JPH07536Y2 - トイレにおける自動給水制御装置 - Google Patents

トイレにおける自動給水制御装置

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JPH07536Y2
JPH07536Y2 JP9527991U JP9527991U JPH07536Y2 JP H07536 Y2 JPH07536 Y2 JP H07536Y2 JP 9527991 U JP9527991 U JP 9527991U JP 9527991 U JP9527991 U JP 9527991U JP H07536 Y2 JPH07536 Y2 JP H07536Y2
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solenoid valve
central processing
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増祥 邱
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振吉電化廠股▲分▼有限公司
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトイレにおける自動給水
装置に関し、特に電気消費量や用水を節減できるトイレ
の自動給水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水洗式大小便器における自動水洗
設備として、次のようなものがある。使用者がセンサー
の感知範囲に入れば、自動水洗設備が自動的に使用前の
“事前放水”をして、排泄物が便器ボール(Bowl)
内壁面に付着しないように予め水で湿潤し、使用者が便
座を離れるのを待ってから“事後水洗”を行って、ボー
ル内の残留排泄物を清潔に洗浄排出する。それ故、便器
ボールはこの前・後二度の放水によって、排泄物がボー
ル内周壁に付着しないようにきれいに洗浄排出され得る
のである。しかしながら、現在見受けられる便器ボール
の自動水洗制御方式は未だ完成されたものとは言い難
く、自動水洗設備を使用した場合、次の欠陥に気が付く
ことが多い。
【0003】1、誤った動作がしばしば発生する:従来
の自動水洗設備は、容易に電磁妨害雑音(EMI)や無
線干渉(RFI)、或いは光源干渉(例えば、蛍光灯に
よる)を受け、時々センサーが誤って感知し水洗動作を
惹き起こす。この誤った動作が度重なると用水の浪費と
なる。
【0004】2、電力を浪費する欠点がある:従来の自
動水洗設備は、常時洗浄放水の可能な状態を保たなけれ
ばならないので、電源を遮断しないのが普通である。即
ち、使用していない時でも電気を供給しなければなら
ず、従って、長期にわたると相当量の電力を浪費するこ
ととなる。即ち、従来の自動水洗設備は時々電池を代え
なければ自動水洗機能を保持できない等、その設備の省
エネルギーに対する問題がある。
【0005】3、“事前放水”動作の重複が用水の浪費
につながる:上記のように前・後二度の水洗機能を備え
ている従来の自動水洗設備は、使用者が次々と連なる
と、その“事前放水”の必要性がなくなるにもかかわら
ず、前の者の使用後に行われた便器ボールの“事後水
洗”の直後に後の者の使用前に行われる“事前放水”が
重複して行われる。このような重複動作は、用水の浪費
を招くばかりでなく、電池の消耗等にもつながり電力の
浪費となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
トイレにおける自動給水装置の問題点を解消し、電気の
消費量及び用水量を節減できるトイレにおける自動給水
制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、その中空状ハウジング内に、電磁弁、取
・放水制御弁、ハウジングカバー、及び感知手段を取付
けて、該感知手段にセンサー、発信回路、受信回路、中
央処理ユニット、及び電磁弁制御回路を備えさせ、内部
に実行プログラムを保存した該中央処理ユニットにより
