JPH0754970A - 自動変速機のオイル冷却装置 - Google Patents

自動変速機のオイル冷却装置

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Publication number
JPH0754970A
JPH0754970A JP22060193A JP22060193A JPH0754970A JP H0754970 A JPH0754970 A JP H0754970A JP 22060193 A JP22060193 A JP 22060193A JP 22060193 A JP22060193 A JP 22060193A JP H0754970 A JPH0754970 A JP H0754970A
Authority
JP
Japan
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oil
temperature
cooler
switching
passage
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Pending
Application number
JP22060193A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Yasuo Hojo
康夫 北條
Masato Kaigawa
正人 甲斐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0754970A publication Critical patent/JPH0754970A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0413Controlled cooling or heating of lubricant; Temperature control therefor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルの温度を限度以上に高くすることなく
迅速に昇温する。 【構成】 動力伝達装置1内のオイルをオイルクーラ2
に送る油路3と、前記オイルをオイルクーラ2を迂回さ
せる油路4と、前記オイルの温度が所定温度以上ではオ
イルを前記オイルクーラ2に送り、オイルの温度が所定
温度以下では前記オイルをオイルクーラ2を迂回する油
路4に送るよう油路の切り換えを行う切換機構5とを有
する自動変速機Aのオイル冷却装置であって、前記オイ
ルの温度を検出する油温検出手段6と、前記オイルの温
度を推定する油温推定手段7と、検出されたオイルの温
度および推定されたオイルの温度に基づいて前記切換機
構5を制御する切換指令手段8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機の内部で
動力の伝達や潤滑のために使用されているオイルを冷却
する装置に関し、特に低油温時の昇温と高油温時の冷却
とを制御するオイル冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように自動変速機では、トルクコ
ンバータにおいてオイルを介してトルクの伝達を行い、
また歯車変速装置ではオイルによって潤滑を行うととも
に、油圧サーボによって摩擦係合装置を係合・解放させ
ることにより変速を行っており、さらにその摩擦係合装
置としては摩擦面にオイルを供給する湿式の係合装置が
使用されている。このように自動変速機は、オイルを介
して動力の伝達を行うとと同時にオイルによって制御さ
れているが、そのオイルは所定の温度範囲で本来の特性
を示し、その温度範囲を外れると、様々な不都合が生じ
る。
【0003】例えばオイルの温度が低い状態では、その
粘性が高いために、摩擦係合装置でのいわゆる引摺りト
ルクが大きくなり、これが抵抗となって燃費が悪化した
り、あるいは変速時の摩擦係合装置での油圧特性が所期
どおりとならずに、変速ショックが悪化したりする。ま
た反対に油温が高すぎれば、油膜の生成の度合いが悪く
なって潤滑特性が低下し、またオイルの劣化が早くなる
などの不都合が生じる。
【0004】そのために、実開平1−98365号公報
に記載された装置では、オイルクーラをバイパスする油
路を設けるとともに、低油温時にはオイルクーラをバイ
パスさせるようにオイルを流し、また反対に高油温時に
は、オイルクーラを通るようにオイルを流す自動切換弁
を設けている。そしてその自動切換弁は、油温によって
自動的に切換動作するように構成されており、したがっ
てこの装置によれば、油温が適温範囲を越えないように
冷却でき、また低油温時には油温の上昇を速やかに行わ
せることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した自動切換弁
は、油温に応じて切換動作するものであり、この種の切
