JPH07214013A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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Publication number
JPH07214013A
JPH07214013A JP1265194A JP1265194A JPH07214013A JP H07214013 A JPH07214013 A JP H07214013A JP 1265194 A JP1265194 A JP 1265194A JP 1265194 A JP1265194 A JP 1265194A JP H07214013 A JPH07214013 A JP H07214013A
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JP
Japan
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cleaning
basket
tank
chuck
roller conveyor
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Pending
Application number
JP1265194A
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English (en)
Inventor
Norio Toyama
紀郎 外山
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TOYAMA KIKAI KK
Toyama Machine Works Ltd
Original Assignee
TOYAMA KIKAI KK
Toyama Machine Works Ltd
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Publication date
Application filed by TOYAMA KIKAI KK, Toyama Machine Works Ltd filed Critical TOYAMA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バスケット内に収容された機械部品等の被洗浄
物を効果的にかつ効率よく洗浄する。 【構成】被洗浄物が収容されたバスケット70が、導入
ローラーコンベア61上にてチャック機構10によりチ
ャックされ、チャック機構10が昇降機構20によって
上昇される。次に、チャック機構10は横送り機構30
によって第1洗浄槽51上に横送りされ、昇降機構20
によってバスケット70が第1洗浄槽51内の洗浄槽内
に投入される。このような状態になると、チャック機構
10はバスケット70のチャックを解除する。次に、他
のチャック機構10が第1洗浄槽51の洗浄水内に浸漬
されたバスケット70をチャックして、回転機構40に
より回転される。その後、昇降機構20によりチャック
機構10が上昇されて、バスケット70は洗浄水の上方
にて回転機構40により回転され水切りされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械部品等の被洗浄物
を効率よく洗浄することができる洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械部品等の被洗浄物は、通常、複数を
バスケットに収容し、このバスケットを洗浄槽内に収容
された洗浄水内に浸漬して、洗浄水を循環することによ
って被洗浄物を洗浄するようになっている。この場合、
被洗浄物が収容されたバスケットは、洗浄槽内にて静止
された状態になっており、洗浄水だけが循環される。そ
して、被洗浄物の洗浄が終了すると、バスケットが洗浄
槽内の洗浄水から引き上げられて、乾燥機等によって乾
燥されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして被洗浄
物を洗浄する場合には、バスケット内に収容された多数
の被洗浄物が、洗浄水の循環によってのみ洗浄されるに
すぎず、バスケット内の複数の被洗浄物に洗浄ムラが生
じるおそれがある。また、最近では、洗浄能力が強いフ
ロン等の有機化合物の使用が禁止されているために、フ
