JPH0754872A - 粘性流体継手装置 - Google Patents

粘性流体継手装置

Info

Publication number
JPH0754872A
JPH0754872A JP5207399A JP20739993A JPH0754872A JP H0754872 A JPH0754872 A JP H0754872A JP 5207399 A JP5207399 A JP 5207399A JP 20739993 A JP20739993 A JP 20739993A JP H0754872 A JPH0754872 A JP H0754872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viscous fluid
housing
working chamber
temperature
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5207399A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Hagiwara
原 光 敏 萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP5207399A priority Critical patent/JPH0754872A/ja
Priority to US08/292,288 priority patent/US5535868A/en
Priority to DE4429695A priority patent/DE4429695C2/de
Publication of JPH0754872A publication Critical patent/JPH0754872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
    • F16D35/023Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated by a bimetallic coil

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの高速回転時におけるファンの回転
数を低下させ、ファンによる騒音を抑え、粘性流体の熱
劣化を防ぐことを目的とする。 【構成】 作動室(22)内の高温となった粘性流体を
内部空間(20a)に排出をするためにラビリンス溝
(24)より内周側に設けられた流通穴(29)と、一
端にシール部材(28)を取着するとともに流通穴(2
9)を開閉する温度感応部材(16)を有した粘性流体
継手装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン冷却用ファン
の制御に利用する粘性流体継手装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の粘性流体継手装置の従来技術と
しては、実開平3−114635号公報に示されるよう
なものが知られている。これは、ハウジングと、ハウジ
ングを貯蔵室と作動室とに分割する仕切板と、仕切板に
設けられ貯蔵室と作動室とを連通する流通穴と、作動室
内に収納され且つ駆動軸の一端に固着するとともに一体
回転するロータと、貯蔵室内に収納され流通穴を開閉す
るバルブと、バルブに一端を固定し他端を渦巻き状のバ
イメタルの内周側に固定するとともにハウジングに回転
自在に支持されたロッドと、ハウジングとロータとの相
対面に形成されたラビリンス溝とから構成されている。
この粘性流体継手装置は、仕切板に設けられた流通穴を
貯蔵室側のバルブ手段によって開閉を行い貯蔵室から作
動室に粘性流体を流していた。温度感応部材の感知する
温度が低いと、ロッドを介してバルブは閉状態を保ち、
温度感応部材の感知する温度が上昇していくことによ
り、バルブが開状態となっていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した粘性流
体継手装置は、エンジン回転数が常用回転数を超えた状
態での、温度感応部材の感知する温度が高いことから、
バルブは常に流通穴を開状態として、貯蔵室から作動室
へは粘性流体が常時流される。これにより、エンジンの
回転数が上昇するとともに、ファンの回転数も上昇す
る。ファンが必要以上に回転すると、騒音が大きくなる
とともに内部の粘性流体の温度が剪断により極めて高く
なる。温度が極めて高くなると、粘性流体の熱劣化が起
こり、装置の機能が著しく低下する。
【0004】又、高速走行時にエンジンの回転数が常用
回転数を超えた状態でのファンの回転数は、高回転とな
ってから殆ど一定となり、又、粘性流体の温度は上昇を
続ける一方である。又、エンジンの冷却は、走行時の風
によって冷却できることから、常用回転数を超えた状態
でのファンの高回転は殆ど必要としない。
【0005】本発明は、エンジンの高速回転時における
ファンの回転数を低下させ、ファンによる騒音を抑え、
粘性流体の熱劣化を防ぐことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明において講じた手段は、ハウジングと、ハ
ウジングの内部空間を貯蔵室と作動室とに分割する仕切
板と、仕切板に設けられ貯蔵室と作動室とを連通する流
通穴と、作動室内に収納され駆動軸の一端に固定すると
ともに一体回転するロータと、貯蔵室に収納され且つ流
通穴を開閉するバルブと、バルブに一端を固定され且つ
他端を渦巻き状のバイメタルの内周側に固定するととも
にハウジングに回転自在に支持されたロッドと、ハウジ
ングとロータとの相対面に形成されたラビリンス溝とを
有した粘性流体継手装置において、作動室内の高温とな
った粘性流体を内部空間に排出するためにラビリンス溝
より内周側に設けられた流通穴と、一端にシール部材を
取着するとともに流通穴を開閉する温度感応部材を有し
たことである。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、作動室内の高温となっ
た粘性流体を排出するために、ロータとの剪断部に設け
られた流通穴と、一端にシール部材を取着するとともに
流通穴を開閉する温度感応部材を有したことから、剪断
部で剪断され、高温の状態となった粘性流体を直接排出
できることから、ファンの回転を低下させ、粘性流体の
熱劣化を防ぐことができ、又、ファンによる騒音を低減
することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0009】図1に示されるように、粘性流体継手装置
は、ハウジング10と、駆動軸11と、ロータ12と、
仕切板13と、カバー14と、温度感応部材(以後バイ
メタルとする)15、16と、ロッド17と、バイメタ
ルホルダ18とから構成されている。ハウジング10と
駆動軸11とは互いに相対回転可能に、ベアリング19
を介して係合している。ハウジング10には、カバー1
4が固設され、内部空間20が形成されている。カバー
14には、仕切板13が固設されて、内部空間20を貯
蔵室21と作動室22とに区画している。この作動室2
2には、ロータ12が収納され、ハウジング10とロー
タ12との相対面及びカバー14とロータ12との相対
面には、夫々ラビリンス溝23、24が形成されてい
る。
【0010】仕切板13には、貯蔵室21と作動室22
とを連通する流通穴25、26とが設けられている(片
側のみ図示)。又流通穴25、26は、渦巻き状のバイ
メタル15によりロッド17を介して回動するバルブ2
7によって、開閉される。又、仕切板13外周側にはポ
ンプ機構30が配設されている。バイメタル15は、外
