JPH032981Y2 - - Google Patents

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JPH032981Y2
JPH032981Y2 JP11780885U JP11780885U JPH032981Y2 JP H032981 Y2 JPH032981 Y2 JP H032981Y2 JP 11780885 U JP11780885 U JP 11780885U JP 11780885 U JP11780885 U JP 11780885U JP H032981 Y2 JPH032981 Y2 JP H032981Y2
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antenna
glass
line
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plug
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パーソナル無線や自動車電話など自
動車等における送受信兼用アンテナなどに用いら
れ、とくに、窓ガラスのようなガラス面上に形成
されるガラスアンテナに関する。
〔従来の技術〕
自動車のラジオ受信機などで受信専用のVHF
帯ガラスアンテナを外部の給電線に接続する場
合、自動車用低周波接栓を用いている。けれども
この低周波接栓は、VSWRが悪く、同軸給電線
用が無く、接地アンテナ専用であるなどにより、
送信用でしかもUHF帯に転用することができな
かつた。
このため、従来は、UHF帯送受信兼用ガラス
アンテナを外部の同軸給電線に接続する場合、N
型、BNC型接栓をガラスエツジに接着により固
定しガラスアンテナと半田付けするか、接栓を用
いずに給電線を直接半田付けしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら接栓をガラスエツジに接着したあ
と半田付けしたり、また直接半田付けする方法
は、作業が面倒で簡単に組付け出来ないほか、一
度接続してしまうと分離出来ないので他の組立工
程に制約を与え、またBNC型接栓ではコストが
高くつくなど量産化に適さないという問題があつ
た。
本考案は上記従来の技術の問題に鑑みなされた
もので、VSWRが良好で送信用に使用でき、組
付けが簡単で量産に適し、コストの安いガラスア
ンテナを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るガラスアンテナでは、ガラス面上
に形成したガラスアンテナの引出線路の端部にア
ンテナ側端子を設け、一方、給電線の端部に接栓
を固定し、この接栓にアンテナ側端子と着脱自在
に結合する給電線側端子を設け、この給電線側端
子を給電線の導体と接続するとともに、ガラス面
又は接栓に、アンテナ側端子と給電線側端子を嵌
合した際アンテナ側端子及び給電線側端子に接触
するガラスと同じ比誘電率を有す接触部材を備え
るようになつている。
〔作用〕
本考案に係るガラスアンテナでは、ガラスアン
テナの引出線路の端部に突設したアンテナ側端子
に、給電線に固定した接栓に設けた給電線側端子
を結合することにより簡単に組付けることがで
き、逆にアンテナ側端子と給電線側端子の結合を
解くことで簡単に取外すことができる。
また、ガラス面上に形成したガラスアンテナの
引出線路の特性インピーダンスは、誘電体である
ガラスの影響を受けるが、接栓側においても、ア
ンテナ側端子に接栓を嵌めたとき、ガラスと同じ
比誘電率を有する接触部材が、アンテナ側端子及
び給電線側端子に接触するので、導体と誘電体が
前記引出線路と同じ配置関係となり特性インピー
ダンスが線路側とほぼ等しくなる。
このため線路側と接栓側で特性インピーダンス
が整合する。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図は、本考案に係るガラスアンテナの基本的
な構成を示す図である。
ガラス10の表面にUHF帯送受信兼用のアン
テナパターン12が設けらており、このアンテナ
パターン12は接栓13(第4図参照)及び同軸
給電線14によつて図示しない無線機と接続され
ている。アンテナパターン12は、全体が貼付、
蒸着、焼付等により基板の機能を有するガラス1
0の上にパターン形成されてなる。
このアンテナパターン12は、直線上に設けら
れた一対のダイポールアンテナ素子18,20が
垂直になるように配設されたアンテナ部16を有
している。このアンテナ部16が垂直に設けられ
ることにより水平面内の指向性が均一となる。
アンテナ部16には、中央部に引出部22が延
設されており、アンテナ部16に対し直角方向に
延長されている。この引出部22は、ダイポール
アンテナ素子18,20の端部に接続された互い
