の上下駆動用シリンダ31
を設け、各シリンダ31の作業室1内に突出するロッド
31aに、送り竿7に平行に昇降部材32を固定し、昇
降部材32に前述の実施例と同様の配置でノズル23、
24及びチャック装置33を設けた。チャック装置33
は各ピン22に対向して設けられており、それぞれにワ
ーク8を把持する爪33aが取り付けられている。
の回転により昇降部材21及びワーク押し上げピン22
を介してワーク8を昇降させる場合について説明した
が、図9ないし図12に示すようにモータ14、カム軸
12、偏心カム16、17、18及び昇降部材21を取
り除き、ピン22を送り竿7に固定し、ワーク8及びノ
ズル23、24を昇降させるようにしてもよい。すなわ
ち、作業室1の天井に複数個の上下駆動用シリンダ31
を設け、各シリンダ31の作業室1内に突出するロッド
31aに、送り竿7に平行に昇降部材32を固定し、昇
降部材32に前述の実施例と同様の配置でノズル23、
24及びチャック装置33を設けた。チャック装置33
は各ピン22に対向して設けられており、それぞれにワ
ーク8を把持する爪33aが取り付けられている。
【0021】本実施例では、図9、10に示すように昇
降部材32がシリンダ31により上昇し、ワーク8が送
り竿7上のピン22に嵌合載置された状態と、昇降部材
32が一旦矢印Dで示す方向に下降し、爪33aにより
ワーク8を把持した後、図11、12に示すように再び
矢印Cで示す方向に上昇させた状態とにおいて、前記実
施例の場合と同様に洗浄、すすぎ、水切りを行なう。本
実施例によっても前述した実施例の場合と同様の効果を
得ることができる。
降部材32がシリンダ31により上昇し、ワーク8が送
り竿7上のピン22に嵌合載置された状態と、昇降部材
32が一旦矢印Dで示す方向に下降し、爪33aにより
ワーク8を把持した後、図11、12に示すように再び
矢印Cで示す方向に上昇させた状態とにおいて、前記実
施例の場合と同様に洗浄、すすぎ、水切りを行なう。本
実施例によっても前述した実施例の場合と同様の効果を
得ることができる。
【0022】なお、図13に示すように各ピン22を上
端が閉塞された中空円筒状に形成し、ピン22の外周に
複数個の噴射孔22aを設け、噴射孔22aから洗浄
液、すすぎ液、圧縮空気を噴射させて、ワーク8の内周
を処理するようにしてもよい。また図14に示すよう
に、エアブロー室6に隣接して乾燥室41を設け、送り
竿7によりワーク8を乾燥室41内に搬送させ、搬送室
41内に設けられたノズル23e,24eから熱風を噴
射してワーク8を乾燥させるようにしてもよい。さらに
図15に示すように図14に示す装置を複数列、例えば
2列構成としてもよい。
端が閉塞された中空円筒状に形成し、ピン22の外周に
複数個の噴射孔22aを設け、噴射孔22aから洗浄
液、すすぎ液、圧縮空気を噴射させて、ワーク8の内周
を処理するようにしてもよい。また図14に示すよう
に、エアブロー室6に隣接して乾燥室41を設け、送り
竿7によりワーク8を乾燥室41内に搬送させ、搬送室
41内に設けられたノズル23e,24eから熱風を噴
射してワーク8を乾燥させるようにしてもよい。さらに
図15に示すように図14に示す装置を複数列、例えば
2列構成としてもよい。
【0023】上記各実施例では洗浄室3及びすすぎ室5
がそれぞれ1個であり、エアブロー室4、6が2個であ
る場合について説明したが、ワーク8の汚れの状況によ
ってその数を増減してもよい。またワーク8を送り竿7
に回転自在に設けられた回転治具上に載置するようにし
てもよい。
がそれぞれ1個であり、エアブロー室4、6が2個であ
る場合について説明したが、ワーク8の汚れの状況によ
ってその数を増減してもよい。またワーク8を送り竿7
に回転自在に設けられた回転治具上に載置するようにし
てもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークの洗浄、すすぎ、エアブローなどをそれぞれ独立
した室で行い、水きり後次工程へ搬送し、ワークとノズ
ルを相対的に昇降させるように構成されているので、ワ
ークの洗浄・乾燥を完全に行うと共に、洗浄液、すすぎ
液の次工程への持ち込みを大幅に減少し、液の汚れや外
部への漏洩を防止することができる。さらに洗浄液、す
すぎ液、圧縮空気などの使用量を削減し、コストの低減
と省スペース化を図ることができる。
ワークの洗浄、すすぎ、エアブローなどをそれぞれ独立
した室で行い、水きり後次工程へ搬送し、ワークとノズ
ルを相対的に昇降させるように構成されているので、ワ
ークの洗浄・乾燥を完全に行うと共に、洗浄液、すすぎ
液の次工程への持ち込みを大幅に減少し、液の汚れや外
部への漏洩を防止することができる。さらに洗浄液、す
すぎ液、圧縮空気などの使用量を削減し、コストの低減
と省スペース化を図ることができる。
【図1】 本発明の洗浄装置の一実施例の構成を示す図
2のA−A線断面図である。
2のA−A線断面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 本実施例の作用の第1の工程を示す要部縦断
面図である。
面図である。
【図5】 第2の工程を示す側面図である。
【図6】 図5の要部縦断面図である。
【図7】 第3の工程を示す要部縦断面図である。
【図8】 第4の工程を示す要部縦断面図である。
【図9】 本発明の他の実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図10】 図9の側面図である。
【図11】 図9に示すワーク上昇時の状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図12】 図11の側面図である。
【図13】 ピンの他の実施例を示す縦断面図である。
【図14】 本発明の洗浄装置に乾燥室を備えた構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図15】 図14に示す洗浄装置を2列配置した実施
