JPH0753289Y2 - ガラスアンテナの接続構造 - Google Patents

ガラスアンテナの接続構造

Info

Publication number
JPH0753289Y2
JPH0753289Y2 JP1991089376U JP8937691U JPH0753289Y2 JP H0753289 Y2 JPH0753289 Y2 JP H0753289Y2 JP 1991089376 U JP1991089376 U JP 1991089376U JP 8937691 U JP8937691 U JP 8937691U JP H0753289 Y2 JPH0753289 Y2 JP H0753289Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
terminal
conductive terminal
connection structure
reactance element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991089376U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0541210U (ja
Inventor
西川一也
田所伸吾
藤井宏征
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP1991089376U priority Critical patent/JPH0753289Y2/ja
Publication of JPH0541210U publication Critical patent/JPH0541210U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0753289Y2 publication Critical patent/JPH0753289Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車などの車両用窓
ガラスに設けられたガラスアンテナの接続構造に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】ガラスアンテナはそれ自身受
信利得がポールアンテナに比べ低いので、単独で使用す
るときなどにおいて、コンデンサー、コイルなどのリア
クタンス素子を設けてアンテナと受信機とのインピーダ
ンスマッチングを図ることが試みられている。
【0003】この場合、リアクタンス素子を給電点から
離れ末端に設けると不整合損失が発生し、好ましくなく
給電点に近い場所に設けた方が好ましい。給電点近傍に
このおようなリアクタンス素子を設けるものとして特開
平2−67804号、実開平2−36204号などが提
案されている。
【0004】しかしながら、このような接続構造は給電
点に接続される導電端子に電子部品を装着する点では優
れているが、セラミック基板上に電子部品を装着するも
のであるから、コスト高になるばかりか、導電端子自身
を大型化する必要があり、既存の導電端子を使用するこ
とは不可能である。また、電子部品を樹脂モールドで封
入してしまうので、実開平2−36204号に示される
ような端子片あるいはリード線などを突出させておき、
給電点と接続する必要があるので、ガラスに導電端子を
接着する場合には、アンテナに接続されない端子座に一
対の台座を半田付けした後に端子片などを給電点に半田
付けする必要があり、作業性が悪く、端子片などが曲が
ったり、接着強度がばらつくことがあり、受信利得を低
下させる恐れがある。
【0005】本考案はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、既存の導電端子、リード線あるいは同軸ケー
ブルの先端に装着される雌型の端子を利用してリアクタ
ンス素子を装着可能にするとともに、作業性をも向上さ
せたガラスアンテナの接続構造を提供することを目的と
する。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、板ガラスに
配設されたアンテナから、先端にリード線を圧着する圧
着部を有する導電端子を介して、リード線に接続される
ガラスアンテナの接続構造において、リード線被覆を圧
着する圧着部を有する導電端子の該圧着部近傍にリアク
タンス素子の下部電極を半田付けし、上部電極にリード
線の導体を半田付けするとともに、該端子をアンテナの
給電座に接着するか、板ガラスに配設されたアンテナか
ら、先端に雄型接触部を有する導電端子を介して、リー
ド線に接続されるガラスアンテナの接続構造において、
該リード線の先端には、前記導電端子の雄型接触部と嵌
合する雌型端子を圧着し、該雌型端子の圧着部近傍にリ
アクタンス素子の下部電極を半田付けし、上部電極にリ
