JPH05301222A - プラスチック製品のリサイクル方法 - Google Patents
プラスチック製品のリサイクル方法Info
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- JPH05301222A JPH05301222A JP13139192A JP13139192A JPH05301222A JP H05301222 A JPH05301222 A JP H05301222A JP 13139192 A JP13139192 A JP 13139192A JP 13139192 A JP13139192 A JP 13139192A JP H05301222 A JPH05301222 A JP H05301222A
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- Japan
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- plastic
- additive
- recycling
- crushed
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B17/00—Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
- B29B17/0026—Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics by agglomeration or compacting
- B29B17/0042—Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics by agglomeration or compacting for shaping parts, e.g. multilayered parts with at least one layer containing regenerated plastic
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2023/00—Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
- B29K2023/04—Polymers of ethylene
- B29K2023/06—PE, i.e. polyethylene
- B29K2023/0608—PE, i.e. polyethylene characterised by its density
- B29K2023/065—HDPE, i.e. high density polyethylene
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2023/00—Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
- B29K2023/10—Polymers of propylene
- B29K2023/12—PP, i.e. polypropylene
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3044—Bumpers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用済みの熱可塑性プラスチックから物性の
高い再生プラスチック製品が簡単にできるリサイクル方
法の提供。 【構成】 洗浄した使用済みのプラスチックを粉砕し、
粉砕粒を一定の大きさに揃える。プラスチック粉砕粒に
混合する添加剤は所望する添加剤を含有したマスタ−バ
ッチをペレット化する。粉砕粒のプラスチックに希釈の
割合にあわせたマスタ−バッチを混合して成形、加工
し、再生プラスチック製品を形成する。
高い再生プラスチック製品が簡単にできるリサイクル方
法の提供。 【構成】 洗浄した使用済みのプラスチックを粉砕し、
粉砕粒を一定の大きさに揃える。プラスチック粉砕粒に
混合する添加剤は所望する添加剤を含有したマスタ−バ
ッチをペレット化する。粉砕粒のプラスチックに希釈の
割合にあわせたマスタ−バッチを混合して成形、加工
し、再生プラスチック製品を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済み熱可塑性プラ
スチック製品のリサイクル方法に関する。
スチック製品のリサイクル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性プラスチックは流動可能な溶融
温度以上に加熱し、型内に充填して成形する射出成形
法、型を通過させて成形する押出し成形法、および型を
通過させた後にシ−ルして内圧をかけて成形するブロ−
成形法等によって成形した後、再度冷却することにより
所望の形状に容易に加工することができる。さらに、プ
ラスチック素材に安定剤または添加剤を添加して劣化防
止を行うことによって、使用範囲を拡げ、成形、加工の
容易さもあいまって用途が急増している。その結果、使
用済み製品がスクラップとして多量に排出されるように
なった。そこで、近年のゴミの減量対策として使用済み
プラスチック製品のリサイクル化が急務となっており、
リサイクル容易な熱可塑性プラスチックにおいてはリサ
イクルシステムの確立が要求されている。
温度以上に加熱し、型内に充填して成形する射出成形
法、型を通過させて成形する押出し成形法、および型を
通過させた後にシ−ルして内圧をかけて成形するブロ−
成形法等によって成形した後、再度冷却することにより
