JPH0753880B2 - 皮革粉含有樹脂組成物、皮革様成形品及び皮革様成形品の製造方法 - Google Patents

皮革粉含有樹脂組成物、皮革様成形品及び皮革様成形品の製造方法

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JPH0753880B2
JPH0753880B2 JP1300786A JP30078689A JPH0753880B2 JP H0753880 B2 JPH0753880 B2 JP H0753880B2 JP 1300786 A JP1300786 A JP 1300786A JP 30078689 A JP30078689 A JP 30078689A JP H0753880 B2 JPH0753880 B2 JP H0753880B2
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和久 金田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の車両の内装材、例えばハンドルグ
リップなどに使用される皮革粉含有樹脂組成物に関す
る。本発明はまた、この皮革粉含有樹脂組成物を用いて
得られる皮革様成形品及びその好適な製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂として直鎖状低密度ポリエチレンやポリウ
レタンを単独で成形しハンドルグリップ等のグリップ用
材料として用いることができる。しかし、この場合、成
形品の吸湿性は十分でなく、グリップを握った手に汗を
かき易く、その汗で成形品と表面がべとつくなどの実用
上の支障がある。
そこで、熱可塑性樹脂に皮革粉末を混入することが行わ
れている。例えば、天然皮革粉末と熱可塑性樹脂などの
結合材とを混合一体化せしめてなる擬天然皮革が、特開
昭53−121902号公報に記載されている。ここでは熱可塑
性樹脂としてポリウレタン等が挙げられている。
また、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂と乾燥皮革粉の微細
粉末(プロテインパウダー)を混入した皮革様成形品及
びその成形用ペレットが、特開昭63−11311号公報及び
特開昭63−152698号公報に記載されている。これらは天
然皮革を微粉状とした後に熱可塑性樹脂生地中にとりこ
んだ皮革様成形品であり、天然皮革の粉砕工程において
天然皮革の蒸気加熱工程を付加し、皮革組織が融解しな
い範囲内における加熱膨潤による蛋白組成の変化をもた
らすようにした皮革様成形品の成形用ペレットである。
しかし、これらの擬天然皮革や皮革様成形品では、合成
樹脂と皮革粉末を混練する場合、事前に皮革粉末を乾燥
していても混練温度が200℃近くになると悪臭が発生
し、得られるペレットや成形品からも悪臭がする。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、合成樹脂と皮革粉末の混練時の組成物及び混
練後の組成物の悪臭を低減した皮革粉含有樹脂組成物を
提供しようとするものである。本発明はまた、この皮革
粉含有樹脂組成物を用いて吸湿性、外観性に優れた皮革
様成形品を提供しようとするものである。本発明は更
に、その皮革様成形品の好適な製造方法を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意研究を重ね
た結果、特定の動物皮革粉末と特定の熱可塑性樹脂から
なる皮革粉含有樹脂組成物を用いることにより、その目
的が達成されることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
すなわち本発明は、常温の水で10分間抽出したときの減
量が5wt%以下であり平均粒径が250μm以下である動物
皮革粉末10〜60wt%と成形可能温度が200℃以下の熱可
塑性樹脂90〜40wt%とからなる皮革粉含有樹脂組成物を
提供するものである。
本発明はまた、上記皮革粉含有樹脂組成物を200℃以下
の温度で成形してなる皮革様成形品を提供するものであ
る。
本発明の皮革粉含有樹脂組成物は動物皮革粉末と熱可塑
性樹脂とからなる。
本発明に用いられる動物皮革粉末(プロテインパウダ
ー)は、常温の水で10分間抽出したときの減量が5wt%
以下であり、平均粒径が250μm以下のものである。常
温の水で10分間抽出したときの減量が5wt%を超える
と、熱可塑性樹脂との加熱混練時に悪臭が著しく発生す
る。また得られる皮革粉含有組成物及び皮革様成形品で
も悪臭が著しい。また平均粒径が250μmを超えると、
皮革粉末の分散不良により成形品の表面が荒れ、外観不
良となる。
ここで、皮革粉末の常温の水による抽出は、第1図に示
すフローチャートに従って行う。
すなわち、先ず皮革粉末を通常110〜130℃、好ましくは
