JPH0755268B2 - 安全かみそり刃組立体 - Google Patents
安全かみそり刃組立体Info
- Publication number
- JPH0755268B2 JPH0755268B2 JP3015953A JP1595391A JPH0755268B2 JP H0755268 B2 JPH0755268 B2 JP H0755268B2 JP 3015953 A JP3015953 A JP 3015953A JP 1595391 A JP1595391 A JP 1595391A JP H0755268 B2 JPH0755268 B2 JP H0755268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- safety razor
- base
- frame
- blade assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は安全かみそりの柄に取り
付けられる安全かみそり刃組立体であって、使用中に顔
の凹凸に応答して刃が移動するものの改良に関する。
付けられる安全かみそり刃組立体であって、使用中に顔
の凹凸に応答して刃が移動するものの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の安全かみそり刃組立体であって、
使用中に刃が上下に移動するものの構造は、細長い刃が
その長手方向に延びる折り曲げ線に沿って直角よりやや
大きな角度で曲げられ、すなわち刃の断面形状がＬ字形
に近い形に形成されて、刃は切断縁部分と基礎部分の二
つの部分を有している。そして、刃の切断縁部分はその
下面で弾力的に上下する刃支持片に支持され、基礎部分
は狭い溝の中に挿入されて、このように本体に装着され
た刃が、使用中に顔から受ける圧力に応答して上下に動
くように構成されている。
使用中に刃が上下に移動するものの構造は、細長い刃が
その長手方向に延びる折り曲げ線に沿って直角よりやや
大きな角度で曲げられ、すなわち刃の断面形状がＬ字形
に近い形に形成されて、刃は切断縁部分と基礎部分の二
つの部分を有している。そして、刃の切断縁部分はその
下面で弾力的に上下する刃支持片に支持され、基礎部分
は狭い溝の中に挿入されて、このように本体に装着され
た刃が、使用中に顔から受ける圧力に応答して上下に動
くように構成されている。
【０００３】従来の刃の動く安全かみそりは上記のよう
な構成であって、刃は狭い溝の中に挿入されてその溝の
中で上下に動くように本体に装着されている。このよう
に装着された刃は顔からの圧力に応答して確かに上下に
移動するが、刃は顔からの圧力以外に切断されつつある
髭からも圧力を受ける。髭からの圧力は刃を後方に押す
ように作用するので、溝の中の刃の基礎部分の背面が、
溝の中の内壁に圧接し てその部分に摩擦力が生じること
により、刃が円滑に上下に移動することが妨げられてし
まうのである。
な構成であって、刃は狭い溝の中に挿入されてその溝の
中で上下に動くように本体に装着されている。このよう
に装着された刃は顔からの圧力に応答して確かに上下に
移動するが、刃は顔からの圧力以外に切断されつつある
髭からも圧力を受ける。髭からの圧力は刃を後方に押す
ように作用するので、溝の中の刃の基礎部分の背面が、
溝の中の内壁に圧接し てその部分に摩擦力が生じること
により、刃が円滑に上下に移動することが妨げられてし
まうのである。
【０００４】また、従来の刃の動く安全かみそりは垂直
方向に刃が動くので、刃が下降したときに剃り角度、す
なわち刃の刃縁からガード部の表面に引いた接線と刃面
とのなす角度が小さくなって、皮膚を傷つけにくくする
のであるが、刃の下降による剃り角度の変位はわずかで
あり、特に髭の剃り初めは顔や髭に大きな力が加わるの
で、刃が下降したとしても髭剃りの初期段階で皮膚を傷
つけるおそれがある。
方向に刃が動くので、刃が下降したときに剃り角度、す
なわち刃の刃縁からガード部の表面に引いた接線と刃面
とのなす角度が小さくなって、皮膚を傷つけにくくする
のであるが、刃の下降による剃り角度の変位はわずかで
あり、特に髭の剃り初めは顔や髭に大きな力が加わるの
で、刃が下降したとしても髭剃りの初期段階で皮膚を傷
つけるおそれがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】使用中に刃が動く従来
の安全かみそりは上述のような構成及び欠点を有してい
た。これに対して本発明は、使用中に刃が円滑に動き、
髭剃りの初期段階で顔や髭に大きな力が加わったとして
も、顔を傷つける虞のない安全かみそりを提供すること
を目的とするものである。
の安全かみそりは上述のような構成及び欠点を有してい
た。これに対して本発明は、使用中に刃が円滑に動き、
髭剃りの初期段階で顔や髭に大きな力が加わったとして
も、顔を傷つける虞のない安全かみそりを提供すること
を目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、少なく
とも刃８，１０及び合成樹脂で形成された刃支持体１と
から成り、刃支持体１は、底を有しない四角の枠状に形
成された枠部６と、該枠部６内に弾性部３を介して上下
には可動となるように後枠部４と連結された刃台部２と
を含み、前記刃８，１０が刃台部２とともに移動するよ
うに刃は刃台部２の上面に固着されており、刃支持体の
前枠部５はガード部として形成されていることを特徴と
するものである。
