JPH0753845Y2 - クイツクチエンジ工具ホルダー - Google Patents

クイツクチエンジ工具ホルダー

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JPH0753845Y2
JPH0753845Y2 JP1989058515U JP5851589U JPH0753845Y2 JP H0753845 Y2 JPH0753845 Y2 JP H0753845Y2 JP 1989058515 U JP1989058515 U JP 1989058515U JP 5851589 U JP5851589 U JP 5851589U JP H0753845 Y2 JPH0753845 Y2 JP H0753845Y2
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JP
Japan
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tool
sleeve
holder
supporting sleeve
quick change
Prior art date
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Application number
JP1989058515U
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JPH02150106U (ja
Inventor
秦介 菅田
Original Assignee
報国機械株式会社
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Publication date
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば多軸ボール盤のスピンドルなどに具備せ
しめるクイックチェンジ工具ホルダーに関する。
(従来の技術) タップやドリルなどの工具を簡易な操作により把持・解
放させ得るようになしたクイックチエンジ工具ホルダー
は種々出回っており、その一つに第6図及び第7図に示
すようなものがある。
図中、1は多軸ボール盤のスピンドルなどに同芯に固定
されるホルダー本体で、中心部には断面円形のスリーブ
挿入孔1a及び断面四角形の角孔1bが連通状に設けられ、
且つスリーブ挿入孔1aの一定位置にはテーパー面イが形
成されていてその径を上方へ向けて漸次増大させてな
る。2は中心部に工具挿入孔2aの設けられた工具支持用
スリーブで下端には鍔部2bが形成されると共に一定高さ
位置には透孔2cが第7図に示すような放射状配置に設け
られるほか、これら透孔2cに近接した上方位置にはスリ
ーブ挿入孔2aよりも大径の突起条2dが形成されてなる。
前記透孔2cはその内端個所に小径部ロを形成してあっ
て、その各々には該小径部ロよりも大径の鋼球3を透孔
2cに沿った方向への遊動変位自在に嵌入させてある。そ
して4はスリーブ挿入孔1aの端面と工具支持用スリーブ
2の端面との間に圧縮状態となして介在せしめたコイル
バネである。
上記クイックチェンジ工具ホルダーに工具を把持させる
さいは工具支持用スリーブ2の鍔部2bを上方に押し上げ
るなどして工具挿入孔2aに工具Tの被支持部T1を嵌入さ
せると共に、該工具Tの上端にある角部T2を角孔1bに嵌
合させ、さらに工具Tを一定位置に保持したまま工具支
持用スリーブ2を解放するなどして該スリーブ2をコイ
ルバネ4の付勢力により下方へ押圧せしめるようになす
のであって、これにより鋼球3は工具支持用スリーブ2
と共に降下してテーパー面イと工具Tの被支持部T1との
間に楔入されるものとなって工具Tは一定位置に締付け
固定されるのである。
逆に該ホルダーから工具を解放させるさいは工具支持用
スリーブ2を、鍔部2bを介して押圧することにより上方
へ変位させるようになすのであって、これにより鋼球3
は該スリーブ2と共に上方へ変位させられてテーパー面
イの拡大部個所に位置することから工具Tは鋼球3によ
る締付け固定を解放され下方への抜き取り可能な状態と
なるのである。
しかして工具Tが抜き取られた後での工具支持用スリー
ブ2の自由状態では、該スリーブ2は依然としてコイル
バネ4により下方へ押圧されていてスリーブ挿入孔1aか
ら下方へ抜け出ようとするが、それが一定位置まで下方
変位すると、突起条2dがテーパ面イの縮小部個所でスリ
ーブ挿入孔2aと干渉しそれ以上の変位を規制されるた
め、その抜け出しは確実に阻止されるのである。
(考案が解決しようとする課題) 上記例のようにホルダー本体1のスリーブ挿入孔2aに嵌
挿させた工具支持用スリーブ2に保持された鋼球3を介
することにより工具Tを締結固定させるようになしたク
イックチェンジ工具ホルダーにあっては、工具Tを把持
