JPH0753804A - 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物 - Google Patents

4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物

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JPH0753804A
JPH0753804A JP20602693A JP20602693A JPH0753804A JP H0753804 A JPH0753804 A JP H0753804A JP 20602693 A JP20602693 A JP 20602693A JP 20602693 A JP20602693 A JP 20602693A JP H0753804 A JPH0753804 A JP H0753804A
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JP
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methyl
weight
ethylene
pentene
copolymer
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JP20602693A
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Koujirou Suga
広次郎 菅
Katsumi Noritomi
勝美 乗富
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐衝撃性、耐熱性および機械的強度が優れ
た、各種の構造材料やフィルム等の用途に好適な4−メ
チル−1−ペンテン系重合体組成物を提供すること 【構成】 (A)4−メチル−1−ペンテン系重合体、
(B)エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチレ
ン/メチルアクリレート共重合体およびエチレン/メチ
ルメタクリレート共重合体よりなる群から選らばれる少
くとも1種の共重合体並びに(C)変性エポキシ樹脂の
溶融混練物からなり、そして(A)成分と(B)成分の
合計は100重量部であり、(A)成分70〜99.9
重量部および(B)成分の0.1〜30重量部からな
り、(C)成分は(A)成分と(B)成分の合計100
重量部に対して0.1〜10重量部含有される、4−メ
チル−1−ペンテン系重合体組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性と機械的特性
が優れた、構造材料やフィルムの用途に好適な4−メチ
ル−1−ペンテン系重合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4−メチル−1−ペンテン系重合体は、
融点が220ないし240℃であって熱たわみ温度が高
く、かつ、透明性や離型性が優れているため、MWOの
食器、離型フィルムあるいは合成皮革の工程紙等の用途
に広く利用されている。しかし、4−メチル−1−ペン
テン系重合体は耐衝撃性や機械的強度が低いため、構造
材料にはあまり使用されていない。そこで、4−メチル
−1−ペンテン系重合体の耐衝撃性を改良するため、4
−メチル−1−ペンテン系重合体と特定のエチレン−α
−オレフィン共重合体のブレンドが提案されている(特
開昭59−164349号公報参照)。しかし、このブ
レンド品は、特定のエチレン−α−オレフィン共重合体
の分散粒径が適当でないためか、耐衝撃性の改良は十分
ではない。また、曲げ強度や曲げ弾性率等の機械的強度
も大幅に低下する。このため、耐熱性の低下をできるだ
け抑えながら、耐衝撃性を改良した樹脂が強く求められ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況に鑑み、耐
熱性の低下をできるだけ抑えながら、4−メチル−1−
ペンテン系重合体をベースとした樹脂組成物の耐衝撃
性、機械的強度および塗装性等の表面特性を改良するこ
とを目的として種々検討した。
【0004】すなわち、本発明の目的は、耐衝撃性、耐
熱性、塗装性等の表面特性および機械的強度が優れた、
各種の構造材料やフィルム等の用途に好適な4−メチル
−1−ペンテン系重合体組成物を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は以下の説明から明らかと
なろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)4−メチル−1−ペン