とも刃８，１０及び合成樹脂で形成された刃支持体１と
から成り、刃支持体１は、底を有しない四角の枠状に形
成された枠部６と、該枠部６内に弾性部３を介して上下
には可動となるように後枠部４と連結された刃台部２と
を含み、前記刃８，１０が刃台部２とともに移動するよ
うに刃は刃台部２の上面に固着されており、刃支持体の
前枠部５はガード部として形成されていることを特徴と
するものである。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。刃支持体１の主要部をなす底のない四角い枠部６内
に、二個の板状刃台部２，２がクランク状に曲がった細
長い弾性部３，３を介して後枠部４に一体に結合されて
いる。各刃台部２，２にはそれぞれ二個ずつの刃取り付
け孔７，７が設けられている。
る。刃支持体１の主要部をなす底のない四角い枠部６内
に、二個の板状刃台部２，２がクランク状に曲がった細
長い弾性部３，３を介して後枠部４に一体に結合されて
いる。各刃台部２，２にはそれぞれ二個ずつの刃取り付
け孔７，７が設けられている。
【０００８】二個の刃台部２，２の上には下から順に下
刃８，スペーサー９，上刃１０及び天板１１が重ねら
れ、天板裏面に設けられた四個の突起１２が、下刃，ス
ペーサー及び上刃にそれぞれ四個ずつ設けられた通孔１
３，１４，１５と刃台部の刃取り付け孔７を貫通し、各
突起１２の先端をプレスすることにより、刃台部２に下
刃８，スペーサー９，上刃１０及び天板１１が固着され
る。したがって、下刃８，スペーサー９，上刃１０及び
天板１１は刃台部２と共に枠部６に対し相対的に動くこ
とができる。
刃８，スペーサー９，上刃１０及び天板１１が重ねら
れ、天板裏面に設けられた四個の突起１２が、下刃，ス
ペーサー及び上刃にそれぞれ四個ずつ設けられた通孔１
３，１４，１５と刃台部の刃取り付け孔７を貫通し、各
突起１２の先端をプレスすることにより、刃台部２に下
刃８，スペーサー９，上刃１０及び天板１１が固着され
る。したがって、下刃８，スペーサー９，上刃１０及び
天板１１は刃台部２と共に枠部６に対し相対的に動くこ
とができる。
【０００９】刃台部２，２は弾性部３，３を介して後枠
部４に結合されている。したがって刃台部２，２に固着
された刃８，１０は、使用中に顔からの圧力に応答して
上下に動くことができる。ただし弾性部３，３は後枠部
４に連結しているから、刃台部２，２は片持ち状態で弾
性的に支持されているので、正確には刃８，１０は上下
に揺動しているのであって、垂直に上下移動しているわ
けではない。この揺動による上下移動が従来の垂直上下
移動と異なっている。
部４に結合されている。したがって刃台部２，２に固着
された刃８，１０は、使用中に顔からの圧力に応答して
上下に動くことができる。ただし弾性部３，３は後枠部
４に連結しているから、刃台部２，２は片持ち状態で弾
性的に支持されているので、正確には刃８，１０は上下
に揺動しているのであって、垂直に上下移動しているわ
けではない。この揺動による上下移動が従来の垂直上下
移動と異なっている。
【００１０】なお、符号５は枠部６の一部をなす前枠部
であって、表面の長手方向に数条の細い溝を設けてガー
ド部として作用するものである。
であって、表面の長手方向に数条の細い溝を設けてガー
ド部として作用するものである。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成であって、刃支
持体１は、底を有しない四角の枠状に形成された枠部６
と、枠部６内に弾性部３を介して上下には可動となるよ
うに後枠部４と連結された刃台部２とを含み、刃８，１
０が刃台部２とともに移動するように刃は刃台部２の上
面に固着されている。このため、刃８，１０の上下動は
刃の揺動によるものであるから、刃８，１０が下降する
ときは同時に刃が前傾することになる。刃が前傾すると
いうことはそれによって剃り角度が小さくなるので、刃
の下降量が従来の垂直移動の刃の下降量と同じであって
も、本発明では刃が前傾する分だけ剃り角度を小さくす
ることができる。したがって、剃り初めのときに顔に大
きな力が加わっても、自動的に剃り角度を小さくして皮
膚を傷つけ ることを防止することができる。また、使用
中に髭からの圧力が刃を後方に押すように作用しても、
刃の移動に際して、刃にその移動を阻害する摩擦力が生
じることがないので、刃は円滑に移動することができる
という効果を奏する。
持体１は、底を有しない四角の枠状に形成された枠部６
と、枠部６内に弾性部３を介して上下には可動となるよ
うに後枠部４と連結された刃台部２とを含み、刃８，１
０が刃台部２とともに移動するように刃は刃台部２の上
面に固着されている。このため、刃８，１０の上下動は
刃の揺動によるものであるから、刃８，１０が下降する
ときは同時に刃が前傾することになる。刃が前傾すると
いうことはそれによって剃り角度が小さくなるので、刃
の下降量が従来の垂直移動の刃の下降量と同じであって
も、本発明では刃が前傾する分だけ剃り角度を小さくす
ることができる。したがって、剃り初めのときに顔に大
きな力が加わっても、自動的に剃り角度を小さくして皮
膚を傷つけ ることを防止することができる。また、使用
中に髭からの圧力が刃を後方に押すように作用しても、
刃の移動に際して、刃にその移動を阻害する摩擦力が生
じることがないので、刃は円滑に移動することができる
という効果を奏する。
【図１】 本発明の分解図
【図２】 本発明の完成斜視図