発信回路を駆動して周期性発射信号を生じさせるよう設
定し、受信回路がその信号を受けとって中央処理ユニッ
トに入力するとともに、中央処理ユニットの出力により
該電磁弁制御回路を駆動して、取・放水制御弁と同期作
動するよう結合して流水出入りを規制する電磁弁の開閉
を制御し、且つ、中央処理ユニットが実行プログラムで
設定されたシーケンスに沿って受信・発信回路の電源を
導通した際に該受信・発信回路が一時休止状態を呈し、
電源を遮断した際に発信回路が暗号セットでなる発射信
号を発射して、受信回路が完璧な暗号セット信号を受取
れば、中央処理ユニットに入力して該暗号セット信号の
完全性及び連続性を確認し、並びに検出信号の時間長短
を判別し、更に、その時間長・短によりそれぞれを電磁
弁制御回路に通して電磁弁を駆動し、取・放水制御弁を
制御して、使用前・後の放水及び水洗作動、又は手の接
近動作による放水作動を行わせるように構成される。
【0008】そして、上記中央処理ユニットをカウンタ
ーのパラメーターによって設定し、前・後使用者の使用
間隔時間が該中央処理ユニットに設定された時間パラメ
ーターを超過しない時は、後の使用者の事前放水を実行
しないようにするのが望ましい。また中央処理ユニット
に電力検出回路を設けて、適時に外電力検出回路を駆動
してバッテリーの電力状態を検知できるようにするのが
望ましい。さらに、中央処理ユニットの給水信号を受取
って、上記電磁弁制御回路に備えたトランジスターが導
通し、且つリレーを駆動して電磁弁の電源を開閉できる
ようにすることができる。また、上記電磁弁をシェル、
誘導コイルと永久磁石からなる磁力誘導手段、ばね、駆
動体、及び水止め栓で形成し、該磁力誘導手段により誘
導コイルを駆動すると、水止め栓が連動されて水路を開
放し、且つ磁力誘導手段が駆動体を駆動した後、永久磁
石により駆動体の所在位置を暫時制御して、電気消耗量
を節減できるようにするのが望ましい。
【0009】
【作用】上記のように構成された、本考案は、発射信号
と受信信号を一緒に暗号セットで形成しているから、受
けとった信号は必ずそれに完全に対応したものでなけれ
ばならない。しかも信号の作動時間が3秒間以上超過し
なければならないと作用しない。したがって、単なる人
員の通過や外界からの干渉信号を受け取っても、それを
選別排除でき、放水することがない。そして、発信回路
及び受信回路は、信号を発射する或いは信号を受け取る
際にしか電力を消費せず、信号を発射し或いは信号を受
け取った後は、すぐに電力の供給が停止(休止時間1秒
を設定している)されるとともに、前・後使用者の使用
間隔時間が3分間以上経過しないと、前の使用者が離れ
た際になされた事後水洗で便器ボール内周壁が尚も湿潤
状態を保っていると判別されて事前放水を省略できる。
更に、自動的に使用前・後の放水・水洗動作をするばか
りでなく、手を近付けて感知させ連続的に放水作動させ
ることもできる。
【0010】この考案の上記又はその他の目的、特徴及
び利点は、図面を参照した以下の実施例の説明から一層
明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1は本考案装置を備えたトイレの例の側面
図である。図示のように、本考案の自動給水制御装置3
は便器2と給水管路22との間に設けられ、該自動給水
制御装置3は壁面1の適当な位置に装着された感知手段
4により、使用者が便座にいるか否かを検知し、使用者
が便座から離れると直ちに便器2内に適当量の洗浄水を
噴出して、便器2内の排泄物は噴水とともに排出口24
から糞尿浄化槽(本考案の特徴ではないので説明は省略
する)に排出され、便器ボールが清潔に保持される。
【0012】図2に示すのは、自動給水制御装置及び感
知手段の分解斜視図であり、図示の如く、自動給水制御
装置3は中空状ハウジング31内に電磁弁32、取放水
制御弁34、ハウジングカバー36などの主要部材を備
えている。図3の断面図に示す如く、電磁弁32は円筒
状シェル320内にシリンダー状誘導コイル321を嵌
合し、該誘導コイル321の上端中心孔に詰めた永久磁
