JPH11325117A - 自動変速機の摩擦締結装置に備えられた遠心バランス室への油圧供給装置 - Google Patents

自動変速機の摩擦締結装置に備えられた遠心バランス室への油圧供給装置

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JPH11325117A
JPH11325117A JP10127352A JP12735298A JPH11325117A JP H11325117 A JPH11325117 A JP H11325117A JP 10127352 A JP10127352 A JP 10127352A JP 12735298 A JP12735298 A JP 12735298A JP H11325117 A JPH11325117 A JP H11325117A
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hydraulic oil
temperature
oil
hydraulic
balance chamber
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JP10127352A
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Inventor
Tatsuhiko Iwasaki
龍彦 岩崎
Kiyomi Takakura
清美 高椋
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷間時の作動油をオイルクーラを経由させて
遠心バランス室に供給することにより作動油の粘性がよ
り高くなり、それによって生じる遠心バランス室への作
動油の供給不足、ひいてはクラッチの引きずりの発生を
防止することを課題とする。 【解決手段】 オイルポンプ12の油路12bと連結さ
れる連通路12f上に、熱膨張率の異なる2種類の金属
板519a,519bを貼りあわせてなるバイメタルに
よって構成された開閉板519を設け、作動油の温度が
所定値より低いときには上記開閉板519が左側に屈曲
してイの状態となって、連通路12fが開放されて作動
油がX方向に流れ、作動油の温度が所定値より高いとき
には上記開閉板519が直立してアの状態となって、連
通路12fが閉鎖されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
の技術分野に属し、特に、自動変速機に用いられる摩擦
締結装置に備えられた遠心バランス室への油圧供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
等の複数の摩擦締結装置の選択的作動により切り換え
て、所定の変速段に自動的に変速するように構成された
ものであるが、この種の自動変速機における摩擦締結装
置は、通常、次のように構成されている。
【0003】すなわち、上記摩擦締結装置は、タービシ
ャフトに固着されたドラムもしくはケースの内周側に設
けられた複数のスプライン溝にスプライン嵌合する複数
枚のドリブンプレートと、遊星歯車機構に連結されたハ
ブの外周側に設けられた複数のスプライン溝にスプライ
ン嵌合する複数枚のドライブプレートとを有しており、
それらの摩擦板が同軸上に1枚ずつ交互に配設され、か
つ、軸方向に移動可能に構成されている。また、ドラム
等の一端側にピストンが上記軸方向に移動可能に設けら
れ、上記ピストンとドラム等との間に油圧室が形成され
た構成とされている。
【0004】そして、上記油圧室に作動圧が供給される
と、ピストンが締結方向に移動して、上記ドリブンプレ
ートとドライブプレートとがピストン側から順に圧着す
ることにより、上記ドラム等とハブとの間で駆動力の伝
達を行なわれるようになっている。
【0005】ところで、このように構成された摩擦締結
装置の非締結時には、油圧室内に作動圧が供給されなく
なってピストンが解放方向に移動することになるのであ
るが、自動変速機に設けられた複数の摩擦締結装置のう
ちクラッチにおいては、通常、タービンシャフトを中心
軸として回転しているから、油圧室内の残留した作動油
にその回転による遠心力が作用して残圧が発生する。そ
のため、その残圧がピストン部材に遠心油圧として作用
し、ピストン部材が締結方向に押圧されて、上記ドリブ
ンプレートとドライブプレートとが不完全に締結するこ
とによりそれらの摩擦板を激しく摩耗させる所謂クラッ
チの引きずりが生じることとなる。
【0006】そこで、例えば、特開平4−181025
公報に開示されているように、ピストンに対して油圧室
とは反対の位置に遠心バランス室と呼ばれる別の油室を
