JPH0754831A - 内燃機関の潤滑油供給装置 - Google Patents

内燃機関の潤滑油供給装置

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JPH0754831A
JPH0754831A JP20085493A JP20085493A JPH0754831A JP H0754831 A JPH0754831 A JP H0754831A JP 20085493 A JP20085493 A JP 20085493A JP 20085493 A JP20085493 A JP 20085493A JP H0754831 A JPH0754831 A JP H0754831A
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JP
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lubricating oil
oil
passage
cooling
internal combustion
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JP20085493A
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Shunichi Aoyama
俊一 青山
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランクピン部のシャフト中心側の摺動面の
冷却効果を高める。 【構成】 ピストンの往復動をコネクティングロッドを
介して回転に変換するクランクシャフト10を有する内
燃機関において、クランクシャフト10にシャフト10
の主軸受側からクランクピン部23〜26のコネクティ
ングロッド摺動面に潤滑油を供給する潤滑用の油路28
を形成すると共に、この潤滑用油路28とは別にシャフ
ト10の主軸受側からクランクピン部23〜26のシャ
フト中心側のコネクティングロッド摺動面に近い部分を
通って大気圧に開放する冷却用の油路30を形成し、こ
の冷却用油路30への供給油量を増減する潤滑油制御機
構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関のクランク
シャフトに潤滑油を供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランクシャフトには、メイ
ンギャラリからシャフトの主軸受に供給された潤滑油
を、シャフトの内部を通してクランクピン部分に送り込
むオイル通路が形成され、主軸受部分ならびにコネクテ
ィングロッド(コンロッド)を装着するクランクピン摺
動面の潤滑が行われる。
【0003】この潤滑によって冷却も行われるのである
が、そのクランクピン摺動面の温度特性を図8のような
測定装置(熱電対2,3をクランクピン1の摺動面中央
に埋め込んである)によって測定してみると、図9のよ
うに機関の回転数と共に急激に上昇し、特にクランクピ
ン1の内側つまりクランクシャフト4の中心側の摺動面
5の温度上昇が大となっている。
【0004】この理由は、機関の高回転時には、ピスト
ン、コンロッド等の慣性力が回転数の2乗に比例して増
大するため、クランクピン1の内側に荷重がかかる割合
が大となり、潤滑油膜が薄くなり、発熱が増加すると共
に、冷却作用も果している潤滑油のクランクピン1の内
側への供給量が制約されることによる。
【0005】コンロッドの軸受メタルの耐久性は温度へ
の依存度が高く、クランクピン1の内側の温度レベルに
よって、回転数の上限が決められたり、あるいはオイル
クーラ等の装着が必要とされ、クランクピン1の内側の
温度レベルが潤滑性能を確保する上でのポイントとなっ
ている。
【0006】そこで、このクランクピンの内側部分の冷
却を強化するものとして、例えば実開昭63ー2891
3号公報に示されたように、クランクピン部分に潤滑油
を送るオイル通路をクランクピンの内側(クランクシャ
フトの中心側)の摺動面近くに設けて、摺動面に潤滑油
を供給すると共に、クランクピンの内側を冷却するよう
にしたものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例にあっては、オイル通路を流れる潤滑油によ
