JP2001074130A - 車両用変速機の油圧機構 - Google Patents

車両用変速機の油圧機構

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JP2001074130A
JP2001074130A JP25044199A JP25044199A JP2001074130A JP 2001074130 A JP2001074130 A JP 2001074130A JP 25044199 A JP25044199 A JP 25044199A JP 25044199 A JP25044199 A JP 25044199A JP 2001074130 A JP2001074130 A JP 2001074130A
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oil
oil pump
supply
flow rate
engine
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Ko Ishimaru
石丸  航
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JATCO Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0021Generation or control of line pressure
    • F16H61/0025Supply of control fluid; Pumps therefore
    • F16H61/0031Supply of control fluid; Pumps therefore using auxiliary pumps, e.g. pump driven by a different power source than the engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルポンプによるエンジンの駆動ロスの低
減を図ることができるようにする。 【解決手段】 複数の摩擦係合装置6により変速が行わ
れる多段変速機構8と、摩擦係合装置6への作動油の給
排の切換を行う給排切換手段11および調圧を行う圧力
コントロール手段12を有する油圧制御装置4と、駆動
力伝達要素13に対して冷却潤滑油による冷却・潤滑・
流量コントロールを行う冷却潤滑装置17と、第1供給
油路32を介して油圧制御装置4に作動油を供給する電
動オイルポンプ31と、第2供給油路34を介して冷却
潤滑装置17に冷却潤滑油を供給するエンジン駆動のオ
イルポンプ33とを備え、圧力コントロール手段12
は、エンジン出力検出手段20の検出値に応じて第1供
給油路32の油圧をコントロールし、流量コントロール
手段18は、車速検出手段21により高速側が低速側よ
り高流量となるように第2供給油路34の流量をコント
ロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用変速機の
油圧機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用自動変速機には、図3に示
すように、トルクコンバータ1と、変速機本体2と、こ
の変速機本体2の下端に取り付けられたオイルパン3
と、このオイルパン3および変速機本体2の間に設けら
れたコントロールバルブユニットなどの油圧制御装置4
とを備えたものがある。
【0003】この変速機本体2は、変速機ケース5と、
この変速機ケース5に内蔵されて多板クラッチ、多板ブ
レーキ、バンドブレーキなどの複数の摩擦係合装置6を
選択的に結合・開放することにより遊星歯車機構7を操
作して変速を行わせる多段変速機構8と、この多段変速
機構8の回転出力を取り出す出力軸9と、変速機ケース
5の後部側に取り付けたリヤエクステンションケース1
0とを有している。
【0004】前記コントロールバルブユニットなどの油
圧制御装置4は内部に、前記摩擦係合装置6への作動油
の給排の切換を行う各種切換弁などの給排切換手段1
1、および、調圧を行う各種調圧弁などの圧力コントロ
ール手段12を有している。
【0005】そして、前記トルクコンバータ1や遊星歯