設けて、その遠心バランス室にも作動油が供給されるよ
うに構成し、そのバランス室内の作動油に働く遠心油圧
によりピストンが反締結方向に押圧されるようにするこ
とにより、上記油圧室内の作動油による遠心油圧を相殺
し、上記クラッチの引きずりの発生を防止することが知
られている。
【0007】ところで、上記遠心バランス室へは、作動
油は、一般に次のような経路で供給される。すなわち、
オイルポンプにより吐出された作動油の一部がトルクコ
ンバータ内に供給されたのち、該トルクコンバータから
さらにオイルクーラに導かれて冷却され、そのあと、タ
ービンシャフトに設けられた潤滑油路に流入し、その潤
滑油路を経由してバランス室に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その場
合に、次のような不具合が生じることになる。すなわ
ち、エンジンを始動してから十分に時間が経ったとき等
のように、作動油の温度が高まってその粘性が十分に低
い状態では、管路抵抗が小さいから、作動油が遠心バラ
ンス室へ十分に供給されるのであるが、例えば、外気温
が低く、エンジンを始動してから間もないときのような
冷間時の場合までオイルクーラを経由して供給すると、
作動油の温度がより低くなってその粘性が高くなり、油
路抵抗が大きくなるから、バランス室へ必要量の作動油
が十分に供給されなくなる。その結果、上述したクラッ
チの引きずりが生じて摩擦板が激しく摩耗することにな
り、本来の遠心バランス室の役割が十分に果たせないこ
とになる。
【0009】そこで、本発明は、遠心バランス室への油
圧供給装置を、冷間時に遠心バランス室に供給される作
動油をオイルクーラを経由せずに、遠心バランス室へ直
接供給するような構成とすることにより、上記のような
不具合を解消することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0011】まず、請求項1に記載の発明(以下、「第
1発明」という。)は、軸方向に移動可能とされ、相互
に対接離反可能とされる複数枚の摩擦板を、作動圧の供
給によって軸方向に移動することにより上記摩擦板を締
結させるピストン部材と、該ピストン部材の一側方に設
けられ、作動圧の供給によって当該摩擦締結装置を締結
させる油圧室と、上記ピストン部材の他側方に設けら
れ、作動油の供給源から冷却装置を介して作動油が供給
されて、その作動油によって当該摩擦締結装置の解放時
に上記油圧室内の残圧によるピストン押圧力を解消させ
る遠心バランス室とを有する自動変速機の摩擦締結装置
に備えられた油圧供給装置において、上記作動油を、上
記供給源から冷却装置を介して遠心バランス室へ供給す
る基本供給路と、上記作動油を、その供給源から上記冷
却装置をバイパスさせて上記遠心バランス室へ供給する
バイパス供給路と、該バイパス供給路の開閉の切換えを
行う切換手段とが設けられていると共に、該切換手段
が、上記作動油の粘性に関する値が所定値より大きいと
きには上記バイパス供給路を開放し、作動油の粘性に関
する値が所定値より小さいときには上記バイパス供給路
を閉鎖するように構成されていることを特徴とする。
【0012】次に、請求項2に記載の発明(以下、「第
2発明」という。)は、作動油の粘性に関する値はその
作動油の温度であり、切換手段は、作動油の温度が所定
値より低いときにはバイパス供給路を開放し、作動油の
温度が所定値より高いときにはバイパス供給路を閉鎖す
るように構成されていることを特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載の発明(以下、「第
3発明」という。)は、切換手段は、熱膨張率の異なる
2枚の金属板を貼りあわせてなるバイメタルで構成され
て、バイパス供給路に設置されていると共に、作動油の
温度が所定値より低いときにはバイパス供給路を開放す
るように変形し、作動油の温度が所定値より高いときに
はバイパス供給路を閉鎖するように変形することを特徴
とする。
【0014】そして、請求項4に記載の発明(以下、
「第4発明」という。)は、切換手段は、作動油の温度
を検出する温度検出手段と、バイパス供給路を開閉する
開閉弁とを有し、作動油の温度が所定値より低いときに
はバイパス供給路を開放し、作動油の温度が所定値より
高いときにはバイパス供給路を閉鎖するように構成され
ていることを特徴とする。
【0015】上記第1〜第4発明により、次のような作
用が得られる。
【0016】まず、第1発明の油圧供給装置によれば、
作動油を、その供給源から冷却装置を介して遠心バラン
ス室へ供給する基本供給路と、上記作動油を、上記供給
源から上記冷却装置をバイパスさせて上記遠心バランス