換弁としては、バイメタルを利用したものや油温を電気
的に検出するセンサからの出力信号に基づいて電気的に
駆動するものなどが考えられる。しかしながらこれらい
ずれの切換弁あるいは切換システムにおいても、オイル
パンや自動変速機の内部あるいはトルクコンバータの内
部などに広く散在するオイルのうち限られた一部のオイ
ルすなわち切換弁や油温センサなどに偶然接触したオイ
ルの温度のみをデータとして制御を行うものであり、し
たがってその制御データとして採用される油温が、オイ
ルの全体の温度を正確に表していると限らないので、油
温が許容最高温度を越えてしまったり、あるいは反対に
油温の上昇が緩慢になったりするおそれがあった。
【0006】すなわちオイルはオイルパンから順次汲み
出されて歯車変速機構やトルクコンバータになどに供給
され、しかる後、オイルパンに戻されるから、リターン
パイプからオイルパンに吐出するオイルの温度は高くな
っており、これに対してオイルパンに残っているオイル
の温度は低い。またオイルクーラに送られる直前のオイ
ルの温度は相当高くなっている。このようにオイルの温
度には、場所による大きな相違があり、これに対して油
温の検出箇所は、通常一箇所であるから、オイルの全体
としての温度を正確に検出できず、その結果、上述のよ
うな不都合が生じる可能性がある。
【0007】なお、油温センサを複数個使用することも
考えられるが、このような構成では、油温の平均値を求
めることができるものの、同一機能のものを並列に使用
するにすぎないから、油温の過剰な上昇や油温の上昇の
遅れを是正することには限度があり、しかも部品点数の
増大やコストアップを招くなどの不都合がある。
【0008】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたもので、油温を迅速に適温範囲に上昇させることが
できるとともに、油温の過剰な上昇を確実に防止するこ
とのできる自動変速機のオイル冷却装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、図に示す構成としたことを特徴とす
るものである。すなわち請求項1に記載した発明は、図
1に示すように、動力伝達装置1内のオイルをオイルク
ーラ2に送る油路3と、前記オイルをオイルクーラ2を
迂回させる油路4と、前記オイルの温度が所定温度以上
ではオイルを前記オイルクーラ2に送り、オイルの温度
が所定温度以下では前記オイルをオイルクーラ2を迂回
する油路4に送るよう油路の切り換えを行う切換機構5
とを有する自動変速機Aのオイル冷却装置において、前
記オイルの温度を検出する油温検出手段6と、前記オイ
ルの温度を推定する油温推定手段7と、検出されたオイ
ルの温度と推定されたオイルの温度とに基づいて前記切
換機構5を制御する切換指令手段8とを備えていること
を特徴とするものである。
【0010】また請求項2に記載された発明は、動力伝
達装置1内のオイルをオイルクーラ2に送る油路3と、
前記オイルをオイルクーラ2を迂回させる油路4と、前
記オイルの温度が所定温度以上ではオイルを前記オイル
クーラ2に送り、オイルの温度が所定温度以下では前記
オイルをオイルクーラ2を迂回する油路4に送るよう油
路の切り換えを行う切換機構5とを有する自動変速機A
のオイル冷却装置において、オイルの温度が基準温度以
下の場合にオイルクーラ2を迂回する油路4にオイルを
送るように前記切換機構5を切換え動作させる切換指示
手段9と、前記オイルクーラ2を迂回する油路4にオイ
ルを送るように前記切換機構5を切換動作させた後のオ
イルの温度を検出する油温検出手段10と、検出された
オイルの温度と予め定めた上限温度を比較する油温比較
手段11と、この油温比較手段11での比較結果に基づ
いて前記基準温度を設定する基準温度設定手段12とを
備えていることを特徴とするものである。
【0011】さらに請求項3に記載された発明は、動力
伝達装置1内のオイルをオイルクーラ2に送る油路3
と、前記オイルをオイルクーラ2を迂回させる油路4
と、前記オイルの温度が所定温度以上ではオイルを前記
オイルクーラ2に送り、オイルの温度が所定温度以下で
は前記オイルをオイルクーラ2を迂回する油路4に送る
よう油路の切り換えを行う切換機構5とを有する自動変
速機Aのオイル冷却装置において、前記オイルの温度の
上昇率を検出する昇温率検出手段13と、検出された前
記オイル温度の上昇率が予め定めた値以上の場合にオイ
ルをオイルクーラ2に送るよう前記切換機構5を切換動
作させる切換指令手段14とを備えていることを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】この発明で対象とする自動変速機Aの動力伝達
装置1内のオイルは、油路3を介してオイルクーラ2に
送られ、あるいは油路4を介してオイルクーラ2を迂回
するように流される。このような油路3,4の切り換え