に平行な引出線24,26とから成る。この内、
引出線24は、接栓13を介して同軸給電線14
の中心線28と接続される信号引出線であり、引
出線26は同軸給電線14のシールド線30と接
続されるシールド用の引出線である。
引出線24に対し、引出線26の反対側には、
引出線26とともに引出線24を挾むようにして
シールド用の引出線32が備えられている。この
引出線32はダイポールアンテナ素子18の近傍
からガラス10の端部まで引出線24,26と平
行に延長されている。
この引出線32は接栓13を介して同軸給電線
14のシールド線30と接続される。引出線2
4,26,32はアンテナパターン12の内、引
出線路33を形成しており、同軸給電線14を平
面形状化したものである。引出線32は引出線2
6とともに引出線24をシールドしSN比やアン
テナ特性の向上を図るためのものである。
引出線32と26の途中からは各々上下に直角
に枝分かれしたのち、L字状に曲析し引出線3
2,26と平行にダイポールアンテナ素子18,
20近くまで延設された平衡・不平衡変換素子3
4,36が設けられている。この平衡・不平衡変
換素子34,36は、所謂バランとしての機能を
有している。
このように構成されたアンテナパターン12に
於いて、各部の寸法は次のように決める。
まず、アンテナ部16の長さl1について、一般
的に半波長ダイポールアンテナの長さLは次式で
表される。
L=(150/)・K …(1) K=1/√ 但し、 L:半波長アンテナの全長〔m〕 〓:使用周波数〔MHz〕 K:波長短縮率 εs:誘電体の比誘電率 ところが(1)式は、アンテナ素子が比誘電率εsの
物質に埋設された場合に成立するもので、第1図
に示すようにガラス10の表面にアンテナ部16
を配置させた場合には成立しない。
そこで本考案者が、第1図のl1を変化させてア
ンテナ利得Gが最大となるl1の値から、逆に見か
け上の波長短縮率K′、見かけの比誘電率εs′を算
出したところ、ガラス10の厚さt=4〜15mm、
εs≒6のとき、εs′≒0.5εs、K′≒0.57であること
がわかつた。(1)式を書き直すと、 l1=(150/)(1/√2) …(2) となる。この(2)式に従つて、l1の長さを設定すれ
ばよい。
次に、平衡・不平衡変換素子34,36の長さ
l2は、通常、アンテナ全長の半分とされるので、
(2)式で求めたl1の1/2とすればよい。
また、引出線24の線幅l3、引出線26,32
の間隔l4、引出線26,32の線幅l5は、ガラス
10の比誘電率εs、引出線路33の特性インピー
ダンス、VSWRに関係する。l5をパラメータとし
てl4/l3とVSWRの大きさの関係を求めるとガラ
ス10の厚さt=4〜15mm、εs≒6の場合第2図
のようになる。
VSWRは小さい程アンテナ特性上好ましいの
で、第2図の最小となる条件に設定すればよい。
例えばl4が視認性に影響を与えることを考慮して
l5≒5mmとしたときl4/l3≒5とすればVSWR≦
1.5となる送受信兼用アンテナとしての実用性を
持つ。
また、この場合、引出線路33の特性インピー
ダンスは同軸給電線14と同じ50Ωとなる。
尚、平衡・不平衡変換素子34,36の線幅l6
はl5と同程度にしてある。
引出線路33と同軸給電線14を接続する接栓
13は、特性インピーダンスが引出線路33、同
軸給電線14と等しくなるように構成されてお
り、ガラスアンテナのVSWRを悪化させないよ
うになつている。
第3図は接栓13の具体的構成を示す。
まず、引出線路33の端部には各引出線24,
26,32にガラス10より上方へ立上がつたの
ちガラス10の端方向へ折曲されガラス10と平
行に突出されたL字状の雄端子50,52,54
が接続若しくは溶着などにより固着されている。
これら雄端子50,52,54は自動車の電装に
通常用いられる端子を使うことができる。
一方、同軸給電線14の先端には雌側の接栓1
3が装着されている。この接栓13は上面中央部
に断面が半円形の溝56を有する接栓本体58
と、接栓本体58の先端下側の段部60に接着等
により固着された接触部材62と、この接触部材
62の上面に前記雄端子50,52,54に対応
して接着などにより装着された雌端子64,6
6,68と、同軸給電線14を固定するための固
定金具70、止めネジ72とから成る。
接栓13は、同軸給電線14の先端部を溝56
に嵌込んだのち、上から固定金具70を止めネジ
72で接栓本体58にネジ止めし同軸給電線14
を接栓本体58に押え付けて固定する。なお、雌
端子64を同軸給電線14の中心線28とハンダ
付けし、雌端子66,68をシールド線30とハ
ンダ付けすることで予め同軸給電線14に取付け
ておく。
接触部材62はガラス10と同じ比誘電率を有
しており、接触部材62の下面から雌端子64,
66,68までの高さが、ガラス10から雄端子
50,52,54までの高さと一致している。