石322と、これに当接したばね323と、該コイル3
21の中心案内に上下動自在に挿入されたばね323に
より下向きに付勢される駆動体324と、水止め栓32
5などの主要部材を備えている。
【0013】また、図4の電磁弁作動表示図に示すよう
に、該誘導コイル321は電力を導通して駆動されると
磁力を発生し、その磁力の作用を受けて駆動体324が
ばね323の弾力に抗して上向きに移動する。駆動体3
24が頂端に移行すると磁力の作用により永久磁石32
2底面に吸着し、その下方の水止め栓325が連動され
て進水管路326と出水管路327との間の水路を開放
して水が流通できるようになる。そして、永久磁石32
2は持続的な磁力作用を有しているので、誘導コイル3
21に導通されている電力を停止しても、上記駆動体3
24は永久磁石322の磁力の作用を受けて、該永久磁
石322底面に付着して水路の開放が保持される。該水
路を遮断する場合は、逆向きの電力を供給すればよく、
反対向きの磁力を生じさせることにより、駆動体324
を下方に移動させる。これにより、その下方の水止め栓
325が水路の流通を遮断する。従って、電磁弁32は
駆動体324を上向き又は下向きに作動させる時に誘導
コイル321から適当な磁力を供給して該駆動体324
を駆動する必要があるのみで、該駆動体324が永久磁
石322に吸着している間及び落下位置にある間は、誘
導コイル321に電力を供給する必要がなく、電力を節
減することができる。
【0014】更に図5及び図6の縦断側面に示す如く、
取放水制御弁34は、その内部に上下に移動して流水通
路を制御するプラグ体341を内装した本体340から
なり、電磁弁32が磁力の作用を受けると、管路341
により該本体340内の第1の空間342の水及び空気
を電磁弁32他端より排出させるので、図6の矢印34
5が示すように、プラグ体341は流水通路を開通させ
ることができる。この弁機構自身は、当業者に周知であ
るので詳述を省く。
【0015】図7に示すのは本考案における感知手段の
電気回路図の1例であり、図示の如く、感知手段4はセ
ンサー40(例えば、赤外線センサー)、発信回路4
1、受信回路42、中央処理ユニット43(CPU)、
カウンター44、電磁弁制御回路45、及びバッテリ電
力検出回路47などから形成される。そのうち、中央処
理ユニット43は論理演算ユニット(ALU)、記憶体
RAM、ROM及び入・出力ポート(I/O POR
T)等を備えており、該ROM内には予め放水・水洗動
作を執行するプログラムが記憶されている。図8、9、
10によってそのプログラムの流れ図を説明することが
できるので、これら図面を参照しながら以下に説明を進
める。
【0016】図8が中央処理ユニットにおける主プログ
ラムのフローチャートで、主プログラムが始動(STA
RT)すると、ステップSO1は予めプログラム内のパ
ラメーター(N=1、C=0、L=0、K=0)を設定
し、続いて第1副プログラム(A〜B)にジャンプ(J
UMP)して実行する。
【0017】図9に示すのが第1副プログラムのフロー
チャートで、図7、図8とも一緒に参照すれば、図示の
如く、第1副プログラムのステップS21は感知手段4
内の受信回路42の電源を起動し、並びにパラメーター
D=3を設定する。ステップS22は1ミリセカンド遅
延して受信回路42が安定した状態に入るのを待ち、ス
テップ23は発信回路41を起動し、センサー40を駆
動して外界に向かって発射信号を出力して、便座に使用
者がいるか否かを検知するとともに、該センサー40に
より受け取られた信号を受信回路42内に出力する。受
信回路42はその中から二種類の信号を受け取ることが
できる。一つは使用者が便座を使用している状態に発生
する長距離信号Cで、もう一つは使用者が近距離から手
でセンサー40を感知させた際に生じる短距離信号Kで
あり、両者の差異ははっきりと信号の強弱度において区
別できる。例えば、長距離信号Cは発射から到達までの
距離が比較的長く、従って、信号が比較的弱く、一方、
短距離信号Kは発射から到達に至る距離が比較的短いの
で信号が比較的強い。そして、中央処理ユニット43は