を行う切換機構5は、オイルの温度に応じて制御され
る。この制御のための油温は、油温検出手段6で検出さ
れたオイルの温度および油温推定手段7で推定されたオ
イルの温度であり、検出された油温あるいは推定された
油温が予め定めた所定温度以上であれば、切換機構5が
オイルをオイルクーラ2に送るように切換動作する。こ
れとは反対に検出された油温および推定された油温が所
定の温度より低ければ、切換機構5はオイルをオイルク
ーラ2を迂回させて流すように切換動作する。すなわち
検出された油温もしくは推定された油温が高い場合に
は、オイルをオイルクーラに送って冷却し、また低油温
の場合には、オイルをオイルクーラに送らないので、油
温を早期に上昇させることができる。その場合の油温に
ついての判断が、直接検出された値と、これとは異なる
手法によって得られた値とに基づいて行われるから、よ
り現実に即した油温の判定を行うことができ、その結
果、油温が過剰に高くなったり、あるいは油温の上昇が
緩慢になったりすることを防止できる。また油温検出手
段6がフェールした場合には油温推定手段7で得られる
油温に基づいてオイルの冷却の制御を行う。すなわち油
温検出手段6がフェールした場合には、油温推定手段7
がこれをバックアップする。
【0013】また請求項2に記載した発明では、オイル
の温度が基準温度以下の場合には、オイルは切換機構5
によって油路4からオイルクーラ2を迂回するように送
られる。切換機構5がこのように切換え動作した後のオ
イルの温度が、油温検出手段10によって検出され、そ
の検出されたオイルの温度が予め定めた上限温度と油温
比較手段11によって比較される。その比較結果に基づ
いて前記基準温度が基準温度設定手段12によって設定
される。例えば油温検出手段10で検出されたオイルの
温度が高いことが比較結果に基づいて判断されれば、基
準温度を下げ、また反対に検出されたオイルの温度が低
い場合には、基準温度を上げる。したがって油温を上昇
させ、あるいはオイルを冷却するように切換え動作する
切換機構5の制御の基準となる温度が、いわゆる学習制
御によって逐次更新されることになるから、油温の制御
精度が向上する。
【0014】さらに請求項3に記載した発明では、オイ
ルの温度上昇率が昇温率検出手段13で検出され、検出
された温度上昇率が予め定めた値以上の場合には、切換
指令手段14からの指令信号により、切換機構5がオイ
ルをオイルクーラ2に送るように切換え動作する。すな
わちオイルの温度の上昇を可及的に迅速に行わせること
になると同時に、オイルの温度が上限温度を越える程度
に温度上昇率が高い場合には、オイルをオイルクーラに
送って冷却するので、オイルの温度が過剰に高くなるこ
とが防止される。
【0015】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図4はこの発明の一実施例を示す模式的なブロ
ック図であって、前進5段・後進1段を設定することの
できる自動変速機Aを対象とするものである。そこで先
ず、その自動変速機Aの歯車列の構成について説明する
と、この自動変速機Aは、変速機構として、ロックアッ
プクラッチ21を有するトルクコンバータ22と、一組
の遊星歯車機構を有する第2変速部23と、二組の遊星
歯車機構によって複数の前進段および後進段を設定する
第1変速部24とを備えている。第2変速部23は、ハ
イ・ローの二段の切換えを行うものであって、その遊星
歯車機構のキャリヤ25がトルクコンバータ22のター
ビンランナ26に連結されており、またこのキャリヤ2
5とサンギヤ27との間にはクラッチC0 および一方向
クラッチFo が相互に並列の関係となるよう設けられ、
さらにサンギヤ27とハウジングHu との間にブレーキ
B0 が設けられている。
【0016】第1変速部24の各遊星歯車機構における
サンギヤ28,29は、共通のサンギヤ軸30に設けら
れており、この第1変速部24の図における左側(フロ
ント側)の遊星歯車機構におけるリングギヤ31と第2
変速部23におけるリングギヤ32との間に第1クラッ
チC1 が設けられ、また前記サンギヤ軸30と第2変速
部23のリングギヤ32との間に第2クラッチC2 が設
けられている。第1変速部24における図の左側の遊星
歯車機構のキャリヤ33と右側(リヤ側)の遊星歯車機
構のリングギヤ34とが一体的に連結されるとともに、
これらのキャリヤ33とリングギヤ34とに出力軸35
が連結されている。
【0017】そしてバンドブレーキである第1ブレーキ
B1 がサンギヤ軸30の回転を止めるように設けられ、
より具体的には第2クラッチC2 のクラッチドラムの外
周側に設けられており、またサンギヤ軸30とハウジン
グHu との間に、第1一方向クラッチF1 と第2ブレー
キB2 とが直列に配置されており、またリヤ側の遊星歯
車機構におけるキャリヤ36とハウジングHu との間に
