JPH04180793A - ふとんカバーの自動縫製方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファスナーの一方のチルプ片に小まちを縫着
することにより、ふとんカバーの縫製を自動化してその
能率を高めたふとんカバーの縫製方法に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来のふとんカバーの縫製工程は、第８図に示されるよ
うに、所定の大きさに裁断された表生地５２１ａの端部
を所定幅で折り返してファスナー隠し２２を形成し、こ
のファスナー隠し２２と、ファスナーＦの一方のテープ
片Ｆａを縫着しくＳ’ａ＞、その後に第９図に示される
ように、ファスナーＩ？の各テープ片Ｆａ、Ｆｂを分離
させて、表生地２１ａに取付りられたファスナーＦの他
方のテープ片Ｆｂと、所定の大きさに裁断された裏生地
２１ｂを縫着しくＳ’ｂ）、更にその後に、第１０図に
示されるように、表生地２１ａと裏生地２１ｂの周縁を
オーバーロック縫い（Ｓ’ｃ）　　シて、二枚の生地２
１ａ、２１ｂを裏返すことにより製品としていた（第１
１図参照）。

このため、従来の縫製方法においては、表生地２１ａと
裏生地２１ｂとを予め所定の大きさに裁断しておく必要
があった。また、表生地２１ａにファスナー付けを行う
工程と、ファスナーＦのテープ片Ｆｂに裏生地２１ｂを
縫着する工程と、ファスナー付けを行った表生地２１ａ
と裏生地２１ｂとの周縁をオ−ハ−ロック縫いする工程
とが、いずれも分断されていた。更にファスナーＦの他
方のテープ片Ｆｂに裏生地２１ｂを縫着する場合には、
第９図に示されるように、ファスナーＦの各テープ片Ｆ
ａ、Ｆｂを分離させて、裏生地２１ｂをミシンの下方を
くくらせて送らねばならなかった。これらが原因で、ふ
とんカバーの縫製作業の能率が悪かった。

また、ファスナ＝Ｆを構成している各テープ片Ｆａ、Ｆ
ｂに各生地２１ａ、２１ｂを直接に縫着しているため、
使用状態において、生地の縫目（Ｓ’ａ、Ｓ’ｂ）が表
側、或いは側部に出てしまい（第１１図参照）、見栄え
が悪いこともあった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、一連の工程でふとんカバーを自動的に縫製で
きるようにして、その能率を高めることを主たる課題と
している。

〔課題を解決するための手段〕

この課題を解決するために本発明の採用した手段は、連
続している長尺状の表生地及び裏生地のいずれか一方の
生地の一方の端部を所定幅で折り返して二重にしたファ
スナー隠しの部分と、ＩＩＪｊＥしている細帯状のファ
スナーの一方のテープＪ１とを縫着すると共に、該ファ
スナーの他方のテープ片に、連続している細帯状の小ま
ちを縫着し、その後にファスナー付けされた前記一方の
生地に他方の生地を重ね合わセで、該他方の生地の一方
の端部と前記率まちとをオーバーロック縫いすると共に
、二枚の生地の他方の端部どうしをオーバーロック縫い
し、しかる後に両端部がオーバーロック縫いされて重ね
合わされた二枚の生地を所定長さで裁断することである
。

〔実施例〕

以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。

第１図に示されるように、ファスナー隠」けを行うため
のファスナー付はミシンＭ１と、オーバーロック縫いを
行うための相対向している二台−組のオーバーロックミ
シンＭ２と、生地を裁断するための裁断機Ｃとがこの順
序で機台（図示せず）に装着されている。

ファスナー付はミシンＭ１の部分においては、第２図及
び第３図に示されるように、連続している長尺状の裏生
地１ｂの一端部が所定幅だけ折り返されてファスナー隠
し２が形成され、このファスナー隠し２の部分と、連続
している細帯状のファスナーＦの一方のテープ片Ｆａと
が縫着（Ｓａ）されると同時に、ファスナーＦの他方の
テープ片Ｆｂと、連続している細帯状の生地である小ま
ち３とが縫着（Ｓｂ）される。ファスナー付はミシンＭ
１には、細帯状のファスナーＦと、同じく細帯状の生地
である小まら３とが連続して供給されていて、ファスナ
ーＦと小まち３とが上記のようにして縫着された裏生地
１ｂは、オーバーロックミシンＭ２の側に順次法られる
。

裏生地１ｂが前記ファスナー（＝ＪけミシンＭ、を通過
した部分において、この裏生地１ｂに、連続している長
尺状の表生地１ａが重ね合わせられ、裏生地１ｂと表生
地１ａとが二枚重ねとなった状態でオーバーロックミシ
ンＭ２の部分に達すると、第４図に示されるように、裏
生地１ｂの一方の端部と表生地１ａの一方の端部とが直
接にオ−ハ−ロック縫い（Ｓｃ）されると同時に、ファ
スナー付はミシンＭＴによりファスナーＦのテープ片Ｆ
ｂに縫着された小まち３と、表生地１ａの他方の端部と
がオ−ハ−ロック縫い（Ｓｄ）される。

