JPH0753581A - 結晶質l−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法 - Google Patents
結晶質l−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法Info
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- JPH0753581A JPH0753581A JP12355694A JP12355694A JPH0753581A JP H0753581 A JPH0753581 A JP H0753581A JP 12355694 A JP12355694 A JP 12355694A JP 12355694 A JP12355694 A JP 12355694A JP H0753581 A JPH0753581 A JP H0753581A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 医薬品、化粧品、食品および動物飼料などに
有用な結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩の製造法。 【構成】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩を水溶媒下で結晶化させることを特徴とする
結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩の製造法。 【効果】 非晶質を含まず高純度で優れた安定性を有す
る結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩が簡便かつ短時間で得られる。
有用な結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩の製造法。 【構成】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩を水溶媒下で結晶化させることを特徴とする
結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩の製造法。 【効果】 非晶質を含まず高純度で優れた安定性を有す
る結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩が簡便かつ短時間で得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、化粧品、食品
および動物飼料などに有用なL−アスコルビン酸−2−
燐酸エステルマグネシウム塩の結晶(以下、結晶質L−
アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩と称
する。)の製造法に関する。
および動物飼料などに有用なL−アスコルビン酸−2−
燐酸エステルマグネシウム塩の結晶(以下、結晶質L−
アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩と称
する。)の製造法に関する。
【0002】
【従来技術および課題】現在市販されているL−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩は非晶質で
あるため、保存時吸湿しやすく粉末の団塊化を生じやす
い。また、L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩自身の化学的安定性が充分でなく、他の薬物
との配合時に影響を与えることが多い。さらに、ケーキ
ングを生じたり、流動性が不十分なため製剤化に際して
支障をきたすことが多く、実用面で支障になる品質のバ
ラツキが生じやすい。従って、安定な結晶質L−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩として提供
されることが望まれている。 L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の結晶化の例としては、
L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
の水溶液にメタノールを加え、得られた沈澱物を水−メ
タノールから再結晶する方法[ケミカル・アンド・ファ
ーマシューティカル・ブレティン(Chem. Pharm. Bul
l.)、17、381(1969)およびケミカル・アン
ド・ファーマシューティカル・ブレティン(Chem. Phar
m. Bull.)、30、1024(1982)]、L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を含有す
る水溶液にアルコール類またはアセトンなどを添加して
該結晶を得る方法(特開昭59−51293号)が知ら
れているが、これらの方法は結晶の純度、安定性、結晶
化の簡便性などの点で十分とは言えない。
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩は非晶質で
あるため、保存時吸湿しやすく粉末の団塊化を生じやす
い。また、L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩自身の化学的安定性が充分でなく、他の薬物
との配合時に影響を与えることが多い。さらに、ケーキ
ングを生じたり、流動性が不十分なため製剤化に際して
支障をきたすことが多く、実用面で支障になる品質のバ
ラツキが生じやすい。従って、安定な結晶質L−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩として提供
されることが望まれている。 L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の結晶化の例としては、
L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
の水溶液にメタノールを加え、得られた沈澱物を水−メ
タノールから再結晶する方法[ケミカル・アンド・ファ
ーマシューティカル・ブレティン(Chem. Pharm. Bul
