JPH0755272B2 - ふとんカバーの自動縫製方法 - Google Patents

ふとんカバーの自動縫製方法

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JPH0755272B2
JPH0755272B2 JP2310068A JP31006890A JPH0755272B2 JP H0755272 B2 JPH0755272 B2 JP H0755272B2 JP 2310068 A JP2310068 A JP 2310068A JP 31006890 A JP31006890 A JP 31006890A JP H0755272 B2 JPH0755272 B2 JP H0755272B2
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JP
Japan
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cloth
fastener
sewing
sewn
tape
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JP2310068A
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Inventor
幸一 野崎
Original Assignee
有限会社野崎ミシン商会
盛武機械株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファスナーの一方のテープ片に「小まち」を
縫着することにより、ふとんカバーの縫製を自動化し
て、その能率を高めたふとんカバーの自動縫製方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来のふとんカバーの縫製工程は、第8図に示されるよ
うに、所定の大きさに裁断された表生地21aの側縁を所
定幅で折り返してファスナー隠し22を形成し、このファ
スナー隠し22と、ファスナーFの一方のテープ片Faを縫
着し(S′a)、その後に第9図に示されるように、フ
ァスナーFの各テープ片Fa,Fbを分離させて、表生地21a
に取付けられたファスナーFの他方のテープ片Fbと、所
定の大きさに裁断された裏生地21bを縫着し(S′
b)、更にその後に、第10図に示されるように、表生地
21aと裏生地21bの周縁をオーバーロック縫い(S′c)
して、二枚の生地21a,21bを裏返すことにより製品とし
ていた(第11図参照)。
このため、従来の縫製方法においては、表生地21aと裏
生地21bとを予め所定の大きさに裁断しておく必要があ
った。また、表生地21aにファスナー付けを行う工程
と、ファスナーFのテープ片Fbに裏生地21bを縫着する
工程と、ファスナー付けを行った表生地21aと裏生地21b
との周縁をオーバーロック縫いする工程とが、いずれも
分断されていた。更にファスナーFの他方のテープ片Fb
に裏生地21bを縫着する場合には、第9図に示されるよ
うに、ファスナーFの各テープ片Fa,Fbを分離させて、
裏生地21bをミシンの下方をくぐらせて送らねばならな
かった。これらが原因で、ふとんカバーの縫製作業の能
率が悪かった。
また、特開平2−161913号公報には、「長尺布状の表地
の幅方向の側縁を長手方向に沿って切断して開口部を形
成して、この開口部の内側にファスナーを配置し、その
後にファスナーの各テープと前記表示の開口部の周縁と
を縫着し、しかる後に該表地に裏地を重合わせて、表地
及び裏地の長手方向に沿った両側縁を縫着した後に、互
いに縫着された表地及び裏地を所定長さに切断して、ふ
とんカバーを縫製する方法」が記載されている。
該公報に記載のふとんカバーの縫製方法は、「表地の一
方の側縁に長手方向に沿った開口部を設けて、この開口
部の内側にファスナーを配置して、該ファスナーの各テ
ープと表地の開口部と周縁とを縫着する」という点にお
いては、第8図ないし第11図に示した縫製方法と異な
る。
しかし、各縫製工程は互いに分断されていて、作業能率
が悪い点は、第8図ないし第11図に示した縫製方法と同
じである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、一連の工程でふとんカバーを連続して自動的