115〜125℃で2時間以上乾燥させる。この乾燥された皮
革粉末を1g計量する。また純水を通常100g計量する。純
水の量は均一な撹拌のため乾燥皮革粉末1g当たり50〜20
0gとすることが好ましく、特に80〜120gが好ましい。多
すぎると煮沸に時間がかかりすぎる。次いで、上記の皮
革粉を上記の純水に入れ、10分間撹拌する。その後、濾
紙5Cを用いて濾過する。このとき容器に皮革粉末が残ら
ないように純水を追加して流すことが好ましい。濾液を
沸石入りのガラス容器に採取し、このガラス容器を約10
0℃で加熱し、煮沸する。煮沸は使用した純水の量に応
じて、純水が蒸発するまで行う。通常1時間、好ましく
は30分〜2時間行う。次いで、得られた抽出物を110〜1
30℃で約1時間乾燥する。更に、デシエータ中で十分容
器が冷却するように、室温に放置して通常30分〜2時間
冷却する。そして、得られた乾燥後の抽出物の重量を測
定する。この抽出物の重量のもとの皮革粉末の重量(1
g)に対する割合が、常温の水で10分間抽出したときの
減量である。なお、ここでは撹拌時間を10分間とした
が、5〜20分としてもよい。
このような動物皮革粉末は、例えば、皮革シェービング
屑を原料として用い、その粗砕品を約20分間常温の水で
水洗処理することにより、好適に得ることができる。
第2図は一般の製革工程を示すフローチャートである。
原料となる皮革シェービング屑は、第2図のなめし工程
中のシェービングで得られる。皮革シェービング屑とし
ては、牛皮や豚皮等のなめし工程で得られるシェービン
グ屑が好適に使用される。
また、本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、成形可能温
度が200℃以下のものである。成形可能温度が200℃以下
であると、この樹脂と上記動物皮革粉末からなる皮革粉
含有樹脂組成物を成形する際に皮革粉末が分解を起こさ
ない。
このような熱可塑性樹脂としては、直鎖状低密度ポリエ
チレン(L−LDPE)、ポリウレタン、ポリブテン−1、
高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、
塩化ビニル樹脂(PVC)、低密度ポリエチレン(LDPE)
などが挙げられる。これらの中で直鎖状低密度ポリエチ
レン(L−LDPE)又はウレタンエラストマー等のポリウ
レタンが特に好ましい。
本発明の皮革粉含有樹脂組成物は、上記の動物皮革粉末
10〜60wt%と上記の熱可塑性樹脂90〜40wt%からなる。
動物皮革粉末が10wt%未満であると吸放湿性能が十分に
得られず、この組成物から得られる成形品は表面がべと
ついて不良品となる。また60wt%を超えると得られる成
形品は表面が荒れ不良品となる。
上記の皮革粉含有樹脂組成物には必要に応じ難白化改質
材を添加してもよい。難白化改質材としては、例えば、
無水マレイン酸を用いた変性オレフィン樹脂のように、
樹脂とフィラーの皮革粉末との界面親和性向上のための
接着性バインダーが好適に用いられる。添加量は熱可塑
性樹脂と皮革粉末の合計100重量部に対して通常15重量
部以下、特に3〜10重量部が好ましい。15重量部を超え
ると得られる成形品の外観が悪くなることがある。
本発明の皮革様成形品は、上記皮革粉含有樹脂組成物を
200℃以下の温度で成形してなるものである。
本発明の皮革様成形品は、以下の方法により好適に製造
することができる。
すなわち、常温の水で10分間抽出したときの減量が5wt
%以下であり平均粒径が250μm以下である動物皮革粉
末10〜60wt%と成形可能温度が200℃以下の熱可塑性樹
脂90〜40wt%からなる皮革粉含有樹脂組成物を、混練し
造粒した後に200℃以下の温度で成形する。
先ず、前記の皮革粉含有樹脂組成物を混練する。熱可塑
性樹脂40〜90wt%と皮革粉末60〜10wt%を押出機やバン
バリーミキサー等により混練して均一に混合させること
が好ましい。ここで熱可塑性樹脂は混練と同時に又は予
め溶融させることが好ましい。また皮革粉末は予め乾燥
させ、その水分含有量が3wt%以下であることが好まし
い。皮革粉末の水分含有量が3wt%を超えると混練物に
気泡が発生したり皮革粉末の加水分解が起こったりし
て、得られる成形品の強度が低下する場合がある。乾燥
は例えば120℃で2時間以上行うとよい。このように乾
燥させた皮革粉末を使用することにより、混練中及び混
練後の組成物の悪臭を低減することができる。
この混練の際、皮革粉含有樹脂組成物に所望に応じて難
白化改質材を添加してもよい。この難白化改質材の添加
により、この組成物から得られる成形品が折れ曲げ白化
し難くなる。
次に、得られた混練物をペレタイザー等によりペレット
化するなどして、造粒する。
次いで、混練、造粒して得られた粒状の皮革粉含有樹脂
組成物を予備乾燥することが好ましい。粒状の皮革粉含