l.)、17、381(1969)およびケミカル・アン
ド・ファーマシューティカル・ブレティン(Chem. Phar
m. Bull.)、30、1024(1982)]、L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を含有す
る水溶液にアルコール類またはアセトンなどを添加して
該結晶を得る方法(特開昭59−51293号)が知ら
れているが、これらの方法は結晶の純度、安定性、結晶
化の簡便性などの点で十分とは言えない。
【0003】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者らは、より優れた特性を有する結晶質L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を得るた
めに種々検討を重ねた結果、驚くべきことに、L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩が水溶媒
下で結晶化すること、さらに、非晶質を含まず高純度で
優れた安定性を有する結晶質L−アスコルビン酸−2−
燐酸エステルマグネシウム塩が簡便かつ短時間で得られ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明者らは、より優れた特性を有する結晶質L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を得るた
めに種々検討を重ねた結果、驚くべきことに、L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩が水溶媒
下で結晶化すること、さらに、非晶質を含まず高純度で
優れた安定性を有する結晶質L−アスコルビン酸−2−
燐酸エステルマグネシウム塩が簡便かつ短時間で得られ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明は(1)L−アスコルビ
ン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を水溶媒下で結
晶化させることを特徴とする結晶質L−アスコルビン酸
−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法、(2)L
−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の
加温水溶液を冷却する第1項記載の製造法、(3)加温
水溶液中のL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩の濃度が約0.2〜約20W/V%である第
2項記載の製造法、(4)加温水溶液の温度が約40〜
約60℃である第2項記載の製造法、(5)L−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の水溶液を
濃縮して結晶化を行う第1〜4項のいずれか1記載の製
造法、(6)L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩が約15〜約50W/V%になるまで濃縮
する第5項記載の製造法、(7)水の噴霧下で結晶化を
行う第1項記載の製造法、および(8)L−アスコルビ
ン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を水溶媒下で結
晶化させて得られる結晶質L−アスコルビン酸−2−燐
酸エステルマグネシウム塩に関する。
ン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を水溶媒下で結
晶化させることを特徴とする結晶質L−アスコルビン酸
−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法、(2)L
−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の
加温水溶液を冷却する第1項記載の製造法、(3)加温
水溶液中のL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩の濃度が約0.2〜約20W/V%である第
2項記載の製造法、(4)加温水溶液の温度が約40〜
約60℃である第2項記載の製造法、(5)L−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の水溶液を
濃縮して結晶化を行う第1〜4項のいずれか1記載の製
造法、(6)L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩が約15〜約50W/V%になるまで濃縮
する第5項記載の製造法、(7)水の噴霧下で結晶化を
行う第1項記載の製造法、および(8)L−アスコルビ
ン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を水溶媒下で結
晶化させて得られる結晶質L−アスコルビン酸−2−燐
酸エステルマグネシウム塩に関する。
【0005】本発明の製造方法において、原料として用
いられるL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩(以下、APMgと称することもある)として
は、非晶質(無定形)APMg、結晶質APMgまたは
これらの混合物が挙げられる。このようなL−アスコル
ビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩は、例えばホ
スピタンC[商品名、昭和電工(株)製]、ニッコールV
C−PMG[商品名、日光ケミカルス(株)製]、AP−
2K[商品名、武田薬品工業(株)製]等として入手可能
である。
いられるL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩(以下、APMgと称することもある)として
は、非晶質(無定形)APMg、結晶質APMgまたは
これらの混合物が挙げられる。このようなL−アスコル
ビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩は、例えばホ