所望の形状に容易に加工することができる。さらに、プ
ラスチック素材に安定剤または添加剤を添加して劣化防
止を行うことによって、使用範囲を拡げ、成形、加工の
容易さもあいまって用途が急増している。その結果、使
用済み製品がスクラップとして多量に排出されるように
なった。そこで、近年のゴミの減量対策として使用済み
プラスチック製品のリサイクル化が急務となっており、
リサイクル容易な熱可塑性プラスチックにおいてはリサ
イクルシステムの確立が要求されている。
【0003】使用済み熱可塑性プラスチック製品のリサ
イクル(再生化)技術については回収フロ−が確立され
ておらず、現在行われているリサイクル技術は加工工程
で不用となった不用品に対しての再生化である。この場
合の再生化の方法としては、加工済熱可塑性プラスチッ
ク製品の回収→洗浄→粉砕→洗浄→溶融→押出し→切
断、冷却(再ペレット化)→再生ペレット→再生品へ加
工、の順で行われていた。これらの加工工程で不用とな
ったものから形成される再生ペレットは使用による劣化
が少なく、バ−ジンペレットに比べて物性の低下や安定
剤および添加剤の消費が少ない再生ペレットに生まれ変
わっている。
イクル(再生化)技術については回収フロ−が確立され
ておらず、現在行われているリサイクル技術は加工工程
で不用となった不用品に対しての再生化である。この場
合の再生化の方法としては、加工済熱可塑性プラスチッ
ク製品の回収→洗浄→粉砕→洗浄→溶融→押出し→切
断、冷却(再ペレット化)→再生ペレット→再生品へ加
工、の順で行われていた。これらの加工工程で不用とな
ったものから形成される再生ペレットは使用による劣化
が少なく、バ−ジンペレットに比べて物性の低下や安定
剤および添加剤の消費が少ない再生ペレットに生まれ変
わっている。
【0004】しかし、製品となって長時間使用された使
用済み製品から再生品を製造するリサイクルを行う場合
には、回収されたプラスチック素材は熱や光などによる
ポリマ−自体の劣化が進行し、さらに劣化を防止するた
めに添加されていた各種類の添加剤は消耗し、ブリ−ド
アウトしている。このような条件での素材を、加工工程
からでた不用品と同じ工程でリサイクルし、ペレット化
すると、物性の低い、耐久性の乏しい材料ができてしま
う不都合が生じた。
用済み製品から再生品を製造するリサイクルを行う場合
には、回収されたプラスチック素材は熱や光などによる
ポリマ−自体の劣化が進行し、さらに劣化を防止するた
めに添加されていた各種類の添加剤は消耗し、ブリ−ド
アウトしている。このような条件での素材を、加工工程
からでた不用品と同じ工程でリサイクルし、ペレット化
すると、物性の低い、耐久性の乏しい材料ができてしま
う不都合が生じた。
【0005】物性の低下は、(1)市場におけるポリマ
−の酸化劣化、(2)材料を溶融し、再ペレット化する
時点における安定剤あるいは添加剤の減少による劣化、
(3)溶融、再加工による製品化時における添加剤の減
少による劣化、等がある。上記(1)の物性の低下に関
しては、バ−ジン材料との混合によって製品の品質を保
持したり、あるいは物性が低下してもかまわない部品へ
再生させることにより対処することができる。また、上
記(2)、(3)による物性の低下を最小限におさえる
方法として、再生ペレット化する前に添加剤を一定量添
加する方法が特開昭58−107314号公報に開示さ
れている。この方法は、梱包用材、断熱材、緩衝材、自
動車用内装材等に多量に使用されている、ポリオレフイ
ン系熱可塑性樹脂と紙材との複合シ−トの再生方法であ
って、回収した熱可塑性樹脂と紙材との混合体をチップ
状に粉砕し、ポリオレフイン樹脂を加えて混練りし、ペ
レット化する。そして、ポリオレフイン樹脂ペレットと
共に混合して成形機に投入して再製品を成形している。
−の酸化劣化、(2)材料を溶融し、再ペレット化する
時点における安定剤あるいは添加剤の減少による劣化、
(3)溶融、再加工による製品化時における添加剤の減
少による劣化、等がある。上記(1)の物性の低下に関
しては、バ−ジン材料との混合によって製品の品質を保
持したり、あるいは物性が低下してもかまわない部品へ
再生させることにより対処することができる。また、上
記(2)、(3)による物性の低下を最小限におさえる
方法として、再生ペレット化する前に添加剤を一定量添
加する方法が特開昭58−107314号公報に開示さ
れている。この方法は、梱包用材、断熱材、緩衝材、自
動車用内装材等に多量に使用されている、ポリオレフイ
ン系熱可塑性樹脂と紙材との複合シ−トの再生方法であ
って、回収した熱可塑性樹脂と紙材との混合体をチップ
状に粉砕し、ポリオレフイン樹脂を加えて混練りし、ペ
レット化する。そして、ポリオレフイン樹脂ペレットと
共に混合して成形機に投入して再製品を成形している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開示された方
法においては粉砕したチップ状(微紛体)の添加剤を規
定量正確に添加するようなタンク、計量装置、ミキサ−
等が溶融工程の前に必要となった。そこで、本発明は使
用済みの熱可塑性プラスチックから物性の高い再生プラ
スチックが簡単にできるリサイクル方法を提供するもの
である。
法においては粉砕したチップ状(微紛体)の添加剤を規
定量正確に添加するようなタンク、計量装置、ミキサ−
等が溶融工程の前に必要となった。そこで、本発明は使
用済みの熱可塑性プラスチックから物性の高い再生プラ
スチックが簡単にできるリサイクル方法を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプラスチック製
品のリサイクル方法は、プラスチック製品を粉砕して粒