室へ供給するバイパス供給路と、該バイパス供給路の開
閉の切換えを行う切換手段とが設けられていると共に、
該切換手段が、上記作動油の粘性に関する値が所定値よ
り大きいときには上記バイパス供給路を開放し、作動油
の粘性に関する値が所定値より小さいときには上記バイ
パス供給路を閉鎖するように構成したので、冷間時の作
動油をオイルクーラに導くことにより、作動油の温度が
より低くなって作動油の粘性が大きくなり、その結果、
管路抵抗が大きくなって遠心バランス室に作動油が十分
供給されなくなるという不具合を解消することができ、
冷間時においても作動油が十分に遠心バランス室へ供給
されることになる。
【0017】次に、第2発明の油圧供給装置によれば、
作動油の粘性に関する値はその作動油の温度であり、切
換手段は、作動油の温度が所定値より低いときにはバイ
パス供給路を開放し、作動油の温度が所定値より高いと
きにはバイパス供給路を閉鎖するように構成したので、
作動油の粘性についてのパラメータが具体的に示される
と共に、そのパラメータが温度という簡単なものである
ので、作動油の粘性に応じた供給路の開閉制御を簡単に
行うことができることになる。
【0018】また、第3発明の油圧供給装置によれば、
切換手段は、熱膨張率の異なる2枚の金属板を貼りあわ
せてなるバイメタルで構成されて、バイパス供給路に設
置されていると共に、作動油の温度が所定値より低いと
きにはバイパス供給路を開放するように変形し、作動油
の温度が所定値より高いときにはバイパス供給路を閉鎖
するように変形するので、切換手段の具体的な構成が示
されることになり、熱膨張率の異なる2枚の金属板で構
成されているから、上記切換手段は、簡単な構成とさ
れ、かつ、切換手段の開閉の切換えは、その切換手段の
変形という現象を利用しているから、供給路の開閉が簡
単に行われることができることになる。
【0019】そして、第4発明の油圧供給装置によれ
ば、切換手段は、作動油の温度を検出する温度検出手段
と、バイパス供給路を開閉する開閉弁とを有し、作動油
の温度が所定値より低いときにはバイパス供給路を開放
し、作動油の温度が所定値より高いときにはバイパス供
給路を閉鎖するように構成されているので、作動油の粘
性に対応する温度という簡単なもので粘性に応じた供給
路の開閉制御を行うことができることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0021】まず、図1の骨子図により本実施の形態に
係る自動変速機10の全体の機械的な概略構成を説明す
る。
【0022】この自動変速機10は、主たる構成要素と
して、トルクコンバータ20と、該コンバータ20の出
力により駆動される変速歯車機構として前後(以下、エ
ンジン側を前方、反エンジン側を後方とする)に隣接し
て配置された第1、第2遊星歯車機構30,40と、こ
れらの遊星歯車機構30,40でなる動力伝達経路を切
り換えるクラッチやブレーキ等の複数の摩擦締結装置5
1〜55及びワンウェイクラッチ56とを有し、これら
によりDレンジにおける1〜4速、Sレンジにおける1
〜3速及びLレンジにおける1〜2速と、Rレンジにお
ける後退速とが得られるようになっている。
【0023】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース
21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を
介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロ
ックアップクラッチ26とで構成されている。そして、
上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介し
て遊星歯車機構30,40側に出力されるようになって
いる。
【0024】ここで、このトルクコンバータ20の後方
には、該トルクコンバータ20のケース21を介してエ
ンジン出力軸1により駆動されるオイルポンプ12が配
置されている。
【0025】一方、上記第1、第2遊星歯車機構30,
40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギ
ヤ31,41に噛み合った複数のピニオン32…32,
42…42と、これらのピニオン32…32,42…4
2を支持するピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン
32…32,42…42に噛み合ったリングギヤ34,
44とで構成されている。
【0026】そして、上記タービンシャフト27と第1
遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードク
ラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星
歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ
52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機
構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ
53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機
構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が
備えられている。
【0027】さらに、第1遊星歯車機構30のリングギ
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
【0028】そして、この出力ギヤ13が、中間伝動機
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動されるようにな
っている。
【0029】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦締結装置51〜55及びワンウェイクラッチ56の作
動状態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示す
ようになる。
【0030】なお、上記の骨子図に示す自動変速機10
の変速歯車機構の部分は、具体的には図2に示すように
構成されている。
【0031】
【表1】 ところで、この実施の形態においては、上記の摩擦締結
装置51〜55のうちフォワードクラッチ51と3−4
クラッチ53には、後述する遠心バランス室518が設
けられており、以下、該遠心バランス室518及びその
周辺の構造について説明する。なお、3−4クラッチ5
3はフォワードクラッチ51と同様の構成とされている
ので、その説明は省略し、フォワードクラッチ51側の
遠心バランス室518及びその周辺の構造についてのみ
説明する。
【0032】上記フォワードクラッチ51は、図3に示
すように、タービンシャフト27に固着されたクラッチ
ドラム511と、第1遊星歯車機構30のサンギア31
(図1,図2参照)の前方への延長部31aにスプライ
ン結合されたクラッチハブ512と、該ドラム511と
ハブ512とに交互にスプライン結合された複数枚の摩
擦板513…513と、上記ドラム511内に軸方向に
摺動可能に収納され、該ドラム511との間に油圧室5
14を形成するピストン515とを有し、オイルポンプ
12に設けられた油路12aから油圧室514に作動圧
が供給されたときに、ピストン515がリターンスプリ
ング516に抗して移動して上記各摩擦板513…51
3を締結することにより上記ドラム511とハブ512
とを結合するようになっている。
【0033】そして、このフォワードクラッチ51にお
いては、上記ピストン515もドラム状とされていると
共に、その反油圧室側の空間が、タービンシャフト27
上に固定されたシールプレート517により仕切られて
遠心バランス室518とされ、該遠心バランス室518
内にタービンシャフト27に設けられた潤滑油路27a
から連通路27bを介して作動油が供給されるようにな
っている。
【0034】なお、ピストン515にはドラム511の
内面に摺接して油圧室514をシールするシール部材5
15aが設けられていると共に、シールプレート517
の外周部にもピストン515の先端部内周面に摺接して
遠心バランス室518の外周部をシールするシール部材
517aが設けられており、上記タービンシャフト27
の外周面における連通路27bの出口部に設けられた周
溝27cが遠心バランス室518の内外を連通させてい
る。また、このシールプレート517により、上記リタ
ーンスプリング516の反力を受けるようになってい
る。
【0035】上記遠心バランス室518は、フォワード
クラッチ51がタービンシャフト27を中心軸として回
転することにより該クラッチ51の非締結時における油
圧室514内に残留する作動油に働く遠心油圧により、
ピストン515がクラッチ締結方向に押圧されることを
阻止するための油室とされ、該遠心バランス室518内
に供給された作動油に働く遠心油圧により、上記油圧室
514内の作動油に働く遠心油圧を打ち消すように作用
する。
【0036】これにより、上記複数の摩擦板513…5
13が不完全に締結するクラッチの引きずりの発生を防
止し、その摩擦板513…513が激しく摩耗しないよ
