JP2008267444A - 油圧制御機構を備えたトランスミッション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、トルクコンバータやオイルクーラ等の油圧回路内の各部での通過抵抗を低減するとともに、トランスミッション装置内の潤滑回路に作動油を充分に供給できる油圧制御機構を備えたトランスミッション装置を提供する。
【解決手段】トランスミッション装置において、調圧弁22の下流側に設けられ原動機と駆動輪とを介装するトルクコンバータ23と、トルクコンバータ23の上流側と下流側に夫々設けられ前記トルクコンバータ23に供給される油圧を規制するリリーフバルブ31a,31bと、該トルクコンバータ23から排出される作動油を冷却するオイルクーラ24とを備え、潤滑回路へ作動油を供給する油圧制御機構とからなり、
前記調圧弁22から分岐して、トルクコンバータ23とオイルクーラ24をバイパスさせて、該オイルクーラ24の下流側に排出して潤滑回路へ作動油を供給するバイパス回路32を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランスミッション装置内の潤滑回路に作動油を供給せしめる油圧制御機構を備えたトランスミッション装置に関する。
従来から、トランスミッション装置の油圧制御機構として、例えば図6に示すものが知られている。エンジンのクランク軸にはトルクコンバータ23が連結され、エンジンの動力は該トルクコンバータ23を介してトランスミッション30に伝達される。そして、前記動力は、該トランスミッション30の前進クラッチ3a,3b、後進クラッチ2a,2b、変速内の変速歯車で変速された後、出力機構から車輪に伝達される。
かかる車両のトランスミッション装置においては、前記前進クラッチ3a,3b、後進クラッチ2a,2b等を切換え操作するクラッチバルブのコントロールバルブ1は、前記トランスミッション30のケースの上部に取り付けられている。
図6に示されるようなトランスミッション30においては、内部の前進クラッチ3あるいは後進クラッチ2に、コントロールバルブ1を介して作動油を供給することによって該クラッチを係合し、あるいは作動油を排出することによってクラッチを解放して、変速動作を行っている。
作動油の油圧制御機構は、オイルポンプ21で圧送された作動油が調圧弁22で調圧され、トルクコンバータ23に送り込まれる。該トルクコンバータ23にて使用された作動油はオイルクーラ24で冷却された後、トランスミッション内潤滑回路25へ供給される。この場合、トルクコンバータ23及びオイルクーラ24には通過抵抗があり、作動油の流量を増やそうとしても、耐圧限界により制限されてしまう。また、外気温の極低温時には、油圧配管の作動油流抵抗が大幅に増大して、始動直後は油圧配管の作動油流量が減少してしまう傾向がある。
このような実状を鑑み、特許文献1(特許第3541678号公報)では、作動油流量を増大させる油圧制御機構を備えた自動変速機が開示されている。
特許文献1によれば、オイルポンプからライン圧回路に供給される作動油の油圧を、自動変速機の変速機構を油圧制御するための元圧とするライン圧に調圧する圧力制御弁と、前記ライン圧回路から供給される作動油を減圧弁でトルクコンバータ圧に減圧して前記自動変速機のトルクコンバータに供給するトルクコンバータ圧回路と、前記作動油を冷却するオイルクーラと、前記作動油を潤滑油として前記変速機構に供給する潤滑回路と、を具える、車両用自動変速機の油圧制御装置において、前記圧力制御弁のドレーンポートに前記減圧弁を介さずに前記オイルクーラを接続し、前記オイルクーラの下流に前記潤滑回路を接続している。また、ライン圧回路とドレン回路との間をオリフィスを備えたバイパス回路が接続されている。
トルクコンバータ圧回路の減圧弁を介さず、ドレン回路を介して直接的にオイルクーラが接続され、そのオイルクーラの下流に潤滑回路が接続されているので、トルクコンバータの耐圧限界に制限されることなしに、オイルクーラの元圧が高められる。
さらに、特許文献1では、トルクコンバータとオイルクーラを直列に設け、ライン圧制御弁のドレーンポートに、減圧弁を持つトルクコンバータ圧回路が接続され、電磁式切り替え弁がトルクコンバータ圧回路とライン圧回路とにオイルクーラを切り替え接続し、そのオイルクーラの下流に潤滑回路が接続されている。そして、オイルクーラをバイパスするように電磁切り替え弁と潤滑回路とを接続するバイパス回路を設け、オイルクーラをライン圧回路に切り替え接続する際に、トルクコンバータ圧回路を潤滑回路に接続している。