第2一方向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが並列に
配置されている。
【0018】そしてこの自動変速機Aにおいては、各摩
擦係合装置を図5に示すように係合・解放することによ
り前進5段・後進1段の変速段が設定される。なお、図
5において、○印は係合、×印は解放をそれぞれ示す。
【0019】自動変速機Aにおける各クラッチC0 ,C
1 ,C2 および各ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 に油
圧を給排する油圧制御装置40は、第1速ないし第5速
および後進段を主に設定するための第1ないし第3のソ
レノイドバルブS1 ,S2 ,S3 と、ロックアップクラ
ッチ21の制御およびブレーキB0 の供給圧の調圧を行
うリニアソレノイドバルブSLUと、ライン油圧PL をス
ロットル開度に応じて制御するためのリニアソレノイド
バルブSLTと、アキュームレータ背圧を制御するための
リニアソレノイドバルブSLNと、オイルクーラ(図示せ
ず)への油路を切り換えるためのソレノイドバルブSOL
とを備えている。
【0020】これらのソレノイドバルブを制御するため
の電子制御装置(T−ECU)41が設けられており、
これは中央演算処理装置(CPU)および記憶素子(R
OM,RAM)ならびに入出力インターフェースを主体
とするものであって、自動変速機Aへの入力回転数セン
サーからの信号、第1クラッチC1 のドラムの回転数セ
ンサーからの信号、車速信号、ニュートラルスタートス
イッチからの信号、自動変速機Aのオイルパン(図示せ
ず)の内部に配置された油温センサーからの信号、パタ
ーンセレクトスイッチからの信号、トランスミッション
コントロールスイッチからの信号、ストップランプスイ
ッチからの信号などが入力されている。またこの電子制
御装置41にはエンジン用電子制御装置(E−ECU)
42が相互にデータ通信可能に接続されている。そして
このエンジン用電子制御装置42にはスロットルポジシ
ョンセンサーからの信号や水温センサーからの信号等が
入力されている。
【0021】上記の自動変速機用の電子制御装置41
は、入力される各信号および予め記憶させられているマ
ップに基づいて、設定するべき変速段やロックアップク
ラッチ21の係合・解放を制御し、またエンジン用電子
制御装置42に変速の際のトルクダウン制御を実行する
よう信号を出力するようになっている。
【0022】上記の自動変速機Aは油温を制御するため
の機構を備えており、そのための油圧回路の一例を図6
に示してある。すなわちこの発明の切換機構の一部を構
成する切換弁43が、トルコンバータ22からオイルク
ーラ44に至る油圧系統の途中に設けられている。この
切換弁43は、トルクコンバータ22から送られるオイ
ルを流すための油路45を、オイルクーラ44に至る油
路46とオイルパン47に直接接続された油路48とに
切り換えて連通させるためのものであって、トルクコン
バータ22からの油圧を供給する入力ポート49より図
での上側にクーラポート50が形成され、ここにオイル
クーラ44に至る油路46が接続されている。また入力
ポート49より図での下側にドレーンポート51が形成
され、ここにオイルパン47に至る油路48が接続され
ている。なお、特には図示しないが、オイルクーラ44
で冷却されたオイルはオイルパン47に戻されるので、
ドレーンポート51に接続された油路48はオイルクー
ラ44を迂回する油路となっている。
【0023】入力ポート49が連通する油路を切り換え
るスプール52は2つのランドを備えており、このスプ
ール52は、その一端側に配置したスプリング53によ
って図の上方向に押圧されている。またこのスプリング
53とは反対側の端部(図での上側の端部)に制御ポー
ト54が形成され、ここにソレノイドバルブSOLが接続
されている。したがってソレノイドバルブSOLを電子制
御装置41によって制御して制御ポート54にライン圧
PL を供給することによりスプール52が図の右半分に
示す位置に押し下げられて入力ポート49がドレーンポ
ート51に連通し、その結果、トルクコンバータ22か
ら排出されたオイルが直接オイルパン47に還流する。
またソレノイドバルブSOLを上記の場合とは反対に動作
させて制御ポート54から排圧することにより、スプー
ル52がスプリング53に押されて図の左半分に示す位
置に移動し、その結果、入力ポート49がクーラポート
50に連通してトルクコンバータ22から排出されたオ
イルがオイルクーラ44に送られる。
【0024】上記の切換弁43は、オイルの温度を可及
的速やかに上昇させ、かつ上限温度を越えないようにオ
イルの流れを切り換えるものであり、そのためにこの切
換弁43は図7および図8に示すように制御される。す
なわちこれらの図は切換弁43を切換動作させるための
制御ルーチンを示すフローチャートであって、先ずステ