うになっている。
【0037】一方、このフォワードクラッチ51の直前
方に位置して、変速機ケース11に固着されたオイルポ
ンプ12は、ギヤ歯が内周側に設けられたギヤ12c
と、ギヤ歯が外周側に設けられ、その一部がギヤ12c
と相互に内接噛合するギヤ12dとを有し、それらのギ
ヤ12c,12dのギヤ歯の凹部で作動油を圧送する内
歯噛合式ポンプとされていると共に、図3に示すよう
に、そのオイルポンプ12には、タービンシャフト27
との間の間隙aを介してトルクコンバータ20内に連通
された油路12bが設けられている。また、変速機ケー
ス11には、オイルポンプ12内の油路12bと連結さ
れる油路11aが設けられていると共に、該油路11a
の図3における左端部に中空部521aを有するネジ部
材521が設けられている。そして、トルクコンバータ
20から吐出される高温となった作動油は、まず、上記
間隙aを通ってオイルポンプ12の油路12bに流れ、
変速機ケース11の油路11aを通ったのち、上記ネジ
部材521の中空部521aを通って当該変速機10の
外部に設けられたオイルクーラ(図示せず)へ流れるよ
うになっている。
【0038】以上の構成に加えて、図3に示すように、
上記オイルポンプ12における後方に突出してクラッチ
ドラム511を支持するボス部12eに、オイルポンプ
12の油路12bと連結される供給路12fが、タービ
ンシャフト27のつば部27dに、上記供給路12fを
遠心バランス室518に連通させる通孔27eがそれぞ
れ設けられている。
【0039】そして、上記供給路12f上には、図4に
示すように、熱膨張率の異なる2種類の金属板519
a,519bを貼りあわせてなるバイメタルによって構
成された開閉板519が、溝部12f′にはめこまれる
ことによって設けられている。
【0040】そして、本実施の形態においては、上記開
閉板519は、図4における左側の金属板519aの熱
膨張率が右側の金属板519bの熱膨張率より大きいも
のとされており、図4に示すように、作動油の温度が所
定値より低いときには上記開閉板519が左側に屈曲し
てイの状態となり、上記供給路12fが開放されて作動
油がX方向に流れ込み、作動油の温度が所定値より高い
ときには上記開閉板519が直立してアの状態となり、
供給路12fが閉鎖されるようになっている。
【0041】したがって、作動油の温度が高いときにお
いて、オイルクーラに向けて流れていた作動油の一部
が、例えば、外気温が低く、エンジンを始動してから間
もない場合等、作動油の温度が低いときには、オイルク
ーラを経由することなく供給路12fに流れ込んだの
ち、上記通孔27eを通って遠心バランス室518に供
給されることになる。
【0042】なお、開閉板519が供給路12fを閉鎖
する場合、ストッパ520により開閉板519の変形が
規制されるようになっている。
【0043】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0044】まず、作動油が高温である場合におけるフ
ォワードクラッチ51の非締結時においては、トルクコ
ンバータ20から吐出された作動油が、オイルポンプ1
2とタービンシャフト27との間の間隙aを介してオイ
ルポンプ12内の油路12bに流入する。そして、その
油路12bから、変速機ケース11の油路11a及びネ
ジ部材521の中空部521aを通ってオイルクーラに
供給される。その場合に、図4に示すように、供給路1
2fにおける開閉板519は、左側の金属板519aの
熱膨張率が右側の金属板519bの熱膨張率より大きい
ものとされているから、開閉板519が直立してアの状
態となり、上記供給路12fが閉鎖されるので、作動油
がオイルポンプ12の油路12bから供給路12fを通
って遠心バランス室518に供給されることはない。
【0045】一方、作動油が低温である場合におけるフ
ォワードクラッチ51の非締結時においては、トルクコ
ンバータ20から吐出された作動油が、オイルポンプ1
2とタービンシャフト27との間の間隙aを介してオイ
ルポンプ12内の油路12bに流入する。そして、その
油路12bから、変速機ケース11の油路11a及びネ
ジ部材521の中空部521aを通ってオイルクーラに
供給される。その場合に、上記と同様に、供給路12f
内における開閉板519は、左側の金属板519aの熱
膨張率が右側の金属板519bの熱膨張率より大きいも
のとされているから、図4に示すように、開閉板519
が左側に屈曲してイの状態となり、その結果、上記供給
路27fが開放されるので、作動油の一部がオイルポン
プ12の油路12bから供給路12fを通って遠心バラ
ンス室518に供給される。