車機構7などの駆動力伝達要素13に対し、流量コント
ロール手段18を介して冷却潤滑油による冷却・潤滑・
流量コントロールを行う前部潤滑冷却部14やオイルク
ーラ15や後部潤滑冷却部16などの冷却潤滑装置17
が設けられている。
【0006】また、多段変速機構8とトルクコンバータ
1との間には、エンジン出力により駆動されるオイルポ
ンプ19が設けられており、このオイルポンプ19は、
前記圧力コントロール手段12を介して給排切換手段1
1および摩擦係合装置6に作動油を供給すると共に、前
記流量コントロール手段18を介して冷却潤滑装置17
に冷却潤滑油を供給するようになっている。なお、図3
の場合、圧力コントロール手段12と流量コントロール
手段18とは、同一の弁機構を共用している。
【0007】そして、エンジン出力を検出するスロット
ルセンサーなどのエンジン出力検出手段20と、車両の
速度を検出する車速センサーなどの車速検出手段21
と、これらの検出値を入力する自動変速機コントロール
ユニット22とが設けられており、前記圧力コントロー
ル手段12は、前記エンジン出力検出手段20の検出値
に応じて油圧制御装置4の油圧をコントロールし、ま
た、前記流量コントロール手段12は、前記車速検出手
段21により高速側が低速側より高流量となるように流
量をコントロールするようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用変速機の油圧機構では、1つのオイル
ポンプ19で、摩擦係合装置6の側と冷却潤滑装置17
の側との両系統へオイルを供給させているので、オイル
ポンプ19に大きな駆動力が必要となり、エンジンの駆
動ロスが大きいという問題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、オイルポンプによるエンジンの駆動ロスの低減
を図ることのできる車両用変速機の油圧機構を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、車両の速度を検出
する車速検出手段と、エンジン出力を検出するエンジン
出力検出手段と、複数の摩擦係合装置を選択的に結合・
開放することにより変速が行われる多段変速機構と、前
記摩擦係合装置への作動油の給排の切換を行う給排切換
手段、および、調圧を行う圧力コントロール手段を有す
る油圧制御装置と、駆動力伝達要素に対して冷却潤滑油
による冷却・潤滑・流量コントロールを行う冷却潤滑装
置と、前記油圧制御装置に作動油を供給する第1のオイ
ルポンプと、該第1のオイルポンプから前記油圧制御装
置にオイルを供給する第1供給油路と、前記冷却潤滑装
置に冷却潤滑油を供給する第2のオイルポンプと、第2
のオイルポンプから冷却潤滑装置にオイルを供給する第
2供給油路とを備えた車両用変速機の油圧機構におい
て、前記第1のオイルポンプは電動オイルポンプであ
り、前記第2のオイルポンプはエンジン駆動のオイルポ
ンプであり、前記圧力コントロール手段は、前記エンジ
ン出力検出手段の検出値に応じて前記第1供給油路の油
圧をコントロールし、流量コントロール手段は、前記車
速検出手段により高速側が低速側より高流量となるよう
に前記第2供給油路の流量をコントロールすることを特
徴としている。
【0011】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、前記第1のオイルポンプ(電動オイルポン
プ)から吐出されたオイルは、第1供給油路を介し、圧
力コントロール手段へ送られて調圧を行われ、その後、
給排切換手段による、摩擦係合装置への作動油の給排の
切換に利用される。この際、前記圧力コントロール手段
は、エンジン出力検出手段の検出値に応じて第1供給油
路の油圧をコントロールする。
【0012】ここで、電動オイルポンプは、応答性が高
いためきめ細かい制御を行わせることが可能であり、摩
擦係合装置の側に必要な油圧や流量を容易に確保させる
ことが可能である。
【0013】一方、第2のオイルポンプ(エンジン駆動
のオイルポンプ)から吐出されたオイルは、第2供給油
路を介し、流量コントロール手段へ送られて流量をコン
トロールされ、その後、冷却潤滑装置へ適宜送られて、
駆動力伝達要素に対する冷却潤滑油として利用される。