スピタンC[商品名、昭和電工(株)製]、ニッコールV
C−PMG[商品名、日光ケミカルス(株)製]、AP−
2K[商品名、武田薬品工業(株)製]等として入手可能
である。
【0006】原料L−アスコルビン酸−2−燐酸エステ
ルマグネシウム塩として非晶質(無定形)APMgと結
晶質APMgとの混合物を用いる場合、非晶質(無定
形)APMgに対して、結晶質APMgを例えば約1〜
約30重量%、好ましくは約2〜約20重量%となるよ
うに混合する。上記した原料L−アスコルビン酸−2−
燐酸エステルマグネシウム塩の粒子径は約1〜約200
0μmが好ましい。粒子径は約5〜約1500μmがさ
らに好ましい。
ルマグネシウム塩として非晶質(無定形)APMgと結
晶質APMgとの混合物を用いる場合、非晶質(無定
形)APMgに対して、結晶質APMgを例えば約1〜
約30重量%、好ましくは約2〜約20重量%となるよ
うに混合する。上記した原料L−アスコルビン酸−2−
燐酸エステルマグネシウム塩の粒子径は約1〜約200
0μmが好ましい。粒子径は約5〜約1500μmがさ
らに好ましい。
【0007】本発明の製造法において、水溶媒下での結
晶化とは、原料であるL−アスコルビン酸−2−燐酸エ
ステルマグネシウム塩(以下、APMgと略記すること
もある)が水と接触できる状態での結晶化を意味する。
該結晶化としては、例えば水溶液中、水分散液中、水で
の湿潤下、高湿度下、水の噴霧下等での結晶化が挙げら
れる。
晶化とは、原料であるL−アスコルビン酸−2−燐酸エ
ステルマグネシウム塩(以下、APMgと略記すること
もある)が水と接触できる状態での結晶化を意味する。
該結晶化としては、例えば水溶液中、水分散液中、水で
の湿潤下、高湿度下、水の噴霧下等での結晶化が挙げら
れる。
【0008】水溶液中での結晶化は、例えば公知の非晶
質または結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩のいずれかの水溶液から結晶を析出させ
ることにより行うことができる。水溶液中のL−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度は、
約0.1〜約15W/V%、好ましくは約0.5〜約10
W/V%である。該マグネシウム塩の水溶液を濃縮し、
所望の結晶を析出させる。濃縮は、水溶液のL−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度[析
出したAPMgと水に溶けているAPMgとの合計重量
(g)/水の体積(ml)]×100(%)が約15〜
約50W/V%、好ましくは約20〜約35W/V%に
なるまで行う。
質または結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩のいずれかの水溶液から結晶を析出させ
ることにより行うことができる。水溶液中のL−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度は、
約0.1〜約15W/V%、好ましくは約0.5〜約10
W/V%である。該マグネシウム塩の水溶液を濃縮し、
所望の結晶を析出させる。濃縮は、水溶液のL−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度[析
出したAPMgと水に溶けているAPMgとの合計重量
(g)/水の体積(ml)]×100(%)が約15〜
約50W/V%、好ましくは約20〜約35W/V%に
なるまで行う。
【0009】L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩の水溶液の調製では、作業性の向上のた
め、加温下でL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩を溶解させることが好ましい。加温温度
は、約40〜約60℃が好ましい。加温温度は、さらに
好ましくは約50〜約60℃である。加温水溶液中のL
−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の
濃度は、約0.2〜約20W/V%,好ましくは約1〜
約15W/V%である。所望により、得られたL−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の水溶液
を濃縮する。濃縮は、水溶液のL−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度[析出したAPM
gと水に溶けているAPMgとの合計重量(g)/水の
体積(ml)]×100(%)が約15〜約50W/V
%、好ましくは約20〜約35W/V%になるまで行
う。
グネシウム塩の水溶液の調製では、作業性の向上のた
め、加温下でL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩を溶解させることが好ましい。加温温度
は、約40〜約60℃が好ましい。加温温度は、さらに
好ましくは約50〜約60℃である。加温水溶液中のL
−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の
濃度は、約0.2〜約20W/V%,好ましくは約1〜
約15W/V%である。所望により、得られたL−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の水溶液
を濃縮する。濃縮は、水溶液のL−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度[析出したAPM
gと水に溶けているAPMgとの合計重量(g)/水の
体積(ml)]×100(%)が約15〜約50W/V
%、好ましくは約20〜約35W/V%になるまで行
う。
【0010】濃縮の際、L−アスコルビン酸−2−燐酸
エステルマグネシウム塩は晶出していてもよく、この場
合、濃縮液から直接、所望の結晶を得ることができる。
所望により、L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩の水溶液を濃縮する前に、該溶液を濾過し
て不溶物を除去してもよい。ついで、得られる濃縮液を
冷却して所望の結晶を析出させる。冷却温度は約5〜約