周側を曲げ形成し、この曲げ形成された曲げ部はカバー
14に固定されたバイメタルホルダ18によって固定さ
れている。
【0011】ポンプ機構30は、仕切板13に配設され
たポンプ穴31と、仕切板13上に形成されたポンプ突
起32とから成っている。
【0012】又、内部空間20には粘性流体が封入され
ている。
【0013】次に本発明の特徴であるロータ12とハウ
ジング10との間に配設された板状のバイメタル16に
ついて説明する。
【0014】エンジンの回転数が高回転となり、ファン
が必要以上に回転をすると、騒音が大きくなるとともに
粘性流体の温度が剪断により極めて高くなり、粘性流体
継手装置の機能が低下する。この機能の低下を防ぐた
め、図3に示すように、ラビリンス溝24より内周側に
設けた流通穴29を開閉するバイメタル16とシール部
材28を設けたことである。このバイメタル16は、背
面プレート33に固定されており、又バイメタル16の
一端には、シール部材28が取着されている。このシー
ル部材28は、流通穴29を開閉可能な状態で配置され
ている。このバイメタル16は、粘性流体の温度が高温
となったときに流通穴29を開状態とする。
【0015】図4に示されるように、エンジン回転数が
常用域を超えたときのファン回転数と、粘性流体温度と
の変化を表したものである。従来技術のファン回転数N
fは、S1-S2-S3 と変化して、粘性流体温度toil
は、S6-S7-S8 と変化する。
【0016】又、本発明による、ファン回転数Nfは、
S1-S2-S4-S5 となるように変化して、粘性流体温度
toil は、S6-S7-S9 となるように変化する。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。
【0018】図示しない自動車エンジンの駆動伝達手段
により、駆動軸11が回転駆動するとともに、ロータ1
2も一体的に回転をする。これにより作動室22内の粘
性流体は、ポンプ機構30の作用により貯蔵室21へと
流れる。
【0019】このとき、バイメタル15が感知する温度
が低いと、流通穴25、26は、バルブ27によって閉
鎖されるので、作動室22内の粘性流体の殆どはポンプ
機構30により貯蔵室21へと回収される。よって、作
動室22内のラビリンス溝24ではトルク伝達を殆ど行
わないので、カバー14に固設されたファンは低速で回
転するのみである。
【0020】次に、バイメタル15が感知する温度が高
くなると、バイメタル15はバルブ27を回動させ、流
通穴25、26を開状態として、貯蔵室21から作動室
22へと粘性流体が供給される。
【0021】図2に示されるように、更に、バイメタル
15の感知する温度が高くなると、ファンの回転を必要
としない範囲となり、このとき、バイメタル16が高く
なった粘性流体の温度を感知し流通穴29を開状態とす
る。これにより、作動室内の粘性流体は、内部空間20
aに排出され、この排出された粘性流体は、図示しない
流通穴から作動室内に流れ、貯蔵室へと戻される。ラビ
リンス溝24には、粘性流体が流れなくなり、ラビリン
ス溝23のみで剪断されるのでファンの回転を低下させ
ることができる。又、常用回転数を超えてからの粘性流
体の温度上昇も防ぐことができる。
【0022】
【発明の効果】粘性流体継手装置において、作動室内の
高温となった粘性流体を排出するために、ロータとの剪
断部に設けられた流通穴と、一端にシール部材を取着す
るとともに流通穴を開閉する温度感応部材を有したこと
から、剪断部で剪断され、高温の状態となった粘性流体
を直接排出できることから、ファンの回転を低下させ、
粘性流体の熱劣化を防ぐことができ、又、ファンによる
騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粘性流体継手装置の断面図であ
る。
【図2】本発明に係る温度感応部材が開状態を示す粘性
流体継手装置の断面図である。
【図3】温度感応部材の平面図である。
【図4】横軸にエンジン回転数を示し、縦軸にファンの
回転数とオイルの温度を示したグラフである。
【符号の説明】
10・・・ハウジング 11・・・駆動軸 12・・・ロータ 13・・・仕切板 15、16・・・温度感応部材 17・・・ロッド 21・・・貯蔵室 22・・・作動室 25、26、29・・・流通穴 28・・・シール部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングの内部空間
    を貯蔵室と作動室とに分割する仕切板と、該仕切板に設
    けられ前記貯蔵室と前記作動室とを連通する流通穴と、
    前記作動室内に収納され且つ駆動軸の一端に固着すると
    ともに一体回転するロータと、前記貯蔵室内に収納され
    前記流通穴を開閉するバルブと、該バルブに一端を固定
    され且つ他端を渦巻き状のバイメタルの内周側に固定す
    るとともに前記ハウジングに回転自在に支持されたロッ
    ドと、前記ハウジングと前記ロータとの相対面に形成さ
    れたラビリンス溝とを有した粘性流体継手装置におい
    て、前記作動室内の高温となった粘性流体を内部空間に
    排出するために前記ラビリンス溝より内周側に設けられ
    た流通穴と、一端にシール部材を取着するとともに前記
    流通穴を開閉する温度感応部材を有した粘性流体継手装
    置。
JP5207399A 1993-08-23 1993-08-23 粘性流体継手装置 Pending JPH0754872A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5207399A JPH0754872A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 粘性流体継手装置
US08/292,288 US5535868A (en) 1993-08-23 1994-08-18 Viscous fluid coupling device
DE4429695A DE4429695C2 (de) 1993-08-23 1994-08-22 Viskosefluidkupplungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5207399A JPH0754872A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 粘性流体継手装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0754872A true JPH0754872A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16539106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5207399A Pending JPH0754872A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 粘性流体継手装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5535868A (ja)
JP (1) JPH0754872A (ja)
DE (1) DE4429695C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10080299B2 (en) 2012-01-04 2018-09-18 Inktec Co., Ltd. Manufacturing method of double sided printed circuit board