ってそれなりの冷却効果はあるが、コンロッド側とのわ
ずかな隙間(例えば50ミクロン程度)から摺動面に流
出されるつまり洩れる油量だけでは、実際オイル通路を
流れる潤滑油量も少なく、このためクランクピンの内側
の冷却効果に限界があった。
【0008】この場合、冷却効果を増大させようとし
て、オイル通路を流れる潤滑油量を増やすように摺動面
の隙間を拡大したのでは、軸受メタルの打音の問題がト
レードオフとして発生してくる。
【0009】この発明は、クランクピンのシャフト中心
側の摺動面を的確に冷却できる潤滑油供給装置を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ピストン
の往復動をコネクティングロッドを介して回転に変換す
るクランクシャフトを有する内燃機関において、クラン
クシャフトにシャフトの主軸受側からクランクピン部の
コネクティングロッド摺動面に潤滑油を供給する潤滑用
の油路を形成すると共に、この潤滑用油路とは別にシャ
フトの主軸受側からクランクピン部のシャフト中心側の
コネクティングロッド摺動面に近い部分を通って大気圧
に開放する冷却用の油路を形成し、この冷却用油路への
供給油量を増減する潤滑油制御機構を設ける。
【0011】第2の発明は、前記潤滑用油路に潤滑油を
導く供給路および冷却用油路に潤滑油を導く供給路を、
それぞれクランクシャフトの複数の異なる主軸受に別々
に設ける。
【0012】第3の発明は、コネクティングロッドを4
個、クランクシャフトの主軸受を5個有する4気筒内燃
機関の場合に、端から偶数番目に位置する主軸受に冷却
用油路に潤滑油を導く供給路を設ける。
【0013】第4の発明は、前記潤滑油制御機構が、機
関の高回転時に冷却用油路への供給油量を増大するよう
に構成する。
【0014】第5の発明は、前記潤滑油制御機構が、機
関駆動のオイルポンプの吐出圧に応動して冷却用油路に
潤滑油を導く供給路を開く構成にする。
【0015】
【作用】第1の発明によると、潤滑用油路から供給され
る潤滑油によって、クランクピン部の摺動面(コネクテ
ィングロッド摺動面)の潤滑、冷却が行われ、冷却用油
路を流れる潤滑油によって、クランクピン部のシャフト
中心側の摺動面の冷却が行われると共に、その冷却用油
路が潤滑油路と別系統に形成されかつ大気圧に開放され
ているので、冷却用油路への供給油量にしたがって冷却
用油路に十分量の潤滑油を流すことができ、これによっ
て熱負荷の大きいクランクピン部のシャフト中心側の摺
動面が的確に冷却される。
【0016】第2の発明では、潤滑用油路に潤滑油を導
く供給路および冷却用油路に潤滑油を導く供給路を、そ
れぞれクランクシャフトの複数の異なる主軸受に別々に
設けることで、潤滑用油路、冷却用油路が容易に形成さ
れる。
【0017】この場合、供給路からの潤滑油によって主
軸受部分の潤滑が行われると共に、潤滑油が主軸受部分
の熱によって加温されるが、第3の発明では、コネクテ
ィングロッドを4個、クランクシャフトの主軸受を5個
有する4気筒内燃機関の場合に、端から偶数番目に位置
する主軸受につまり比較的負荷条件の軽い主軸受に冷却
用油路への供給路を設けることで、潤滑油がそれほど加
温されずに適正温度で冷却用油路に供給される。
【0018】第4の発明では、機関の高回転時に潤滑油
制御機構によって冷却用油路への供給油量が増大される
ので、クランクピン部のシャフト中心側の摺動面の温度
上昇が確実に防止される第5の発明のように、潤滑油制
御機構を機関駆動のオイルポンプの吐出圧に応動して供
給路を開く構造にすれば、冷却用油路への油量制御を機
械的に行える。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1〜図3は4気筒エンジンの例を示すも
ので、クランクシャフト10は#1〜#5のジャーナル
部11〜15をそれぞれ#1〜#5の主軸受16〜20
によって支持されている。
【0021】#1〜#5の各主軸受16〜20の軸受メ
タル内周面には、所定の溝形状の全周グルーブ21が形
成されている。
【0022】クランクシャフト10の#1,#3,#5
のジャーナル部11,13,15には、#1,#3,#
5の主軸受16,18,20のグルーブ21に開口する
油穴22が形成され、コネクティングロッド(コンロッ
ド)48が装着される#1〜#4のクランクピン部23