35℃が好ましい。冷却温度はさらに好ましくは約5〜
約25℃である。上記した加温、濃縮(減圧あるいは常
圧下)、濾過(遠心分離、吸引または自然濾過等)、冷
却等の操作は自体公知の方法によって行えばよい。
エステルマグネシウム塩は晶出していてもよく、この場
合、濃縮液から直接、所望の結晶を得ることができる。
所望により、L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマ
グネシウム塩の水溶液を濃縮する前に、該溶液を濾過し
て不溶物を除去してもよい。ついで、得られる濃縮液を
冷却して所望の結晶を析出させる。冷却温度は約5〜約
35℃が好ましい。冷却温度はさらに好ましくは約5〜
約25℃である。上記した加温、濃縮(減圧あるいは常
圧下)、濾過(遠心分離、吸引または自然濾過等)、冷
却等の操作は自体公知の方法によって行えばよい。
【0011】水分散液中での結晶化は、例えばL−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を約15
〜約45W/V%、好ましくは約25〜約35W/V%
となるように水に分散させることにより行われる。該水
分散液の調製は、加温下で行うことが好ましい。加温温
度は上記した水溶液中での結晶化の場合と同様である。
所望により、得られた水分散液を濃縮する。該濃縮は、
水分散液に含まれるL−アスコルビン酸−2−燐酸エス
テルマグネシウム塩の濃度が約40〜80W/V%、好
ましくは約50〜約70W/V%になるまで行う。つい
で得られる濃縮液を冷却して所望の結晶を析出させる。
冷却温度は、前記した水溶液中での結晶化の場合と同様
である。また、上記した分散、加温、濃縮(減圧あるい
は常圧下)、濾過(遠心分離、吸引または自然濾過
等)、冷却等の操作は自体公知の方法によって行えばよ
い。
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を約15
〜約45W/V%、好ましくは約25〜約35W/V%
となるように水に分散させることにより行われる。該水
分散液の調製は、加温下で行うことが好ましい。加温温
度は上記した水溶液中での結晶化の場合と同様である。
所望により、得られた水分散液を濃縮する。該濃縮は、
水分散液に含まれるL−アスコルビン酸−2−燐酸エス
テルマグネシウム塩の濃度が約40〜80W/V%、好
ましくは約50〜約70W/V%になるまで行う。つい
で得られる濃縮液を冷却して所望の結晶を析出させる。
冷却温度は、前記した水溶液中での結晶化の場合と同様
である。また、上記した分散、加温、濃縮(減圧あるい
は常圧下)、濾過(遠心分離、吸引または自然濾過
等)、冷却等の操作は自体公知の方法によって行えばよ
い。
【0012】水での湿潤下での結晶化は、例えばL−ア
スコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を、該
マグネシウム塩に対して約3〜約30重量%、好ましく
は約5〜約30重量%の水で湿潤させ、ついで混合撹拌
することにより行われる。混合撹拌時間は約1〜約18
0分、好ましくは約5〜約60分である。混合撹拌は自
体公知の方法で行われる。該方法としては、例えば流動
層方式、遠心流動方式、転動方式、粉砕方式、ニーダー
方式、撹拌方式等が挙げられる。
スコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を、該
マグネシウム塩に対して約3〜約30重量%、好ましく
は約5〜約30重量%の水で湿潤させ、ついで混合撹拌
することにより行われる。混合撹拌時間は約1〜約18
0分、好ましくは約5〜約60分である。混合撹拌は自
体公知の方法で行われる。該方法としては、例えば流動
層方式、遠心流動方式、転動方式、粉砕方式、ニーダー
方式、撹拌方式等が挙げられる。
【0013】高湿度下での結晶化は、例えばL−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を高湿度下
(好ましくは、湿度約85%以上、温度約35〜60
℃)で混合撹拌することにより行われる。混合撹拌時間
および方法は前記した水での湿潤下での結晶化の場合と
同様である。
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩を高湿度下
(好ましくは、湿度約85%以上、温度約35〜60
℃)で混合撹拌することにより行われる。混合撹拌時間
および方法は前記した水での湿潤下での結晶化の場合と
同様である。
【0014】また、水の噴霧下での結晶化は、例えば、
L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
を流動層造粒機に仕込み、風温約40〜約80℃、好ま
しくは約50〜約70℃、風量約0.3〜約2.0m3/
min、好ましくは約0.5〜1.5m3/minで流動
させながら、該マグネシウム塩に対して約20〜200
重量%、好ましくは約40〜約100重量%の水を噴霧
することにより行われる。流動噴霧中の品温は、約20
〜約35℃、好ましくは約25〜約30℃とする。
L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
を流動層造粒機に仕込み、風温約40〜約80℃、好ま
しくは約50〜約70℃、風量約0.3〜約2.0m3/
min、好ましくは約0.5〜1.5m3/minで流動
させながら、該マグネシウム塩に対して約20〜200
重量%、好ましくは約40〜約100重量%の水を噴霧
することにより行われる。流動噴霧中の品温は、約20
〜約35℃、好ましくは約25〜約30℃とする。
【0015】本発明により得られる結晶質L−アスコル
ビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩は6水和物
で、以下の物理化学的特性を有する。 (1)粉末X線回折スペクトル:CuKα線、40k
V、40mAの条件で測定した粉末X線回折スペクトル
を図1に示す。
ビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩は6水和物
で、以下の物理化学的特性を有する。 (1)粉末X線回折スペクトル:CuKα線、40k