ップ1で入力信号の処理を行った後にイグニッションス
イッチがONか否かを判断する(ステップ2)。イグニ
ッションスイッチがONとなっていれば、フラグFA が
“1”か否かを判断する(ステップ3)。このフラグF
A は、イグニッションスイッチがOFFのときに“0”
にセットされ、またオイルをオイルクーラ44に送るべ
き状態が生じている場合に“1”にセットされるフラグ
である。このステップ3の判断結果が“ノー”の場合に
ステップ4に進んで水温センサが正常か否かを判断し、
その判断結果が“イエス”であれば、ステップ5に進ん
で油温センサが正常か否かを判断する。またその判断結
果が“イエス”の場合にステップ6に進んでソレノイド
バルブSOLが正常か否かを判断する。すなわちオイルの
温度を上限温度以下に抑えることは必須であるから、こ
れらのセンサおよびソレノイドバルブが正常な場合にの
みオイルクーラ44を迂回するようオイルを流してフェ
ールセーフを確立している。
【0025】ステップ6の判断結果が“イエス”の場
合、選択されているレンジがDレンジか否かを判断する
(ステップ7)。これは、Dレンジで走行する場合、他
のSレンジやLレンジで走行する場合に比較してエンジ
ン回転数が低くなってオイルの温度が上昇しにくいか
ら、Dレンジの場合にオイルクーラ44を迂回するよう
オイルを流すためである。換言すれば、他のレンジで走
行する場合には、油温の上昇が早くなることが予想され
るので、油温の初期値を下げるため、この判断を行って
他のレンジの場合にはオイルをオイルクーラに送るよう
制御する。
【0026】またステップ7の判断結果が“イエス”の
場合には、ステップ8に進んで山間地モードが設定され
ているか否かを判断する。山間地モードでは、Sレンジ
やLレンジでの走行と同様にエンジン回転数を高くして
走行することに伴って油温が早く高くなることが予想さ
れるので、この場合は油温の初期値を下げるためにオイ
ルをオイルクーラに送るよう制御する。
【0027】ステップ8の判断結果が“ノー”の場合に
はステップ9に進んでフラグFE が“1”か否かを判断
する。このフラグFE は、イグニッションスイッチをO
FFにした後にオイルの温度が所定温度以下に下がって
いることにより“1”にセットされ、反対に所定温度を
越えていることにより“0”にセットされるフラグであ
り、このフラグFE が“1”であれば、ステップ10に
進んで検出された油温が予め定めた温度A℃以上か否か
を判断する。検出された油温がA℃未満であれば、ステ
ップ11に進んでエンジン水温が所定温度B℃以上にな
ってから所定時間C秒を経過したか否かを判断する。す
なわち自動変速機Aでのオイルの温度はエンジン水温に
遅れて上昇するから、エンジン水温がB℃以上になって
からC秒が経過していれば、オイルの温度が高くなって
いると推定され、その場合はオイルをオイルクーラ44
に送るよう制御する必要があるからである。したがって
この制御プロセスは、センサ類のフェールなどに備えた
ガード的な意味のあるプロセスである。
【0028】ステップ11の判断結果が“ノー”の場
合、ステップ12でフラグFT が“1”か否かを判断す
る。このフラグFT は、イグニッションスイッチをOF
Fにした状態が60分継続している場合に“1”にセッ
トされるフラグであり、したがって時間によってオイル
の温度を推定して、オイルをオイルクーラ44に送る
か、あるいはオイルクーラを迂回させるかの判断を行っ
ている。
【0029】フラグFT が“1”にセットされていれ
ば、ステップ13に進んでイグニッションスイッチがO
Nとされてから所定時間D分が経過したか否かを判断す
る。エンジンが所定時間D分以上継続して運転されてい
れば、オイルの温度が充分高くなっていると考えられる
ので、この時間をもってオイルの温度を推定し、オイル
をオイルクーラ44に送る制御あるいはオイルクーラを
迂回させる制御を行う。この制御プロセスもセンサ類の
フェールなどを考慮したガード的な意味のある制御プロ
セスである。
【0030】そしてステップ13の判断結果が“ノー”
の場合には、フラグFi を“0”にセットした後、オイ
ルをオイルパン47に戻すようソレノイドバルブSOLを
制御する(ステップ15)。すなわち切換弁43を図6
の右半分に示すように動作させて入力ポート49をドレ
ーンポート51に連通させ、トルクコンバータ22から
排出されたオイルをオイルパン47に直接戻す。したが
ってオイルは積極的には冷却されないので、油温が迅速
に高くなる。
【0031】その状態を図9に示してある。すなわち上
述したオイルクーラ44を迂回させる制御を行えば、図
9に一点鎖線で示すように油温が上昇し、その傾向は、
エンジン水温の上昇傾向(図9に実線で示してある)と
似たものとなる。これに対して上述したいわゆる迂回制
御を行わない場合には、油温は破線で示すように上昇
し、オイルの粘性が高い状態が長い時間継続することに
なる。