〜26には、所定の位置にてピン外周面(摺動面)に開
口する油穴27が形成される。
【0023】#1のジャーナル部11の油穴22は内側
の#1のクランクピン部23の油穴27に、#3のジャ
ーナル部13の油穴22は両側の#2,#3のクランク
ピン部24,25の油穴27に、#5のジャーナル部1
5の油穴22は内側の#4の油穴27に接続され、それ
ぞれピン外周面への潤滑用油路28が形成される。
【0024】クランクシャフト10の#2,#4のジャ
ーナル部12,14には、#2,#4の主軸受17,1
9のグルーブ21に開口する油穴29が2つずつ所定の
対称位置に形成される。
【0025】#2のジャーナル部12の片方の油穴29
に続いて、#1のクランクピン部23のシャフト中心側
のピン外周面近くを通る冷却用の油路が、その他方の油
穴29に続いて、#2のクランクピン部24のシャフト
中心側のピン外周面近くを通る冷却用の油路が形成さ
れ、#4のジャーナル部14の片方の油穴29に続い
て、#3のクランクピン部25のシャフト中心側のピン
外周面近くを通る冷却用の油路が、その他方の油穴29
に続いて、#4のクランクピン部26のシャフト中心側
のピン外周面近くを通る冷却用の油路が形成される。
【0026】これらの冷却用油路30の下流端31はシ
ャフト10外部に開口される。冷却用油路30と潤滑用
油路28とは交差しないように設けられる。
【0027】一方、#1〜#5の主軸受16〜20に
は、主軸受16〜20を通してそれぞれグルーブ21に
潤滑油を送る供給路32,33が形成される。
【0028】図4はこれらの供給路32,33にオイル
ポンプ34から潤滑油を送る潤滑油制御機構で、オイル
ポンプ34はエンジンにより駆動され、オイルポンプ3
4の吐出側のオイル通路に油圧供給制御弁35が介装さ
れる。47はオイルパンである。
【0029】油圧供給制御弁35の第1オイル供給通路
36が、#1,#3,#5の主軸受16,18,20に
形成された供給路32ならびに#2,#4の主軸受1
7,19に形成された供給路33に、それぞれ所定のオ
リフィス37,38を介して接続される。また、油圧供
給制御弁35の第2オイル供給通路39が、#2,#4
の主軸受17,19に形成された供給路33に、所定の
オリフィス40を介して接続される。
【0030】油圧供給制御弁35には、図5のように常
開の第1オイル供給孔41(第1オイル供給通路36に
つながる)と、圧力に応動する弁体42によって開閉さ
れる第2オイル供給孔43(第2オイル供給通路39に
つながる)および第1リリーフ孔44、第2リリーフ孔
45が設けられる。
【0031】オイルポンプ34の吐出量がそれほど多く
ないときは、第1オイル供給孔41のみが開かれ、潤滑
油が第1オイル供給通路36に送られる。この場合、オ
イルポンプ34の吐出量が増え、吐出圧が高くなってく
ると、弁体42がスプリング46に抗して後退して第1
リリーフ孔44が開かれることで、吐出圧が所定圧に維
持される。
【0032】そして、さらにオイルポンプ34の吐出量
が増え、吐出圧が設定値を越えてくると、さらに弁体4
2がスプリング46に抗して後退して第2オイル供給孔
43が開かれ(第1リリーフ孔44は閉じられる)、潤
滑油が第2オイル供給通路39にも送られる。この場
合、吐出圧が設定上限圧を越えるようなときは、図6の
ように第1リリーフ孔44と共に第2リリーフ孔45が
開かれ、その設定圧に維持される。
【0033】即ち、エンジンの回転が低く、オイルポン
プ34の吐出量が所定値以下のときは、潤滑油が第1オ
イル供給通路36に供給され、エンジンの回転が高くな
り、オイルポンプ34の吐出量が所定値を越えてくる
と、第1、第2オイル供給通路36,39の双方に潤滑
油が供給される。
【0034】なお、第1オイル供給通路36から潤滑油
はエンジンの動弁系にも送られるようになっている。
【0035】このような構成により、エンジンの回転が
低いときは、オイルポンプ34からの潤滑油が油圧供給
制御弁35を介して第1オイル供給通路36から供給路
32、33に送られる。
【0036】供給路32に送られた潤滑油は、#1,#
3,#5の主軸受16,18,20のグルーブ21に導
かれ、主軸受部を潤滑すると共に、そのグルーブ21に
通じるクランクシャフト10のジャーナル部11,1
3,15の油穴22から潤滑用油路28に流入して、ク
ランクピン部23〜26の油穴27からピン外周面に供