していない状態に於いても、工具支持用スリーブ2が抜
け出ないようになすための機構(以下、抜止め機構と云
う。)を設ける必要があり、このため上記例では突起条
2dを設けているが、このような構成となすためには予め
ホルダー本体1を加熱してスリーブ挿入孔1aが拡張され
た状態で挿入させるなど煩わしい作業が必要であり、ま
た上記例のほかにも各種の抜止め機構(例えば、実公昭
58−48039号公報及び実開昭62−104818号公報参照)が
あるが何れも複雑な手段を採用するものとなっている。
本考案は斯有る問題点を解消させ得るものとしたクイッ
クチェンジ工具ホルダーを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) ホルダー本体のスリーブ挿入孔に嵌挿させる工具支持用
スリーブに保持された鋼球を介することにより工具を締
結固定させるようになしたクイックチェンジ工具ホルダ
ーであって、前記工具支持用スリーブの抜止め機構を工
具支持用スリーブの外周面に対し一定長さ範囲の周溝を
穿設し、一方該周溝と対向するホルダー本体内周面に対
し固定用リング径の凡そ半分程度が嵌入されるリング固
定溝を穿設し、他方固定用リングは端縁部が開放されて
端縁部の閉塞状態では工具支持用スリーブの外径より小
さくなる構成で、該固定用リングを前記リング固定溝へ
嵌合装着せしめ、該固定用リングの凡そ半周面を前記工
具支持用スリーブに穿設した周溝へ向け突出させたこと
を特徴とする。
これが作用は次の実施例の記載により明白となる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳細に説明
する。なお従来と同一部位には同一符号を付して説明を
省略する。
第1図は本考案品の正面視断面図、第2図は環状リング
の平面図、そして第3図は要部の拡大断面図である。
既述のホルダー本体1に於けるスリーブ挿入孔1aの内周
面の一定位置には後述する固定用リング径の凡そ半分程
度が嵌入される巾及び深さ寸法のリング固定溝5を形成
するのであり、ここではその位置を前記テーパ面イの下
方位置に設定してある。
6はワイヤリングであって本例では第2図に示すように
端縁部の開放された鋼線材を一定寸法径に成形してな
る。ここに一定寸法径とはその開放(自由)状態でリン
グ固定溝5の溝深さ寸法d2内に入り込み且つ閉塞状態で
は工具支持用スリーブ2の外径d4よりも小さくなさしめ
るような寸法径を云う。なお該リング5の材料や断面形
状などは任意に設定し得るものである。
さらに前記工具支持用スリーブ2の外周面には一定長さ
範囲に凹形状の周溝7を穿設するのであり、その深さd5
は少なくとも前記ワイヤリング6の内径d3よりも大きく
なし、且つその巾lは前記スリーブ5の必要変位量に従
って適当寸法に設定するものである。
しかしてホルダー本体1への工具支持用スリーブ2の組
付けにさいしては、先にコイルバネ4をホルダー本体1
のスリーブ挿入孔2内に挿入し、他方では前記スリーブ
2の透孔2c内に鋼球3を嵌入させると共にその周溝7内
にワイヤリング6を外嵌させ、しかる後、該状態の工具
支持用スリーブ2をスリーブ挿入孔1a内に嵌挿させるの
であり、このさいワイヤリング6はその自由状態ではス
リーブ挿入孔1aよりも大径であるため同スリーブ5と干
渉して該孔2への挿入を害されるものとなるが、ワイヤ
リング6は弾性縮径変位可能であるからこれをスリーブ
挿入孔1aの内径寸法以下に縮径させることにより該孔2
へ円滑に挿入され得るものとなる。さらに該スリーブ2
を一定量押し込むと、ワイヤリング6は周溝7の側壁部
に押されて遂にはリング固定溝5に達し、ここで自身の
弾撥力で拡開することにより該溝7内に嵌入するものと
なるのであり、該状態ではリング固定溝5に固定されて
いて該スリーブ2の外径d4よりも大きくなったワイヤリ
ング6がスリーブ2のホルダー本体1に対する矢印方向
f1の摺動変位を周溝7の巾l寸法範囲内に規制し、決し
てスリーブ挿入孔1aから抜け出たりすることのないもの
となる。
第4図は本考案品の使用例で、多軸ボール盤などのスピ
ンドル8に形成したソケット部8aにホルダー本体1′を
嵌合固定させるようになす。
第5図は別の使用例で、ホルダー本体1″とスピンドル
8を同体に形成したものである。
本考案の実施例では上述の如くホルダー本体1をスピン
ドルのソケットに直接構成するようになしても良いもの
である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば端縁部を開放したワイヤリ
ングの全周縁使用による抜止め機構の構成で適確且つ安
全な保持を可能とする信頼性の向上、及び脱着操作に一
定距離範囲の摺動を許容する構成で円滑な作業性の向
上、その他製作コストの低減が図れる上で寄与せしめる
こと大ならしめるものである。
また請求項2のものによればホルダー本体をスピンドル