１ 刃支持体 ２ 刃台部 ３ 弾性部 ４ 後枠部 ５ 前枠部 ６ 枠部 ７ 刃取り付け孔 ８ 下刃 ９ スペーサー １０ 上刃 １１ 天板 １２ 突起 １３ 通孔 １４ 通孔 １５ 通孔
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも刃及び合成樹脂で形成された
刃支持体（１）とから成り、刃支持体（１）は、底を有
しない四角の枠状に形成された枠部（６）と、該枠部
（６）内に弾性部（３）を介して上下には可動となるよ
うに後枠部（４）と連結された刃台部（２）とを含み、
前記刃が刃台部（２）とともに移動するように刃は刃台
部（２）の上面に固着されており、刃支持体の前枠部
（５）はガード部として形成されていることを特徴とす
る安全かみそり刃組立体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015953A JPH0755268B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 安全かみそり刃組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015953A JPH0755268B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 安全かみそり刃組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05192A JPH05192A (ja) | 1993-01-08 |
| JPH0755268B2 true JPH0755268B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=11903116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3015953A Expired - Fee Related JPH0755268B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 安全かみそり刃組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755268B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5347714A (en) * | 1993-02-18 | 1994-09-20 | American Safety Razor Company | Movable blade shaving cartridge |
| JP2000014946A (ja) * | 1998-07-03 | 2000-01-18 | Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk | 剃刀における刃支持構造 |
| US6167625B1 (en) | 1999-05-18 | 2001-01-02 | Warner-Lambert Company | Shaving implement |
| JP3455143B2 (ja) * | 1999-08-30 | 2003-10-14 | 株式会社貝印刃物開発センター | 安全かみそり |
| EP1163089B1 (en) * | 1999-11-29 | 2003-03-26 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Shaver provided with a shaving head having a sub-frame and a main frame |
| JP2001187095A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Sosenji | 収骨箱用骨体収納袋 |
| JP4977374B2 (ja) | 2006-02-14 | 2012-07-18 | 株式会社貝印刃物開発センター | 剃刀 |
| JP4950507B2 (ja) | 2006-02-14 | 2012-06-13 | 株式会社貝印刃物開発センター | 剃刀 |
| JP4950506B2 (ja) | 2006-02-14 | 2012-06-13 | 株式会社貝印刃物開発センター | 剃刀 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5851898U (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-08 | 小宮山 恵一 | プレス台枠構造 |
| US4498235A (en) * | 1982-09-17 | 1985-02-12 | The Gillette Company | Razor blade assembly |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP3015953A patent/JPH0755268B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05192A (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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