テン系重合体、(B)エチレン/エチルアクリレート共
重合体、エチレン/メチルアクリレート共重合体および
エチレン/メチルメタクリレート共重合体よりなる群か
ら選らばれる少くとも1種の共重合体並びに(C)下記
【0006】
【化2】
【0007】で表される成分を主成分とする変性エポキ
シ樹脂の溶融混練物からなり、そして(A)成分と
(B)成分の合計を100重量%とするとき、(A)成
分70〜99.9重量%および(B)成分0.1〜30重
量%からなり、(C)成分は(A)成分と(B)成分の
合計100重量部に対して0.1〜10重量部含有され
る、ことを特徴とする4−メチル−1−ペンテン系重合
体組成物によって達成される。
【0008】
【発明の具体的な説明】本発明で用いられる4−メチル
−1−ペンテン系重合体(A)とは、4−メチル−1−
ペンテンの単独重合体の他に、4−メチル−1−ペンテ
ンと他のα−オレフィン、例えばエチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デ
セン、1−テトラデセン、1−オクタデセン等の炭素数
2ないし20のα−オレフィンとの共重合体を好ましい
ものとして挙げることができる。共重合体としては、4
−メチル−1−ペンテンを80重量%以上の量を含む4
−メチル−1−ペンテンを主体とした重合体が好まし
い。好ましい共重合成分は、とりわけ、1−デセン、1
−ドデカン、1−テトラデカン、1−ヘキサデカン、1
−オクタデカンあるいは1−エイコセンである。これら
は単独でもあるいは2種以上一緒に用いることができ
る。
【0009】4−メチル−1−ペンテン系重合体(A)
の4−メチル−1−ペンテンの含有量が80重量%以上
の場合は、4−メチル−1−ペンテン系重合体の融点が
高く、耐熱性が優れる。
【0010】このような4−メチル−1−ペンテン系重
合体(A)のメルトフローレート(MFR)は、AST
M D 1238に準じ荷重:5.0kg、温度:260
℃の条件で測定したメルトフローレート(MFR)が、
0.1ないし300g/10分の範囲内にあることが望
ましい。MFRが1.0ないし200g/10分の範囲
にあるのが、特に好ましい。
【0011】4−メチル−1−ペンテン系重合体(A)
のMFRが0.1g/10分未満になると、4−メチル
−1−ペンテン系重合体(A)とエチレン/エチルアク
リレート共重合体、エチレン/メチルアクリレート共重
合体またはエチレン/メチルメタクリレート共重合体
(B)の混ざりが悪くなり易く樹脂組成物の耐衝撃性が
低下するようになる。一方、MFRが300g/10分
を越えると、ベース樹脂の分子量が小さいことにより機
械的特性が低下し易くなる。
【0012】本発明で用いられるエチレン/エチルアク
リレート共重合体、エチレン/メチルアクリレート共重
合体またはエチレン/メチルメタクリレート共重合体
(B)はエチルアクリレート、メチルアクリレートまた
はメチルメタクリレート重合単位を10ないし40重量
%の範囲で含有するのが好ましく、15ないし30重量
%の範囲で含有するのが特に好ましい。また、エチレン
/エチルアクリレート共重合体、エチレン/メチルアク
リレート共重合体またはエチレン/メチルメタクリレー
ト共重合体(B)はMFR(ASTM D1238:1
90℃)が1ないし50g/10分であるのが好まし
く、3ないし30g/10分であるのが特に好ましい。
【0013】エチレン/エチルアクリレート共重合体、
エチレン/メチルアクリレート共重合体またはエチレン
/メチルメタクリレート共重合体(B)中のエチルアク
リレートまたはメチルメタクリレート重合単位の含有量
が10重量%未満の場合には耐衝撃性の改善効果が小さ
く、また、これらの含有量が40重量%を越えると、共
重合体の分子量が小さくなることにより、樹脂組成物の
耐衝撃性がやはり低くなる。
【0014】エチレン/エチルアクリレート共重合体、
エチレン/メチルアクリレート共重合体またはエチレン
/メチルメタクリレート共重合体の配合量は0.1ない
し30重量部が好ましく、5ないし20重量部が特に好
ましい。
【0015】エチレン/エチルアクリレート共重合体、
エチレン/メチルアクリレート共重合体またはエチレン
/メチルメタクリレート共重合体の配合量が0.1重量
部未満の場合には、耐衝撃性を改善する効果が小さく、
一方、30重量部を越えると、樹脂組成物の耐熱性が著
しく低下する。
【0016】このようなエチレン/エチルアクリレート
共重合体の具体例としては、例えば、市販品として、三
井・デュポンポリケミカル(株)製のエバフレックス−
EEAのA702、A703、A707、A709ある
いはA710等が好ましい。
【0017】またエチレン/メチルメタクリレート共重