V、40mAの条件で測定した粉末X線回折スペクトル
を図1に示す。
【0016】(2)赤外線吸収スペクトル:流動パラフ
ィン法(Nujol法)による特徴的な吸収(波数)は
以下の通りであった。 3300cm-1のO−Hの吸収帯 1600cm-1付近のC=O伸縮振動による吸収帯 1000〜1200cm-1のP−O吸収帯
ィン法(Nujol法)による特徴的な吸収(波数)は
以下の通りであった。 3300cm-1のO−Hの吸収帯 1600cm-1付近のC=O伸縮振動による吸収帯 1000〜1200cm-1のP−O吸収帯
【0017】(3)示差熱分析:5℃/分の昇温速度で
測定した示差熱分析チャートを図4および図6に示す。
測定した示差熱分析チャートを図4および図6に示す。
【0018】(4)元素分析(C12H12O18P2Mg3・
12H2Oとして): 理論値:C,18.12;H,4.56;P,7.79;M
g,9.17(%) 測定値:C,18.19;H,4.60;P,7.70;M
g,9.07(%)
12H2Oとして): 理論値:C,18.12;H,4.56;P,7.79;M
g,9.17(%) 測定値:C,18.19;H,4.60;P,7.70;M
g,9.07(%)
【0019】(5)溶解性:水に可溶(26℃における
溶解度は14W/V%)。有機溶媒(アルコール類、ク
ロロホルム)に不溶。
溶解度は14W/V%)。有機溶媒(アルコール類、ク
ロロホルム)に不溶。
【0020】(6)結晶形:数μm以下よりなる微細結
晶集合体。偏光顕微鏡下、暗視野で複屈折を示す結晶で
ある。
晶集合体。偏光顕微鏡下、暗視野で複屈折を示す結晶で
ある。
【0021】また、本発明で得られる結晶質L−アスコ
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の粉末X線
回折スペクトル、赤外線吸収スペクトル、示差熱分析
(DSC)チャートおよび吸湿平衡曲線を、それぞれ、
図1、図3、図4および6ならびに図5に示す。
ルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の粉末X線
回折スペクトル、赤外線吸収スペクトル、示差熱分析
(DSC)チャートおよび吸湿平衡曲線を、それぞれ、
図1、図3、図4および6ならびに図5に示す。
【0022】本発明の製造方法により得られる結晶質L
−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
は、例えば医薬品(例、口腔用薬剤、点眼剤、浴用剤
等)、化粧品(例、化粧水、乳液、クリーム、パック
等)、食品(例、パン類等)および動物飼料(例、エ
ビ、サケ、ウナギ、ハマチ、コイ等の養殖用飼料)など
として用いられる。
−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
は、例えば医薬品(例、口腔用薬剤、点眼剤、浴用剤
等)、化粧品(例、化粧水、乳液、クリーム、パック
等)、食品(例、パン類等)および動物飼料(例、エ
ビ、サケ、ウナギ、ハマチ、コイ等の養殖用飼料)など
として用いられる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩20gに1リットルの水を加え2W/V%とし、
50〜60℃に加温溶解した。得られた溶液をろ過し、
ろ液を減圧下で濃縮し、80mlの溶液を得た。得られ
た溶液のL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩の濃度[析出したAPMgと水に溶けているA
PMgの合計重量(g)/水の体積(ml)]×100
(%)は25W/V%であった。その後、室温まで冷却
し、結晶を析出させて目的の結晶を得た。得られた結晶
についてDSCチャートにより確認した結果、全て結晶
質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム
塩であることが判明した。
く説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩20gに1リットルの水を加え2W/V%とし、
50〜60℃に加温溶解した。得られた溶液をろ過し、
ろ液を減圧下で濃縮し、80mlの溶液を得た。得られ
た溶液のL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩の濃度[析出したAPMgと水に溶けているA
PMgの合計重量(g)/水の体積(ml)]×100
(%)は25W/V%であった。その後、室温まで冷却
し、結晶を析出させて目的の結晶を得た。得られた結晶
についてDSCチャートにより確認した結果、全て結晶
質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム
塩であることが判明した。
【0024】実施例2 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩500gと結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸
エステルマグネシウム塩50gをハイスピードミキサー
(深江工業製LFS−GS−1J型)に仕込み、水を5
0ml添加して60分混合し混合末を得た。混合末の結
晶形をDSCチャートにより確認した結果、全て結晶質
L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
であることが判明した。
ウム塩500gと結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸
エステルマグネシウム塩50gをハイスピードミキサー
(深江工業製LFS−GS−1J型)に仕込み、水を5
0ml添加して60分混合し混合末を得た。混合末の結
晶形をDSCチャートにより確認した結果、全て結晶質
L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩
であることが判明した。
【0025】実施例3 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩500gと結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸
エステルマグネシウム塩100gを流動層造粒機(パウ
レック社製FD−35型)に仕込み、風温60℃、風量
0.7m3/minで流動させながら300mlの水を噴
霧して乾燥粉末を得た。流動噴霧中の品温は30℃とし
た。乾燥粉末の結晶形をDSCチャートにより確認した
結果、全て結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステ
ルマグネシウム塩であることが判明した。
ウム塩500gと結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸
エステルマグネシウム塩100gを流動層造粒機(パウ
レック社製FD−35型)に仕込み、風温60℃、風量
0.7m3/minで流動させながら300mlの水を噴
霧して乾燥粉末を得た。流動噴霧中の品温は30℃とし
た。乾燥粉末の結晶形をDSCチャートにより確認した
結果、全て結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステ
ルマグネシウム塩であることが判明した。
【0026】実施例4 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩500gをハイスピードミキサーに仕込み、ハイ
スピードミキサー内を温度50℃、関係湿度95%に保
ち、60分間混合し、得られた粉末の結晶形をDSCチ
ャートにより確認した結果、全て結晶質L−アスコルビ
ン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩であることが判
明した。
ウム塩500gをハイスピードミキサーに仕込み、ハイ
スピードミキサー内を温度50℃、関係湿度95%に保
ち、60分間混合し、得られた粉末の結晶形をDSCチ
ャートにより確認した結果、全て結晶質L−アスコルビ
ン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩であることが判
明した。
【0027】実施例5 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシ
ウム塩20gに1リットルの水を加え2W/V%とし、
50〜60℃に加温溶解した。得られた溶液をろ過し、
ろ液を減圧下で濃縮し、90mlの溶液を得た。得られ
た溶液のL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩の濃度[析出したAPMgと水に溶けているA
PMgの合計重量(g)/水の体積(ml)]×100
(%)は22W/V%であった。その後、室温まで冷却
し、結晶を析出させ、3時間放置して目的の結晶を得
た。得られた結晶についてDSCチャートにより確認し
た結果、全て結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エス
テルマグネシウム塩であることが判明した。
ウム塩20gに1リットルの水を加え2W/V%とし、
50〜60℃に加温溶解した。得られた溶液をろ過し、
ろ液を減圧下で濃縮し、90mlの溶液を得た。得られ
た溶液のL−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネ
シウム塩の濃度[析出したAPMgと水に溶けているA
PMgの合計重量(g)/水の体積(ml)]×100
(%)は22W/V%であった。その後、室温まで冷却
し、結晶を析出させ、3時間放置して目的の結晶を得
た。得られた結晶についてDSCチャートにより確認し
た結果、全て結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エス
テルマグネシウム塩であることが判明した。
【0028】試験例1 実施例1で得られた結晶質L−アスコルビン酸−2−燐
酸エステルマグネシウム塩について密閉容器中、60℃
下での残存率を測定し、非晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩[ホスピタンC(商品
名)、昭和電工(株)製]と比較することによりその安
定性を評価した。結果を表1に示す。
酸エステルマグネシウム塩について密閉容器中、60℃
下での残存率を測定し、非晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩[ホスピタンC(商品
名)、昭和電工(株)製]と比較することによりその安
定性を評価した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、本発明による結
晶は優れた安定性を有する。
晶は優れた安定性を有する。
【0031】試験例2 実施例1で得られた結晶質L−アスコルビン酸−2−燐
酸エステルマグネシウム塩について、40℃における吸
湿平衡を調べ、非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エ
ステルマグネシウム塩[ホスピタンC(商品名)、昭和
電工(株)製]と比較し、吸湿特性を評価した。結果を
図5に示す。吸湿速度が環境に左右されない安定なもの
であることを確認した。
酸エステルマグネシウム塩について、40℃における吸
湿平衡を調べ、非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エ
ステルマグネシウム塩[ホスピタンC(商品名)、昭和
電工(株)製]と比較し、吸湿特性を評価した。結果を
図5に示す。吸湿速度が環境に左右されない安定なもの
であることを確認した。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、非晶質を含まず高純度
で優れた安定性を有する結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩が簡便かつ短時間で得ら
れる。
で優れた安定性を有する結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩が簡便かつ短時間で得ら
れる。