受け取った信号の強弱について判別を行い、長距離信号
Cであるか短距離信号Kであるかを確認し、続いてステ
ップS24がもし(IF)パラメーターC=1或は(O
R)K=1であればYesの状態と判断して信号を受け
取ったことを表わし、次にステップ25に移ってD=D
−1のループを実行する。それ故、発射した信号が適切
に受け取られている情況であると、発射信号は所定間隔
で連続的に発生する状態が生じ、受け取り信号も連続的
に発生することとなる。従って、図11に示すように、
発射信号及び受け取り信号が連続3つ生じて1組の暗号
(符号)を組立てる。更に、D=0の条件のもとで、ス
テップS26によって発信回路41と受信回路42に供
給されている電源を切断し、発信回路41と受信回路の
電力浪費を節減するので、電力使用量の節約効果があ
る。この場合、後続ステップには何等の影響も与えな
い。ステップS27は短距離信号の有無(即ち、K=1
か否か)を判別するものであり、もしNoの状態である
とステップS30に進み長距離信号の有無(即ち、K=
1か否か)を判別され、もし又はNoの状態であると使
用者がいないこと(C=0)を表示し、もしステップS
30での判別の結果がYesである時は、ステップS3
1に行ってN=N+1を実行し、主プログラムに戻って
ステップS02を行い、C=0の時は、ステップS04
によって1秒休止(Sleep 1 see)を実行し
て主プログラムの始動(START)に復帰する。
【0018】図8に示す如く、主プログラムのステップ
S02がパラメーターN及びCの数値を検査して、C=
0の状態を判別すれば、便座上に使用者がいない無使用
状態にあると見なされ、この際、ステップS04により
あらゆる動作が1秒休止するようにされる。それ故、図
11の表示から分かるように、D1段階において使用者
がない時は、発射信号インターバルの時間周期は1se
c(1秒)であり、もし上記を経てN<4且つC=1で
あると判断した時は、受取信号が発生していることを表
わし、この際、単なる通過或いは使用状態かを確認する
ため、主プログラム内のステップS03によって1秒遅
延させた後、更に第1副プログラムA〜Bに戻させて発
射と受取の動作を繰返し実行させ、もし単に人がセンサ
ーの感応範囲内を通過しただけに過ぎず、感応範囲内で
の存在時間が3秒を超過しない場合は、図11に示すD
2段階のように、発射信号があっても受取信号が完全で
なく且つ3秒間以上連続的に受取っていないので、この
際には水洗信号が生じない。このような過程を通じて、
単なる人の通過の場合は水洗動作を実行しないのであ
る。
【0019】同時に図7、8も参照すれば、図示の如
く、主プログラムのステップS02がN≧4且つC=1
と判断した時は、使用者がいると確認したことを表示し
(図11のD3に示す如く、時間は少なくとも3秒以
上)、ステップS05を実行してカウンター44を停止
し、並びに該カウンター44の内容をそのレジスタT内
に読み入れ、且つ続いてすぐにカウンター44をクリア
して後続の読取り数値を待つようにする。レジスタT内
に読み込んだ内容はステップS06の判断を受けて、T
≦3分間であればNoの状態であり、前に使用された時
と今使用とする際の時間間隔が既に3分間超過している
ことを表わし、この時、第2副プログラムD〜Eが事前
放水動作を実行する。
【0020】図10に示すのは、第2副プログラムD〜
Eのフローチャートであり、図7、図8、図9も合わせ
て参照すると、図示の如く、該第2副プログラムD〜E
のステップS41は電力検出回路47を起動してバッテ
リの電気量を検知するもので、その検知量をレジスタP
内に保存し、然る後電力検出回路47を切断し続いてス
テップS42によりレジスタPの数値を検査して、P=
0であれば電力の不足を表示し、ステップS43が発光
体(例えば、LED)を駆動して、電力不足の信号を外
界に知らせて電池を交換させる。もしP=1であると電
磁弁32を起動してONの状態を40ms持続させる。
図7に表示した電磁弁制御回路45から分かるように、
電磁弁32がONの状態を40ms持続するには、必ず