ロン等の有機化合物以外の洗剤では、洗浄水の循環だけ
によっては十分に洗浄できないおそれもある。さらに、
洗浄槽内の洗浄水から引き上げられたバスケットは、十
分に水切りされていないために、乾燥機等による乾燥に
長時間を要し、効率が悪いという問題もある。
【0004】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、その目的は、バスケットに収容された被洗浄物
を、フロン等の有機化合物を使用することなく、高度に
かつ効率よく洗浄することができる洗浄装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄装置は、被
洗浄物が収容されたバスケットを、着脱可能にチャック
するチャック機構と、このチャック機構によってチャッ
クされたバスケットを回転させる回転機構と、前記チャ
ック機構を昇降させることによって、チャックされたバ
スケットを洗浄槽内の洗浄水内に浸漬させるとともに引
き上げる昇降機構と、を具備するものであり、そのこと
により上記目的が達成される。
【0006】前記洗浄槽は複数設けられており、前記チ
ャック機構は、各洗浄槽に対応して複数設けられてい
る。
【0007】前記チャック機構は、横送り機構によって
各洗浄槽の側方から各洗浄槽の上方へと横送りされる。
【0008】
【作用】本発明の洗浄装置では、被洗浄物を収容したバ
スケットがチャック機構によってチャックされた状態
で、昇降機構によって、洗浄槽内の洗浄水に浸漬され
る。このような状態で、チャック機構によってチャック
されたバスケットが回転機構により回転され、バスケッ
ト内に収容された被洗浄物が、洗浄水によって洗浄され
る。洗浄が終了すると、チャック機構は、昇降機構によ
って洗浄槽内の洗浄水内から引き上げられ、洗浄水の上
方にて、チャック機構にてチャックされたバスケットが
回転機構により回転され、バスケット内の被洗浄物が水
切りされる。
【0009】洗浄槽は、複数設けられることによって、
例えば、洗剤洗浄とすすぎ洗浄が、各洗浄槽毎に同時に
実施される。この場合、チャック機構は、各洗浄槽毎に
設けられて、各洗浄槽の洗浄水内にバスケットがそれぞ
れ浸漬されると、チャック機構によってチャックされた
バスケットが回転機構により回転されるとともに、洗浄
水から引き上げられた状態でも、チャック機構によって
チャックされたバスケットが回転機構により回転され
る。
【0010】さらに、バスケットをチャックしたチャッ
ク機構が、横送り機構によって洗浄槽の上方へと移動さ
れて昇降されることによって、各洗浄槽内へ各バスケッ
トがそれぞれ移載される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の洗浄装置の一例を示す正面
図、図2はその平面図、図3はその側面図である。この
洗浄装置は、図1および図2に示すように、機械部品等
の被洗浄物が収容されたバスケット70をそれぞれ内部
に投入されて、各バスケット70内の被洗浄物を洗浄す
る3つの第1〜第3の洗浄槽51〜53および被洗浄物
を乾燥させる1つの乾燥槽54を有している。各洗浄槽
51〜53および乾燥槽54は直線状に並設されてお
り、第1洗浄槽51は洗剤洗浄用、第2洗浄槽52はす
すぎ洗浄用、第3洗浄槽53は仕上げ洗浄用にそれぞれ
なっている。そして、乾燥槽54では、投入されたバス
ケット70に熱風を吹き付けて、バスケット70の被洗
浄物が乾燥されるようになっている。
【0013】第1洗浄槽51の側方には、導入ローラー
コンベア61が配置されている。この導入ローラーコン
ベア61は、被洗浄物が収容されたバスケット70を各
洗浄槽51〜53の並設方向とは直交する方向に搬送し
て、第1洗浄槽51の側方に位置させるようになってい
る。また、乾燥槽54の側方には、導入ローラーコンベ
ア61とは平行であって搬送方向が反対になった搬送ロ
ーラーコンベア62が配置されている。この搬送ローラ
ーコンベア62上には、乾燥槽54にて乾燥されたバス
ケット70が移載されて、このバスケット70を搬出す
るとともに、未処理の被洗浄物が収容されたバスケット
70もこの搬送ローラーコンベア62上に移載されて、
乾燥槽54から離れる方向へと搬送されるようになって
いる。
【0014】図2に示すように、搬送ローラーコンベア
62の終端部と導入ローラーコンベア61の始端部との
間には、中間チェーンコンベア63が配置されおり、搬
送ローラーコンベア62によって搬送される未処理の被