特許第3541678号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、前者はオイルクーラからの作動油流量は確保できるものの、トルクコンバータとオイルクーラを並列に設けた油圧回路であり、トルクコンバータとオイルクーラを直列に設けた油圧制御機構についての技術の開示はない。また後者の発明では、トルクコンバータとオイルクーラを直列に設けた油圧制御機構について記載されているが、バイパス回路に流れる作動油の流量が決まっていないので、本来のトルクコンバータが十分に機能されない可能性があると考えられる。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、トルクコンバータやオイルクーラ等の油圧回路内の各部での通過抵抗を低減するとともに、トランスミッション装置内の潤滑回路に作動油を充分に供給できる油圧制御機構を備えたトランスミッション装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、前進クラッチ、後進クラッチ、変速歯車機構、及びクラッチ切換手段の操作により前記クラッチを切換え制御するコントロールバルブを備えたトランスミッション装置において、
調圧弁の下流側に設けられ原動機と駆動輪とを介装するトルクコンバータと、前記トルクコンバータの上流側と下流側に夫々設けられ前記トルクコンバータに供給される油圧を規制するリリーフバルブと、該トルクコンバータから排出される作動油を冷却するオイルクーラとを備え、潤滑回路へ作動油を供給する油圧制御機構とからなり、
前記調圧弁から分岐して、前記トルクコンバータと前記オイルクーラをバイパスさせて、該オイルクーラの下流側に排出して潤滑回路へ作動油を供給するバイパス回路を設けたことを特徴とする。
このように、トルクコンバータに供給される油圧を規制するリリーフバルブをトルクコンバータの両側に配置することにより、リリーフバルブがトルクコンバータの耐圧限界を超えないように油圧を制御するとともに、調圧弁から供給された作動油をトランスミッション装置内の潤滑回路へ充分に供給することができる。また、バイパス回路はトルクコンバータ及びオイルクーラをバイパスしているので、トルクコンバータ及びオイルクーラでの作動油の通過抵抗を低減することができる。
またかかる発明において、前記パイパス回路は、運転状態に応じて選択的に前記作動油を連通あるいは遮断させる流量制御手段が介在していることを特徴とする。
これにより、車両の運転状態に応じてバイパス回路に流れる作動油の流量を制御することが可能となる。また、バイパスされたトルクコンバータやオイルクーラ等の油圧回路内の各部の機能を有効に活用することができる。
さらにまた、前記流量制御手段が前記作動油の油温により該作動油の流量を制御することを特徴とする。これにより、外気温の極低温時で低温のときには流量制御手段を連通させて作動油の通過抵抗を低減するとともに、トランスミッション装置内の潤滑回路への供給量不足を解消することができる。
また、前記したトランスミッション装置において、前記変速歯車機構に車速センサを備え、前記流量制御手段が該車速センサで検出された車速により該作動油の流量を制御することを特徴とする。
このようにして、車速センサにより検出された値によって、トルクコンバータからオイルクーラ間に流れる作動油の流量を制御し、トランスミッション装置内の潤滑回路への供給量不足を解消することができる。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
以上記載のごとく本発明では、トルクコンバータに供給される油圧を規制するリリーフバルブをトルクコンバータの両側に配置することにより、リリーフバルブがトルクコンバータの耐圧限界を超えないように油圧を制御するとともに、調圧弁から供給された作動油をトランスミッション装置内の潤滑回路へ充分に供給することができる。また、バイパス回路はトルクコンバータ及びオイルクーラをバイパスしているので、トルクコンバータ及びオイルクーラでの作動油の通過抵抗を低減することができる。
また、車両の運転状態に応じてバイパス回路に流れる作動油の流量を制御することが可能となり、バイパスされたトルクコンバータやオイルクーラ等の油圧回路内の各部の機能を有効に活用することができる。