給され、コンロッドとの摺動面を潤滑する。
【0037】供給路33に送られた潤滑油は、#2,#
4の主軸受17,19のグルーブ21に導かれ、主軸受
部を潤滑すると共に、そのグルーブ21に通じるクラン
クシャフト10のジャーナル部12,14の油穴29か
ら、クランクピン部23〜26のシャフト中心側のピン
外周面近くに形成された冷却用油路30を流れ、シャフ
ト外部に排出する。これにより、クランクピン部23〜
26のシャフト中心側の摺動面を冷却する。
【0038】この場合、エンジンの回転が低いときは、
オイルポンプ34からの潤滑油が油圧供給制御弁35を
介して第1オイル供給通路36から供給路32、33に
送られるが、エンジンの回転が所定値以上に高くなる
と、オイルポンプ34からの潤滑油が油圧供給制御弁3
5を介して第2オイル供給通路39にも送られ、第2オ
イル供給通路39からも供給路33に送られる。即ち、
エンジンの高回転時には図7のように供給路33への潤
滑油量が増大される。
【0039】この潤滑油量の増大により、#2,#4の
主軸受17,19のグルーブ21からクランクシャフト
10のジャーナル部12,14の油穴29に流入する潤
滑油が増量されると共に、その冷却用油路30の下流端
31が大気圧に開放されていることによって、クランク
ピン部23〜26のシャフト中心側のピン外周面近くに
形成された冷却用油路30を流れる潤滑油が十分に増量
されるのである。
【0040】これにより、エンジンの高回転時にも、ク
ランクピン部23〜26のシャフト中心側の摺動面を的
確に冷却することができ、その温度レベルを良好な状態
に保つことができ、したがって潤滑用油路28からの潤
滑油によるクランクピン部23〜26の潤滑性も向上す
る。
【0041】一方、潤滑用油路28に潤滑油を導く供給
路32および冷却用油路30に潤滑油を導く供給路33
を、異なる主軸受16,18,20および17,19に
形成するので、潤滑用油路28、冷却用油路30および
供給路32,33の形成が容易になると共に、主軸受1
6〜20のグルーブ21を介しての潤滑用油路28、冷
却用油路30への潤滑油の導入を容易に行える。
【0042】また、主軸受を5個有する4気筒エンジン
の場合、端から偶数番目の主軸受につまり比較的負荷の
軽い#2,#4の主軸受17,19に冷却用油路30へ
の供給路33を設けるので、潤滑油による良好な冷却作
用を維持できる。即ち、冷却用油路30に導かれる潤滑
油は、主軸受部の熱を受けるが、#2,#4の主軸受1
7,19では負荷が軽い分、潤滑油が受ける熱が少な
く、それほど加温されずに潤滑油が冷却用油路30に供
給される。
【0043】また、冷却用油路30への油量制御を、オ
イルポンプ34の吐出圧に応動する油圧供給制御弁35
によって機械的に行うため、制御回路等が不要であり、
低コストを実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように第1の発明は、ピストンの
往復動をコネクティングロッドを介して回転に変換する
クランクシャフトを有する内燃機関において、クランク
シャフトにシャフトの主軸受側からクランクピン部のコ
ネクティングロッド摺動面に潤滑油を供給する潤滑用の
油路を形成すると共に、この潤滑用油路とは別にシャフ
トの主軸受側からクランクピン部のシャフト中心側のコ
ネクティングロッド摺動面に近い部分を通って大気圧に
開放する冷却用の油路を形成し、この冷却用油路への供
給油量を増減する潤滑油制御機構を設けたので、潤滑用
油路からの潤滑油によりクランクピン部の摺動面の潤
滑、冷却を行う一方、冷却用油路に十分量の潤滑油を流
して熱負荷の大きいクランクピン部のシャフト中心側の
摺動面を的確に冷却できる。
【0045】第2の発明は、この場合潤滑用油路に潤滑
油を導く供給路および冷却用油路に潤滑油を導く供給路
を、クランクシャフトの複数の異なる主軸受に設けるの
で、各油路、供給路の形成が容易になる。
【0046】第3の発明は、コネクティングロッドを4
個、クランクシャフトの主軸受を5個有する4気筒内燃
機関の場合に、端から偶数番目に位置して比較的負荷の
軽い主軸受に冷却用油路に潤滑油を導く供給路を設ける
ことで、主軸受の熱によってそれほど加温されない適正
温度の潤滑油を冷却用油路に供給できる。
【0047】第4の発明は、機関の高回転時に冷却用油