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3801742B2 (ja) * 1997-08-15 2006-07-26 臼井国際産業株式会社 温度感応型ファン・ドライブ
US5975265A (en) * 1998-06-24 1999-11-02 Behr America, Inc. Fabrication of fluid coupling
JP2001012511A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Unisia Jecs Corp 流体継手

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3363734A (en) * 1962-09-17 1968-01-16 Eaton Yale & Towne Temperature responsive fluid clutch
US4606445A (en) * 1984-09-19 1986-08-19 Eaton Corporation Fluid coupling device with improved fluid cooling capability
DE3439794A1 (de) * 1984-10-31 1986-04-30 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Viskoluefterkupplung mit verbessertem kaltstartverhalten
JPS6231726A (ja) * 1985-07-31 1987-02-10 Hino Motors Ltd 自動車のフアンクラツチ
JP2536504B2 (ja) * 1987-01-23 1996-09-18 アイシン精機株式会社 粘性流体継手
JPH0531294Y2 (ja) * 1987-12-28 1993-08-11
JPH0623784Y2 (ja) * 1988-09-29 1994-06-22 アイシン精機株式会社 粘性流体継手
JPH0356328A (ja) * 1989-07-24 1991-03-11 Canon Inc 給紙装置
JPH03114635A (ja) * 1989-09-29 1991-05-15 Nippon Steel Corp メタラジー特性を利用した鋳片の案内方法
JPH03114635U (ja) * 1990-03-06 1991-11-26
JP2898394B2 (ja) * 1990-11-06 1999-05-31 臼井国際産業株式会社 感温型流体式ファン・カップリング装置
JP2576962Y2 (ja) * 1990-11-09 1998-07-23 アイシン精機株式会社 粘性流体継手装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10080299B2 (en) 2012-01-04 2018-09-18 Inktec Co., Ltd. Manufacturing method of double sided printed circuit board

Also Published As

Publication number Publication date
DE4429695A1 (de) 1995-03-02
DE4429695C2 (de) 1998-05-14
US5535868A (en) 1996-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2554862Y2 (ja) 温度感応型流体式ファン・カップリング装置
JPS63152732A (ja) 温度感応型流体式フアン・カツプリング装置
JPH04175520A (ja) 感温型流体式ファン・カップリング装置
JP3567643B2 (ja) ビスカスヒータ
US5070980A (en) Viscous fluid coupling
US4469209A (en) Viscous fluid coupling device
JPH0754872A (ja) 粘性流体継手装置
US5119921A (en) Baffle wall for a cover of a viscous fluid clutch and method
CA1335557C (en) Fan drive clutch for internal combustion engine
JP3221631B2 (ja) 温度感応型流体式ファン・カップリング装置
JPH04105641U (ja) 流体継手
JPH07103259A (ja) 粘性流体継手装置
JPH0558832U (ja) 可変容量ウォータポンプ
JPH0338509Y2 (ja)
JP2922031B2 (ja) 自動車用冷却装置
US6336538B1 (en) Fluid coupling
JP3304528B2 (ja) 粘性流体継手装置
JP2532278Y2 (ja) 流体継手
JPH07279995A (ja) 温度感応型流体式ファン・カップリング装置
JP2555194Y2 (ja) 流体継手
JP3221632B2 (ja) 温度感応型流体式ファン・カップリング装置
KR960015719B1 (ko) 엔진의 냉각팬 회전제어용 유체식 팬 커플링 장치
JPH10131992A (ja) 粘性流体継手装置
JPH0317064Y2 (ja)
JPH0324906Y2 (ja)