有樹脂組成物に混合されている皮革粉末が水分により成
形時に加水分解劣化するのを防止するため、予備乾燥す
る。成形時の皮革粉末の加水分解劣化を防ぐことによ
り、成形中の組成物及び成形品の悪臭を更に低減するこ
とができる。
予備乾燥は粒状の皮革粉含有樹脂組成物の水分含有量が
1wt%以下になるように行えばよい。1wt%を超えると得
られる成形品の強度が低下するのみならず、成形品の表
面にシルバーストリークが発生し不良品となることがあ
る。100〜120℃で5〜12時間予備乾燥することが好まし
い。
次いで、粒状の皮革粉含有樹脂組成物を200℃以下の温
度で成形する。成形には通常の射出成形機、押出成形
機、回転成形機等を使用することがきる。例えば、予備
乾燥されたままの粒状の皮革粉含有樹脂組成物を射出成
形機のホッパーに投入し、可塑化したのち金型内に注入
し、所望の皮革様成形品とする。あるいは予備乾燥した
粒状の皮革粉含有樹脂組成物を押出成形機により可塑化
しダイスを通して押出シート状又は中空状の皮革様成形
品としたり、回転成形機を用いて所望の皮革様成形品と
したりする。このとき、成形温度は200℃以下、好まし
くは160〜200℃とする。200℃を超えると皮革粉含有樹
脂組成物中の皮革粉末の分解が起こり、成形品の強度が
低下するのみならず、悪臭が発生する。
以上、本発明により得られる皮革様成形品は悪臭が少な
く、吸湿性に優れて表面のべとつきがなく、表面の荒れ
のない外観性にも優れたものである。また、その製造過
程においても、悪臭の発生が少ない。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)として出光石油
化学(株)製モアテック1018Tと乾燥した平均粒径200μ
mの動物皮革粉末(プロテインパウダー)を90wt%と10
wt%の割合で配合し皮革粉含有樹脂組成物とした。この
組成物をスクリュー径が50mmの単軸押出機により185℃
で混練し押出して、ペレット化した。ここで用いた皮革
粉末は、牛皮をなめす工程中のシェービング工程で得ら
れるシェービング屑の粗砕品を約20分間常温の水で水洗
処理を行って得られたもので、これは常温の水で10分間
抽出したときの減量が4.5%であった。
次いで、このペレットを120℃、5時間の予備乾燥後、
射出成形機で185℃で成形し、皮革様成形品(100mm×10
0mm×3mm)を得た。
本実施例では、ペレット化以前のストランド周辺の悪臭
及びペレットの悪臭は軽微であった。また成形品の悪臭
も軽微であった。成形品の外観、吸湿性は優れていた。
また、JIS K7113の厚さ3mmの強度、伸び測定用サンプ
ルを中央で折り曲げたとき、白化はみられなかった。
実施例2及び3 実施例1におけるL−LDPEと皮革粉末の割合を70wt%と
30wt%及び40wt%と60wt%に変え、ペレット化及び射出
成形は実施例1と同様に行って、皮革様成形品を得た。
悪臭に関しては実施例1の結果とほとんど同じであっ
た。また成形品の外観、吸湿性は優れていた。折り曲げ
時の白化を調べると、わずかに白化がみられた。
実施例4及び5 実施例2及び3におけるL−LDPEの代わりに熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー(武田バーディシェウレタン工
業製 エラトンストランC80A10)を用いた。実施例2及
び3と同様の混合割合とし実施例1と同様の方法でペレ
ット化、射出成形を行って、皮革様成形品を得た。
悪臭に関しては実施例1の結果とほとんど同じであっ
た。また成形品の外観、吸湿性は実施例2及び3と同様
に優れていた。折り曲げ時の白化がわずかにみられた。
実施例6 実施例2と同様のL−LDPE70wt%と皮革粉末30wt%から
なる組成物100重量部に、難白化改質材として5重量部
の接着性樹脂(出光石油化学(株)製ポリタックH−62
00P)を添加し、実施例1と同様の方法でペレット化、
射出成形を行って、皮革様成形品を得た。
悪臭に関しては実施例2の結果とほとんど同じであっ
た。しかし実施例2でみられた成形品の折り曲げ時の白
化は生じ難くなった。
実施例7 実施例2における平均粒径200μmの皮革粉末の代わり
に平均粒径が50μmのものを用いて、その他は実施例2
と同様にして皮革様成形品を得た。
結果は実施例2の結果とほとんど同じであった。
比較例1 L−LDPE(出光石油化学(株)製モアテック1018T)と
乾燥した平均粒径200μmの動物比較粉末を30wt%と70w
t%の割合で配合し比較粉含有樹脂組成物とした。この
組成物を50mm単軸押出機により185℃で混練し押出し
て、ペレット化した。ここで用いた皮革粉末の常温の水
で10分間抽出したときの減量は4.5%であった。
次いで、このペレットを120℃、5時間の予備乾燥後、
射出成形機で185℃で成形し、皮革様成形品(100mm×10