この際、前記流量コントロール手段は、車速検出手段に
より高速側が低速側より高流量となるように流量をコン
トロールする。
【0014】ここで、冷却潤滑装置の側の必要流量は、
車速(またはエンジン回転数)が高速になるに従い、増
加する傾向にある。また、冷却潤滑装置側の必要油圧
は、車速に拘わらず、ほぼ一定の低い値となる。そのた
めに、車速(またはエンジン回転数)が高速になるに従
い吐出量が多くなる特性を有するエンジン駆動のオイル
ポンプを用いて、全域で第2供給油路を低圧に保たせて
おくようにする。これによりエンジンの駆動ロスを減ら
すことができる。
【0015】このように、電動オイルポンプとエンジン
駆動のオイルポンプとの2つのオイルポンプを設け、摩
擦係合装置の側には電動オイルポンプを用い、冷却潤滑
装置の側にはエンジン駆動のオイルポンプを用いるよう
に、オイルの使用目的に応じて系統分けしたので、エン
ジン駆動のオイルポンプの駆動力が低減され、その分、
エンジンの駆動ロスを低減することが可能となる。よっ
て、エンジンの燃費を向上させることができる。
【0016】特に、応答性の高い電動オイルポンプを摩
擦係合装置の側に用い、エンジンの出力に応じた適正な
油圧を発生させ得るようにし、且つ、エンジン駆動のオ
イルポンプを冷却潤滑装置の側に用い、高速側が低速側
より高流量となるように流量をコントロールさせるよう
にしたことにより、電動オイルポンプおよびエンジン駆
動のオイルポンプをそれぞれの特性に合った最適な使い
方とすることができ、以て、一層有効にエンジンの駆動
ロスを低減することが可能となる。
【0017】請求項2に記載された発明では、前記第2
供給油路と第1供給油路との間にバイパスラインを接続
して、電動オイルポンプ故障時に、エンジン駆動のオイ
ルポンプから第1供給油路へオイルを供給可能としたこ
とを特徴としている。
【0018】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、前記第2供給油路と第1供給油路との間に
バイパスラインを接続することにより、電動オイルポン
プ故障時に、エンジン駆動のオイルポンプから第1供給
油路へオイルを供給させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0020】図1〜図3は、この発明の実施の形態1を
示すものである。なお、前記従来例と同一ないし均等な
部分については、同一の符号を付して説明する。
【0021】まず、構成を説明すると、車両用自動変速
機は、図1に示すように、トルクコンバータ1と、変速
機本体2と、この変速機本体2の下端に取り付けられた
オイルパン3と、このオイルパン3および変速機本体2
の間に設けられたコントロールバルブユニットなどの油
圧制御装置4とを備えている。
【0022】この変速機本体2は、変速機ケース5と、
この変速機ケース5に内蔵されて多板クラッチ、多板ブ
レーキ、バンドブレーキなどの複数の摩擦係合装置6を
選択的に結合・開放することにより遊星歯車機構7を操
作して変速を行わせる多段変速機構8と、この多段変速
機構8の回転出力を取り出す出力軸9と、変速機ケース
5の後部側に取り付けたリヤエクステンションケース1
0とを有している。
【0023】前記コントロールバルブユニットなどの油
圧制御装置4は内部に、前記摩擦係合装置6への作動油
の給排の切換を行う各種切換弁などの給排切換手段1
1、および、調圧を行う各種調圧弁などの圧力コントロ
ール手段12を有している。
【0024】そして、前記トルクコンバータ1や遊星歯
車機構7などの駆動力伝達要素13に対し、流量コント
ロール手段18を介して冷却潤滑油による冷却・潤滑・
流量コントロールを行う前部潤滑冷却部14やオイルク
ーラ15や後部潤滑冷却部16などの冷却潤滑装置17
が設けられている。
【0025】更に、前記油圧制御装置4の圧力コントロ
ール手段12に作動油を供給する第1のオイルポンプ3
1と、該第1のオイルポンプ31から前記油圧制御装置
4の圧力コントロール手段12にオイルを供給する第1
供給油路32とが設けられ、また、前記流量コントロー
ル手段18に冷却潤滑油を供給する第2のオイルポンプ
33と、第2のオイルポンプ33から流量コントロール
手段18にオイルを供給する第2供給油路34とが設け