ード線の導体を半田付けするか、板ガラスに配設された
アンテナから、先端に雄型接触部を有する導電端子を介
して、同軸ケーブルに接続されるガラスアンテナの接続
構造において、該同軸ケーブルの先端には、前記導電端
子の雄型接触部と嵌合する雌型端子を圧着し、該雌型端
子の圧着部近傍にリアクタンス素子の下部電極をを半田
付けし、上部電極に同軸ケーブルの導体を半田付けする
ようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】給電座に接続される導電端子には通常リード線
が接続され、該リード線にさらにラジオ受信機などに連
なる同軸ケーブルが接続される。この場合導電端子とリ
ード線の接続は、リード線に圧着された導電端子を直接
給電座に接続するか、雄型接触部を有する導電端子とリ
ード線先端に圧着された雌型端子の嵌合により行われ
る。
【0008】前者の場合には圧着部近傍の導電端子のス
ペ−スに、薄型コンデンサ−などのリアクタンス素子の
下部電極を半田付けし、上部電極にリード線あるいは同
軸ケーブルなどの導体を半田付けすることにより、既存
の導電端子を利用して容易にリアクタンス素子を装着す
ることができる。
【0009】後者の場合には、雌型端子は導電端子の雄
型端子と嵌合する接触部、リード線の被覆を圧着する圧
着部、接触部と圧着部を連設する連結部から構成され、
さらに、連結部は導体を圧着するための一対の挟持刃を
両側に形成されており、通常はこの部分でリード線を圧
着する構造になっているが、本考案では、この連結部を
導体圧着部としては使わず、挟持刃は除去するか、その
まま開いたままの状態にして、このスペ−スに薄型コン
デンサ−などのリアクタンス素子の下部電極をを半田付
けし、上部電極にリード線あるいは同軸ケーブルなどの
導体を半田付けすることにより、既存の雌型端子を利用
して容易にリアクタンス素子を装着することができる。
また、給電座に接続される雄型接触部を有する導電端子
に直接同軸ケーブル先端に圧着した雌型接触部を嵌合し
て接続することも可能であるが、この場合にも、連結部
のスペ−スに容易にリアクタンス素子を装着することが
できる。
【0010】また、端子とリアクタンス素子との接続は
端子片やリード線によらずリアクタンス素子を直に半田
付けするものであるから、接着強度などばらつきがな
く、受信利得の低下などを招来することもない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本考案を詳細に
説明する。図1、図2、図3はそれぞれ本考案の実施例
1、実施例2、実施例3におけるガラスアンテナの接続
構造を示す要部斜視図である。
【0012】実施例1 給電座に接続される導電端子にリアクタンス素子を装着
したた場合について例示する。
【0013】図1に示すように、車両用の窓として装着
される板ガラス1の車内側には線条アンテナ2(一部の
み示す)と給電座3が導電ペーストによりスクリーン印
刷、焼成されて形成されている。リード線4の一方の端
部に圧着された導電端子5が給電座3に半田付けされ、
他方の端部には図示しない雄型あるいは雌型の端子を圧
着し、ラジオ受信機あるいはTV受像機などに連なる同
軸ケーブルの先端に圧着された雌型あるいは雄型の端子
と嵌合する。
【0014】導電端子5は一対の台座51 、51 、リー
ド線4の絶縁被覆を圧着する被覆圧着部52 、一対の台
座を連結するブリッジブ部53 、ブリッジ部53 と被覆
圧着部52 を連結する連結部5から構成され、既存の圧
着タイプの導電端子には、被覆圧着部52 に隣接した連
結部54 の両側にはリード線の導体を圧着する挟持刃を
具備しているが、本実施例では切断、除去して使用し
た。
【0015】導電端子のこの絶縁被覆圧着部52 近傍に
は、薄型のリアクタンス素子6としてのコンデンサ−の
下部電極を半田付けし、コンデンサ−の上部電極61
リード線4の導体41 を半田付けし、圧着部(挟持刃)
2 によりリード線4の絶縁被覆42 を圧着する。
【0016】このようにしてリアクタンス素子を既存の
導電端子を利用して容易に、しかも安定して装着するこ
とができる。 実施例2 リード線4の端部に、導電端子5の雄型接触部と嵌合す
る雌型端子を圧着し、該雌型端子にリアクタンス素子を
装着したた場合について例示する。
【0017】図2に示すように、実施例1と同様の線条
アンテナ2(一部のみ示す)と給電座3が導電ペースト
によりスクリーン印刷、焼成されて形成され、給電座3
には雄型接触部55 を有する導電端子5が半田付けされ
ている。リード線4の一方の端部には導電端子5の雄型
接触部55 と嵌合される雌型の接触部71 、リード線の
被覆を圧着する被覆圧着部(挟持刃)72 、これらを連
接する連結部73 から構成される雌型端子7が導電端子
5の雄型接触部55 に嵌合され、図示しないリード線4