【0046】これにより、遠心バランス室518に供給
される作動油が低温である場合には、その作動油はオイ
ルクーラによって冷却されないから、オイルクーラによ
って冷却されることにより作動油の粘性が高くなって遠
心バランス室518に作動油が十分に供給されないとい
う不具合を防止することができ、遠心バランス室518
内の遠心油圧の不足が解消されて、油圧室514側の遠
心油圧と効果的に打ち消しあう。
【0047】その結果、遠心バランス室518内の作動
油ないし遠心油圧の不足により発生するクラッチの引き
ずりにより摩擦板513…513が激しく摩耗するとい
う不具合を防止することができる。
【0048】なお、上記開閉板519としては、バイメ
タルの他に、形状記憶合金等の温度によって形状が変化
する他の材料を用いたものでもよい。
【0049】また、第2の実施の形態として、図5に示
すように、トルクコンバータ601から吐出される作動
油の温度を検出する油温センサ602と、トルクコンバ
ータ601から吐出される作動油の一部を、オイルクー
ラ603をバイパスさせて遠心バランス室604に供給
する供給路605の経路上で該供給路605の開閉を行
う開閉弁606と、該油温センサ602からの信号を受
けて上記開閉弁606の開閉制御を行うコントローラ6
07とが設けられたものであってもよい。この場合、第
1の実施の形態と同様に、上記油温センサ602が油温
を感知してその信号をコントローラ607に送信し、作
動油の温度が所定の値より高い場合は、上記コントロー
ラ607が開閉弁606を閉鎖させてトルクコンバータ
601から吐出される作動油を供給路608を介してオ
イルクーラ603に供給し、作動油の温度が所定の値よ
り低い場合は、上記コントローラ607が開閉弁606
を開放させてトルクコンバータ601から吐出される作
動油の一部を供給路605を介して遠心バランス室60
4に供給するようになっている。
【0050】この実施の形態によっても、遠心バランス
室604に供給される作動油において、作動油が低温で
ある場合に供給される作動油については、オイルクーラ
603によって冷却されないから、オイルクーラ603
によって冷却されることにより作動油の粘性が高くなっ
てバランス室604に作動油が十分に供給されないとい
う不具合を防止することができ、遠心バランス室604
内の遠心油圧の不足が解消されて、油圧室(図示せず)
側の遠心油圧と効果的に打ち消しあうことになり、その
結果、遠心バランス室604内の作動油ないし遠心油圧
の不足により発生するクラッチの引きずりにより摩擦板
が激しく摩耗するという不具合を防止することができ
る。
【0051】
【発明の効果】まず、第1発明の油圧供給装置によれ
ば、作動油を、その供給源から冷却装置を介して遠心バ
ランス室へ供給する基本供給路と、上記作動油を、上記
供給源から冷却装置をバイパスさせて遠心バランス室へ
供給するバイパス供給路と、該バイパス供給路の開閉の
切換えを行う切換手段とが設けられていると共に、該切
換手段が、上記作動油の粘性に関する値が所定値より大
きいときには上記バイパス供給路を開放し、作動油の粘
性に関する値が所定値より小さいときには上記バイパス
供給路を閉鎖するように構成したので、冷間時の作動油
をオイルクーラに導くことにより、作動油の温度がより
低くなって作動油の粘性が大きくなり、その結果、管路
抵抗が大きくなって遠心バランス室に作動油が十分供給
されなくなるという不具合を解消することができ、冷間
時においても作動油が十分に遠心バランス室へ供給され
ることになる。
【0052】次に、第2発明の油圧供給装置によれば、
作動油の粘性に関する値はその作動油の温度であり、切
換手段は、作動油の温度が所定値より低いときにはバイ
パス供給路を開放し、作動油の温度が所定値より高いと
きにはバイパス供給路を閉鎖するように構成したので、
作動油の粘性についてのパラメータが具体的に示される
と共に、そのパラメータが温度という簡単なものである
ので、作動油の粘性に応じた供給路の開閉制御を簡単に
行うことができることになる。
【0053】また、第3発明の油圧供給装置によれば、
切換手段は、熱膨張率の異なる2枚の金属板を貼りあわ
せてなるバイメタルで構成されて、バイパス供給路に設
置されていると共に、作動油の温度が所定値より低いと
きにはバイパス供給路を開放するように変形し、作動油
の温度が所定値より高いときにはバイパス供給路を閉鎖
するように変形するので、切換手段の具体的な構成が示
されることになり、熱膨張率の異なる2枚の金属板で構
成されているから、上記切換手段は、簡単な構成とさ
れ、かつ、切換手段の開閉の切換えは、その切換手段の
変形という現象を利用しているから、供給路の開閉が簡
単に行われることができることになる。