接触部材62はガラス10と同じガラス若しく
はプラスチツク材などから形成されている。又接
栓本体58の材質は任意であるが、接触部材62
と接栓本体58をプラスチツク材などで一体的に
形成することもできる。
接触部材62の前端は雌端子64,66,68
の先端とほぼ面一になつている。
このように構成された接栓13を引出線路33
に組付ける場合、雄端子50,52,54に雌端
子64,66,68の先端を嵌めガラス面10と
行に接栓13を押込めばよい。雌端子64,6
6,68の内径は雄端子50,52,54の外径
より僅かに小さく形成されており雌端子64,6
6,68に設けた割溝74により確実に結合でき
るようになつている。
そして接栓13が最後まで押込されると接触部
材62の前端が雄端子50,52,54の立上が
り部76,78,80に接触する。一方、雌端子
64,66,68の下側には予め接触部材62が
接触しているので、引出線路33に接栓13を接
続したあとの接続部分を成す雄端子50,52,
54及び雌端子64,66,68の導体がガラス
10と同じ比誘電率を有する接触部材62と接触
することになる。
従つて導体である雄端子50,52,54、雌
端子64,66,68と接触部材62との配置関
係が導体である引出線24,26,32とガラス
10との配置関係と近似した状態となり、かつ、
接触部材62とガラス10の比誘電率が等しいの
で端子における特性インピーダンスが引出線路3
3の特性インピーダンスと等しくなる。
このため、端子から見て引出線路33側と同軸
給電線14側の両者の整合が図られることにな
り、アンテナ側で設定したVSWRは悪化せず良
好なアンテナ特性を得ることができる。
接栓13をガラス10から取外したい場合は、
接栓13を取付時とは逆方向に引けばよい。
尚、第3図ではガラス平面図と同一方向に同軸
給電線を引出す場合について説明したが、直角方
向に引出すように構成してもよい。
また、接触部材は上記実施例のように接栓側に
備える他、ガラス面側に備えてもよく、更に、接
栓側とガラス面側の両方に装備してもよい。
本考案とは別に、第3図における接栓側におい
て雌端子をガラス10の比誘電率よりも小さい所
定の比誘電率を有する誘電体部材に埋設し又は挾
る込んで、等価的に雌端子を本考案の如く片面か
らガラスと同じ比誘電率を有する誘電体部材に接
触させたのと同じ特性を持たせることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るガラスアンテ
ナによれば、ガラス面上に形成したガラスアンテ
ナの引出線路の端部にアンテナ側端子を設け、一
方、給電線の端部に接栓を固定し、この接栓にア
ンテナ側端子と着脱自在に結合する給電線側端子
を設けたので、簡単に接栓の組付けや取外しを行
うことができ作業の手間が掛からず量産化に好適
である。
また、アンテナ側端子と接栓を嵌めたとき、ガ
ラスと同じ比誘電率を有する接触部材が、アンテ
ナ側端子及び給電線側端子と接触するので、導体
と誘電体が前記引出線路と同じ配置関係となり特
性インピーダンスが引出線路とほぼ等しくなる。
このため線路側と接栓側で特性インピーダンス
が整合しVSWRを悪化させることなく良好な値
に保つことができる。
更に、アンテナ側端子や給電線側端子には安価
な端子を流用でき、接栓の材質もプラスチツクや
ガラスなどを使用できるので材料コストが安いと
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る送受信兼用ガラスアンテ
ナの基本構成を示す概略図、第2図はアンテナパ
ターンの寸法諸元とVSWRとの関係を示す線図、
第3図は第1図中の接栓を拡大して示す斜視図で
ある。 10……ガラス、12……アンテナパターン、
13……接栓、14……同軸給電線、33……引
出線路、50,52,54……雄端子、62……
接触部材、64,66,68……雌端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス面上に形成したガラスアンテナの引出線
    路の端部にアンテナ側端子を設け、一方、給電線
    の端部に接栓を固定し、この接栓にアンテナ側端
    子と着脱自在に結合する給電線側端子を設け、こ
    の給電線側端子を給電線の導体と接続するととも
    に、ガラス面又は接栓に、アンテナ側端子と給電
    線側端子を嵌合した際アンテナ側端子及び給電線
    側端子に接触するガラスと同じ比誘電率を有す
    る、接触部材を備えたことを特徴とするガラスア
    ンテナ。
JP11780885U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH032981Y2 (ja)

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