洗浄物が収容されたバスケット70を、導入ローラーコ
ンベア61にまで搬送するようになっている。
【0015】各洗浄槽51〜53および乾燥槽54は、
等しいピッチSで配置されており、また、導入ローラー
コンベア61と第1乾燥槽51、および乾燥槽54と搬
送ローラーコンベア62も等しいピッチSで配置されて
いる。
【0016】本発明の洗浄装置では、図1に示すよう
に、導入ローラーコンベア61の終端部と第1洗浄槽5
1との間、隣接する洗浄槽51〜53および乾燥槽54
の間、および乾燥槽54と搬送ローラーコンベア62と
の間にわたって、バスケット70を水平状態で保持する
5台のチャック機構10がそれぞれ設けられている。ま
た、各チャック機構10は、昇降機構20によって昇降
されるようになっており、さらに、図3に示す横送り機
構30によって、洗浄槽51〜53の並設方向に沿って
ピッチSに相当する距離だけそれぞれ往復して横送りさ
れるようになっている。また、導入ローラーコンベア6
1と第1洗浄槽51との間、第3洗浄槽53と乾燥槽5
4との間を往復して横送りされるチャック機構10を除
いた3つのチャック機構10によってチャックされたバ
スケット70は、回転機構40によってそれぞれ水平軸
回りに回転されるようになっている。
【0017】図4は本発明の洗浄装置に使用されるバス
ケット70の斜視図である。このバスケット70は、例
えばステンレス鋼(SUS304)製の金網を素材とし
て長さ400mm、幅250mm、高さ250mmの直
方体状の箱体に形成されている。バスケット70の上面
は、片開き状の開閉蓋72になっており、この開閉蓋7
2によって開口部が開閉されるようになっている。バス
ケット70の開閉蓋72は、バスケット70の側面に取
り付けた係止具73によって、開口部を閉塞した状態で
固定される。
【0018】バスケット70の長手方向の各端面には、
連結具71がそれぞれ取り付けられている。各連結具7
1は、幅方向に長く延びており、各側部が外方に突出し
ている。そして、突出した状態の各側部に、後述するチ
ャックピンが係止する係止孔74がそれぞれ設けられて
いる。
【0019】各横送り機構30は、図3に示すように、
導入ローラーコンベア61の終端部上および搬送ローラ
ーコンベア62の始端部上に架設された支持板33に支
持されている。
【0020】図5は、回転機構40が設けられたチャッ
ク機構10等を示す横断面図である。支持板33には、
洗浄槽51〜53の並設方向に沿って延びる上下一対の
ガイドレール34が横架部材35を介してそれぞれ取り
付けられている。各横架部材35およびガイドレール3
4は、導入ローラーコンベア61上から搬送ローラーコ
ンベア62上にまで達している。上下の横架部材35お
よびガイドレール34間には、水平状態になったロッド
レスシリンダー36が、連結されている。ロッドレスシ
リンダー36は、各洗浄槽51〜53等の配設ピッチS
に相当するストロークを有している。
【0021】ロッドレスシリンダー36のピストンに
は、鉛直状態になった連結板37の上下方向中央部が取
り付けられており、連結板37の上部および下部に、各
ガイドレール34にスライド可能に嵌合したガイド部材
39がそれぞれ取り付けられている。
【0022】連結板37には、各チャック機構10と、
そのチャック機構を昇降させる昇降機構20とがそれぞ
れ取り付けられたスライド台38が支持されている。そ
して、前述したように、導入ローラーコンベア61と第
1洗浄槽51との間、第3洗浄槽53と乾燥槽54との
間を往復して横送りされるチャック機構10を除いた3
つのチャック機構10を支持する3つのスライド台38
には回転機構40がそれぞれ支持されている。各スライ
ド台38は、連結板37に鉛直状態で取り付けられた鉛
直板38aと、この鉛直板38aの下端部に、連結板3
7から離れる方向に水平状態で長く延びるように取り付
けられた水平板38bとを有している。スライド台38
は、ロッドレスシリンダー36の駆動によって、所定の
ストロークSだけ水平方向に往復移動する。
【0023】図6は、チャック機構10、昇降機構2
0、および回転機構40が設けられたスライド台38の
正面図である。図5および図6に示すように、昇降機構
20は、スライド台38における水平板38bの中央部
に鉛直状態で取り付けられた昇降シリンダー21と、こ
の昇降シリンダー21を挟んで水平板38bの長手方向
の各側部を貫通するようにそれぞれ鉛直状態で取り付け