路への供給油量を増大することで、クランクピン部のシ
ャフト中心側の摺動面を確実に冷却することができ、機
関の高回転時にその温度レベルを良好な状態に保つこと
ができる。
【0048】第5の発明は、機関駆動のオイルポンプの
吐出圧に応動して冷却用油路に潤滑油を導く供給路を開
くことで、機械的に冷却用油路への油量制御を行うの
で、低コストを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のクランクシャフトの断面図である。
【図2】主軸受を含む部分断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う部分断面図である。
【図4】潤滑油制御機構の構成図である。
【図5】油圧供給制御弁の断面図である。
【図6】油圧供給制御弁の動作状態を示す断面図であ
る。
【図7】潤滑油の供給量の特性図である。
【図8】クランクピン摺動面の温度測定図である。
【図9】従来のクランクピン摺動面の温度特性図であ
る。
【符号の説明】
10 クランクシャフト 11〜15 ジャーナル部 16〜20 主軸受 21 グルーブ 22 油穴 23〜26 クランクピン部 27 油穴 28 潤滑用油路 29 油穴 30 冷却用油路 32,33 供給路 34 オイルポンプ 35 油圧供給制御弁 36 第1オイル供給通路 39 第2オイル供給通路 48 コネクティングロッド(コンロッド)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの往復動をコネクティングロッ
    ドを介して回転に変換するクランクシャフトを有する内
    燃機関において、クランクシャフトにシャフトの主軸受
    側からクランクピン部のコネクティングロッド摺動面に
    潤滑油を供給する潤滑用の油路を形成すると共に、この
    潤滑用油路とは別にシャフトの主軸受側からクランクピ
    ン部のシャフト中心側のコネクティングロッド摺動面に
    近い部分を通って大気圧に開放する冷却用の油路を形成
    し、この冷却用油路への供給油量を増減する潤滑油制御
    機構を設けたことを特徴とする内燃機関の潤滑油供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記潤滑用油路に潤滑油を導く供給路お
    よび冷却用油路に潤滑油を導く供給路を、それぞれクラ
    ンクシャフトの複数の異なる主軸受に別々に設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の潤滑油供給装
    置。
  3. 【請求項3】 コネクティングロッドを4個、クランク
    シャフトの主軸受を5個有する4気筒内燃機関におい
    て、端から偶数番目に位置する主軸受に冷却用油路に潤
    滑油を導く供給路を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の内燃機関の潤滑油供給装置。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油制御機構は、機関の高回転時
    に冷却用油路への供給油量を増大することを特徴とする
    請求項1または2に記載の内燃機関の潤滑油供給装置。
  5. 【請求項5】 前記潤滑油制御機構は、機関駆動のオイ
    ルポンプの吐出圧に応動して冷却用油路に潤滑油を導く
    供給路を開くことを特徴とする請求項1または4に記載
    の内燃機関の潤滑油供給装置。
JP20085493A 1993-08-12 1993-08-12 内燃機関の潤滑油供給装置 Pending JPH0754831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162921A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の軸受給油構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162921A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の軸受給油構造

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