【0032】ところで前記ステップ9においてフラグF
E が“1”でないと判断された場合、すなわち判断結果
が“ノー”の場合、フラグFA を“1”にセット(ステ
ップ16)した後、オイルをオイルクーラ44に送るよ
うソレノイドバルブSOLを制御する(ステップ17)。
すなわちフラグFE が“0”であれば、イグニッション
スイッチをOFFにした後のエンジン水温が所定温度以
上の高温であることを示しているから、オイルの温度が
ある程度高いと推定され、したがってこの場合は、オイ
ルをオイルクーラに送って冷却し、オイル温度が過剰に
高くなることを防止する。
【0033】また検出された油温が所定温度A℃以上で
あれば、すなわちステップ10の判断結果が“イエス”
であれば、フラグFi を“1”にセット(ステップ1
8)した後、ステップ16およびステップ17に順に進
んで、オイルをオイルクーラ44に送るよう制御する。
【0034】さらにエンジン水温が所定温度B℃以上に
なってから所定時間C秒を経過した場合、すなわちステ
ップ11の判断結果が“イエス”の場合、フラグFi を
“1”にセット(ステップ19)した後、ステップ16
およびステップ17に順に進んで、オイルをオイルクー
ラ44に送るよう制御する。このような制御はイグニッ
ションスイッチをONにしてから所定時間D分が経過し
た場合、すなわちステップ13の判断結果が“イエス”
となった場合にも行い、ステップ13の判断結果が“イ
エス”であれば、ステップ20でフラグFi を“1”に
セットした後、ステップ16およびステップ17に順に
進む。これらいずれの場合であっても、車両の状況から
オイルの温度がある程度高いことが推定されるので、オ
イル温度の過剰な上昇を防止するために、オイルを冷却
する。
【0035】またイグニッションスイッチをOFFにし
てから60分を経過していないためにフラグFT が
“0”にセットされていた場合、すなわちステップ12
の判断結果が“ノー”の場合には、直ちにステップ16
およびステップ17に順に進んでオイルをオイルクーラ
44に送るように制御する。
【0036】他方、フラグFA が“1”にセットされて
いるためにステップ3の判断結果が“イエス”となった
場合には、オイルが既に冷却すべき状態になっているこ
とになるので、直ちにステップ17に進んでオイルをオ
イルクーラ44に送るように制御する。またステップ4
またはステップ5あるいはステップ6の判断結果が“ノ
ー”の場合には、水温センサまたは油温センサもしくは
ソレノイドバルブSOLがフェールしていることになるの
で、油温を積極的に高くする制御は不適当であるから、
直ちにステップ17に進んでオイルをオイルクーラに送
るように制御する。Dレンジ以外のレンジが設定されて
いた場合(ステップ7で“ノー”)あるいは山間地モー
ドが設定されていた場合(ステップ8で“イエス”)に
は、油温が早期に上昇すると、判断されるので、直ちに
ステップ17に進んでオイルをオイルクーラに流すよう
に制御する。
【0037】前述したようにエンジンを止めた後であっ
ても、オイルの温度は直ちに下がらずに、その後に再度
イグニッションスイッチをONした後のオイルの制御に
影響を及ぼす。そこでイグニッションスイッチがOFF
である場合、すなわちステップ2の判断結果が“ノー”
の場合には、以下のように制御する。ステップ2の判断
結果が“ノー”であれば、ステップ21に進んでフラグ
FA を“0”にセットした後、フラグFi が“1”か否
かを判断する。このフラグFi は、“1”にセットされ
ることにより油温が充分高いことを示すフラグであり、
したがってステップ21の判断結果が“イエス”の場合
には、ステップ23に進んでイグニッションスイッチを
ONにした状態が60分継続しているか否かを判断す
る。その判断結果が“イエス”であれば、ステップ24
でフラグFT を“1”にセットし、また反対に“ノー”
であれば、ステップ25に進んでフラグFT を“0”に
セットする。このフラグFT は前記ステップ12で判断
される。
【0038】さらにステップ24もしくはステップ25
の制御を行った後、ステップ26でエンジン水温が所定
温度(例えば40℃)以下か否かを判断する。その判断
結果が“イエス”であれば、フラグFE を“1”にセッ
ト(ステップ27)し、また反対に“ノー”であれば、
フラグFE を“0”にセット(ステップ28)する。す
なわちエンジン水温によってオイルの温度を推定するた
めである。そしてこのフラグFE は前記ステップ9で判
断される。なお、ステップ22の判断結果が“ノー”の
場合にはリターンする。
【0039】ところで上述した制御では、油温の高低を
判断し、あるいは推定するためにしきい値、すなわちス
テップ10での温度A℃、ステップ11での温度B℃お
よび時間C秒、ならびにステップ13での時間D分を使
用しているが、これらの値は固定値であってもよく、あ
るいは条件に応じて変えてもよい。例えば図10はそれ