合体の具体例としては、例えば、市販品として住友化学
(株)製のアクリフトのWD201、WD301、WH
302、WH102、WH303、WH202、WH4
01、WH402あるいはWH506が好ましい。
【0018】本発明で用いられる変性エポキシ樹脂
(C)は、その繰り返し単位の数の平均値nが2以上の
ものが好ましく、3以上のものが特に好ましい。
【0019】変性エポキシ樹脂の繰り返し単位の数nが
2未満の場合には、樹脂組成物をフィルムにした時、F
Eが発生する。
【0020】本発明で用いられる変性エポキシ樹脂
(C)の具体例としては、例えば、市販品として昭和高
分子(株)製のリポキシVR60、リポキシVR77お
よびリポキシVR90が好ましい。特に、リポキシVR
60およびリポキシVR90が特に好ましい。
【0021】本発明の組成物は、(A)4−メチル−1
−ペンテン系重合体70ないし99.9重量部と(B)
エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン/メ
チルアクリレート共重合体またはエチレン−メチルメタ
クリレート共重合体0.1ないし30重量部と(C)上
記式で表される成分を主成分とする変性エポキシ樹脂
0.1ないし10重量部との溶融混練物である。本発明
の組成物のメルトフローレート(MFR)は、ASTM
D 1238に準じて荷重:5.0Kg、温度:260
℃の条件で測定した値が1から400g/10分である
ことが好ましく、さらに10から200g/10分であ
るのが、特に好ましい。
【0022】本発明の樹脂組成物のMFRが1g/10
分未満の場合は、流動性が低すぎるため、良好な成形品
に成形することが難しく、好ましくない。一方、樹脂組
成物のMFRが400g/10分を越えると、分子量が
小さすぎて成形品の耐衝撃性や機械的強度が低くなるた
め、好ましくない。
【0023】本発明の4−メチル−1−ペンテン系組成
物は、(A)4−メチル−1−ペンテン系重合体、
(B)エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチレ
ン/メチルアクリレート共重合体またはエチレン/メチ
ルメタクリレート共重合体および(C)上記式で表され
る成分を主成分とする変性エポキシ樹脂の所定量を、種
々公知の方法、例えばV型ブレンダー、リボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、タンブラーブレンダーで乾式
混合後、単軸押出機または複軸押出機またはニーダー、
バンバリーミキサー等で溶融混練し、造粒あるいは粉砕
する方法によって製造することができる。
【0024】溶融混練する温度は、250ないし350
℃の温度とするのが望ましく、260ないし330℃の
温度が特に好ましい。
【0025】溶融混練温度が250℃未満の場合には、
(A)4−メチル−1−ペンテン系重合体の融点と溶融
混練温度が近すぎるため、(A)4−メチル−1−ペン
テン系重合体と(B)エチレン/エチルアクリレート共
重合体、エチレン/メチルアクリレート共重合体または
エチレン/メチルメタクリレート共重合体との溶融粘度
の差が大きくなるため混練性が低く、均一組成物が得ら
れにくい。一方、溶融混練温度が350℃を越えると、
(A)4−メチル−1−ペンテン系重合体、(B)エチ
レン/エチルアクリレート共重合体、エチレン/メチル
アクリレート共重合体またはエチレン/メチルメタクリ
レート共重合体および(C)変性エポキシ樹脂の熱分解
が激しく起こり易く樹脂組成物の物性が低下するように
なる。
【0026】本発明の4−メチル−1−ペンテン系組成
物にはシランカップリング剤、耐候安定剤、耐熱安定
剤、スリップ剤、核剤、顔料、染料等通常ポリオレフィ
ンに添加して使用される各種配合剤を本発明の目的を損
なわない範囲で添加することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の組成物は、耐衝撃性と機械的特
性および塗装性が優れかつ耐熱性も高いため、射出成形
品、中空成形品、構造材料やフィルムシートの用途に好
適に使用することができる。
【0028】
【実施例】以下本発明の組成物を実施例で説明するが、
本発明はその要旨を越えない限りこれらの実施例になん
ら制限されるものではない。
【0029】実施例に示した評価は、次の条件、方法で
行ったものである。 (1)スペシメンの成形 次の条件で射出成形法でスペシメンを成形した。 成形条件 射出成形機 名機製作所製、M100 シリンダー温度 C1/C2/C3/ノズル 270/290/300/
300℃ 金型温度 60℃
【0030】(2)物性の評価 物性の評価は次の条件で行った。 MFR 組成物のペレットのMFRはASTM D1238に準