【図1】 本発明による結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の粉末X線回折スペクト
ル(CuKα線、40kV,40mA)である。図中、
縦軸は回折強度(単位:カウント/秒)を、横軸は回折
角(単位:20(°))を示す。
−燐酸エステルマグネシウム塩の粉末X線回折スペクト
ル(CuKα線、40kV,40mA)である。図中、
縦軸は回折強度(単位:カウント/秒)を、横軸は回折
角(単位:20(°))を示す。
【図2】 非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステ
ルマグネシウム塩の粉末X線回折スペクトル(CuKα
線、40kV,40mA)である。図中、縦軸は回折強
度(単位:カウント/秒)を、横軸は回折角(単位:2
0(°))を示す。
ルマグネシウム塩の粉末X線回折スペクトル(CuKα
線、40kV,40mA)である。図中、縦軸は回折強
度(単位:カウント/秒)を、横軸は回折角(単位:2
0(°))を示す。
【図3】 本発明による結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の赤外線吸収スペクトル
(流動パラフィン法)である。図中、縦軸は透過率
(%)を、横軸は波数(cm-1)を示す。
−燐酸エステルマグネシウム塩の赤外線吸収スペクトル
(流動パラフィン法)である。図中、縦軸は透過率
(%)を、横軸は波数(cm-1)を示す。
【図4】 本発明による結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩(実施例1のサンプル)
の示差熱分析チャートである。図中、縦軸は発熱量を、
横軸は温度(℃)を示す。
−燐酸エステルマグネシウム塩(実施例1のサンプル)
の示差熱分析チャートである。図中、縦軸は発熱量を、
横軸は温度(℃)を示す。
【図5】 本発明による結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩、および非晶質L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の40℃
における吸湿平衡曲線を示す。図中、縦軸は吸湿率
(%)を、横軸は相対湿度(%)を示す。また、図中の
記号は以下の意味を示す。 ○‥非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩 ●‥結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩
−燐酸エステルマグネシウム塩、および非晶質L−アス
コルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の40℃
における吸湿平衡曲線を示す。図中、縦軸は吸湿率
(%)を、横軸は相対湿度(%)を示す。また、図中の
記号は以下の意味を示す。 ○‥非晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩 ●‥結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩
【図6】 本発明による結晶質L−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩(実施例5のサンプル)
の示差熱分析チャートである。図中、縦軸は発熱量を、
横軸は温度(℃)を示す。
−燐酸エステルマグネシウム塩(実施例5のサンプル)
の示差熱分析チャートである。図中、縦軸は発熱量を、
横軸は温度(℃)を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩を水溶媒下で結晶化させることを特徴と
する結晶質L−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグ
ネシウム塩の製造法。 - 【請求項2】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩の加温水溶液を冷却する請求項1記載の
製造法。 - 【請求項3】 加温水溶液中のL−アスコルビン酸−2
−燐酸エステルマグネシウム塩の濃度が約0.2〜約2
0W/V%である請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】 加温水溶液の温度が約40〜約60℃で
ある請求項2記載の製造法。 - 【請求項5】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩の水溶液を濃縮して結晶化を行う請求項
1〜4のいずれか1記載の製造法。 - 【請求項6】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩が約15〜約50W/V%になるまで濃
縮する請求項5記載の製造法。 - 【請求項7】 水の噴霧下で結晶化を行う請求項1記載
の製造法。 - 【請求項8】 L−アスコルビン酸−2−燐酸エステル
マグネシウム塩を水溶媒下で結晶化させて得られるL−
アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12355694A JP3623531B2 (ja) | 1993-06-07 | 1994-06-06 | 結晶質l−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-135746 | 1993-06-07 | ||
JP13574693 | 1993-06-07 | ||
JP12355694A JP3623531B2 (ja) | 1993-06-07 | 1994-06-06 | 結晶質l−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0753581A true JPH0753581A (ja) | 1995-02-28 |