られたスライドブッシュ22とを有している。昇降シリ
ンダー21は、ピストンロッド21aがスライド台38
の水平板38bを貫通して下方へ進出するようになって
いる。各スライドブッシュ22には鉛直状態になったス
ライドロッド23がそれぞれスライド可能に嵌合してい
る。
【0024】昇降シリンダー21のピストンロッド21
aの下端部、および各スライドロッド23の下端部に
は、スライド台38のスライド方向とは直交する方向に
延びる水平状態になったベースプレート24が取り付け
られている。このベースプレート24に、チャック機構
10および回転機構40が取り付けられている。
【0025】チャック機構10は、図5に示すように、
ベースプレート24の長手方向の各側部における幅方向
の中央部にそれぞれ配置されたチャック用シリンダー1
1を有している。各チャック用シリンダー11は、ベー
スプレート24の長手方向に沿った水平状態で配置され
ており、各ピストンロッド11aが相互に離れるように
ベースプレート24の外方に進出するようになってい
る。
【0026】図7は、チャック機構10および回転機構
40の正面図である。図7に示すように、各ピストンロ
ッド11aの先端部には、鉛直状態になった連結板12
が取り付けられている。各連結板12は、ピストンロッ
ド11aから、中央部が切り欠かれた二股状になって下
方に延出している。そして、この連結板12には、鉛直
状態になった支持アーム15の上部の連結部15aがそ
れぞれ連結されている。各支持アーム15の上部の連結
部15aは、ベースプレート24の幅方向に沿って広が
っており、その中央部から下方に鉛直状態になったアー
ム部15bが延出している。
【0027】連結部15aの各側部には、チャック用シ
リンダー11と平行になったガイドロッド16がそれぞ
れ挿通している。各ガイドロッド16は、スライドブッ
シュ13内にスライド可能に嵌合しており、このスライ
ドブッシュ13は、ベースプレート24に取り付けられ
た支持部材14に水平状態で支持されている。
【0028】各チャック用シリンダー11は同期して駆
動されるようになっており、各チャック用シリンダー1
1が同期して駆動されてピストンロッド11aが進出お
よび退入すると、各ピストンロッド11aに取り付けら
れた連結板12が、鉛直状態を保持して相互に接離する
ように平行移動する。これにより、各支持アーム15も
鉛直状態を保持して、相互に接離するように平行移動す
る。
【0029】各支持アーム15のアーム部15aにおけ
る下端部には、チャック部材17がそれぞれ取り付けら
れている。各チャック部材17は、図5に示すように、
アーム部15aの下端部を水平状態で挿通するブッシュ
17aと、このブッシュ17a内に回転可能に支持され
た回転軸17bと、を有している。各回転軸17bの相
互に対向する先端部には、回転軸17bとは直交状態で
延びる長板17cの中央部がそれぞれ取り付けられてい
る。そして、各長板17cのそれぞれの端部には、相互
に接近するように突出したチャックピン17dが取り付
けられている。一方の支持アーム15に設けられた各チ
ャックピン17dは、バスケット70の一方の端面に設
けられた係止孔74にそれぞれ嵌合して係止するように
なっている。
【0030】チャック機構10におけるチャック部材1
7を回転させる回転機構40は、図5に示すように、ベ
ースプレート24の中央部にチャック用シリンダー11
の下方に水平状態で配置された中空の回転シャフト41
を有している。この回転シャフト41の各端部は、一対
のブラケット42によってベースプレート24に水平状
態で架設されている。回転シャフト41の各端部内に
は、連結軸43の基端部がそれぞれ貫入しており、各連
結軸43が回転シャフト41に同軸状態で連結されてい
る。各連結軸43は、ベースプレート24に水平状態で
支持された中空の支持軸43a内に回転可能に支持され
ている。各連結軸43の先端部は、二股状になった連結
板12内を挿通して、ベースプレート24の各端縁から
外方に延出しており、その端部には、鉛直状態になった
回転円板44がそれぞれ取り付けられている。
【0031】図5〜図7に示すように、チャック部材1
7の各回転軸17bにおける長板17cが取り付けられ
た端部とは反対側の端部には、フライホイール45がそ
れぞれ取り付けられている。各フライホイール45は回
転円板44とては等しい大きさになっており、回転円板
44の下方に位置している。
【0032】各回転軸17bに取り付けられた各フライ