拠して荷重:5Kg、温度:260℃の条件で測定した アイゾット衝撃強度 アイゾット衝撃強度はASTM D256に準拠して測
定した。 引張試験 ASTM−タイプIVのスペシメンを成形し、ASTM
D638に準拠して測定した。 曲げ試験 曲げ強度と弾性率はASTM D790に準拠して測定
した。 熱変形温度(HDT) HDTはJIS 7206に準じて測定した。ただし、
荷重は66psiとした。
【0031】実施例1 4−メチル−1−ペンテン・1−デセン共重合体(1−
デセン含有量:3.5重量%、MFR=0.5g/10
分)のパウダー90重量部とエバフレックス−EEAの
A702(三井・デュポンポリケミカル(株)製、EA
含有量:19重量%、MFR:5g/10分)10重量
部およびリポキシVR60(昭和高分子(株)製、理論
分子量=1950、融点=72℃)2.0重量部に対し
て、安定剤として、3、9−ビス[2−{3−(3−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1、1−ジメチルエチル]
2、4、8、 10−テトラオキサスピロ[5、5]ウ
ンデカン(住友化学(株)製、商品名:スミライザーG
A80)0.10重量部、ペンタ(エリスリチル−テト
ラ−β−メルカプトラウリル)プロピオネート(シプロ
化成(株)、商品名:シーノックス412S)0.30
重量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学(株)、商品
名:SZ−2000)0.03重量部の比率で配合しヘ
ンシェルミキサーを用いてドライブレンドした後、押出
機を用いて280℃で溶融混練してペレットを調製し
た。このMFRを測定した後、射出成形法でスペシメン
を作製し、その物性を評価した。これらの評価結果を表
1に示した。
【0032】実施例2 4−メチル−1−ペンテン・1−テトラデセン共重合体
(1−テトラデセン含有量:5.0重量%、MFR=0.
5g/10分)90重量部とアクリフトWH202(住
友化学(株)製、MMA含有量:20、MFR:3)1
0重量部およびリポキシVR60(昭和高分子(株)
製、理論分子量=1950、融点=72℃)2.0重量
部に対して、安定剤として、3、9−ビス[2−{3−
(3− tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオニルオキシ}−1、1−ジメチル
エチル]2、4、8、 10−テトラオキサスピロ
[5、5]ウンデカン(住友化学(株)製、商品名:ス
ミライザーGA80)0.10重量部、ペンタ(エリス
リチル−テトラ−β−メルカプトラウリル)プロピオネ
ート(シプロ化成(株)、商品名:シーノックス412
S)0.30重量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学
(株)、商品名:SZ−2000)0.03重量部の比
率で配合しヘンシェルミキサーを用いてドライブレンド
した後、押出機を用いて280℃で溶融混練してペレッ
トを調製した。このMFRを測定した後、射出成形法で
スペシメンを作製し、その物性を評価した。これらの評
価結果を表1に示した。
【0033】実施例3 4−メチル−1−ペンテン・1−デセン共重合体(1−
デセン含有量:2.5重量%、MFR=0.5g/10
分)90重量部とアクリフトWK402(住友化学
(株)製、MMA含有量:25、MFR:3)10重量
部およびリポキシVR90(昭和高分子(株)製、理論
分子量=1100、融点=52℃)1.0重量部に対し
て、安定剤として、3、9−ビス[−{3−(3− t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1、1−ジメチルエチル]
2、4、8、10−テトラオキサスピロ[5、5]ウン
デカン(住友化学(株)製、商品名:スミライザーGA
80)0.10重量部、ペンタ(エリスリチル−テトラ
−β−メルカプトラウリル)プロピオネート(シプロ化
成(株)、商品名:シーノックス412S)0.30重
量部およびステアリン酸亜鉛(堺化学(株)、商品名:
SZ−2000)0.03重量部の比率で配合しヘンシ
ェルミキサーを用いてドライブレンドした後、押出機を
用いて280℃で溶融混練してペレットを調製した。こ
のMFRを測定した後、射出成形法でスペシメンを作製
し、その物性を評価した。これらの評価結果を表1に示
した。
【0034】比較例1 4−メチル−1−ペンテン・1−デセン共重合体(1−
デセン含有量:3.5重量%、MFR=0.5g/10
分)のパウダー100重量部に対して、安定剤として、
