JPH0755241Y2 - 墓 - Google Patents

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JPH0755241Y2
JPH0755241Y2 JP1990038643U JP3864390U JPH0755241Y2 JP H0755241 Y2 JPH0755241 Y2 JP H0755241Y2 JP 1990038643 U JP1990038643 U JP 1990038643U JP 3864390 U JP3864390 U JP 3864390U JP H0755241 Y2 JPH0755241 Y2 JP H0755241Y2
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JP
Japan
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grave
door
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JPH03128173U (ja
Inventor
雄二 中野
庄三 太田
Original Assignee
有限会社なかの石材
庄三 太田
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  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、墓に係り、より詳細には、収納庫を備えた墓
に関する。
〔従来の技術〕
土を盛る塚に対して、墓は、土を盛る代わりに建造物
(墓標)を建てた葬所である。このような墓は中世以降
仏教と共に発達し、今日まで脈々と受け継がれている。
ところで、そのような墓の様式も仏教の宗派によって種
々にわたっている。しかし、いずれの様式も精神的、内
面的なものの具現化による様式、形状の相違である。そ
もそも墓は実用的物品ではないため、便利なように形
状、構造を改良する必要も少ないものと思われる。
ただ、従来、墓の施工技術については、色々な考案もな
されているようであるが、本考案は施工技術に係る考案
ではないので、ここでは省略する。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記のように、墓の様式、つまり形状には種々のものが
有るが、次に述べるような不便さ(問題点)があった。
即ち、彼岸、お盆、或いは故人の命日に墓参りをする
際、線香やろうそく、マッチなどの仏事品をその都度携
行せねばならず、場合によっては、その携行を忘れたり
する場合もあって、不便に感ずるものであった。
また、親類、縁者のものが、立ち寄ってお参りする際な
ど、わざわざ、線香、ろうそくなどは持参しないので、
単なるお参りで済んでいた。
更には、木の葉やほこりで墓がきたなくなっていても掃
き掃除もできず、先祖に申し訳ない場合も生ずる。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、前記
のような線香などの仏事品、或いは簡単な手ぼうきを、
墓参りの都度、携行しなくてもよいようにした墓を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的に沿う請求項1記載の本考案に係る墓は、両側
面及び背面が石板材によって囲まれ、正面に扉を有して
地上に設けられた納骨室と、該納骨室の上に配置された
台石及び墓標と、前記納骨室の両側面及び背面の石板材
の外側に形成されるコの字状部とを有する墓において、
前記コの字状部の片側に前記納骨室とは別に、正面に片
開き扉を有し、棚を備えた収納庫が設けられ、更に、前
記片開き扉の支持側と反対側の上端部に切り欠き部が形
成され、前記収納庫の一方の側壁となる前記石板材に、
閉時に前記片開き扉が当接するストッパーを備え、しか
も、前記コの字状部の残りの部分はコンクリートが打設
されて構成されている。
なお、前記棚は、石段による棚又は通常の下方が空間の
棚も含まれる。
〔作用〕
請求項1記載の墓においては、コの字状部の片側に納骨
室とは別に、正面に片開き扉を有する収納庫を設けたの
で、線香、その他の仏事品を収納庫に保管することがで
きる。従って、墓参りの都度、線香、ろうそくなどを持
参する必要がない。この場合、骨壺を見なくてすむ。
また、収納庫には棚が設けられているので、特に水分を
嫌う線香、ろうそく或いはマッチなどを棚上に保管し得
て、雨水から守ることができる。
そして、収納庫の片開き扉の支持側と反対側の上端部に
は切り欠き部が形成されているので、その切り欠き部に
指を引っ掛けることにより簡単に片開き扉を開けること
ができる。また、収納庫の一方の側壁となる石板材には
ストッパーが設けられているので、片開き扉を閉めた場
合に片開き扉が収納庫の中に入り過ぎるのを防ぐことが
できる。
更に、コの字状部の残りの部分はコンクリートが打設さ
れているので、コの字状部から雨水等が染み込んで納骨
室や収納庫に水が入るのを防ぐことができる。
〔実施例〕
続いて添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した
実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
第1図〜第3図に示すように、本考案の一実施例に係る
墓10は、納骨室11と、台石12と、墓標13と、収納庫14と
を有して構成されている。
前記納骨室11は、墓10の外壁15にコの字状部16を隔てて
墓10の最下部中央部分に箱状の空間をもって構成されて
いる。そして、両側及び背面は石板材17で形成され、正
面部分は石板材による観音扉18によって開閉する構成に
なっている。更に、底面は基礎コンクリートベース又は
張り石で、その底面中央に方形の骨安置部19が形成して
ある。該納骨室11の上面、つまり天井は張り石(場合に
よってはコンクリート)で塞がれ、その上に台石12の一
段目の台石12Aが位置する。
前記台石12は、下から12A、12B、12Cの三段の台石より