の大きさを均一とするプラスチック粉砕粒を形成する均
一粉砕粒形成工程と、規定量の添加剤を含有するマスタ
−バッチをプラスチック粉砕粒に混合するマスタバッチ
混合工程と、材料を溶融した後、成形、加工して再生製
品を形成する成形工程を具備する。
品のリサイクル方法は、プラスチック製品を粉砕して粒
の大きさを均一とするプラスチック粉砕粒を形成する均
一粉砕粒形成工程と、規定量の添加剤を含有するマスタ
−バッチをプラスチック粉砕粒に混合するマスタバッチ
混合工程と、材料を溶融した後、成形、加工して再生製
品を形成する成形工程を具備する。
【0008】
【作用】プラスチック製品の使用による素材の劣化防止
のために添加されている添加剤の消耗について試験を試
み、そのデ−タを図2の表に示す。試験にはタルクを1
0%充填したゴム変性ポリプロピレンを素材としたプラ
スチック製品(自動車のリアバンパおよびフロントバン
パ)を用いた。測定値はバンパより小片を切りだし、ク
ロロホルムを溶媒として高温ソックスレ−にて抽出し、
濃縮後にガスクロマトグラフ分析を実施し、さらに乾固
した後に赤外分光分析を実施して定量化して測定したデ
−タである。添加剤は酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤の合計の素材量に対する割合を示している。
のために添加されている添加剤の消耗について試験を試
み、そのデ−タを図2の表に示す。試験にはタルクを1
0%充填したゴム変性ポリプロピレンを素材としたプラ
スチック製品(自動車のリアバンパおよびフロントバン
パ)を用いた。測定値はバンパより小片を切りだし、ク
ロロホルムを溶媒として高温ソックスレ−にて抽出し、
濃縮後にガスクロマトグラフ分析を実施し、さらに乾固
した後に赤外分光分析を実施して定量化して測定したデ
−タである。添加剤は酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤の合計の素材量に対する割合を示している。
【0009】このデ−タから明らかなように、熱や光、
紫外線によるポリマ−の劣化を防止するために添加され
ている添加剤各種は時間の経過とともに消耗していくこ
とがわかる。そして、これらの素材を従来の技術の項で
記載した工程でリサイクルした場合には、酸化防止剤の
減量による再生ペレット化、成形加工時の劣化進行、耐
熱劣化性の低下、また、紫外線吸収剤、光安定剤の減量
による耐候性の低下等が発生してしまう。
紫外線によるポリマ−の劣化を防止するために添加され
ている添加剤各種は時間の経過とともに消耗していくこ
とがわかる。そして、これらの素材を従来の技術の項で
記載した工程でリサイクルした場合には、酸化防止剤の
減量による再生ペレット化、成形加工時の劣化進行、耐
熱劣化性の低下、また、紫外線吸収剤、光安定剤の減量
による耐候性の低下等が発生してしまう。
【0010】そこで、所望の添加剤を必要量混入したマ
スタ−バッチを、一定の大きさに粉砕した使用済みプラ
スチック粒に混合して溶融、成形することにより、時間
経過とともに消耗した添加剤が補充され、適量の添加剤
を含有した再生プラスチック製品が製造できる。
スタ−バッチを、一定の大きさに粉砕した使用済みプラ
スチック粒に混合して溶融、成形することにより、時間
経過とともに消耗した添加剤が補充され、適量の添加剤
を含有した再生プラスチック製品が製造できる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を説明する。本発明による使
用済み熱可塑性プラスチック製品のリサイクル方法を工
程順に説明する。 A工程 使用済み熱可塑性プラスチック製品を回収す
る回収工程。 B工程 プラスチック製品を洗浄する第1の洗浄工
程。 C工程 洗浄した使用済みプラスチック製品を粉砕し
て、一定の大きさの粒に揃えて均一の粉砕粒を形成する
粉砕工程。 D工程 均一粉砕粒(ペレット状)プラスチックを洗
浄する第2の洗浄工程。 E工程 ペレット状添加剤を混合する添加剤混合工
程。ペレット状の添加剤は熱可塑性プラスチックに適量
の添加剤を含有させてマスタ−バッチ化した添加剤を使
用する。 F工程 溶融、成形して再生製品に加工する成形、加
工工程。
用済み熱可塑性プラスチック製品のリサイクル方法を工
程順に説明する。 A工程 使用済み熱可塑性プラスチック製品を回収す
る回収工程。 B工程 プラスチック製品を洗浄する第1の洗浄工
程。 C工程 洗浄した使用済みプラスチック製品を粉砕し
て、一定の大きさの粒に揃えて均一の粉砕粒を形成する
粉砕工程。 D工程 均一粉砕粒(ペレット状)プラスチックを洗
浄する第2の洗浄工程。 E工程 ペレット状添加剤を混合する添加剤混合工
程。ペレット状の添加剤は熱可塑性プラスチックに適量
の添加剤を含有させてマスタ−バッチ化した添加剤を使
用する。 F工程 溶融、成形して再生製品に加工する成形、加
工工程。
【0012】ここで、この実施例により、22ヵ月市場
走行車のバンパを本発明のリサイクル方法で再生した。
実験に使用したバンパはタルクを10%充填したゴム変
性ポリプロピレンを採用したリヤバンパ、フロントバン
パを使用した。 (1)回収した22ヵ月市場走行車のバンパを粉砕し、
5mmの網目を有するメッシュを通過させて、粒径の揃っ
たバンパ粉砕品を形成する。 (2)高密度ポリエチレンをマスタ−バッチ用ポリマ−
としマスタ−バッチの希釈率に合わせて添加すべき添加
剤をマスタ−バッチに投入する。ここで、高密度ポリエ
チレンは素材であるゴム変性ポリプロピレンと相溶性が
良く、しかもポリプロピレンの融点(約170℃)以下
の融点を有している素材である。なお、材料とマスタ−
バッチの希釈率は、素材:マスタ−バッチ=30:1と