ホイール45の外周縁部と、連結軸43の先端部に取り
付けられた回転円板44の外周縁部とは、連結ロッド4
6によってそれぞれ連結されている。各連結ロッド46
は、回転軸17bの軸心と連結軸43の軸心との距離に
相当する長さを有しており、連結ロッド46の各端部
は、回転円板44およびフライホイール45における相
互に対応した位置にそれぞれ連結されている。従って、
連結軸43の回転によって回転円板44が回転すると、
連結ロッド46によって連結されたフライホイール45
が、回転円板44と同期して等しい速度で回転するよう
になっている。
【0033】図5に示すように、各連結軸43が連結さ
れた回転シャフト41の側方には、モーター47が設け
られている。モーター47の出力軸にはギア48が取り
付けられており、このギア48の回転が、回転シャフト
41に取り付けられたギア48に伝達されるようになっ
ている。
【0034】モーター47の駆動によって回転シャフト
41が回転されると、各連結軸43を介して各回転円板
44がそれぞれ回転され、各回転円板44の回転が各連
結ロッド46を介してフライホイール45に伝達され
る。そして、各フライホイール45が回転すると、各支
持アーム15に支持されたそれぞれの回転軸17bが同
期して回転されて、各長板17cが、水平状態になった
回転軸17bを中心としてその回転軸17bの回りをそ
れぞれ同期して回転される。
【0035】一方の支持アーム15におけるアーム部1
5bの上部には、近接スイッチ18が水平状態で配置さ
れている。この近接スイッチ18に対向して配置された
回転円板44には、ストライカー18aが取り付けられ
ている。近接スイッチ18は、モーター47の駆動によ
って、回転円板44が回転してストライカー18aが近
接スイッチ18に対して所定の距離にまで接近した場合
にオンして、モーター47の駆動を停止させるようにな
っている。
【0036】昇降機構20におけるベースプレート24
には、図6に示すように、チャック機構10および回転
機構20に給電するための可撓性を有する給電ケーブル
25の一方の端部が接続されている。この給電ケーブル
25の他方の端部は、スライド台38に接続されてお
り、昇降機構20によってベースプレート24が昇降し
た場合にも、切断するおそれがない。
【0037】図8は、本発明の洗浄装置における第1〜
第3の洗浄槽51〜53および乾燥槽54の概略構成図
である。第1〜第3の洗浄槽51〜53は、主タンク5
1a、52a、53aと、補助タンク51b、52b、
53bとをそれぞれ有している。第3洗浄槽53の補助
タンク53bには、フィルターを介して洗浄水が供給さ
れており、補助タンク53a内の洗浄水が、ポンプ53
cによって、フィルター53dを介して主タンク53a
に供給されるようになっている。
【0038】この第3洗浄槽53の主タンク53aから
オーバーフローした洗浄水は補助タンク53b内に貯留
され、さらに補助タンク53bからオーバーフローした
洗浄水が第2洗浄槽52の補助タンク52bに供給され
るようになっている。同様に、第2洗浄槽52も、補助
タンク52a内の洗浄水がポンプ52cによって、フィ
ルター52dを介して主タンク52aに供給されるよう
になっている。そして、この第2洗浄槽52の主タンク
52aからオーバーフローした洗浄水が、補助タンク5
2b内に貯留され、さらに補助タンク52bからオーバ
ーフローした洗浄水が第1洗浄槽51の補助タンク51
bに供給されるようになっている。
【0039】第1洗浄槽51も、補助タンク51a内の
洗浄水がポンプ51cによって、フィルター51dを介
して主タンク51aに供給されるようになっている。補
助タンク51bからオーバーフローした洗浄水は排水さ
れる。
【0040】このように、第3洗浄槽53からオーバー
フローした洗浄水は第2洗浄槽52に供給されて使用さ
れ、また、第2洗浄槽52からオーバーフローした洗浄
水は第1洗浄槽51に供給されて使用される。そして、
第1洗浄槽51からオーバーフローした洗浄水のみが排
水されるために、洗浄水の消費量が著しく節約され、経
済的である。
【0041】各洗浄槽51〜53の主タンク51a〜5
3aには、超音波振動子51f〜53f、およびヒータ
ー51g〜53gがそれぞれ設けられている。
【0042】乾燥槽54は、ブロア54bによりフィル
ター54cを介して吸引されるエアーが、ヒーター54
dによって加熱されて、ノズル54eから内部に噴射さ