トランジスターQ1が中央処理ユニット43に制御され
て40ms導通しなければならない。従って、リレーR
1の接点は常時閉(nc)から常時開(no)に移り、
R1の常時開(no)接点とR2の常時閉(nc)接点
が導通回路形成する故、電磁弁32の誘導コイル321
が磁力を生じることとなり、駆動体324が上向きに移
動して永久磁石322底面に吸着される(上記の図4に
示す如く)。即ち、40msの時間を超過しても、電磁弁
32は尚も流水通路を開いた状態に保持して、便器ボー
ルを清潔に水洗する。図8の主プログラムのステップS
07は、遅延2秒(2sec)を実行するもので、この
際の水洗時間が2秒であることを表示し、更にステップ
S08により電磁弁32を切断し、該電磁弁32を切断
する時はトランジスターQ2(図7の如く)を中央処理
ユニット43により制御して40ms導通させる。それ
故、リレーR2がその接点を常時閉(nc)から常時開
(no)に移し、R2の常時開(no)接点とR1の常
時閉(nc)接点が導通回路を形成するので、電磁弁3
2の誘導コイルが逆向き磁力を生じることとなり、駆動
体324が下向きに移動して永久磁石322底面から離
脱する(上記図3の如く)。即ち、電磁弁32が水洗用
水の流通を切断する。そして、図11の給水信号から分
かるように、使用すると確認した後、電磁弁32は直ち
に2秒間開放(ON)して事前放水の作用をなし、排泄
物が付着しないように便器ボールを湿潤する。
【0021】もう一度図8を参照すると、図示の如く、
事前放水動作を2秒間した後、主プログラムはもう一度
第1副プログラムA〜Bを実行して、使用者が便座から
離れる信号を待ち、ステップS09がパラメーターC=
0の状態が成立したと判断すれば(即ち、Yesの経
路)、使用者が既に離れたことを表示し、もしパラメー
ターC=0の状態と判断すれば、1秒遅延して再び第1
副プログラムA〜Bに移り使用者が離れたか否かを検査
し、使用者が離れた状態(即ち、C=0)であると、主
プログラムは第2副プログラムD〜Eに突入して実行し
(図10に示すように)、リレーR1によって電磁弁3
2を起動して使用者が離れた後の事後水洗を行い、且つ
ステップS11によりこの事後水洗時間を7秒に設定
(図11の如く)し、最後に、ステップS12によりリ
レーR2を駆動して電磁弁32を遮断し、並びにステッ
プS13によりカウンター44を起動して計数を開始
し、且つ休止1秒の状態に戻り、再び主プログラムの始
動(START)に復帰して上記動作を重複実行する。
そのうち、ステップS06における判断は、もしT≦3
minならばYesの状態であり、前の使用者と今度の
使用者との使用間隔が3分間に満たないことを表わし、
それ故、主プログラムのステップS06は直接第1副プ
ログラムA〜Bに飛び移って実行して、事前放水の動作
を省略し用水や使用電力の節減の機能をなす。
【0022】図11に示すのは、本考案における可能な
実施例の信号状態図であり、図中の発射信号と受取信号
が示すように、本実施例の発射信号はセットをなす暗号
であり、もし使用者がない状態(D1段階の如く)にお
いて、該暗号セットの第1コードを発射しても信号を受
け取っていない場合は、該暗号セットの第2コードは発
射されない。因に第1コードが受取らない状態から、使
用者がいないと確認できる。一方、単なる通行人の通過
(D2段階の如く)の場合は、完全な暗号セットの信号
を受け取っても第2コードの暗号を完全に受けとれなか
ったり、或いは時間が3秒以上に達しなかったりし、即
ち、通行人が既に感応範囲から遠ざかったことを表わ
し、それ故、これにより通過しただけだと確認して放水
・水洗信号が発生しない。また、外界から干渉信号が受
信回路42内に伝達された時(D4段階の如く)、発射
信号は干渉信号の発生から暗号セットの第2コード若し
くは第3コードを発射するかもしれぬが、このような情
況は連続的に発生しないものである。即ち、干渉信号と
本実施例の発射・受取信号は完全に同期しないから、干
渉信号は受取信号を暗号セット状態に変化させることが
できず、従って、発射信号は干渉信号を認識でき連続的