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
1…作業室、3…洗浄室、4,6…エアブロー室、7…
送り竿(送り体)、8…ワーク(被洗浄物)、9,31
…シリンダ(駆動装置)、14…モータ(駆動装置)、
21,32…昇降部材(支持装置)、23,24…ノズ
ル
送り竿(送り体)、8…ワーク(被洗浄物)、9,31
…シリンダ(駆動装置)、14…モータ(駆動装置)、
21,32…昇降部材(支持装置)、23,24…ノズ
ル
Claims (4)
- 【請求項1】 被洗浄物の洗浄、すすぎを行う洗浄装置
において、 前記被洗浄物をほぼ密閉して収納すると共に、予め定め
られた洗浄、エアブロー、すすぎ、エアブローからなる
一連の工程を行わせるために隣接して配置された、洗浄
液を噴射するノズルを有する洗浄室、すすぎ液を噴射す
るノズルを有するすすぎ室および洗浄後またはすすぎ後
の被洗浄物に付着する液体を除去するための圧縮空気を
噴射するノズルを有するエアブロー室とから成る作業室
と、 前記各室を貫通して配備された被洗浄物の載せる送り体
を有し、該送り体が洗浄前の被洗浄物を投入する第1の
位置と洗浄後の被洗浄物を排出する第2の位置を往復動
し、前記一連の工程に従って被洗浄物を次の室に順次送
る搬送装置と、 前記各室に配備され、前工程から送られてきた被洗浄物
を支持し、該被洗浄物を一連の工程の動作時に前記搬送
装置の送り体から離し、該工程の終了後に再び前記送り
体に載せる支持装置と、 前記一連の工程の動作時に被洗浄物を各室で前記送り体
から離し、該送り体を空の状態で第1の位置に移動さ
せ、その後投入される被洗浄物および各室にある被洗浄
物を前記送り体に載せ、第2の位置に移動させて各工程
の室に搬送するための制御装置と、を具備する洗浄装
置。 - 【請求項2】 前記一連の工程後に、被洗浄物を乾燥す
る乾燥室が設けられていることを特徴とする請求項1記
載の洗浄装置。 - 【請求項3】 前記各室の支持装置は被洗浄物を回転自
在に支持し、該被洗浄物に圧縮空気を吹き付けて回転さ
せるノズルが設けられていることを特徴とする請求項1
記載の洗浄装置。 - 【請求項4】 前記各室において、支持装置は各工程の
動作時に、被洗浄物と、ノズルから噴射される洗浄液、
すすぎ液、エアブロー用圧縮空気との間で相対運動を行
う駆動機構を備えていることを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかの項に記載された洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7872693A JPH10216654A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7872693A JPH10216654A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216654A true JPH10216654A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=13669891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7872693A Pending JPH10216654A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10216654A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205043A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Tetra:Kk | 浸漬処理プラント |
JP2008260000A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Toyota Motor Corp | 洗浄装置 |
CN102225404A (zh) * | 2011-04-13 | 2011-10-26 | 上海东风汽车专用件有限公司 | 夹桶式自动清洗防锈处理线 |
JP2012096137A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Daihatsu Motor Co Ltd | 機械加工品の洗浄方法 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP7872693A patent/JPH10216654A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205043A (ja) * | 2005-01-27 | 2006-08-10 | Tetra:Kk | 浸漬処理プラント |
JP2008260000A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Toyota Motor Corp | 洗浄装置 |
JP2012096137A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Daihatsu Motor Co Ltd | 機械加工品の洗浄方法 |
CN102225404A (zh) * | 2011-04-13 | 2011-10-26 | 上海东风汽车专用件有限公司 | 夹桶式自动清洗防锈处理线 |
CN102225404B (zh) * | 2011-04-13 | 2015-04-01 | 上海东风汽车专用件有限公司 | 夹桶式自动清洗防锈处理线 |
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