と同体になすことから、工具ホルダー周りの加工空間を
拡大させることができる上で著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係り、第1図は正面視断面
図、第2図はリングの平面図、第3図は要部の拡大断面
図、第4図は使用例を示す断面視説明図、第5図は他の
使用例を示す断面視説明図であり、第6図は従来品の断
面図、第7図は第6図のA−A部断面図である。 1及び1′及び1″……ホルダー本体、1a……スリーブ
挿入孔、2……工具支持用スリーブ、3……鋼球、5…
…リング固定溝、6……ワイヤリング、7……周溝、T
……工具。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダー本体のスリーブ挿入孔に嵌挿させ
    る工具支持用スリーブに保持された鋼球を介することに
    より工具を締結固定させるようになしたクイックチェン
    ジ工具ホルダーであって、前記工具支持用スリーブの抜
    止め機構を工具支持用スリーブの外周面に対し一定長さ
    範囲の周溝を穿設し、一方該周溝と対向するホルダー本
    体内周面に対し固定用リング径の凡そ半分程度が嵌入さ
    れるリング固定溝を穿設し、他方固定用リングは端縁部
    が開放されて端縁部の閉塞状態では工具支持用スリーブ
    の外径より小さくなる構成で、該固定用リングを前記リ
    ング固定溝へ嵌合装着せしめ、該固定用リングの凡そ半
    周面を前記工具支持用スリーブに穿設した周溝へ向け突
    出させたことを特徴とするクイックチェンジ工具ホルダ
    ー。
  2. 【請求項2】ホルダー本体をスピンドルソケットと同体
    に形成したことを特徴とする請求項1記載のクイックチ
    ェンジ工具ホルダー。
JP1989058515U 1989-05-19 1989-05-19 クイツクチエンジ工具ホルダー Expired - Lifetime JPH0753845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989058515U JPH0753845Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 クイツクチエンジ工具ホルダー

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JP1989058515U JPH0753845Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 クイツクチエンジ工具ホルダー

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Publication Number Publication Date
JPH02150106U JPH02150106U (ja) 1990-12-25
JPH0753845Y2 true JPH0753845Y2 (ja) 1995-12-13

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JP1989058515U Expired - Lifetime JPH0753845Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 クイツクチエンジ工具ホルダー

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19821270A1 (de) * 1998-05-13 1999-11-18 Otto Bilz, Werkzeugfabrik Gmbh & Co Futter für drehantreibbare Werkzeuge, insbesondere Bohrer, Gewindebohrer o. dgl.
JP2019209437A (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 株式会社 ムラテクノロジー 基軸ホルダ及び電動工具、並びに調心ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54158382U (ja) * 1978-04-26 1979-11-05
JPS6033616A (ja) * 1983-08-03 1985-02-21 Aisin Seiki Co Ltd 車輌用定速走行装置

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JPH02150106U (ja) 1990-12-25

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