に縫製可能にして、その能率を高めることを課題として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するための本発明は、長尺布状の表生地
及び裏生地と、連続テープ状のファスナーと、同じく連
続テープ状の小まちとの四種類の長尺状布材を連続して
同方向に流して、ふとんカバーを自動的に縫製する方法
であって、前記表生地及び裏生地のいずれか一方の生地
の一方の側縁を所定幅で折り返して二重にしたファスナ
ー隠しの部分と、前記ファスナーの一方のテープ片とを
縫着すると同時に、該ファスナーの他方のテープ片に前
記小まちを縫着し、その後にファスナー付けされた前記
一方の生地に他方の生地を重ね合わせて、該他方の生地
の一方の側縁と前記小まちとをオーバーロック縫いする
と同時に、二枚の生地の他方の側縁どうしをオーバーロ
ック縫いし、しかる後に両側縁がオーバーロック縫いさ
れて重ね合わされた二枚の生地を所定長さで裁断するこ
とを特徴としている。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
第1図に示されるように、二枚の生地のいずれか一方に
ファスナーを自動的に縫着すると同時に、該ファスナー
に小まちを自動的に縫着するためのファスナー付けミシ
ンM1と、二枚の生地のうち一方の側縁に小まちが縫着さ
れた該二枚の生地の両側縁をオーバーロック縫いするた
めに、生地の流れる方向と直交する方向に沿って相対向
して配設された二台一組のオーバーロックミシンM2と、
両側縁が縫着された二枚の生地を所定長に裁断するため
の裁断機Cとが、生地の流れる方向に沿ってこ順序で機
台(図示せず)に装着されている。
本発明においては、第1図に示されるように、長尺布状
の表生地1a及び裏生地1bと、連続テープ状のファスナー
Fと、同じく連続テープ状の小まち3との四種類の長尺
状布材が連続して同方向に流れて、ふとんカバーが自動
縫製される。
まず、ファスナー付けミシンM1の部分においては、第2
図及び第3図に示されるように、連続して流れている長
尺布状の裏生地1bの一側縁が所定幅だけ折り返されてフ
ァスナー隠し2が形成され、このファスナー隠し2の部
分と、同じく連続して流れている細帯状のファスナーF
の一方のテープ片Faとが縫着(Sa)されると同時に、フ
ァスナーFの他方のテープ片Fbと、連続して流れている
細帯状の生地である小まち3とが縫着(Sb)される。
ファスナー付けミシンM1には、細帯状のファスナーF
と、同じく細帯状の生地である小まち3とが連続して供
給されていて、ファスナーFと小まち3とが上記のよう
にして縫着された裏生地1bは、オーバーロックミシンM2
の側に順次送られる。
裏生地1bが前記ファスナー付けミシンM1を通過した部分
において、この裏生地1bに、連続して流れている長尺布
状の表生地1aが重ね合わせられ、裏生地1bと表生地1aと
が二枚重ねとなった状態で一組のオーバーロックミシン
M2の部分に達すると、第4図に示されるように、裏生地
1bの一方の側縁と表生地1aの一方の側縁とが直接にオー
バーロック縫い(Sc)されると同時に、ファスナー付け
ミシンM1によりファスナーFのテープ片Fbに縫着された
小まち3と、表生地1aの他方の側縁とがオーバーロック
縫い(Sd)される。
このようにして、両側縁がオーバーロック縫いされた二
枚重ねの各生地1a,1bは更に前方に送られて、裁断機C
により所定長さ(ふとんカバーの長さにほぼ等しい長
さ)に裁断される。
このようにすると、両側縁がオーバーロック縫いされて
裏生地1bと表生地1aとが二枚重ねとなったふとんカバー
の中間品A′(第6図参照)が連続して縫製される。そ
の後に、第7図に示されるように、この中間A′の各辺
のうちオーバーロック縫いされていない二つの辺を別の
オーバーロックミシンによって縫着(Se)して裏返す
と、第5図及び第7図に示されるような、ふとんカバー
の完成品Aが得られる。
このように、連続して流れている裏生地1bの一方の側縁
に、同じく連続して流れているファスナーFの一方のテ
ープ片Faを縫着すると同時に、その他方のテープ片Fbに
小まち3を縫着し、その後に該裏生地1bに、連続して流
れている長尺布状の表生地1aを二枚重ねして両側縁をオ
ーバロック縫いし、しかる後に、二枚重ねとなった表裏
の各生地1a,1bを所定長さ裁断してふとんカバーの中間
品A′を連続して縫製できるので、従来方法に比較して
縫製能率が著しく高まる。
更に詳細には、従来方法においては、表生地21aに付け
られたファスナーFの他方のテープ片Fbに裏生地21bを