外気温の極低温時のような低温のときには流量制御手段を連通させて作動油の通過抵抗を低減するとともに、トランスミッション装置内の潤滑回路への供給量不足を解消することができる。また、車速センサにより検出された値によって、トルクコンバータからオイルクーラ間に流れる作動油の流量を制御し、トランスミッション装置内の潤滑回路への供給量不足を解消することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は実施例1における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図、図2は実施例2における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図、図3は実施例2における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の一例図、図4は実施例2における作動油の油温と流量制御弁の絞り量の関係を示す図、図5は実施例2における車速と流量制御弁の絞り量の関係を示す図、図6は従来の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図である。
図6は本発明が適用されるトランスミッション装置の油圧制御機構の構成図である。
図6において、エンジンのクランク軸にはトルクコンバータ4が連結され、エンジンの動力は該トルクコンバータ4を介してトランスミッション30に伝達される。そして、前記動力は、該トランスミッション30の前進クラッチ3a,3b、後進クラッチ2a,2b、変速内の変速歯車で変速された後、出力機構から車輪に伝達される。
そして、かかる車両のトランスミッション装置においては、前記前進クラッチ3a,3b、後進クラッチ2a,2b等を切換え操作するクラッチバルブのコントロールバルブ1は、前記トランスミッション30のケースの上部に取り付けられている。
図6に示されるようなトランスミッション30においては、内部の前進クラッチ3a,3bあるいは後進クラッチ2a,2bに、コントロールバルブ1を介して作動油を供給することによって該クラッチを係合し、あるいは作動油を排出することによってクラッチを解放して、変速動作を行っている。
作動油の油圧制御機構は、オイルポンプ21で圧送された作動油は調圧弁22で調圧され、トルクコンバータ23に送り込まれる。該トルクコンバータ23にて使用された作動油はオイルクーラ24で冷却された後、トランスミッション内潤滑回路25へ供給される。
本発明は、以上のように構成されたトランスミッション装置における油圧制御機構に係るものである。まず、図1を用いて上述した油圧制御機構にパイパス回路を設けた実施例1について説明する。図1は実施例1における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図である。
図6と同様に、図1の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置も、エンジンのクランク軸にトルクコンバータ4が連結され、エンジンの動力は該トルクコンバータ4を介してトランスミッション30に伝達される。そして、前記動力は該トランスミッション30の前進クラッチ3a,3b、後進クラッチ2a,2b、変速内の変速歯車で変速された後、出力機構から車輪に伝達される。そして、トランスミッション30においては、内部の前進クラッチ3a,3bあるいは後進クラッチ2a,2bに、コントロールバルブ1を介して作動油を供給することによって該クラッチを係合し、あるいは作動油を排出することによってクラッチを解放して、変速動作を行っている。
コントロールバルブ1は、調圧弁(メインレギュレータバルブ)22と、セレクタバルブ11と、メイン油圧回路12等によって構成されている。
また、本実施例における油圧制御機構を構成するものとして、オイルポンプ21と、トルクコンバータ23と、リリーフバルブ31a,31bと、オイルクーラ24と、トランスミッション装置内潤滑回路25と、バイパス回路32とがある。
前記リリーフバルブ31a,31bは、調圧弁22の下流側に設けられ原動機と駆動輪とを介装するトルクコンバータ23の上流側と下流側に夫々設けられ、トルクコンバータ23に供給される油圧を規制する。トルクコンバータ23での油圧は、リリーフバルブ31a,31bによって一定圧に保たれている。