なる。
前記墓標13は、前記台石12の三段目の台石12C上に載置
される。
前記収納庫14は、前記納骨室11と墓10の外壁15との間の
コの字状部16に形成されている。即ち、第3図により説
明すれば、図中、右側空間部分に形成されるものであっ
て、収納庫14の右側壁は、前記墓10の外壁15が、また、
左側壁は納骨室11形成用の石板材17が援用される。ま
た、背面壁14Aは、前記外壁15と石板材17との間に介在
される。そして正面に片開き扉14Bが設けられる。この
片開き扉14Bは、墓10を構成する他の石材と同材質の石
材でできている。更に、底面は前記納骨室11の底面同様
基礎コンクリートベース又は張り石である。また、上面
は、別の石板材(張り石)で天井を形成するようになっ
ている。これによってワンボックス状の収納庫14が形成
される。
また、収納庫14が形成される以外のコの字状部16の空間
部分には、グリ石などと共にコンクリート16Aが打設さ
れ、最上面は石板材が張ってある。
更に、前記収納庫14の片開き扉14Bの上下面における右
側部分には、ステンレス製突起(丸棒)20、20が設けら
れ、該ステンレス製突起20、20は墓10の外周枠材として
の正面側上下横材21、22に設けた穴内にそれぞれ軸支さ
れる。この軸支部を中心にして矢印A方向(第3図に示
す)に90度の範囲で開くことができる。そして、片開き
扉14Bの左側端上端部に切り欠き部23を設け、該切り欠
き部23に指を引っ掛けて片開き扉14Bを開くようにして
ある。また、納骨室11の収納庫14側の石板材17の側壁
に、閉時に片開き扉14Bが当接するストッパー24が設け
てある。
なお、前記実施例においては、片開き扉14Bにロック装
置を設けて自由に開閉しないようにすることも可能であ
り、これによって盗難防止を図れるし、単なる落とし錠
前の場合もある。
更に、収納庫14の奥に石段を設置して棚14Cを設け、線
香など濡れては困るものを保管するようにしてもよい。
また、この場合、石段に代わって板材による棚とすれ
ば、その棚の下の空間も利用し得る。
また、墓10を構成する石材と石材との接合部分には雨水
防止のコーキングが施してある。
続いて、本考案の使用方法について説明すると、墓10を
守っている家の者が、予め、収納庫14に線香、ろうそ
く、マッチ、その他必要な仏事品や手ぼうきなどを収納
しておく。
そして、彼岸、お盆、或いは故人の命日は勿論、通常の
日でも、必要品を携行しなくても充分なお参りができ
る。そして、お参りが済めば、また残りの品を収納庫14
に納めて片開き扉14Bを閉める。
なお、仏事品は時々補充する。
〔考案の効果〕
本考案に係る請求項1記載の墓は、コの字状部の片側に
納骨室とは別に、正面に片開き扉を有し、棚を備えた収
納庫を設けているので、線香その他の仏事品を収納庫に
保管し得る。特に水分を嫌う線香、ろうそく或いはマッ
チなどを棚上に保管して、雨水から守ることができる。
従って、墓参りの都度、線香、ろうそく、その他の必要
品などを持参する必要がない。また簡単な手ぼうきなど
も保管し得るので、掃除することもでき、墓参の都度清
々しい気持ちでお参りすることができる。また、その場
合、片開き扉の支持側と反対側の上端部に切り欠き部が
形成され、収納庫の一方の側壁となる石板材には閉時に
片開き扉が当接するストッパーが設けられているので、
簡単に片開き扉の開閉ができる。
更に、コの字状部の残りの部分はコンクリートが打設さ
れているので、納骨室や収納庫にコの字状部から水が染
み込むのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る墓の正面図、第2図は
同側面図、第3図は第2図におけるA−A線断面図であ
る。 〔符号の説明〕 10……墓、11……納骨室、12……台石、12A……一段目
の台石、12B……二段目の台石、12C……三段目の台石、
13……墓標、14……収納庫、14A……背面壁、14B……片
開き扉、14C……棚、15……外壁、16……コの字状部、1
6A……コンクリート、17……石板材、18……観音扉、19
……骨安置部、20……ステンレス製突起、21……上横
材、22……下横材、23……切り欠き部、24……ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側面及び背面が石板材17によって囲ま
    れ、正面に扉18を有して地上に設けられた納骨室11と、
    該納骨室11の上に配置された台石12及び墓標13と、前記
    納骨室11の両側面及び背面の石板材17の外側に形成され
    るコの字状部16とを有する墓10において、 前記コの字状部16の片側に前記納骨室11とは別に、正面
    に片開き扉14Bを有し、棚14Cを備えた収納庫14が設けら
    れ、更に、前記片開き扉14Bの支持側と反対側の上端部
    に切り欠き部23が形成され、前記収納庫14の一方の側壁
    となる前記石板材17に、閉時に前記片開き扉14Bが当接
    するストッパー24を備え、しかも、前記コの字状部16の
    残りの部分はコンクリート16Aが打設されていることを
    特徴とする墓。
JP1990038643U 1990-04-10 1990-04-10 Expired - Fee Related JPH0755241Y2 (ja)

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JPH03128173U JPH03128173U (ja) 1991-12-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01118569U (ja) * 1988-02-05 1989-08-10

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JPH03128173U (ja) 1991-12-24

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