れるようになっている。ノズル54eから噴射されたエ
アーは、排気ファン54fによって排気されるようにな
っている。
【0043】このような構成の洗浄装置の動作を図8の
概略構成図に基づいて説明する。
【0044】洗浄すべき機械部品等が収容されたバスケ
ット70が、搬送ローラーコンベア62上に順次、載置
される。搬送ローラーコンベア62上に載置された各バ
スケット70は、搬送ローラーコンベア62上を搬送さ
れて、中間チェーンコンベア63上に移載され、中間チ
ェーンコンベア63上を搬送される。そして、中間チェ
ーンコンベア62から導入ローラーコンベア61に移載
されて、導入ローラーコンベア61の終端部にまで搬送
される。
【0045】このような状態になると、導入ローラーコ
ンベア61と第1洗浄槽51との間を往復移動するチャ
ック機構10が、横送り機構30のロッドレスシリンダ
ー36の駆動によって、導入ローラーコンベア61上に
移動されて、昇降機構20の昇降シリンダー21の駆動
にによって下降される。このとき、チャック機構10の
各支持アーム15は、各チャック用シリンダー11によ
って、相互に離れる方向に移動された状態になってい
る。
【0046】チャック機構10が下降して、各支持アー
ム15の下端部に取り付けられたチャックピン17d
が、バスケット70の各端面に取り付けられた連結具7
4に対向した状態になると、各チャック用シリンダー1
1が駆動されて、各支持アーム15が相互に接近するよ
うに移動される。これにより、各チャックピン17dが
バスケット70の連結具74に設けられた係止孔74内
にそれぞれ貫入した状態になり、バスケット70は、水
平状態で、チャック部材17によってチャックされる。
このようにしてバスケット70がチャックされると、各
チャック用シリンダー11の駆動が停止される。
【0047】その後に、昇降機構20の昇降シリンダー
21が上昇駆動されて、チャック機構10が上昇され
る。このとき、チャック機構10の各チャックピン17
dが、バスケット70の係止孔74内に嵌合して係止さ
れているために、バスケット70は、水平状態を維持し
て上昇される。
【0048】バスケット70が所定位置にまで上昇され
ると、横送り機構30のロッドレスシリンダー36が駆
動されて、チャック機構10は、バスケット70を水平
状態で保持して、第1洗浄槽51上に移動される。この
ような状態になると、昇降機構20によってチャック機
構10が下降され、バスケット70が第1洗浄槽51の
主タンク51a内の洗浄水内に浸漬される。そして、主
タンク51a内にバスケット70が洗浄水内に浸漬され
ると、チャック機構10のチャック用シリンダー11が
駆動されて、各支持アーム15が相互に離れる方向へと
移動され、チャック機構10によるバスケット70のチ
ャックが外れる。
【0049】その後、チャック機構10は昇降機構20
によって上昇されて、横送り機構30によって導入ロー
ラーコンベア61上に移動され、以下、このチャック機
構10、昇降機構20、および横送り機構30は、同様
の動作を繰り返すことにより、導入ローラーコンベア6
1の終端部に搬送されるバスケット70を、順次、第1
洗浄槽51の主タンク51a内に移載する。
【0050】第1洗浄槽51と第2洗浄槽52との間を
移動するチャック機構10は、第1洗浄槽51の主タン
ク51a内にバスケット70が載置されると、昇降機構
20によって下降されて、第1洗浄槽51の主タンク5
1a内に載置されたバスケット70をチャックする。そ
して、昇降機構20によってバスケット70が若干上昇
される。
【0051】このような状態で、回転機構40のモータ
ー47が回転駆動され、各回転円板44が回転されて、
フライホイール45が同期して回転される。これによ
り、バスケット70の各端面に設けられた係止孔74に
係止されている一対のチャックピン17dが、回転軸1
7bを中心にそれぞれ回転し、一対のチャックピン17
dによって各端面が保持されたバスケット70は、長手
方向に沿った水平軸の回りを回転する。
【0052】このとき、第1洗浄槽51の主タンク51
aには、洗剤が混入された洗浄水が循環されており、ま
た、循環される洗浄水が超音波振動子51fによって振
動されているために、バスケット70が水平軸回りに回
転することにより、バスケット70内の機械部品等の被
洗浄物が洗剤洗浄される。
【0053】その後、チャック機構10は、昇降機構2
0が上昇駆動されることによって上昇され、バスケット