バイパス回路32は、調圧弁22から分岐して、トルクコンバータ23とオイルクーラ24をバイパスさせ設けており、オイルポンプ21から圧送された作動油を調圧弁22から直接的にトランスミッション装置内潤滑回路25へ供給する。
よって、実施例1の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置によれば、トルクコンバータ23とオイルクーラ24での作動油の通過抵抗を低減させるとともに、トランスミッション装置内潤滑回路25へ作動油を供給することができる。また、トルクコンバータ23に供給される油圧を規制するため、リリーフバルブ31a,31bで作動油がドレンしてしまった場合でも、トランスミッション装置内潤滑回路25への作動油の供給を不足することなく行うことが可能となる。
次に、図2及び図3を用いて実施例1のバイパス回路32に流量制御手段を設けた実施例2について説明する。図2に示す実施例2は、調圧弁22から分岐してトルクコンバータ23とオイルクーラ24をバイパスさせて設けたバイパス回路32に、流量制御弁33を介在させた点が実施例1と異なるものである。
すなわち、他の点は図1に示す実施例1と同様に、トランスミッション30にあるコントロールバルブ1は、調圧弁(メインレギュレータバルブ)22と、セレクタバルブ11と、メイン油圧回路12等によって構成されている。また、油圧制御機構を構成するものとして、オイルポンプ21と、トルクコンバータ23と、リリーフバルブ31a,31bと、オイルクーラ24と、トランスミッション装置内潤滑回路25と、バイパス回路32とがある。
さらにまた、前記リリーフバルブ31a,31bは、調圧弁22の下流側に設けられ原動機と駆動輪とを介装するトルクコンバータ23の上流側と下流側に夫々設けられ、トルクコンバータ23に供給される油圧を規制する。トルクコンバータ23での油圧は、リリーフバルブ31a,31bによって一定圧に保たれている。
図2の前記流量制御弁33は、運転状態に応じて選択的に前記作動油を連通あるいは遮断させる流量制御手段である。流量制御弁33による作動油を連通あるいは遮断させる要因として作動油の油温や車速が挙げられ、作動油の油温や車速によって流量制御弁33を開けたり閉じたりする。なお、流量制御弁33の開閉は手動で行ってもいいし、例えば電気信号によってコントロールするような自動による開閉でもよい。
ここで、作動油の油温の検出方法の一例として、作動油の油温を検出する油温計35を油圧制御機構内に設けることが考えられる。例えば図3に示すように、油温計35をオイルクーラ24の上流側に設け、検出された作動油の油温により流量制御弁33を開閉してもよい。また、図示しないが、油圧制御機構内に油温センサを設け、油温センサが信号で送る作動油の油温に応じて流量制御弁33を開閉してもよい。
また、車速の検出方法として、車速を検出する車速センサ37を設けることが考えられる。例えば一例として、図3に示すように、予め変速点の車速に比例した単位時間あたりのパルス数のデータと、コントロール用のプログラムが記憶されたコントローラ36を設ける。車速センサ37はトランスミッション装置の出力軸ギヤ38に装着され、単位時間あたり車速に比例した数のパルスを前記コントローラ36へ送るようにしている。車速センサ37が送るパルスに応じてコントローラ36の指令により流量制御弁33の開閉を行う。
なお、上記した作動油の油温と車速の検出手段は、単独で夫々使用してもいいし、併せて使用してもよい。
以上のことから、実施例2の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置によれば、トルクコンバータ23とオイルクーラ24での作動油の通過抵抗を低減させるとともに、トランスミッション内潤滑回路25へ作動油を供給することができる。また、トルクコンバータ23に供給される油圧を規制するため、リリーフバルブ31a,31bで作動油がドレンしてしまった場合でも、トランスミッション装置内潤滑回路25への作動油の供給を不足することなく行うことが可能となる。
さらにまた、流量制御弁33を設けることにより、バイパス回路32内の作動油流量を調整することができる。その流量制御弁33は、作動油の油温や車速などの運転状態に応じて、バイパス回路32に流れる作動油を適切に制御することが可能である。
次に、図4を用いて、実施例2における作動油の油温と流量制御弁の絞り量について説明する。図4は作動油の油温と流量制御弁33の絞り量の関係を示す図である。