このようにして、両端部分がオーバーロック縫いされた
二枚重ねの各生地ｌａ、ｌｂは更に前方に送られて、裁
断ｍＣにより所定長さ（ふとんカバーの長さにほぼ等し
い長さ）に裁断される。

このようにすると、両端部分がオーバーロック縫いされ
て裏生地１ｂと表生地１ａとが二枚重ねとなったふとん
カバーの中間品Ａ’　　（第６図参照）が連続して縫製
される。その後に、第７図に示されるように、この中間
品Ａ′の各辺うちオーバーロック縫いされていない二つ
の辺を別のオ−ハ−ロックミシンによって縫着（Ｓｅ）
して裏返すと、第５図及び第７図に示されるような、ふ
とんカバーの完成品へが得られる。

このように、連続している長尺状の表生地１ａと裏生地
］ｂとを二枚重ねにして両端部をオ−ハ−ロック縫いし
た後に、二枚重ねとなった表裏の各生地１ａ、］ｂを所
定長さに裁断してふとんカバーの中間品Ａ゛を縫製でき
るので、従来方法に比較して縫着能率が倍増する。更に
詳細には、従来方法においては、表生地２１ａに付けら
れたファスナーＦの他方のテープ片Ｆｂに裏生地２１ｂ
を縫着する場合にば、ファスナーＦの各テープ片Ｆａ、
Ｆｂを分離させると共に、裏生地２１ｂをミシンの下を
くくらせねばならなかったが、零発ｉ　明によれば、表
裏の生地１ａ、１ｂを二枚重ねにして、その両端部のオ
ーバーロック縫いを同時にできると共に、ファスナーＦ
の各テープ片Ｆａ。

Ｆｂを一体にしたまま上記オーバーロック縫いを行える
のであり、これがふとんカバーの縫製の自動化を可能に
している。

また、第５図から明らかなように、裏生地１ｂにファス
ナーＦを縫着する場合には、ファスナーＦの一方のテー
プ片Ｆｂと、表生地１ａの一方の端部とは、小まち３を
介して縫着されているために、ふとんカバーへの表側又
は側部には縫目は−・切出なくなって、使用時における
見栄えがよくなる利点がある。しかし、上記実施例から
理解できるように、本発明は、表生地１ａにファスナー
Ｆを縫着して、ふとんカバーを縫製することも可能であ
る。

〔発明の効果〕

本発明のふとんカバーの縫製方法は、連続している長尺
状の二枚の生地を使用すると共に、ファスナーの一方の
テープ片に小まちを縫着するごとにより、一方の生地の
端部へのファスナー付けと、二枚重ねにした表裏の生地
の両端部のオーバー１コック縫いと、両端部がオ−ハ−
ロック縫いされた二枚重ねの生地の裁断とを一連の工程
で連続して行える。この結果、ふとんカバーの縫製が自
動化できて、その能率が倍増する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の縫製方法を実施するために使用され
る各ミシンＭ　＋　、　Ｍ　ｚの配置、及び各生地ｌａ
、ｌｂ、ファスナーＦ、小まち３の流れを説明するだめ
の平面図、第２図は、ファスナー付はミシンＭ１の部分
において裏生地１ｂにファスナーＦを付けると共に、こ
のファスナーＦのテープ片Ｆｂに小まち３を縫着してい
る状態の斜視図、第３図及び第４図は、それぞれ第１図
のＸ−Ｘ線、及びｙ−ｙ線断面図、第５図は、第７図の
ｌ−Ｚ線断面図、第６図及び第７図は、ふとんカバーへ
の中間品、及び完成品の平面図である。 第８図ないし第１１図は、従来のふとんカバーの縫製順
序を説明するための図である。 本発明を構成している主要部分の符号の説明は以下の通
りである。 Ａ：ふとんカバー 八゛　：ふとんカバーの中間品　Ｃ：裁断機Ｆ：ファス
ナー Ｆａ、Ｆｂ：ファスナーのテープ片 Ｍｌ　：ファスナー付はミシン Ｍ２　：オーハルロックミシン １ａ：表生地　　　　　１ｂ：裏生地 ２；ファスナー隠し　　３：小まち 特許出願人　有限会社　野崎ミシン商会盛　武　機　械
　株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続している長尺状の表生地及び裏生地のいずれか一方
   の生地の一方の端部を所定幅で折り返して二重にしたフ
   ァスナー隠しの部分と、連続している細帯状のファスナ
   ーの一方のテープ片とを縫着すると共に、該ファスナー
   の他方のテープ片に、連続している細帯状の小まちを縫
   着し、その後にファスナー付けされた前記一方の生地に
   他方の生地を重ね合わせて、該他方の生地の一方の端部
   と前記小まちとをオーバーロック縫いすると共に、二枚
   の生地の他方の端部どうしをオーバーロック縫いし、し
   かる後に両端部がオーバーロック縫いされて重ね合わさ
   れた二枚の生地を所定長さで裁断することを特徴とする
   ふとんカバーの縫製方法。