の他方の端部には雄型あるいは雌型の端子が圧着され、
同軸ケーブル先端の雌型あるいは雄型の端子と嵌合され
てラジオなどの受信機に接続される。
【0018】なお、既存の雌型端子には連結部の両側に
挟持刃を具備しているが、本実施例では切断、除去して
使用した。雌型端子の連結部73 には、薄型のリアクタ
ンス素子6としてのコンデンサ−の下部電極を半田付け
し、コンデンサ−の上部電極61 にリード線4の導体4
1を半田付けし、圧着部(挟持刃)72 によりリード線
4の絶縁被覆42 を圧着する。
【0019】このようにしてリアクタンス素子を既存の
雌型端子を利用して容易に、しかも安定して装着するこ
とができる。 実施例3 同軸ケーブルの端部に、実施例2で示したような導電端
子5の雄型接触部と嵌合する雌型端子を圧着し、該雌型
端子にリアクタンス素子を装着したた場合について例示
する。
【0020】図3(導電端子側は図示省略)に示すよう
に、同軸ケーブル8の先端には、雌型の接触部71 、同
軸ケーブルの誘電体82 を圧着する被覆圧着部(挟持
刃)72 、これらを連接する連結部73 から構成される
雌型端子7が圧着され、図2に示すような導電端子の雄
型接触部に嵌合される。
【0021】なお、既存の雌型端子には連結部の両側に
挟持刃を具備しているが、本実施例でも実施例2と同様
に、切断、除去して使用した。雌型端子7の連結部73
には、薄型のリアクタンス素子6としてのコンデンサ−
の下部電極を半田付けし、コンデンサ−の上部電極61
に同軸ケーブル8の導体(内部導線)81 を半田付け
し、圧着部72 により同軸ケーブルの誘電体82を圧着
するとともに、同軸ケーブル8の外部導線83 は図示し
ない近傍の自動車の車体に接地し、同軸ケーブルの他端
はラジオ受信機あるいはTV受信機などに接続される。
【0022】このようにしてリアクタンス素子を既存の
雌型端子を利用して容易に、しかも安定して装着するこ
とができる。以上、好適な実施例により説明したが、本
考案はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。
【0023】リアクタンス素子については実施例で示し
たコンデンサー以外にも、薄型の円盤状コイルなども使
用することができる。雄型接触部を有する導電端子と嵌
合する雌型の端子について、連結部は既存の端子を使用
する場合にはリード線あるいは同軸ケーブルの導体を圧
着する挟持刃が具備されているので、実施例のように挟
持刃を切断、除去して使用するが、リアクタンス素子の
外径が連結部の幅より小さい場合には、挟持刃を締めつ
けない状態で残して使用してもよい。既存の端子を使用
せず、連結部の両側に導体挟持刃を具備しない端子を製
作して使用しても勿論よい。
【0024】
【考案の効果】本考案のガラスアンテナの接続構造は、
先端にリード線を圧着する圧着部を有する導電端子の圧
着部近傍か、雄型接触部を有する導電端子と嵌合する雌
型の端子の連結部にリアクタンス素子を装着するもので
あるから、既存の導電端子あるいは雌型の端子を利用可
能にするとともに、作業性をも向上させるという効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1におけるガラスアンテナの接
続構造を示す要部斜視図である。
【図2】本考案の実施例2におけるガラスアンテナの接
続構造を示す要部斜視図である。
【図3】本考案の実施例3におけるガラスアンテナの接
続構造の同軸ケーブルの一部を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 線条アンテナ 3 給電座 4 リード線 5 導電端子 6 リアクタンス素子 7 雌型端子 8 同軸ケーブル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ガラスに配設されたアンテナから、先端
    にリード線を圧着する圧着部を有する導電端子を介し
    て、リード線に接続されるガラスアンテナの接続構造に
    おいて、リード線被覆を圧着する圧着部を有する導電端
    子の該圧着部近傍にリアクタンス素子の下部電極を半田
    付けし、上部電極にリード線の導体を半田付けするとと
    もに、該端子をアンテナの給電座に接着するようにした
    ことを特徴とするガラスアンテナの接続構造。
  2. 【請求項2】板ガラスに配設されたアンテナから、先端
    に雄型接触部を有する導電端子を介して、リード線に接
    続されるガラスアンテナの接続構造において、該リード
    線の先端には、前記導電端子の雄型接触部と嵌合する雌
    型端子を圧着し、該雌型端子の圧着部近傍にリアクタン
    ス素子の下部電極を半田付けし、上部電極にリード線の
    導体を半田付けするようにしたことを特徴とするガラス
    アンテナの接続構造。