られている。
【0026】この際、前記第1のオイルポンプ31を電
動オイルポンプとし、前記第2のオイルポンプ33をエ
ンジン駆動のオイルポンプとしている。なお、第1のオ
イルポンプ31は、前記油圧制御装置4に取付けられて
いる。また、第2のオイルポンプ33は多段変速機構8
とトルクコンバータ1との間に設けられている。
【0027】そして、エンジン出力を検出するスロット
ルセンサーなどのエンジン出力検出手段20と、車両の
速度を検出する車速センサーなどの車速検出手段21
と、これらの検出値を入力する自動変速機コントロール
ユニット22とが設けられており、前記圧力コントロー
ル手段12は、前記エンジン出力検出手段20の検出値
に応じて第1供給油路32の油圧をコントロールし、ま
た、前記流量コントロール手段12は、前記車速検出手
段21により高速側が低速側より高流量となるように流
量をコントロールするようにしている。なお、図1で
は、圧力コントロール手段12と流量コントロール手段
18とは、別個の機構となっているが、共通の機構とす
ることも可能である。
【0028】加えて、前記第2供給油路34と第1供給
油路32との間に逆止弁35を有するバイパスライン3
6を接続して、電動オイルポンプ故障時に、エンジン駆
動のオイルポンプから第1供給油路32へオイルを供給
可能としている。
【0029】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0030】第1のオイルポンプ31(電動オイルポン
プ)から吐出されたオイルは、第1供給油路32を介
し、各種調圧弁などの圧力コントロール手段12へ送ら
れて調圧を行われ、その後、各種切換弁などの給排切換
手段11による、前記摩擦係合装置6への作動油の給排
の切換に利用される。この際、前記圧力コントロール手
段12は、前記エンジン出力検出手段20の検出値に応
じて第1供給油路32の油圧をコントロールする。
【0031】ここで、電動オイルポンプは、応答性が高
いためきめ細かい制御を行わせることが可能であり、摩
擦係合装置6の側に必要な油圧や流量を容易に確保させ
ることが可能である。
【0032】一方、第2のオイルポンプ33(エンジン
駆動のオイルポンプ)から吐出されたオイルは、第2供
給油路34を介し、流量コントロール手段18へ送られ
て流量をコントロールされ、その後、前部潤滑冷却部1
4やオイルクーラ15や後部潤滑冷却部16などの冷却
潤滑装置17へ適宜送られて、前記トルクコンバータ1
や遊星歯車機構7などの駆動力伝達要素13に対する冷
却潤滑油として利用される。この際、前記流量コントロ
ール手段12は、前記車速検出手段21により高速側が
低速側より高流量となるように流量をコントロールす
る。
【0033】ここで、上記冷却潤滑装置17の側の必要
流量は、図3に示すように、車速(またはエンジン回転
数)が高速になるに従い、増加する傾向にある。また、
冷却潤滑装置17側の必要油圧は、車速に拘わらず、ほ
ぼ一定の低い値となる。そのために、車速(またはエン
ジン回転数)が高速になるに従い吐出量が多くなる特性
を有するエンジン駆動のオイルポンプを用いて、全域で
第2供給油路34を低圧に保たせておくようにする。こ
れによりエンジンの駆動ロスを減らすことができる。
【0034】このように、電動オイルポンプとエンジン
駆動のオイルポンプとの2つのオイルポンプを設け、摩
擦係合装置6の側には電動オイルポンプを用い、冷却潤
滑装置17の側にはエンジン駆動のオイルポンプを用い
るように、オイルの使用目的に応じて系統分けしたの
で、エンジン駆動のオイルポンプの駆動力が低減され、
その分、エンジンの駆動ロスを低減することが可能とな
る。よって、エンジンの燃費を向上させることができ
る。
【0035】特に、応答性の高い電動オイルポンプを摩
擦係合装置6の側に用い、エンジンの出力に応じた適正
な油圧を発生させ得るようにし、且つ、エンジン駆動の
オイルポンプを冷却潤滑装置17の側に用い、高速側が
低速側より高流量となるように流量をコントロールさせ
るようにしたことにより、電動オイルポンプおよびエン
ジン駆動のオイルポンプをそれぞれの特性に合った最適
な使い方とすることができ、以て、一層有効にエンジン
の駆動ロスを低減することが可能となる。