らのしきい値を学習制御によって更新する制御ルーチン
を示すフローチャートである。この制御ルーチンでは、
先ず入力信号の処理(ステップ30)を行った後に、オ
イルクーラ44を迂回させてオイルを流すように切換弁
43を切り換え後の最高温度HMAX と上限温度(例えば
120℃)との差の絶対値Mを演算し(ステップ3
1)、その絶対値Mに各しきい値に応じたゲインk1 ,
k2 ,k3 ,k4 を掛け、その積を既に設定されている
値から減算して各しきい値を更新する(ステップ3
2)。このような学習制御によるしきい値の更新を行う
ことにより、オイルの温度が所定の上限温度を越えない
範囲で、オイルの温度の上昇を早くすることができる。
【0040】ところで前述したようにオイルの全体の温
度を限られたセンサで検出することは困難であるから、
上述した制御では車両の状態に基づいてオイルの温度を
推定した。これはオイルの現在温度を求めるものである
が、オイルは外気との間および自動変速機Aの内部の摩
擦箇所との間で常時、熱授受を行っており、さらにそれ
自体剪断によって発熱するから、オイルの温度が上限温
度を越えないように制御するには、オイルの温度を予測
してその冷却を行うことが好ましい場合もある。
【0041】図11はその例を示すフローチャートであ
って、先ず入力信号の処理(ステップ40)を行った
後、検出されたオイルの温度から求めた上昇率ΔHが所
定の基準値αを越えているか否かを判断する(ステップ
41)。その判断結果が“イエス”であれば、オイルの
温度が急激に上昇していることになるので、オイルをオ
イルクーラ44に送るように制御する(ステップ4
2)。図6に示す例では制御ポート54から排圧する。
さらにそれ以降は、オイルをオイルパン47に直接還流
させる制御を禁止する(ステップ43)。また反対にオ
イルの温度上昇率が基準値α以下であれば、すなわちス
テップ41の判断結果が“ノー”であれば、オイルを直
接オイルパン47に還流させる制御、すなわちオイルク
ーラ44を迂回させてオイルを流す制御(ステップ4
4)を実行する。具体的には、図6の例では、制御ポー
ト54に油圧を供給する。
【0042】このような制御を前述した図7および図8
に示す制御と併用すれば、オイルクーラ44を迂回させ
てオイルを流すように制御した際にオイルの温度が過剰
に高くなってしまうことを未然に防止することができ
る。
【0043】そして上述した制御によれば、油温を早期
に適正温度まで高めることができるので、図12に示す
油温と自動変速機Aの効率との関係から知られるよう
に、自動変速機Aの効率を高くして燃費を改善すること
ができる。
【0044】なお、オイルの温度が上限温度を越えて高
くなると、潤滑性能が低下するのみならず、劣化が早く
なるので、あらゆる事態においてもオイルの温度が上限
温度を越えないようにすることが好ましい。図13に示
す例は、このような配慮のもとに構成された例であり、
トルクコンバータ22から切換弁43に至る油路45と
切換弁43からオイルクーラ44にオイルを送る油路4
6とが分岐油路55によって連通されており、また入力
ポート49の直前にはオリフィス56が設けられてい
る。
【0045】この図13に示す例では、トルクコンバー
タ22から排出されたオイルの多くの部分は、前記分岐
油路55を介してオイルクーラに送られるので、例えば
切換弁43のスプール52が図の右半分に示す位置にス
ティックしてしまった場合であっても、オイルの冷却を
継続して行うことができるので、オイルの温度を上限温
度以下に抑えることが可能になる。
【0046】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ないのであって、図4に示す歯車列以外の歯車列を備え
た自動変速機にも適用することができ、また切換機構は
図6もしくは図13に示す構成以外の構成であってもよ
い。さらにオイルクーラに送り、あるいはオイルクーラ
を迂回させるオイルは、トルクコンバータからのオイル
に限定されない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のオイル冷
却装置によれば、センサで検出したオイルの温度のみに
基づいてオイルクーラを迂回させるようオイルの流れを
制御するのではなく、オイルの温度を自動変速機を含む
車両の状態に基づいて推定してオイルの冷却の制御を行
うから、オイルの全体としての温度をより正確に反映し
た制御が可能になり、その結果、オイルの温度を早期に
高くして自動変速機の効率を向上し、ひいては燃費を改
善することができ、同時にオイルの温度が過剰に高くな
ることを確実に防止して、オイルの耐久性を向上させる
ことができる。
【0048】特に請求項2に記載した発明では、オイル
を送る油路を切り換える切換機構を動作させる基準温度
を、オイルクーラを迂回させた際のオイルの温度と所定
の上限温度との比較結果に基づいて更新するから、オイ