図4に示すように、作動油の油温が低温時の場合では、作動油の粘度が大きくなるためにトルクコンバータ23及びオイルクーラ24の圧損が大きく、トランスミッション内への潤滑油量が不足する。そのため、流量制御弁33を開いてバイパス回路32の流量を増やす。
また、油温の温度上昇にあわせてバイパス回路32の流量は増大する。そのため、トルクコンバータ23からオイルクーラ24間への流量が減少し、トルクコンバータ23の性能が充分に機能されなくなり、またオイルクーラ24を通過しなくなるためにヒートバランスが崩れてしまう恐れがある。
よって、作動油の油温が高温時の場合では、トルクコンバータ23の性能及びヒートバランス性能を確保するために、流量制御弁33を閉じてバイパス回路32の流量を制限する。
最後に、図5を用いて、実施例2における車速と流量制御弁の絞り量について説明する。図5は車速と流量制御弁33の絞り量の関係を示す図である。
例えば、車速が低速の時はオイルポンプ21の吐出流量が少なくなり、潤滑油量も少なくなるので、バイパス回路32に設けた流量制御弁33を開き、バイパス回路32の流量を増やす。また、車速が高速の場合は、バイパス回路32の流量が増大するので、トルクコンバータ23の性能及びヒートバランス性能を確保するために、流量制御弁33を閉じてバイパス回路32の流量を制限する。このようにして、トランスミッション内潤滑回路25への供給量不足を解消することができる。
本発明によれば、フォークリフトなどの作業機を有する車両において、トルクコンバータやオイルクーラ等の油圧回路内の各部での通過抵抗を低減するとともに、トランスミッション装置内の潤滑回路に作動油を充分に供給できる油圧制御機構を備えたトランスミッション装置を提供することができる。
実施例1における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図である。 実施例2における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図である。 実施例2における油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の一例図である。 実施例2における作動油の油温と流量制御弁の絞り量の関係を示す図である。 実施例2における車速と流量制御弁の絞り量の関係を示す図である。 従来の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置の構成図である。
符号の説明
1 コントロールバルブ
21 オイルポンプ
22 調圧弁(メインレギュレータバルブ)
23 トルクコンバータ
24 オイルクーラ
31a,31b リリーフバルブ
32 バイパス回路
33 流量制御弁

Claims (4)

  1. 前進クラッチ、後進クラッチ、変速歯車機構、及びクラッチ切換手段の操作により前記クラッチを切換え制御するコントロールバルブを備えたトランスミッション装置において、
    調圧弁の下流側に設けられ原動機と駆動輪とを介装するトルクコンバータと、前記トルクコンバータの上流側と下流側に夫々設けられ前記トルクコンバータに供給される油圧を規制するリリーフバルブと、該トルクコンバータから排出される作動油を冷却するオイルクーラとを備え、潤滑回路へ作動油を供給する油圧制御機構とからなり、
    前記調圧弁から分岐して、前記トルクコンバータと前記オイルクーラをバイパスさせて、該オイルクーラの下流側に排出して潤滑回路へ作動油を供給するバイパス回路を設けたことを特徴とする油圧制御機構を備えたトランスミッション装置。
  2. 前記パイパス回路は、運転状態に応じて選択的に前記作動油を連通あるいは遮断させる流量制御手段が介在していることを特徴とする請求項1記載の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置。
  3. 前記流量制御手段が前記作動油の油温により該作動油の流量を制御することを特徴とする請求項2記載の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置。
  4. 請求項1記載のトランスミッション装置において、前記変速歯車機構に車速センサを備え、前記流量制御手段が該車速センサで検出された車速により該作動油の流量を制御することを特徴とする請求項2記載の油圧制御機構を備えたトランスミッション装置。
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