する。各安定剤を素材より僅かに多量とするため、添加
すべき添加剤は希釈後に素材に対して0.25%となる
ように、7.5%(0.25%×30)強の添加剤をマ
スタ−バッチに混合する。 (3)バンパ粉砕品と規定の添加剤を7.5%混合した
マスタ−バッチとをバンパ粉砕品:マスタ−バッチ=3
0:1の比率で混合する。そして、射出成形法で部品
(板厚4mmの試験片)を製造する。
走行車のバンパを本発明のリサイクル方法で再生した。
実験に使用したバンパはタルクを10%充填したゴム変
性ポリプロピレンを採用したリヤバンパ、フロントバン
パを使用した。 (1)回収した22ヵ月市場走行車のバンパを粉砕し、
5mmの網目を有するメッシュを通過させて、粒径の揃っ
たバンパ粉砕品を形成する。 (2)高密度ポリエチレンをマスタ−バッチ用ポリマ−
としマスタ−バッチの希釈率に合わせて添加すべき添加
剤をマスタ−バッチに投入する。ここで、高密度ポリエ
チレンは素材であるゴム変性ポリプロピレンと相溶性が
良く、しかもポリプロピレンの融点(約170℃)以下
の融点を有している素材である。なお、材料とマスタ−
バッチの希釈率は、素材:マスタ−バッチ=30:1と
する。各安定剤を素材より僅かに多量とするため、添加
すべき添加剤は希釈後に素材に対して0.25%となる
ように、7.5%(0.25%×30)強の添加剤をマ
スタ−バッチに混合する。 (3)バンパ粉砕品と規定の添加剤を7.5%混合した
マスタ−バッチとをバンパ粉砕品:マスタ−バッチ=3
0:1の比率で混合する。そして、射出成形法で部品
(板厚4mmの試験片)を製造する。
【0013】次に、このようにして製造した再生部品に
対して引張試験を行い、促進老化テストをおこなった。
試験片は、a この実施例で製造した部品、b 22ヵ
月間市場走行車のバンパからの再生部品、c バ−ジン
材を使用した部品、を使用した。試験方法は試験スピ−
ド50mm/分で試験片を伸長し、試験片が破断するまで
の伸長度をパ−セントで表した。また、各試験片を温度
150度で10日間加熱して、再度引張試験を行い、伸
長度の変化を比較した。その結果を図1の表に示してい
る。
対して引張試験を行い、促進老化テストをおこなった。
試験片は、a この実施例で製造した部品、b 22ヵ
月間市場走行車のバンパからの再生部品、c バ−ジン
材を使用した部品、を使用した。試験方法は試験スピ−
ド50mm/分で試験片を伸長し、試験片が破断するまで
の伸長度をパ−セントで表した。また、各試験片を温度
150度で10日間加熱して、再度引張試験を行い、伸
長度の変化を比較した。その結果を図1の表に示してい
る。
【0014】この結果を見ると、従来の方法で再生した
再生部品である試験片bは製造当所の伸長度も少ないが
老化も激しく、老化の促進度は最も大きい。それに対し
て本発明の方法で製造した再生品はほぼバ−ジン材の伸
長度を有し、さらに老化の促進程度もバ−ジン材と同程
度となっている。このように、この実施例に示す方法で
製造した再生部品はバ−ジン材の再生部品に比べて物性
の低下が少なく、新たな部品としての再生利用範囲が広
い。
再生部品である試験片bは製造当所の伸長度も少ないが
老化も激しく、老化の促進度は最も大きい。それに対し
て本発明の方法で製造した再生品はほぼバ−ジン材の伸
長度を有し、さらに老化の促進程度もバ−ジン材と同程
度となっている。このように、この実施例に示す方法で
製造した再生部品はバ−ジン材の再生部品に比べて物性
の低下が少なく、新たな部品としての再生利用範囲が広
い。
【0015】
【発明の効果】本発明のプラスチック製品のリサイクル
方法は、均一の大きさに粉砕されたプラスチック粒に、
所望する添加剤を含有するマスタ−バッチ(ペレット
状)を混合するだけで、所望する量の添加剤が均一に混
入した溶融プラスチックが構成され、添加剤を計量する
計量装置、混合した添加剤を均等に混合させるためのミ
キサ−等の付帯設備を必要とせず、簡単な設備で確実に
添加剤を補充した素材を形成することができる。
方法は、均一の大きさに粉砕されたプラスチック粒に、
所望する添加剤を含有するマスタ−バッチ(ペレット
状)を混合するだけで、所望する量の添加剤が均一に混
入した溶融プラスチックが構成され、添加剤を計量する
計量装置、混合した添加剤を均等に混合させるためのミ
キサ−等の付帯設備を必要とせず、簡単な設備で確実に
添加剤を補充した素材を形成することができる。
【図1】本発明を実施して形成した試験片と他の試験片
との促進老化デ−タ。
との促進老化デ−タ。
【図2】使用済みプラスチック製品の添加剤消耗デ−
タ。
タ。
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチック製品を溶融した後、成形、
加工して再生製品を形成するプラスチック製品のリサイ
クル方法であって、 プラスチック製品を粉砕して粒の大きさを均一とするプ
ラスチック粉砕粒を形成する均一粉砕粒形成工程と、規
定量の添加剤を含有するマスタ−バッチをプラスチック
粉砕粒に混合するマスタ−バッチ混合工程と、を備えた