JP3623531B2 JP3623531B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=26460448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12355694A Expired - Fee Related JP3623531B2 (ja) | 1993-06-07 | 1994-06-06 | 結晶質l−アスコルビン酸−2−燐酸エステルマグネシウム塩の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3623531B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0908435A1 (en) * | 1997-10-13 | 1999-04-14 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for purifying transition metal compound and method for producing the same |
US6299912B1 (en) | 1999-04-23 | 2001-10-09 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Preparation for administration to animals and feeding method thereof |
JP2003073353A (ja) | 1995-07-17 | 2003-03-12 | Warner Lambert Co | 結晶性の〔R−(R*,R*)〕−2−(4−フルオロフェニル)−β,δ−ジヒドロキシ−5−(1−メチルエチル)−3−フェニル−4−〔(フェニルアミノ)カルボニル〕−1H−ピロール−1−ヘプタン酸ヘミカルシウム塩(アトルバスタチン) |
JP2007516952A (ja) | 2003-12-26 | 2007-06-28 | 日産化学工業株式会社 | キノリン化合物の結晶形及びその製造法 |
JP2010506932A (ja) * | 2006-10-20 | 2010-03-04 | シノファーム シンガポール ピーティーイー,リミテッド | 結晶性の無水ドセタキセルの製造方法 |
JP2014169319A (ja) * | 2007-02-23 | 2014-09-18 | Hovione Inter Ltd | 結晶性ミノサイクリン塩基及びその製造方法 |
US9492456B2 (en) | 2007-09-21 | 2016-11-15 | Epiphany Biosciences, Inc. | Valomaciclovir polymorphs |
JP2017165787A (ja) * | 2012-12-22 | 2017-09-21 | 山▲東▼亨利医▲薬▼科技有限▲責▼任公司 | ミネラルコルチコイド受容体拮抗剤としての化合物の結晶形及びその調製方法 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP12355694A patent/JP3623531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073353A (ja) | 1995-07-17 | 2003-03-12 | Warner Lambert Co | 結晶性の〔R−(R*,R*)〕−2−(4−フルオロフェニル)−β,δ−ジヒドロキシ−5−(1−メチルエチル)−3−フェニル−4−〔(フェニルアミノ)カルボニル〕−1H−ピロール−1−ヘプタン酸ヘミカルシウム塩(アトルバスタチン) |
EP0908435A1 (en) * | 1997-10-13 | 1999-04-14 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for purifying transition metal compound and method for producing the same |
US6299912B1 (en) | 1999-04-23 | 2001-10-09 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Preparation for administration to animals and feeding method thereof |
JP2007516952A (ja) | 2003-12-26 | 2007-06-28 | 日産化学工業株式会社 | キノリン化合物の結晶形及びその製造法 |
JP2014205719A (ja) * | 2003-12-26 | 2014-10-30 | 日産化学工業株式会社 | キノリン化合物の結晶形及びその製造方法 |
JP2010506932A (ja) * | 2006-10-20 | 2010-03-04 | シノファーム シンガポール ピーティーイー,リミテッド | 結晶性の無水ドセタキセルの製造方法 |
JP2014169319A (ja) * | 2007-02-23 | 2014-09-18 | Hovione Inter Ltd | 結晶性ミノサイクリン塩基及びその製造方法 |
JP2017039742A (ja) * | 2007-02-23 | 2017-02-23 | ホビオネ サイエンティア リミテッド | 結晶性ミノサイクリン塩基及びその製造方法 |
JP2019142882A (ja) * | 2007-02-23 | 2019-08-29 | ホビオネ サイエンティア リミテッド | 結晶性ミノサイクリン塩基及びその製造方法 |
US9492456B2 (en) | 2007-09-21 | 2016-11-15 | Epiphany Biosciences, Inc. | Valomaciclovir polymorphs |
JP2017165787A (ja) * | 2012-12-22 | 2017-09-21 | 山▲東▼亨利医▲薬▼科技有限▲責▼任公司 | ミネラルコルチコイド受容体拮抗剤としての化合物の結晶形及びその調製方法 |
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---|---|
JP3623531B2 (ja) | 2005-02-23 |
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