【0036】また、前記第2供給油路34と第1供給油
路32との間にバイパスライン36を接続することによ
り、電動オイルポンプ故障時に、エンジン駆動のオイル
ポンプから第1供給油路32へオイルを供給させること
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、電動オイルポンプとエンジン駆動のオイル
ポンプとの2つのオイルポンプを設け、摩擦係合装置の
側には電動オイルポンプを用い、冷却潤滑装置の側には
エンジン駆動のオイルポンプを用いるように、オイルの
使用目的に応じて系統分けしたので、エンジン駆動のオ
イルポンプの駆動力が低減され、その分、エンジンの駆
動ロスを低減することが可能となる。よって、エンジン
の燃費を向上させることができる。
【0038】特に、応答性の高い電動オイルポンプを摩
擦係合装置の側に用い、エンジンの出力に応じた適正な
油圧を発生させ得るようにし、且つ、エンジン駆動のオ
イルポンプを冷却潤滑装置の側に用い、高速側が低速側
より高流量となるように流量をコントロールさせるよう
にしたことにより、電動オイルポンプおよびエンジン駆
動のオイルポンプをそれぞれの特性に合った最適な使い
方とすることができ、以て、一層有効にエンジンの駆動
ロスを低減することが可能となる。
【0039】請求項2の発明によれば、第2供給油路と
第1供給油路との間にバイパスラインを接続することに
より、電動オイルポンプ故障時に、エンジン駆動のオイ
ルポンプから第1供給油路へオイルを供給させることが
できる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の概略側方断面図であ
る。
【図2】変速機の油圧機構のブロック図である。
【図3】冷却潤滑装置の側における必要流量と車速(ま
たはエンジン回転数)との関係を表わすグラフである。
【図4】従来例の概略側方断面図である。
【符号の説明】
4 油圧制御装置 6 摩擦係合装置 8 多段変速機構 11 給排切換手段 12 圧力コントロール手段 13 駆動力伝達要素 17 冷却潤滑装置 18 流量コントロール手段 20 エンジン出力検出手段 21 車速検出手段 31 第1のオイルポンプ(電動オイルポンプ) 32 第1供給油路 33 第2のオイルポンプ(エンジン駆動のオイルポン
プ) 34 第2供給油路 36 バイパスライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の速度を検出する車速検出手段と、 エンジン出力を検出するエンジン出力検出手段と、 複数の摩擦係合装置を選択的に結合・開放することによ
    り変速が行われる多段変速機構と、 前記摩擦係合装置への作動油の給排の切換を行う給排切
    換手段、および、調圧を行う圧力コントロール手段を有
    する油圧制御装置と、 駆動力伝達要素に対して冷却潤滑油による冷却・潤滑・
    流量コントロールを行う冷却潤滑装置と、 前記油圧制御装置に作動油を供給する第1のオイルポン
    プと、 該第1のオイルポンプから前記油圧制御装置にオイルを
    供給する第1供給油路と、 前記冷却潤滑装置に冷却潤滑油を供給する第2のオイル
    ポンプと、 第2のオイルポンプから冷却潤滑装置にオイルを供給す
    る第2供給油路とを備えた車両用変速機の油圧機構にお
    いて、 前記第1のオイルポンプは電動オイルポンプであり、 前記第2のオイルポンプはエンジン駆動のオイルポンプ
    であり、 前記圧力コントロール手段は、前記エンジン出力検出手
    段の検出値に応じて前記第1供給油路の油圧をコントロ
    ールし、 流量コントロール手段は、前記車速検出手段により高速
    側が低速側より高流量となるように前記第2供給油路の
    流量をコントロールすることを特徴とする車両用変速機
    の油圧機構。
  2. 【請求項2】前記第2供給油路と第1供給油路との間に
    バイパスラインを接続して、電動オイルポンプ故障時
    に、エンジン駆動のオイルポンプから第1供給油路へオ
    イルを供給可能としたことを特徴とする請求項1に記載
    の車両用変速機の油圧機構。
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