【0054】そして、第4発明の油圧供給装置によれ
ば、切換手段は、作動油の温度を検出する温度検出手段
と、バイパス供給路を開閉する開閉弁とを有し、作動油
の温度が所定値より低いときにはバイパス供給路を開放
し、作動油の温度が所定値より高いときにはバイパス供
給路を閉鎖するように構成されているので、作動油の粘
性に対応する温度という簡単なもので粘性に応じた供給
路の開閉制御を行うことができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機
の機械的構成を示す骨子図である。
【図2】 同自動変速機の機械的構成を示す断面図であ
る。
【図3】 図2におけるフォワードクラッチ周辺の拡大
断面図である。
【図4】 供給路の開閉状態を示す拡大断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る遠心バラン
ス室への油圧供給装置のシステム図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 11 変速機ケース 12 オイルポンプ 12b,608 油路(基本供給路) 12f,605 供給路(バイパス供給路) 20,601 トルクコンバータ 27 タービンシャフト 27e 通孔 51 フォワードクラッチ 53 3−4クラッチ 513 摩擦板 514 油圧室 515 ピストン 518,604 遠心バランス室 519 開閉板 602 油温センサ 606 開閉弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に移動可能とされ、相互に対接離
    反可能とされる複数枚の摩擦板を、作動圧の供給によっ
    て軸方向に移動することにより締結させるピストン部材
    と、該ピストン部材の一側方に設けられ、作動圧の供給
    によって当該摩擦締結装置を締結させる油圧室と、上記
    ピストン部材の他側方に設けられ、作動油の供給源から
    冷却装置を介して作動油が供給されて、その作動油によ
    って当該摩擦締結装置の解放時に上記油圧室内の残圧に
    よるピストン押圧力を解消させる遠心バランス室とを有
    する自動変速機の摩擦締結装置に備えられた油圧供給装
    置であって、上記作動油を、上記供給源から冷却装置を
    介して遠心バランス室へ供給する基本供給路と、上記作
    動油を、その供給源から上記冷却装置をバイパスさせて
    上記遠心バランス室へ供給するバイパス供給路と、該バ
    イパス供給路の開閉の切換えを行う切換手段とが設けら
    れていると共に、該切換手段が、上記作動油の粘性に関
    する値が所定値より大きいときには上記バイパス供給路
    を開放し、作動油の粘性に関する値が所定値より小さい
    ときには上記バイパス供給路を閉鎖するように構成され
    ていることを特徴とする自動変速機の摩擦締結装置に備
    えられた遠心バランス室への油圧供給装置。
  2. 【請求項2】 作動油の粘性に関する値はその作動油の
    温度であり、切換手段は、作動油の温度が所定値より低
    いときにはバイパス供給路を開放し、作動油の温度が所
    定値より高いときにはバイパス供給路を閉鎖するように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動
    変速機の摩擦締結装置に備えられた遠心バランス室への
    油圧供給装置。
  3. 【請求項3】 切換手段は、熱膨張率の異なる2枚の金
    属板を貼りあわせてなるバイメタルで構成されて、バイ
    パス供給路に設置されていると共に、作動油の温度が所
    定値より低いときにはバイパス供給路を開放するように
    変形し、作動油の温度が所定値より高いときにはバイパ
    ス供給路を閉鎖するように変形することを特徴とする請
    求項2に記載の自動変速機の摩擦締結装置に備えられた
    遠心バランス室への油圧供給装置。
  4. 【請求項4】 切換手段は、作動油の温度を検出する温
    度検出手段と、バイパス供給路を開閉する開閉弁とを有
    し、作動油の温度が所定値より低いときにはバイパス供
    給路を開放し、作動油の温度が所定値より高いときには
    バイパス供給路を閉鎖するように構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の自動変速機の摩擦締結装置
    に備えられた遠心バランス室への油圧供給装置。
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