ルの迅速な昇温と冷却とを、さらに正確に行うことがで
きる。
【0049】そして請求項3に記載した発明では、オイ
ル温度の上昇率に基づいてオイル温度の昇温のために制
御と冷却とを切り換えて制御するから、オイル温度が過
剰に高くならない範囲でオイルを迅速に昇温させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載された発明を機能的手段で示す
ブロック図である。
【図2】請求項2に記載された発明を機能的手段で示す
ブロック図である。
【図3】請求項3に記載された発明を機能的手段で示す
ブロック図である。
【図4】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
である。
【図5】各変速段を設定するための摩擦係合装置の係合
作動表を示す図である。
【図6】この発明における切換機構の一例を示す概念図
である。
【図7】オイルを直接オイルパンに戻す制御とオイルク
ーラに送る制御とを切り換える制御ルーチンの一部を示
すフローチャートである。
【図8】その制御ルーチンの他の部分を示すフローチャ
ートである。
【図9】トルクコンバータからのオイルをオイルパンに
直接戻す制御を行った場合の油温の時間的変化とその制
御を行わない場合の油温の時間的変化を示す図である。
【図10】各しきい値の学習制御のためのフローチャー
トである。
【図11】油温の上昇率に基づいてオイルの供給位置を
変える制御ルチーンを示すフローチャートである。
【図12】油温と自動変速機での動力の伝達効率との関
係を示す図である。
【図13】この発明における切換機構の他の例を示す概
念図である。
【符号の説明】
1 動力伝達装置 2 オイルクーラ 3,4 油路 5 切換機構 6,10 油温検出手段 7 油温推定手段 8,14 切換指令手段 9 切換指示手段 11 油温比較手段 12 基準設定手段 13 昇温率検出手段 A 自動変速機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力伝達装置内のオイルをオイルクーラ
    に送る油路と、前記オイルをオイルクーラを迂回させる
    油路と、前記オイルの温度が所定温度以上ではオイルを
    前記オイルクーラに送り、オイルの温度が所定温度以下
    では前記オイルをオイルクーラを迂回する油路に送るよ
    う油路の切り換えを行う切換機構とを有する自動変速機
    のオイル冷却装置において、 前記オイルの温度を検出する油温検出手段と、前記オイ
    ルの温度を推定する油温推定手段と、検出されたオイル
    の温度と推定されたオイルの温度とに基づいて前記切換
    機構を制御する切換指令手段とを備えていることを特徴
    とする自動変速機のオイル冷却装置。
  2. 【請求項2】 動力伝達装置内のオイルをオイルクーラ
    に送る油路と、前記オイルをオイルクーラを迂回させる
    油路と、前記オイルの温度が所定温度以上ではオイルを
    前記オイルクーラに送り、オイルの温度が所定温度以下
    では前記オイルをオイルクーラを迂回する油路に送るよ
    う油路の切り換えを行う切換機構とを有する自動変速機
    のオイル冷却装置において、 オイルの温度が基準温度以下の場合にオイルクーラを迂
    回する油路にオイルを送るように前記切換機構を切換え
    動作させる切換指示手段と、前記オイルクーラを迂回す
    る油路にオイルを送るように前記切換機構を切換動作さ
    せた後のオイルの温度を検出する油温検出手段と、検出
    されたオイルの温度と予め定めた上限温度を比較する油
    温比較手段と、この油温比較手段での比較結果に基づい
    て前記基準温度を設定する基準温度設定手段とを備えて
    いることを特徴とする自動変速機のオイル冷却装置。
  3. 【請求項3】 動力伝達装置内のオイルをオイルクーラ
    に送る油路と、前記オイルをオイルクーラを迂回させる
    油路と、前記オイルの温度が所定温度以上ではオイルを
    前記オイルクーラに送り、オイルの温度が所定温度以下
    では前記オイルをオイルクーラを迂回する油路に送るよ
    う油路の切り換えを行う切換機構とを有する自動変速機
    のオイル冷却装置において、 前記オイルの温度の上昇率を検出する昇温率検出手段
    と、検出された前記オイル温度の上昇率が予め定めた値
    以上の場合にオイルをオイルクーラに送るよう前記切換
    機構を切換動作させる切換指令手段とを備えていること
    を特徴とする自動変速機のオイル冷却装置。
JP22060193A 1993-08-12 1993-08-12 自動変速機のオイル冷却装置 Pending JPH0754970A (ja)

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