70は、第1洗浄槽51から引き上げられる。そして、
バスケット70が第1洗浄槽51の上方に達すると、回
転機構40が駆動され、水平状態になったバスケット7
0が水平軸回りに回転される。これにより、バスケット
70内に収容された被洗浄物が水切りされる。
【0054】バスケット70の回転による水切りが終了
すると、チャック機構10は、横送り機構30によって
第2洗浄槽52上に移動された後に、昇降機構20が下
降駆動されて、バスケット70は第2洗浄槽52の主タ
ンク52aの洗浄水内に浸漬される。そして、チャック
機構10は、バスケット70のチャック状態を解除した
後に、上昇されて、第1洗浄槽51上に横送りされる。
【0055】以下、このチャック機構10、昇降機構2
0、横送り機構30、および回転機構40は、同様の動
作を繰り返すことにより、第1洗浄槽51の主タンク5
1a内でのバスケット70の回転、第1洗浄槽51上で
のバスケット70の回転、第2洗浄槽52の主タンク5
2a内へのバスケット70の移載を、順次、繰り返すよ
うになっている。
【0056】第2洗浄槽52と第3洗浄槽53との間を
往復移動するチャック機構10、その昇降機構20、横
送り機構30、および回転機構40も、同様に、第2洗
浄槽52における主タンク52a内の洗浄水に浸漬され
たバスケット70をチャックして洗浄水内にてバスケッ
ト70を回転させた後に、バスケット70を洗浄水から
上方に引き上げて、第2洗浄槽52上にてバスケット7
0を回転させて水切りする。そして、その後に、バスケ
ット70を第3洗浄槽53における主タンク53aの洗
浄水内に移載する。これにより、バスケット70内の被
洗浄物がすすぎ洗浄される。
【0057】以下、このチャック機構10、昇降機構2
0、横送り機構30、および回転機構40は、同様の動
作を繰り返し、第2洗浄槽52の主タンク52a内での
バスケット70の回転、第2洗浄槽52上でのバスケッ
ト70の回転、第3洗浄槽53の主タンク53a内への
移載を、順次繰り返す。
【0058】第3洗浄槽53と乾燥槽54との間を往復
移動するチャック機構10は、回転機構が設けられてい
ないために、第3洗浄槽53における主タンク53a内
の洗浄水に浸漬されたバスケット70は、チャック機構
10によってチャックされることなく循環する洗浄水に
よって仕上げ洗浄される。その後、第3洗浄槽53にお
ける主タンク53aの洗浄水に浸漬されたバスケット7
0が、チャック機構10によってチャックされて、洗浄
水から上方に引き上げられ、乾燥槽54内に移載され
る。
【0059】以下、このチャック機構10、昇降機構2
0、および横送り機構30は、同様の動作を繰り返し、
第3洗浄槽53の主タンク53a内に位置するバスケッ
ト70を、順次、乾燥槽54内へと移載する。
【0060】乾燥槽54と搬送ローラーコンベア53と
の間を往復移動するチャック機構10は、乾燥槽54内
に収容されたバスケット70をチャックして、一旦、乾
燥槽54の上方へと引き上げる。そして、乾燥槽54上
にて、回転機構40によりバスケット70が回転されて
水切りされる。
【0061】その後、チャック機構10は、昇降装置2
0によって下降されて、乾燥槽54内に位置される。こ
のような状態になると、回転機構40によってバスケッ
ト70が回転される。このとき、乾燥槽54内に配置さ
れた噴射ノズル54eから熱風が噴射されて、回転して
いるバスケット70内に収容された被洗浄物が乾燥され
る。その後に、昇降機構20によってチャック機構10
全体が上昇されて、バスケット70が乾燥槽54から引
き上げられ、横送り機構30によってチャック機構10
が搬送ローラーコンベア62上にまで移動された後に、
昇降機構20によってチャック機構10が下降される。
そして、バスケット70が搬送ローラーコンベア62上
に載置された状態になると、チャック機構10によるバ
スケット70のチャックが外れて、バスケット70は、
搬送ローラーコンベア62上に移載される。
【0062】以下、このチャック機構10、昇降機構2
0、横送り機構30、および回転機構40は同様の動作
を繰り返し、乾燥槽54上でのバスケット70の回転、
乾燥槽54内でのバスケット70の回転、乾燥槽54内
から搬送ローラーコンベア62上へのバスケット70の
移載が、順次、繰り返される。
【0063】搬送ローラーコンベア62上に移載された
バスケット70は、搬送ローラーコンベア62によって
搬送される間に、適宜、搬送ローラーコンベア62上か
ら排出される。