縫着する場合には、ファスナーFの各テープ片Fa,Fbを
分離させると共に、裏生地21bをミシンの下をくぐらせ
ねばならなかったが、本発明によれば、連続した前工程
においてファスナーFの一方のテープ片Fbに小まち3を
縫着させることにより、表裏の生地1a,1bを二枚重ねに
して、その両側縁のオーバーロック縫いを同時にできる
と共に、ファスナーFの各テープ片Fa,Fbを一体にした
まま上記オーバーロック縫いを行えるのであり、これが
ふとんカバーの縫製の自動化を可能にしている。
なお、上記実施例から理解できるように、本発明は、表
生地1aにファスナーFを縫着して、ふとんカバーを縫製
することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明に係るふとんカバーの縫製方法は、長尺布状の表
生地及び裏生地と、連続テープ状のファスナーと、同じ
く連続テープ状の小まちとの四種類の長尺布材を連続し
て流すと共に、ファスナーの一方のテープ片に小まちを
縫着することにより、二枚の生地の一方の側縁へのファ
スナー付けと、二枚重ねにした表裏の生地の両側縁のオ
ーバーロック縫いと、両側縁がオーバーロック縫いされ
た二枚重ねの生地の裁断とを一連の工程で連続して行え
る。この結果、ふとんカバーの縫製が自動化できて、そ
の能率が著しく高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の縫製方法を実施するために使用され
る各ミシンM1,M2の配置、及び各生地1a,1b、ファスナー
F、小まち3の流れを説明するための平面図、第2図
は、ファスナー付けミシンM1の部分において裏生地1bに
ファスナーFを付けると共に、このファスナーFのテー
プ片Fbに小まち3を縫着している状態の斜視図、第3図
及び第4図は、それぞれ第1のX−X線、及びY−Y線
断面図、第5図は、第7図のZ−Z線断面図、第6図及
び第7図は、ふとんカバーAの中間品、及び完成品の平
面図である。 第8図ないし第11図は、従来のふとんカバーの縫製順序
を説明するための図である。 本発明を構成している主要部分の符号の説明は以下の通
りである。 A:ふとんカバー A′:ふとんカバーの中間品、C:裁断機 F:ファスナー Fa,Fb:ファスナーのテープ片 M1:ファスナー付けミシン M2:オーバーロックミシン 1a:表生地、1b:裏生地 2:ファスナー隠し、3:小まち

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺布状の表生地及び裏生地と、連続テー
    プ状のファスナーと、同じく連続テープ状の小まちとの
    四種類の長尺状布材を連続して同方向に流して、ふとん
    カバーを自動的に縫製する方法であって、 前記表生地及び裏生地のいずれか一方の生地の一方の側
    縁を所定幅で折り返して二重にしたファスナー隠しの部
    分と、前記ファスナーの一方のテープ片とを縫着すると
    同時に、該ファスナーの他方のテープ片に前記小まちを
    縫着し、 その後にファスナー付けされた前記一方の生地に他方の
    生地を重ね合わせて、該他方の生地の一方の側縁と前記
    小まちとをオーバーロック縫いすると同時に、二枚の生
    地の他方の側縁どうしをオーバーロック縫いし、 しかる後に両側縁がオーバーロック縫いされて重ね合わ
    された二枚の生地を所定長さで裁断することを特徴とす
    るふとんカバーの自動縫製方法。
JP2310068A 1990-11-15 1990-11-15 ふとんカバーの自動縫製方法 Expired - Lifetime JPH0755272B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019136180A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 株式会社ロゴスコーポレーション 掛け寝具及びこれを備えた寝具付きテーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56169873A (en) * 1980-06-01 1981-12-26 Koyo Senshiyoku Kk Production of two layered blanket
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