プラスチック製品のリサイクル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13139192A JPH05301222A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | プラスチック製品のリサイクル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13139192A JPH05301222A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | プラスチック製品のリサイクル方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301222A true JPH05301222A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15056871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13139192A Pending JPH05301222A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | プラスチック製品のリサイクル方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05301222A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6838131B2 (en) | 2000-07-14 | 2005-01-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Multilayered structure resin molded product and method of manufacturing multilayered structure resin molded product |
US6864294B2 (en) | 1999-05-14 | 2005-03-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Recycled plastic material, electronic apparatus having the recycled plastic material, method of manufacturing plastic part, method of manufacturing the recycled plastic material, and method of reusing plastic material |
US7162785B2 (en) | 2002-12-19 | 2007-01-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of recycling a process cartridge |
US7178748B2 (en) | 2002-11-26 | 2007-02-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of recycling plastic material of process cartridge |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13139192A patent/JPH05301222A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6864294B2 (en) | 1999-05-14 | 2005-03-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Recycled plastic material, electronic apparatus having the recycled plastic material, method of manufacturing plastic part, method of manufacturing the recycled plastic material, and method of reusing plastic material |
US7452918B2 (en) | 1999-05-14 | 2008-11-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Recycled plastic material, electronic apparatus having the recycled plastic material, method of manufacturing plastic part, method of manufacturing the recycled plastic material, and method of reusing plastic material |
US6838131B2 (en) | 2000-07-14 | 2005-01-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Multilayered structure resin molded product and method of manufacturing multilayered structure resin molded product |
US7178748B2 (en) | 2002-11-26 | 2007-02-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of recycling plastic material of process cartridge |
US7162785B2 (en) | 2002-12-19 | 2007-01-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of recycling a process cartridge |
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