3、9−ビス[2−{3−(3−tert−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}−1、1−ジメチルエチル]2、4、8、10−テ
トラオキサスピロ[5、5]ウンデカン(住友化学
(株)製、商品名:スミライザーGA80)0.10重
量部、ペンタ(エリスリチル−テトラ−β−メルカプト
ラウリル)プロピオネート(シプロ化成(株)、商品
名:シーノックス412S)0.30重量部およびステ
アリン酸亜鉛(堺化学(株)、商品名:SZ−200
0)0.03重量部の比率で配合しヘンシェルミキサー
を用いてドライブレンドした後、押出機を用いて280
℃で溶融混練してペレットを調製した。このMFRを測
定した後、射出成形法でスペシメンを作製し、その物性
を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)4−メチル−1−ペンテン系重合
    体、(B)エチレン/エチルアクリレート共重合体、エ
    チレン/メチルアクリレート共重合体およびエチレン/
    メチルメタクリレート共重合体よりなる群から選らばれ
    る少くとも1種の共重合体並びに(C)下記式 【化1】 で表される成分を主成分とする変性エポキシ樹脂の溶融
    混練物からなり、そして(A)成分と(B)成分の合計
    を100重量%とするとき、(A)成分70〜99.9
    重量%および(B)成分0.1〜30重量%からなり、
    (C)成分は(A)成分と(B)成分の合計100重量
    部に対して0.1〜10重量部含有される、ことを特徴
    とする4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物。
  2. 【請求項2】 4−メチル−1−ペンテン系重合体が炭
    素数が2から20個のα−オレフィンと4−メチル−1
    −ペンテンのランダム共重合体であり且つ4−メチル−
    1−ペンテンの含有率が80重量%以上である請求項1
    記載の重合体組成物。
  3. 【請求項3】 4−メチル−1−ペンテン系重合体が1
    −デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキ
    サデセンおよび1−オクタデセンよりなる群から選ばれ
    る4−メチル−1−ペンテンのランダム共重合体である
    請求項1記載の重合体組成物。
  4. 【請求項4】 エチレン/エチルアクリレート共重合体
    が、エチルアクリレートの重合単位を10ないし40重
    量%の範囲で含有し、かつ1ないし50g/10分の範
    囲のMFR(ASTM D1238:190℃)を有す
    る請求項1記載の重合体組成物。
  5. 【請求項5】 エチレン/メチルメタクリレート共重合
    体が、メチルメタクリレートの重合単位を10ないし4
    0重量%の範囲で含有し、かつ1ないし50g/10分
    の範囲のMFR(ASTM D1238:190℃)を
    有する請求項1記載の重合体組成物。
  6. 【請求項6】 エチレン/メチルアクリレート共重合体
    がメチルアクリレートの重合単位を10〜40重量%の
    範囲で含有し、かつ1ないし50g/10分の範囲のM
    FR(ASTM D1238:190℃)を有する請求
    項1に記載の重合体組成物。
  7. 【請求項7】 変性エポキシ樹脂が上記式の繰り返し単
    位の数nの平均値が2以上のものである請求項1記載の
    重合体組成物。
JP20602693A 1993-08-20 1993-08-20 4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物 Withdrawn JPH0753804A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013099876A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 三井化学株式会社 4-メチル-1-ペンテン(共)重合体組成物、該組成物からなるフィルムおよび中空成形体

Cited By (3)

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WO2013099876A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 三井化学株式会社 4-メチル-1-ペンテン(共)重合体組成物、該組成物からなるフィルムおよび中空成形体
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