に暗号セットの発射信号を発射せずに、正常に暗号セッ
トの第1コードを発射する状態に回復する。そして、水
洗信号を発生させたい場合は、必ず本実施例の主プログ
ラムのステップS02によりパラメーターN≧4且つC
=1と判別して、使用者がいると確認したと表示し(例
えば、D3段階において使用者がセンサーの感応範囲内
に3秒間以上滞留した場合)、しかも完全に4つの連続
且つ完璧な暗号セットを受けてから、事前放水動作を2
秒間実行し、使用者が離れた後(パラメーターC=0)
更に事後水洗動作を7秒間実行して、完全に清潔に便器
ボール内の便尿を洗浄除去する。また、前の使用者と今
度の使用者との使用間隔時間が3分間に達しない時(図
中のD5段階に示す如く)は、主プログラムは事前放水
動作を実行しない。即ち、前の事後水洗と今度の事前放
水との間隔時間が接近しており、前の事後水洗の効果か
ら便器ボール内周壁は湿潤状態を保っているので、前の
事後水洗が今度の事前放水の役割をも兼ねることとなっ
て、今度の使用者が離れてから再び事後水洗動作を7秒
実行する故、前・後使用者の使用間隔が3分間を超過し
ない限り事前放水動作が行われず、従って用水や使用電
力を節減することができる。
【0023】更に図9を鑑み、並びに図10を参照すれ
は、使用者が近距離にて手でセンサー40を遮ると(図
7の如く)短受取信号Kが生じ、第1副プログラムのス
テップS27がYesの状態を呈することとなり、ステ
ップS28によりL=L+1が実行され、ステップS2
9により該Lが1であるか否かを判別される。もしL=
1であると、第2副プログラムD〜Eに飛び入り電磁弁
32の放水動作を実行する(図12の放水信号)。然る
後、ステップS45によりLが0であるか否かを判断し
て、手がセンサー40の感応範囲内から離れると、ステ
ップS28を実行した後L≠0となるので、ステップ3
3はNOの状態のもとで継続してステップ34を実行
し、電磁弁32の放水遮断信号が生じ、ステップ35は
L=0の状態を設定する。それ故、使用者が近距離で手
をセンサー40に近付けると放水作用が発生し、手をセ
ンサー40の感応範囲から離す放水作用が停止する。こ
の仕様の目的は補助機能を備えることであって、便器ボ
ールに排泄物が付着して未だ完全に整除されていない場
合、これを利用して連続的に放水し便器ボール内を完全
に清潔に洗浄することができる。
【0024】
【考案の効果】上記のように構成され、本考案装置は、
発射信号と受取信号を一緒に暗号セットで形成している
から、受け取った信号は必ずそれに完全に対応したもの
でなければならず、しかも信号の作動時間が3秒間を超
過しないと作用しない事と相まって、人が通過し又は外
界からの干渉信号を受け取った際に、それらを判別排除
し誤って放水することがない。そして、発信回路及び受
信回路は、信号の発信及び受け取りの際にしか電力を消
費せず、信号を発し或いは信号を受け取った後、すぐに
電力の供給を停止(休止時間1秒を設定している)す
る。また、前・後使用者の使用間隔時間が3分間を経過
しないと、前の使用者が離れた際になされた事後水洗で
便器ボール内周壁が尚も湿潤状態を保っていることから
事前放水を省略できるので、これらにより用水や電気の
使用量を節約することができる。更に、自動的に使用前
・後の放水・水洗動作をするばかりでなく、手を近付け
て感知させ連続的に放水作動をさせることもできるの
で、使用者が必要に応じて選択的に使用できて極めて便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例をトイレに適用した際の使用状
態を示す概略側面図。
【図2】本考案の実施例に係る制御装置の分解斜視図。
【図3】上記実施例における電磁弁の断面図。
【図4】上記電磁弁の動作表示図。
【図5】上記実施例の取・放水制御弁の断面図。
【図6】上記実施例の取・放水制御弁の断面図。
【図7】本考案の実施例における電気回路図。
【図8】上記実施例における中央処理ユニット内の主プ
ログラムフローチャート。
【図9】第1副プログラムのフローチャート。