0mm×3mm)を得た。
このとき、ペレット及び成形品は同様に悪臭がした。ま
た成形品の外観は悪く、折り曲げ時の白化も激しかっ
た。
比較例2及び3 常温の水で10分間抽出したときの減量が15%である動物
皮革粉末を用いた。L−LDPE(出光石油化学(株)製
モアテック1018T)と乾燥した平均粒径200μmの動物皮
革粉末を90wt%と10wt%及び40wt%と60wt%の割合と
し、ペレット化、射出成形を実施例1と同様にして、皮
革様成形品(100mm×100mm×3mm)を得た。
このとき、ペレット化以前のストランド雰囲気、ペレッ
ト及び成形品は同様に激しい悪臭がした。
比較例4及び5 平均粒径が300μmの動物皮革粉末を用いた。L−LDPE
(出光石油化学(株)製 モアテック1018T)と乾燥し
た平均粒径300μmの動物皮革粉末を90wt%と10wt%及
び70wt%と30wt%の割合とし、ペレット化、射出成形を
実施例1と同様にして、皮革様成形品(100mm×100mm×
3mm)を得た。用いた皮革粉末の常温の水で10分間抽出
したときの減量は4.5%であった。
このとき、悪臭に関しては実施例1の結果とほぼ同様で
あり軽微であった。しかし、成形品の表面が荒れ、外観
不良となった。
比較例6 比較例1におけるL−LDPEに代えて実施例4及び5と同
様に熱可塑性ポリウレタンエラストマーを用いた。その
他は皮革例1と同様にして皮革様成形品を得た。
このとき成形品は表面が荒れ、外観不良となった。ま
た、折り曲げ時の白化が激しくみられた。
比較例7及び8 L−LDPE(出光石油化学(株)製モアテック1018T)又
は熱可塑性ポリウレタンエラストマーを樹脂単体で皮革
様成形品を作製した。
悪臭は軽微であったが、吸湿性がほとんど得られなかっ
た。
以上の結果をまとめて第1表に示す。
ここで、吸湿度の測定は23℃、30%RHで12時間状態調節
した80mm×80mm×3mmの成形品を23℃、80%RHの雰囲気
に3時間放置後の重量増加を単位面積当たりに換算した
値を示す。
〔発明の効果〕 本発明によると、合成樹脂と皮革粉末の混練時の組成物
及び混練後の組成物の悪臭を低減した皮革粉含有樹脂組
成物を得ることができる。また、この皮革粉含有樹脂組
成物を用いて吸湿性、外観性に優れた皮革様成形品を得
ることが可能である。更に、本発明の皮革様成形品の製
造方法によると、上記の皮革様成形品を好適に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いる皮革粉末の常温の水による抽
出方法を示すフローチャートである。 第2図は、一般の製革工程を示すフローチャートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 透 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 出光石油 化学株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−152698(JP,A) 特開 昭53−121902(JP,A) 特開 昭63−11311(JP,A) 特開 昭60−215877(JP,A) 特開 平1−256904(JP,A) 特開 平1−197599(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常温の水で10分間抽出したときの減量が5w
    t%以下であり平均粒径が250μm以下である動物皮革粉
    末10〜60wt%と成形可能温度が200℃以下の熱可塑性樹
    脂90〜40wt%からなる皮革粉含有樹脂組成物。
  2. 【請求項2】成形可能温度が200℃以下の熱可塑性樹脂
    が、直鎖状低密度ポリエチレン又はポリウレタンである
    請求項1記載の皮革粉含有樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の皮革粉含有樹脂組成
    物を200℃以下の温度で成形してなる皮革様成形品。
  4. 【請求項4】常温の水で10分間抽出したときの減量が5w
    t以下であり平均粒径が250μm以下である動物皮革粉末
    10〜60wt%と成形可能温度が200℃以下の熱可塑性樹脂9
    0〜40wt%からなる皮革粉含有樹脂組成物を、混練し造
    粒した後に200℃以下の温度で成形することを特徴とす
    る皮革様成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】成形可能温度が200℃以下の熱可塑性樹脂
    が、直鎖状低密度ポリエチレン又はポリウレタンである
    請求項4記載の皮革様成形品の製造方法。
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