  3. 【請求項3】板ガラスに配設されたアンテナから、先端
    に雄型接触部を有する導電端子を介して、同軸ケーブル
    に接続されるガラスアンテナの接続構造において、該同
    軸ケーブルの先端には、前記導電端子の雄型接触部と嵌
    合する雌型端子を圧着し、該雌型端子の圧着部近傍にリ
    アクタンス素子の下部電極を半田付けし、上部電極に同
    軸ケーブルの導体を半田付けするようにしたことを特徴
    とするガラスアンテナの接続構造。
JP1991089376U 1991-10-30 1991-10-30 ガラスアンテナの接続構造 Expired - Lifetime JPH0753289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991089376U JPH0753289Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 ガラスアンテナの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991089376U JPH0753289Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 ガラスアンテナの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0541210U JPH0541210U (ja) 1993-06-01
JPH0753289Y2 true JPH0753289Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=13968971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991089376U Expired - Lifetime JPH0753289Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 ガラスアンテナの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753289Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63129308U (ja) * 1987-02-17 1988-08-24
JP3097209U (ja) * 2003-04-08 2004-01-22 瑞智精密股▲ふん▼有限公司 渦巻式コンプレッサーのカバーリング構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0541210U (ja) 1993-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04116411U (ja) ガラスアンテナの接続構造
JPH04545Y2 (ja)
CN109328416B (zh) 用于天线的连接器、包括连接器的装配玻璃以及包括连接器的天线系统
JP2003077730A (ja) コモンモードチョークコイル
JPS62293601A (ja) 電気受動素子
US5281760A (en) Terminal fitting for a high voltage resistor wire
JPH0753289Y2 (ja) ガラスアンテナの接続構造
US5724717A (en) Method of making an electrical article
JPH0753288Y2 (ja) ガラスアンテナの接続構造
US7008273B2 (en) Cable connector assembly and method of making the same
JP2003508949A (ja) フレキシブルなアンテナ放射器
CN218731811U (zh) 一种铜接线端子
JPH0756496Y2 (ja) 窓ガラスアンテナ用給電端子装置
US4291362A (en) Feed through capacitors and method of installing
JP2003249318A (ja) 電子素子内蔵コネクタ端子構造
JP2001230616A (ja) ガラスアンテナ装置
JPH0638377Y2 (ja) 電線接続端子
JPH051125Y2 (ja)
JPH032981Y2 (ja)
JP2584265Y2 (ja) 同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造
JPS6230289Y2 (ja)
JPS6127087Y2 (ja)
JP2003187926A (ja) 同軸コネクタ
JPH0713295Y2 (ja) ガラスアンテナの接続構造
JP3569611B2 (ja) ガラスアンテナ用チョークコイル