【図10】第2副プログラムのフローチャート。
【図11】本考案の実施例における信号状態図。
【図12】本考案の実施例における信号状態図。
【符号の説明】
31 ハウジング 32 電磁弁 320 シェル 321 誘導コイル 322 永久磁石 323 ばね 324 駆動体 325 水止め栓 34 取・放水制御弁 36 機板 4 感知手段 40 センサー 41 発信回路 414 カウンター 42 受信回路 43 中央処理ユニット 45 電磁弁制御回路 47 電力検出回路

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空ハウジング(31)内に、電磁弁(3
    2)、取・放水制御弁(34)、ハウジングカバー(3
    6)及び感知手段(4)を備えて、該感知手段(4)に
    センサー(40)、発信回路(41)、受取回路(4
    2)、中央処理ユニット(43)及び電磁弁制御回路
    (45)を備え、内部に実行プログラムを保存した中央
    処理ユニット(43)により発信回路(41)を駆動し
    て周期性発射信号を生じさせるよう設定され、受信回路
    (42)が受取った前記周期性発射信号が中央処理ユニ
    ット(43)に入力され、中央処理ユニット(43)の
    出力により該電磁弁制御回路(45)を駆動して、該取
    ・放水制御弁(34)と同期作動するよう結合されて流
    水の出入りを規制する電磁弁(32)の開閉が制御さ
    れ、且つ、中央処理ユニット(43)が実行プログラム
    で設定されたシーケンスに沿って受信・発信回路(4
    2、41)の電源を導通した際に該受信・発信回路(4
    2,41)が一時休止状態を呈し、電源を遮断した際に
    該発信回路(41)が暗号セットでなる発射信号を発射
    し、受信回路(42)が完璧な暗号セット信号を受取れ
    ば、中央処理ユニット(43)に入力して暗号セット信
    号の完全性及び連続性を確認し、並びに検出信号の時間
    長短を判別し、その時間長短によりそれぞれを電磁弁制
    御回路(45)を通じて電磁弁(32)が駆動され、取
    ・放水制御弁(34)を制御して、使用前・後の放水及
    び水洗作動、又は手の接近動作による放水作動が行われ
    るようにしてなるトイレにおける自動給水制御装置。
  2. 【請求項2】上記中央処理ユニット(43)をカウンタ
    ー(414)のパラメーターによって設定し、前・後使
    用者の使用間隔時間が中央処理ユニット(43)に設定
    された時間パラメーターを超過しない時は、後の使用者
    の事前放水を実行しないようにしてなる請求項1記載の
    トイレにおける自動給水制御装置。
  3. 【請求項3】上記中央処理ユニット(43)に電力検出
    回路(47)設け、適時に駆動してバッテリーの電力状
    態を検知できるようにしてなる請求項1記載のトイレに
    おける自動給水制御装置。
  4. 【請求項4】上記中央処理ユニット(43)の給水信号
    を受取って、上記電磁弁制御回路(45)に備えられた
    トランジスターが導通し、且つリレーを駆動して電磁弁
    (32)の電源を開閉できるようにしてなる請求項1記
    載のトイレにおける自動給水制御装置。
  5. 【請求項5】上記電磁弁(32)をシェル(320)、
    誘導コイル(321)と永久磁石(322)からなる磁
    力誘導手段、ばね(323)、駆動体(324)、及び
    水止め栓(325)で形成し、該磁力誘導手段により誘
    導コイル(321)を駆動すると、水止め栓(325)
    が連動されて水路を開放し、且つ該磁力誘導手段が駆動
    体(324)を駆動した後、永久磁石(322)により
    駆動体(324)の所在位置を暫時制御して、電気消耗
    量を節減できるようにしてなる請求項1記載のトイレに
    おける自動給水制御装置。
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