【0064】このようにして、搬送ローラーコンベア6
2、中間チェーンコンベア63、導入ローラーコンベア
61によって、順番に搬送されるバスケット70が、各
チャック機構10によってチャックされて、第1洗浄槽
51〜第3洗浄槽53および乾燥槽54に、それぞれ、
順番に次移載され、第1洗浄槽51〜第3洗浄槽53に
よる洗浄および乾燥槽54による乾燥が、順次、実施さ
れる。
【0065】
【発明の効果】本発明の洗浄装置は、このように、チャ
ック機構によってチャックされたバスケットが、洗浄槽
内の洗浄水に浸漬された状態で回転されるとともに、洗
浄水から引き上げられた状態でも回転されるために、バ
スケット内の被洗浄物が洗浄水内で高度に洗浄されると
ともに、洗浄後に、被洗浄物が効率よく脱水される。そ
の結果、被洗浄物の洗浄が効果的に、かつ、効率よく実
施される。
【0066】複数の洗浄槽において、それぞれのチャッ
ク機構によってチャックされたバスケットを回転しつつ
被洗浄物を洗浄することにより、洗浄効果および洗浄効
率は一層向上する。さらに、各洗浄槽の間を横送り機構
によって各チャック機構を横送りすることにより、作業
効率も向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の正面図である。
【図2】その洗浄装置の平面図である。
【図3】その洗浄装置の側面図である。
【図4】その洗浄装置に使用されるバスケットの斜視図
である。
【図5】本発明の洗浄装置の要部の縦断面図である。
【図6】その洗浄装置の要部であるチャック機構等の正
面図である。
【図7】図6に示すチャック機構等を一部破断して示す
拡大図である。
【図8】本発明の洗浄装置の動作説明のための洗浄槽等
の概略構成図である。
【符号の説明】
10 チャック機構 11 チャック用シリンダー 15 支持アーム 17 チャック部材 20 昇降機構 21 昇降シリンダー 23 スライドロッド 24 ベースプレート 30 横送り機構 34 ガイドレール 36 ロッドレスシリンダー 38 スライド台 40 回転機構 41 回転シャフト 44 回転円板 45 フライホイール 46 連結ロッド 47 モーター 51 第1洗浄槽 52 第2洗浄槽 53 第3洗浄槽 54 乾燥槽 61 導入ローラーコンベア 62 搬送ローラーコンベア 63 中間チェーンコンベア 70 バスケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物が収容されたバスケットを、着
    脱可能にチャックするチャック機構と、 このチャック機構によってチャックされたバスケットを
    回転させる回転機構と、 前記チャック機構を昇降させることによって、チャック
    されたバスケットを洗浄槽内の洗浄水内に浸漬させると
    ともに引き上げる昇降機構と、 を具備することを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄槽が複数設けられており、前記
    チャック機構は、各洗浄槽に対応して複数設けられてい
    る請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記チャック機構は、横送り機構によ
    って各洗浄槽の側方から各洗浄槽の上方へと横送りされ
    る請求項2に記載の洗浄装置。
JP1265194A 1994-02-04 1994-02-04 洗浄装置 Pending JPH07214013A (ja)

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JP1265194A JPH07214013A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 洗浄装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101648190A (zh) * 2009-07-02 2010-02-17 宜昌英汉超声电气有限公司 采用多机械手输送零件的清洗机
EP2428336A1 (en) * 2010-09-10 2012-03-14 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Hand and robot
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